JP3154610B2 - 安全弁 - Google Patents

安全弁

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JP3154610B2
JP3154610B2 JP05185094A JP5185094A JP3154610B2 JP 3154610 B2 JP3154610 B2 JP 3154610B2 JP 05185094 A JP05185094 A JP 05185094A JP 5185094 A JP5185094 A JP 5185094A JP 3154610 B2 JP3154610 B2 JP 3154610B2
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JP
Japan
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main valve
piston
valve outlet
outlet seal
main
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実 松田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロケットのエンジンな
どに適用される安全弁に関する。
【0002】
【従来の技術】図3はロケットのエンジンなどに使用さ
れている従来のパイロット型安全弁の説明図である。図
において、本安全弁の開過程においては主弁入口部1の
気体圧力が上昇して所定の圧力になるとパイロット弁2
が開く。このパイロット弁2が開くことによりピストン
3内側の圧力室4に主弁入口部1から気体が流れ込み、
圧力室4の圧力が上昇する。圧力室4の圧力が上昇する
ことにより中心部に貫通孔を有するピストン3を外側へ
動かす力が増加してスプリング5の反力よりも大きくな
ると、ピストン3がストッパ10に当接するまで外側へ
移動して主弁出口シール部7が開く。主弁出口シール部
7が開くと、主弁入口部1の気体が主弁出口部8に流れ
て主弁入口部1の圧力が降下する。また、本安全弁の閉
過程においては主弁入口部1の気体圧力が降下するとパ
イロット弁2が閉まり、ピストン3内側の圧力室4の圧
力が降下する。すると、ピストン3は内側へ移動して主
弁出口シール部7が閉まるようになっている。主弁出口
シール部7の開時に主弁入口部1から主弁出口部8へ流
出する気体の流量は、ピストン3の変位量による主弁出
口シール部7の開口面積に比例する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
安全弁においては主弁出口シール部7の開時に主弁入口
部1から主弁出口部8へ流出する気体の流量は主弁出口
シール部7の開口面積に比例しており、流量制限はピス
トン3の変位量をストッパ10で限定し、主弁出口シー
ル部7の開口面積を制限することにより行っている。こ
のため、流量制限範囲の小さいものはピストン3変位量
の設定範囲が狭くなり、部材の製造公差を非常に厳しく
しなければならず難しい。また、組立て時の微調整に高
度な技術を必要とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る安全弁は上
記課題の解決を目的にしており、ピストン先端に装着さ
れた主弁と筒状をなす主弁出口部との間に形成される主
弁出口シール部を上記ピストンの変位により開口して主
弁入口部から上記主弁出口部へ体を流出させる安全弁
において、上記主弁の下流側に1枚の流量制限板を装着
し、上記主弁出口部の内面との間に一定の隙間を保持す
ることにより、主弁出口シール部の開口面積によらず流
量を一定に保てる気体用安全弁を特徴とする。
【0005】
【作用】即ち、本発明に係る安全弁においては、ピスト
ン先端に装着された主弁と筒状をなす主弁出口部との間
に形成される主弁出口シール部をピストンの変位により
開口して主弁入口部から主弁出口部へ流体を流出させる
安全弁における主弁の下流側に流量制限板が装着され主
弁出口部の内面との間に一定の隙間を有して主弁ととも
に変位するようになっており、流量制限板により開時に
おける主弁開口面積が一定に保たれることによりピスト
ンの変位量によらずに流量制限を行うことができ、流量
制限範囲が小さい場合でもピストン変位量の設定範囲が
広くなる。
【0006】
【実施例】図1および図2は本発明の一実施例に係るパ
イロット型安全弁の説明図である。図において、本実施
例に係る安全弁はロケットのエンジンなどに使用される
もので、本安全弁の開過程においては主弁入口部1の気
体圧力が上昇して所定の圧力になるとパイロット弁2が
開く。このパイロット弁2が開くことによりピストン3
内側の圧力室4に主弁入口部1から気体が流れ込み、圧
力室4の圧力が上昇する。圧力室4の圧力が上昇するこ
とにより中心部に貫通孔を有するピストン3を外側へ動
かす力が増加してスプリング5の反力よりも大きくなる
と、ピストン3がストッパ10に当接するまで外側へ移
動して主弁出口シール部7が開く。主弁出口シール部7
が開くと、主弁入口部1の気体が主弁出口部8に流れて
主弁入口部1の圧力が降下する。また、本安全弁の閉過
程においては主弁入口部1の気体圧力が降下するとパイ
ロット弁2が閉まり、ピストン3内側の圧力室4の圧力
が降下する。すると、ピストン3は内側へ移動して主弁
出口シール部7が閉まるようになっている。主弁出口シ
ール部7の開時に主弁入口部1から主弁出口部8へ流出
する気体の流量は、ピストン3の変位量による主弁出口
シール部7の開口面積に比例する。
【0007】また、本安全弁においては図1に示すよう
に主弁6に流量制限板9が装着されており、ピストン3
の或る変位までは主弁開口面積が一定に保たれ、ピスト
ン3の変位量によらずに主弁入口部1から主弁出口部8
へ流出する気体の流量が一定するようになっている。流
量制限板9はその中心部にピストン3中心部の孔に見合
う円状の開口部を有し、また流量制限板9の外径は主弁
出口部8の内径よりも小さくして隙間を保たせてあり、
この隙間が主弁開口面積を形成する。なお、流量制限板
9は主弁6にねじ止めしてもよいし、溶接、或いは接着
剤を使用して接着してもよく、主弁6に完全に固定され
ている。
【0008】主弁6と流量制限板9とが外側へ移動する
ことにより、主弁出口シール部7は開となる。図2に示
すように、主弁出口シール部7が開くときに気体の流量
を支配する流路の最も狭い箇所の主弁開口面積は、ピス
トン3が動き始めてから位置cへ動くまでは主弁出口シ
ール部7の開口面積であるが、その後は位置aへ移動す
るまでは主弁出口部8の内径と流量制限板9との隙間が
主弁開口面積となって一定に保たれる。このように、主
弁6に流量制限板9を装着することにより、主弁開口面
積を変化させるピストン3の変位量の設定範囲を広くす
ることができる。流量制限板9が無ければピストン3の
変位量は位置cで止まるようにストッパ10を設定する
必要があるが、流量制限板9を装着することにより位置
aまでにピストン3の変位量を設定すればよく、設定範
囲が広くなる。なお、設定範囲は流量制限板9を主弁6
の下流に離して設ければ一層広くなる。
【0009】従来の安全弁においては主弁出口シール部
の開時に主弁入口部から主弁出口部へ流出する気体の流
量は主弁出口シール部の開口面積に比例しており、流量
制限はピストンの変位量をストッパで限定し、主弁出口
シール部の開口面積を制限することにより行っている。
このため、流量の制限範囲の小さいものはピストン変位
量の設定範囲が狭くなり、部材の製造公差を非常に厳し
くしなければならず難しい。また、組立て時の微調整に
高度な技術を必要とするが、本安全弁においては主弁6
の出口側に流量制限板9を装着して主弁6の変位量によ
らずに主弁開口面積が一定に保たれるようになってお
り、ピストン3の変位量の設定範囲が広くなる。これに
より、安全弁における部材の製造公差を厳しくする必要
がなくなり、組立て時の微調整も不要になり、厳しい流
量制限にも対応することができるようになる。
【0010】
【発明の効果】本発明に係る安全弁は前記のように構成
されており、流量制限範囲が小さい場合でもピストン変
位量の設定範囲が広くなるので、部材の製造公差を特に
厳しくする必要がなく、また組立て時の微調整が容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の一実施例に係るパイロッ
ト型安全弁の断面図、同図(b)はその流量制御板の正
面図である。
【図2】図2はその作用説明図である。
【図3】図3は従来のパイロット型安全弁の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 主弁入口部 2 パイロット弁 3 ピストン 4 圧力室 5 スプリング 6 主弁 7 主弁出口シール部 8 主弁出口部 9 流量制限板 10 ストッパ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストン先端に装着された主弁と筒状を
    なす主弁出口部との間に形成される主弁出口シール部を
    上記ピストンの変位により開口して主弁入口部から上記
    主弁出口部へ体を流出させる安全弁において、上記主
    弁の下流側に1枚の流量制限板を装着し、上記主弁出口
    部の内面との間に一定の隙間を保持することにより、主
    弁出口シール部の開口面積によらず流量を一定に保てる
    ことを特徴とする気体用安全弁。
JP05185094A 1994-03-23 1994-03-23 安全弁 Expired - Lifetime JP3154610B2 (ja)

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JP05185094A JP3154610B2 (ja) 1994-03-23 1994-03-23 安全弁

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JP05185094A JP3154610B2 (ja) 1994-03-23 1994-03-23 安全弁

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Publication Number Publication Date
JPH07260025A JPH07260025A (ja) 1995-10-13
JP3154610B2 true JP3154610B2 (ja) 2001-04-09

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