JP3154207U - 防災設備の配管構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない施工人員で容易に施工することが可能で、かつ、低コストな防災設備の配管構造を提供する。【解決手段】天井5の下面に沿って配管された塩化ビニル製の配管材1にスプリンクラー9が接続され、前記配管材1の上方、下方および両側方が準不燃材または不燃材のうち少なくとも一方で本質的に露出することなく覆われ、かつ、前記準不燃材または不燃材と前記配管材との間に断熱層が形成されていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本考案はスプリンクラー装置を用いた防災設備の配管構造に関するものである。
従来、スプリンクラーを用いた防災設備では、耐火性の面から、防災設備の配管材として鉄管やステンレス管などが使用されていた(特許文献1参照)。
特開2008−206620(要約書)
しかし、既存の建築物に後から前記防災設備を取り付ける場合には、前記取付現場で鉄管やステンレス管などの管材を所定の長さに切断する必要がある。また、エルボやチーズなどの継手に螺合させるために、前記切断した管材に雄ねじを形成する必要がある。そのため、多大な労力を要する。
また、配管材の重量が大きく、継手の数も多くなるため施工性が悪い。
さらに、高所での配管接続作業を少なくするために、配管系を床の上で先に組み立ててユニット化することも考えられる。しかし、前記ユニットが鉄やステンレスなどで構成されているため大重量物となるから、天井まで持ち上げるのに多くの人員を要する。
したがって、本考案の目的は、少ない施工人員で容易に施工することが可能で、かつ、低コストな防災設備の配管構造を提供することである。
前記目的を達成するために、本考案の防災設備の配管構造は、天井の下面に沿って配管された塩化ビニル製の配管材にスプリンクラーが接続され、前記配管材の上方、下方および両側方が準不燃材または不燃材のうち少なくとも一方で本質的に露出することなく覆われ、かつ、前記準不燃材または不燃材と前記配管材との間に断熱層が形成されていることを特徴とする。
本考案によれば、塩化ビニル製の配管材を用いるので、現場での切断等の加工が容易であり施工性が向上する。特に、塩化ビニル製のエルボやチーズなどの継手に前記配管材を接着することができるので、鉄製やステンレス製の配管材を用いた場合と異なり、現場で配管材に雄ねじを形成する必要がなくなるから配管が極めて容易になる。
また、配管材が軽量であるので、容易に配管材を天井に持ち上げることができるから、作業人員の削減が可能である。
さらに、軽量な塩化ビニル製の配管材を用いていると共に、該配管材を前記継手に接着することで互いに接合できるから、天井に配管材を配置しながら施工を進めることができる。そのため、予め配管材を継手にねじ込んで組み立てユニット化するなどの作業の必要がない。
このように、本配管構造を採用することで施工性が大きく向上するので、鉄やステンレス製の配管材を使用した場合に比べ、施工時間の短縮および施工人員の削減が可能となり大きなコストダウンを図り得る。なお、出願人が試算したところ、従来の鉄製の配管材を用いた工法に比べ、本考案にかかる塩化ビニル製の配管材による配管構造を用いた工法では約1/3のコストで施工が可能であるという算出結果となった。
なお、本考案において「準不燃材」とは、建築物の材料のうち、建築基準法施行令第1条の五で定める技術的基準に適合する不燃性を持つ材料を指す。準不燃材としては、たとえば、石膏ボード(プラスターボード)やロックウール、グラスウール、ジプシート等を用いることができる。
また、「不燃材」とは、建築物の材料のうち、建築基準法施行令第108条の二で定める技術的基準に適合する不燃性を持つ材料を指す。不燃材としては、たとえば、鉄板や化粧鋼板等を用いることができる。
本考案の実施例1にかかる防災設備の配管構造を示す概略断面図である。 同防災設備の配管構造を示す一部破断した概略斜視図である。 図3Aは実施例2にかかる配管構造を示す概略断面図、図3Bは実施例3にかかる配管構造を示す概略断面図である。 図4Aは実施例4にかかる配管構造を示す概略断面図、図4Bは実施例5にかかる配管構造を示す概略断面図である。
以下、本考案に係る防災設備の配管構造の実施例を図面にしたがって説明する。
図1および図2は実施例1を示す。
図2に示すように、天井5の下面5dに沿って塩化ビニル製の配管材1が配設されている。前記配管材1には、スプリンクラー9が接続されている。前記配管材1は、チーズ7やエルボ8などの継手によって互いに接続されている。
図1および図2に示すように、配管材1は、所定の間隔に設けられた金属製の固定バンド2によって、天井5の下面5dに吊り下げるように固定されている。そのため、前記配管材1の上方Z1には天井5が位置している。
図1Aに示すように、配管材1の両側方には該配管材1の長手方向に沿って延びる第1および第2側板31,32が設けられていると共に、配管材1の下方Z2には該配管材1の長手方向に沿って延びる底板33が設けられている。
したがって、図2に示すように、配管材1の周囲は、天井5、第1および第2側板31,32および底板33によって囲まれた角筒形の空間Sが形成されている。
前記天井5、第1および第2側板31,32および底板33は、たとえば、準不燃材からなる石膏ボードで形成されている。したがって、配管材1と前記準不燃材との間は、前記角筒形の空間(空気層)Sからなる断熱層が形成されている。
なお、前記第1および第2側板31,32および底板33は、たとえば、薄い鉄板などの不燃材で形成されてもよい。
前記第1および第2側板31,32の上部は、配管材1の長手方向に延びる第1および第2固定部材41,42によってそれぞれ天井5に固定されている。前記第1および第2側板31,32の下部には、配管材1の長手方向に延びる第3および第4固定部材43,44がそれぞれ固定されている。前記底板33が、前記第3および第4固定部材43,44に固定されることで、前記角筒形の空間Sが形成されている。前記第1〜第4固定部材41〜44は、たとえば、木材(角材)で形成されている。
一方、図1Bおよび図2に示すように、配管材1を壁際に配置する場合には、配管材1の一方が前記第2側板32の代わりに、壁材6、第1側板31および底板33によって囲まれている。
取り付け方法:
まず、固定バンド2を用いて所定の長さに切断した配管材1を天井5に固定する。
チーズ7やエルボ8などの継手を用いて配管材1を接続する場合には、予め配管材1に前記継手を接着した配管材1を天井5に取り付けてもよいし、配管材1を天井5に固定した後に前記継手を接着してもよい。
その後、前記配管材1に沿って、第1および第2固定部材41,42を天井5に固定する。前記第1固定部材41と第2固定部材42との幅方向Xの間隔は、底板33の幅Wから第1および第2側板31,32の厚みD,Dを加算した値(D+D)を差し引いた長さに設定する。
前記固定後、予め下部に第3および第4固定部材43,44を固定した第1および第2側板31,32の上部を、前記第1および第2固定部材41,42に固定する。
その後、第3および第4固定部材43,44に底板33を固定して、配管材1を囲む角筒形の空間Sを形成する。
図1Bに示すように、壁際に沿って配管材1を取り付ける場合には、固定バンド2を用いて天井5に配管材1を固定した後、前記配管材1に沿って第1固定部材41を天井5に固定する。
前記第1固定部材41と壁材6との幅方向Xの間隔は、底板33の幅Wから第1側板31の厚みDを差し引いた長さに設定する。
一方、壁材6に第4固定部材44を固定する。前記第4固定部材44の下端部が第1側板31の下端部と概ね同じレベルになるように該第4固定部材44を固定する。
前記固定後、予め下部に第3固定部材43を固定した第1側板31の上部を前記第1固定部材41に固定する。 その後、第3および第4固定部材43,44に底板33を固定して、配管材1を囲む角筒形の空間Sを形成する。
つぎに、実施例2〜4について説明する。以下に述べる実施例2〜4については、前述した実施例1と異なる部分を中心に説明する。
図3Aは実施例2を示す。
図3Aに示すように、配管材1は、所定間隔に設けられた固定部2を介して天井5の下面5dに取り付けられている。前記固定部2は、配管材1の周囲を囲繞する半割れ状に形成されている。配管材1は、固定部2によって下側から支えられている。
配管材1の周囲には、該配管材1の長手方向に沿って、該配管材1の下方および両側面を覆う化粧材35が一体に形成されている。前記化粧材35としては、たとえば、鉄板などの不燃材からなる化粧鋼板などを採用することができる。したがって、配管材1の周囲は、天井5および化粧材35によって覆われていると共に、角筒形の空間Sからなる断熱層が形成されている。
図3Bは実施例3を示す。
図3Bに示すように、配管材1は、固定部2を介して天井5の下面5dに取り付けられている。前記固定部2は、配管材1の下部および両側部に接している。
配管材1の下方および両側方には、天井5の下面5dに固定される化粧材35が設けられている。前記化粧材35と配管材1との間には、ロックウールからなる断熱材36が介挿されている。配管材1の下方には、配管材1と断熱材36との間の隙間からなる空間Sが形成されている。したがって、配管材1の周囲は、天井5と、化粧材35および断熱材36とによって覆われており、前記断熱材36および空間Sが断熱層を形成している。
なお、前記化粧材35としては、たとえば、鉄板などの不燃材や、不燃材の内側に木板を張り合わせた不燃化粧板などを用いることができる。
前記化粧材35内に断熱材36を介挿するには、たとえば、まず、固定部2を介して配管材1を天井5に固定し、化粧材35を天井5に固定した後に、化粧材35内にロックウールを吹き付けて施工してもよい。
図4Aは実施例3を示す。
図4Aに示すように、配管材1の周囲には、たとえばロックウールからなる断熱材36が巻回されている。前記断熱材36は断熱層を構成している。断熱材36は、所定の間隔に設けられた取付バンド37を介して天井5の下面5dに固定されている。
図4Bは実施例5を示す。
図4Bに示すように、配管材1の周囲には、たとえばロックウールからなる断熱材36が巻回されている。前記断熱材36は、所定の間隔に設けられた側面方形の取付部38を介して天井5の下面5dに固定されている。前記取付部38の両側面および底面には、一体に形成された化粧材35が固定されている。
したがって、断熱材36、および断熱材36と化粧材35との空間Sは断熱層を形成している。
なお、本実施例5において、固定部2が配管材1を支持するように形成すれば、必ずしも断熱材36を設ける必要はない。角筒形の空間Sによって形成された断熱層により、ある程度の断熱効果が望めるからである。
本考案の防災設備の配管構造は、スプリンクラーの配管に用いることができる。
1:配管材
5:天井
5d:下面
9:スプリンクラー
36,S:断熱層

Claims (1)

  1. 天井の下面に沿って配管された塩化ビニル製の配管材にスプリンクラーが接続され、
    前記配管材の上方、下方および両側方が準不燃材または不燃材のうち少なくとも一方で本質的に露出することなく覆われ、かつ、前記準不燃材または不燃材と前記配管材との間に断熱層が形成されていることを特徴とする防災設備の配管構造。
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