JP3154186B2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP3154186B2
JP3154186B2 JP30559091A JP30559091A JP3154186B2 JP 3154186 B2 JP3154186 B2 JP 3154186B2 JP 30559091 A JP30559091 A JP 30559091A JP 30559091 A JP30559091 A JP 30559091A JP 3154186 B2 JP3154186 B2 JP 3154186B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば3.5インチの
フロッピーディスクを記録及び/又は再生するのに最適
なディスク装置に関し、特に、ディスク装置全体の薄型
化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、3.5インチのフロッピーデ
ィスクを記録及び/又は再生するディスク装置は、フロ
ッピーディスクが収納されたディスクカセットをカセッ
トホルダ内に水平に挿入した後、カセットホルダを挿入
位置から装着位置まで平行に下降させて、フロッピーデ
ィスクをディスクテーブル上に水平に装着すると共に、
上下一対のヘッドをディスクカセット内に上下から挿入
してフロッピーディスクの上下両面に接触させる。そし
て、このディスク装着後に、フロッピーディスクをディ
スクテーブルによって回転駆動すると共に、上下一対の
ヘッドをフロッピーディスクの半径方向に駆動して、フ
ロッピーディスクの記録及び/又は再生を行うように構
成されている。
【0003】この際、従来のディスク装置は、図10
示すように、下ヘッド1をヘッドキャリッジ2の上部に
取り付け、上ヘッド3をヘッドアーム4の先端の下部に
取り付け、このヘッドアーム4をヘッドキャリッジ2上
にヒンジ機構5を介して上下方向である矢印a、a′方
向に回転自在に取り付けていた。なお、矢印a方向は、
カセットホルダ6内へのディスクカセット(図示せず)
の挿入方向である矢印b方向に対して直角な方向であ
る。
【0004】そして、カセットホルダ6を鎖線で示す挿
入位置まで矢印c方向に上昇させて、その内部にディス
クカセットを矢印b方向から水平に挿入する際に、上ヘ
ッド3にディスクカセットが衝突しない高さH1まで逃
がすように、ヘッドアーム4をヒンジ機構5を中心にし
てヘッドアーム4を矢印a方向に回転させておく。そし
て、カセットホルダ6内へのディスクカセットの挿入後
に、カセットホルダ6を鎖線で示す挿入位置から実線で
示す装着位置まで矢印c′方向に平行に下降して、ディ
スクカセット内のフロッピーディスクをディスクテーブ
ル(何れも図示せず)上に水平に装着する。この時、下
ヘッド1をカセットホルダ6の下方からディスクカセッ
ト内に相対的に挿入してフロッピーディスクの下面に接
触させると共に、ヘッドアーム4をヒンジ機構5を中心
に矢印a′方向に回転駆動して、上ヘッド3をカセット
ホルダ6の上方からディスクカセット内に挿入してフロ
ッピーディスクの上面に接触させる。そしてこの後、ヘ
ッドキャリッジ2によって上下ヘッド1、3をフロッピ
ーディスク7の半径方向である矢印d方向に駆動するよ
うにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って従来のディスク
装置は、図10に示すように、挿入位置へ上昇されてい
るカセットホルダ6内にディスクカセットを矢印b方向
から水平に挿入する際に、上ヘッド3をカセットホルダ
6の上方の高い位置H1まで矢印a方向に逃がしておく
方式であったために、上ヘッド3の矢印a、a′方向の
移動高さH2を非常に大きく取らなければならず、結果
的に、ディスク装置全体の厚さ(高さ)H3を薄くする
ことが困難であると言う問題があった。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、カセットホルダ内へのディスクカ
セットの挿入方向に対して直角な方向における上ヘッド
の移動量(高さ)を従来に比べて著しく小さくすること
が可能なディスク装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のディスク装置の請求項1は、ディスク状記
録媒体が収納されたディスクカセットを挿入位置と装着
位置との間で挿入方向に対して直角な昇降方向に平行に
昇降するカセットホルダと、上記カセットホルダを昇降
駆動するホルダ駆動部材と、上記装着位置に下降された
上記ディスクカセット内に下方および上方から挿入され
て、上記ディスク状記録媒体の上下両面を記録及び/又
は再生する下ヘッドおよび上ヘッドと、上記下ヘッドが
取り付けられたヘッドキャリッジを上記ディスク状記録
媒体のほぼ半径方向に駆動するヘッド駆動機構と、上記
上ヘッドが取り付けられたヘッドアームを上記キャリッ
ジに対して上記挿入方向と平行な方向に回転駆動すると
共に、上記昇降方向と平行な方向に昇降駆動する上ヘッ
ド回転昇降機構とを備えたものである。請求項2は、上
記ホルダ駆動部材の駆動ストロークの前半で上記カセッ
トホルダを上記挿入位置から下降位置まで下降駆動し、
上記駆動ストロークの後半で上記上ヘッド回転昇降機構
を回転および下降駆動させるように構成したものであ
る。請求項3は、上記上ヘッド回転昇降機構は、上記ヘ
ッドキャリッジに対して上記ヘッドアームを回転自在お
よび昇降自在に支持する上ヘッド支持台と、上記ヘッド
アームの回転駆動手段と、上記ヘッドアームの昇降駆動
手段とを備えたものである。請求項4は、上記昇降駆動
手段をカム機構によって構成したものである。
【0008】
【作用】上記のように構成された本発明のディスク装置
の請求項1は、ヘッドアームをディスクカセットの挿入
方向と平行な方向に回転して、上ヘッドをカセットホル
ダの横の退避位置へ退避させた状態で、カセットホルダ
を挿入位置へ上昇させる。カセットホルダ内にディスク
カセットを挿入して、カセットホルダを挿入位置から装
着位置まで下降した後に、ヘッドアームを回転して上ヘ
ッドを下ヘッドの真上の昇降位置へ移動させる。そし
て、この後に、ヘッドアームを上記挿入方向と平行な方
向に下降させるようにヘッドアームを回転および昇降駆
動することができる。従って、カセットホルダ内へのデ
ィスクカセットの挿入方向に対して直角な方向における
上ヘッドの移動高さを従来に比べて非常に小さくするこ
とができる。請求項2は、カセットホルダを昇降駆動す
るホルダ駆動部材によって上ヘッド回転昇降機構も駆動
することができる。請求項3は、上ヘッド回転昇降機構
によるヘッドアームの回転駆動と昇降駆動とをそれぞれ
独立して安定良く行える。請求項4は、上ヘッド回転昇
降機構によるヘッドアームの昇降駆動をカム機構によっ
て簡単に行える。
【0009】
【実施例】以下、本発明を適用したディスク装置の一実
施例を図1〜図9を参照して説明する。まず、このディ
スク装置は、図1、図2に示すように、ディスク状記録
媒体である3.5インチのフロッピーディスク11を収
納したディスクカセット12を装着して、フロッピーデ
ィスク11の記録及び/又は再生を行うようにしたもの
である。
【0010】次に、このディスク装置の要旨を図1、図
によって説明する。まず、下ヘッド13を水平なヘッ
ドキャリッジ14の上部に取り付け、上ヘッド15を水
平なヘッドアーム16の先端の下部に取り付けている。
そして、このヘッドアーム16をヘッドキャリッジ14
上に垂直な回転昇降中心線P1の周りに水平方向である
矢印e、e′方向に回転自在に取り付けると共に、回転
昇降中心軸P1に沿って上下方向である矢印f、f′方
向に平行に昇降自在に取り付けている。なお、矢印e、
e′方向はカセットホルダ17内へのディスクカセット
12の水平な挿入方向である矢印b方向と平行な方向で
あり、矢印f、f′方向は上記矢印b方向に対して直角
な方向である。
【0011】そして、図1に実線で示すように、ヘッド
アーム16を回転昇降中心線P1を中心に矢印e方向に
回転して、上ヘッド15をカセットホルダ17の矢印b
方向側の横の退避位置P2に退避させた状態で、カセッ
トホルダ17を図2に実線で示す装着位置P5から鎖線
で示す挿入位置P4まで矢印c方向に平行に上昇させ
る。次に、カセットホルダ17内にディスクカセット1
2を矢印b方向から水平に挿入した後、カセットホルダ
17を挿入位置P4から装着位置P5まで矢印c′方向
に平行に下降して、フロッピーディスク11をディスク
テーブル18上に水平に装着(チャッキング)させる。
この時、下ヘッド13をカセットホルダ17の下方から
ディスクカセット12内に相対的に挿入して、フロッピ
ーディスク11の下面に接触させる。次に、ヘッドアー
ム16を回転中心軸P1を中心に矢印e′方向に回転し
て、上ヘッド15を下ヘッド13の真上の昇降位置P3
まで水平に移動させる。そして最後に、ヘッドアーム1
6を図2に鎖線で示す上昇位置P6から実線で示す下降
位置P7まで回転昇降中心線P1と平行に矢印f′方向
に下降させる。この時、上ヘッド15をカセットホルダ
17の上方からディスクカセット12内に挿入して、フ
ロッピーディスク11の上面に接触させるように構成し
たものである。
【0012】従って、このディスク装置によれば、挿入
位置P4へ上昇されているカセットホルダ17内にディ
スクカセット12を矢印b方向から水平に挿入する際
に、上ヘッド15をカセットホルダ17の上方の高い位
置まで逃がしておく必要がない。この結果、カセットホ
ルダ17内へのディスクカセット12の挿入方向に対し
て直角な矢印f、f′方向における上ヘッド15の移動
高さH4を図10で説明した従来の上ヘッドの移動高さ
H2に比べて非常に小さくすることができる。しかも、
この上ヘッド15の移動高さH4をカセットホルダ17
の矢印c、c′方向の移動高さH5内にほぼ完全にオー
バーラップさせてしまうことができる。以上の結果、デ
ィスク装置全体の厚さ(高さ)H6を非常に薄くするこ
とができる。ちなみに、H4=約2mm、H2=約5m
mであり、H6をH3に比べて約3mm小さくできる。
【0013】次に、このディスク装置の詳細を説明す
る。まず、図9に示すように、水平なカセットホルダ1
7を挿入位置P4と装着位置P5との間で矢印c、c′
方向に昇降駆動するホルダ駆動部材であるスライド板2
0はシャーシ21(図1、図2、図3参照)上で前記挿
入方向bと平行な矢印g、g′方向にスライド自在に取
り付けられている。そして、カセットホルダ17の左右
両側面に取り付けられた複数のガイドローラ22を昇降
駆動する複数のガイド溝23がスライド板20の左右両
側面に形成されている。これらのガイド溝23は傾斜溝
23aとその下端に接続された水平溝部23bとを有し
ている。そして、スライド板20が引張りイルバネ等の
駆動手段(図示せず)によって復動位置P8から往動位
置P9まで駆動ストロークS1だけ矢印g′方向にスラ
イドされる間の前半のストロークS2で、傾斜溝23a
がガイドローラ22を矢印c′方向に駆動し、ガイドロ
ーラ22をシャーシ21に形成されている垂直ガイド溝
(図示せず)によって垂直に案内しながら、カセットホ
ルダ17を挿入位置P4から装着位置P5まで矢印c′
方向に平行に下降駆動させるように構成している。な
お、スライド板20の後半のストロークS3では、ガイ
ドローラ22はガイド溝23の水平溝部23b内を相対
的に水平移動する。
【0014】次に、図1〜図3に示すように、ヘッド駆
動機構19は、ヘッドキャリッジ14は、これに固着さ
れたニードル24をシャーシ21上に取り付けられたス
テッピングモータ25によって回転駆動されるリードス
クリュー26によって駆動することによって、ヘッドキ
ャリッジ14をガイド軸27によって案内して、フロッ
ピーディスク11の半径方向である矢印d方向に水平に
ステップ送りするように構成されている。
【0015】次に、図4〜図8によって、上ヘッド回転
昇降機構29を説明する。まず、ヘッドキャリッジ14
上に上ヘッド支持台30を複数のビス31によって取り
付け、上ヘッド支持台30上にヘッド支持筒32を回転
昇降中心線P1と同一軸心状に垂直に取り付けている。
また、ヘッドキャリッジ14上に固着したほぼL字状の
スタンド33の上端の下部に取り付けた垂直なガイド軸
34をヘッド支持筒32の上部に回転昇降中心軸P1と
同一軸心状に垂直に配置している。そして、ヘッドアー
ム16の下部に補強板37を固着し、これらを貫通して
下方に突出させた筒状で垂直な回転昇降軸35をヘッド
支持筒32内に回転昇降中心線P1の周りに矢印e、
e′方向に回転自在で、かつ回転昇降中心線P1に沿っ
て矢印f、f′方向に昇降自在に嵌合させている。な
お、この回転昇降軸35の下端が閉塞されていて、この
回転昇降軸35内でガイド軸34の外周に挿入された圧
縮コイルバネ36によってヘッドアーム16全体が矢印
f′方向に下降付勢されている。
【0016】次に、ヘッドアーム16の矢印f、f′方
向の昇降駆動手段がカム機構38によって構成されてい
て、このカム機構38は、筒状で外周に3〜4個のカム
39が形成されたリフトアップカム40と3〜4個の垂
直なカム従動ピン41とによって構成されている。そし
て、各カム39はリフトアップカム40の外周に沿って
ラセン状に傾斜された傾斜部39aを有し、その上下両
端39b、39cは水平に形成されている。そして、上
端39bの横には垂直な回転駆動面39dが形成されて
いて、リフトアップカム40の下端にはギアプーリ42
が一体に形成されている。そして、このリフトアップカ
ム40が上ヘッド支持台30の外周で回転昇降中心線P
1の周りに回転自在に取り付けられている。また、3〜
4個のカム従動ピン41は回転昇降軸35の外周で補強
板37の下部に垂直に固着されていて、これらのカム従
動ピン41が圧縮コイルバネ36による下降力によって
リフトアップカム40の3〜4個のカム39上に当接さ
れている。
【0017】次に、ヘッドアーム16の矢印e、e′方
向の回転駆動手段が、シャーシ21上に取り付けられた
ギアプーリ43とリフトアップカム40のギアプーリ4
2との間に巻き掛けられたタイミングベルト44と、補
強板37の下部で3〜4個のカム従動ピン41の外周に
巻装された捩りバネ45とによって構成されている。そ
して、捩りバネ45の両端45a、45bがスタンド3
3と補強板37とに形成された係止部46a、46bに
係止されていて、この捩りバネ45によってヘッドアー
ム16が矢印e方向に回転付勢されている。
【0018】次に、ヘッドキャリッジ14上には、ヘッ
ドアーム16と補強板37の突起37aの矢印e、e′
方向の回転角を規制するストッパー47が垂直に取り付
けられている。また、スタンド33には突起37aを垂
直方向に案内する垂直ガイド溝50が形成されている。
【0019】また、シャーシ21上にはギアプーリ43
に連結されたギアトレイン48が取り付けられていて、
その最終段の従動ギア48aが、前記スライド板20に
一体に形成されたラック49によって駆動されるように
形成されている。
【0020】次に、このディスク装置のディスクカセッ
ト装着動作を説明する。まず、ディスクカセット12の
挿入前は、図1に実線で示すように、ヘッドアーム16
が捩りバネ45によって退避位置P2まで矢印e方向に
回転され、図6に示すように、突起37aがストッパー
47の第1ストッパー面47aに矢印e方向から当接さ
れている。またこの時、カム従動ピン41がリフトアッ
プカム40のカム39の上端39a上に押し上げられて
いて、図2に鎖線で示し、図4に実線で示すように、ヘ
ッドアーム16が上昇位置P6まで矢印f方向に上昇さ
れている。
【0021】次に、図1に示すように、カセットホルダ
17内にディスクカセット12が矢印b方向から挿入さ
れて、トリガー機構(図示せず)が駆動されると、スラ
イド板20が図9の(A)の復動位置P8から図9
(C)の往動位置P9まで矢印g′方向に駆動ストロー
クS1だけスライドされる。この際、図9の(B)に示
すように、スライド板20の前半のストロークS2によ
ってカセットホルダ17が挿入位置P4から装着位置P
5まで矢印c′方向に平行に下降されて、図1に示すデ
ィスクカセット12内のフロッピーディスク11がディ
スクテーブル18上に水平に装着されると共に、図2
示すように、下ヘッド13がカセットホルダ17の下方
からディスクカセット12内に挿入されて、フロッピー
ディスク11の下面に接触される。
【0022】一方この際、図9の(C)に示すように、
矢印g′方向にスライドされるスライド板20の後半の
ストロークS3によって、図3に示すように、ラック4
9が従動ギア48aを矢印h方向に回転駆動し、ギアト
レイン48を介してギアプーリ43が矢印i方向に回転
駆動される。
【0023】すると、図3に示すように、タイミングベ
ルト44が矢印j方向に駆動され、ギアプーリ42と一
体にリフトアップカム40が矢印e′方向に回転駆動さ
れる。この時、図7に示すように、リフトアップカム4
0とカム従動ピン41とが一体に矢印e′方向に回転駆
動されて、ヘッドアーム16が図1に実線で示す退避位
置P2から鎖線で示す昇降位置P3まで矢印e′方向に
水平に回転され、図8に示すように、ヘッドアーム16
がストッパー47の第2ストッパー面47bに矢印e′
方向から当接されて停止されると共に、図8および図4
に示すように、突起37aが垂直ガイド溝50の真上に
移動される。
【0024】そして、タイミングベルト44によってリ
フトアップカム40が引き続き矢印e′方向に回転駆動
される。すると、図5に示すように、カム従動ピン41
が圧縮コイルバネ36の力によってカム39の上端39
から傾斜部39aを相対的にすべり落ちて下端39cま
で矢印f′方向に下降される。この時、図2および図4
に示すように、回転昇降軸35をヘッド支持筒32の下
方に沈み込ませるようにして、ヘッドアーム16が圧縮
コイルバネ36の力によって上昇位置P6から下降位置
P7までストッパー47の第2ストッパー面47bで案
内されて矢印f′方向に平行に下降される。この時、突
起37aが垂直ガイド溝50内を下降する。そして、上
ヘッド15がカセットホルダ17の上方からディスクカ
セット12内に挿入されてフロッピーディスク11の上
面に接触される。
【0025】なお、ディスクカセット排出動作は、上述
の逆動作で行われる。この際、まず、スライド板20が
図9の(C)の復動位置P9から矢印g方向に図9
(B)に示す位置までストロークS3だけスライドされ
る間に、タイミングベルト44が図3で矢印j′方向に
逆回転駆動されて、リフトアップカム40が図5で矢印
e′方向に逆回転駆動される。
【0026】すると、図5に示すように、カム従動ピン
41が圧縮コイルバネ36に抗してカム39の下端39
cから傾斜部39aを相対的にすべり上って上端39b
まで矢印f方向に上昇されて、ヘッドアーム16が下降
位置P7から上昇位置P6までストッパー47の第2ス
トッパー面47bで案内されて矢印f方向に平行に上昇
される。この時、突起37aが垂直ガイド溝50の上方
に抜け出る。
【0027】そして、この後にリフトアップカム40が
矢印e方向に引き続き回転される際に、図5に示すよう
に、カム39の回転駆動面39dがカム従動ピン41を
矢印e方向に回転駆動すると共に、捩りコイルバネ45
によってヘッドアーム16が図1の昇降位置P3から退
避位置P2まで矢印e方向に逆回転駆動されて、図6
に示すように、突起37aがストッパー47の第1スト
ッパー面47aに再び当接される。
【0028】そして、この時点で、図3に示すラック4
9が従動ギア48aに対して矢印g方向に外れ、図9
示すように、この後のスライド板20の矢印g方向への
ストロークS2によって、ガイド溝23の傾斜溝部23
aがガイドローラ22を図9の(B)の下降位置P5か
図9の(A)の上昇位置P4まで矢印c方向に上昇駆
動して、カセットホルダ17が図2および図4に示す装
着位置P5から挿入位置P4まで矢印c方向に平行に上
昇される。
【0029】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の
技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。また、
本発明はフロッピーディスクを記録及び/又は再生する
ディスク装置に限定されることなく、各種のディスク状
記録媒体を記録及び/又は再生する各種のディスク装置
に適用可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明のディスク装置は、以上のように
構成されているので、次のような効果を奏する。
【0031】請求項1は、ヘッドアームをディスクカセ
ットの挿入方向と平行な方向に回転して、上ヘッドをカ
セットホルダの横の退避位置に退避させた状態で、カセ
ットホルダを挿入位置へ上昇させるようにし、カセット
ホルダ内にディスクカセットを挿入して、カセットホル
ダを挿入位置から装着位置まで下降した後に、ヘッドア
ームを回転して上ヘッドを下ヘッドの真上の昇降位置へ
移動させるようにし、そして、この後に、ヘッドアーム
を上記挿入方向と平行な方向に下降させるようにヘッド
アームを回転および昇降駆動することができるようにし
て、カセットホルダ内へのディスクカセットの挿入方向
に対して直角な方向における上ヘッドの移動高さを従来
に比べて非常に小さくすることができるようにしたの
で、ディスク装置全体の厚さを非常に薄くすることがで
きる。
【0032】請求項2は、カセットホルダを昇降駆動す
るホルダ駆動部材によって上ヘッド回転昇降機構も駆動
することができるようにしたので、カセットホルダの昇
降と、上ヘッドの回転および昇降とを1つの駆動源で駆
動することができて、構造の簡素化を図ることができ
る。
【0033】請求項3は、上ヘッド回転昇降機構による
ヘッドアームの回転駆動と昇降駆動とをそれぞれ独立し
て安定良く行えるようにしたので、上ヘッドの回転と昇
降との移動軌跡が安定し、上ヘッドがディスクカセット
等に不測に衝突する危険がない。
【0034】請求項4は、上ヘッド回転昇降機構による
ヘッドアームの昇降駆動をカム機構によって簡単に行え
るようにしたので、構造の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるディスク装置全体の概
略平面図である。
【図2】ヘッドキャリッジとヘッドアームとを示した一
部切欠き側面図である。
【図3】上ヘッド回転昇降機構を説明する斜視図であ
る。
【図4】上ヘッド回転昇降機構を説明する一部切欠き側
面図である。
【図5】リフトアップカムとカム従動ピンを説明する分
解斜視図である。
【図6】リフトアップカムが退避位置にきたときの説明
図である。
【図7】リフトアップカムが昇降位置にきたときの説明
図である。
【図8】ヘッドアームの回転駆動を説明する平面図であ
る。
【図9】カセットホルダの昇降駆動を説明する側面図で
ある。
【図10】従来のディスク装置を説明する側面図であ
る。
【符号の説明】
11 フロッピーディスク(ディスク状記録媒体) 12 ディスクカセット 13 下ヘッド 14 ヘッドキャリッジ 15 上ヘッド 16 ヘッドアーム 17 カセットホルダ 19 ヘッド駆動機構 20 スライド板(ホルダ昇降駆動部材) 29 上ヘッド回転昇降機構 30 上ヘッド支持台 38 カム機構(昇降駆動手段) 44 タイミングベルト(回転駆動手段) 45 捩りバネ(回転駆動手段)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状記録媒体が収納されたディスク
    カセットを挿入位置と装着位置との間で挿入方向に対し
    て直角な昇降方向に平行に昇降するカセットホルダと、 上記カセットホルダを昇降駆動するホルダ駆動部材と、 上記装着位置に下降された上記ディスクカセット内に下
    方および上方から挿入されて、上記ディスク状記録媒体
    の上下両面を記録及び/又は再生する下ヘッドおよび上
    ヘッドと、 上記下ヘッドが取り付けられたヘッドキャリッジを上記
    ディスク状記録媒体のほぼ半径方向に駆動するヘッド駆
    動機構と、 上記上ヘッドが取り付けられたヘッドアームを上記キャ
    リッジに対して上記挿入方向と平行な方向に回転駆動す
    ると共に、上記昇降方向と平行な方向に昇降駆動する上
    ヘッド回転昇降機構とを備えたディスク装置。
  2. 【請求項2】上記ホルダ駆動部材の駆動ストロークの前
    半で上記カセットホルダを上記挿入位置から下降位置ま
    で下降駆動し、上記駆動ストロークの後半で上記上ヘッ
    ド回転昇降機構を回転および下降駆動させることを特徴
    とする請求項1に記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】上記上ヘッド回転昇降機構は、上記ヘッド
    キャリッジに対して上記ヘッドアームを回転自在および
    昇降自在に支持する上ヘッド支持台と、上記ヘッドアー
    ムの回転駆動手段と、上記ヘッドアームの昇降駆動手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のディスク
    装置。
  4. 【請求項4】上記昇降駆動手段をカム機構によって構成
    したことを特徴とする請求項3に記載のディスク装置。
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