JP3151469U - 爪楊枝収容ポケットを備えた携帯用箸収納袋。 - Google Patents

Abstract

【課題】爪楊枝収納ポケットを備え、利便性の高い携帯用箸収納箸袋を提供する。【解決手段】外包箸袋を備える携帯用箸収納箸袋１０において、携帯用箸を直接収納する上端が開口した縦長袋状基材１１と、当該縦長袋状基材の下端で前記縦長袋状基材と重ねて縫着される帯状補強基材１２と、片方面で当該帯状補強基材の裏面と前記縦長袋状基材の表面を縫着することにより形成された爪楊枝２乃至３本分程度の間隔である爪楊枝収容ポケット１３とを設けて携帯用箸収納箸袋を構成する。【選択図】図１

Description

本考案は、爪楊枝収容ポケットを備えた携帯用箸収納袋に関するものである。

爪楊枝を同梱させた箸袋の考案は存在している。

例えば特許文献１の実開平２−３７８４４号公報には、箸入れ方向と同じ方向から爪楊枝を差込んで楊枝頭部が外に一部露出する状態にセット収納し得る箸袋が記載されている。

また、特許文献２の実開平５−８１０８６号公報には、箸袋の表面又は裏面に爪楊枝袋を設けたものが記載されている。

ところで、近年地球温暖化などの環境問題への対策として使い捨て箸の使用を停止する店舗が現われてきている。一方で消費者の側でも携帯用箸を携行する人々が増加している。

しかしながら、いずれの考案も携帯用の箸を携行する人々の箸袋には対応できていない。

実開平２−３７８４４号公報 実開平５−８１０８６号公報

本願考案が解決しようとする課題は、携帯用箸を携行する人々の箸袋に対する対応である。

つまり携帯用箸を携行する人々の箸袋に対して、利便性の優れた箸袋を提供することである。また、耐久性、安全性、衛生面の問題にも工夫した。

本願考案は、上記の課題を解決するために、外包箸袋を備える携帯用箸収納箸袋において、携帯用箸を直接収納する上端が開口した縦長袋状基材と、当該縦長袋状基材の下端で前記縦長袋状基材と重ねて縫着される帯状補強基材と、片方面で当該帯状補強基材の裏面と前記縦長袋状基材の表面を縫着することにより形成された爪楊枝２乃至３本分程度の間隔である収容部とを有する携帯用箸収納箸袋を提供する。

本願考案の携帯用箸収納箸袋を使用することにより、携帯用箸と共に爪楊枝が２乃至３本程度、清潔かつ安全に携行できるようになり利便性が向上する。また、先端が尖った携帯用箸を収納した場合でも、箸袋の下方部分が縦長袋状基材及び帯状補強基材で重ねて縫着されているため、携帯用箸の箸先が突き出てしまう可能性が低く、衛生面にも優れ、耐久性にも優れ、さらに安全性にも優れている。

なお、本願考案の携帯用箸収納箸袋のみを水で洗うことができる（洗濯できる）ので、外包箸袋を含めた箸袋全体としてみても清潔を保つことができ、衛生面においても非常に優れている。

図１は、携帯用箸収納箸袋の平面図である。 図２は、実施例１の爪楊枝収容ポケットの拡大図である。 図３は、実施例１の外包箸袋を含めた箸袋全体の正面図である。 図４は、実施例１のＡ−Ａ‘間（外包箸袋を含めた箸袋全体）の切断断面図である。 図５は、実施例２の爪楊枝収容ポケットの拡大図である。

本願考案の箸袋の外側をさらに外包箸袋で包むことにより、衛生面において非常に優れた箸袋となる。

まずはその構成を図１に沿って説明する。

実施例１の携帯用箸収納箸袋（１０）は、携帯用箸（２０）を直接収納する上端が開口した縦長袋状布（１１）と、当該縦長袋状布（１１）の下端で前記縦長袋状布（１１）と重ねて縫着される帯状補強布（１２）と、片方面で当該帯状補強布（１２）の裏面と前記縦長袋状布（１１）の表面をＬ字形（１２１）及び逆Ｌ字形（１２２）で縫着することにより形成された爪楊枝２乃至３本分程度の間隔である収容部（１３）（以下、「爪楊枝収容ポケット」という。）とで構成される。

なお、縦長袋状布（１１）と帯状補強布（１２）は、水で洗うことができ（洗濯でき）、繰り返し使用できる素材であれば良い。

なお、前記縦長袋状布（１１）の長辺は携帯用箸（２０）を収納した状態で前記縦長袋状布（１１）の自重で自然に折り曲がる程度の長さにすることが望ましい。

なお、前記縦長袋状布（１１）上部の折り曲げは一方面にも他方面にもできる（図１、図３では他方面に折り曲げている）。

なお、帯状補強布（１２）の前記縦長袋状布（１１）の下端から上端方向への長さは、爪楊枝（３０）の頭部が隠れない長さであり、５５ミリメートルから６０ミリメートルの間であることが最も望ましい。

なお、爪楊枝収容ポケット（１３）の配置は、前記縦長袋状布（１１）の片方面であればどこに配置されても良い（図１、図２では中央よりやや右側付近、図５では右側に配置）。

次に使用方法を図１〜図４に沿って説明する。

携帯用箸（２０）を携帯用箸収納箸袋（１０）に収納し、爪楊枝収容ポケット（１３）に爪楊枝（３０）を２〜３本収容した後、外包箸袋（４０）で包み込んだ状態で携行する。

食事を行なう時に、前記外包箸袋（４０）の包みを解き、前記携帯用箸収納箸袋（１０）を取り出す。当該携帯用箸収納箸袋（１０）から前記携帯用箸（２０）を取り出し、食事を行なう。

食事を終えた時に、前記携帯用箸（２０）の箸先を拭く又は洗う。その後、当該携帯用箸（２０）を前記携帯用箸収納箸袋（１０）に収納する。

そして、前記爪楊枝収容ポケット（１３）から爪楊枝（３０）を抜き出し、使用する。

なお、爪楊枝（３０）が２〜３本収容しているので、たとえ爪楊枝（３０）を破損、落下させてしまった場合であっても残りの清潔な爪楊枝（３０）が使える。また、昼食と夕食など複数回の食事を行なう場合であっても対応可能である。

実施例１との違いは爪楊枝収容ポケット（１３）を形成する縫着のみである。図５に示すとおり爪楊枝収容ポケット（１３）を形成する縫着がＺ字形（１２３）となっている。

なお、爪楊枝収容ポケット（１３）を形成する縫着形は実施例１、２の他にも様々な形が考えられるが、爪楊枝２〜３本分程度の間隔である収容部を形成できるものであれば良い。

自己の弁当と共に携行する場面や使い捨て箸の使用を停止した店舗へ携行する場面など、携帯用箸を携行するあらゆる場面で利用可能である。

１０ 携帯用箸収納箸袋
１１ 縦長袋状布
１２ 帯状補強布
１２１ Ｌ字縫着糸
１２２ 逆Ｌ字縫着糸
１２３ Ｚ字縫着糸
１３ 爪楊枝収容ポケット
２０ 携帯用箸
３０ 爪楊枝
４０ 外包箸袋
像

Claims (1)

1. 外包箸袋を備える携帯用箸収納箸袋において、
   携帯用箸を直接収納する上端が開口した縦長袋状基材と、
   当該縦長袋状基材の下端で前記縦長袋状基材と重ねて縫着される帯状補強基材と、
   片方面で当該帯状補強基材の裏面と前記縦長袋状基材の表面を縫着することにより形成された爪楊枝２乃至３本分程度の間隔である収容部と、
   を有する携帯用箸収納箸袋。