JP3151575U - 透かし風プリントが施された印刷用紙並びにその印刷用紙を製造するためのインクジェットプリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】偽造防止等に資する透かしを、インクジェットプリンタを用いて容易かつ効率的に施した印刷用紙、並びに、該印刷用紙を製造するためのインクジェットプリンタを提供する。【解決手段】コピー機やプリンタに使用される印刷用紙であって、所定の文字若しくは図形あるいはそれらの組み合わせを、インクジェットプリンタ5を使って透明特殊インクにより予め紙面にプリントすることにより、透かし風プリントを施した印刷用紙である。また、該印刷用紙を製造することが可能なインクジェットプリンタ5であって、インクジェットプリンタ5のインクカートリッジ配設部6に、新たに透明特殊インクが充填されたインクカートリッジを別途配設するための透明特殊インク用インクカートリッジ配設部7が設けられているインクジェットプリンタである。【選択図】図2
Description
本考案は、印刷用紙に関し、詳しくは、透かし封プリントが施された印刷用紙並びにその印刷用紙を製造するためのインクジェットプリンタに関するものである。
紙面に透かしを施すことは、偽造防止に資するものであって、紙幣製造やその他重要文書の複製防止等のために用いられている。
かかる透かしを施す技術は、例えば、特開2008−291376号公報(特許文献1)にあるように、製造段階において紙の所定箇所の厚みを変えて該紙の厚い箇所と薄い箇所を成形することで、その透光率を変更することにより透かしを施すものが提案されている。
かかる透かしを施す技術は、例えば、特開2008−291376号公報(特許文献1)にあるように、製造段階において紙の所定箇所の厚みを変えて該紙の厚い箇所と薄い箇所を成形することで、その透光率を変更することにより透かしを施すものが提案されている。
また、特開平5−117999号公報(特許文献2)にあるように、紙面所定箇所に専用の特殊薬品を塗布し、そこへ熱圧縮を加えることにより透かしを施す技術も提案され、一般化されている。
ところが、上記した技術は、製造の手間やコストの面で効率が良いものとは決して言えない。しかしながら、偽造防止の観点から、やむを得ず該技術が採用されており、コスト面や作業面等からより効率的な透かしを施す技術が望まれている。
ところで、インクジェットプリンタの技術において、デジタルカメラの普及に伴い、画像印刷が多く行われるようになるとともに、より優れた再現性を追求するようになり、そのためインクの多色化等に技術開発の力が注がれてきている。そのような背景において最近では、特開平5−185709号公報(特許文献3)にあるように、香りの付されたインクが開発されてもいる。
これは、インクの多色化が既に限界まで達し、そこへ付加価値を付けようと考えられた技術と言える。
これは、インクの多色化が既に限界まで達し、そこへ付加価値を付けようと考えられた技術と言える。
本考案は、上記問題点や技術背景に鑑みてなされたものであって、偽造防止等に資する透かしを、インクジェットプリンタを用いて容易かつ効率的に施した印刷用紙並びに該印刷用紙を製造するためのインクジェットプリンタを提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本考案は、コピー機やプリンタに使用される印刷用紙であって、所定の文字若しくは図形あるいはそれらの組み合わせを、インクジェットプリンタを使って透明特殊インクにより紙面にプリントすることにより、透かし風プリントを施したものである。
また、本考案は、前記印刷用紙において、前記透明特殊インクが、グリセリン、エチレングリコール並びにイソグラアルコールを主成分としたものである構成を採用し得る。
さらに、本考案は、前記印刷用紙において、前記透明特殊インクが、グリセリン、エチレングリコール並びにイソグラアルコールを主成分としたものに、微量の色付インクを混合したものである構成とすることも可能である。
そしてまた、本考案は、透かし風プリントが施された印刷用紙を製造することが可能なインクジェットプリンタであって、インクジェットプリンタにおけるインクカートリッジ配設部に、透明特殊インクが充填されたインクカートリッジを配設するための透明特殊インク用インクカートリッジ配設部が設けられている構成となっている。
本考案にかかる印刷用紙によれば、透かし風プリントが施されていることにより、偽造防止や情報漏洩防止に資するものであり、しかも、かかる透かしを施すに際してインクジェットプリンタを使用することにより、従来の透かし技術に比して、格別に簡易かつ効率的に施すことが可能となる。このことは、個人用・一般的な印刷用紙として低価格で透かしを導入することが可能となり、該透かし風プリントが施された印刷用紙を用いて種々印刷を行うことにより、上記した偽造防止等だけでなく、その印刷自体の品格向上にも資することとなる。
以下、本考案にかかる印刷用紙並びに該印刷用紙を製造するためのインクジェットプリンタの実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本考案にかかる印刷用紙1の実施形態を示す斜視図である。
本実施形態における印刷用紙1は、図1(a)に示すように、所定の文字若しくは図形あるいはそれらの組み合わせを、インクジェットプリンタ5を使って透明特殊インクにより紙面にプリントすることにより、透かし風プリント2を施した構成となっている。
そして、図1(b)は、該透かし風プリント2が施された印刷用紙1を使用して、文書等のカラー・白黒印刷を行った印刷物を示している。
本実施形態における印刷用紙1は、図1(a)に示すように、所定の文字若しくは図形あるいはそれらの組み合わせを、インクジェットプリンタ5を使って透明特殊インクにより紙面にプリントすることにより、透かし風プリント2を施した構成となっている。
そして、図1(b)は、該透かし風プリント2が施された印刷用紙1を使用して、文書等のカラー・白黒印刷を行った印刷物を示している。
なお、図面においては、透かし風プリント2がプリントされた部分について、判るように破線並びに薄い色付きで示しているが、実際には透明特殊インクを使用しているため、一見して見ることはできない。しかしながら、透かしの特徴とも言うべき、光源に透かして見るとき、そのプリント部分を見ることが可能である。
実際に透かし風プリント2をプリントする場合、紙面の表側に所定の文字若しくは図形あるいはそれらの組み合わせを通常印刷、紙面の裏側に同じ所定の文字若しくは図形あるいはそれらの組み合わせを反転印刷することにより、透かし風プリント2の透かし機能がより発揮されることとなる。
本考案で使用される紙については、特に限定するものではなく、透明特殊インクが印刷され得るものであればよい。
また、本考案で使用される透明特殊インクについても、色が透明であれば特に限定するものではなく、例えば、グリセリン、エチレングリコール並びにイソグラアルコールを主成分としたもの等が考えられる。
また、本考案で使用される透明特殊インクについても、色が透明であれば特に限定するものではなく、例えば、グリセリン、エチレングリコール並びにイソグラアルコールを主成分としたもの等が考えられる。
このとき、かかる透明特殊インクについて、上記の通り、グリセリン、エチレングリコール並びにイソグラアルコールを主成分としたもののほか、そこへ微量の色付インクを混合したものも考え得る。かかる構成によれば、透かし風プリント2について、プリントされる文字や図形等を明確に判別することはできない程度の僅かの着色が施された状態でプリントされることとなり、より透かし風として相応しいプリントが可能になる。
なお、混合されるべき色付インクについては、既存の各種カラーインクを用いれば足りる。また、主成分と色付インクとの混合割合については特に限定するものではないが、例えば、主成分に対して色付インクが質量比1/500乃至1/1000程度とすることが好ましい。
次に、上記透かし風プリント2を施した印刷用紙1を製造するための、本考案にかかるインクジェットプリンタ5について説明する。図2は、本考案にかかるインクジェットプリンタ5の実施形態を示す斜視図である。
該インクジェットプリンタ5は、インクカートリッジ配設部6に、新たに透明特殊インクが充填されたインクカートリッジを別途配設するための透明特殊インク用インクカートリッジ配設部7が設けられている構成となっている。
このとき、透明特殊インク用インクカートリッジ配設部7について、既存のインクカートリッジ配設部6の一つを透明特殊インク用インクカートリッジ配設部7として使用してもいいし、また、既存のインクカートリッジ配設部6とは別に、透明特殊インク用インクカートリッジ配設部7を別途設ける構成も可能である。
なお、図面は、透明特殊インク用インクカートリッジ配設部7を別途設けた場合について示している。
なお、図面は、透明特殊インク用インクカートリッジ配設部7を別途設けた場合について示している。
本考案にかかるインクジェットプリンタ5によれば、通常のカラー・白黒印刷のほか透明プリントも可能となり、透かし風プリント2が施された印刷用紙1を簡単かつ効率的に製造することが可能となる。
それだけでなく、さらに応用として、透明特殊インクによる透明プリントを行いながら、カラー・白黒印刷を同時に行うことにより、透かし風プリント2が施された印刷用紙1を製造するだけではなく、透かし風プリント2を施しながら同時に文書等の印刷を行うことも可能ならしめるものである。
それだけでなく、さらに応用として、透明特殊インクによる透明プリントを行いながら、カラー・白黒印刷を同時に行うことにより、透かし風プリント2が施された印刷用紙1を製造するだけではなく、透かし風プリント2を施しながら同時に文書等の印刷を行うことも可能ならしめるものである。
本考案は、印刷用紙1に透かし風プリント2を施すことで、印刷物の偽造防止や情報漏洩防止等のセキュリティ面において大変有利な効果を発揮するとともに、それが簡単かつ効率的に行うことができる。そしてまた、インクジェットプリンタを用いることにより、個人用・一般的な印刷用紙として低価格で透かしを導入することができるだけでなく、データ出力の際に連番での出力が可能であることから、透かし風プリント2自体においても連番での透かし導入が可能であり、該透かし風プリント2が施された印刷用紙1を用いて種々印刷を行うことにより、上記したセキュリティ面だけでなく、印刷物自体の品格向上にも資することとなり、その利用価値は限りなく、本考案の産業上の利用可能性は非常に大きいといえる。
1 印刷用紙
2 透かし風プリント
5 インクジェットプリンタ
6 インクカートリッジ配設部
7 透明特殊インク用インクカートリッジ配設部
2 透かし風プリント
5 インクジェットプリンタ
6 インクカートリッジ配設部
7 透明特殊インク用インクカートリッジ配設部
Claims (4)
- コピー機やプリンタに使用される印刷用紙であって、
所定の文字若しくは図形あるいはそれらの組み合わせを、インクジェットプリンタを使って透明特殊インクにより紙面にプリントすることにより、透かし風プリントを施したことを特徴とする印刷用紙。 - 前記印刷用紙において、前記透明特殊インクが、グリセリン、エチレングリコール並びにイソグラアルコールを主成分としたものであることを特徴とする請求項1に記載の印刷用紙。
- 前記印刷用紙において、前記透明特殊インクが、グリセリン、エチレングリコール並びにイソグラアルコールを主成分としたものに、微量の色付インクを混合したものであることを特徴とする請求項1に記載の印刷用紙。
- 透かし風プリントが施された印刷用紙を製造することが可能なインクジェットプリンタであって、
インクジェットプリンタにおけるインクカートリッジ配設部に、透明特殊インクが充填されたインクカートリッジを配設するための透明特殊インク用インクカートリッジ配設部が設けられていることを特徴とするインクジェットプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008009160U JP3151575U (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 透かし風プリントが施された印刷用紙並びにその印刷用紙を製造するためのインクジェットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008009160U JP3151575U (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 透かし風プリントが施された印刷用紙並びにその印刷用紙を製造するためのインクジェットプリンタ |
Publications (1)
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