JP3151681U - 移動旅行相談店舗トラック - Google Patents

移動旅行相談店舗トラック Download PDF

Info

Publication number
JP3151681U
JP3151681U JP2009002511U JP2009002511U JP3151681U JP 3151681 U JP3151681 U JP 3151681U JP 2009002511 U JP2009002511 U JP 2009002511U JP 2009002511 U JP2009002511 U JP 2009002511U JP 3151681 U JP3151681 U JP 3151681U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
store
travel
face
truck
consultation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009002511U
Other languages
English (en)
Inventor
朗 平林
朗 平林
Original Assignee
株式会社エイチ・アイ・エス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社エイチ・アイ・エス filed Critical 株式会社エイチ・アイ・エス
Priority to JP2009002511U priority Critical patent/JP3151681U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3151681U publication Critical patent/JP3151681U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】旅行業の固定式の店舗がない地域においても旅行店舗を開設できるための、旅行店舗設備を備えた移動店舗トラックを提供する。【解決手段】前進方向に対して左側面を開放可能な荷室0101を有する移動旅行相談店舗トラック0100であって、荷室の左側面付近に外側に画面を向けて配置される薄型ディスプレイ0103と、薄型ディスプレイに旅行の宣伝ビデオを出力するビデオ再生装置0104と、荷室内に設置される職員と顧客の対面商談のための対面商談デスクセット0105と、荷室内に設置されるコンピュータを利用した顧客用のツアー検索装置0106とを備えて移動旅行相談店舗トラック0100を構成する。【選択図】図1

Description

本考案は、移動店舗を開設するための設備を搭載したトラック、バスなどの移動店舗車両に関する。
移動店舗は、トラックやバスなどの車両に商品や役務提供用設備を搭載した店舗をいう。このような移動店舗は、当該車両で固定式の店舗のない地域などに移動し、移動先で顧客に商品や役務を提供することができ、固定式の店舗が近くにない地域の住民にとっては重宝なものである。トラックに野菜などの食品を搭載して市街地まで売りに来るといった商品販売のための移動店舗は昔からよく見られたが、近年では、飲食業、医療・福祉関係事業、金融・証券業など、そのための設備の搭載が必要となることが多い役務分野においても、こうした移動店舗が見られるようになっている。
そこで、このような移動店舗の開設を可能にするために、所要の設備を備えた移動店舗の構成を工夫した発明・考案もいくつか知られている。例えば、特許文献1には、車輪を備えて移動可能なバス型ボディ内部に、椅子、テーブル等の調度設備を配設するとともに、空調機器や照明機器等の付帯設備を設けた車輪付き移動店舗が開示されている(特許文献1参照)。
また、非特許文献1には、証券会社の証券窓口サービス提供用の移動営業所機能を搭載したトラックであって、株価ボードや本店への照会のためのテレビ会議システムなどを搭載したものが開示されている。
実開平4‐069236号公報
カブドットコム証券ホームページ(http://kabu.COM/company/pressrelease/2008/20080825.asp)
ところで、旅行業については、旅行代理店などに特有な設備の搭載の工夫が必要なこともあって、これまでのところこうした移動店舗は存在していない。
しかし、旅行業の分野においても、営業採算等の面から、固定式の店舗が近くに存在しない地域が少なからず生じており、こうした地域を訪問し、基本的に固定式の店舗と変わらないサービスを提供することができる移動店舗トラックがあれば、住民にとってたいへん便利である。
そこで、本考案の解決すべき課題は、旅行代理店などの固定式の店舗がない地域においても店舗を開設できるための、旅行代理店の店舗設備を備えた移動旅行相談店舗トラックを提供することにある。
以上の課題を解決するため、第一の考案は、前進方向に対して左側面を開放可能な荷室を有する移動旅行相談店舗トラックであって、荷室の左側面付近に外側に画面を向けて配置される薄型ディスプレイと、薄型ディスプレイに旅行の宣伝ビデオを出力するビデオ再生装置と、荷室内に設置される職員と顧客の対面商談のための対面商談デスクセットと、荷室内に設置されるコンピュータを利用した顧客用のツアー検索装置とを備えた移動旅行相談店舗トラックを提供する。
また、第二の考案は、第一の考案を基礎として、対面商談デスクセットは、職員:顧客の比が1対1または1対2である移動旅行相談店舗トラックを提供する。
また、第三の考案は、第一または第二の考案を基礎として、ツアー検索装置は、前進方向に対して右側面側の隅に設置されている移動旅行相談店舗トラックを提供する。
また、第四の考案は、第一から第二のいずれか一の考案を基礎として、荷室に対して登壇する仮設階段が、前進方向に対して左側面と、後ろ側面の2か所以上に設けられている移動旅行相談店舗トラックを提供する。
本考案により、旅行業の固定式の店舗がない地域においても旅行代理店などの店舗を開設できるための、旅行店舗設備を備えた移動旅行相談店舗トラックを提供することが可能となる。
本考案に係る移動旅行相談店舗トラックの外観の一例を示す図 走行時における移動旅行相談店舗トラックの外観の一例を示す図 荷室の左側面が有する2枚の扉がひさし屋根とステップを形成している状態の一例を示す図 後ろ側面を開放する場合に、荷室の後ろ側面が有する2枚の扉のうち、上の扉がひさし屋根を形成している状態の一例を示す図 側面が開放された状態における自動扉の配置の一例を示す図 本考案に係る移動旅行相談店舗トラックの荷室内における装置・設備の配置の一例を示す図 本考案にかかる移動旅行相談店舗トラックを利用する顧客の移動の動きの一例を示す概念図
0100 移動旅行相談店舗トラック
0101 荷室
0102 左側面
0103 薄型ディスプレイ
0104 ビデオ再生装置
0105 対面商談デスクセット
0106 ツアー検索装置
0107 左側面の上の扉
0108 左側面の下の扉
0110 仮設階段
0110a 仮設階段の転落防止用の柵
0113 のぼり旗を立てるためのポール
0114 トラックの運転台
0115 旅客機のノーズ部分の形状を模した外装部品
0116 旅客機の垂直尾翼の形状を模した外装部品
以下に、本考案の実施例を説明する。なお、本考案はこれら実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
<概要>
本実施例の考案に係る移動旅行相談店舗トラックは、前進方向に対して左側面を開放可能な荷室を有しており、この荷室などに配置され、移動旅行相談店舗での役務提供に用いるための薄型ディスプレイ、ビデオ再生装置、対面商談デスクセット、ツアー検索装置などを備えたものである。
<構成>
(全般)
はじめに本実施例の考案に係る移動旅行相談店舗トラックの全般的な構成について説明する。なお、本考案において「移動旅行相談店舗」とは、旅行に関する相談や予約などの業務を行う店舗をいい、この業務の範囲は、旅行業における固定的な店舗が行っている業務の範囲と基本的に同一である。
(店舗の外装に関するトラックの構成)
まず、店舗の外装に関するトラックの構成について説明する。なお、説明中で用いている各図に現れたトラックの寸法比率、各部の形状(後述する外装部品等の形状を含む)はそれぞれ一例であるので、必ずしもこれら図面間で各部の寸法比や形状は一致しない。
(全般)
図1は、本考案に係る移動旅行相談店舗トラック(以下、単に「トラック」ということがある)の外観の一例を示す図である。
本図の例は、4トン型のトラックを利用した移動旅行相談店舗トラック0100の荷室0101の前進方向に対して左側面0102を開放して、移動旅行相談店舗での役務提供に用いるための各種装置・設備を配置したものであり、本図で配置されている装置・設備としては、薄型ディスプレイ0103、ビデオ再生装置0104、対面商談デスクセット0105、ツアー検索装置0106が示されている。なお、本考案において、「荷室」とはトラックのうち荷物を積むためのスペースをいい、好適には、本図の例のような屋根の付いたコンテナ形状のものが考えられる。
また、本図の例では後ろ側面(背面、後部面)も開放されている。このように、左側面に加えて後ろ側面も開放するようにしてもよい。
このような店舗を開設する際には、移動旅行相談店舗トラックはこれらの装置・設備を荷室に搭載して、移動旅行相談店舗を開設しようとする目的地(以下単に「目的地」という)まで走行して移動する。そして、目的地に到着すると、荷室の左側面を開放し、装置・設備を所定の位置に展開して店舗を開設する。
図2は、走行時における移動旅行相談店舗トラックの外観の一例を示す図である。本図に示すように、移動旅行相談店舗トラック0200は、走行時においては左側面0202を閉鎖した状態で走行する。本図には現れていないが、走行時には当然ながら、後ろ側面を含めた他の全面も閉鎖した状態である。走行時において、荷室内には、上述のような装置・設備が搭載されている。
トラックの左側面は、略中央で上下に分割される2枚の扉0207、0208を有する。この2枚の扉は左側面略中央に水平に現れる合わせ目位置0209から上の扉0207は上方向に、下の扉0208は下方向にいわば観音開きのように開放することができる構造になっている。
そこで、トラックが目的地に到着すると、これらの扉を上下に開くことにより、荷室の左側面を開放することができ、これによって、荷室に移動店舗の空間を作り出すことができる。
その際、図1の例では、上の扉0107を略水平となる位置まで略90度開いて支持棒(図示を省略)などで固定することでひさし屋根を形成し、下の扉0108も略水平となる位置まで略90度開いて同様の固定方法によりステップを形成した状態となっている。このように、扉を利用してひさし屋根を形成することで、屋外において雨天時にも店舗を開設することが可能となり、また、扉を利用してステップを形成することで、顧客などが店舗内への出入りに利用し、あるいは狭い店舗内をある程度移動することが可能となる。この仮設階段や支持棒なども移動の際にトラックに搭載していけばよい。
図3は、以上の状態をわかりやすく示すため、荷室の左側面が有する2枚の扉0307、0308がひさし屋根とステップを形成している状態の一例を示す図である。本図の例ではステップの外側に仮設階段0310が架設されており(図1の例でも同様に仮設階段0110が架設されている)、顧客はこの仮設階段とステップを利用して店舗に出入りするようになっている。
また、左側面に加えて後ろ側面も開放する場合には、後ろ側面上で左側面について述べたのと同様に、2枚の扉を有し、これらを上下に開放することができる構造とすればよい。この場合もやはり上の扉をひさし屋根として利用することが可能となる。また、下の扉をステップとしてもよいが、後ろ側面に設けたステップを利用して店舗内を移動することはあまり想定されないことから、下の扉は略垂直となる位置まで略180度開き、その上に仮設階段を被せるようにして荷室に直接架設し、仮設階段から荷室に直接登壇するようにしてもよい。
なお、顧客などが店舗内を移動する際に滑らないように、荷室の床などに滑り止め用のゴム素材などを用いることが望ましい。
図4は、後ろ側面を開放する場合に、荷室の後ろ側面が有する2枚の扉0411、0412のうち、上の扉0411がひさし屋根を形成している状態の一例を示す図である。なお、本図では、下の扉0412が略垂直位置まで開かれ、仮設階段0410が荷室に対して直接架設されている例を示した。
(仮設階段)
ここで、仮設階段の構成についてさらに詳細に説明する。
「仮設階段」は、荷室に登壇するためにトラックが駐車している地上面から荷室に対して一時的に架設されるタラップ状の階段である。図1の例のように、荷室の左側面にステップが張り出している場合には、仮設階段はステップに対して架設される。
図1の例では、左側面には1個の仮設階段0110が架設されているが、左側面に架設される仮設階段の個所数は1カ所に限られず、複数個所であってもよい。例えば、左側面の前部寄りに1か所と後部寄りに1か所といった具合に2か所の仮設階段を設けてもよい。このような配置の目的は、例えば、後述するように狭い店舗内に事務用デスクなど様々な装置・設備が配置されており、店舗内を顧客が前部から後部まで移動することが困難な場合もあることから、前部近くで役務の提供を受ける顧客は前部寄りの階段を使って登降壇し、後部近くで役務の提供を受ける顧客は後部寄りの階段を使って登降壇するようにするためである。
なお、左側面に1か所だけ仮設階段を設ける場合において、薄型ディスプレイを、例えば後述のようにトラックの外で対面商談などの順番待ちをしている人が退屈しないように宣伝ビデオを表示するのに用いる場合には、図1の例とは異なり、仮設階段を中央部ではなく、前部寄りなどに仮設してディスプレイを見ている人のじゃまにならないようにすることが考えられる。
仮設階段には、図1にも示されているように、転落防止用の柵0110aが設けられていることが望ましい。また、ステップに取り付けたときに左右にずれないように、仮設階段には例えばステップ床面への固定金具が備えられている。
左側面に加えて後ろ側面も開放する場合には、仮設階段に左側面に1か所、後ろ側面に1か所の計2か所設けてもよい。あるいは、左側面に2か所、後ろ側面に1か所の計3か所設けるといった具合に3か所以上の仮設階段を設けてもよい。このように、本考案にかかる移動旅行相談店舗トラックにおいては、仮設階段が、左側面と後ろ側面の2か所以上に設けられていてもよい。具体的にどのような位置に仮設階段を配置するかは、後述する内装設備の配置などを勘案して顧客にとって店舗への登降壇や店舗内の移動をスムーズに行いやすい配置とすればよい。
図7は、本考案にかかる移動旅行相談店舗トラックを利用する顧客の移動の動きの一例を示す概念図である。本例では、顧客はツアー検索装置を使用してツアーの検索を行った後、職員との対面商談により旅行の予約を行うとの例で説明する。また、大勢の顧客がトラックの外で順番待ちをしており、順番待ちをしている間は、薄型ディスプレイ0703に表示されるビデオを車外に設置された席で楽しみ、順番が来たら、店舗内に進むという例で説明する。
順番が来た顧客は、(1)トラックの後部に回って後ろ側面に進み、(2)後ろ側面に設けられている仮設階段0710から登壇して荷室内に入り、まずツアー検索装置0707に向かう。そこで、検索を終えた顧客は、今度は(3)対面商談デスクに進み、職員と対面商談を行う。そして、商談を終えると(4)顧客は、左側面前方に設けられた仮設階段0710を通ってトラックから降壇する。
このように、本考案によれば、仮設階段および荷室内のツアー検索装置や対面商談デスクセットの配置により、顧客のスムーズな流れが自然に誘導されるようにすることができる。
(側面の構成例)
開放された側面は、全面を透明強化ガラスや透明強化プラスティック製などの壁としてもよい。この場合には、開放する側面は走行時には荷室の扉を形成する金属製などの壁と当該透明ガラス製等の壁との二重構造となり、目的地において店舗開設のために側面の扉を開けると内部の透明の壁が現出することになる。このような壁を設ける目的は、屋外に開設する場合に風雨をしのぐこと、店舗内(荷室内)の冷暖房を行う場合の効果を減殺しないこと、固定式の店舗に近い雰囲気を維持することなどである。また、この壁を透明とする目的は、店舗内に外向きに設置した薄型ディスプレイ(この設置目的等については後述する)の画面を外部から見られるようにすること、店舗の内外にいる顧客に開放的で明るい雰囲気を与えることなどである。
開放された側面に壁を設ける場合には、登壇してきた顧客が荷室に立ち入るための、透明強化ガラスや透明強化プラスティック製などの自動扉を壁に設けてもよい。
図5は、側面が開放された状態における自動扉の配置の一例を示す図である。図5(a)は左側面の状態を示す。本図の例では、2枚の自動扉0518が薄型ディスプレイ0501を挟んで、運転台側と後部側にそれぞれ配置されている。なお、各自動扉の両外側のスペース0519は扉開閉装置が設置されるスペースである。図5(b)は、後ろ側面も開放される場合の当該側面の状態を示す。本図の例では1枚の自動扉0518が配置されている。
(その他)
その他、店舗の外装設備として、図1に示すように、荷室の屋根の四隅や仮設階段などにのぼり旗を立てるためのポール0113を設けて、そこに店舗の名称や商標、あるいは役務の内容などを表示したのぼり旗を立てるようにしてもよい。このポールやのぼり旗も移動の際にトラックに搭載していけばよい。
なお、図1などの例では、トラックの運転台0114の屋根に旅客機のノーズ部分の形状を模した外装部品0115が備えられている。また、荷室の最後部付近の屋根には旅客機の垂直尾翼の形状を模した外装部品0116が備えられている(本図では前進方向左側の1枚のみ現れているが、前進方向右側にも同様のものが備えられる)。また、トラック運転台の屋根に備えられた外装部品の付近に屋外でのイベント(説明会など)などに使用するためのスピーカが備えられていてもよい(このほかの位置(例えば左側面の後方部など)にもスピーカなどを備えていてもよい)。
このようなのぼり旗や外装部品は、遠くからでも一目で旅行代理店の移動店舗であることが認識できるようにすることを目的とするものである。また、図2に示したように、上記の外装部品は走行時にも認識できるものであることから、走行時における宣言効果も目的とするものである。
(店舗の内装に関するトラックの構成)
次に、店舗の内装に関するトラックの構成について説明する。
店舗の空間として用いられるのは、主にトラックの荷室である。あるいは、これに加えて荷室以外の空間も店舗の一部として利用してもよい。例えば、図1に示したように、パンフレットラック0117をトラックの外に持ち出して配置してもよい。このようにすることで、一般に移動店舗のスペースが固定式の店舗に比べて狭いことを補うことができる。また、これにより、移動旅行相談店舗において、基本的に固定式の旅行代理店などの店舗と同じ機能を発揮することが可能となる。固定式の旅行代理店などの店舗と同じ機能とは、企画ツアーの実施、旅行ガイド、旅行に関する契約の代理・媒介又は取次ぎ、旅行先でのホテルなどの提供の契約の媒介・取次ぎなどである。
図6は、本考案に係る移動旅行相談店舗トラックの荷室内における装置・設備の配置の一例を示す図である。本図では、対面商談デスクセット0605、ツアー検索装置0607などが配置されている例が示されている。なお、対面商談デスクセットの手前には薄型ディスプレイ、ビデオ再生装置が配置されるが、これらの位置は図1で明確に示されており、本図では煩雑さを避けるため図示を省略した。以下、これらの装置・設備について個別に説明する。
(薄型ディスプレイ)
薄型ディスプレイは、ビデオ再生装置で再生するビデオの映像を表示するためのものである。薄型としたのは、場所を取らないためである。
薄型ディスプレイの使用目的は、主にトラックの側面付近の店舗外エリアに人を集めてツアー企画等の説明会を実施する際に旅行先の記録映像などを表示して展示することにある。また、店舗内での対面商談やツアー検索装置の利用の順番待ちをするためにトラックの外で待っている人々に対して宣伝用や観賞用の映像を表示するために使用することも考えられる。
(ビデオ再生装置)
ビデオ再生装置は、薄型ディスプレイ等で表示するための旅行の宣伝ビデオを再生するための装置である。図1の例では、ビデオ再生装置0104は薄型ディスプレイ0103の下に配置されている。ただし、この配置は一例であって、ビデオ再生装置はこれ以外の場所、例えば薄型ディスプレイの背後の位置に配置されていてもよい。
「旅行の宣伝ビデオ」には、直接企画ツアーなどの宣伝を行う内容のものに限られず、間接的に顧客獲得につながりうる旅行先の観光名所案内などの観賞用ビデオなどが広く含まれる。また、ここでいう「ビデオ」の記録媒体の種類や再生方式に限定はなく、動画や静止画などの映像を含む情報を記録したものが広く含まれる。
(対面商談デスクセット)
対面商談デスクセットは、荷室内に設置される移動旅行相談店舗の職員と顧客の対面商談のためのデスク、チェア・ソファ(ベンチ)等のセットである。図6の例では職員1人と顧客3人分のチェアと、これに対応した長さのデスクが配置されているが、何人分の職員、顧客に対応するためのセットとするかについて限定はなく、移動旅行相談店舗トラックのスペースの範囲内で、他の装置・設備に割くべきスペースも勘案しつつ適宜決定される。
例えば、本図の例と異なり、職員:顧客の比が1対1または1対2の対面商談デスクセットであってもよい。移動店舗においては職員の数は1人であることも多いと考えられるので、この場合には顧客が1人または2人用のデスクセットということになる。このように顧客が1人または2人といった少人数に対応したデスクセットとした場合には、薄型ディスプレイをさらに大型化するとかその数を増やすとかいったことが可能となるし、図1ではトラック外に配置していたパンフレットラックを荷室内に配置するなどしてもよい。
(顧客用のツアー検索装置)
顧客用のツアー検索装置は、コンピュータを利用した装置であって、顧客がタッチパネル操作などにより、ツアー企画を検索したり、ツアーへの参加予約を行ったりするための装置である。
ツアー検索装置は、好適には前進方向に対して右側面側の隅に設置される。これは、当該装置を用いてツアーへの参加予約などを行う場合には、顧客の氏名、住所、電話番号、クレジットカード番号などの個人情報を入力することも考えられることから、店舗内の隅の人目につきにくい位置に配置することでプライバシーの保護を図ることを目的とする。図1や図6の例でも、ツアー検索装置は右側面側の後ろ側面近くに配置されている好適な例が示されている。
前述の対面商談デスクセットのスペースを狭くすることなどでツアー検索装置を複数台数置くスペースを確保して、当該装置を複数設置してもよいが、この場合には、上記のプライバシー保護の観点から、装置を並べて配置する場合には両装置の間の目隠しのためのつい立てなどを配置することが望ましい。あるいはツアー検索装置を右側面側の後ろ側面近くと運転台寄りの各隅に分けて設置するようにしてもよい。
(その他)
この他、移動旅行相談店舗トラックには、固定式の旅行代理店などの店舗に通例備えられる装置・設備が、スペースが許す限り広く備えられることが望ましい。これは、既述のように、移動旅行相談店舗が基本的に固定式の旅行代理店などの店舗と同じ機能を発揮することを目的とするためである。
このような装置・設備として、例えば、電話、FAX、事務用品を収納する戸棚、店舗内でBGMを流したりするためのスピーカなどが挙げられる。
また、移動旅行相談店舗トラックに備えられる事務用のコンピュータやツアー検索装置などのコンピュータ端末は、通信ネットワークを介して本社や予約センターのホストコンピュータなどのサーバに接続可能なものである。これにより、固定的な店舗の場合と同様に、当該店舗から通信ネットワークを介してこれらサーバにアクセスして予約状況の確認を行ったり、予約を行ったりすることが可能となる。
また、図1の例にも表れているように、店舗内の壁(荷室の右側面の室内面など)にポスター0120やパンフレット0121などが貼られていてもよく、これらも移動旅行相談店舗が基本的に固定式の旅行代理店などの店舗と同じ機能を発揮することを目的とすることの一環である。
固定式の店舗に比べてスペースに制約がある中で、固定式の店舗と基本的に同じ機能を発揮するための工夫として、例えば、紙媒体よりも電子媒体の使用の比重を高めるといったことも考えられる。例えば、紙媒体であるパンフレット類は、これを載置するためのラックも含めて相当のスペースを占めるので、これを節約するため、紙パンフレットの量を減らして電子パンフレット(紙パンフレットと基本的に同一内容を電子データとして格納したもの)で代替するといった方法が考えられる。
なお、移動旅行相談店舗トラックに特有の装置・設備として、照明装置や電子機器類の電源をまかなうための電源装置なども備えられる。
<効果>
本実施例の考案により、旅行業の固定式の店舗がない地域においても旅行店舗を開設できるための、旅行店舗設備を備えた移動旅行相談店舗トラックを提供することが可能となる。

Claims (4)

  1. 前進方向に対して左側面を開放可能な荷室を有する移動旅行相談店舗トラックであって、
    荷室の左側面付近に外側に画面を向けて配置される薄型ディスプレイと、
    薄型ディスプレイに旅行の宣伝ビデオを出力するビデオ再生装置と、
    荷室内に設置される職員と顧客の対面商談のための対面商談デスクセットと、
    荷室内に設置されるコンピュータを利用した顧客用のツアー検索装置と、
    を備えた移動旅行相談店舗トラック。
  2. 対面商談デスクセットは、職員:顧客の比が1対1または1対2である請求項1に記載に移動旅行相談店舗トラック。
  3. ツアー検索装置は、前進方向に対して右側面側の隅に設置されている請求項1または2に記載の移動旅行相談店舗トラック。
  4. 荷室に対して登壇する仮設階段が、前進方向に対して左側面と、後ろ側面の2か所以上に設けられている請求項1から3のいずれか一に記載の移動旅行相談店舗トラック。
JP2009002511U 2009-04-17 2009-04-17 移動旅行相談店舗トラック Expired - Fee Related JP3151681U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009002511U JP3151681U (ja) 2009-04-17 2009-04-17 移動旅行相談店舗トラック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009002511U JP3151681U (ja) 2009-04-17 2009-04-17 移動旅行相談店舗トラック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3151681U true JP3151681U (ja) 2009-07-02

Family

ID=54856059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009002511U Expired - Fee Related JP3151681U (ja) 2009-04-17 2009-04-17 移動旅行相談店舗トラック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3151681U (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013216239A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Tokai Utility Motor:Kk 車両用搭載体の移動補助装置
CN106240707A (zh) * 2016-08-11 2016-12-21 华照岳 一种太阳能电动售餐车
CN106275184A (zh) * 2016-08-11 2017-01-04 华照岳 一种太阳能电动售餐车
CN106846966A (zh) * 2017-03-31 2017-06-13 镇江高等职业技术学校 一种大巴导游实训室及实训方法
JP2020012935A (ja) * 2018-07-17 2020-01-23 克義 小野寺 移動式カラオケボックス装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013216239A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Tokai Utility Motor:Kk 車両用搭載体の移動補助装置
CN106240707A (zh) * 2016-08-11 2016-12-21 华照岳 一种太阳能电动售餐车
CN106275184A (zh) * 2016-08-11 2017-01-04 华照岳 一种太阳能电动售餐车
CN106846966A (zh) * 2017-03-31 2017-06-13 镇江高等职业技术学校 一种大巴导游实训室及实训方法
JP2020012935A (ja) * 2018-07-17 2020-01-23 克義 小野寺 移動式カラオケボックス装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3151681U (ja) 移動旅行相談店舗トラック
US20020139626A1 (en) Display case
US11136771B2 (en) Modular booth
DE112018003029T5 (de) Fahrzeug und servicemanagementvorrichtung
US20170158108A1 (en) Mobile retail truck
US7621576B2 (en) Mattress display vehicle
EP1929461B1 (en) Display device
US9675188B1 (en) Shopping cart corrals with at least two advertisement panels arranged in a staggered fashion and method of providing same
US20180111539A1 (en) Consumer Products Showroom
JP2010143558A (ja) プチ体験アンテナカー
CN204184237U (zh) 一种可扩展成流动展厅的车厢
US20230063937A1 (en) Mobile showroom
US20070187483A1 (en) Mobile banking vehicle
CN202976752U (zh) 一种三或四轮车广告装置
Malouf Events Exposed: managing and designing special events
CN202806513U (zh) 企业产品展示车
JP3162590B2 (ja) 飲料移動販売車
CN214492677U (zh) 一种移动办公车
RU89271U1 (ru) Мобильная рекламная конструкция
CN206187011U (zh) 轨道车辆车厢及高速轨道车辆
Height et al. Design for passenger transport
Bahre et al. The profile of the tourism information center officer in Romania
JP5758553B1 (ja) 車両
Jyi et al. Typology of Design Concepts for Luxury Car Showrooms
JP6937000B1 (ja) 車載用ボックス

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130610

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees