JP3153393B2 - 記録可能光ディスク - Google Patents

記録可能光ディスク

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JP3153393B2
JP3153393B2 JP21152293A JP21152293A JP3153393B2 JP 3153393 B2 JP3153393 B2 JP 3153393B2 JP 21152293 A JP21152293 A JP 21152293A JP 21152293 A JP21152293 A JP 21152293A JP 3153393 B2 JP3153393 B2 JP 3153393B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録可能光ディスクに関
し、特に、高密度情報記録に適した記録可能光ディスク
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザー光による加熱を用いた、
情報の書き込みが可能な記録可能光ディスクとしては、
特開昭57−186243号公報、特開昭57−180
31号公報および特願平4−324345号公報に記載
のものがあげられる。従来例ではいずれもディスク構造
として、多波干渉の様子が記録の前後で変化する干渉層
と、上記干渉層に積層される反射層とを有する2層構造
のディスクであり、レーザ光の照射を受けて、上記干渉
層と反射層とが反応して反応生成物を生成するか、もし
くは上記干渉層および反射層の少なくとも一方の光学特
性が変化することにより上記干渉層の多波干渉の様子を
変化させるものである。
【0003】図9に示す特開昭57−186243号公
報記載の記録可能光ディスクは、記録前は、基板93の
上に積層された干渉層92の干渉効果により反射率がほ
ぼ0となるように干渉層92の膜厚が調整されている。
記録時にレーザーを照射し、干渉層92の光学特性(屈
折率、反射率、吸収率等)を変化させ、記録後に反射率
が高くなるようにする。その結果干渉層92の干渉効果
による反射率が15パーセント以上増加する。図10に
示す特願平4−324345号記載の記録可能光ディス
クは、図9とは逆に、記録前は、基板103の上に積層
された干渉層である第1層101の反射率が最大となる
ように第1層101の膜厚が設計されている。記録時に
レーザーを照射され、図11に示すように、第1層10
1と第2層102の間で合金結晶104が生成される。
記録後は、第1層の光路長の変化と、第2層102とは
異なる合金結晶104の光学特性とにより、第1層の干
渉効果による反射率が低下する。
【0004】更に他の従来例として、特開昭57−18
031号公報に記載される光学式情報記録再生方法が上
げられる。本従来例では基板121の上に積層された反
射率の高い金属膜122と、これと合金化し反射率の低
い合金を形成するような低反射率形成材料123と、高
吸収率膜124と、保護膜125とを有する。本従来例
では、記録前の反射率は高い。記録時には低反射率側
(保護膜125側)から記録ビームを照射させ、金属膜
122の反射率を低くさせるものである。再生時には高
反射率膜122側から読み出しを行い、従来の再生専用
ディスクと同様に記録点の反射率を下げることにより情
報を記録するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
干渉層の干渉効果および反射率の高い金属膜を利用して
記録前の反射率が最大または最小となるディスク構造に
する。そして、2層の合金化または、それに加えて光学
特性変化により、記録部の反射率のみを変化させ、記録
部と未記録部との反射率差から記録情報を得る。これら
の方法では、記録前後での反射率変化の度合いがディス
クのSN比、CN比の限界を決めている。
【0006】ところで、高密度記録を行う場合には、記
録部および未記録部が小さくなるため、記録部のみを合
金化させることもしくは光学特性を変化させることは難
しくなる。すなわち、記録時に記録部から熱が伝搬し、
未記録部の一部までも合金化もしくは光学特性の変化を
生じ、未記録部の反射率が、合金化もしくは光学特性の
変化を生じないとしたときの最大値(または最小値)か
らずれることがある。このとき得られる記録部と未記録
部との反射率差は、未記録部において合金化もしくは光
学特性の変化を生じないとしたときより小さい。
【0007】本発明では上記問題点を解決し、高密度記
録において、未記録部の反射率が、合金化もしくは光学
特性の変化を生じても低下することがなく、記録部と未
記録部との間の反射率差が十分ある記録可能光ディスク
を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、再生時に外部から入射する再生用のレー
ザ光を多波干渉により反射する第1の層と、上記第1の
層の上に積層され、上記レーザ光を上記第1の層との境
界面で反射する第2の層とを有し、記録時に記録用のレ
ーザ光が照射される記録部において、上記第1の層と第
2の層とが合金結晶化して合金結晶部を生成することに
より、上記記録部における上記第1の層の実効的な光路
長が変化し、再生時の多波干渉による反射率が照射前に
比べて低下することにより情報の記録を行う記録可能光
ディスクにおいて、上記第1の層の膜厚を、記録前の状
態において、反射率が極大となる膜厚よりも厚く、か
つ、記録後の状態において、上記記録部の外周部の反射
率が増加するように設定することとしたものである。
【0009】
【作用】従来の記録可能光ディスクは、例えば、図10
の場合、第1層101の干渉効果を利用して記録後の反
射率が低下する(このタイプのディスクを以下では、正
極性と呼ぶ)または増加する(このタイプのディスクを
以下では、負極性と呼ぶ)ディスク構造をしていた。な
お、正極性にするか、負極性にするかどうかは干渉膜1
01の厚さにより選択できる。本発明では、正極性であ
るか、負極性であるかどうかにかかわらず、記録前の未
記録部の反射率と比べたときの、記録後の未記録部の反
射率の増減の方向を、記録前の記録部の反射率と比べた
ときの、記録後の記録部の反射率の増減の方向と逆方向
に変化させる。すなわち、記録部の反射率が低下する正
極性の場合は、未記録部の反射率は逆に増加し、記録部
の反射率が増加する負極性の場合は、未記録部の反射率
は逆に低下する。これにより、未記録部の反射率が、合
金化もしくは光学特性の変化を生じても低下することの
ない記録可能光ディスクを提供できる。
【0010】以下、これを正極性の光ディスクについて
図1により説明する。図1は第1の層の膜厚と多波干渉
による反射率との関係を計算により示したものである。
図1の詳細については後述する。第1の層には光学的消
衰係数kの小さな材料、すなわち吸収率の小さい材料を
用い、この層の干渉効果により膜厚を変えて反射率を変
える。膜厚と反射率は図1に示すような関係にあり、膜
厚を厚くするに従い反射率は3次関数的に変化し、最小
値では反射率がほとんど0になる。本発明では、第1層
の膜厚を正極性の光ディスクの場合反射率が最大値を示
す膜厚102、逆極性の場合最小値を示す膜厚103よ
りも若干厚くしたディスク構造にする。以下では、第1
の層と第2の層とが合金結晶化して、第1の層の、多波
干渉に関係する実効的な膜厚さ、すなわち光路長が変化
する場合について述べるが、本発明は、これに限られる
ものではない。第1の層、第2の層、および第1の層と
第2の層との反応生成物(合金)もしくは混合物のうち
少なくとも一つの光学特性が変化しても同様の効果があ
る。光ディスクの第1の層の膜厚を、記録前の状態にお
いて、干渉効果によって反射率が最大値となる膜厚10
2よりも厚い膜厚101に設定する。記録部はレーザー
の照射により第1の層と第2の層とが合金結晶化するた
め、第1の層の多波干渉に関係する膜厚がほぼ0である
103の膜厚となり、光路長が変わって、反射率が0%
まで低下する。記録部の周辺は記録部からの熱の伝搬に
よって若干加熱された状態になり、第1の層のうち第2
の層に近い部分のみが第2の層と合金化する。この部分
では第1層の一部が合金結晶を作り、第1の層の膜厚は
実効的に102の膜厚となる。残りの第1の層は干渉層
として動作し、光路長が若干短くなる。従って、記録部
周辺の未記録部分では、第1の層が記録前よりも実効的
に若干薄くなり反射率が高くなる。
【0011】記録後の反射率が増加する逆極性の光ディ
スクの場合は、第1の層を反射率が0となる103の膜
厚よりも若干厚くすることにより、記録後の膜厚が10
3の膜厚になるようにする。記録後、記録部の反射率は
図1の場合で26%程度まで大きくなり、一方、未記録
部の反射率は0%まで低下し、反射率の増減の方向が記
録部と逆方向になる。
【0012】正極性、逆極性のディスクとも、光ディス
クの記録線速、第2の層の熱伝導率および膜厚によって
記録部からの熱の伝搬が異なるため、第1の層の膜厚は
これら諸条件から決める。
【0013】上述の手段を用いることにより、記録後未
記録部の反射率が記録部と逆方向に変化し、正極性の場
合は最大値、逆極性の場合は最小値を示し、記録部との
反射率差は最大となる。したがって、記録後の記録部と
未記録部の反射率差が記録前の未記録部と記録後の記録
部の反射率変化差を上回り、信号レベル差の大きい再生
信号が得られる記録可能光ディスクを提供できる。
【0014】なお、以上はレーザパワーが適切な場合で
あり、このときは、第1の層側に面した第2の層の一部
と第2の層側に面した第1の層の一部のみとが合金結晶
を作る。第2の層と合金化した第1の層の部分ではkが
増大しレーザー光を反射するが、残りの第1層は干渉層
として動作するため反射面が第1層側に移動した形にな
る。この結果上述のように実効的に光路長が小さくな
る。一方、レーザパワーが大きくなって、正極性の記録
部において第1の層がすべて合金化した場合、反射面は
第1の層と基板の境界面になる。すなわち、干渉層の膜
厚は0となる。図1によれば、膜厚が反射率最小値の膜
厚103よりも薄い場合、反射率は再び増加している。
従って、膜厚0の場合は、記録部の反射率が最小値の0
%にならないという問題が生じるように見える。しか
し、正極性のディスクは記録前の第1の層の膜厚が第2
の層に比べて厚いため、合金結晶内の、第2の層を構成
する成分と同じ成分の割合が減少し、合金結晶自身の消
衰係数kが変化して、記録部の反射率は最小値付近でほ
ぼ一定値を示す。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例として、以下干渉層である
第1層2としてSb2Se3、第2層3にBiを用いた正
極性の光ディスクについて説明する。
【0016】図1にこの2層膜を用いた場合の第1層2
の膜厚に対する反射率変化の計算結果を示す。この計算
結果は、第2層3のBi膜の膜厚は25nmと一定にし
て、第1層2のSb2Se3膜の膜厚を変化させた結果で
ある。図2に記録前のディスク構造を示す。ポリカーボ
ネート基板上1に、第1層2としてSb2Se3を形成
し、続いて第2層3として反射膜であるBi膜を形成す
る。膜はいずれもスパッタリングにより形成する。第2
層3のBi層を形成した後、保護膜5を形成する。保護
膜5には紫外線硬化樹脂を用いた。この際、第1層2の
Sb2Se3膜の膜厚は反射率が最高となる膜厚よりも厚
い90nm、第2層3のBi膜の膜厚は25nmとし
た。 第1層2の干渉膜の光学特性は複素屈折率n*を
用いると、 n*=3.8−i0.4 であり、消衰係数kが小さく波長780nmのレーザ光
での吸収はない。第2層3のBi膜の光学特性は n*=2.6−i4.5 である。図3は記録後の状態を示した模式図と記録信号
である。(a)は記録レーザーパワー(Pl)が低い場
合、(b)は最適パワー(Pw)で記録を行った場合、
(c)は記録パワー(Ph)が高すぎる場合を示す。レーザ
照射により第1層目のSb2Se3の層と、第2層目のB
i層が反応し、Sb−Se−Bi間で第1層2、第2層
3と光学特性が異なる合金結晶層4を作る。この合金結
晶層の光学特性は n*=4.5−i3.0 であり、金属材料に近い特性を示す。ただし、後述する
ように記録パワーが高すぎる場合には合金結晶4におけ
るBi含有量が減少するため、消衰係数kは上記の値よ
りも小さくなる。
【0017】図4に記録パワーと反射率の関係を示す。
本実施例では第1層2の膜厚が90nmと厚いため、記
録パワーPがPl≦P≦Pwの場合は、第1と第2の層は溶
融し合金結晶を形成するが、第2層3と第2層側に面し
た第1層2の一部のみ合金結晶を作る。従って、第2層
3と合金化した第1層2の部分ではkが増大しレーザー
光を反射するが、残りの第1層2は干渉膜として動作し
反射面が第1層2側に移動した形になる。記録パワーの
増加に伴って第1層2Sb2Se3層における干渉膜部分
の膜厚が薄くなり反射率は図4のように変化する。最適
パワーでの記録部の反射率は8%前後である。一方、記
録部周辺の未記録部では、記録部からの熱の伝搬によ
り、パワーの低いレーザー光を照射した図3(a)の状
態になる。記録前の第1層2は反射率が最高となる膜厚
よりも厚いことから、記録後の未記録部では干渉層が若
干薄くなり反射率は最高値30%を示す。このとき記録
後の記録部と未記録部の反射率差は最大となり、記録信
号では充分な信号レベル差が得られる。
【0018】記録パワーPがP≧Phの場合、第1層2の
干渉膜部分はさらに薄くなる。図1では膜厚が反射率0
点より薄い場合、反射率は再び増加する。しかし図4に
おいて反射率は最小値において一定値を示す。これは、
第2層3のBi層の膜厚25nmに比べて第1層2Sb
2Se3の膜厚が90nmと厚いため、第1層2の干渉膜
部分の膜厚がある膜厚より薄くなると同時に合金結晶の
Biの割合が減り消衰係数kが変化するために起こる。
従って図5に示すように、最適パワーで記録したとき
(図5(a))の記録レベル(反射率)とオーバーパワ
ーで記録したとき(図5(b))の記録レベルとはほぼ
同じになる。図7に本発明を高密度でない記録に適用し
た場合の記録レベルを示し、図8に本発明を高密度記録
に適用した場合の記録レベルを示す。図7のピット10
は、長さが約3.5μm、図8のピット10は、約0.
8μmである。実線は本発明を適用した場合を示し、点
線は、従来技術の様に、記録前の反射率が極大になるよ
うに膜厚を設定したものである。記録前レベルは本発明
の場合のレベルを示す。
【0019】上述したように本実施例によれば、未記録
部の反射率が記録マークと逆方向に変化することにより
信号レベル差の大きい再生信号を得ることができ、高密
度記録など小さいマークの記録を行う記録可能光ディス
クに適している。図6に他の実施例を示す。本実施例は
第1層2としてSb2Se3、第2層3にBiを用いた逆
極性の光ディスクである。本実施例に用いた光ディスク
は、ポリカーボネイト基板1上に第1層2としてSb2
Se3膜を38nm、第2層3としてBi膜を25nm
順次スパッタリングにより積層し保護膜5としてUV樹
脂を塗布した構造とした。この際、Sb2Se3の膜厚は
反射率が最低となる膜厚35nmよりも厚くし、38n
mとした。レーザー照射後、第1と第2の層は溶融し合
金結晶を形成するが、Sb2Se3の膜厚が38nmと薄
いため記録部の合金結晶は第1層2の全体に形成され
る。すなわち、記録部の反射面は第1層面6となり図1
のように反射率は26%前後となり、記録後に反射率が
上がる逆極性の記録ができる。一方、記録部周辺の未記
録部では、記録部からの熱の伝搬により、パワーの低い
レーザー光を照射した状態となり、反射面が移動し干渉
層が若干薄くなるため、反射率は最小値である0%に近
くなる。本実施例では第1層2が薄いため前述した実施
例ほど記録部と未記録部の反射率差はないが、第1層2
が薄くなる分、記録時のレーザパワーが少なくてすむた
め、記録感度が向上し、高感度な光ディスクとして実用
的な価値がある。
【0020】上述の実施例ではいずれも第1層2にSb
2Se3、第2層3にBiを用いたが、第1層2はSb2
Se3とZnSの2層膜、Sb2Se3/SiO2/Sb2
Se3の3層膜等の他の消衰係数kが小さい材料を用い
ても同様の結果が得られる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果が得
られる。記録前の第1層の膜厚を反射率が最大または最
小となる膜厚よりも若干厚くすることにより、記録後、
未記録部の反射率が記録部と逆方向に変化し、記録後の
記録部と未記録部の反射率差が最大となり、レベル差の
大きい再生信号が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1層の膜厚と反射率の関係を
示す計算結果の説明図である。
【図2】本発明における記録前のディスクの断面図であ
る。
【図3】本発明の記録後のディスク構造と記録信号の説
明図である。
【図4】本発明における記録パワーと反射率の関係を示
す実験結果の説明図である。
【図5】本発明における記録信号の説明図である。
【図6】本発明における他の実施例の断面図である。
【図7】本発明において、高密度でない記録をしたとき
の記録信号の説明図である。
【図8】本発明において、高密度記録をしたときの記録
信号の説明図である。
【図9】従来技術に係るディスク構造の説明図である。
【図10】従来技術に係るディスク構造の説明図であ
る。
【図11】従来技術に係るディスク構造の説明図であ
る。
【図12】従来技術に係るディスク構造の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 基 板 2 第1層 3 第2層 4 合金結晶層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榑林 正明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 映像メディア研究 所内 (72)発明者 宮本 真 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 映像メディア研究 所内 (56)参考文献 特開 昭61−130093(JP,A) 特開 昭63−281234(JP,A) 特開 平6−223405(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/24 B41M 5/26 G11B 7/0045

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生時に外部から入射する再生用のレーザ
    光を多波干渉により反射する第1の層と、 上記第1の層の上に積層され、上記レーザ光を上記第1
    の層との境界面で反射する第2の層とを有し、 記録時に記録用のレーザ光が照射される記録部におい
    て、上記第1の層と第2の層とが合金結晶化して合金結
    晶部を生成することにより、上記記録部における上記第
    1の層の実効的な光路長が変化し、再生時の多波干渉に
    よる反射率が照射前に比べて低下することにより情報の
    記録を行う記録可能光ディスクにおいて、 上記第1の層の膜厚を、記録前の状態において、反射率
    が極大となる膜厚よりも厚く、かつ、記録後の状態にお
    いて、上記記録部の外周部の反射率が増加するように設
    定することを特徴とする記録可能光ディスク。
  2. 【請求項2】再生時に外部から入射する再生用のレーザ
    光を多波干渉により反射する第1の層と、 上記第1の層の上に積層され、上記レーザ光を上記第1
    の層との境界面で反射する第2の層とを有し、 記録時に記録用のレーザ光が照射される記録部におい
    て、上記第1の層と第2の層とが合金結晶化して合金結
    晶部を生成することにより、照射された部分の上記第1
    の層の実効的な光路長が変化し、再生時の多波干渉によ
    る反射率が照射前に比べて増加することにより情報の記
    録を行う記録可能光ディスクにおいて、 上記第1の層の膜厚を、記録前の状態において、反射率
    が極小となる膜厚よりも厚く、かつ、記録後の状態にお
    いて、上記記録部の外周部の反射率が低下するように設
    定することを特徴とする記録可能光ディスク。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の記録可能光ディス
    クにおいて、 記録時に上記合金結晶部の膜厚が厚く生成されて、上記
    合金結晶部の光学定数が変化するように、上記第1の層
    の厚さを設定することを特徴とする記録可能光ディス
    ク。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載の記録可能光デ
    ィスクにおいて、 上記第1の層は、Sb2Se3であり、 上記第2の層は、Biであり、 上記Sb2Se3と上記Biとが合金結晶化することを特
    徴とする記録可能光ディスク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8132994B2 (en) 2008-03-17 2012-03-13 Ricoh Company, Ltd. Bookbinding system

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