JP3154576U - 仮設足場の下桟への付加構造 - Google Patents

仮設足場の下桟への付加構造 Download PDF

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【課題】重量物である幅木を用いずに、作業者の墜落防止や物体の落下防止を図ることのできる仮設足場を提供する。【解決手段】仮設足場は、少なくとも作業床2、建枠及び下桟3を備えている。作業床2と下桟3の間に予備下桟5が固定されている。下桟3と予備下桟5の間には、ネット又はシート6が張設されている。予備下桟5は、その両端に設けられた固定具によって建枠1に固定されているのが好ましい。ネット又はシート3の張設は、ネット又はシート3の長手両端縁近傍に設けられた鳩目孔7にロープ8を通して、下桟3及び予備下桟5に緊締させればよい。また、ネット又はシート3の長手両端に設けられた筒状部に、予備下桟5及び下桟3を挿入して張設してもよい。【選択図】図2

Description

本考案は、建設現場に設置される仮設足場の下桟への付加構造に関し、特に仮設足場の作業床と下桟の間に付加する構造に関するものである。
従来より、建設現場では仮設足場を設置して建築作業が行われている。仮設足場としては、枠組足場、単管足場又はくさび緊結式足場等の各種足場が用いられている。これらの仮設足場は、基本的には建枠と作業床とで構成されているが、作業者の墜落防止のために手すりが設けられたり、また物体の落下防止のためにメッシュシートや防網が設けられたりしている。
しかしながら、このような措置では、作業者の墜落や物体の落下を十分に防止できないのが現実であった。そこで、近年、作業者の墜落防止のため、枠組足場に交差筋違、下桟又は手すり枠等を設けたり、枠組足場以外の単管足場やくさび緊結式足場等にあっては、中桟等を設けることが行われている。なお、特許文献1には、墜落防止のために下桟を設けることが記載されているが、専ら下桟の装着方法に関して記載されているだけである。
また、作業者の墜落防止や物体の落下防止のために、作業床の両端に金属製又は木製の幅木を設けることも行われている。幅木は長さが約1〜2mで幅が15cm以上のものであるため、その重量は軽くても約4kg以上である。したがって、かかる重量物を作業床の上に運び込んで建枠や作業床に装着しなければならず、足場の設置作業が合理的に行えないという憾みがあった。
実用新案登録第3151937号公報
本考案の課題は、重量物である幅木を用いずに、作業者の墜落防止や物体の落下防止を図ることのできる仮設足場を提供することにある。
本考案は、足場に設置された下桟を利用して、上記課題を解決したものである。すなわち、本考案は、少なくとも作業床、建枠及び下桟を備えた仮設足場において、該作業床と該下桟の間に予備下桟を固定すると共に、該下桟と該予備下桟の間にネット又はシートを張設することを特徴とする仮設足場の下桟への付加構造に関するものである。
図1は、従来の仮設足場の一例を示した模式図である。1は建枠、2は作業床、3は下桟及び4は交差筋違である。下桟3は作業床2の上方15〜40cmの位置に設置するよう労働安全衛生規則で定められている。したがって、作業床2と下桟3の間には、15〜40cmの隙間があるので、この隙間から、作業者が墜落したり物体が落下する恐れがある。なお、図1では建枠1、作業床2、下桟3及び交差筋違4より構成される仮設足場を示したが、交差筋違4を設けない仮設足場であってもよい。また、交差筋違4に代えて又は交差筋違4と共に、手すり、中桟或いは手すり枠等を設けた仮設足場であってもよい。
本考案では、作業床2と下桟3との間に予備下桟5を設ける。予備下桟5は、下桟3と同様のものを採用すればよい。すなわち、その長さ、直径及び材質等は下桟3と同様であってよく、一般的には金属製パイプが用いられる。予備下桟5は、一般的に作業床2上に近接して設けられ、作業床2の上面に接触していてもよい。したがって、予備下桟5は、下桟3の下方に設けられる。
予備下桟5は、建枠1又は作業床2等に装着されて固定される。予備下桟5は下桟3と同様の方法で建枠1に固定してもよい。また、予備下桟5の両端に固定具9を設けておき、この固定具9を建枠1に装着して固定してもよい。固定具9としては、装着の容易なフック9を用いるのがよい。
そして、下桟3と予備下桟5の間に、ネット又はシート6を張設する。ネット又はシート6は、編物製又は織物製であって、工具等の物体が通過しない程度の目の粗さを持ったものが採用される。具体的には、角目や菱目の場合、目の一辺の長さが100mm以下のものが採用される。したがって、従来用いられているメッシュシートや防網等も、ネット又はシート6として採用することもできる。
ネット又はシート6の張設形態としては、図2〜図5に示される任意の形態が採用される。図2は、その長手両端縁近傍に鳩目孔7を設けたネット又はシート6を用いて張設した形態である。すなわち、ネット又はシート6の長手両端縁近傍に設けられた鳩目孔7にロープ8を通し、このロープ8を下桟3及び予備下桟5に緊締した形態となっている。
図3は、その長手一端縁近傍に鳩目孔7を設けたネット又はシート6を用いて張設した形態である。すなわち、ネット又はシート6の長手一端縁近傍に設けられた鳩目孔7にロープ8を通し、このロープ8を下桟3に緊締した形態となっている。そして、予備下桟5は、ネット又はシート6の長手他端に挿入され、ネット又はシート6で覆われている。予備下桟5をネット又はシート6の長手他端に挿入するには、ネット又はシート6の長手端縁を折り返し縫製して筒状部を形成しておけばよい。すなわち、予め形成された筒状部に、予備下桟5を挿入した後、この予備下桟5を固定すればよい。
図4は、下桟3及び予備下桟5共に、ネット又はシート6の長手両端に設けられた筒状部に挿入されて、覆われている形態を示したものである。筒状部を形成する方法は前記したとおりである。図5は、図4における張設形態において、予備下桟5の両端に固定具(フック)6を設けたものである。なお、図2及び図3の張設形態においても、予備下桟5の両端に固定具(フック)6を設けてもよいことは、いうまでもない。
本考案は、前記した仮設足場の下桟への付加構造を作成するための製品をも含むものである。すなわち、予備下桟5とネット又はシート6との組み合わせ製品をも含むものである。
かかる製品を作業床2上へ運搬し、予備下桟5を下桟3と作業床2の間に装着固定する。そして、ネット又はシート6の長手両端縁近傍に設けられた鳩目孔7にロープ8を通して、このロープ8を下桟3及び予備下桟5に緊締する。これによって、ネット又はシート6が下桟3と予備下桟5の間に張設され、図2に示した下桟への付加構造を実現することができる。
また、ネット又はシート6の長手他端に筒状部が設けられているときは、この筒状部に予備下桟5を挿入した後、予備下桟5を下桟3と作業床2の間に装着固定する。そして、ネット又はシート6の長手一端縁近傍に設けられた鳩目孔7にロープ8を通して、このロープ8を下桟3に緊締する。これによって、ネット又はシート6が下桟3と予備下桟5の間に張設され、図3に示した下桟への付加構造を実現することができる。
また、ネット又はシート6の長手両端に筒状部が設けられているときは、一方の筒状部には下桟3を他方の筒状部には予備下桟5を挿入する。そして、下桟3を所定の位置に設置すると共に予備下桟5を装着固定すると、ネット又はシート6が下桟3と予備下桟5の間に張設され、図4に示した下桟への付加構造を実現することができる。なお、本考案に係る製品中の予備下桟5は、その両端に固定具(フック)6が設けられているものを採用してもよい。
本考案は、下桟と作業床の間に予備下桟を設け、下桟と予備下桟の間にネット又はシートを張設した構造となっている。したがって、下桟と作業床の間に隙間ができず、作業者が墜落したり、工具等の物体が落下するのを防止することができる。また、予備下桟は下桟と同様であって、幅木のように重くないので、作業床へ搬送して装着するのも容易であるという効果を奏する。
従来の仮設足場の一例を示した模式図である。 本考案の一例に係る仮設足場の下桟への付加構造を示す模式図である。 本考案の一例に係る仮設足場の下桟への付加構造を示す模式図である。 本考案の一例に係る仮設足場の下桟への付加構造を示す模式図である。 本考案の一例に係る仮設足場の下桟への付加構造を示す模式図である。
1 建枠
2 作業床
3 下桟
4 交差筋違
5 予備下桟
6 ネット又はシート
7 鳩目孔
8 ロープ
9 固定具(フック)

Claims (9)

  1. 少なくとも作業床、建枠及び下桟を備えた仮設足場において、該作業床と該下桟の間に予備下桟を固定すると共に、該下桟と該予備下桟の間にネット又はシートを張設することを特徴とする仮設足場の下桟への付加構造。
  2. 予備下桟の両端に設けられた固定具によって、予備下桟が建枠に固定されている請求項1記載の仮設足場の下桟への付加構造。
  3. 固定具がフックである請求項2記載の仮設足場の下桟への付加構造。
  4. ネット又はシートの長手両端縁近傍に鳩目孔が設けられており、ロープを鳩目孔に通して下桟及び予備下桟に緊締してなる請求項1乃至3のいずれか一項に記載の仮設足場の下桟への付加構造。
  5. ネット又はシートの長手一端縁近傍に鳩目孔が設けられており、ロープを鳩目孔に通して下桟に緊締すると共に、予備下桟は該ネット又はシートに覆われている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の仮設足場の下桟への付加構造。
  6. 下桟及び予備下桟共に、ネット又はシートに覆われている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の仮設足場の下桟への付加構造。
  7. 仮設足場が、作業床、建枠及び下桟の他に、手すり、中桟又は交差筋違を備えている請求項1乃至6のいずれか一項に記載の仮設足場の下桟への付加構造。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の仮設足場の下桟への付加構造を形成するために用いる製品であって、予備下桟及び下桟と該予備下桟の間に張設するためのネット又はシートよりなる製品。
  9. 予備下桟の両端には固定具が設けられている請求項8記載の製品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017227120A (ja) * 2017-08-18 2017-12-28 晃輝 平山 防音機能付仮設足場部材及び仮設足場構造

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JP2017227120A (ja) * 2017-08-18 2017-12-28 晃輝 平山 防音機能付仮設足場部材及び仮設足場構造

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