JP3152851B2 - パネル型濾床付き水処理槽 - Google Patents

パネル型濾床付き水処理槽

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JP3152851B2 JP25583294A JP25583294A JP3152851B2 JP 3152851 B2 JP3152851 B2 JP 3152851B2 JP 25583294 A JP25583294 A JP 25583294A JP 25583294 A JP25583294 A JP 25583294A JP 3152851 B2 JP3152851 B2 JP 3152851B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パネル型濾床付き水処
理槽に関し、とく槽外で濾床の組立て及び調節等の作業
を行える水処理槽に関する。
【0002】
【従来の技術】被処理水の浄化負荷の変動に応じて濾床
量の増減が可能な濾床を内部に配置した水処理槽が使用
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の水処理槽におい
て、濾床量を変更するためには、水処理槽を一旦空にし
て作業を行う必要があり、また槽内で濾床量調整の作業
をするため大きな開口部を不可欠とする問題点があっ
た。
【0004】よって、本発明の目的は、濾床の組立て・
調節作業を槽外で行えるパネル形濾床付き水処理槽を提
供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、水処理槽の
内部に梁部材を取付け、軽量な濾床が取付けられた枠体
をその梁部材から取外し可能に吊下げれば、簡単な機構
により濾床の容量を槽外で変化させ得ることに着目して
前記問題点の解決に成功した。
【0006】図1〜3の実施例を参照するに、本発明に
よるパネル形濾床付き水処理槽20は、水処理槽20の内部
上方部位に設けた梁部材11、梁部材11から垂下し且つ貫
通孔部10を有する複数の枠体9、各枠体9に取付けたパ
ネル型濾床1、梁部材11から垂下時の枠体貫通孔部10の
列の延長方向の水処理槽内面部位に固定した終端環15、
互いに隣接する枠体9の貫通孔部10の間及び終端環15と
その隣接枠体9の貫通孔部10との間に介在する中空ディ
スタンス・ピース13、並びに終端環15に最も遠い枠体9
から終端環15までの間の枠体貫通孔部10及び中空ディス
タンス・ピース13を貫通し前記終端環15で貫通孔部10と
ディスタンス・ピース13の外側へ折返して往復し且つ両
端で緩みない閉ループ状に結合された取付けロープ7を
備えてなるものである。
【0007】好ましくは、枠体9に、上棹2uと下棹2dと
を設け両棹2u、2dの間に張設した複数の紐状濾材6の列
によりパネル型濾床1を形成する。さらに好ましくは、
弾性紐状濾材6を、多数の合成樹脂製輪状体の一部分を
各輪状体の輪の面と交差する方向に重ね合わせる如く結
合して紐状にしたいわゆるリングレース(登録商標)濾
床用の紐状濾材とする。
【0008】
【作用】本発明による水処理槽(以下、槽という場合が
ある。)20内の濾床の組立て順序を説明する。梁部材11
及び端末環15が濾床組立てに先行して槽20の内壁面に取
付けられる。図1において、槽20の約3倍の長さの取付
ロープ(以下、ロープという場合がある。)7の後端を
槽20の外に残しその先端を図1左上隅の挿入口26を介し
水処理槽20内の終端環15の輪に図4に示すように通した
後、その先端を挿入口26の外まで戻す。槽20の外で最初
のパネル型濾床1(以下、濾床1という場合がある。)
を枠体9に取付け、取付後の枠体9を挿入口26から槽20
内へ降ろし、枠体9を梁部材11から垂下させる。図2及
び3に示す実施例では、枠体9の両側上端に設けた屈曲
上端部9cを槽20の両側壁8に取付けた1対の平行梁部材
11に掛けることにより、枠体9を梁部材11から垂下させ
る。
【0009】例えばロープ7の後端に、端末環15と最初
の濾床1との間のディスタンス・ピース13を取付けた
後、そのロープ7の後端を槽20へ降ろした枠体9の貫通
孔部10の孔に通す。ロープ7の先端を槽外で押さえ、貫
通孔部10に通したロープ7の後端側部分を引いて緊張さ
せた後、ロープ7が枠体9に対して滑らないようにロー
プ7を貫通孔部10に押さえ付けたままロープ7の先端を
引出すことにより、最初の枠体9を槽20の挿入口26より
奥へ送り込む。
【0010】次いで、後続する濾床1と枠体9との槽外
組立て、組立てた枠体9の梁部材11からの垂下、隣接枠
体9間のディスタンス・ピース13及び枠体9の貫通孔部
10への取付けロープ7後方部分の挿入、及びロープ7の
先端の引出しの操作の繰返しにより所要数の濾床1付き
の枠体9を槽20内へ送り込むことができる。最後に送り
込んだ枠体9の貫通孔部10においてロープ7の先端方向
部分と後端方向部分と重ね合わせてロープ7を緊張させ
た後、最後に送り込んだ枠体9の貫通孔部10と終端環15
との間のロープ7の両端を緩みのないような閉ループ状
に結合させる。こうして所要数の濾床1を所定間隔で槽
20内に取付け、濾床1の充填作業を完了する。
【0011】濾床1及び枠体9を槽20から引抜くには上
記の作業を逆に行えばよいことは明らかである。
【0012】以上の構成を有する本発明によれば、槽20
内への濾床1の充填を作業員が槽20外に留ったまま行う
ことができ、槽20内の濾床量の変更が容易であって、し
かも各濾床1の濾床量の調節作業を槽20の外で行うこと
ができる。即ち、被処理水が流入する前にロープ7を槽
20内の端末環15に通しロープ7の両端を槽20の外へ引出
しておけば、槽20の外にいる作業員が、挿入口26を介し
て濾床1付き枠体9を梁部材11から槽20内へ垂下させ、
ロープ7にディスタンス・ピース13を取付け、ロープ7
を枠体9の貫通孔部10に通す等の作業を、槽20内へ入る
ことなく行うことができる。槽外で作業を行えること
は、工事の安全性を格段に高めることになる。
【0013】槽20内の濾床量は、各濾床1の濾床量が一
定の場合には、槽20内の濾床1の数で定まるが、この数
はディスタンス・ピース13の長さにより選択できるの
で、長さの異なるディスタンス・ピース13と交換し濾床
1の数を変えることにより、濾床量を容易に変更でき
る。本発明によるこの濾床1の数の変更は、被処理水の
負荷条件が変った場合に槽20内を空にすることなく、槽
20を処理可能な状態に保ったまま実施できる。好ましく
は濾床1を枠体9に取付けられる紐状濾材6の列により
形成するので、この場合には枠体9に取付ける紐状濾材
6の数を槽20の外で変えることにより各濾床1の濾床量
も容易に調整することが可能である。
【0014】こうして、本発明の目的ある「濾床量調節
作業を槽外で行えるパネル形濾床付き水処理槽」の提供
が達成される。
【0015】
【実施例】図1〜3の実施例では、一対の梁部材11を設
け、その一方を槽20の側壁8に取付け、その他方を梁支
持材11aを介して槽20の頂壁24に固定している。枠体9
に縦部材9aの対とこれと一体的に連なる屈曲上端部9cの
対を設け、屈曲上端部9cの対が梁部材11の対に掛かる。
一方の縦部材9aに上棹2uの一端と下棹2d用の中空保持部
材4(図5(A))とが固定され、他方の縦部材9aに下棹
2dの一端と上棹2u用の中空保持部材4とが固定される。
図5(A)は一方の縦部材9aの中空保持部材4と下棹2dと
の結合機構の一例を示すが、他方の縦部材9aの中空保持
部材4と上棹2uとの結合機構も同様のものとすることが
できる。下棹2d又は上棹2uの自由端に拡径鍔部3付きの
縮径結合具2cを形成し、中空保持部4に拡径鍔部3の差
込みが可能である取付け孔5を穿ち、拡径鍔部3を取付
け孔5に差込むことにより両縦部材9aを結合する。上棹
2uと下棹2dとをこの様な構造としたのは、紐状濾材6の
列を膜状に保持して濾床1とする一対の中空繋止部材17
を上棹2uと下棹2dとによって保持し、濾床1を枠体9に
取付けるためである。
【0016】上棹2u又は下棹2dと保持部材4との結合を
容易にするため、図5(A)に示すように繋止部材17に開
閉部17aを設け、これを止め具17bによって着脱自在に繋
止部材17の本体に取付けてもよい。好ましくは、紐状濾
材6を多数の合成樹脂製の弾性輪状体の一部分を各輪状
体の輪の面と交差する方向に重ね合わせる如く結合して
紐状にした濾材(商標名リングレース濾床用の紐状濾
材)とし、無負荷時の紐状濾材6の長さで定まる1対の
繋止部材17間の間隔を上棹2uと下棹2dとの間隔より短く
し、濾材1を枠体9に取付けた時に紐状濾材6の弾性に
より上棹2uと下棹2dとが相互に引寄せられるようにす
る。
【0017】槽20へ挿入した時に枠部材11への枠体9の
引っ掛けを容易にするため、図1〜3の実施例では枠体
9の下端に延長部9dを設けている。
【0018】図5(B)は、保持部材4をアングル材製と
し、且つ上棹2u又は下棹2dに直接に拡径鍔部3を設けた
例を示す。図6は、両端に拡径鍔部3を有する上棹2uと
下棹2dを濾床1の上下両端に設け、図5(B)の保持部材
4の2対を枠体9に設けた実施例を示す。この場合に
は、濾床1の枠体9への着脱が容易になる。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明のパネ
ル型濾床付き水処理槽は、水処理槽の外で組立てたパネ
ル型濾床付き枠体を、水処理槽内部上方部位に設けた梁
部材に引っ掛けて槽内へ吊下げた後、水処理槽内面に取
付けた終端環で折返す取付けロープにより梁部材に沿っ
て順次処理槽内へ送込むと共にディスタンス・ピースを
介在させるので、槽外における濾床の組立て取付け及び
調整作業を可能にし、濾床の装填及び取出しを簡単化
し、濾床量の調整を容易化する等の顕著な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の一実施例の側面図である。
【図2】は、図1の矢印II-IIにおける断面図である。
【図3】は、図1の実施例の要部斜視図である。
【図4】は、終端環の図式的斜視図である。
【図5】は、濾床に対する保持部材の説明図である。
【図6】は、本発明の他の実施例の説明図である。
【符号の説明】
1 パネル型濾床 2c 縮径結合具 2u 上棹 2d 下棹 3 鍔部 4 保持部材 5 取付孔 6 紐状濾材 7 取付けロープ 8 側壁 9 枠体 9a 縦部材 9c 屈曲上端部 9d 延長部 10 貫通孔部 11 梁部材 11a 梁支持材 13 ディスタンス・ピース 15 終端環 17 繋止部材 17a 開閉部 17b 止め具 20 水処理槽 22 水面 24 頂壁 26 挿入口。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−9262(JP,A) 特開 昭61−33295(JP,A) 特開 昭63−43699(JP,A) 特開 昭61−106398(JP,A) 特開 平3−127692(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 3/06 C02F 3/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水処理槽の内部上方部位に設けた梁部材、
    前記梁部材から垂下し且つ貫通孔部を有する複数の枠
    体、各枠体に取付けたパネル型濾床、前記梁部材から垂
    下時の前記枠体貫通孔部に対向する前記水処理槽内面部
    位に固定した終端環、互いに隣接する前記枠体の貫通孔
    部の間及び前記終端環とその隣接枠体の貫通孔部の間に
    介在する中空ディスタンス・ピース、並びに前記終端環
    に最も遠い枠体から前記終端環までの間の前記枠体貫通
    孔及び中空ディスタンス・ピースを貫通し前記終端環で
    折返して戻り両端で緩みない閉ループ状に結合された取
    付けロープを備えてなるパネル型濾床付き水処理槽。
  2. 【請求項2】請求項1の水処理槽において、前記枠体に
    水平に上棹と下棹とを取付け、紐状濾材の列を前記上棹
    と下棹との間に張設して前記パネル型濾床を形成してな
    るパネル型濾床付き水処理槽。
  3. 【請求項3】請求項2の水処理槽において、前記紐状濾
    材を、多数の合成樹脂製輪状体の一部分を各輪状体の輪
    の面と交差する方向に重ね合わせる如く結合して紐状に
    した濾材としてなるパネル型濾床付き水処理槽。
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