JP3154803B2 - 開閉装置 - Google Patents

開閉装置

Info

Publication number
JP3154803B2
JP3154803B2 JP10894292A JP10894292A JP3154803B2 JP 3154803 B2 JP3154803 B2 JP 3154803B2 JP 10894292 A JP10894292 A JP 10894292A JP 10894292 A JP10894292 A JP 10894292A JP 3154803 B2 JP3154803 B2 JP 3154803B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
closing
door
switch
left door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10894292A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05280249A (ja
Inventor
英文 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP10894292A priority Critical patent/JP3154803B2/ja
Publication of JPH05280249A publication Critical patent/JPH05280249A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3154803B2 publication Critical patent/JP3154803B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の開閉部材を順次
作動させるための開閉装置に関し、例えば鉄道車両にお
ける扉の開閉や各種カバーの開閉に利用することができ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば乗物の扉やカバーを開閉するのに
ヒンジ軸まわりに回転する複数の開閉部材を用いる場
合、開口を密閉するため各開閉部材は閉じ位置において
互いにシール部材を介して重ねられる。
【0003】そのように閉じ位置において互いに重なる
複数の開閉部材は、一定順序で開閉しないと互いに衝突
したり開口を完全に閉じることができない。そのため、
各開閉部材を開き用スイッチの操作により開き方向に順
次作動させると共に閉じ用スイッチの操作により閉じ方
向に順次作動させる開閉装置が用いられている。
【0004】従来、そのような開閉装置においては、開
閉部材が障害物と衝突するのを回避したり、開閉部材と
車体との間に挟まれた異物を除去するため、緊急停止機
能が備えられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、開閉部材の慣
性質量が大きい場合は緊急停止させても開閉部材が障害
物に衝突してしまうとい問題がある。また、開閉部材の
作動用アクチュエータとしてエアアクチュエータを用い
る場合、エアアクチュエータから圧縮空気が完全に抜け
るのに時間がかかり、緊急停止させても開閉部材と車体
との間に挟まれた異物に力が作用したままで即座には異
物を除去できないという問題がある。
【0006】本発明は上記従来技術の問題を解決するこ
とのできる開閉装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、複数の開閉部材が開き用スイッチの操作により開
き方向に順次作動すると共に閉じ用スイッチの操作によ
り閉じ方向に順次作動する開閉装置において、前記開閉
部材の開き方向への順次作動中における前記閉じ用スイ
ッチの操作により、その操作時に開き動作途中の開閉部
材のみが閉じ方向に反転作動し、前記開閉部材の閉じ方
向への順次作動中における前記開き用スイッチの操作に
より、その操作時に閉じ動作途中の開閉部材のみが開き
方向に反転作動する点にある。
【0008】
【作用】本発明の構成によれば、開閉部材が開き方向に
順次作動している途中で閉じ用スイッチを操作すると、
その操作時に開き動作をしている開閉部材のみが閉じ方
向に反転作動する。これにより、その開き動作途中の開
閉部材を緊急停止させる場合に比べ、開閉部材の慣性質
量による開き方向への作動量を少なくでき、短時間で閉
じ方向に反転作動する。また、反転作動するのは閉じ用
スイッチの操作時に開き動作をしている開閉部材のみで
他の開閉部材は反転作動しないので、再度開き方向に順
次作動する場合、開閉部材の不必要な動きをなくして時
間の無駄をなくすことができる。
【0009】同様に、開閉部材が閉じ方向に順次作動し
ている途中で開き用スイッチを操作すると、その操作時
に閉じ動作をしている開閉部材のみが開き方向に反転作
動する。これにより、その閉じ動作途中の開閉部材を緊
急停止させる場合に比べ、開閉部材の慣性質量による閉
じ方向への作動量を少なくでき、短時間で開き方向に反
転作動する。また、反転作動するのは開き用スイッチの
操作時に閉じ動作をしている開閉部材のみで他の開閉部
材は反転作動しないので、再度閉じ方向に順次作動する
場合、開閉部材の不必要な動きをなくして時間の無駄を
なくすことができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0011】図1は、鉄道車両1の前後端に形成される
開口2を開閉する大小2枚の左右扉(開閉部材)3a、
3bを示し、各扉3a、3bは車両の前後端に収納され
た貫通幌(図示省略)を覆う。各扉3a、3bは固定側
の車体にヒンジ軸4a、4bと補助ヒンジ軸5a、5b
を介し取り付けられ、閉じ位置で互いにシールを介し前
後に重なる部分3a′、3b′を有し、本実施例では左
扉3aが右扉3bよりも先に開かれ、後から閉じられ
る。
【0012】各ヒンジ軸4a、4bの下端は車体の床板
6を貫通すると共に底壁7に軸受8a、8bを介し取り
付けられ、上端は天井板9を貫通すると共にアクチュエ
ータユニット10a、10bにフランジ継手11a、1
1bを介し着脱自在に連結されている。そのアクチュエ
ータユニット10a、10bは天井板9と屋根12との
間に配置され、天井板9の上面にボルト(図示省略)に
よって着脱可能に取り付けられている。各ヒンジ軸4
a、4bには一対のアーム13a、14a、13b、1
4bが固定され、一方のヒンジ軸4aの各アーム13
a、14aは左扉3aに縦軸中心に相対回転可能に連結
され、他方のヒンジ軸4bの各アーム13b、14bは
右扉3bに縦軸中心に相対回転可能に連結される。ま
た、各補助ヒンジ軸5a、5bには補助アーム15a、
15bが相対回転可能に連結され、一方の補助ヒンジ軸
5aの補助アーム15aは左扉3aに縦軸中心に相対回
転可能に連結され、他方の補助ヒンジ軸5bの補助アー
ム15bは右扉3bに縦軸中心に相対回転可能に連結さ
れている。そして、アクチュエータユニット10a、1
0bによってヒンジ軸4a、4bが回転駆動されること
で左右扉3a、3bの開閉がなされる。
【0013】一方のアクチュエータユニット10aは、
図2に示すように、ハウジング(保持部材)20aと、
このハウジング20aの内部に保持された一対のエアシ
リンダ21a、22aと、各エアシリンダ21a、22
aの伸縮ロッドに連結されたラック23a、24aと、
両ラック23a、24aの間に配置されると共に両ラッ
ク23a、24aに噛み合うギヤ25aと、前記ハウジ
ング20aの内部に保持された電磁バルブ26aとを有
する。そのハウジング20aの外周には取付座28aが
設けられ、この取付座28aに前記天井板9との連結用
ボルトの通孔29aが形成されている。そのギヤ25a
は出力軸27aに同心状に連結され、その出力軸27a
はハウジング20aにベアリングを介し回転可能に保持
されている。その出力軸27aが、前記一方のヒンジ軸
4aに前記フランジ継手11aを介し同軸心に連結され
る。
【0014】図9に示すように、その電磁バルブ26a
は2位置切り換え式であって、一方のアクチュエータユ
ニット10a内の各エアシリンダ21a、22aの一方
の空気室に配管を介し連通するポート31aと、各エア
シリンダ21a、22aの他方の空気室に配管を介し連
通するポート32aと、図外空圧源に図1に示すコネク
タ19aを介し連通するポート33aと、排気ポート3
4aとを有する。また、その電磁バルブ24aは閉じ作
動用ソレノイド35aと開き作動用ソレノイド36aと
を有し、各ソレノイド35a、36aは制御装置40に
図1に示すコネクタ18aを介し接続されている。
【0015】その制御装置40は、例えば入出力インタ
フェイス、中央処理装置、記憶装置、クロック回路を備
えるプログラマブルコントローラにより構成することが
できる。その制御装置40に、左扉3aの位置検知用セ
ンサ41a、42aが前記コネクタ18aを介し接続さ
れている。本実施例では、一方のエアシリンダ21aの
伸縮ロッドの縮小によりONするリミットスイッチによ
り閉じ検知用センサ41aが構成され、他方のエアシリ
ンダ22aの伸縮ロッドの縮小によりONするリミット
スイッチにより開き検知用センサ42aが構成されてい
る。
【0016】他方のアクチュエータユニット10bは、
上記一方のアクチュエータユニット10aと同様の構成
とされている。すなわち、図2に示すように、ハウジン
グ(保持部材)20bと、このハウジング20bの内部
に保持された一対のエアシリンダ21b、22bと、各
エアシリンダ21b、22bの伸縮ロッドに連結された
ラック23b、24bと、両ラック23b、24bの間
に配置されると共に両ラック23b、24bに噛み合う
ギヤ25bと、前記ハウジング20bの内部に保持され
た電磁バルブ26bとを有する。そのハウジング20b
の外周には取付座28bが設けられ、この取付座28b
に前記天井板9との連結用ボルトの通孔29bが形成さ
れている。そのギヤ25bは出力軸27bに同心状に連
結され、その出力軸27bはハウジング20bにベアリ
ングを介し回転可能に保持されている。その出力軸27
bが、前記他方のヒンジ軸4bに前記フランジ継手11
bを介し同軸心に連結される。
【0017】図9に示すように、その電磁バルブ26b
は2位置切り換え式であって、他方のアクチュエータユ
ニット10b内の各エアシリンダ21b、22bの一方
の空気室に配管を介し連通するポート31bと、各エア
シリンダ21b、22bの他方の空気室に配管を介し連
通するポート32bと、図外空圧源に図1に示すコネク
タ19bを介し連通するポート33bと、排気ポート3
4bとを有する。また、その電磁バルブ24bは閉じ作
動用ソレノイド35bと開き作動用ソレノイド36bと
を有し、各ソレノイド35b、36bは前記制御装置4
0に図1に示すコネクタ18bを介し接続されている。
【0018】その制御装置40に、右扉3bの位置検知
用センサ41b、42bが前記コネクタ18bを介し接
続されている。本実施例では、一方のエアシリンダ21
bの伸縮ロッドの縮小によりONするリミットスイッチ
により閉じ検知用センサ41bが構成され、他方のエア
シリンダ22bの伸縮ロッドの縮小によりONするリミ
ットスイッチにより開き検知用センサ42bが構成され
ている。
【0019】これにより、一方のアクチュエータユニッ
ト10a内の一方のエアシリンダ21aが伸長すると共
に他方のエアシリンダ22aが縮小することで、ギヤ2
5aが一方向に回転し、この回転が出力軸27aから一
方のヒンジ軸4aに伝達され、左扉3aの開き動作がな
され、また、一方のエアシリンダ21aが縮小すると共
に他方のエアシリンダ22aが伸長することで左扉3a
の閉じ動作がなされる。同様に、他方のアクチュエータ
ユニット10bの一方のエアシリンダ21bが伸長する
と共に他方のエアシリンダ22bが縮小することで、ギ
ヤ25bが一方向に回転し、この回転が出力軸27bか
ら他方のヒンジ軸4bに伝達され、右扉3bの開き動作
がなされ、また、一方のエアシリンダ21bが縮小する
と共に他方のエアシリンダ22bが伸長することで右扉
3bの閉じ動作がなされる。
【0020】前記制御装置40には制御電源の開閉用電
源スイッチ44と、両扉3a、3bの開き用押しボタン
スイッチ45と、両扉3a、3bの閉じ用押しボタンス
イッチ46とが接続されている。そして、制御装置40
の記憶装置に記憶されたプログラムに従い両扉3a、3
bのシーケンス制御がなされる。以下、そのシーケンス
制御を図3〜図6のフローチャートに基づき説明する。
【0021】まず、電源スイッチ44を操作してONに
すると(ステップ1)、イニシャライズタイマがスター
トし(ステップ2)、イニシャライズタイムがタイムア
ップとなったか否かの判断がなされる(ステップ3)。
イニシャライズタイムがタイムアップしていなければ扉
の開閉入力の拒否状態とされ、たとえ扉開閉用スイッチ
45、46をONしてもエアシリンダ21a、21b、
22a、22bの内圧の状態は変化しない(ステップ
4)。
【0022】次に、先に閉じられるべき右扉3bが閉じ
位置か否かの判断がなされる(ステップ5)。右扉3b
が閉じ位置であれば、右扉3bの閉じ用ソレノイド35
bに閉じ信号が出力され、その信号出力状態が保持され
る(ステップ6)。また、ステップ5において右扉3b
が閉じ位置でなければ、右扉3bの開き用ソレノイド3
6bに開き信号が出力され、その信号出力状態が保持さ
れ、右扉3bは開き位置となる(ステップ7)。
【0023】次に、後に閉じられるべき左扉3aが閉じ
位置か否かの判断がなされる(ステップ8)。左扉3a
が閉じ位置であれば、左扉3aの閉じ用ソレノイド35
aに閉じ信号が出力され、その信号出力状態が保持され
る(ステップ9)。また、ステップ5において左扉3a
が閉じ位置でなければ、左扉3aの開き用ソレノイド3
6aに開き信号が出力され、その信号出力状態が保持さ
れ、左扉3aは開き位置となる(ステップ10)。
【0024】そして、ステップ3においてイニシャライ
ズタイムがタイムアップすると開閉入力拒否が解除さ
れ、開閉用スイッチ45、46の操作に応じた制御がな
される(ステップ11)。なお、イニシャライズタイム
はステップ4〜ステップ10の制御により各扉3a、3
bを開位置あるいは閉位置に位置決めするのに要する時
間以上の時間に設定される。これにより、電源スイッチ
44をONすることで、各扉3a、3bは開き位置ある
いは閉じ位置のいずれかに位置決めされる。また、後か
ら閉じられるべき左扉3aが先に閉じられることはな
い。また、制御前の保守点検等を行なった際に閉じ位置
とされた扉が開き位置となったり、あるいは開き位置と
された扉が閉じ位置となっていても、制御開始と同時に
各扉3a、3bは現状を保つように設定されるため障害
物等と衝突するのを防止することができる。
【0025】次に、図4に示すように、開き用スイッチ
45あるいは閉じ用スイッチ46の操作により開閉入力
があると(ステップ12)、作動時間制限タイマがスタ
ートする(ステップ13)。この作動時間制限タイマ
は、扉の開閉制御の終了後にノイズ等により各扉3a、
3bが誤動作しないよう、各扉3a、3bの通常の開閉
制御に必要な一定の作動時間が過ぎた後は制御電源を切
るためのものである。
【0026】次に、その作動時間制限タイムがタイムア
ップとなったか否かの判断がなされ(ステップ14)、
タイムアップとなっていなければ右扉3bが閉じ位置か
否かの判断がなされる(ステップ15)。右扉3bが閉
じ位置であれば、開き用スイッチ45が押されることに
よる開き入力があったか否かの判断がなされる(ステッ
プ16)。
【0027】ステップ16において開き入力があったな
らば、図5に示すように左扉3aの開き用ソレノイド3
6aに開き信号が出力され、その信号出力状態が保持さ
れる(ステップ17)。次に、左扉3aが開き位置か否
かの判断がなされ(ステップ18)、開き位置でなけれ
ば閉じ用スイッチ46が押されることによる閉じ入力が
あったか否かの判断がなされ(ステップ19)、閉じ入
力がなければ作動時間制限タイムがタイムアップか否か
の判断がなされ(ステップ20)、タイムアップでなけ
ればステップ17に戻る。次に、ステップ18において
左扉3aが開き位置であると判断されると、図6に示す
ように右扉3bの開き用ソレノイド36bに開き信号が
出力され、その信号出力状態が保持される(ステップ2
1)。次に、右扉3bが開き位置か否かの判断がなされ
(ステップ22)、開き位置でなければ閉じ入力があっ
たか否かの判断がなされ(ステップ23)、閉じ入力が
なければ作動時間制限タイムがタイムアップか否かの判
断がなされ(ステップ24)、タイムアップでなければ
ステップ21に戻る。そして、ステップ22において右
扉3bが開き位置になったと判断されると制御電源がO
FFとなって制御は終了する(ステップ25)。これに
より、両扉3a、3bが開き位置になる。なお、各電磁
バルブ26a、26bは制御電源がOFFになると、自
己保持空気圧回路により現在位置に保持される。
【0028】前記ステップ15において右扉3bが閉じ
位置でないと判断されると、左扉3aが閉じ位置か否か
の判断がなされる(ステップ26)。左扉3aが閉じ位
置であると、上記ステップ16〜ステップ25の制御手
順により両扉3a、3bは開き位置になる。すなわち、
両扉3a、3bの少なくとも一方が閉じ位置にあること
が検知されると扉3a、3bの開き動作が開始可能とさ
れている。また、まず左扉3aが開かれ次に右扉3bが
開かれるので、両扉3a、3bが互いに衝突することは
ない。
【0029】そして、ステップ19において閉じ入力が
あると、左扉3aの閉じ用ソレノイド35aに閉じ信号
が出力され、この信号出力状態が保持される(ステップ
27)。次に、再度開き入力があったか否かの判断がな
され(ステップ28)、開き入力がなければステップ2
9で作動時間制限タイムがタイムアップするまで左扉3
aの閉じ動作が行なわれる。これにより、左扉3aの開
き方向への順次作業途中に障害物との衝突回避等の必要
が生じた場合、左扉3aのみを閉じ方向に反転作動させ
ることができ、迅速に障害物との衝突回避等ができる。
また、ステップ28において再度開き入力があると、再
び左扉3aの開き動作がなされる。なお、左扉3aの反
転動作を行なうことによりステップ20あるいはステッ
プ29で作動時間制限タイムがタイムアップとなった場
合、制御電源が切られて制御が終了するため、右扉3b
あるいは両扉3a、3bの開き動作を行なうためには再
度電源スイッチ44をONし、開きスイッチ45をON
する。
【0030】また、ステップ23において閉じ入力があ
ると、右扉3bの閉じ用ソレノイド35bに閉じ信号を
出力し、その信号出力状態を保持する(ステップ3
0)。次に、再度開き入力があったか否かの判断がなさ
れ(ステップ31)、開き入力がなければステップ32
で作動時間制限タイムがタイムアップするまで右扉3b
の閉じ動作が行なわれる。これにより、右扉3bの開き
方向への順次作動途中に障害物との衝突回避等の必要が
生じた場合、右扉3bのみを閉じ方向に反転作動させる
ことができ、迅速に障害物との衝突回避等ができる。ま
た、ステップ31において再度開き入力があると、再び
右扉3bの開き動作がなされる。この際、左扉3aは開
き位置に保持され、閉じ方向への不必要な反転作動をし
ていないので、開き動作を時間の無駄なく再開できる。
なお、右扉3bの反転動作を行なうことによりステップ
24あるいはステップ32で作動時間制限タイムがタイ
ムアップとなった場合、制御電源が切られて制御が終了
するため、右扉3bの開き動作を行なうためには再度電
源スイッチ44をONし、開きスイッチ45をONす
る。
【0031】次に、ステップ26において左扉が閉じ位
置ではないと判断されると、左扉3aが開き位置か否か
の判断がなされる(ステップ33)。左扉3aが開き位
置であると閉じ入力があったか否かの判断がなされる
(ステップ34)。
【0032】ステップ34において閉じ入力があったな
らば、図7に示すように右扉3bの閉じ用ソレノイド3
5bに閉信号が出力され、その信号出力状態が保持され
る(ステップ35)。次に、右扉3bが閉じ位置か否か
の判断がなされ(ステップ36)、閉じ位置でなければ
開き入力があったか否かの判断がなされ(ステップ3
7)、開き入力がなければ作動時間制限タイムがタイム
アップか否かの判断がなされ(ステップ38)、タイム
アップでなければステップ35に戻る。次に、ステップ
36において右扉3bが閉じ位置であると判断される
と、図8に示すように左扉3aの閉じ用ソレノイド35
aに閉じ信号が出力され、その信号出力状態が保持され
る(ステップ39)。次に、左扉3aが閉じ位置か否か
の判断がなされ(ステップ40)、閉じ位置でなければ
開き入力があったか否かの判断がなされ(ステップ4
1)、開き入力がなければ作動時間制限タイムがタイム
アップか否かの判断がなされ(ステップ42)、タイム
アップでなければステップ39に戻る。そして、ステッ
プ40において左扉3aが閉じ位置になったと判断され
ると制御電源がOFFとなって制御は終了する(ステッ
プ43)。これにより、両扉3a、3bが閉じ位置にな
る。なお、各電磁バルブ26a、26bは制御電源がO
FFになると、自己保持回路により現在位置に保持され
る。
【0033】すなわち、後で閉じられる左扉3aがステ
ップ33において開き位置であると判断されて初めて両
扉3a、3bの閉じ動作が開始可能とされている。これ
により、先に閉じられるべき右扉3bが後に閉じられる
ことはなく、扉3a、3bを完全に閉じることができな
いといった事態が生じるのを防止できる。
【0034】そして、ステップ37において開き入力が
あると、右扉3bの開き用ソレノイド36bに開き信号
が出力され、この信号出力状態が保持される(ステップ
44)。次に、再度閉じ入力があったか否かの判断がな
され(ステップ45)、閉じ入力がなければステップ4
6で作動時間制限タイムがタイムアップするまで右扉3
bの開き動作が行なわれる。これにより、右扉3bの閉
じ方向への順次作動途中に障害物との衝突回避や異物除
去等の必要が生じた場合、右扉3bのみを開き方向に反
転作動させることができ、迅速に障害物との衝突回避や
右扉3bと車体との間に挟まれた異物除去等ができる。
また、ステップ45において再度閉じ入力があると、再
び右扉3bの閉じ動作がなされる。なお、右扉3bの反
転動作を行なうことによりステップ38あるいはステッ
プ44で作動時間制限タイムがタイムアップとなった場
合、制御電源が切られて制御が終了するため、左扉3a
あるいは両扉3a、3bの閉じ動作を行なうためには再
度電源スイッチ44をONし、閉じスイッチ46をON
する。
【0035】また、ステップ41において開き入力があ
ると、左扉3aの開き用ソレノイド36aに開き信号が
出力され、この信号出力状態が保持される(ステップ4
7)。次に、再度閉じ入力があったか否かの判断がなさ
れ(ステップ48)、閉じ入力がなければステップ49
で作動時間制限タイムがタイムアップするまで左扉3a
の開き動作が行なわれる。これにより、左扉3aの閉じ
方向への順次作動途中に障害物との衝突回避や異物除去
等の必要が生じた場合、左扉3aのみを開き方向に反転
作動させることができ、迅速に障害物との衝突回避や左
扉3aと車体との間に挟まれた異物除去等ができる。ま
た、ステップ48において再度閉じ入力があると、再び
左扉3aの閉じ動作がなされる。この際、右扉3bは閉
じ位置に保持され、開き方向への不必要な反転作動をし
ていないので、閉じ動作を時間の無駄なく再開できる。
なお、左扉3aの反転動作を行なうことによりステップ
42あるいはステップ49で作動時間制限タイムがタイ
ムアップとなった場合、制御電源が切られて制御が終了
するため、左扉3aの閉じ動作を行なうためには再度電
源スイッチ44をONし、閉じスイッチ46をONす
る。
【0036】上記実施例によれば、アクチュエータユニ
ット10a、10bを車体に対し取り付け、出力軸27
a、27bをヒンジ軸4a、4bに連結するだけで、左
右扉3a、3bを開閉駆動することができる。よって、
ヒンジ軸4a、4bの上端部におけるアクチュエータユ
ニット10a、10bを取り付ける配置スペースが狭く
ても、容易に取り付けを行なうことができる。また、ア
クチュエータユニット10a、10bは車体とヒンジ軸
4a、4bとの連結を解除するだけで取り外すことがで
きるので、保守点検を容易に行なえる。さらに、各アク
チュエータユニット10a、10bには一対のエアシリ
ンダ21a、21b、22a、22bが内蔵され、各エ
アシリンダ21a、21b、22a、22bの伸縮ロッ
ドに連結されたラック23a、23b、24a、24b
に噛み合うギヤ25a、25bは両ラック23a、23
b、24a、24bの間に配置され、そのギヤ25a、
25bに出力軸27a、27bが連結されている。これ
により、開閉駆動に要する出力軸トルクを発生させる上
で、ギヤ25a、25bを小径にしてエアシリンダ21
a、21b、22a、22bのストロークを短くでき、
アクチュエータユニット10a、10bを小型化でき
る。
【0037】なお、本発明は上記実施例に限定されな
い。例えば、上記実施例では車両の前後端における貫通
幌用扉の開閉装置に本発明を適用したが、連結器やヘッ
ドライトのカバーの開閉装置や、3以上の開閉部材の開
閉装置にも適用できる。また、アクチュエータとして電
動モータや油圧シリンダを用いてもよく、開閉部材を開
閉する駆動力を発生できるものであればよい。
【0038】
【発明の効果】本発明の開閉装置によれば、複数の開閉
部材の順次作動中に実際に作動している開閉部材のみを
反転作動させることで、開閉部材と障害物との衝突を回
避したり、挟み込まれた異物を迅速に除去することがで
き、しかも、開閉部材の無駄な動きをなくして効率良く
開閉部材の順次作動を再開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る扉の斜視図
【図2】本発明の実施例に係るアクチュエータユニット
の平面図
【図3】本発明の実施例に係るフローチャートを示す図
【図4】本発明の実施例に係るフローチャートを示す図
【図5】本発明の実施例に係るフローチャートを示す図
【図6】本発明の実施例に係るフローチャートを示す図
【図7】本発明の実施例に係るフローチャートを示す図
【図8】本発明の実施例に係るフローチャートを示す図
【図9】本発明の実施例に係る開閉装置の構成説明図
【符号の説明】
3a、3b 扉 45 開き用スイッチ 46 閉じ用スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の開閉部材が開き用スイッチの操作
    により開き方向に順次作動すると共に閉じ用スイッチの
    操作により閉じ方向に順次作動する開閉装置において、
    前記開閉部材の開き方向への順次作動中における前記閉
    じ用スイッチの操作により、その操作時に開き動作途中
    の開閉部材のみが閉じ方向に反転作動し、前記開閉部材
    の閉じ方向への順次作動中における前記開き用スイッチ
    の操作により、その操作時に閉じ動作途中の開閉部材の
    みが開き方向に反転作動することを特徴とする開閉装
    置。
JP10894292A 1992-03-31 1992-03-31 開閉装置 Expired - Fee Related JP3154803B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10894292A JP3154803B2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10894292A JP3154803B2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05280249A JPH05280249A (ja) 1993-10-26
JP3154803B2 true JP3154803B2 (ja) 2001-04-09

Family

ID=14497561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10894292A Expired - Fee Related JP3154803B2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3154803B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05280249A (ja) 1993-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100887472B1 (ko) 자동차의 도어들 또는 플랩들을 위한 로크
JP6409212B2 (ja) パワードア開閉装置
US7036210B2 (en) Vehicle door hinge mounting system
EP1790803B1 (en) Door closing device
US20090265989A1 (en) Device for opening and/or closing a pivoting chassis piece
US20040135378A1 (en) Motor vehicle lock
KR100951496B1 (ko) 자동차 피봇 도어의 전동 액츄에이터
US4918660A (en) Industrial treatment machines with rotating vessel
JP3154803B2 (ja) 開閉装置
JP2002021425A (ja) ヒンジ式自動車パネルを開閉するための作動装置
KR20220165419A (ko) 해치 개폐 구동장치를 포함하는 해치 시스템
JP2002104290A (ja) 飛行機の旅客ドア制御装置
US6736433B2 (en) Device for locking at least two protective doors of an industrial machine
US5777395A (en) Safety actuation of vehicle door-handle operated door locks using series connected switches and electric actuator
US6902219B2 (en) Actuating arrangement for opening and closing hinged motor vehicle panels
JPH05278604A (ja) 開閉装置
JP3235156B2 (ja) 扉の開閉装置
KR950702897A (ko) 산업용 로봇 및 그 비상정지 제어방법
US5142735A (en) Door open position fixing device
KR101782717B1 (ko) 도어의 닫힘확인장치
JP2018186685A (ja) アクチュエータ
JPH03103700A (ja) 圧縮空気系統から凝縮水を除去する方法とそれを実施するための装置
JPH0331042A (ja) ワイパ装置
JP3766272B2 (ja) 開閉体の開閉装置
KR100212161B1 (ko) 관절 로보트의 전동식 핸드구조

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080202

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090202

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120202

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees