JP3154200B2 - マルチビーム半導体レーザ - Google Patents
マルチビーム半導体レーザInfo
- Publication number
- JP3154200B2 JP3154200B2 JP25309092A JP25309092A JP3154200B2 JP 3154200 B2 JP3154200 B2 JP 3154200B2 JP 25309092 A JP25309092 A JP 25309092A JP 25309092 A JP25309092 A JP 25309092A JP 3154200 B2 JP3154200 B2 JP 3154200B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser
- crystal
- semiconductor laser
- light
- main surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Recrystallisation Techniques (AREA)
- Semiconductor Lasers (AREA)
- Optical Head (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体基体上に複数の半
導体レーザが形成されて複数の光ビームが出射されるマ
ルチビーム半導体レーザに係わる。
導体レーザが形成されて複数の光ビームが出射されるマ
ルチビーム半導体レーザに係わる。
【0002】
【従来の技術】マルチビーム半導体レーザは、高速・高
精細度レーザプリンタ用光源や、また例えば図11及び
12にそれぞれ略線的拡大斜視図を示すように、2ビー
ムレーザや4ビームレーザとして光ディスクや光磁気デ
ィスク等の並列書き込みや並列読み出し等に利用されて
いる。その際、一般的に複数ビームを処理する光学系と
しては、通常のシングルビームレーザで使用しているも
のと同様の1つの単純な光学系が用いられていることか
ら、出射ビームの間隔が広いとレンズの収差等の問題が
生じるために、レーザビームの間隔はその光学系で問題
のない程度の狭小な間隔に設定する必要がある。また、
ディスク面のトラックのピッチとの整合性を考えても狭
いビーム間隔が望まれている。
精細度レーザプリンタ用光源や、また例えば図11及び
12にそれぞれ略線的拡大斜視図を示すように、2ビー
ムレーザや4ビームレーザとして光ディスクや光磁気デ
ィスク等の並列書き込みや並列読み出し等に利用されて
いる。その際、一般的に複数ビームを処理する光学系と
しては、通常のシングルビームレーザで使用しているも
のと同様の1つの単純な光学系が用いられていることか
ら、出射ビームの間隔が広いとレンズの収差等の問題が
生じるために、レーザビームの間隔はその光学系で問題
のない程度の狭小な間隔に設定する必要がある。また、
ディスク面のトラックのピッチとの整合性を考えても狭
いビーム間隔が望まれている。
【0003】しかしながら半導体レーザ、特に光磁気デ
ィスクに用いるような高出力の半導体レーザの場合、ビ
ーム間隔が狭まると隣合ったレーザ間において熱干渉が
問題になってくる(例えば常包らによる「電子通信学会
技報OQE88−6」)。この熱干渉を避けるためには
ビーム間隔を広げざるを得ず、現状では使用する光学系
において使用できる限界までその間隔を広げており、図
11又は12においてLO で示すレーザビームの間隔を
50〜100μm程度としている。
ィスクに用いるような高出力の半導体レーザの場合、ビ
ーム間隔が狭まると隣合ったレーザ間において熱干渉が
問題になってくる(例えば常包らによる「電子通信学会
技報OQE88−6」)。この熱干渉を避けるためには
ビーム間隔を広げざるを得ず、現状では使用する光学系
において使用できる限界までその間隔を広げており、図
11又は12においてLO で示すレーザビームの間隔を
50〜100μm程度としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方本出願人は、先に
特願平4−127564号出願において、半導体基体の
{100}結晶面より成る主面上に、〈001〉結晶軸
方向に延長する共振器を構成し、その共振器端面に対向
してMOCVD(有機金属による化学的気相成長)法等
によりエピタキシャル成長を行うことによって自然発生
的に主面と45°を成す反射鏡面を構成して、共振器か
らの出射光を基体と直交する方向に出射する面発光型構
成の半導体レーザを提案した。
特願平4−127564号出願において、半導体基体の
{100}結晶面より成る主面上に、〈001〉結晶軸
方向に延長する共振器を構成し、その共振器端面に対向
してMOCVD(有機金属による化学的気相成長)法等
によりエピタキシャル成長を行うことによって自然発生
的に主面と45°を成す反射鏡面を構成して、共振器か
らの出射光を基体と直交する方向に出射する面発光型構
成の半導体レーザを提案した。
【0005】このレーザは、図13にその一例の略線的
拡大断面図を示すように、GaAs等より成る基体1の
例えば(100)結晶面より成る主面2上に、第1のク
ラッド層3、活性層4、第2のクラッド層5及びキャッ
プ層6をエピタキシャル成長した後共振器を構成する各
端面7A及び7Bをエッチング形成し、誘電体層を例え
ば全面的に被着した後主面2に直交する方向にRIE
(反応性イオンエッチング)等の異方性エッチングを行
って、端面7A及び7B上のみに誘電体保護層8を形成
する。そしてこの後全面的にMOCVD法等によりエピ
タキシャル成長を行うと、各端面7A及び7Bに対向し
て、主面2と45°を成す結晶成長ミラー面9A及び9
Bが自然発生的に成長される。従ってこのミラー面を利
用して、主面2に対し垂直な方向に効率良く各光ビーム
LO を取り出すことができるという利点を有する。
拡大断面図を示すように、GaAs等より成る基体1の
例えば(100)結晶面より成る主面2上に、第1のク
ラッド層3、活性層4、第2のクラッド層5及びキャッ
プ層6をエピタキシャル成長した後共振器を構成する各
端面7A及び7Bをエッチング形成し、誘電体層を例え
ば全面的に被着した後主面2に直交する方向にRIE
(反応性イオンエッチング)等の異方性エッチングを行
って、端面7A及び7B上のみに誘電体保護層8を形成
する。そしてこの後全面的にMOCVD法等によりエピ
タキシャル成長を行うと、各端面7A及び7Bに対向し
て、主面2と45°を成す結晶成長ミラー面9A及び9
Bが自然発生的に成長される。従ってこのミラー面を利
用して、主面2に対し垂直な方向に効率良く各光ビーム
LO を取り出すことができるという利点を有する。
【0006】本発明は、このような構成を用いて、共振
器間に熱干渉を引き起こすことなくレーザビームの間隔
を狭小化し得るマルチビーム半導体レーザを提供し、こ
れを用いた光ディスク装置、光磁気ディスク装置等のシ
ステムの設計自由度の向上をはかることを目的とする。
器間に熱干渉を引き起こすことなくレーザビームの間隔
を狭小化し得るマルチビーム半導体レーザを提供し、こ
れを用いた光ディスク装置、光磁気ディスク装置等のシ
ステムの設計自由度の向上をはかることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明マルチビーム半導
体レーザは、その各例の略線的拡大斜視図を図1及び図
2に示すように、{100}結晶面を主面とする半導体
基体の主面上に、〈001〉結晶軸方向に共振器長を有
する複数のレーザ20A、20B‥‥を各光出射端面を
対向するように配置して、これら各光出射端面間に、基
体の主面に対し45°を成す{110}結晶面より成る
結晶成長ミラー面9A、9B‥‥を各光出射端面に対向
して設ける構成とする。
体レーザは、その各例の略線的拡大斜視図を図1及び図
2に示すように、{100}結晶面を主面とする半導体
基体の主面上に、〈001〉結晶軸方向に共振器長を有
する複数のレーザ20A、20B‥‥を各光出射端面を
対向するように配置して、これら各光出射端面間に、基
体の主面に対し45°を成す{110}結晶面より成る
結晶成長ミラー面9A、9B‥‥を各光出射端面に対向
して設ける構成とする。
【0008】また本発明は、上述のマルチビーム半導体
レーザにおいて、図1に示すように光ビームを2本とし
て構成する。
レーザにおいて、図1に示すように光ビームを2本とし
て構成する。
【0009】更にまた本発明は、上述のマルチビーム半
導体レーザにおいて、図2に示すように、光ビームを4
本として構成する。
導体レーザにおいて、図2に示すように、光ビームを4
本として構成する。
【0010】また本発明マルチビーム半導体レーザは、
その一例の略線的拡大平面図を図3に示すように、{1
00}結晶面を主面とする半導体基体の主面上に、〈0
01〉結晶軸方向に沿う少なくとも第1の方向に光ビー
ムを出射する複数のレーザを構成すると共に、このレー
ザの各光出射端面間に対向して、上述の第1の方向とは
逆向きの方向に光ビームを出射するレーザを構成して、
これら各レーザの光出射端面に対向してそれぞれ基体の
主面に対し45°を成す{110}結晶面より成る結晶
成長ミラー面を設ける構成とする。
その一例の略線的拡大平面図を図3に示すように、{1
00}結晶面を主面とする半導体基体の主面上に、〈0
01〉結晶軸方向に沿う少なくとも第1の方向に光ビー
ムを出射する複数のレーザを構成すると共に、このレー
ザの各光出射端面間に対向して、上述の第1の方向とは
逆向きの方向に光ビームを出射するレーザを構成して、
これら各レーザの光出射端面に対向してそれぞれ基体の
主面に対し45°を成す{110}結晶面より成る結晶
成長ミラー面を設ける構成とする。
【0011】また更に本発明は、上述の各マルチビーム
半導体レーザにおいて、各光出射端面と結晶成長ミラー
面との間隔をレーザ毎に変調して設ける。
半導体レーザにおいて、各光出射端面と結晶成長ミラー
面との間隔をレーザ毎に変調して設ける。
【0012】
【作用】上述したように本発明においては、半導体基体
の{100}結晶面より成る主面上に、〈001〉結晶
軸方向に沿う共振器を有し、この〈001〉結晶軸方向
に沿う方向に光ビームを出射する複数のレーザを設ける
ものであり、上述したようにこれらレーザの各光出射端
面に対向する位置にエピタキシャル成長を行うと、基体
の主面に対し45°を成す結晶成長ミラー面が自然発生
的に成長して形成されることから、このミラー面を利用
して各レーザからの複数の出射光LO を基体の主面に対
し垂直な方向に出射させる構成とすることができる。
の{100}結晶面より成る主面上に、〈001〉結晶
軸方向に沿う共振器を有し、この〈001〉結晶軸方向
に沿う方向に光ビームを出射する複数のレーザを設ける
ものであり、上述したようにこれらレーザの各光出射端
面に対向する位置にエピタキシャル成長を行うと、基体
の主面に対し45°を成す結晶成長ミラー面が自然発生
的に成長して形成されることから、このミラー面を利用
して各レーザからの複数の出射光LO を基体の主面に対
し垂直な方向に出射させる構成とすることができる。
【0013】従って、本発明によればミラー面の間隔を
小とすることによって、熱干渉の問題を生じることなく
各レーザの出射光LO の間隔を従来のマルチビーム半導
体レーザに比し格段に低減化することができることとな
り、従って光学系やトラック幅に合わせた使い易いビー
ム間隔としてマルチビームレーザを構成することが容易
となる。
小とすることによって、熱干渉の問題を生じることなく
各レーザの出射光LO の間隔を従来のマルチビーム半導
体レーザに比し格段に低減化することができることとな
り、従って光学系やトラック幅に合わせた使い易いビー
ム間隔としてマルチビームレーザを構成することが容易
となる。
【0014】また上述したように45°反射鏡として結
晶成長によって自然に得られる面を利用しているため、
斜めエッチング等により形成される従来の反射鏡面に比
しその平坦性及び角度精度に優れており、収差等のない
理想的な反射ビームを得ることができ、RIE等のドラ
イエッチングを用いる従来構成の半導体レーザに比し格
段に製造の簡易化をはかることができる。
晶成長によって自然に得られる面を利用しているため、
斜めエッチング等により形成される従来の反射鏡面に比
しその平坦性及び角度精度に優れており、収差等のない
理想的な反射ビームを得ることができ、RIE等のドラ
イエッチングを用いる従来構成の半導体レーザに比し格
段に製造の簡易化をはかることができる。
【0015】
【実施例】以下本発明実施例を図面を参照して詳細に説
明する。各例共に、GaAs半導体基体を用いてこの上
にエピタキシャル成長により第1導電型のクラッド層、
活性層及び第2導電型のクラッド層を順次形成して各レ
ーザを形成し、更に結晶成長ミラー面を形成してマルチ
ビーム半導体レーザを構成した場合を示す。
明する。各例共に、GaAs半導体基体を用いてこの上
にエピタキシャル成長により第1導電型のクラッド層、
活性層及び第2導電型のクラッド層を順次形成して各レ
ーザを形成し、更に結晶成長ミラー面を形成してマルチ
ビーム半導体レーザを構成した場合を示す。
【0016】先ず図1を参照して光ビームが2本とされ
たマルチビーム半導体レーザの一例を説明する。先ずG
aAs半導体基体の{100}結晶面の例えば(10
0)結晶面より成る主面上に、〈001〉結晶軸方向、
この場合〔001〕結晶軸方向に沿う共振器を有する2
つのレーザ20A、20Bを各光出射端面を対向するよ
うに配置して、これら各光出射端面間に、基体の主面に
対し45°を成す{110}結晶面のこの場合(10
1)結晶面より成る結晶成長ミラー面9Aと、(10−
1)結晶面より成る結晶成長ミラー面9Bとを各光出射
端面に対向して設ける。
たマルチビーム半導体レーザの一例を説明する。先ずG
aAs半導体基体の{100}結晶面の例えば(10
0)結晶面より成る主面上に、〈001〉結晶軸方向、
この場合〔001〕結晶軸方向に沿う共振器を有する2
つのレーザ20A、20Bを各光出射端面を対向するよ
うに配置して、これら各光出射端面間に、基体の主面に
対し45°を成す{110}結晶面のこの場合(10
1)結晶面より成る結晶成長ミラー面9Aと、(10−
1)結晶面より成る結晶成長ミラー面9Bとを各光出射
端面に対向して設ける。
【0017】このような半導体レーザの製造方法の一例
を図5及び図6の製造工程図を参照して説明する。上述
したようにこの場合n型のGaAsより成る半導体基体
1の(100)結晶面より成る主面2上に、図5Aに示
すように、全面的にn型のAlGaAs等より成る第1
のクラッド層3、真性のGaAs等より成る活性層4及
びp型のAlGaAs等より成る第2のクラッド層5、
更にp型GaAs等より成るキャップ層6を順次MOC
VD法等によりエピタキシャル成長して半導体レーザを
構成するダブルヘテロ構造を形成する。この場合必要に
応じて電流狭窄層や光導波層を形成することもできる。
を図5及び図6の製造工程図を参照して説明する。上述
したようにこの場合n型のGaAsより成る半導体基体
1の(100)結晶面より成る主面2上に、図5Aに示
すように、全面的にn型のAlGaAs等より成る第1
のクラッド層3、真性のGaAs等より成る活性層4及
びp型のAlGaAs等より成る第2のクラッド層5、
更にp型GaAs等より成るキャップ層6を順次MOC
VD法等によりエピタキシャル成長して半導体レーザを
構成するダブルヘテロ構造を形成する。この場合必要に
応じて電流狭窄層や光導波層を形成することもできる。
【0018】そして次に、図5Bに示すように、フォト
リソグラフィ等の適用によって、RIE等の異方性エッ
チングにより主面2に対し90°を成す端面、この場合
それぞれ(00−1)結晶面より成る端面7Aと(00
1)結晶面より成る端面7Bを形成する。即ちこの場
合、図5Bにおいて矢印で示すように、〔001〕結晶
軸方向に沿う方向に共振器が延長する構成とする。
リソグラフィ等の適用によって、RIE等の異方性エッ
チングにより主面2に対し90°を成す端面、この場合
それぞれ(00−1)結晶面より成る端面7Aと(00
1)結晶面より成る端面7Bを形成する。即ちこの場
合、図5Bにおいて矢印で示すように、〔001〕結晶
軸方向に沿う方向に共振器が延長する構成とする。
【0019】そしてこの後全面的にSiO2 、SiNX
等より成る誘電体層を被着した後、全面的に主面2と直
交する方向にRIE等の異方性エッチングを行って、キ
ャップ層6上と各端面7A及び7B間の主面2上の誘電
体層を除去して、図5Cに示すように端面7A及び7B
を覆うように誘電体保護層8を形成する。これにより必
要に応じて端面反射率を調整する。そして更にキャップ
層6をその厚さ方向に少しエッチングを施して、誘電体
保護層8の頂部をキャップ層6の上面から僅かに突出さ
せる。
等より成る誘電体層を被着した後、全面的に主面2と直
交する方向にRIE等の異方性エッチングを行って、キ
ャップ層6上と各端面7A及び7B間の主面2上の誘電
体層を除去して、図5Cに示すように端面7A及び7B
を覆うように誘電体保護層8を形成する。これにより必
要に応じて端面反射率を調整する。そして更にキャップ
層6をその厚さ方向に少しエッチングを施して、誘電体
保護層8の頂部をキャップ層6の上面から僅かに突出さ
せる。
【0020】次に図6Aに示すように、全面的にp型の
GaAs等のキャップ層と同材料の半導体層をMOCV
D法等により再成長すると、誘電体保護層8上には結晶
成長せずに、各共振器の端面7A及び7Bの間の主面2
上とキャップ層6上に、主面2に対し45°を成す結晶
成長面が自然発生的に成長して、各共振器の端面に対向
するように、即ち端面7Aに対向して(101)結晶面
より成るミラー面9A、端面7Bに対向して(10−
1)結晶面より成るミラー面9Bが形成される。
GaAs等のキャップ層と同材料の半導体層をMOCV
D法等により再成長すると、誘電体保護層8上には結晶
成長せずに、各共振器の端面7A及び7Bの間の主面2
上とキャップ層6上に、主面2に対し45°を成す結晶
成長面が自然発生的に成長して、各共振器の端面に対向
するように、即ち端面7Aに対向して(101)結晶面
より成るミラー面9A、端面7Bに対向して(10−
1)結晶面より成るミラー面9Bが形成される。
【0021】そしてこの後図6Bに示すように、ミラー
面9A及び9B上を覆うように、Auや誘電体多層膜等
より成る高反射層10を被着形成し、更にキャップ層6
上の再成長層9上と、基体1の裏面上とにそれぞれ電極
11、12をスパッタリング等により被着形成して、各
レーザ20A及び20Bからの出射光が各ミラー面9A
及び9Bにより主面2に対し垂直な方向に出射され、ビ
ーム間隔が狭小化された2本の光ビームLO を出射する
マルチビーム半導体レーザを得ることができる。
面9A及び9B上を覆うように、Auや誘電体多層膜等
より成る高反射層10を被着形成し、更にキャップ層6
上の再成長層9上と、基体1の裏面上とにそれぞれ電極
11、12をスパッタリング等により被着形成して、各
レーザ20A及び20Bからの出射光が各ミラー面9A
及び9Bにより主面2に対し垂直な方向に出射され、ビ
ーム間隔が狭小化された2本の光ビームLO を出射する
マルチビーム半導体レーザを得ることができる。
【0022】このような構成においては、各レーザ20
A及び20Bの端面間隔を適切に選定することによっ
て、結晶成長ミラー面9A及び9Bの間隔を調節するこ
とができ、各レーザの熱干渉を生じることなくレーザビ
ーム間隔を狭めることができることとなる。
A及び20Bの端面間隔を適切に選定することによっ
て、結晶成長ミラー面9A及び9Bの間隔を調節するこ
とができ、各レーザの熱干渉を生じることなくレーザビ
ーム間隔を狭めることができることとなる。
【0023】また、上述の実施例においては光ビームが
2本とされたマルチビーム半導体レーザの場合である
が、例えば図2に示すように、〔001〕結晶軸方向に
延長する相対向するレーザ20A及び20Bと、これら
と直交する〔010〕結晶軸方向に延長する2本のレー
ザ20C及び20Dを形成し、これらレーザ20C及び
20Dの各出射端面に対向するように{110}結晶面
の例えば(110)結晶面より成る結晶成長ミラー面9
C、(1−10)結晶面より成る結晶成長ミラー面9D
を、上述の例と同様に結晶再成長により自然発生的に形
成することができて、各レーザからの光ビームを基体の
主面に対し垂直な方向に四角形状に配列して出射させる
構成となる。
2本とされたマルチビーム半導体レーザの場合である
が、例えば図2に示すように、〔001〕結晶軸方向に
延長する相対向するレーザ20A及び20Bと、これら
と直交する〔010〕結晶軸方向に延長する2本のレー
ザ20C及び20Dを形成し、これらレーザ20C及び
20Dの各出射端面に対向するように{110}結晶面
の例えば(110)結晶面より成る結晶成長ミラー面9
C、(1−10)結晶面より成る結晶成長ミラー面9D
を、上述の例と同様に結晶再成長により自然発生的に形
成することができて、各レーザからの光ビームを基体の
主面に対し垂直な方向に四角形状に配列して出射させる
構成となる。
【0024】この場合、通常の4ビームレーザが横1列
に並列されるのに対し、四角形状にビームを配置させる
こととなり、例えば光ディスクのトラックに対する処理
光源として利用する場合、図7に示すように、各ビーム
のスポット32がそれぞれ異なるトラック31に照射さ
れるように配置することによって、並列処理を行うこと
ができる。
に並列されるのに対し、四角形状にビームを配置させる
こととなり、例えば光ディスクのトラックに対する処理
光源として利用する場合、図7に示すように、各ビーム
のスポット32がそれぞれ異なるトラック31に照射さ
れるように配置することによって、並列処理を行うこと
ができる。
【0025】更に、例えば図8に示すように2つのスポ
ット32をそれぞれ同一のトラック31に照射するよう
にして、1トラックにつき一つのレーザビームを書き込
み用として用い、他のレーザビームによりその直後に読
み出しを行う構成とすることもできるなど、システム設
計の自由度を高めることができる。
ット32をそれぞれ同一のトラック31に照射するよう
にして、1トラックにつき一つのレーザビームを書き込
み用として用い、他のレーザビームによりその直後に読
み出しを行う構成とすることもできるなど、システム設
計の自由度を高めることができる。
【0026】次に、図3を参照して本発明の他の例を詳
細に説明する。図3において、図1及び図2に対応する
部分には同一符号を付して示す。この場合、{100}
結晶面を主面とする半導体基体の主面上に、〈001〉
結晶軸方向に沿う少なくとも第1の方向、この場合〔0
01〕結晶軸方向に光ビームを出射する複数のレーザ2
0Aを構成すると共に、このレーザの各光出射端面間に
対向して、上述の第1の方向とは逆向きの〔00−1〕
結晶軸方向に光ビームを出射するレーザ20Bを構成し
て、これら各レーザ20A、20Bの光出射端面に対向
してそれぞれ基体の主面に対し45°を成す{110}
結晶面より成る結晶成長ミラー面9A、9Bを設けて構
成する。
細に説明する。図3において、図1及び図2に対応する
部分には同一符号を付して示す。この場合、{100}
結晶面を主面とする半導体基体の主面上に、〈001〉
結晶軸方向に沿う少なくとも第1の方向、この場合〔0
01〕結晶軸方向に光ビームを出射する複数のレーザ2
0Aを構成すると共に、このレーザの各光出射端面間に
対向して、上述の第1の方向とは逆向きの〔00−1〕
結晶軸方向に光ビームを出射するレーザ20Bを構成し
て、これら各レーザ20A、20Bの光出射端面に対向
してそれぞれ基体の主面に対し45°を成す{110}
結晶面より成る結晶成長ミラー面9A、9Bを設けて構
成する。
【0027】即ちこの場合、前述の図1及び図2に示す
半導体レーザの片側の発光部に注目し、これらを複数本
並置配列すると共に、各レーザ間に対応する位置に同様
にレーザを並置配列して、各レーザの一方の端面から出
射されミラー面によって反射される擬似的な発光点が一
直線上に並ぶようにしたもので、共振器本体を交互にジ
グザグに並ぶように配置することによって、1次元半導
体レーザアレイを得られるようにしたものである。この
とき各レーザの他方の端面は高反射コート層を施して光
が出射されないようにするか、或いは劈開端面又はエッ
チング等によって光ビームが基体に垂直な方向に出射さ
れないようにする。
半導体レーザの片側の発光部に注目し、これらを複数本
並置配列すると共に、各レーザ間に対応する位置に同様
にレーザを並置配列して、各レーザの一方の端面から出
射されミラー面によって反射される擬似的な発光点が一
直線上に並ぶようにしたもので、共振器本体を交互にジ
グザグに並ぶように配置することによって、1次元半導
体レーザアレイを得られるようにしたものである。この
とき各レーザの他方の端面は高反射コート層を施して光
が出射されないようにするか、或いは劈開端面又はエッ
チング等によって光ビームが基体に垂直な方向に出射さ
れないようにする。
【0028】このような半導体レーザの製造方法として
は、例えばn型GaAs等より成る半導体基体の{10
0}結晶面より成る主面上に、n型AlGaAs等より
成る第1のクラッド層、GaAs等より成る活性層、p
型AlGaAs等より成る第2のクラッド層、キャップ
層等を順次エピタキシャル成長した後、図9にその一製
造工程図を示すように、各共振器が上述したように交互
にジグザグ配置されるように、共振器の端面及び側面を
RIE等により垂直エッチングして、図9において斜線
を付して示す領域をエッチング除去する。
は、例えばn型GaAs等より成る半導体基体の{10
0}結晶面より成る主面上に、n型AlGaAs等より
成る第1のクラッド層、GaAs等より成る活性層、p
型AlGaAs等より成る第2のクラッド層、キャップ
層等を順次エピタキシャル成長した後、図9にその一製
造工程図を示すように、各共振器が上述したように交互
にジグザグ配置されるように、共振器の端面及び側面を
RIE等により垂直エッチングして、図9において斜線
を付して示す領域をエッチング除去する。
【0029】そしてこの後誘電体層を全面的に被着し、
各共振器の交互に対向する端面及びその側面上とを覆う
ように、誘電体保護層8をパターニング形成する。図1
において保護層8を設けた部分には斜線を付して示す。
そしてこの後MOCVD法等によりエピタキシャル成長
を行うと、各端面に対向するように、それぞれ〔00
1〕結晶軸方向に光を出射するレーザ20Aの各端面に
対し(10−1)結晶面より成る結晶成長ミラー面9
A、〔00−1〕結晶軸方向に光を出射するレーザ20
Bの各端面に対し(101)結晶面より成る結晶成長ミ
ラー面9Bが自然発生的に形成され、矢印aで示す図3
と直交する方向に光ビームをそれぞれ取り出すことがで
きる。
各共振器の交互に対向する端面及びその側面上とを覆う
ように、誘電体保護層8をパターニング形成する。図1
において保護層8を設けた部分には斜線を付して示す。
そしてこの後MOCVD法等によりエピタキシャル成長
を行うと、各端面に対向するように、それぞれ〔00
1〕結晶軸方向に光を出射するレーザ20Aの各端面に
対し(10−1)結晶面より成る結晶成長ミラー面9
A、〔00−1〕結晶軸方向に光を出射するレーザ20
Bの各端面に対し(101)結晶面より成る結晶成長ミ
ラー面9Bが自然発生的に形成され、矢印aで示す図3
と直交する方向に光ビームをそれぞれ取り出すことがで
きる。
【0030】この場合、各レーザ20A及び20Bの端
面間の共振器長方向の間隔、また各出射端面上の誘電体
保護層8の厚さ等を適切に選定することによって、各ミ
ラー面によって反射される位置即ち発光点を一直線上に
配置して1次元アレイレーザを形成することができる。
そして例えば各レーザの横方向間隔、即ち共振器長方向
と直交する方向の配列間隔を50μmとする場合、各レ
ーザ光の間隔はその1/2の25μmとすることがで
き、従来のマルチビーム半導体レーザに比して、熱干渉
を生じることなく光ビームの間隔を1/2程度に狭小化
することができるという利点を有する。
面間の共振器長方向の間隔、また各出射端面上の誘電体
保護層8の厚さ等を適切に選定することによって、各ミ
ラー面によって反射される位置即ち発光点を一直線上に
配置して1次元アレイレーザを形成することができる。
そして例えば各レーザの横方向間隔、即ち共振器長方向
と直交する方向の配列間隔を50μmとする場合、各レ
ーザ光の間隔はその1/2の25μmとすることがで
き、従来のマルチビーム半導体レーザに比して、熱干渉
を生じることなく光ビームの間隔を1/2程度に狭小化
することができるという利点を有する。
【0031】また、その他用途に応じてレーザの数を変
更するとか、または例えば発光点をジグザグ状に配置す
る等、種々の構成とすることができる。
更するとか、または例えば発光点をジグザグ状に配置す
る等、種々の構成とすることができる。
【0032】尚、上述の各マルチビーム半導体レーザに
おいて、各光出射端面と結晶成長ミラー面との間隔をレ
ーザ毎に変調して設ける構成とすることもできる。図4
を参照してこのレーザの一例を詳細に説明する。図4に
おいて、図1に対応する部分には同一符号を付して重複
説明を省略する。この場合、図1において説明した光ビ
ームが2本とされたレーザにおいて、光出射端面とミラ
ー面9A及び9Bとの間隔を誘電体保護層8の基部側縁
部にオフセットを設け、例えば一方のミラー面9Bに対
向して長さLの突出部を設けるパターンとして誘電体保
護層8をパターニング形成することにより、各レーザ2
0A及び20Bからの出力光LO の各焦点位置は、それ
ぞれ点P1 、P2 で示すようにその深さが異なるように
なされ、この場合突出部を設けたレーザ20B側におい
て焦点距離がより大となるように構成される。
おいて、各光出射端面と結晶成長ミラー面との間隔をレ
ーザ毎に変調して設ける構成とすることもできる。図4
を参照してこのレーザの一例を詳細に説明する。図4に
おいて、図1に対応する部分には同一符号を付して重複
説明を省略する。この場合、図1において説明した光ビ
ームが2本とされたレーザにおいて、光出射端面とミラ
ー面9A及び9Bとの間隔を誘電体保護層8の基部側縁
部にオフセットを設け、例えば一方のミラー面9Bに対
向して長さLの突出部を設けるパターンとして誘電体保
護層8をパターニング形成することにより、各レーザ2
0A及び20Bからの出力光LO の各焦点位置は、それ
ぞれ点P1 、P2 で示すようにその深さが異なるように
なされ、この場合突出部を設けたレーザ20B側におい
て焦点距離がより大となるように構成される。
【0033】このように焦点距離を変調させた2ビーム
の半導体レーザ装置は、例えば2つのビームの焦点距離
の違いを利用したサーボ制御系に用いることができる。
図10において各円はビームスポット径を示し、図10
において左側の列と右側の列はそれぞれ各レーザ20
A、20Bからのビームスポットに相当する。図10A
及びBの例では、検出素子33の光量はレーザ20Aの
み検出され、レーザ20Bでは光量は0となる。図10
Cにおいてはレーザ20Aの光量は増加し、レーザ20
Bの光量も検出されるが、光量はレーザ20Aのほうが
大となる。同様に図10D、図10Eにおいてもレーザ
20Aの光量のほうが大となるが、図10Fの例ではほ
ぼ光量が等しくなる。図10G〜図10Eにおいては逆
にレーザ20Bの光量のほうが大となって徐々にその光
量差は大となり、図10J及びKにおいてはレーザ20
Aの光量は検出されなくなる。
の半導体レーザ装置は、例えば2つのビームの焦点距離
の違いを利用したサーボ制御系に用いることができる。
図10において各円はビームスポット径を示し、図10
において左側の列と右側の列はそれぞれ各レーザ20
A、20Bからのビームスポットに相当する。図10A
及びBの例では、検出素子33の光量はレーザ20Aの
み検出され、レーザ20Bでは光量は0となる。図10
Cにおいてはレーザ20Aの光量は増加し、レーザ20
Bの光量も検出されるが、光量はレーザ20Aのほうが
大となる。同様に図10D、図10Eにおいてもレーザ
20Aの光量のほうが大となるが、図10Fの例ではほ
ぼ光量が等しくなる。図10G〜図10Eにおいては逆
にレーザ20Bの光量のほうが大となって徐々にその光
量差は大となり、図10J及びKにおいてはレーザ20
Aの光量は検出されなくなる。
【0034】従ってこの場合図10Fの状態即ち光量の
差が0となるように制御することによって、制御対象を
一定の距離に保持してフォーカスサーボ制御を行うこと
ができることとなる。
差が0となるように制御することによって、制御対象を
一定の距離に保持してフォーカスサーボ制御を行うこと
ができることとなる。
【0035】尚、上述の各例においては、AlGaAs
系のレーザを形成した場合を示したが、本発明はその他
AlGaInP系、InGaAsP系等の化合物半導体
レーザに適用することができる。またその構造も上述の
例に限定されることなく、種々の変形変更をなし得るこ
とはいうまでもない。
系のレーザを形成した場合を示したが、本発明はその他
AlGaInP系、InGaAsP系等の化合物半導体
レーザに適用することができる。またその構造も上述の
例に限定されることなく、種々の変形変更をなし得るこ
とはいうまでもない。
【0036】
【発明の効果】上述したように本発明によればミラー面
の間隔を小とすることによって、熱干渉の問題を生じる
ことなく各レーザの出射光LO の間隔を従来のマルチビ
ーム半導体レーザに比し格段に低減化することができる
こととなり、従って光学系やトラック幅に合わせた使い
易いビーム間隔としてマルチビームレーザを構成するこ
とが容易となって、光ディスク装置や光磁気ディスク装
置等のシステムの設計自由度の向上をはかる。
の間隔を小とすることによって、熱干渉の問題を生じる
ことなく各レーザの出射光LO の間隔を従来のマルチビ
ーム半導体レーザに比し格段に低減化することができる
こととなり、従って光学系やトラック幅に合わせた使い
易いビーム間隔としてマルチビームレーザを構成するこ
とが容易となって、光ディスク装置や光磁気ディスク装
置等のシステムの設計自由度の向上をはかる。
【0037】また上述したように45°反射鏡として結
晶成長によって自然に得られる面を利用しているため、
斜めエッチング等により形成される従来の反射鏡面に比
しその平坦性及び角度精度に優れており、収差等のない
理想的な反射ビームを得ることができ、RIE等のドラ
イエッチングを用いる従来構成の半導体レーザに比し格
段に製造の簡易化をはかることができる。
晶成長によって自然に得られる面を利用しているため、
斜めエッチング等により形成される従来の反射鏡面に比
しその平坦性及び角度精度に優れており、収差等のない
理想的な反射ビームを得ることができ、RIE等のドラ
イエッチングを用いる従来構成の半導体レーザに比し格
段に製造の簡易化をはかることができる。
【0038】また、本発明はその配置を複数のレーザ及
び結晶成長ミラー面の配置を適切に選定することによっ
て、4角形状に配置された4本ビームのレーザや、1次
元レーザアレイ等、種々の構成のマルチビーム半導体レ
ーザを形成することができる。
び結晶成長ミラー面の配置を適切に選定することによっ
て、4角形状に配置された4本ビームのレーザや、1次
元レーザアレイ等、種々の構成のマルチビーム半導体レ
ーザを形成することができる。
【0039】更に、各レーザの焦点距離を変調させて形
成することにより、例えばフォーカスサーボ等に応用す
ることができる。
成することにより、例えばフォーカスサーボ等に応用す
ることができる。
【図1】マルチビーム半導体レーザの一例の略線的拡大
斜視図である。
斜視図である。
【図2】マルチビーム半導体レーザの一例の略線的拡大
斜視図である。
斜視図である。
【図3】マルチビーム半導体レーザの一例の略線的拡大
平面図である。
平面図である。
【図4】マルチビーム半導体レーザの一例の略線的拡大
断面図である。
断面図である。
【図5】マルチビーム半導体レーザの一例の製造工程図
である。
である。
【図6】マルチビーム半導体レーザの一例の製造工程図
である。
である。
【図7】4ビームレーザの応用例の説明図である。
【図8】4ビームレーザの応用例の説明図である。
【図9】マルチビーム半導体レーザの一例の一製造工程
図である。
図である。
【図10】2ビームレーザの応用例の説明図である。
【図11】従来のマルチビーム半導体レーザの一例の略
線的拡大斜視図である。
線的拡大斜視図である。
【図12】従来のマルチビーム半導体レーザの一例の略
線的拡大斜視図である。
線的拡大斜視図である。
【図13】マルチビーム半導体レーザの一例の説明図で
ある。
ある。
1 半導体基体 2 主面 3 第1のクラッド層 4 活性層 5 第2のクラッド層 6 キャップ層 7A 端面 7B 端面 8 誘電体保護層 9 再成長層 9A 結晶成長ミラー面 9B 結晶成長ミラー面
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−128088(JP,A) 特開 平3−11325(JP,A) 特開 平4−216690(JP,A) 特開 平2−130983(JP,A) 1992年(平成4年)秋季第53回応用物 理学会学術講演会 第3分冊 16p−V −2 p.906 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50
Claims (5)
- 【請求項1】 {100}結晶面を主面とする半導体基
体の上記主面上に、〈001〉結晶軸方向に共振器長を
有する複数のレーザが各光出射端面を対向するように配
置され、 上記各光出射端面間に、上記主面に対し45°を成す
{110}結晶面より成る結晶成長ミラー面が上記各光
出射端面に対向して設けられて成ることを特徴とするマ
ルチビーム半導体レーザ。 - 【請求項2】 光ビームが2本とされることを特徴とす
る上記請求項1に記載のマルチビーム半導体レーザ。 - 【請求項3】 光ビームが4本とされることを特徴とす
る上記請求項1に記載のマルチビーム半導体レーザ。 - 【請求項4】 {100}結晶面を主面とする半導体基
体の上記主面上に、〈001〉結晶軸方向に沿う少なく
とも第1の方向に光ビームを出射する複数のレーザが構
成されると共に、 上記レーザの各光出射端面間に対向して、上記第1の方
向とは逆向きの方向に光ビームを出射するレーザが構成
され、 上記各レーザの光出射端面に対向してそれぞれ上記主面
に対し45°を成す{110}結晶面より成る結晶成長
ミラー面が設けられて成ることを特徴とするマルチビー
ム半導体レーザ。 - 【請求項5】 上記各光出射端面と上記結晶成長ミラー
面との間隔がレーザ毎に変調されて設けられることを特
徴とする上記請求項1又は上記請求項4に記載のマルチ
ビーム半導体レーザ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25309092A JP3154200B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | マルチビーム半導体レーザ |
US08/062,209 US5373173A (en) | 1992-05-20 | 1993-05-18 | Apparatus for semiconductor laser |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25309092A JP3154200B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | マルチビーム半導体レーザ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06104535A JPH06104535A (ja) | 1994-04-15 |
JP3154200B2 true JP3154200B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=17246355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25309092A Expired - Fee Related JP3154200B2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-09-22 | マルチビーム半導体レーザ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3154200B2 (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8596813B2 (en) | 2010-07-12 | 2013-12-03 | Ilumisys, Inc. | Circuit board mount for LED light tube |
US8807785B2 (en) | 2008-05-23 | 2014-08-19 | Ilumisys, Inc. | Electric shock resistant L.E.D. based light |
US8870415B2 (en) | 2010-12-09 | 2014-10-28 | Ilumisys, Inc. | LED fluorescent tube replacement light with reduced shock hazard |
US9013119B2 (en) | 2010-03-26 | 2015-04-21 | Ilumisys, Inc. | LED light with thermoelectric generator |
US9101026B2 (en) | 2008-10-24 | 2015-08-04 | Ilumisys, Inc. | Integration of LED lighting with building controls |
US9163794B2 (en) | 2012-07-06 | 2015-10-20 | Ilumisys, Inc. | Power supply assembly for LED-based light tube |
US9184518B2 (en) | 2012-03-02 | 2015-11-10 | Ilumisys, Inc. | Electrical connector header for an LED-based light |
US9267650B2 (en) | 2013-10-09 | 2016-02-23 | Ilumisys, Inc. | Lens for an LED-based light |
US9271367B2 (en) | 2012-07-09 | 2016-02-23 | Ilumisys, Inc. | System and method for controlling operation of an LED-based light |
US9285084B2 (en) | 2013-03-14 | 2016-03-15 | Ilumisys, Inc. | Diffusers for LED-based lights |
US9398661B2 (en) | 2008-10-24 | 2016-07-19 | Ilumisys, Inc. | Light and light sensor |
US9395075B2 (en) | 2010-03-26 | 2016-07-19 | Ilumisys, Inc. | LED bulb for incandescent bulb replacement with internal heat dissipating structures |
US9510400B2 (en) | 2014-05-13 | 2016-11-29 | Ilumisys, Inc. | User input systems for an LED-based light |
US9574717B2 (en) | 2014-01-22 | 2017-02-21 | Ilumisys, Inc. | LED-based light with addressed LEDs |
US11428370B2 (en) | 2015-06-01 | 2022-08-30 | Ilumisys, Inc. | LED-based light with canted outer walls |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0918087A (ja) * | 1995-06-27 | 1997-01-17 | Nec Corp | マルチビーム半導体レーザ装置 |
JP2002217499A (ja) | 2001-01-19 | 2002-08-02 | Sharp Corp | 半導体レーザ素子、その製造方法、およびそれを用いた光ピックアップ |
JP2019161062A (ja) * | 2018-03-14 | 2019-09-19 | 豊田合成株式会社 | 発光装置 |
DE102020106638A1 (de) | 2020-03-11 | 2021-09-16 | OSRAM Opto Semiconductors Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Optoelektronisches halbleiterlaserbauelement und optoelektronische anordnung |
WO2022264210A1 (ja) * | 2021-06-14 | 2022-12-22 | 三菱電機株式会社 | 半導体レーザー装置および半導体レーザー装置の製造方法 |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP25309092A patent/JP3154200B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
1992年(平成4年)秋季第53回応用物理学会学術講演会 第3分冊 16p−V−2 p.906 |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8807785B2 (en) | 2008-05-23 | 2014-08-19 | Ilumisys, Inc. | Electric shock resistant L.E.D. based light |
US9101026B2 (en) | 2008-10-24 | 2015-08-04 | Ilumisys, Inc. | Integration of LED lighting with building controls |
US9635727B2 (en) | 2008-10-24 | 2017-04-25 | Ilumisys, Inc. | Light and light sensor |
US9585216B2 (en) | 2008-10-24 | 2017-02-28 | Ilumisys, Inc. | Integration of LED lighting with building controls |
US9398661B2 (en) | 2008-10-24 | 2016-07-19 | Ilumisys, Inc. | Light and light sensor |
US9395075B2 (en) | 2010-03-26 | 2016-07-19 | Ilumisys, Inc. | LED bulb for incandescent bulb replacement with internal heat dissipating structures |
US9013119B2 (en) | 2010-03-26 | 2015-04-21 | Ilumisys, Inc. | LED light with thermoelectric generator |
US8596813B2 (en) | 2010-07-12 | 2013-12-03 | Ilumisys, Inc. | Circuit board mount for LED light tube |
US8870415B2 (en) | 2010-12-09 | 2014-10-28 | Ilumisys, Inc. | LED fluorescent tube replacement light with reduced shock hazard |
US9184518B2 (en) | 2012-03-02 | 2015-11-10 | Ilumisys, Inc. | Electrical connector header for an LED-based light |
US9163794B2 (en) | 2012-07-06 | 2015-10-20 | Ilumisys, Inc. | Power supply assembly for LED-based light tube |
US9271367B2 (en) | 2012-07-09 | 2016-02-23 | Ilumisys, Inc. | System and method for controlling operation of an LED-based light |
US9285084B2 (en) | 2013-03-14 | 2016-03-15 | Ilumisys, Inc. | Diffusers for LED-based lights |
US9267650B2 (en) | 2013-10-09 | 2016-02-23 | Ilumisys, Inc. | Lens for an LED-based light |
US9574717B2 (en) | 2014-01-22 | 2017-02-21 | Ilumisys, Inc. | LED-based light with addressed LEDs |
US9510400B2 (en) | 2014-05-13 | 2016-11-29 | Ilumisys, Inc. | User input systems for an LED-based light |
US11428370B2 (en) | 2015-06-01 | 2022-08-30 | Ilumisys, Inc. | LED-based light with canted outer walls |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06104535A (ja) | 1994-04-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3154200B2 (ja) | マルチビーム半導体レーザ | |
JP2768988B2 (ja) | 端面部分コーティング方法 | |
US5357536A (en) | Method and apparatus for the positioning of laser diodes | |
US4971415A (en) | Multibeam emitting device | |
US5373173A (en) | Apparatus for semiconductor laser | |
GB2181892A (en) | A semi-conductor laser | |
US5396511A (en) | Semiconductor laser apparatus with curved waveguide | |
JPS60124983A (ja) | 半導体レ−ザ | |
JPS6320035B2 (ja) | ||
EP0270381B1 (en) | A semiconductor light-emitting apparatus | |
JPS61296785A (ja) | 半導体レ−ザアレイ装置 | |
US4817104A (en) | Semiconductor laser array device | |
GB2178233A (en) | Semiconductor laser array device | |
JPH055391B2 (ja) | ||
US20080198890A1 (en) | Vertically emitting laser and method of making the same | |
JPH07321396A (ja) | 半導体レーザーアレイ | |
JPH0449274B2 (ja) | ||
JPH055389B2 (ja) | ||
JPS6016489A (ja) | 半導体レーザ装置の製造方法 | |
JP3127635B2 (ja) | 半導体レーザ | |
JP2003152272A (ja) | 分散位相シフト構造分布帰還型半導体レーザ | |
JP2953449B2 (ja) | 光半導体素子及びその製造方法 | |
JP3208860B2 (ja) | 半導体レーザ装置 | |
US4823353A (en) | Semiconductor laser array apparatus | |
JPS61263185A (ja) | 半導体レ−ザアレイ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |