JP3153026B2 - スピンドルモータ - Google Patents
スピンドルモータInfo
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- JP3153026B2 JP3153026B2 JP34548092A JP34548092A JP3153026B2 JP 3153026 B2 JP3153026 B2 JP 3153026B2 JP 34548092 A JP34548092 A JP 34548092A JP 34548092 A JP34548092 A JP 34548092A JP 3153026 B2 JP3153026 B2 JP 3153026B2
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- Japan
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- fixed
- screw
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基盤部材に対し固定支
柱が立設固定され、その固定支柱に対し、軸受手段を介
してロータハブが回転自在に支持されてなるスピンドル
モータに関する。
柱が立設固定され、その固定支柱に対し、軸受手段を介
してロータハブが回転自在に支持されてなるスピンドル
モータに関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】ベースやブラ
ケット等の基盤部材に対し固定支柱が立設固定され、そ
の固定支柱に対し、玉軸受等の軸受手段を介してロータ
ハブが回転自在に支持されてなるスピンドルモータで
は、通常、固定支柱を基盤部材に設けた嵌合孔に圧入
し、しまりばめによるはめ合い圧力によって固定支柱の
立設固定を行っている。
ケット等の基盤部材に対し固定支柱が立設固定され、そ
の固定支柱に対し、玉軸受等の軸受手段を介してロータ
ハブが回転自在に支持されてなるスピンドルモータで
は、通常、固定支柱を基盤部材に設けた嵌合孔に圧入
し、しまりばめによるはめ合い圧力によって固定支柱の
立設固定を行っている。
【0003】ハードディスクなどの記録用ディスク等を
回転駆動するためのスピンドルモータは、一層の薄型化
を求められている。そのためには、基盤部材についても
より一層の薄型化が必要となる。
回転駆動するためのスピンドルモータは、一層の薄型化
を求められている。そのためには、基盤部材についても
より一層の薄型化が必要となる。
【0004】ところが、基盤部材を薄くすると、固定支
柱の圧入に耐えられなかったり、或は圧入によって固定
支柱を強固に固定し得なくなるといったことが生ずる。
柱の圧入に耐えられなかったり、或は圧入によって固定
支柱を強固に固定し得なくなるといったことが生ずる。
【0005】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、圧入に耐えられないような、或は圧入によって
固定支柱を強固に固定し得ないような比較的薄い厚みの
基盤部材に対しても、固定支柱を堅固に立設することが
できるスピンドルモータを提供することにある。
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、圧入に耐えられないような、或は圧入によって
固定支柱を強固に固定し得ないような比較的薄い厚みの
基盤部材に対しても、固定支柱を堅固に立設することが
できるスピンドルモータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスピンドルモータは、基盤部材に対し固定
支柱が立設固定され、その固定支柱に対し、軸受手段を
介してロータハブが回転自在に支持されてなるスピンド
ルモータであって、雄螺子部と拡径部とを有してなる螺
子部材の拡径部と、螺子孔が開口する固定支柱の一端面
との間に前記基盤部材を挟んだ状態で、前記雄螺子部が
前記螺子孔内の雌螺子部に螺着されて基盤部材が前記拡
径部と前記一端面の間に挟圧されることにより、基盤部
材に固定支柱が立設され、固定支柱の外周部に、螺子孔
に連通する連通孔が開口し、螺子部材に、基盤部材を挟
んで螺子孔内部の部分と拡径部側の部分とに両端部を開
口する貫通孔を有し、ステータコイルからの引出し線
が、連通孔及び貫通孔を介してモータ外部へ引出された
ものとしている。
に、本発明のスピンドルモータは、基盤部材に対し固定
支柱が立設固定され、その固定支柱に対し、軸受手段を
介してロータハブが回転自在に支持されてなるスピンド
ルモータであって、雄螺子部と拡径部とを有してなる螺
子部材の拡径部と、螺子孔が開口する固定支柱の一端面
との間に前記基盤部材を挟んだ状態で、前記雄螺子部が
前記螺子孔内の雌螺子部に螺着されて基盤部材が前記拡
径部と前記一端面の間に挟圧されることにより、基盤部
材に固定支柱が立設され、固定支柱の外周部に、螺子孔
に連通する連通孔が開口し、螺子部材に、基盤部材を挟
んで螺子孔内部の部分と拡径部側の部分とに両端部を開
口する貫通孔を有し、ステータコイルからの引出し線
が、連通孔及び貫通孔を介してモータ外部へ引出された
ものとしている。
【0007】
【0008】また本発明のスピンドルモータは、基盤部
材に対し固定支柱が立設固定され、その固定支柱に対
し、軸受手段を介してロータハブが回転自在に支持され
てなるスピンドルモータであって、雄螺子部と拡径部と
を有してなる螺子部材の拡径部と、螺子孔が開口する固
定支柱の一端面との間に前記基盤部材を挟んだ状態で、
前記雄螺子部が前記螺子孔内の雌螺子部に螺着されて基
盤部材が前記拡径部と前記一端面の間に挟圧されること
により、基盤部材に固定支柱が立設され、固定支柱の外
周部に、その固定支柱の軸線方向中間部から軸受手段の
内側を経て基盤部材に臨む端部に亙る案内溝を有し、ス
テータコイルからの引出し線が、案内溝を通って、固定
支柱に外嵌された環体の内周部及び軸受手段の内側を順
に通じ、更に基盤部材に設けられた透孔を経てモータ外
部へ引出されたものとすることもできる。
材に対し固定支柱が立設固定され、その固定支柱に対
し、軸受手段を介してロータハブが回転自在に支持され
てなるスピンドルモータであって、雄螺子部と拡径部と
を有してなる螺子部材の拡径部と、螺子孔が開口する固
定支柱の一端面との間に前記基盤部材を挟んだ状態で、
前記雄螺子部が前記螺子孔内の雌螺子部に螺着されて基
盤部材が前記拡径部と前記一端面の間に挟圧されること
により、基盤部材に固定支柱が立設され、固定支柱の外
周部に、その固定支柱の軸線方向中間部から軸受手段の
内側を経て基盤部材に臨む端部に亙る案内溝を有し、ス
テータコイルからの引出し線が、案内溝を通って、固定
支柱に外嵌された環体の内周部及び軸受手段の内側を順
に通じ、更に基盤部材に設けられた透孔を経てモータ外
部へ引出されたものとすることもできる。
【0009】
【作用】請求項1及び請求項2の発明において、基盤部
材に対する固定支柱の立設は、螺子部材の拡径部と、螺
子孔が開口する固定支柱の一端面との間に基盤部材を挟
圧してその一端面を基盤部材に圧着させることによって
行われる。基盤部材との間のはめ合い圧力により固定支
柱を固定するものでないので、圧入に耐えられないよう
な、或は圧入によって固定支柱を強固に固定し得ないよ
うな比較的薄い厚みの基盤部材に対しても、固定支柱を
堅固に立設することが可能である。
材に対する固定支柱の立設は、螺子部材の拡径部と、螺
子孔が開口する固定支柱の一端面との間に基盤部材を挟
圧してその一端面を基盤部材に圧着させることによって
行われる。基盤部材との間のはめ合い圧力により固定支
柱を固定するものでないので、圧入に耐えられないよう
な、或は圧入によって固定支柱を強固に固定し得ないよ
うな比較的薄い厚みの基盤部材に対しても、固定支柱を
堅固に立設することが可能である。
【0010】また請求項1の発明において、スピンドル
モータのステータコイルからの引出し線は、固定支柱の
外周部に開口する連通孔と、その連通孔が通ずる螺子孔
の内部と螺子部材の拡径部側の部分とに両端部を開口す
る貫通孔とを介することにより、スピンドルモータの外
部へ引出すことができる。
モータのステータコイルからの引出し線は、固定支柱の
外周部に開口する連通孔と、その連通孔が通ずる螺子孔
の内部と螺子部材の拡径部側の部分とに両端部を開口す
る貫通孔とを介することにより、スピンドルモータの外
部へ引出すことができる。
【0011】請求項2の発明において、スピンドルモー
タのステータコイルからの引出し線は、固定支柱に設け
た案内溝を利用することにより、軸受手段の内側を通じ
引き出すことができる。引出し線は、固定支柱に外嵌さ
れた環体の内周部を通るので、モータ製造工程における
ばらつきが抑えられる。また引出し線は、軸受手段の内
側を通る前に、固定支柱に外嵌された環体の内周部を通
るので、完成したスピンドルモータにおいて引出し線が
軸受手段の回転部等に巻き込まれることが防がれる。
タのステータコイルからの引出し線は、固定支柱に設け
た案内溝を利用することにより、軸受手段の内側を通じ
引き出すことができる。引出し線は、固定支柱に外嵌さ
れた環体の内周部を通るので、モータ製造工程における
ばらつきが抑えられる。また引出し線は、軸受手段の内
側を通る前に、固定支柱に外嵌された環体の内周部を通
るので、完成したスピンドルモータにおいて引出し線が
軸受手段の回転部等に巻き込まれることが防がれる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明す
る。図1乃至図3は、本発明の1実施例としてのハード
ディスク駆動用スピンドルモータについてのものであっ
て、図1はその断面図、図2は、その要部拡大図であ
る。勿論、本発明のスピンドルモータは、ハードディス
ク以外の種々の記録媒体等の回転駆動に用いることがで
きる。
る。図1乃至図3は、本発明の1実施例としてのハード
ディスク駆動用スピンドルモータについてのものであっ
て、図1はその断面図、図2は、その要部拡大図であ
る。勿論、本発明のスピンドルモータは、ハードディス
ク以外の種々の記録媒体等の回転駆動に用いることがで
きる。
【0013】ブラケット10(基盤部材の一例)は、上
方開口の円形凹部10aを有している。ブラケット10
の肉厚は、できるだけ薄くして、スピンドルモータ全体
の薄型化が図られている。なお、基盤部材としては、例
えばハードディスク駆動装置の基盤等であっても差し支
えない。
方開口の円形凹部10aを有している。ブラケット10
の肉厚は、できるだけ薄くして、スピンドルモータ全体
の薄型化が図られている。なお、基盤部材としては、例
えばハードディスク駆動装置の基盤等であっても差し支
えない。
【0014】略円柱形状の強磁性材料製の固定支柱12
は、その下端に大径部12aを有し、その大径部12a
から上方に向かって中径部12bを有し、ほぼ上下中央
位置においてやや縮径され、小径部12cが上端に達し
ている。固定支柱12の下部中央部に、下方開口の下螺
子孔14が設けられている。その下螺子孔14の上端か
ら上方に向かって穿孔され、更に上側方に向かって穿孔
されてなる連通孔16が、固定支柱12の外周部と下螺
子孔14とを連通している。固定支柱12の上部中央部
には、上方開口の上螺子孔18が設けられている。
は、その下端に大径部12aを有し、その大径部12a
から上方に向かって中径部12bを有し、ほぼ上下中央
位置においてやや縮径され、小径部12cが上端に達し
ている。固定支柱12の下部中央部に、下方開口の下螺
子孔14が設けられている。その下螺子孔14の上端か
ら上方に向かって穿孔され、更に上側方に向かって穿孔
されてなる連通孔16が、固定支柱12の外周部と下螺
子孔14とを連通している。固定支柱12の上部中央部
には、上方開口の上螺子孔18が設けられている。
【0015】軸線方向に貫通孔20を有する中空ボルト
22(螺子部材の一例)の雄螺子部22bが、円形凹部
10aの下方から、ブラケット10の円形凹部10aの
中央部に設けられた挿通孔24を介して固定支柱12の
下螺子孔14に螺着されている。ブラケット10は中空
ボルト22の頭部22a(拡径部)の上環状面と固定支
柱12の大径部12aの下端環状面との間に挟圧され、
それによってブラケット10の円形凹部10aの中央部
上側に固定支柱12が立設されている。特に、固定支柱
12の下端が大径部12aであるため、固定支柱12が
より安定的に支持される。
22(螺子部材の一例)の雄螺子部22bが、円形凹部
10aの下方から、ブラケット10の円形凹部10aの
中央部に設けられた挿通孔24を介して固定支柱12の
下螺子孔14に螺着されている。ブラケット10は中空
ボルト22の頭部22a(拡径部)の上環状面と固定支
柱12の大径部12aの下端環状面との間に挟圧され、
それによってブラケット10の円形凹部10aの中央部
上側に固定支柱12が立設されている。特に、固定支柱
12の下端が大径部12aであるため、固定支柱12が
より安定的に支持される。
【0016】ブラケット10との間のはめ合い圧力によ
り固定支柱12を固定するものでないので、圧入に耐え
られないような、或は圧入によって固定支柱12を強固
に固定し得ないような薄い肉厚のブラケット10に対し
ても、固定支柱12を堅固に立設することが可能であ
る。それゆえ、ブラケット10の肉厚を可及的に薄くし
てスピンドルモータ全体の一層の薄型化が図られてい
る。
り固定支柱12を固定するものでないので、圧入に耐え
られないような、或は圧入によって固定支柱12を強固
に固定し得ないような薄い肉厚のブラケット10に対し
ても、固定支柱12を堅固に立設することが可能であ
る。それゆえ、ブラケット10の肉厚を可及的に薄くし
てスピンドルモータ全体の一層の薄型化が図られてい
る。
【0017】固定支柱12の中径部12bに、下玉軸受
26の内輪が外嵌固定されている。固定支柱12の小径
部12cの下部には、ステータコイル28が捲回された
ステータコア30が外嵌され、中径部12bの上端環状
面上にステータコア30の内周下端面が位置決めされた
状態で固定されている。小径部12cの上部には、上玉
軸受32の内輪が外嵌固定されている。
26の内輪が外嵌固定されている。固定支柱12の小径
部12cの下部には、ステータコイル28が捲回された
ステータコア30が外嵌され、中径部12bの上端環状
面上にステータコア30の内周下端面が位置決めされた
状態で固定されている。小径部12cの上部には、上玉
軸受32の内輪が外嵌固定されている。
【0018】基部34aの中央部が開口する略椀形状の
ロータハブ34は、上下玉軸受32・26を介して固定
支柱12に対し回転自在に支持されている。ロータハブ
34の周壁34bの下端内周部は、内嵌された環状部材
36を介して下玉軸受26の外周側に支持され、ロータ
ハブ34の基部34aの内周部は、上玉軸受32の外周
側に支持されている。ロータハブ34の周壁34bの内
周側には、ロータマグネット38を内嵌保持したロータ
ヨーク40が内嵌固定され、ロータマグネット38は、
径方向ギャップを隔ててステータコア30と相対してい
る。ロータハブ34の基部34aには、ロータハブ34
に外嵌したハードディスクを周壁34bの下方の鍔部3
4cとの間に挟圧保持するためのクランパを固定する螺
子孔42が設けられている。
ロータハブ34は、上下玉軸受32・26を介して固定
支柱12に対し回転自在に支持されている。ロータハブ
34の周壁34bの下端内周部は、内嵌された環状部材
36を介して下玉軸受26の外周側に支持され、ロータ
ハブ34の基部34aの内周部は、上玉軸受32の外周
側に支持されている。ロータハブ34の周壁34bの内
周側には、ロータマグネット38を内嵌保持したロータ
ヨーク40が内嵌固定され、ロータマグネット38は、
径方向ギャップを隔ててステータコア30と相対してい
る。ロータハブ34の基部34aには、ロータハブ34
に外嵌したハードディスクを周壁34bの下方の鍔部3
4cとの間に挟圧保持するためのクランパを固定する螺
子孔42が設けられている。
【0019】下玉軸受26の下方における環状部材36
の内周部と固定支柱12の大径部12aの外周面との
間、及び上玉軸受32の上方におけるロータハブ34の
基部34aと固定支柱12の小径部12cの外周面との
間には、それぞれ磁性流体シール44・46が設けら
れ、上下玉軸受32・26の潤滑剤等がスピンドルモー
タの外部へ飛散して外部空間を汚染することが防がれて
いる。
の内周部と固定支柱12の大径部12aの外周面との
間、及び上玉軸受32の上方におけるロータハブ34の
基部34aと固定支柱12の小径部12cの外周面との
間には、それぞれ磁性流体シール44・46が設けら
れ、上下玉軸受32・26の潤滑剤等がスピンドルモー
タの外部へ飛散して外部空間を汚染することが防がれて
いる。
【0020】環状部材36の内周部のうち磁性流体シー
ル44のやや下方、並びにロータハブ34の基部34a
の内周部のうち磁性流体シール46のやや上方に、それ
ぞれ内方開口の周方向溝48・50が設けられている。
スナップリング52・54、すなわち略C字形状の弾性
部材が、図3に実線で示されるように弾性的に縮径した
状態で、各磁性流体シール44・46との間にシールキ
ャップ56・58の外周部を挟んで、各周方向溝48・
50内に弾性的に嵌合しており、以てシールキャップ5
6・58の脱落を防いでいる。
ル44のやや下方、並びにロータハブ34の基部34a
の内周部のうち磁性流体シール46のやや上方に、それ
ぞれ内方開口の周方向溝48・50が設けられている。
スナップリング52・54、すなわち略C字形状の弾性
部材が、図3に実線で示されるように弾性的に縮径した
状態で、各磁性流体シール44・46との間にシールキ
ャップ56・58の外周部を挟んで、各周方向溝48・
50内に弾性的に嵌合しており、以てシールキャップ5
6・58の脱落を防いでいる。
【0021】スナップリング52・54は、着脱自在で
あるから、シールキャップ56・58の着脱も容易であ
る。従って、シールキャップ56・58の脱着により磁
性流体の飛散の有無を確認することも容易に行い得る。
あるから、シールキャップ56・58の着脱も容易であ
る。従って、シールキャップ56・58の脱着により磁
性流体の飛散の有無を確認することも容易に行い得る。
【0022】ステータコイル28からの引出し線59
は、固定支柱12における連通孔16、及び下螺子孔1
4に螺着された中空ボルト22の貫通孔20を通じて、
ブラケット10の下方に位置する中空ボルト22の頭部
22aの下方に導出されている。固定支柱12の固定の
ためにその固定支柱12に設けた下螺子孔14を、ステ
ータコイル28からの引出し線59をスピンドルモータ
の外部へ引出すことにも利用することができ、製造効率
及びコンパクト化に優れる。
は、固定支柱12における連通孔16、及び下螺子孔1
4に螺着された中空ボルト22の貫通孔20を通じて、
ブラケット10の下方に位置する中空ボルト22の頭部
22aの下方に導出されている。固定支柱12の固定の
ためにその固定支柱12に設けた下螺子孔14を、ステ
ータコイル28からの引出し線59をスピンドルモータ
の外部へ引出すことにも利用することができ、製造効率
及びコンパクト化に優れる。
【0023】図4及び図5は、本発明の別の実施例とし
てのハードディスク駆動用スピンドルモータについての
ものであって、図4は断面図、図5は、その要部拡大斜
視図である。
てのハードディスク駆動用スピンドルモータについての
ものであって、図4は断面図、図5は、その要部拡大斜
視図である。
【0024】強磁性材料製の略円柱状の固定支柱60の
上下中間部に、ステータコイル63が捲回されたステー
タコア64が外嵌固定されている。ステータコア64の
内周下端面は、固定支柱60の上下中間部に設けられた
周方向の外方突部62の環状上面に当接してステータコ
ア64が位置決めされている。固定支柱60の外周部に
は、この外方突部62のやや上方から固定支柱60の下
端に亙り、軸線方向の案内溝66が設けられている。そ
して外方突部62の下側に接して、その外方突部62と
同程度の外径の環体68が外嵌固定されている。ステー
タコイル63からの引出し線70は、環体68の内周側
の案内溝66を通っている。
上下中間部に、ステータコイル63が捲回されたステー
タコア64が外嵌固定されている。ステータコア64の
内周下端面は、固定支柱60の上下中間部に設けられた
周方向の外方突部62の環状上面に当接してステータコ
ア64が位置決めされている。固定支柱60の外周部に
は、この外方突部62のやや上方から固定支柱60の下
端に亙り、軸線方向の案内溝66が設けられている。そ
して外方突部62の下側に接して、その外方突部62と
同程度の外径の環体68が外嵌固定されている。ステー
タコイル63からの引出し線70は、環体68の内周側
の案内溝66を通っている。
【0025】固定支柱60には、環体68の下側に接し
て、下玉軸受72が外嵌固定されている。また、固定支
柱60の下端部には、強磁性材料製の円筒状部材74が
外嵌固定されており、それが下玉軸受72の下側に接し
ている。固定支柱60の上部には、上玉軸受76が外嵌
固定されている。
て、下玉軸受72が外嵌固定されている。また、固定支
柱60の下端部には、強磁性材料製の円筒状部材74が
外嵌固定されており、それが下玉軸受72の下側に接し
ている。固定支柱60の上部には、上玉軸受76が外嵌
固定されている。
【0026】ステータコイル63からの引出し線70
は、案内溝66を通って、固定支柱60に外嵌された環
体68の内周部及び下玉軸受72の内側を順に通じ、固
定支柱60の下方へ導出されている。
は、案内溝66を通って、固定支柱60に外嵌された環
体68の内周部及び下玉軸受72の内側を順に通じ、固
定支柱60の下方へ導出されている。
【0027】ロータハブ78は、上玉軸受76並びに下
玉軸受72及び環状部材80を介して固定支柱60に対
し回転自在に支持されている。ロータハブ78の周壁7
8bの内周側には、ロータマグネット82を内側に保持
した円筒状のロータヨーク84が内嵌固定されている。
上玉軸受76の上方は、ロータハブ78の基部78aと
固定支柱60との間が磁性流体シール86により密封さ
れ、下玉軸受72の下方は、環状部材80と円筒状部材
74との間が磁性流体シール88により密封されてい
る。
玉軸受72及び環状部材80を介して固定支柱60に対
し回転自在に支持されている。ロータハブ78の周壁7
8bの内周側には、ロータマグネット82を内側に保持
した円筒状のロータヨーク84が内嵌固定されている。
上玉軸受76の上方は、ロータハブ78の基部78aと
固定支柱60との間が磁性流体シール86により密封さ
れ、下玉軸受72の下方は、環状部材80と円筒状部材
74との間が磁性流体シール88により密封されてい
る。
【0028】ボルト90(螺子部材の一例)の雄螺子部
90bが、ブラケット92に設けられた挿通孔94を介
して、下方から固定支柱60の下螺子孔96に螺着され
ている。ブラケット92はボルト90の頭部90a(拡
径部)の上環状面と固定支柱60の下端面との間に挟圧
され、それによってブラケット92の上側に固定支柱6
0が立設されている。
90bが、ブラケット92に設けられた挿通孔94を介
して、下方から固定支柱60の下螺子孔96に螺着され
ている。ブラケット92はボルト90の頭部90a(拡
径部)の上環状面と固定支柱60の下端面との間に挟圧
され、それによってブラケット92の上側に固定支柱6
0が立設されている。
【0029】固定支柱60の下方へ導出された引出し線
70は、ブラケット92に設けられた透孔98を経てブ
ラケット92の下方、すなわちモータ外部へ引出されて
いる。
70は、ブラケット92に設けられた透孔98を経てブ
ラケット92の下方、すなわちモータ外部へ引出されて
いる。
【0030】引出し線70は、固定支柱60に外嵌され
た環体68の内周部を通るので、モータ製造工程におけ
る引出し線70のばらつきが抑えられる。また引出し線
70は、下玉軸受72の内側を通る前に、固定支柱60
に外嵌された環体68の内周部を通るので、完成したス
ピンドルモータにおいて引出し線70が下玉軸受72の
外輪等に巻き込まれることが防がれる。
た環体68の内周部を通るので、モータ製造工程におけ
る引出し線70のばらつきが抑えられる。また引出し線
70は、下玉軸受72の内側を通る前に、固定支柱60
に外嵌された環体68の内周部を通るので、完成したス
ピンドルモータにおいて引出し線70が下玉軸受72の
外輪等に巻き込まれることが防がれる。
【0031】なお、以上の実施例についての記述におけ
る上下位置関係は、単に図に基づいた説明の便宜のため
のものであって、実際の使用状態等を限定するものでは
ない。
る上下位置関係は、単に図に基づいた説明の便宜のため
のものであって、実際の使用状態等を限定するものでは
ない。
【0032】
【発明の効果】請求項1及び請求項2のスピンドルモー
タでは、圧入に耐えられないような、或は圧入によって
固定支柱を強固に固定し得ないような比較的薄い厚みの
基盤部材に対しても、固定支柱を堅固に立設することが
できるので、基盤部材の厚みを可及的に薄くしてスピン
ドルモータ全体の一層の薄型化を図ることが可能であ
る。
タでは、圧入に耐えられないような、或は圧入によって
固定支柱を強固に固定し得ないような比較的薄い厚みの
基盤部材に対しても、固定支柱を堅固に立設することが
できるので、基盤部材の厚みを可及的に薄くしてスピン
ドルモータ全体の一層の薄型化を図ることが可能であ
る。
【0033】また請求項1のスピンドルモータでは、固
定支柱の固定のためにその固定支柱に設ける螺子孔を、
ステータコイルからの引出し線をスピンドルモータの外
部へ引出すことにも利用することができ、製造効率及び
コンパクト化に優れる。
定支柱の固定のためにその固定支柱に設ける螺子孔を、
ステータコイルからの引出し線をスピンドルモータの外
部へ引出すことにも利用することができ、製造効率及び
コンパクト化に優れる。
【0034】請求項2のスピンドルモータでは、モータ
製造工程におけるステータコイルからの引出し線のばら
つきを抑え、完成したスピンドルモータにおける軸受手
段の回転部等への引出し線の巻き込みを防ぎつつ、固定
支柱に設けた案内溝を利用して引出し線をスピンドルモ
ータの外部へ引出すことができる。
製造工程におけるステータコイルからの引出し線のばら
つきを抑え、完成したスピンドルモータにおける軸受手
段の回転部等への引出し線の巻き込みを防ぎつつ、固定
支柱に設けた案内溝を利用して引出し線をスピンドルモ
ータの外部へ引出すことができる。
【図1】スピンドルモータの断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】スナップリングの平面図である。
【図4】別のスピンドルモータの断面図である。
【図5】図4に表わされたスピンドルモータの要部拡大
斜視図である。
斜視図である。
12 固定支柱 14 下螺子孔 22 中空ボルト 10 ブラケット 10a 円形凹部 22a 頭部 26 下玉軸受 32 上玉軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広野 伸 京都府中郡峰山町荒山壱番谷225 日本 電産株式会社峰山事業所内 (56)参考文献 特開 平4−88849(JP,A) 実開 平1−76165(JP,U) 実開 昭64−45467(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/16 - 5/173 H02K 1/18
Claims (2)
- 【請求項1】基盤部材に対し固定支柱が立設固定され、
その固定支柱に対し、軸受手段を介してロータハブが回
転自在に支持されてなるスピンドルモータであって、 雄螺子部と拡径部とを有してなる螺子部材の拡径部と、
螺子孔が開口する固定支柱の一端面との間に前記基盤部
材を挟んだ状態で、前記雄螺子部が前記螺子孔内の雌螺
子部に螺着されて基盤部材が前記拡径部と前記一端面の
間に挟圧されることにより、基盤部材に固定支柱が立設
されており、 固定支柱の外周部には、螺子孔に連通する連通孔が開口
し、前記螺子部材は、基盤部材を挟んで螺子孔内部の部
分と拡径部側の部分とに両端部を開口する貫通孔を有
し、ステータコイルからの引出し線が、連通孔及び貫通
孔を介してモータ外部へ引出されて いることを特徴とす
るスピンドルモータ。 - 【請求項2】基盤部材に対し固定支柱が立設固定され、
その固定支柱に対し、軸受手段を介してロータハブが回
転自在に支持されてなるスピンドルモータであって、 雄螺子部と拡径部とを有してなる螺子部材の拡径部と、
螺子孔が開口する固定支柱の一端面との間に前記基盤部
材を挟んだ状態で、前記雄螺子部が前記螺子孔内の雌螺
子部に螺着されて基盤部材が前記拡径部と前記一端面の
間に挟圧されることにより、基盤部材に固定支柱が立設
されており、 固定支柱の外周部に、その固定支柱の軸線方向中間部か
ら軸受手段の内側を経て基盤部材に臨む端部に亙る案内
溝を有し、 ステータコイルからの引出し線が、案内溝を通って、固
定支柱に外嵌された環体の内周部及び軸受手段の内側を
順に通じ、更に基盤部材に設けられた透孔を経てモータ
外部へ引出されていることを特徴とするスピンドルモー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34548092A JP3153026B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | スピンドルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34548092A JP3153026B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | スピンドルモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06169544A JPH06169544A (ja) | 1994-06-14 |
JP3153026B2 true JP3153026B2 (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=18376877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34548092A Expired - Fee Related JP3153026B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | スピンドルモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3153026B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4900780B2 (ja) * | 2006-03-08 | 2012-03-21 | 日本精工株式会社 | 電動機 |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP34548092A patent/JP3153026B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06169544A (ja) | 1994-06-14 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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