JP3155914B2 - かご落下防止装置の試験装置 - Google Patents

かご落下防止装置の試験装置

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JP3155914B2
JP3155914B2 JP26706595A JP26706595A JP3155914B2 JP 3155914 B2 JP3155914 B2 JP 3155914B2 JP 26706595 A JP26706595 A JP 26706595A JP 26706595 A JP26706595 A JP 26706595A JP 3155914 B2 JP3155914 B2 JP 3155914B2
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孝文 寺尾
洋 郷古
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はかご落下防止装置の
試験装置に係わり、特に、主索の張力検出装置によって
作動するエレベータのかご落下防止装置の試験装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のかご落下防止装置は、特開昭58
−59181号公報に記載のようにかご床下に主索に接
した検出ローラを有し、この検出ローラで主索の張力変
化を検出してかご落下防止装置の制動子を作動させ、か
ごをガイドレールに緊急保持するように構成されてい
る。従来、この落下防止装置の動作および性能試験を行
なう場合、ピットに配置した角材でかごを受けてかごの
下降を阻止し、その状態でかごが下降するよう操作する
と、かごの下降を阻止されているために主索がゆるみ、
これを検出ローラで検出して落下防止装置を動作させて
動作および性能を試験していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
かご落下防止装置の試験装置は、上述のようにピットに
配置した角材でかごを受けてかごの下降を阻止していた
ため、この角材が万一折れたり、あるいは角材がずれた
りした場合、角材が作業員に当たったり、またかごが急
降下して作業員に当たる危険性があった。
【0004】本発明の目的とするところは、不安定な角
材を用いることなく安全に試験を行なうことのできるか
ご落下防止装置の試験装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、かご下部に一対のプーリを設け、このプー
リを介して配置される主索によりかごを支持し、上記主
索を駆動して上記かごをガイドレールに沿って走行させ
ると共に、上記かご下部の上記一対のプーリ間に、上記
主索の張力変化を検出する主索張力検出装置を設け、こ
の主索張力検出装置の検出によりかご落下防止装置を作
動するようにしたかご落下防止装置の試験装置におい
て、かご落下防止試験時、上記主索張力検出装置の近傍
、一方がかご下部に固定され、他方が上記主索に当接
する伸縮装置を設け、この伸縮装置の作動により、上記
主索を押圧し、これによって上記主索の張力変化を検出
するようにしたことを特徴とする。
【0006】上述の如く本発明によるかご落下防止装置
の試験装置は、かご下部の一対のプーリ間に設けた主索
張力検出装置の近傍に、一方がかご下部に固定され、他
方が主索に当接する伸縮装置を設け、伸縮装置を作動さ
せることにより主索を押圧し、主索張力検出装置が主索
のゆるみや切断を検出したのと同じ状態を模擬すること
ができ、従来のようにかごを不安定な角材等で保持する
ことなく、簡単な構成でかご落下防止装置を作動させる
ことができ、安全に、しかも簡単にかご落下防止装置の
試験を行なうことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。図1は本発明の一実施の形態による
かご落下防止装置の試験装置を組み込んだ状態を示すエ
レベータの正面図である。昇降路1の内壁には一対のガ
イドレール2が固設され、このガイドレール2に対して
移動可能に係合したガイドシュー6を有するかご5を配
置している。また昇降路1内には油圧ジャッキ4を配置
し、そのプランジャ4aの上部にプーリ14を可回転的
に支持し、このプーリ14に巻いた主索8の一端を油圧
ジャッキ4の適当な固定部15に連結している。主索8
の中間部は、かご5の下部に一対配置したプーリ7を介
して昇降路上部に導かれ、その他端を昇降路上部に固定
したロープエンド3に連結している。かご5の下部に配
置した一対のプーリ7によって、主索8はかご5の下部
から所定距離遠ざけられており、ここに検出ローラ9で
構成された主索張力検出装置が構成されている。この張
力検出装置は、検出ローラ9を主索8と接して転動する
ように構成され、主索8がゆるんだり切断したりする
と、張力検出ローラ9が移動してこれを検出し、図示し
ない制動子を作動させてガイドレール2にかご5を保持
し、かご5の落下が防止される。張力検出ローラ9の近
傍には伸縮装置10が配置されている。
【0008】この伸縮装置10は、図1の要部拡大図で
ある図2に示すように回転軸11Aの回転によって回転
軸11Aと直交するアーム11Bの連結部16,17を
上下動させるパンタグラフジャッキ11と、連結部17
に連結されて先端部にクッション材13を取り付けた補
助材12とから構成されており、図1に示すようにかご
5の下部に連結部16を固定し、クッション材13を主
索8に接触するように配置している。
【0009】かご落下防止装置の試験を行なう場合、先
ず、図1に示すように検出ローラ9で構成された主索張
力検出装置の近傍に、かご5の下部に連結部16を固定
すると共に、クッション材13を主索8に接触するよう
にして伸縮装置10を配置する。次いで、パンタグラフ
ジャッキ11の回転軸11Aを図示しないハンドルで回
転させると、アーム11Bが立ち上がり連結部17およ
び補助材12が主索8側に移動してクッション材13を
介して主索8を押圧することになる。この押圧によって
主索8は床下から離れる方向に移動するため、検出ロー
ラ9から主索8が離れることになり主索張力検出装置
は、主索8のゆるみあるいは切断として検出し、図示し
ないかご落下防止装置の制動子を作動してガイドレール
2へかご5を緊急保持させる。
【0010】この状態で、今度は油圧ジャッキ4を作動
させてプランジャ4を降下させると、かご5はかご落
下防止装置によってのみ保持されることになり、このと
きのかご5の降下量が規定範囲以内かどうかを確認して
かご落下防止装置の動作および性能試験を完了する。そ
の後、パンタグラフジャッキ11の回転軸11Aを図示
しないハンドルで逆方向に回転させ、アーム11Bが立
ち下げて連結部17および補助材12を主索8から離れ
る側に移動すると、主索8は元通りに検出ローラ9に接
触した状態となるから、この状態で伸縮装置10を取り
外す。
【0011】このように、伸縮装置10の作動により検
出ローラ9を有する主索張力検出装置から離れる方向に
主索8を押圧するようにしたため、かご5を角材等によ
って保持することなく、簡単な構成で主索8をゆるめて
かご落下防止装置の作動状態を模擬することができ、か
ご落下防止装置の試験を安全に、しかも簡単に行なうこ
とができる。また伸縮装置10の主索8側にクッション
材13を配置しているため、伸縮装置10の動作によっ
て主索8を傷つけることもない。
【0012】なお、上述の実施の形態では、連結部16
をかご5の床下に固定して伸縮装置10を保持したが、
かご5の床下と主索8間に配置した伸縮装置10を種々
の方法で保持することができる。また伸縮装置10とし
てはパンタグラフジャッキ11を流用して構成したが、
主索8をゆるめて主索張力検出装置を介してかご落下防
止装置を作動させるものであれば他の構成であっても良
い。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるかご落
下防止装置の試験装置は、かご下部の一対のプーリ間に
設けた主索張力検出装置の近傍に、一方がかご下部に固
定され、他方が主索に当接する伸縮装置を設け、この伸
縮装置の作動により主索を押圧して主索張力検出装置に
よる検出状態を生じさせてかご落下防止装置を作動する
ようにしたため、従来のようにかごの落下を一時的に止
める不安定な角材等を設ける必要がなく、安全に、しか
も簡単にかご落下防止装置の試験を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるかご落下防止装置
の試験装置を組み込んだ状態を示すエレベータの正面図
である。
【図2】図1に示したかご落下防止装置の試験装置の正
面図である。
【符号の説明】
2 ガイドレール 5 かご 8 主索 9 張力検出ローラ 10 伸縮装置 11 パンタグラフジャッキ 13 クッション材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 5/00 - 5/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かご下部に一対のプーリを設け、このプ
    ーリを介して配置される主索によりかごを支持し、上記
    主索を駆動して上記かごをガイドレールに沿って走行さ
    せると共に、上記かご下部の上記一対のプーリ間に、上
    記主索の張力変化を検出する主索張力検出装置を設け、
    この主索張力検出装置の検出によりかご落下防止装置
    作動するようにしたかご落下防止装置の試験装置におい
    て、かご落下防止試験時、 上記主索張力検出装置の近傍に
    一方がかご下部に固定され、他方が上記主索に当接する
    伸縮装置を設け、この伸縮装置の作動により、上記主索
    を押圧し、これによって上記主索の張力変化を検出する
    ようにしたことを特徴とするかご落下防止装置の試験装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記伸縮
    装置は、パンタグラフジャッキと、その回転軸と交差す
    る方向に動作する補助体とから構成し、上記主索張力検
    出装置と並置したことを特徴とするかご落下防止装置の
    試験装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、上記主索
    、その一端を油圧ジャッキを介して固定部材に固定
    ことを特徴とするかご落下防止装置の試験装置。
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