JP3151990U - 着火補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】着火しにくいが火力が強く火持ちの良い燃料を、容易にかつ確実に着火できるようにする着火補助具を提供する。【解決手段】高い耐熱性と耐久性と堅牢性とを有する板状体を、着火材1より少し高めの壁板とし、着火材1の裏側になる一個の後ろの壁板2と着火材1の両側になる複数の脇の壁板3とによって、着火材1が若干の間隔を空けて三方から取り囲まれる形になるように、前記壁板を一体的に構成した。【選択図】図9

Description

本考案は、焚き付け用の燃焼材など用いることなく、着火材のみによって着火しにくい燃料に容易に着火できるようにした着火補助具に関する。
従来から、一般に用いられているナラ、クヌギ、カシ等の広葉樹系の堅木、石炭、備長炭等は、簡単には着火しにくいが、しかし一旦着火すれば強い火力を発して燃え続ける(火持ちが良い)ことが知られている。しかし、その着火作業は容易なものではなかった。
一例として、まきストーブで太い堅木に着火する場合について説明する。
図10に示すように、まず▲1▼着火材1に点火する。次いで▲2▼その上に4〜5本の焚き付け用の細い薪などを載せる。それに着火したら、▲3▼その上に中割りした少し太い薪などを載せる。それに確実に着火した後、▲4▼その上に大割りした太い堅木を載せる。
この従来例において着火が確実に行われるためには、最初に着火材の四囲に十分な空気を送れる空間が確保されていなければならない。さらに、比較的燃え付き易い燃料のとき▲3▼の工程が省略できる場合についてみても、▲2▼と▲4▼の工程では、空気の供給が十分に行えるように薪や堅木を互い違いに組み合わせる、いわゆる「薪組み」が上手にされていなければならない。
これらのことから容易にわかるように、ナラ、クヌギ、カシ等の広葉樹系の堅木、石炭、備長炭等の着火には、少なからぬ時間、労力、さらには薪組みを上手にする技術ないしはコツ等が欠かせないものとなっていた。そして、従来は、実際にこれらの配慮を怠って着火に失敗することが多かった。
本考案の技術課題は、従来から知られていた着火しにくいが火力が強く火持ちの良い燃料に、極めて容易にかつ確実に着火でき、前記▲2▼または▲3▼で用いていた焚き付け用の細い薪などを必要とせず経済的にも有利に、前記▲4▼の燃料を燃焼させることができる着火補助具を得ることにある。
前記の技術課題を解決するため、本考案は次の手段を採用した。
高い耐熱性と耐久性と堅牢性とを有する板状体を、着火材1より少し高めの壁板とし、着火材1の裏側になる一個の後ろの壁板2と着火材1の両側になる複数の脇の壁板3とによって、着火材1が若干の間隔を空けて三方から取り囲まれる形に、前記壁板を一体的に構成した。
耐久性と堅牢性をさらに高めるために、本考案は次の手段を採用した。
前記の手段に、さらに着火材1の表側になる一個の前の壁板4を付け加え、四つの壁板によって、着火材1が若干の間隔を空けて四方から取り囲まれる形になるように、前記壁板を一体的に構成した。
燃焼部位に対する空気の供給量をさらに増大させるために、本考案は次の手段を採用した。
前記の各手段に加えて、壁板の下辺に、空気を導入する空隙5を穿設した。
壁板となる板状体を棒杆(棒状体)を素材としても製作できるようにするために、本考案は次の手段を採用した。
板状体を、上辺の棒杆と下辺の棒杆とその両者を連結する棒杆とで組成した。
着火材を燃焼装置の底板または地面等に直接接触させないため、本考案は次の手段を採用した。
前記の各手段に加えて、相対する壁板の下辺の間に、着火材1を載置できる梁杆6を架け渡した。
壁板を燃焼装置の底板または地面等に直接接触させたり地面等に突き刺して固定したりする等のことができるようにするため、本考案は次の手段を採用した。
壁板の下辺から支持脚7を垂下させた。
本考案の壁板は高い耐熱性と耐久性と堅牢性とを有する板状体となっているから、太くて重い大割りの堅木などをその上に直接載せることができ、高い燃焼熱を受けても変形せず、繰り返して使用することができる。まきストーブなどの中に燃焼後も放置しておくことができるのは勿論である。
板状体を棒杆で組成するときは、壁板の製作に際して、さらに多くの製造手段を用いることができる。
また、壁板の上側は着火材よりも少し高めに突出し、着火材のの両脇には若干の間隔が空けてあるから、着火材に対する空気の供給路は確保されている。
前の壁板4がないものにあっては、表側から空気が大量に導入され燃焼効率が一層高められる。
四つの壁板によって、着火材1が若干の間隔を空けて四方から取り囲まれる形にしたものにあっては、太くて重い大割りの堅木などをその上に投げ込んだときの衝撃を四つの壁板が連携し合って吸収し、外力に対する抵抗力を増大させることができる。また、高い燃焼熱を受けることによりまたは経年変化により、壁板が変形してくるのを効果的に妨げることもできる。
壁板の下辺の空隙5は、壁板内部への空気の供給を増大させる。燃料8の種類や着火材1の種類によって必要とされる空気の供給量を調節することもできる。
梁杆6は、着火材1の下側に空気を供給する。そして、着火材1の上からのみならず下からも火が回り、着火材1を効率よく燃やし、着火時の火力を増大させることができる。また、地面が雨などで濡れているときも、着火材1の下面が地面に接していないから、そのような場合における着火に好適である。
壁板の支持杆7は、本着火補助具を野外などで使用するときに特に有用である。すなわち、野外でバーベキュウなどをする場合、この支持杆7を凹凸のある地面に突き刺し壁板を固定し着火補助具を安定して設置し、その上に太い廃材などを載せて燃焼させることができる。燃焼装置が「時計ストーブ」のように、ロストル(火格子)のないものに使用する場合には、この支持杆7が空気の供給路を確保するものとなる。
高い耐熱性と耐久性と堅牢性とを有する板状体を、着火材1より少し高めの壁板とし、着火材1の裏側になる一個の後ろの壁板2と着火材1の両側になる複数の脇の壁板3とによって、着火材1が若干の間隔を空けて三方から取り囲まれる形になるように、前記壁板を一体的に構成する。
添付図面を参照しながら、本考案の実施例を説明する。
図1から図8は本考案の実施例であり、図9に本考案品の使用態様を示す。
詳述すると、図1および図6は請求項1の考案の実施例であり、図2は請求項3の考案の実施例、図3は請求項2および請求項3の考案の実施例、図4および図5は請求項4の考案の実施例、図7は請求項5の考案の実施例、図8は請求項6の考案の実施例、図9の(a)は本考案品の使用態様を示す正面図、(b)は本考案品の使用態様を示す側面図である。図10は従来の着火の一般例を示したものである。
本考案の板状体には、高温にさらされても熱膨張などせずに原形が常に保持され、太くて重い燃料の重量をも支えることができ、かつ繰り返しの使用に耐えられる素材が用いられる。それらの性質を備えた材料としては、一般鉄材、鋳鉄、耐熱合金、セラミックス等があげられる。これらの材料の中から燃焼条件、例えば室内でまきストーブ、時計ストーブ、暖炉、焜炉または七輪等の燃焼器具において用いるか、あるいは野外でバーベキュウなどするのに用いるか等の各種の使用条件に適合した材質の物を選び、公知の製造法によって、適合した形態に成型し壁板とする。その際、各壁板は、図1から図8に示すように一体的に形成ないし接合されたものとすることが望ましい。取り扱いの便利さや強度等を考慮する必要がないものにあっては数個の部品を組み立てるようにしてもよい。
図1から図8に示す実施品は、壁板の平面視がコ字状または方形になっているが、その形に限られるものではなく、円弧状や曲線状にしてもよいことは言うまでもない。その形は、各種の使用条件に合わせて任意に決めることができる。但し、各壁板の高さは、空気の供給が十分にできるように、着火剤1の高さより少し高めにする必要がある。また、使用が予定されている着火材1のサイズに応じ、相隣る脇の壁板3間の距離も、後ろの壁板2と前の壁板4との間の距離も、空気の供給を配慮して定められなければならない。
図4の(a)、(b)および図5に示す壁板は、前述した素材の棒杆を図示のように溶接等して成型する。他の製造法によって図示されていない形にしても良いことは勿論である。
要は、太くて重い燃料の重量をも支えることができ、かつ四囲の壁板から空気が内部に流入できるような形にすることである。
図6において脇の壁板3を三個とするものを示したが、この形にすればその間に二個の着火剤1を置くことができ、その上に乗せた燃料の二箇所を同時に着火させることができる。燃料の三箇所よりも多くの箇所を同時に着火させたい場合には、四個以上の壁板3が併設されたものを使用すれば良い。図3のものについても壁板3の数を増やすことによって同様の効果を期待することができる。
壁板の下辺に穿設する空隙5は、図2および図3に示す形にしても良いし、図示は省略したが、円孔等にすることもできる。円孔等にする場合は壁板の下縁近くに穿つ必要がある。上縁近くに穿つと空気が着火剤の下側にあまり回らず燃焼効率が落ちるからである。
着火剤1が載置できる梁杆6は、着火剤1の底面が壁板の接地面から離隔するように設ける。梁杆6の形状は、図7に図示する板状の形のみならず、棒状の形とすることもできる。その個数も、その配置位置等も、使用される着火剤1のサイズに応じて定められる。
壁板の下辺から垂下させる支持脚7は、その用途に応じて、地面などに突き刺し易いように先端を尖らせた釘状のものとしたり、平坦なところに置くに適した椅子の脚状にしたりすることができる。
は、請求項1の考案の実施例の斜視図である。 は、請求項3の考案の実施例の斜視図である。 は、請求項2および請求項3の考案の実施例の斜視図である。 の(a)および(b)は,請求項4の考案の二種の実施例の斜視図である。 は、請求項4の考案の他の実施例の斜視図である。 は、請求項1の考案の他の実施例の斜視図である。 は、請求項5の考案の実施例の斜視図である。 は、請求項6の考案の実施例の斜視図である。 の(a)は、本考案品の使用態様を示す正面図、(b)は本考案の使用態様を示す側面図である。 は、従来の着火の一般例を示す概念図である。
1 着火材
2 後ろの壁板
3 脇の壁板
4 前の壁板
5 空隙
6 梁杆
7 支持脚
8 太い堅木の燃料
9 まきストーブ

Claims (6)

  1. 高い耐熱性と耐久性と堅牢性とを有する板状体を、着火材1より少し高めの壁板とし、着火材1の裏側になる一個の後ろの壁板2と着火材1の両側になる複数の脇の壁板3とによって、着火材1が若干の間隔を空けて三方から取り囲まれる形になるように、前記壁板を一体的に構成したことを特徴とする着火補助具。
  2. 高い耐熱性と耐久性と堅牢性とを有する板状体を、着火材1より少し高めの壁板とし、着火材1の裏側になる一個の後ろの壁板2と着火材1の両側になる複数の脇の壁板3と着火材1の表側になる一個の前の壁板4とによって、着火材1が若干の間隔を空けて四方から取り囲まれる形になるように、前記壁板を一体的に構成したことを特徴とする着火補助具。
  3. 壁板の下辺に、空気を導入する空隙5を穿設したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の着火補助具。
  4. 板状体を、上辺の棒杆と下辺の棒杆とその両者を連結する棒杆とで組成したことを特徴とする請求項2に記載の着火補助具。
  5. 相対する壁板の下辺と上辺の間に、着火材1を載置できる梁杆6を架け渡したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載の着火補助具。
  6. 壁板の下辺から支持脚7を垂下させたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5に記載の着火補助具。
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