JP3152220U - 医療用針のスタイレット及び医療用針 - Google Patents

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英也 齋藤
英也 齋藤
山崎 徹
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Abstract

【課題】スタイレットを針から抜いたときに、立てて置かれることがないようにして、スタイレットが手などに刺さる事故を未然に防ぐことができるスタイレットを提供する。【解決手段】針本体の基端側から本体内に挿入して針本体先端の開口を塞ぐスタイレットにおいて、基端側に針本体の基端ブロック22と係合して位置決めするための基端ブロックの背面33に背面突部35を設ける等により非平面とする。これにより、スタイレットを基端ブロック背面を下にして水平面上に置いたときに自立不能となり、施術中の医師がスタイレットを針から抜いたときに、立てて置こうとしても自然に倒れるので、スタイレットが手などに刺さる事故を防ぐことができる。【選択図】図2

Description

本考案は、例えば硬膜外麻酔や脊髄麻酔を行う麻酔針のような医療用針の針内部に挿入して針先端の開口を塞ぐスタイレット、及びこのスタイレットを有する医療用針に関する。
医療用針は、先端開口が大きく形成されていると、人体に穿刺するときに皮膚その他の人体組織を損傷するおそれがある。そこで、先端開口が比較的大きい針は、針内部に細い棒状のスタイレットを挿入して先端開口を塞いだ状態で穿刺が行われる。
穿刺を行うのに際して針本体とスタイレットを係合、位置決めするため、針本体及びスタイレットの基端部にプラスチックなどでほぼ筒状に形成された基端ブロックが設けられる。
従来、スタイレットの基端ブロックの背面は平らな平面で構成されていた。
このような医療用針は、例えば下記特許文献などに開示されている。
実開平6−44549号公報 特開2002−306596号公報
針本体にスタイレットを挿入した状態で人体に穿刺した後、スタイレットを針から抜き、針本体の基端ブロックに注射器などを接続し、人体内に薬液を注入する。
この際、施術中の医師は針本体から抜き取ったスタイレットを近くの机や台の上に置くが、スタイレットが横向きに置かれる場合は問題ないけれども、施術に気を取られるあまり、図10に示すように、立てて置かれてしまう可能性がある。そうすると、何かの拍子にスタイレットの上に手をついて手のひらにスタイレットが刺さってしまうような事故が考えられ、危険である。
なお、図10において、符号8はスタイレット、81は針本体に挿入する棒状部、82は基端ブロック、83は基端ブロックの背面、84は針本体の基端ブロックに係合するための係合溝である。
本考案は、スタイレットを針から抜いたときに、立てて置かれることがないようにして、スタイレットが手などに刺さる事故を未然に防ぐことを課題とするものである。
本考案は、針本体の基端側から本体内に挿入して針本体先端の開口を塞ぐスタイレットにおいて、基端側に針本体の基端ブロックと係合して位置決めするための基端ブロックを有し、該基端ブロックの背面が非平面となっており、スタイレットを該基端ブロック背面を下にして水平面上に置いたときに自立不能であることを特徴とする医療用針のスタイレットである。(請求項1)
このスタイレットは、基端ブロックの背面が非平面となっており、自立不能であるので、施術中の医師がスタイレットを針から抜いたときに、立てて置こうとしても自然に倒れてしまい、必ず横向きになるので、スタイレットが手などに刺さる事故を防ぐことができる。
基端ブロックの背面が非平面である具体的態様として、前記基端ブロック背面の1カ所又は複数カ所に、後方に向かって突出する背面突部を形成することができる。(請求項2)
さらに具体的には、前記針本体基端ブロックに係合するため前記スタイレット基端ブロックの外周部から前方に突出形成されている係合突部が、後方に延長して形成されて背面の他の部分より後方に突出する背面突部となっていることで、前記基端ブロック背面が非平面となるように構成することができる。(請求項3)
このようにすることで、背面突部が目印となって係合突部の位置が明確に確認でき、針本体とスタイレットの回転方向の位置合わせが容易となる。
基端ブロックの背面が非平面である他の具体的態様として、前記基端ブロック背面の全部又は一部を外側に凸の曲面で形成することができる。(請求項4)
また本考案は、基端側にスタイレットの基端ブロックと係合する基端ブロックを有する針本体と、請求項1〜4のいずれかのスタイレットを有することを特徴とする医療用針である。(請求項5)
本考案は、スタイレット基端ブロックの背面が非平面となっており、スタイレットが自立不能であるので、施術中の医師がスタイレットを針から抜いたときに、立てて置こうとしても自然に倒れてしまい、必ず横向きになるので、スタイレットが手などに刺さる事故を防ぐことができる。
実施例の医療用針1の分解側面図である。 図1の外針本体1と外針スタイレット3を組み合わせた状態の平面図である。 図2の状態の針先断面図である。 図1の内針本体4と内針スタイレット5を組み合わせた状態の要部平面図である。 図4の状態の針先断面説明図である。 図1の外針スタイレット3,内針スタイレット5の背面図である。 実施例のスタイレット6の説明図である。 実施例のスタイレット7の説明図である。 スタイレット7を水平面上に置いたときの説明図である。 従来のスタイレット8を水平面上に置いたときの説明図である。
図1〜6に示す医療用針1は、外針と内針からなる複合針で、外針は外針本体2と外針スタイレット3で、内針は内針本体4と内針スタイレット5で構成される。
この複合針は、硬膜外麻酔と脊髄麻酔を兼用できる麻酔針で、図2,3に示すように、外針本体2に外針スタイレット3を挿入した状態で針先が硬膜外腔に達するまで穿刺し、その後外針スタイレット3を抜き取り、図4,5に示すように、内針本体4に内針スタイレット5を挿入した状態で外針本体2に挿入し、内針針先を外針本体の正面開口26から突出させ、さらにくも膜を穿刺してくも膜下腔に至らしめ、次に内針スタイレット5を内針本体4から抜き取り、内針から麻酔剤をくも膜下腔に注入して脊髄麻酔を行う。
その後、内針本体を外針本体から抜き取り、外針本体の先端開口25からカテーテルを硬膜外腔に挿入し、外針本体を体外へ抜き取り、留置したカテーテルから適宜麻酔剤を注入して硬膜外麻酔を行うことができる。
外針本体2は、針部21の基端側にプラスチック製で概略筒状をなす基端ブロック22が固定さている。
針部21の先端は上側に屈曲しており、その先端にカテーテルを送り出すための先端開口25が、正面に内針を突き出すための正面開口26が設けられている。
基端ブロック22の基端寄りの上面には、外針スタイレットの係合突部34と係合する係合溝23が設けられ、さらにその後方は、外針スタイレットの基端ブロック32の中に挿入されるため径が細くなっている挿入部24となっている。
外針スタイレット3は、外針の針部21内に挿入する棒状部31の基端側に、プラスチック製で概略筒状(背面は閉塞されている)に成形された基端ブロック32が固定されている。
棒状部31の先端は、図3に示すように、外針本体の針部21の先端内部形状に適合した形状となっている。
基端ブロック32は、上部前端から前方に突出するように係合突部34が形成されている。係合突部34の上面は基端ブロック32の上面からやや突出していて、後方に延長して形成されて背面の他の部分より後方に突出する背面突部35となっている。この背面突部35により、基端ブロック32の背面33が非平面となっている。
外針本体2に外針スタイレット3を挿入すると、外針本体の基端ブロック22の挿入部24が内針スタイレットの基端ブロック32の中に挿入され、係合突部34が係合溝23に係合して基端ブロック22,32が係合し、位置決めされる。(図2)そのとき、外針本体の針部21の先端開口25及び正面開口26は外針スタイレットの棒状部31の先端部分で実質的に塞がれる。(図3)
内針本体4は、針部41の基端側にプラスチック製で概略筒状をなす基端ブロック42が固定さている。
針部41の先端は、斜めに傾斜した刃面となっており、麻酔剤を吐出するための開口が設けられている。(図5)
基端ブロック42は、外針本体の基端ブロック22と同様に、係合溝43、挿入部44を有する。麻酔剤を注入する場合は、挿入部44に注射器を接続して行う。
内針スタイレット5は、内針の針部41内に挿入する棒状部51の基端側にプラスチック製で概略筒状(背面は閉塞されている)の基端ブロック52が固定されている。
棒状部51の先端は、図5に示すように、内針本体の針部41の先端開口に適合した斜面となっている。
基端ブロック52は、外針スタイレットの基端ブロック32と同様に背面53、係合突部54、背面突部55が形成されている。
内針本体4に内針スタイレット5を挿入すると、外針の場合と同様に、内針本体の基端ブロック42と内針スタイレットの基端ブロック52が係合し、位置決めされる。(図4)そのとき、内針本体の針部41の先端開口は内針スタイレットの棒状部51の先端部分で実質的に塞がれる。(図5)
図7に示すスタイレット6は、基端ブロックの背面が他の態様で非平面となっている例である。図7は左側が背面図、右側が要部側面図となっている。
スタイレット6は、針本体(図示せず)の針部内に挿入する棒状部61の基端側にプラスチック製で概略筒状(背面は閉塞されている)の基端ブロック62が固定されている。基端ブロック62には上部前端から前方に突出するように係合突部64が形成されている。背面63は、全体が外側に凸の曲面となっており、中心部が最も盛り上がった形状となっている。
図8に示すスタイレット7は、基端ブロックの背面が他の態様で非平面となっている例である。図8は左側が背面図、右側が要部側面図となっている。
スタイレット7は、針本体(図示せず)の針部内に挿入する棒状部71の基端側にプラスチック製で概略筒状(背面は閉塞されている)の基端ブロック72が固定されている。基端ブロック72には上部前端から前方に突出するように係合突部74が形成されている。背面73は、中央部が外側に凸の曲面73a(球面の一部)となっており、中心部が最も盛り上がった形状となっている。
図9は、スタイレット7を水平面上に立てて置いた場合の説明図である。スタイレット7を垂直に立てても、背面73の中央部が外側に凸の曲面となっているためにバランスを崩して傾き(図9)、ついには矢印で示すように倒れてしまう。したがって、スタイレット7は自立することができない。
前記の外針スタイレット3、内針スタイレット5、及びスタイレット6の場合も、背面が非平面となっているために、同様にして自立することができない。
1 医療用針
2 外針本体
21 針部
22 基端ブロック
23 係合溝
24 挿入部
25 先端開口
26 正面開口
3 外針スタイレット
31 棒状部
32 基端ブロック
33 背面
34 係合突部
35 背面突部
4 内針本体
41 針部
42 基端ブロック
43 係合溝
44 挿入部
5 内針スタイレット
51 棒状部
52 基端ブロック
53 背面
54 係合突部
55 背面突部
6 スタイレット
61 棒状部
62 基端ブロック
63 背面
64 係合突部
7 スタイレット
71 棒状部
72 基端ブロック
73 背面
74 係合突部
8 スタイレット
81 棒状部
82 基端ブロック
83 背面
84 係合突部

Claims (5)

  1. 針本体の基端側から本体内に挿入して針本体先端の開口を塞ぐスタイレットにおいて、基端側に針本体の基端ブロックと係合して位置決めするための基端ブロックを有し、該基端ブロックの背面が非平面となっており、スタイレットを該基端ブロック背面を下にして水平面上に置いたときに自立不能であることを特徴とする医療用針のスタイレット。
  2. 請求項1のスタイレットにおいて、前記基端ブロック背面の1カ所又は複数カ所に、後方に向かって突出する背面突部が形成されていることで、前記基端ブロック背面が非平面となっている医療用針のスタイレット。
  3. 請求項1のスタイレットにおいて、前記針本体基端ブロックに係合するため前記スタイレット基端ブロックの外周部から前方に突出形成されている係合突部が、後方に延長して形成されて背面の他の部分より後方に突出する背面突部となっていることで、前記基端ブロック背面が非平面となっている医療用針のスタイレット。
  4. 請求項1のスタイレットにおいて、前記基端ブロック背面の全部又は一部が外側に凸の曲面で形成されていることによって非平面となっている医療用針のスタイレット。
  5. 基端側にスタイレットの基端ブロックと係合する基端ブロックを有する針本体と、請求項1〜4のいずれかのスタイレットを有することを特徴とする医療用針。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014054156A1 (ja) * 2012-10-04 2014-04-10 株式会社ユニシス 医療用針のスタイレット及び医療用針

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