JP3152526B2 - 電磁シールド窓 - Google Patents

電磁シールド窓

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JP3152526B2 JP35190792A JP35190792A JP3152526B2 JP 3152526 B2 JP3152526 B2 JP 3152526B2 JP 35190792 A JP35190792 A JP 35190792A JP 35190792 A JP35190792 A JP 35190792A JP 3152526 B2 JP3152526 B2 JP 3152526B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁シールドルームに
設けられた電磁シールド窓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁シールド窓は、ガラス材料に
金属膜を蒸着させたり、金属製の格子を埋設したシール
ドガラス材料を金属製の枠材に納め、シールドガラス材
料と枠材との間に導電性シーリング材料を挿入すること
により、建具としてのガラス窓全体の導電性を保障して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁シールド窓
は、ガラス材料にシールド材料を埋設するのに高度の技
術が必要なため、工場生産されており製作コストが高か
った。また、導電性シーリング材料は、金属粒子をシー
リング材料に混ぜ合わせたものなので導電性は低い。そ
のため、電磁気的に欠陥部分を有し電磁シールド性能は
低かった。
【0004】そこで、本発明は、前記従来技術の問題点
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、電
磁シールド性能が向上すると共に、現場で容易に施工で
きる電磁シールド窓を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電磁シールド窓は、ガラスとこのガラスに
固定された透明導電膜の端部を金属箔で包み込むと共
に、継目をメッキ金属箔テープで処理することにより形
成された電磁シールドガラス材を、金属製のサッシ枠の
中に敷かれた板状の金属編組線の上に設置して構成し
た。
【0006】
【作用】上記本発明では、電磁シールドガラス材は、ガ
ラスと透明導電膜の端部を金属箔で包み込むと共に、継
目をメッキ金属箔テープで処理することにより形成され
るので、電磁気的な欠陥部分を持たず導電性は保障され
る。さらに、電子シールドガラス材と金属製のサッシ枠
とは、金属編組線を介して電気的に結合されている。こ
の結果、窓面に到来した電磁波は電磁シールドガラス材
でシールドされて高周波電流となり、金属製のサッシ枠
を介して建物の鉄筋、鉄骨等を通りアースに落ちて無害
化される。さらに、本発明の電磁シールド窓は、ガラス
と透明導電膜の端部を金属箔で包み込み、継目をメッキ
金属箔テープで処理した電磁シールドガラス材をサッシ
枠に組み込むだけで製作されるので、現場で容易に施工
可能である。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図により説明する。図1
は、本発明の電磁シールド窓の構成を示すものである。
ガラス1とガラス1の間には、透明導電膜2が挟み込ま
れている。この透明導電膜2は、酸化インジウムと酸化
スズの混合物からなり、ガラス並みの光の透過率と低い
表面抵抗率を有している。例えば、透明導電膜2は、約
80%の透光性を持っており、十分に窓材料としての機
能を有する。ガラス1は透明導電膜2を支える役割を果
たす。ただし、透明導電膜2の透光性を極度に低下させ
るものであってはならない。
【0008】ガラス1と透明導電膜2の端部は、金属箔
3で包み込まれており、継目はメッキ金属箔テープで処
理されている。このようにして、ガラス1と透明導電膜
2とが金属箔3で一体化された電磁シールドガラス材A
が形成される。この電磁シールドガラス材Aは、到来電
波が内部に透過するのを防止する機能を果たす。さら
に、通常のガラス窓の性能を持たせるために、耐水機能
等も有しなければならない。
【0009】一方、金属製のサッシ枠4(周辺の窓枠)
の中には、板状の金属編組線5が敷かれている。そし
て、この金属編組線5の上に、電磁シールドガラス材A
が設置される。このようにして、金属製のサッシ枠4と
電磁シールドガラス材Aとが一体化されて導電性が確保
される。ガラス1の側面には、緩衝材6が設けられ、サ
ッシ枠4とガラス1の接合部にはシーリング材7が設け
られている。また、ガラス1の下方部及びガラス1とサ
ッシ枠4との隙間にはセッティング材8が設けられてい
る。また、金属製のサッシ枠4と建物骨組(鉄筋、鉄
骨)とは電気的に結合されている。このようにして、窓
面と窓枠(サッシ枠)と建物骨組とが電気的に結合され
る。
【0010】電磁シールド窓の窓面に向かって到来した
電磁波は、電磁シールドガラス材Aでシールドされて高
周波電流となり、透明導電膜2に沿って流れる。その
後、高周波電流は、サッシ枠4の中に敷かれた板状の金
属編組線5を介して、建物の鉄筋、鉄骨等を通りアース
に落ちて無害化される。上述のように、電磁シールドガ
ラス材Aは、ガラス1と透明導電膜2の端部を金属箔3
で包み込むと共に、継目をメッキ金属箔テープで処理す
ることにより形成されているので、電磁気的な欠陥を持
たず、さらに、電磁シールドガラス材Aと金属製のサッ
シ枠4とが金属編組線5を介して電気的に結合されてい
るので、導電性が保障されシールド性能は高い。
【0011】次に、電磁シールドガラス材の他の構成を
図2により説明する。図1に示す電磁シールドガラス材
Aは、1枚の透明導電膜2をサンドイッチ状にガラス1
とガラス1との間に挟み込んだ構成(単層)であるが、
図2(a)に示すように、1枚の透明導電膜2をガラス
1の片側に重ね合わせてもよい。また、表面抵抗値が大
きくて所望の電磁シールド性能を確保できない場合に
は、透明導電膜2を複数枚設置(複層)するのが好まし
い。
【0012】例えば、図2(b)に示すように、透明導
電膜2をガラス1の両側に固定する。あるいは、図2
(c)に示すように、複数枚の透明導電膜2をガラス1
で挟み込む。この際、透明導電膜2の結合を並列にす
る。これによって、抵抗値が小さくなり電磁シールド性
能が向上する。例えば、表面抵抗率が5〜6Ωmで、電
磁シールド性能が約31dBの透明導電膜を並列につな
ぐと、表面抵抗率が2.5〜3Ωmとなり、電磁シール
ド性能は約37dBといった高い値を示す。
【0013】この際、複数枚の透明導電膜2を使用する
ことによって、光の透過率が低下しないようにしなけれ
ばならない。また、使用するガラス1は、各々の機能と
用途とを勘案して決めればよい。上記電磁シールド窓
は、すべての材料を施工現場へ持ち込んで、容易に組み
立てることができる。この結果、電磁シールド窓の製作
を低コストで行うことができる。さらに、既設の建物の
窓を、既存の窓枠を改良することにより、電磁シールド
化が容易に行える。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、電磁シールドガラス材
は電磁気的な欠陥部分を持たず、さらに、電子シールド
ガラス材と金属製のサッシ枠とは電気的に結合されてい
るので、導電性は保障されシールド性能を向上させるこ
とができる。さらに、電磁シールド窓は現場で容易に施
工できるので、その製作コストを低くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁シールド窓の構成を示す図であ
る。
【図2】電磁シールドガラス材の他の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ガラス 2 透明導電膜 3 金属箔 4 サッシ枠 5 金属編組線 A 電磁シールドガラス材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−235398(JP,A) 特開 昭63−265499(JP,A) 特開 平5−175681(JP,A) 特開 平5−243784(JP,A) 実開 平3−83996(JP,U) 実開 平2−49198(JP,U) 実開 昭63−35197(JP,U) 実開 昭63−128798(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスとこのガラスに固定された透明導
    電膜の端部を金属箔で包み込むと共に、継目をメッキ金
    属箔テープで処理することにより形成された電磁シール
    ドガラス材を、金属製のサッシ枠の中に敷かれた板状の
    金属編組線の上に設置して構成したことを特徴とする電
    磁シールド窓。
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KR100841043B1 (ko) * 2008-04-02 2008-06-24 이붕희 트랜스페랜트 월을 갖는 엠알아이용 실드룸
JP6350355B2 (ja) * 2015-03-25 2018-07-04 三菱電機株式会社 光学窓構造、光学窓構造を備えた光学装置

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