JP3155674B2 - 相間スペーサー - Google Patents

相間スペーサー

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JP3155674B2
JP3155674B2 JP05426495A JP5426495A JP3155674B2 JP 3155674 B2 JP3155674 B2 JP 3155674B2 JP 05426495 A JP05426495 A JP 05426495A JP 5426495 A JP5426495 A JP 5426495A JP 3155674 B2 JP3155674 B2 JP 3155674B2
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polymer insulator
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insulator
spacer
bending
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豊 松崎
武男 宗像
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲げ検知部品を具備し
た、絶縁体にポリマー碍子を用いた相間スペーサーに関
する。
【0002】
【従来の技術】送電線は、氷雪が付着した状態で強風に
吹かれたり、或いは付着した氷雪が一斉に落下したりす
ると、ギャロッピング(激しい上下振動)を起こす。こ
の際、電線同士が接触して相間短絡が起きたり、或いは
前記電線と架空地線とが接触して地絡が起きたりする。
相間スペーサー2は、図5に示すように、ギャロッピン
グ発生時に、電線8同士又は電線8と架空地線(図示せ
ず)とが接触するのを防止する為の棒状絶縁体で、上下
の電線間等につっかえ棒の形で取付けられる。この相間
スペーサー2は多数の笠状の絶縁体9を連ねたもので、
前記笠状絶縁体9には、従来、磁器碍子が用いられてい
た。尚、図で10は、電線取付部フレームである。ところ
で、相間スペーサー2は、電線が振動するたびに、それ
が取付けられた上下の電線8から引張荷重と圧縮荷重を
受ける。そして、圧縮荷重が大きいと、相間スペーサー
2は弾性的に湾曲する。このとき、磁器碍子は曲げに弱
い為破壊する恐れがある。そこで、相間スペーサー2は
圧縮荷重が掛かっても湾曲しないよう断面積を大きくす
る必要が生じたが、断面積を大きくすると相間スペーサ
ー2の重量が増して送電線の制限荷重を超過するという
問題が起きた。更に、近年、送電容量の増大に伴い、電
線8間の間隔が広がり、相間スペーサー2は細長形状と
なり、湾曲し易い傾向にあった。このようなことから、
相間スペーサーの絶縁体には、軽量な有機材料碍子(以
下ポリマー碍子と称す)が用いられるようになってき
た。このポリマー碍子は、FRP(繊維強化プラスチッ
ク)成形体の周囲に笠状のシリコンゴム等を被覆したも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のポリマー碍子
は、曲げ変形に対しては比較的強く、ギャロッピングや
スリートジャンプなどによって曲げ荷重がかかっても、
弾性的に湾曲する為に、すぐに破壊してしまうようなこ
とはない。しかし、許容限界を超えて湾曲したような場
合は、ポリマー碍子のFRP成形体に縦割れが入る。縦
割れが入っても曲げ荷重が解除されたあとは、ポリマー
碍子も元の形状に戻り、ポリマー碍子に縦割れが入った
ことなどは、外観からは全く検知できない。ポリマー碍
子が許容限界を超えて何度か湾曲すると、ポリマー碍子
のFRP成形体は縦割れが増大してFRP成形体がささ
くれ立って、シリコーンゴム層を突き破る。シリコーン
ゴム層が破られると、破れ目からFRP成形体内部、又
はシリコーンゴム層とFRP成形体の接着界面に水が侵
入し、ポリマー碍子を用いた相間スペーサーが絶縁破壊
する危険が生じてくる。本発明は、絶縁体にポリマー碍
子を用いた相間スペーサーが許容限界を超えて湾曲した
ことを検知でき、ポリマー碍子の絶縁破壊を未然に防止
できるポリマー碍子を用いた相間スペーサーの提供を目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、絶縁体にポリ
マー碍子を用いた相間スペーサーにおいて、前記ポリマ
ー碍子に、前記ポリマー碍子が許容限界を超えて湾曲
ると、脱落、変形、あるいは変色する曲げ検知部品が具
備されていることを特徴とする相間スペーサーである。
【0005】本発明の相関スペーサは、ポリマー碍子に
曲げ検知部品を具備し、前記検知部品により相間スペー
サーが許容限界を超えて湾曲したことが外部から容易に
検知できるものである。前記検知部品には、ポリマー碍
子が許容限界を超えて過度に湾曲すると、脱落する部
品、変形する部品、変色する部品等で、あとから外観を
見て相間スペーサーが許容限界を超えて湾曲したことが
検知される任意の部品が適用できる。本発明において、
曲げ検知部品を具備させる箇所は、曲げ曲率が最小とな
るポリマー碍子の中央部分が望ましい。
【0006】
【作用】本発明の相間スペーサーは、ポリマー碍子が許
容限界を超えて湾曲したことを、あとから外観を見て、
検知できる曲げ検知部品が具備されている。従って、ポ
リマー碍子がひどく損傷して相間スペーサーが絶縁破壊
する前に、相間スペーサーを修理又は交換することがで
き、相間スペーサーの絶縁破壊を未然に防止できる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。 (実施例1)図1は本発明の相間スペーサーの第1の実
施例を示す説明図である。この相間スペーサー1はその
中央部分に曲げ検知部品である2分割空洞体3が具備さ
れたものである。この2分割空洞体3は、ポリマー碍子
5の中央部分の連続する4個の笠の外面形状と同じ内面
形状の空洞体を縦に2分割したもので、ポリマー碍子5
を包むように取付けられている。前記2分割空洞体3は
プラスチック等で形成され、両分割体はその弾性力を利
用する等して相互に結合される。前記2分割空洞体3の
結合強度は、ポリマー碍子5が許容限界を超えて湾曲し
たときに外れる強度に設定される。図で11は結合用突起
で、相手側の空洞体には結合用凹部が形成されている。
【0008】図2に、ポリマー碍子5が許容限界を超え
て湾曲して曲げ検知部品の2分割空洞体3がポリマー碍
子5から外れる状況を示す。相間スペーサー1は、両端
の電線8から強い圧縮荷重が受けて、許容限界を超えて
湾曲すると、2分割空洞体3の内面に、ポリマー碍子5
の曲げ力が作用して2分割空洞体3を外へ押し広げる。
この力で2分割空洞体3の結合部が外れて、2分割空洞
体3は2分割してポリマー碍子5から落下する。2分割
空洞体3がポリマー碍子5から落下したことにより、ポ
リマー碍子5が許容限界を超えて湾曲したことが検知さ
れる。2分割空洞体3が落下してはまずい場所では、2
分割空洞体3をポリマー碍子5に紐等で結束しておくと
良い。この2分割空洞体3の材料には、多少硬度のある
プラスチック材、例えば、ナイロン、ポリエチレン、4
フッ化エチレン等が好適である。2分割空洞体の結合方
法は、チャック式、フック式、ボタン式等の機械的結合
法の他、接着剤を用いる方法等任意の方法が適用でき
る。
【0009】(実施例2)図3は本発明にかかる相間ス
ペーサーの他の実施例を示す説明図である。この相間ス
ペーサー1は、ポリマー碍子5の中央部分に曲げ検知部
品4が具備されたものである。この曲げ検知部品4は、
金属リング6とそれを支持する支持フレーム7とから構
成されている。この金属リング6は、ポリマー碍子5の
中央部分に上下に所定間隔を開けて支持フレーム7によ
り取付けられている。2個の金属リング6の取付け間隔
は、ポリマー碍子5が許容限界を超えて湾曲したとき、
相互に強く接触する間隔である。前記ポリマー碍子5が
許容限界を超えて湾曲すると、図4に示すように、前記
2個の金属リング6同士が強く接触して、支持フレーム
7が変形する。この支持フレーム7は、ポリマー碍子5
が直線形状に戻ったあとも変形したままなので、あとか
ら外観を見て、ポリマー碍子5が許容限界を超えて湾曲
したことを検知できる。支持フレーム7には、塑性変形
し易いアルミ材等が用いられる。この方法では、支持フ
レーム7の変形量により湾曲の程度を定量的に判定でき
る。
【0010】その他の曲げ検知部品としては、前記金属
リングに感圧素子を取付けたものが挙げられる。この検
知部品は、金属リング同士の接触圧力で感圧素子が変色
し、その変色の程度で接触圧力、つまりポリマー碍子5
の湾曲の程度を判定する方法である。
【0011】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
ポリマー碍子5が許容限を超えて湾曲したことが、地
上、ヘリ機中などから目視により検知できるので、相間
スペーサが絶縁破壊を起こす前に、相間スペーサーを
交換する等の処置が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の相間スペーサーの実施例を示す説明図
である。
【図2】図1に示した相間スペーサーが湾曲した状態を
示す説明図である。
【図3】本発明の相間スペーサーの他の実施例を示す説
明図である。
【図4】図3に示した相間スペーサーの湾曲中及び湾曲
後の状態を示す説明図である。
【図5】相間スペーサーの説明図である。
【符号の説明】
1、2─相間スペーサー 3───2分割空洞体を用いた曲げ検知部品 4───金属リングを用いた曲げ検知部品 5───ポリマー碍子 6───金属リング 7───支持フレーム 8───電線 9───笠状の絶縁体 10───電線取付部フレーム 11───結合用突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−247912(JP,A) 特開 平1−112617(JP,A) 特開 平4−87113(JP,A) 特開 平7−274364(JP,A) 実開 平5−2535(JP,U) 実開 平4−118729(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 17/00 - 17/56 H02G 7/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体にポリマー碍子を用いた相間スペ
    ーサーにおいて、前記ポリマー碍子に、前記ポリマー碍
    子が許容限界を超えて湾曲すると、脱落、変形、あるい
    は変色する曲げ検知部品が具備されていることを特徴と
    する相間スペーサー。
JP05426495A 1995-03-14 1995-03-14 相間スペーサー Expired - Fee Related JP3155674B2 (ja)

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