JP3153440U - 流動層装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス作業が容易な機構でありながら、スプレーノズルを水平方向に移動可能なノズル移動ユニットを備えた流動層装置を提供する。【解決手段】流動層装置は、粉粒体に対し液体を噴霧するスプレーノズル21が配置されたスプレーケーシングユニット6を有する。スプレーノズル21は、ノズルアーム32とメインアーム35を備えたスプレーノズルユニットに保持される。スプレーノズルユニットは、2組の多関節機構であるノズルガイドL1,L2を備えたノズル移動ユニット30に取り付けられている。ノズルガイドL1,L2は、リンクギヤ43,49の噛合とリンクプレート45により互いに接続されて連動する。ノズル移動ユニット30によって、スプレーノズルユニットを水平方向に直線的に移動させ、スプレーノズル21をスプレーケーシングユニット6内に出し入れする。【選択図】図5

Description

本考案は、粉粒体の造粒、コーティング等に使用される流動層装置に関し、特に、スプレーノズルユニットを水平方向に沿って直線的に移動可能とした流動層装置に関する。
医薬品や化粧品、食品などの分野では、粉末や顆粒等の粉粒体を気体流によって流動化し、造粒、コーティング、混合、撹拌、乾燥等の処理を行う流動層装置が広く使用されている。一般に、流動層装置では、円筒状の処理容器内に粉末等の被処理物を投入し、処理容器内に流動気体を供給して粉粒体を流動化させる。流動化された粉粒体にはバインダ液やコーティング液等がスプレーノズルにて供給され、造粒やコーティング等の処理が実施される。
このような流動層装置は、スプレーノズルは、アーム部材に取り付けられた状態でユニット化され、外部から処理容器内に挿入設置される。例えば、特許文献1の装置では、スプレーノズルを取り付けたアーム部材をある一点を中心に回動させ、スプレーノズルの挿入・抜き出しを行っている。また、特許文献2の装置では、スプレーノズルを取り付けたアーム部材を水平方向に移動させることにより、スプレーノズルの挿入・抜き出しを行っている。
特開2006-26592号公報 特公平06-11289公報 特表2003-53349号公報 実開平06-41863公報
しかしながら、特許文献1の装置のように、アーム部材を回動させる構成の場合、アームを回動させるスペースが必要となり、その分、装置の占有面積が大きくなってしまうという問題があった。この点、特許文献2の装置のように、アーム部材を水平方向に移動させる構成では、アーム部材の移動軌跡を小さく抑えることができ、装置占有面積も小さくなる。ところが、アーム部材を水平方向に移動させる装置は、特許文献2には明記されていないが、通常、アーム部材を移動させるためのロッドなどの付帯設備が必要となる。また、これら特許文献1及び2の装置は、当該装置の構造上、作業者が装置内に材料を投入する作業面にノズルの出入を行う機構を設ける必要もあるので、その分、装置が大型化・複雑化し、結局のところ省スペースにはならず、煩雑な付帯設備のメンテナンス作業も必要となるという問題があった。
本考案の目的は、メンテナンス作業が容易な機構でありながら、運転操作上での作業性を低下させることなく、スプレーノズルを水平方向に移動可能なノズル移動ユニットを備えた流動層装置を提供することにある。
本考案の流動層装置は、粉粒体を収容する処理容器と、前記処理容器内に設置されるスプレーノズルとを備えてなる流動層装置であって、前記スプレーノズルが取り付けられ、該スプレーノズルと共に前記処理容器内に挿入されるノズル取付アームと、前記ノズル取付アームが取り付けられた支持アームと、前記支持アームが取り付けられ、該支持アームを水平方向に直線的に移動させる2組の多関節機構を備えたノズル移動ユニットと、を有することを特徴とする。
本考案の流動層装置にあっては、2組の多関節機構を備えたノズル移動ユニットにより、ノズル取付アームを介してスプレーノズルが取り付けられた支持アームを水平方向に直線的に移動させる。これにより、スプレーノズルが、水平方向に沿って、処理容器内に進入したり、処理容器から退出したりする。従って、アーム部材を回動させる装置に比して、スプレーノズルの移動軌跡が小さく抑えられ、装置占有面積が小さくなる。また、2組の多関節機構というシンプルな構成にてスプレーノズルを移動でき、流動層装置の構成が簡素化され、メンテナンス作業も容易となる。
前記流動層装置において、前記多関節機構に、前記支持アームが接続される第1リンク機構と、前記処理容器と接続され、前記第1リンク機構と連動する第2リンク機構と、を設けても良い。この場合、前記第1リンク機構に、前記支持アームの端部が回転自在に取り付けられた連結プレートと、一端側が前記連結プレートに取り付けられた第1リンクアームと、前記第1リンクアームの他端側が取り付けられた第1ギヤ軸と、前記第1ギヤ軸に固定された第1リンクギヤと、前記第1ギヤ軸が回転自在に支持されるリンクプレートと、一端側が前記連結プレートに回転自在に取り付けられると共に他端側が前記リンクプレートに回転自在に取り付けられ、前記第1リンクアームと平行に延びる第1リンクロッドと、を設け、前記第2リンク機構に、一端側が前記処理容器側に取り付けられた第2リンクアームと、前記第2リンクアームの他端側が取り付けられ前記リンクプレートに回転自在に支持される第2ギヤ軸と、前記第2ギヤ軸に固定され前記第1リングギヤと噛合する第2リンクギヤと、一端側が前記処理容器側に回転自在に取り付けられると共に他端側が前記リンクプレートに回転自在に取り付けられ、前記第2リンクアームと平行に延びる第2リンクロッドと、を設けても良い。
また、前記スプレーノズルが、前記ノズル取付アームと前記支持アームを備えたスプレーノズルユニットに保持された状態で前記ノズル移動ユニットに取り付けられ、前記スプレーノズルユニットはさらに、前記ノズル取付アームが回転自在に取り付けられるアームホルダと、前記アームホルダに設けられ、前記ノズル取付アームを任意の回転角度にて固定可能な第1ロック機構と、前記アームホルダと第2ロック機構を介して接続され、前記支持アームに上下方向に移動自在に取り付けられると共に前記第2ロック機構により上下方向の任意に位置にて固定可能なホルダ軸と、を有する構成としても良い。
本考案の流動層装置によれば、2組の多関節機構を備え、ノズル取付アームが取り付けられる支持アームを水平方向に直線的に移動させるノズル移動ユニットを設けたので、ノズル取付アームに取り付けられたスプレーノズルを、水平方向に沿って、処理容器内に挿入したり、処理容器から抜き出したりすることが可能となる。従って、アーム部材を回動させる装置に比して、スプレーノズルの移動軌跡を小さく抑えることができ、流動層装置の占有面積を小さくすることが可能となる。また、2組の多関節機構というシンプルな構成にてスプレーノズルを移動できるため、流動層装置の構成が簡素化され、メンテナンス作業も容易となる。
本考案の一実施例である流動層装置の外観を示す正面図である。 図1の流動層装置の側面図である。 ノズル移動ユニットの構成を示す平面図である。 ノズル移動ユニットの側面図である。 ノズル移動ユニットの動作を示す説明図である。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本考案の一実施例である流動層装置の外観を示す正面図、図2は、図1の流動層装置の側面図である。図1の流動層装置1は、例えば、顆粒状の医薬品や食品等の製造に使用され、装置内では、処理気体によって流動化された粉粒体にバインダ液やコーティング液が噴霧される。
流動層装置1には、原料材となる粉粒体が収容され、所望の造粒コーティング処理等が行われる円筒状の処理容器2が設けられている。処理容器2はステンレス鋼にて形成されており、図1,2に示すように、支持台3によって支持されている。流動層装置1の処理容器2は、上から順に、カバーユニット4、フィルタケーシングユニット5、スプレーケーシングユニット6、原料容器コンテナユニット7及び給気ユニット8の各ユニットを重ねて配置した構成となっている。カバーユニット4とフィルタケーシングユニット(以下、フィルタケーシングと略記する)5間など各ユニット間にはリング状のシール部材が介設されており、粉粒体処理時には、各ユニット間は気密状態で接続される。
カバーユニット4は、カバーブラケット11によって支持台3に固定支持されている。カバーユニット4の側面には、排気口12が形成されている。この排気口12には、図示しない排気ダクトが接続される。カバーユニット4の下面側には、フィルタケーシング5が取り付けられる。フィルタケーシング5は、スプレーケーシングユニット(以下、スプレーケーシングと略記する)6とは別に形成されている。当該流動層装置1では、フィルタケーシング5は、支持台3に組み込まれた昇降機構13によって、上下方向に移動可能なように設けられている。
フィルタケーシング5の上端部には、円板状の天板14が固定されている。天板14には、カートリッジフィルタ15が取り付けられている。天板14は、フィルタケーシング5の内周に隙間なく溶接固定されており、流動層装置1では、ケーシング−天板間から粉漏れが生じないようになっている。流動層装置1のカートリッジフィルタ15には、ポリエステル製の不織布を用いたフィルタ材16が使用される。フィルタ材16の中央には、ステンレス製のリテーナ17が挿通される。リテーナ17の上端は、天板14に固定される。リテーナ17の下端には、エンドキャップ18とフィルタ固定ノブ19が取り付けられる。フィルタ材16は、フィルタ固定ノブ19を締め込むことにより、リテーナ17をガイドにして天板14に固定される。
スプレーケーシング6内には、粉粒体にバインダ液やコーティング液を噴霧するためのスプレーノズル21が設けられている。スプレーケーシング6は、スウィングブラケット22にて支持台3に取り付けられており、水平方向にスウィング移動可能に設けられている。スウィングブラケット22は、水平方向へのスウィング移動の他に、スプレーケーシング6に下から力が作用した際にスプレーケーシング6が上方に移動可能なスライド機構を有している。スプレーケーシング6内には、流動室23が形成されている。流動室23内にはスプレーノズル21が配置されている。スプレーノズル21には、図示しないチューブによって、装置外に設けられたポンプからバインダ液やコーティング液が供給される。
スプレーノズル21は、ノズルガイドL1,L2を備えたノズル移動ユニット30に取り付けられており、スプレーノズル21をスプレーケーシング6に対し直線的に挿入したり、抜き出したりできるようになっている。図3はノズル移動ユニット30の構成を示す平面図、図4はその側面図、図5はノズル移動ユニット30の動作を示す説明図である。図3,4に示すように、流動層装置1には、複数個(ここでは3個)のスプレーノズル21を備えたスプレーノズルユニット31が設けられている。スプレーノズルユニット31は、ノズルアーム32、アームホルダ33、ホルダ軸34、メインアーム35を備えており、スプレーノズル21はノズルアーム32に固定されている。
流動層装置1では、ノズルアーム32は、スプレーノズル21と共にスプレーケーシング6内に挿入される。ノズルアーム32には蓋板56が取り付けられており、スプレーノズルユニット31は蓋板56と共に移動する。蓋板56には円筒状のボス57が固定されており、ボス57内はアーム取付孔58となっている。ノズルアーム32は、このアーム取付孔58に挿入された後、その先端部にアームホルダ33が取り付けられる。ノズルアーム32にはOリング59が装着されており、ノズルアーム32は気密状態でアーム取付孔58に取り付けられる。
ノズルアーム32は、アームホルダ33に回転自在に取り付けられており、ロック機構(第1ロック機構)36によって、任意の回転角度にて固定可能となっている。スプレーノズルユニット31では、ノズルアーム32の先端部にハンドル37が設けられており、このハンドル37を用いて、水平軸を中心にノズルアーム32を適宜回転させることができる。これにより、流動層装置1では、粉粒体処理時にノズルアーム32を90°回転させ、スプレーノズル21の噴霧ノズル孔を下方に向けることができるようになっている。
アームホルダ33は、ホルダ軸34を介して、メインアーム35の一端側に取り付けられている。ホルダ軸34は、メインアーム35に対し上下方向に移動自在となっており、メカロック(第2ロック機構)38によって任意の位置にて固定できるようになっている。メインアーム35の他端側は、図3,4に示すように、連結プレート39に取り付けられた回転軸41に回転自在に支持されている。
回転軸41にはまた、多関節機構からなるノズルガイドL1(第1リンク機構)のリンクアーム42が回転自在に取り付けられている。ノズルガイドL1は、連結プレート39、リンクアーム(第1リンクアーム)42、リンクギヤ(第1リンクギヤ)43及びリンクロッド(第1リンクロッド)44とを備えた構成となっており、リンクギヤ43とリンクプレート45によって、多関節機構からなるノズルガイドL2(第2リンク機構)と接続されている。
リンクアーム42の他端側にはギヤ軸(第1ギヤ軸)46が取り付けられており、ギヤ軸46にはリンクギヤ43が固定されている。ギヤ軸46は、リンクプレート45に回転自在に支持されている。また、連結プレート39には、リンクロッド44の一端側が回転自在に取り付けられている。リンクロッド44の他端側は、リンクプレート45に回転自在に支持されている。
一方、支持台3側にはリンクブラケット47が設けられており、ノズル移動ユニット30のノズルガイドL2が取り付けられている。ノズルガイドL2は、リンクアーム(第2リンクアーム)48、リンクギヤ(第2リンクギヤ)49及びリンクロッド(第2リンクロッド)51とを備えた構成となっており、リンクギヤ49は、リンクギヤ43と噛合しリンクプレート45に取り付けられている。リンクブラケット47には、リンクアーム48の一端側が回転自在に取り付けられた回転軸52が固定されている。また、リンクブラケット47には、リンクロッド51の一端側が回転自在に取り付けられている。
リンクアーム48の他端側にはギヤ軸(第2ギヤ軸)53が取り付けられており、ギヤ軸53にはリンクギヤ49が固定されている。前述のように、リンクギヤ49はリンクギヤ43と噛合している。ギヤ軸53は、リンクプレート45に回転自在に支持されている。また、リンクプレート45には、リンクロッド51の他端側が回転自在に取り付けられている。このように、ノズルガイドL1,L2は、リンクギヤ43,49の噛合とリンクプレート45により互いに接続され、連動するようになっている。
このようなノズル移動ユニット30では、ノズルガイドL1,L2による並行リンク機構が2つ配され、両機構L1,L2がリンクギヤ43,53にて連動する。すなわち、ノズル移動ユニット30は、図5に示すように、ノズルガイドL1,L2が直線状に並んだ二点鎖線の状態(ノズル取り出し位置P)と、それらが平行に並んだ実線の状態(ノズルセット位置Q)の間で作動し、それに伴ってノズルアーム32が直線的に移動する。これにより、スプレーノズル21は、水平方向に沿って、スプレーケーシング6内に進入したり、スプレーケーシング6から退出したりする。
そこで、当該ノズル移動ユニット30を備えた流動層装置1では、次のようにしてスプレーケーシング6内にスプレーノズル21が設置される。まず、ノズル取り出し位置Pにてスプレーノズル21を、適宜、取り付け、調整する。調整等が済んだ後、ノズルガイドL1,L2を作動させ、スプレーノズル21を水平方向に沿って移動させ、スプレーケーシング6内に進入させる。スプレーケーシング6の側壁54には、縦長のスプレー取付孔55が設けられており、スプレーノズル21は、このスプレー取付孔55からノズルアーム32と共にスプレーケーシング6内に挿入される。ノズルアーム32は蓋板56と共に移動し、蓋板56は、スプレー取付孔55を塞ぐように、固定ネジ61によってスプレーケーシング6に固定される。スプレーノズル21をケーシング内に挿入し、蓋板56を固定した後、ノズルアーム32を適宜回転させたり、上下方向に移動させたりすることにより、スプレーノズル21をスプレーケーシング6内の最適な位置に設置する。
このように、当該流動層装置1では、ノズルガイドL1,L2を備えたノズル移動ユニット30によって、水平方向に沿って直線的にスプレーノズル21の挿入・抜き出しを行う。このため、ノズルアーム32がある一点を中心に回動する従来の流動層装置に比して、ノズルアーム32の移動軌跡が小さくなる。従って、装置の占有面積を従来よりも小さく抑えることができ、装置の小型化を図ることが可能となる。また、配管類を取り外すことなく、装置外にて液量チェック等を行った後、そのままスプレーノズル21をスプレーケーシング6内に設置でき、ノズルセッティング作業の作業性も向上する。さらに、ノズルアーム32を自在に回転させたり、上下方向に移動させたりできるため、スプレーノズル21を的確に流動面に近付けることができ、スプレー効率の向上も図られる。
スプレーケーシング6の下方には、原料容器コンテナユニット(以下、原料容器コンテナ)7が配置される。原料容器コンテナ7内には、被処理物となる粉粒体が投入される。原料容器コンテナ7は、下方に向けて小径となった逆円錐台形状の円筒となっている。原料容器コンテナ7には、コンテナが床面上を自在に移動可能なように台車24が取り付けられている。原料容器コンテナ7の内部には、原料収容室25が形成されている。原料容器コンテナ7の下部、すなわち、原料収容室25の底部には、通気性を有する目皿板26が設けられている。原料収容室25内に投入された粉粒体はこの目皿板26上にて支持される。
原料容器コンテナ7の下方には、内部に給気室27を有する給気ユニット8が据え付けられている。給気ユニット8は、給気室27に連通する給気ダクト28に接続されている。給気ダクト28は、装置外に設けられた図示しない気体供給源に接続されている。給気室27内には、この給気ダクト28を介して、粉粒体を流動化するための処理気体(流動気体)が供給される。
このような流動層装置1では、給気ダクト28から給気室27に流動気体を供給すると、この気体が目皿板26を通って原料収容室25に流入する。これにより、原料収容室25内の粉粒体が吹き上げられ、原料収容室25や流動室23内にて流動状態となる。この状態にて、スプレーノズル21から、適宜、バインダ液やコーティング液をスプレー状に噴霧することにより、粉粒体の造粒処理やコーティング処理が実行される。その際、粉粒体を流動状態とした気体は、微細な固体粒子がカートリッジフィルタ15によって除去されて清浄化される。カートリッジフィルタ15を通った気体は、その後、排気ダクトを通って装置外へと排出される。
本考案は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施例は、粉粒体にコーティング処理を施すための流動層装置を示したが、粉粒体を造粒する装置あるいは乾燥する装置にも本考案を適用することができる。
1 流動層装置
2 処理容器
3 支持台
4 カバーユニット
5 フィルタケーシングユニット
6 スプレーケーシングユニット
7 原料容器コンテナユニット
8 給気ユニット
11 カバーブラケット
12 排気口
13 昇降機構
14 天板
15 カートリッジフィルタ
16 フィルタ材
17 リテーナ
18 エンドキャップ
19 フィルタ固定ノブ
21 スプレーノズル
22 スウィングブラケット
23 流動室
24 台車
25 原料収容室
26 目皿板
27 給気室
28 給気ダクト
30 ノズル移動ユニット
31 スプレーノズルユニット
32 ノズル取付アーム
33 アームホルダ
34 ホルダ軸
35 支持アーム
36 ロック機構(第1ロック機構)
37 ハンドル
38 メカロック(第2ロック機構)
39 連結プレート
41 回転軸
42 リンクアーム(第1リンクアーム)
43 リンクギヤ(第1リンクギヤ)
44 リンクロッド(第1リンクロッド)
45 リンクプレート
46 ギヤ軸(第1ギヤ軸)
47 リンクブラケット
48 リンクアーム(第2リンクアーム)
49 リンクギヤ(第2リンクギヤ)
51 リンクロッド(第2リンクロッド)
52 回転軸
53 ギヤ軸(第2ギヤ軸)
54 側壁
55 スプレー取付孔
56 蓋板
57 ボス
58 アーム取付孔
59 Oリング
61 固定ネジ
L1 多関節機構(第1リンク機構)
L2 多関節機構(第2リンク機構)
P ノズル取り出し位置
Q ノズルセット位置

Claims (4)

  1. 粉粒体を収容する処理容器と、前記処理容器内に設置されるスプレーノズルとを備えてなる流動層装置であって、
    前記スプレーノズルが取り付けられ、該スプレーノズルと共に前記処理容器内に挿入されるノズル取付アームと、
    前記ノズル取付アームが取り付けられた支持アームと、
    前記支持アームが取り付けられ、該支持アームを水平方向に直線的に移動させる2組の多関節機構を備えたノズル移動ユニットと、を有することを特徴とする流動層装置。
  2. 請求項1記載の流動層装置において、前記多関節機構は、
    前記支持アームが接続される第1リンク機構と、
    前記処理容器と接続され、前記第1リンク機構と連動する第2リンク機構と、を有することを特徴とする流動層装置。
  3. 請求項2記載の流動層装置において、
    前記第1リンク機構は、前記支持アームの端部が回転自在に取り付けられた連結プレートと、一端側が前記連結プレートに取り付けられた第1リンクアームと、前記第1リンクアームの他端側が取り付けられた第1ギヤ軸と、前記第1ギヤ軸に固定された第1リンクギヤと、前記第1ギヤ軸が回転自在に支持されるリンクプレートと、一端側が前記連結プレートに回転自在に取り付けられると共に他端側が前記リンクプレートに回転自在に取り付けられ、前記第1リンクアームと平行に延びる第1リンクロッドと、を備え、
    前記第2リンク機構は、一端側が前記処理容器側に取り付けられた第2リンクアームと、前記第2リンクアームの他端側が取り付けられ前記リンクプレートに回転自在に支持される第2ギヤ軸と、前記第2ギヤ軸に固定され前記第1リングギヤと噛合する第2リンクギヤと、一端側が前記処理容器側に回転自在に取り付けられると共に他端側が前記リンクプレートに回転自在に取り付けられ、前記第2リンクアームと平行に延びる第2リンクロッドと、を備えることを特徴とする流動層装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の流動層装置において、
    前記スプレーノズルは、前記ノズル取付アームと前記支持アームを備えたスプレーノズルユニットに保持された状態で前記ノズル移動ユニットに取り付けられ、
    前記スプレーノズルユニットはさらに、
    前記ノズル取付アームが回転自在に取り付けられるアームホルダと、
    前記アームホルダに設けられ、前記ノズル取付アームを任意の回転角度にて固定可能な第1ロック機構と、
    前記アームホルダと第2ロック機構を介して接続され、前記支持アームに上下方向に移動自在に取り付けられると共に前記第2ロック機構により上下方向の任意に位置にて固定可能なホルダ軸と、を有することを特徴とする流動層装置。
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