JP3151617B2 - 山斜面に於けるアンカー打設方法 - Google Patents

山斜面に於けるアンカー打設方法

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JP3151617B2
JP3151617B2 JP00415099A JP415099A JP3151617B2 JP 3151617 B2 JP3151617 B2 JP 3151617B2 JP 00415099 A JP00415099 A JP 00415099A JP 415099 A JP415099 A JP 415099A JP 3151617 B2 JP3151617 B2 JP 3151617B2
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anchor
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driven
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伸一 原田
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トップ工業有限会社
アマノ企業株式会社
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は山斜面の立木を伐採
することなく有効に育成しながら、傾斜面上へ必要長さ
のロックボルトを適当間隔に打込んで、各ロックボルト
との相互作用により傾斜地面の安定化を図るものとする
山斜面に於けるアンカー打設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ノンフレーム工法(登録商標)は立木を
伐採することなく、即ち傾斜地面上の緑を活かすことが
できることから、近年脚光を浴びるものとなっている。
該工法は専ら2m〜3m長さのロックボルトを地面中へ
打込むと共に、上端の一部を地表面へ露出させ、これに
支圧板を取付け、また支圧板相互をワイヤーで連結する
ことにより局部的変形の分散効果によって山傾斜地面の
安定化を図らんとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4は今日行われてい
るノンフレーム工法(登録商標)を示すものである。図
中、1はロックボルト打込み用のエアーライトドリフタ
ーであって、該エアーライトドリフター1はガイドセル
2に案内されながら、その先端に取付けられているロッ
クボルト3を斜面Sの地中へ打込んで行くのである。即
ち、打込むロックボルト3の長さが2m,3m・・・の
如く長いことからガイドセル2を使用するのであり、且
つこのために足場4を傾斜面Sに対し組付けたりするこ
とが行われ、このためには面倒な足場作りが必要であっ
て、即ち足場用パイプの持込みや組付けを行い、また足
場作りに邪魔となる立木の一部伐採も止むを得なくなる
ものとなっている。本発明は上記の足場作りを不要と
し、また立木の伐採も皆無状態で行えるものとした工法
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はロックボルト打
込み用エアーライトドリフターを一定長さ範囲で案内す
るためのガイドセル先端部に、地表面と対接する一定面
積のベースプレートを取付け、一方該ガイドセルの上端
部には該頭部固定用のワイヤーを少なくとも2本、他方
下端部には同じく下部固定用のワイヤーを少なくとも2
本取付け、これら各ワイヤーの他端を一定距離隔てた地
表面に対して打込んだアンカー或いは立木などに牽引繋
止させると共に、これにより上記ガイドセルが地表面に
対し立設状態となるよう固定されるものとなし、この状
態でエアーライトドリフターをガイドセルに沿って移動
させて、ロックボルトの打込みを行うようになすことを
特徴とする。
【0005】このさい、ガイドセルワイヤーによる牽引
固定には、ウインチを使用して行うようにすると良く、
またエアーライトドリフターを案内するガイドセルの長
さは2m50cm〜4mとなし、これにより2m〜4m
の地表面から岩盤へ到達可能とする長さのロックボルト
を地中内へ簡便に打込まれるようにするのである。以
下、本発明実施の一例を図面に基づいて説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明で使用するロックボ
ルト打込み用エアーライトドリフター1と、これを一定
長さ範囲で案内するためのガイドセル2を示すもので、
Aは平面図、BはAの中央切断側面図である。ここにガ
イドセル2は長さ2m50cm〜4mのガイドレール2
a,2bを一定間隔に対向配置させ、内部にエアーライ
トドリフター1を載置する架台5をチェン6により先端
へ向け摺動案内するようになしてあり、7は上記チェン
6の駆動用エアーモータである。
【0007】8はガイドセル2の先端部でロックボルト
3を案内するための案内ゲート、9はガイドレール2
a,2bの先端に取付けたベースプレートであって、上
記ガイドセル2を地表面の一定範囲で対接する状態に設
けしめるのであり、ガイドセル2の安定的な立設を可能
とするために少なくとも1000cm程度の対接面積
を有するものとなしてある。なお、10はガイドセル2
の上端と下端に設けた次述するワイヤー掛けのさい立設
固定を容易ならしめるためのワイヤー止め金具、11は
ロックボルト3先端に取付けたピットである。
【0008】図2は作業説明図であって、Aは俯瞰図、
Bは断面図である。本発明で傾斜面Sに対しロックボル
ト3の打込みを行うには、図示例の如くガイドセル2の
上端と下端に設けたワイヤー止め金具10に対しワイヤ
ー12a,12b及び13a,13bを取付け、各ワイ
ヤー他端は付近の立木14或いは適宜土中へ打込んだア
ンカー15に対して取付けるのであり、このさい強固な
牽引取付けを行うためには夫々れのワイヤー途中にウイ
ンチ16を介在させて行うようにすると良い。
【0009】本発明では上記例に示す如く、ガイドセル
2をその上部と下部の2箇所で夫々れ2本のワイヤーを
使用し、傾斜面Sの上方側へ向けて三角翼状に引張って
固定するようになすのであり、このさい上下各ワイヤー
の開き角θを30°〜90°の範囲に設定することは、
ガイドセル2の安定的な立設を可能となすものである。
また、ガイドセル2は地表面に対し直交する状態に立設
させてロックボルトを打込むようにすることが好ましい
が、一般的に該打込み角θ’は90°〜30°の範囲と
するのである。上記したガイドセル2の上下部に於ける
2本のワイヤー掛けは最も簡便なやり方であるが、、現
場の状況で上記の如きワイヤー掛けが困難な場合は適宜
補助ワイヤー17を例えばガイドセルの左右横方向へ牽
引させたりするようになすのであり、このことは現場の
地表面の状態に応じて臨機応変に行われる。
【0010】本発明では上記ワイヤー掛けの繋止に概ね
付近の立木14を利用して行うのであるが、立木が細く
て引張力に耐えられないような場合は、別途にアンカー
を地表面に打込み、これを使用して行うのであり、ロッ
クボルトの打込み場所で邪魔にならない限り殆ど立木1
4を伐採したりすることなく実施できるのである。
【0011】斯くして打ち込まれたロックボルト3は図
中3に示す如く地表面へ一定長さ範囲に頭部pが露出さ
れるようになし、該頭部pに対し支圧板18を座金19
及びナット20の使用で止着させると共に、且つ隣接す
る支圧板18,18・・相互間はワイヤー21で連結す
ることにより、局部的変形力の分散化を図って傾斜地面
の安定化が図れるようにするのである。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成するものであっ
て、山の傾斜地面に対し地面安定化のためのロックボル
ト打込みにさいし、ガイドセルの立設に足場を組むこと
なく、即ち立木の伐採を殆ど行わないようにしてできる
のであり、緑化育成に寄与すること大ならしめるもので
ある。また、足場組の必要がないことは迅速且つ効率の
良い作業を遂行できるものとなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用するロックボルト打込み用エアー
ライトドリフターとガイドセルを示すものであってAは
平面図、BはAの中央断面図である。
【図2】作業説明図であって、Aは俯瞰図、Bは断面図
である。
【図3】傾斜地表面の安定化される状態説明図である。
【図4】従来工法を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 エアーライトドリフター 2 ガイドセル 3 ロックボルト 4 足場 7 エアーモータ 9 ベースプレート 10 ワイヤー止め金具 12a,12b ワイヤー 13a,13b ワイヤー 14 立木 15 アンカー 16 ウインチ 18 支圧板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 17/20 106

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロックボルト打込み用エアーライトドリ
    フターを一定長さ範囲で案内するためのガイドセル先端
    部に、地表面と対接する一定面積のベースプレートを取
    付け、一方該ガイドセルの上端部には該頭部固定用のワ
    イヤーを少なくとも2本、他方下端部には同じく下部固
    定用のワイヤーを少なくとも2本取付け、これら各ワイ
    ヤーの他端を一定距離隔てた地表面に対して打込んだア
    ンカー或いは立木などに牽引繋止させると共に、これに
    より上記ガイドセルが地表面に対し立設状態となるよう
    固定されるものとなし、この状態でエアーライトドリフ
    ターをガイドセルに沿って移動させて、ロックボルトの
    打込みを行うようになすことを特徴とする山斜面に於け
    るアンカー打設方法。
  2. 【請求項2】 ガイドセルの頭部固定用ワイヤー及び下
    部固定用ワイヤーを傾斜面の上方側へ向う角度θ=30
    ゜〜90゜の三角翼形状に牽引繋止させ、牽引具として
    ウインチを介在させたものとなしてあることを特徴とす
    る請求項1記載の山斜面に於けるアンカー打設方法。
  3. 【請求項3】 エアーライトドリフターを案内するガイ
    ドセルの長さは2m50cm〜4mとなし、これにより
    2m〜3.5mのロックボルトを地中内へ打込むことを
    特徴とする請求項1又は2記載の山斜面に於けるアンカ
    ー打設方法。
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