JPH0630205Y2 - 持続局所麻酔セット - Google Patents
持続局所麻酔セットInfo
- Publication number
- JPH0630205Y2 JPH0630205Y2 JP1991009306U JP930691U JPH0630205Y2 JP H0630205 Y2 JPH0630205 Y2 JP H0630205Y2 JP 1991009306 U JP1991009306 U JP 1991009306U JP 930691 U JP930691 U JP 930691U JP H0630205 Y2 JPH0630205 Y2 JP H0630205Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide
- needle
- catheter
- tip
- guide pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/34—Trocars; Puncturing needles
- A61B17/3401—Puncturing needles for the peridural or subarachnoid space or the plexus, e.g. for anaesthesia
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/01—Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Anesthesiology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Surgery (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Pulmonology (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Pathology (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Hematology (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、医療用具の技術分野に
属して、カテーテルを神経の近傍、例えば、脊髄クモ膜
下腔などへ留置するための持続局所麻酔セットに関する
ものである。
属して、カテーテルを神経の近傍、例えば、脊髄クモ膜
下腔などへ留置するための持続局所麻酔セットに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来における脊髄クモ膜下腔へ
留置するカテーテルは、刃先がヒューバポイントをなし
ている硬脊麻酔針(実願昭63−41007号)、スパ
イナル針等二重針で腰部背を後方から脊髄に向け穿刺
(針先は皮膚、皮下組織、各種靭帯、クモ膜を通過し脊
髄クモ膜下腔に達する)して、それら二重針の内側針を
抜取り、外側針をガイド針として、前記カテーテルを挿
入して脊髄クモ膜下腔に留置するものなどがあった。
留置するカテーテルは、刃先がヒューバポイントをなし
ている硬脊麻酔針(実願昭63−41007号)、スパ
イナル針等二重針で腰部背を後方から脊髄に向け穿刺
(針先は皮膚、皮下組織、各種靭帯、クモ膜を通過し脊
髄クモ膜下腔に達する)して、それら二重針の内側針を
抜取り、外側針をガイド針として、前記カテーテルを挿
入して脊髄クモ膜下腔に留置するものなどがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記した二重針等で脊
髄クモ膜下腔へ穿刺した場合に、穿刺後髄液が穿刺され
た穴より漏出することに起因する脊麻後頭痛が知られて
おり、その出現率は針が太いほど高い。 また、針が太い場合、穿刺部の組織の損傷が多くなる。 しかるに、細い針で極細のカテーテルを留置することが
望ましい。 しかし、カテーテルが細くなるとカテーテルは軟弱とな
り、針への挿入が困難になる。
髄クモ膜下腔へ穿刺した場合に、穿刺後髄液が穿刺され
た穴より漏出することに起因する脊麻後頭痛が知られて
おり、その出現率は針が太いほど高い。 また、針が太い場合、穿刺部の組織の損傷が多くなる。 しかるに、細い針で極細のカテーテルを留置することが
望ましい。 しかし、カテーテルが細くなるとカテーテルは軟弱とな
り、針への挿入が困難になる。
【0004】そのため、従来はカテーテルに金属のスタ
イレットを挿入したりして使用していた。 これらによりカテーテルを硬く曲がらなくし、カテーテ
ルを針に挿入することは容易になったが、新たな問題が
出現した。 例えば、カテーテルを脊髄クモ膜下腔に留置する際、カ
テーテル先端が脊髄壁に突き当たり、脊髄クモ膜下腔に
必要な長さのカテーテルが挿入不可能になること、ま
た、カテーテル先端による脊髄への圧迫、損傷発生の危
険性が増加した。そして、脊髄壁にカテーテル先端が突
き当たって充分な麻酔薬注入ができない。
イレットを挿入したりして使用していた。 これらによりカテーテルを硬く曲がらなくし、カテーテ
ルを針に挿入することは容易になったが、新たな問題が
出現した。 例えば、カテーテルを脊髄クモ膜下腔に留置する際、カ
テーテル先端が脊髄壁に突き当たり、脊髄クモ膜下腔に
必要な長さのカテーテルが挿入不可能になること、ま
た、カテーテル先端による脊髄への圧迫、損傷発生の危
険性が増加した。そして、脊髄壁にカテーテル先端が突
き当たって充分な麻酔薬注入ができない。
【0005】また、たとえ巧く留置できたとしても挿入
カテーテルを一方向へ偏って留置させると、麻酔薬はそ
の一方向にのみ注入され偏った麻酔となること等の問題
点があった。 A.脊髄クモ膜下腔へ留置させたカテーテルの先端開口
部が、該脊髄壁へ突き当たって麻酔薬の注入が脊髄クモ
膜下腔内へ充分に行なえない。 B.脊髄クモ膜下腔に必要な長さのカテーテルを挿入で
きない。 C.カテーテルが留置されて麻酔薬が偏って脊髄クモ膜
下腔内の一方へ注入されて麻酔効果も偏ってしまう。
カテーテルを一方向へ偏って留置させると、麻酔薬はそ
の一方向にのみ注入され偏った麻酔となること等の問題
点があった。 A.脊髄クモ膜下腔へ留置させたカテーテルの先端開口
部が、該脊髄壁へ突き当たって麻酔薬の注入が脊髄クモ
膜下腔内へ充分に行なえない。 B.脊髄クモ膜下腔に必要な長さのカテーテルを挿入で
きない。 C.カテーテルが留置されて麻酔薬が偏って脊髄クモ膜
下腔内の一方へ注入されて麻酔効果も偏ってしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した問題点を解決す
るために、本案のものは下記のように構成されている。 ガイド穿刺針2とガイド部材3とカテーテル4とから構
成されているものにおいて、ガイド穿刺針2はガイド針
部2Aと、このガイド針部に挿脱自在の中芯部2Bとか
ら構成され、ガイド針部は先端に刃先を有するガイド針
2A1と、このガイド針の末端に取付けられた受部2A
2とから構成され、一方、中芯部はガイド針2A1に挿
脱自在に中芯2B1と、この中芯の末端に取付けられた
つまみ2B2とからなり、このつまみは受部2A2の末
端側面に形成された受穴2A21に着脱自在に嵌合する
よう構成され、また、ガイド部材3はガイド針とほぼ同
直径のガイドパイプ3Aと、ガイドパイプの外周面にお
けるほぼ中央部に取付けられたつまみ3Bとからなり、
かつ、このつまみ3Bにおけるガイドパイプ3Aの先端
3A1側の面には上述受穴2A21に着脱自在に嵌合す
る先端部3B1が形成され、さらに、カテーテル4は、
ガイド針2A1とガイドパイプ3A内を自由に進退でき
る寸法に構成されていると共に、このカテーテル4の先
端部にはカール成形させたピッグテール状部4Aあるい
は逆J状の屈曲部4A1が形成されていると共に、ガイ
ド部材3におけるガイドパイプ3Aの先端3A1から、
カテーテル4の後端4Bを先にして挿入貫通させたのち
静かに引出し、ピッグテール状部4Aあるいは逆J状の
屈曲部4A1をガイドパイプ3Aの先端部内に位置せし
めてなる持続局所麻酔セットである。
るために、本案のものは下記のように構成されている。 ガイド穿刺針2とガイド部材3とカテーテル4とから構
成されているものにおいて、ガイド穿刺針2はガイド針
部2Aと、このガイド針部に挿脱自在の中芯部2Bとか
ら構成され、ガイド針部は先端に刃先を有するガイド針
2A1と、このガイド針の末端に取付けられた受部2A
2とから構成され、一方、中芯部はガイド針2A1に挿
脱自在に中芯2B1と、この中芯の末端に取付けられた
つまみ2B2とからなり、このつまみは受部2A2の末
端側面に形成された受穴2A21に着脱自在に嵌合する
よう構成され、また、ガイド部材3はガイド針とほぼ同
直径のガイドパイプ3Aと、ガイドパイプの外周面にお
けるほぼ中央部に取付けられたつまみ3Bとからなり、
かつ、このつまみ3Bにおけるガイドパイプ3Aの先端
3A1側の面には上述受穴2A21に着脱自在に嵌合す
る先端部3B1が形成され、さらに、カテーテル4は、
ガイド針2A1とガイドパイプ3A内を自由に進退でき
る寸法に構成されていると共に、このカテーテル4の先
端部にはカール成形させたピッグテール状部4Aあるい
は逆J状の屈曲部4A1が形成されていると共に、ガイ
ド部材3におけるガイドパイプ3Aの先端3A1から、
カテーテル4の後端4Bを先にして挿入貫通させたのち
静かに引出し、ピッグテール状部4Aあるいは逆J状の
屈曲部4A1をガイドパイプ3Aの先端部内に位置せし
めてなる持続局所麻酔セットである。
【0007】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。 1は本案の持続局所麻酔セットで、公知のガイド穿刺針
2とガイド部材3とカテーテル4とから構成されてい
る。 ガイド穿刺針2はガイド針部2Aと、このガイド針部に
挿脱自在の中芯部2Bとから構成され、ガイド針部2A
は先端に刃先を有するガイド針2A1と、このガイド針
の末端に取付けられた受部2A2とから構成され、一
方、中芯部2Bはガイド針2A1に挿脱自在に中芯2B
1と、この中芯の末端に取付けられたつまみ2B2とか
らなり、このつまみ2B2は受部2A2の末端側面に形
成された受穴2A21に着脱自在に嵌合するよう構成さ
れている。
2とガイド部材3とカテーテル4とから構成されてい
る。 ガイド穿刺針2はガイド針部2Aと、このガイド針部に
挿脱自在の中芯部2Bとから構成され、ガイド針部2A
は先端に刃先を有するガイド針2A1と、このガイド針
の末端に取付けられた受部2A2とから構成され、一
方、中芯部2Bはガイド針2A1に挿脱自在に中芯2B
1と、この中芯の末端に取付けられたつまみ2B2とか
らなり、このつまみ2B2は受部2A2の末端側面に形
成された受穴2A21に着脱自在に嵌合するよう構成さ
れている。
【0008】また、ガイド部材3はガイド針2A1とほ
ぼ同直径のガイドパイプ3Aと、ガイドパイプの外周面
におけるほぼ中央部に取付けられたつまみ3Bとからな
り、かつ、このつまみ3Bにおけるガイドパイプ3Aの
先端3A1側の面には上述受穴2A21に着脱自在に嵌
合する先端部3B1が形成されている。 図中、3A2はガイドパイプ3Aの後端を示す。
ぼ同直径のガイドパイプ3Aと、ガイドパイプの外周面
におけるほぼ中央部に取付けられたつまみ3Bとからな
り、かつ、このつまみ3Bにおけるガイドパイプ3Aの
先端3A1側の面には上述受穴2A21に着脱自在に嵌
合する先端部3B1が形成されている。 図中、3A2はガイドパイプ3Aの後端を示す。
【0009】さらに、カテーテル4は例えばテフロンチ
ューブなどを素材として構成され、かつ、ガイド針2A
1とガイドパイプ3A内を自由に進退できる寸法に構成
されていると共に、このカテーテル4の先端部にはカー
ル成形させたピッグテール状部4Aが形成されている。 なお、このピッグテール状部4Aについては逆J状の屈
曲部4A1に構成してもよい。 図中、4Bはカテーテル4の後端を示す。
ューブなどを素材として構成され、かつ、ガイド針2A
1とガイドパイプ3A内を自由に進退できる寸法に構成
されていると共に、このカテーテル4の先端部にはカー
ル成形させたピッグテール状部4Aが形成されている。 なお、このピッグテール状部4Aについては逆J状の屈
曲部4A1に構成してもよい。 図中、4Bはカテーテル4の後端を示す。
【0010】そこで、ガイド部材3とカテーテル4の関
係を説明する。 図3,4,5の如く、ガイド部材3におけるガイドパイ
プ3Aの先端3A1から、カテーテル4の後端4Bを先
にして挿入貫通させたのち静かに引出し、ピッグテール
状部4Aあるいは逆J状の屈曲部4A1をガイドパイプ
3Aの先端部内に位置せしめておく。 この結果、ピッグテール状部4Aあるいは逆J状の屈曲
部4A1は、ガイドパイプ3Aの先端部内で無理に直線
状態で保持されていることになる。 したがって、ピッグテール状部4Aあるいは逆J状の屈
曲部4A1をガイドパイプ3Aの外方に突出させると、
元の形状に復帰することになる。
係を説明する。 図3,4,5の如く、ガイド部材3におけるガイドパイ
プ3Aの先端3A1から、カテーテル4の後端4Bを先
にして挿入貫通させたのち静かに引出し、ピッグテール
状部4Aあるいは逆J状の屈曲部4A1をガイドパイプ
3Aの先端部内に位置せしめておく。 この結果、ピッグテール状部4Aあるいは逆J状の屈曲
部4A1は、ガイドパイプ3Aの先端部内で無理に直線
状態で保持されていることになる。 したがって、ピッグテール状部4Aあるいは逆J状の屈
曲部4A1をガイドパイプ3Aの外方に突出させると、
元の形状に復帰することになる。
【0011】ついで、本案のものの使用方法を説明す
る。 A.ガイド穿刺針2のガイド針部2Aが脊髄クモ膜下腔
5に達するようへ穿刺する。 B.中芯部2Bを引き抜いて、骨髄液の流出状態でガイ
ド針部2Aが脊髄クモ膜下腔に達したことを確認する。 C.ガイド部材3のガイドパイプ3Aにおける先端3A
1を先にして、ガイド穿刺針2における受部2B2内に
挿入してガイド部材3の先端部3B1と受部2B2の受
穴2A21とを嵌合する。 この結果、ガイドパイプ3Aとガイド針2A1とは一直
線状に連結されることになる。
る。 A.ガイド穿刺針2のガイド針部2Aが脊髄クモ膜下腔
5に達するようへ穿刺する。 B.中芯部2Bを引き抜いて、骨髄液の流出状態でガイ
ド針部2Aが脊髄クモ膜下腔に達したことを確認する。 C.ガイド部材3のガイドパイプ3Aにおける先端3A
1を先にして、ガイド穿刺針2における受部2B2内に
挿入してガイド部材3の先端部3B1と受部2B2の受
穴2A21とを嵌合する。 この結果、ガイドパイプ3Aとガイド針2A1とは一直
線状に連結されることになる。
【0012】D.カテーテル4をピッグテール状部4A
あるいは逆J状の屈曲部4A1を先頭にして、静かに進
行させる。 E.ピッグテール状部4Aあるいは逆J状の屈曲部4A
1が、ガイド針部2Aの先端より外方すなわち脊髄クモ
膜下腔内に突出すると、当該ピッグテール状部4Aある
いは逆J状の屈曲部4A1が元の形状に復帰することに
なる。 F.ガイド部材3とガイド穿刺針2を一緒に引抜きその
まま静かに後退させカテーテル4の末端から引抜くと、
カテーテル4の先端は脊髄クモ膜下腔内に位置したまま
で保定される。 G.カテーテル4の末端から、公知の方法で麻酔薬を注
入する。 6は脊髄壁周囲における麻酔液で浸透された部分であ
る。 7は脊髄壁である。
あるいは逆J状の屈曲部4A1を先頭にして、静かに進
行させる。 E.ピッグテール状部4Aあるいは逆J状の屈曲部4A
1が、ガイド針部2Aの先端より外方すなわち脊髄クモ
膜下腔内に突出すると、当該ピッグテール状部4Aある
いは逆J状の屈曲部4A1が元の形状に復帰することに
なる。 F.ガイド部材3とガイド穿刺針2を一緒に引抜きその
まま静かに後退させカテーテル4の末端から引抜くと、
カテーテル4の先端は脊髄クモ膜下腔内に位置したまま
で保定される。 G.カテーテル4の末端から、公知の方法で麻酔薬を注
入する。 6は脊髄壁周囲における麻酔液で浸透された部分であ
る。 7は脊髄壁である。
【0013】また、例えば、腕神経叢ブロックを頸部で
行う場合には、輪状軟骨下縁の高さで前斜角筋と中斜角
筋の間の凹み(斜角筋間溝)を刺入点として、ガイド穿
刺針2で皮膚に垂直に穿刺する。 ガイド針部が腕神経叢を取巻く結締組織を通過する時に
は「プッツン」と障子を「つまようじ」で貫いた時のよ
うな抵抗感があるので、それから約5mmほど針先を進
め保持する。 ガイド針部の中芯部2Bを引抜き、受穴2A21より局
所麻酔薬を注入する。そのことにより、腕神経叢を囲む
結締組織膜と神経叢との間に局所麻酔薬で満たされた小
空間が形成される。
行う場合には、輪状軟骨下縁の高さで前斜角筋と中斜角
筋の間の凹み(斜角筋間溝)を刺入点として、ガイド穿
刺針2で皮膚に垂直に穿刺する。 ガイド針部が腕神経叢を取巻く結締組織を通過する時に
は「プッツン」と障子を「つまようじ」で貫いた時のよ
うな抵抗感があるので、それから約5mmほど針先を進
め保持する。 ガイド針部の中芯部2Bを引抜き、受穴2A21より局
所麻酔薬を注入する。そのことにより、腕神経叢を囲む
結締組織膜と神経叢との間に局所麻酔薬で満たされた小
空間が形成される。
【0014】その後、ガイドパイプ3Aの中にピッグテ
ール状部4Aあるいは逆J状の屈曲部4A1をセットし
たガイド部材3をガイド針の受穴2A21に嵌合させ
る。 ガイドパイプ3Aとガイド針部2Aが直線状となるた
め、カテーテル4をガイドパイプ3Aよりガイド針部2
Aに送り込むことができる。 カテーテル4をもっと送り込むと、中のピッグテール状
部4Aあるいは逆J状の屈曲部4A1はガイド針2A1
の先端から出てくる。 ガイド針から出てきたカテーテル先端は直ちに屈曲して
元の形になるため、神経叢周囲に作られた局所麻酔薬に
満たされた小空間の壁や神経にカテーテル先端がつかえ
ることがない。 そのため、カテーテル先端を容易に小空間内に留置せし
めることができると共に、神経近傍にカテーテル先端を
位置せしめることができることとなる。
ール状部4Aあるいは逆J状の屈曲部4A1をセットし
たガイド部材3をガイド針の受穴2A21に嵌合させ
る。 ガイドパイプ3Aとガイド針部2Aが直線状となるた
め、カテーテル4をガイドパイプ3Aよりガイド針部2
Aに送り込むことができる。 カテーテル4をもっと送り込むと、中のピッグテール状
部4Aあるいは逆J状の屈曲部4A1はガイド針2A1
の先端から出てくる。 ガイド針から出てきたカテーテル先端は直ちに屈曲して
元の形になるため、神経叢周囲に作られた局所麻酔薬に
満たされた小空間の壁や神経にカテーテル先端がつかえ
ることがない。 そのため、カテーテル先端を容易に小空間内に留置せし
めることができると共に、神経近傍にカテーテル先端を
位置せしめることができることとなる。
【0015】
【考案の効果】前記したように、カールされたピッグテ
ールであるカテーテル4のピッグテール状部4Aあるい
は逆J状の屈曲部4A1をガイド部材3を経て極めて容
易にガイド穿刺針2へ挿入できて、かつそのカテーテル
4の先端部分はガイド穿刺針2の刃先から露出を開始す
ると同時に、カールするので脊髄壁へ突き当たるおそれ
はなく、麻酔液の偏り注入充満は解消され、平均した麻
酔効果が得られる等の効果がある。
ールであるカテーテル4のピッグテール状部4Aあるい
は逆J状の屈曲部4A1をガイド部材3を経て極めて容
易にガイド穿刺針2へ挿入できて、かつそのカテーテル
4の先端部分はガイド穿刺針2の刃先から露出を開始す
ると同時に、カールするので脊髄壁へ突き当たるおそれ
はなく、麻酔液の偏り注入充満は解消され、平均した麻
酔効果が得られる等の効果がある。
【図1】ガイド穿刺針の使用状態を説明する斜視図であ
る。
る。
【図2】同上におけるガイド針部と中芯部とを分離した
状態の斜視図である。
状態の斜視図である。
【図3】ガイド部材にカテーテルを装着する状態の斜視
図である。
図である。
【図4】ガイド部材にカテーテルを装着する状態の斜視
図である。
図である。
【図5】ガイド部材にカテーテルを装着する状態の側面
図である。
図である。
【図6】ガイド穿刺針とガイド部材とカテーテルの関係
を示す拡大縦断面図である。
を示す拡大縦断面図である。
【図7】使用状態を示す斜視図である。
【図8】同上においてガイド部材のみを除去する状態の
斜視図である。
斜視図である。
【図9】カテーテルの先端が脊髄クモ膜下腔内に位置し
たままで保定された状態の斜視図である。
たままで保定された状態の斜視図である。
1 持続局所麻酔セット 2 ガイド穿刺針 3 ガイド部材 4 カテーテル 4A ピッグテール状部 4A1 逆J状の屈曲部
Claims (1)
- 【請求項1】 ガイド穿刺針(2)とガイド部材(3)
とカテーテル(4)とから構成されているものにおい
て、ガイド穿刺針(2)はガイド針部(2A)と、この
ガイド針部に挿脱自在の中芯部(2B)とから構成さ
れ、ガイド針部は先端に刃先を有するガイド針(2A
1)と、このガイド針の末端に取付けられた受部(2A
2)とから構成され、一方、中芯部はガイド針(2A
1)に挿脱自在に中芯(2B1)と、この中芯の末端に
取付けられたつまみ(2B2)とからなり、このつまみ
は受部(2A2)の末端側面に形成された受穴(2A2
1)に着脱自在に嵌合するよう構成され、また、ガイド
部材(3)はガイド針とほぼ同直径のガイドパイプ(3
A)と、ガイドパイプの外周面におけるほぼ中央部に取
付けられたつまみ(3B)とからなり、かつ、このつま
み(3B)におけるガイドパイプ(3A)の先端(3A
1)側の面には上述受穴(2A21)に着脱自在に嵌合
する先端部(3B1)が形成され、さらに、カテーテル
(4)は、ガイド針(2A1)とガイドパイプ(3A)
内を自由に進退できる寸法に構成されていると共に、こ
のカテーテル(4)の先端部にはカール成形させたピッ
グテール状部(4A)あるいは逆J状の屈曲部(4A
1)が形成されていると共に、ガイド部材(3)におけ
るガイドパイプ(3A)の先端(3A1)から、カテー
テル(4)の後端(4B)を先にして挿入貫通させたの
ち静かに引出し、ピッグテール状部(4A)あるいは逆
J状の屈曲部(4A1)をガイドパイプ(3A)の先端
部内に位置せしめておくことを特徴とする持続局所麻酔
セット。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991009306U JPH0630205Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 持続局所麻酔セット |
US07/755,859 US5263936A (en) | 1991-01-30 | 1991-09-06 | Continuous local anesthetization set |
EP92101371A EP0497285A1 (en) | 1991-01-30 | 1992-01-28 | Continuous local anesthetization set |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991009306U JPH0630205Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 持続局所麻酔セット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0499948U JPH0499948U (ja) | 1992-08-28 |
JPH0630205Y2 true JPH0630205Y2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=11716788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991009306U Expired - Lifetime JPH0630205Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 持続局所麻酔セット |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5263936A (ja) |
EP (1) | EP0497285A1 (ja) |
JP (1) | JPH0630205Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998055169A1 (fr) * | 1997-06-02 | 1998-12-10 | Soken Co., Ltd. | Aiguille anesthesique spinale |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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