JP3153369U - ボール盤安全カバー装置 - Google Patents

ボール盤安全カバー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3153369U
JP3153369U JP2009004217U JP2009004217U JP3153369U JP 3153369 U JP3153369 U JP 3153369U JP 2009004217 U JP2009004217 U JP 2009004217U JP 2009004217 U JP2009004217 U JP 2009004217U JP 3153369 U JP3153369 U JP 3153369U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drilling machine
guide plate
cover
spindle
safety cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2009004217U
Other languages
English (en)
Inventor
満春 奥田
満春 奥田
Original Assignee
山九株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 山九株式会社 filed Critical 山九株式会社
Priority to JP2009004217U priority Critical patent/JP3153369U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3153369U publication Critical patent/JP3153369U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Abstract

【課題】低コストで使用性等に優れると共に、高い安全性を保証維持するボール盤安全カバー装置を提供する。【解決手段】テーブル102上方で主軸スピンドル106にチャック108を介して切削ドリル109が装着される。ポール101に水平回動可能に支持された旋回アーム12と、旋回アーム12の先端部に付設されたガイド板13と、ガイド板13に上下スライド可能に支持されたカバー11とを有し、カバー11が切削ドリル109の正面側周辺に位置する。【選択図】図1

Description

本考案は、ボール盤において穴明け作業を行う際に高い安全性を保証する安全カバー装置に関するものである。
この種の作業では作業者の不注意等によりボール盤のドリルに手指等を巻込まれる等の事故の発生を防止するために、安全作業の標準化や作業マニュアルを用いて安全性確保の周知徹底を図るようにしている。ボール盤作業のマン-マシン系において当初、人間系に対する教育あるいは訓練を通して災害防止対策が実施されていた。
人間系に対する措置は必ずしも十分ではなく、その後機械系に対する対策を講じ、より安全性を高める対策がとられている。例えば特許文献1に記載の安全カバー装置では、主軸が切削送りになったことを検出する切削送り検出手段と、この手段による切削送りの検出に応答してカバー昇降装置の駆動によるスライドカバーの下降を開始させる切削送り下降制御手段とを設けている。
あるいはまた、特許文献2に記載された安全カバー装置では、カバーの下端とテーブルとの間に少なくとも材料のみが挿入できる隙間を保って該カバーを受け体に取り付けると共に、カバーを回転部材を包囲した位置から遠ざけるように回転支持機構を備えている。そして、カバーが回転部材から遠ざかったとき、ボール盤の回転が停止するように構成されている。
特許第3748930号公報 実開昭62−184907号公報
しかしながら、特許文献1に記載の安全カバー装置の場合、構造が複雑である上、制御回路等を始めとする電気制御系が必要になり、コストも高いものとなってしまう。また、操作や取扱いが煩雑であり、必ずしも使用性に優れたものではなかった。
また、特許文献2においては透明カバーを介して見るために、透明カバーが汚れたり、疵が入ると見づらくなり作業性は必ずしも良くない。
本考案はかかる実情に鑑み、低コストで使用性等に優れると共に、高い安全性を保証維持するボール盤安全カバー装置を提供することを目的とする。
本考案のボール盤安全カバー装置は、テーブル上方で主軸スピンドルにチャックを介して切削ドリルが装着される縦型ボール盤において、ポールに水平回動可能に支持された旋回アームと、この旋回アームの先端部に付設されたガイド板と、このガイド板に上下スライド可能に支持されたカバーとを有し、前記カバーが前記切削ドリルの正面側周辺に位置するようにしたことを特徴とする。
また、本考案のボール盤安全カバー装置において、前記カバーは上下方向に形成された複数条のスリットを有し、これらのスリットを介して、その内側に配置された前記切削ドリルを視認可能であることを特徴とする。
また、本考案のボール盤安全カバー装置において、前記ガイド板に植設されたガイドピンが所定の前記スリットと係合し、且つ任意スライド位置に前記カバーを固定することを特徴とする。
また、本考案のボール盤安全カバー装置において、前記ガイド板及び前記カバーは、相互に内外に同心配置される円弧状又はコ字状に形成され、前記ガイド板が、前記主軸スピンドルと実質的に同心となるように該主軸スピンドルの周辺部材の適所に係着するようにしたことを特徴とする。
本考案によれば、構成が極めて簡単であり実質的にコストがかからず、しかも使い勝手に優れている上、この種の作業における高い安全性を確立することができる。
本考案の実施形態における安全カバー装置の実装例を示す斜視図である。 本考案の実施形態における旋回アームの作用等を示す斜視図である。 本考案の実施形態における安全カバー装置の構成例を示す斜視図である。 本考案の実施形態における旋回アームが開いた状態を示す斜視図である。 本考案の実施形態におけるガイド板及びカバーの係合構造を示す断面図である。 本考案の実施形態における安全カバー装置の実装時の様子を示す斜視図である。 本考案の実施形態における安全カバー装置の実装時の様子を示す斜視図である。 本考案の実施形態におけるガイド板及びカバーの変形例を示す図である。
以下、図面に基づき、本考案によるボール盤安全カバー装置の好適な実施の形態を説明する。
図1は、本考案の安全カバー装置10をボール盤100に実装した1例を示している。先ず、ボール盤100において、図示しないベース上にポール101が立設され、本実施形態においては縦型ボール盤の例とする。このポール101の適宜の高さ位置にワークテーブル102が支持される。なお、ワークテーブル102は、クランプ103を弛緩・緊締することで上下方向所望の高さに設定固定することができる。ポール101の上部には主軸ヘッド104が搭載される。
主軸ヘッド104は動力源としての電動モータ105を含み、Vベルト等でなる動力伝達手段を介して主軸スピンドル106を回転駆動するようになっている。主軸スピンドル106は送りハンドル107の回動操作で、所望量だけ上下動させることができる。ワークテーブル102の上方では、主軸スピンドル106に取り付けたチャック108を介して、切削ドリル109が装着される。切削ドリル109は、送りハンドル107の操作により送り量(上下動)が制御される。
ボール盤100の実使用に際しては、ワークテーブル102上にバイス110等を固定し、このバイス110を介してワークWをクランプする。作業者はワークテーブル102の手前側に立って、送りハンドル107を適宜回動操作し、主軸スピンドル106、即ち切削ドリル109を上下動させる。
安全カバー装置10は、そのカバー11が切削ドリル109の正面側、作業者から見て手前側周辺に位置するようにしたもので、後述するように作業者の手指等の巻込み事故等を防止するのをその主機能とする。
安全カバー装置10の具体的構成において、ポール101に水平回動可能に支持された旋回アーム12と、この旋回アーム12の先端部に付設されたガイド板13と、このガイド板13に上下スライド可能に支持された前記カバー11とを有する。
旋回アーム12は図2に示されるようにヒンジ14を介して、矢印Aのように回動可能である。ここで、図3に示すように一対の半割りのホルダ15,15′を有し、ボルト挿通孔16,16′及び17,17′にボルト18(図1等参照)を挿通させてナット19を螺合させることで、ホルダ15,15′をポール101の適所に固定することができる。なお、ホルダ15,15′の固定位置としてはポール101の所謂、くびれ部等を利用して、この部位に固定するのが好ましい。
一方のホルダ15′(例えば送りハンドル107とは反対側の左側とする)にはブラケット20が付設され、このブラケット20と旋回アーム12がヒンジ14を介して結合する。旋回アーム12は、ヒンジ14のヒンジピン14aのまわりに回動可能となる。旋回アーム12の旋回角度としては、少なくとも90°以上、調整により180°近くまで旋回可能である。
ガイド板13は旋回アーム12の先端に固定され、上下方向に配置される。また、ガイド板13は典型的には略円弧状又は湾曲状の横断面を有し、その円周角として180°近くの角度を有する。なお、図4あるいは図5等に示すように180°に達しないものであってもよく、即ち所謂半割りあるいはこれに近いものとする。カバー11についても典型的には略円弧状又は湾曲状の横断面を有し、ガイド板13の外側に配置され、半割りあるいはこれに近いものとする。
ここで、図1を参照して、ボール盤100の主軸ヘッド104において主軸スピンドル106の周辺部材として、例えば該主軸スピンドル106を支持するための軸受まわりの部材やフレーム部材等を有する(以下、係合部111という)。この係合部111は定位置に固定であり、典型的には概略円弧状等の形状を有している。この係合部111を利用して、これにガイド板13が係合するようになっている。上述のようにガイド板13は概ね半割りとするが、係合部111と係合可能とするために、半割りよりも幾分小さい方が好ましい。
なお、係合部111が円弧状ではなく矩形状等の場合、ここで図8を参照してガイド板13についても、係合部111の形状に合せて典型的には「コ」字状とする。その場合、カバー11もガイド板13に沿ってスライド可能となるように「コ」字状とする。これらの場合、そのコ字の上下両辺部位を比較的短くするとよい。
次に、カバー11は各図に示すように、上下方向に形成された複数条のスリット21を有し、これらのスリット21を介して、図1あるいは図6等に示すようにその内側に配置された切削ドリル109を視認可能となっている。
カバー11とガイド板13はガイドピン22を介して、相互に結合する。ガイド板13の下端部付近において、図5のようにネジ部22aを有するガイドピン22を螺合させ、ガイド板13にガイドピン22を植設することができる。ガイドピン22は更に、鍔部22bとヘッド22cを有し、ヘッド22cを摘んで操作することができる。また、スリット21との関係ではネジ部22aは、スリット21の溝幅よりも適度に小径に形成され、従って相対的にスライド可能になる。これによりガイドピン22をねじ込んでカバー11を任意のスライド位置に固定することがきる。例えば図2に示されるように上下ストロークLでカバー11をスライド可能であり、所望の高さ位置に固定可能となる。
本考案の安全カバー装置10の実使用に際し、先ず図3のように単体の安全カバー装置10をボール盤100のポール101のくびれ部等を利用して、所望位置に取付け固定する。旋回アーム12を図2の矢印Aのように旋回させて、ガイド板13を主軸ヘッド104側の係合部111と係合させ、これによりガイド板13が固定される。なお、このときガイド板13は、主軸スピンドル106と実質的に同心となるように係着する。
次に、ワークWに応じて、例えば図6のようにガイド板13の高さ調整をし、ガイドピン22によってカバー11を固定する。実際にはバイス110等を使って、ワークテーブル102上にワークWをクランプ固定する。これにより図1のように安全カバー装置10がボール盤100に実装される。
本考案の安全カバー装置10によれば、先ず既存のボール盤100に何ら改造等を行うことなく、簡単且つ的確に取り付けることができる。その際、カバー11をワークWに合せて高さ調整可能であるため、適用範囲が極めて広い。
カバー11は半割りであるが、少なくとも作業者側に配置され、またスリット21を介して内側の切削ドリル109を視認可能である。切削により生じた切粉は、カバー11によって作業者側へ飛散するのが防止され、高い安全性が保証される。即ち、切粉が作業者の眼に入らず、手に当たることもなく火傷等の心配がない。また、切削ドリル109と作業者の間にカバー11が介在しているので、作業者は切削ドリル109に手を出せず、これにより切削ドリル109の刃に巻込まれることもない。
また、カバー11が切削ドリル109の正面側にあるので、長い帯状の切粉が生じたとしも作業者まで到達することがなく、切創等の心配がない。なお、カバー11は半割りで、切削ドリル109の作業者とは反対側が開放されているため、そのような切粉が行き場を失って溜まってしまうこともない。このように本考案の安全カバー装置10は構成が極めて簡単であり、しかも使い勝手に優れている上、この種の作業における高い安全性を確立することができる。
以上、本考案を種々の実施形態と共に説明したが、本考案はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本考案の範囲内で変更等が可能である。
例えば、ガイド板13と係合部111の間に両者の係合状態を検出するスイッチを配設し、このスイッチとボール盤100の電源とを連動させることもできる。そして、このスイッチの検出信号がないと、電源が入らないようにすることで安全性を高めることができる。
また、旋回アーム12を旋回させて安全カバー装置10をセット状態とするために、適宜磁石の磁力を利用してセット状態に保持するようにすることも可能である。
10 安全カバー装置
11 カバー
12 旋回アーム
13 ガイド板
14 ヒンジ
15,15′ ホルダ
20 ブラケット
21 スリット
22 ガイドピン

Claims (4)

  1. テーブル上方で主軸スピンドルにチャックを介して切削ドリルが装着される縦型ボール盤において、
    ポールに水平回動可能に支持された旋回アームと、この旋回アームの先端部に付設されたガイド板と、このガイド板に上下スライド可能に支持されたカバーとを有し、
    前記カバーが前記切削ドリルの正面側周辺に位置するようにしたことを特徴とするボール盤安全カバー装置。
  2. 前記カバーは上下方向に形成された複数条のスリットを有し、これらのスリットを介して、その内側に配置された前記切削ドリルを視認可能であることを特徴とする請求項1に記載のボール盤安全カバー装置。
  3. 前記ガイド板に植設されたガイドピンが所定の前記スリットと係合し、且つ任意スライド位置に前記カバーを固定することを特徴とする請求項2に記載のボール盤安全カバー装置。
  4. 前記ガイド板及び前記カバーは、相互に内外に同心配置される概略円弧状又はコ字状に形成され、前記ガイド板が、前記主軸スピンドルと実質的に同心となるように該主軸スピンドルの周辺部材の適所に係着するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のボール盤安全カバー装置。
JP2009004217U 2009-06-19 2009-06-19 ボール盤安全カバー装置 Expired - Lifetime JP3153369U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009004217U JP3153369U (ja) 2009-06-19 2009-06-19 ボール盤安全カバー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009004217U JP3153369U (ja) 2009-06-19 2009-06-19 ボール盤安全カバー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3153369U true JP3153369U (ja) 2009-09-03

Family

ID=54857612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009004217U Expired - Lifetime JP3153369U (ja) 2009-06-19 2009-06-19 ボール盤安全カバー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3153369U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022004840A1 (ja) * 2020-07-03 2022-01-06 いすゞ自動車株式会社 カバー装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022004840A1 (ja) * 2020-07-03 2022-01-06 いすゞ自動車株式会社 カバー装置
JP2022013332A (ja) * 2020-07-03 2022-01-18 いすゞ自動車株式会社 カバー装置
JP7167964B2 (ja) 2020-07-03 2022-11-09 いすゞ自動車株式会社 カバー装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5128361B2 (ja) バイス装置及び卓上丸鋸盤
MX2012008948A (es) Dispositivo de ajuste de cantidad de biselado de un solo toque para una maquina biseladora.
US9327386B2 (en) Bench vice
JP2010253592A (ja) ワーク回転支持装置のクランプ装置
WO2011004701A1 (ja) 切断機におけるガード部材の固定具脱落防止構造
JP3153369U (ja) ボール盤安全カバー装置
JP2010253647A5 (ja)
CN208662741U (zh) 一种便携式多方向加工的攻丝机
CN201970107U (zh) 翻转夹紧装置
EP2572845A1 (en) Table cutting type protective cover of composite saw
CN211248385U (zh) 一种便于在装夹法兰时转动的立式车床卡盘
US3910535A (en) Apparatus for supporting a manipulator arm
US20070289424A1 (en) Workpiece-holding device for band saw machine
KR20150098013A (ko) 금속소재 절단기
JP2012006091A (ja) 歯車用自動面取り装置
CN213165841U (zh) 一种立锯装置
JP2016215354A (ja) 工作機械のカバー開閉装置
KR20130052779A (ko) 회전 테이블이 구비된 작업대
CN208178548U (zh) 手压切割机
CN220708922U (zh) 一种医疗器械生产用检验装置
JP5755424B2 (ja) クランプ機構
KR101924762B1 (ko) 플랜트 배관용 파이프 절단장치
CN221135606U (zh) 一种可调节工装夹具
CN211804983U (zh) 可微调转动角度的工件夹持装置
CN213003885U (zh) 一种用于数控铣床的夹具

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3153369

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120812

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120812

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150812

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term