JP3151352U - 食品用ヘラ - Google Patents
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Abstract
【課題】食品用ヘラの破片および破砕粉が食料品に混入した場合に、当該破片および破砕粉の回収を確実かつ容易にすることが可能な食品用ヘラを提供する。【解決手段】ゴム、合成樹脂または合成樹脂フィルムから形成された食品用ヘラに黒色酸化鉄粉が混入されてなることを特徴とする。【選択図】図2
Description
本考案は、クリーム状物や粉粒体をかくはんしたり、容器に付着した付着物を削り落としたりするための食品用ヘラに関する。さらに詳しくは、食品用ヘラが局所的に崩壊した場合に、クリーム状物や粉粒体に混入された食品用ヘラの砕片を磁石やX線装置などによって容易に取り除くことのできる食品用ヘラに関する。
従来から、食品工場では、クリーム状製品や粉粒状製品を製造する際に、食品用ヘラが使用されている。食品用ヘラには、機械的な大きいものから、従業員が使用する小さなものまである。大きい食品用ヘラは、クリーム状物をかくはんし、粉粒体を混ぜ合わせるのに使用され、小さい食品用ヘラは、たとえば機械的なかくはん作業や混ぜ合わせの作業が終了した後に、最終チェックとして従業員が器にこびりついたクリーム状物や粉粒体をこそげとる(削り落とす)ために使用される。ここでいうクリーム状物としては、たとえばケーキに使用する生クリームやとろみの強いソース、あんこなどがある。また、粉粒体としては、たとえば砂糖、塩や小麦粉などの粉、粒などの集合体である。
ここで、食品用ヘラは一般的にブレードと把手とからなり、種々の形状の容器に付着した付着物を削り落とせるように、少なくともブレード部分は可とう性の合成樹脂材料またはゴム材料からプレス成形や打抜き加工などの加工により製造される。素材として使用されるゴムは、Si(シリコーンゴム)やEPDM(エチレンプロピレンゴム)が多く他に耐油性のNBR(ニトリルゴム)やSBR(スチレンブタジエンゴム)、NR(天然ゴム)、CR(クロロプレンゴム)、11R(ブチルゴム)や特殊用として、FR(フッ素ゴム)、などがあげられる。また使用目的に応じて、耐油性を必要としないものに用いるもの、耐油性が優れているものに用いるもの、耐熱性と耐寒性が優れているものに用いるもの、耐熱性と耐油性が優れているものに用いるものに大別されている。
ここで、食品用ヘラの使用方法について、調理用の食品用ヘラ、いわゆるスパチュラを例にあげてさらに詳しく説明する。
スパチュラは、細長い棒状の把手と、可とう性の物質で形成されたブレードとから形成される。調理における一般的な手法に、ボウルの中で具材を混ぜ合わせてかくはんする手法がある(たとえば、生クリームをかくはんさせることや、ハンバーグの種を混ぜ合わせること)。かくはんさせるだけならば、泡だて器や菜箸などの器具があるが、生クリームやハンバーグの種など、ある程度の粘度を有するクリーム状物は、中身がボウルの縁や底に付着し、中身を取り出しきることができない。また、砂糖などの粉粒体は、湿気を帯びると表面が蜜状になり、乾燥すると固まってしまい、容器内部から取れなくなる。
このため、たとえばスパチュラなどの食品用ヘラでボウルの縁や底に付着したクリーム状物や粉粒体をこそげとる(削り落とす)ことで、無駄なく調理に使用することが可能になる。ボウルの縁や底に付着したクリーム状物や粉粒体を無駄なく使用することは、業務用などの多量の材料を扱う場合に特に重要である。すなわち、容器に付着する付着物は、容器の表面積に比例し、大きな容器になればなるほど、容器内部に付着する付着物は多くなる。なお、この場合、ブレードは可とう性の物質(たとえば、ゴムや合成樹脂)で形成されているため、多少曲げることができ、ボウルなどを傷つけずにクリーム状物や粉粒体を削り落とすことができる。
ここで説明した、たとえば生クリームやハンバーグの種などは、調理後食べられるものなので、決められた食材のみが混ぜ合わされており、当然のことながら不純物は混入されていない。
一方、食品内への異物の混入が大きな問題となっている昨今、工場内では、仮に製造ラインで使用される用具の部品が一部なくなっただけでも、食品内への異物混入の可能性がある限りは、生産ラインをストップし、一日中、掃除や点検をしなければならない。また、掃除や点検をするために、生産ラインをストップし続けるわけにもいかず、異物混入の疑いが完全に晴れない状況で、生産ラインを再稼動せざるを得ない。異物が混入されたまま出荷され、製品に異物が混入されていたことがわかった場合には、全製品を回収しなければならず、消費者は不快な気分になり、会社のイメージが低下するため非常に好ましくない。そこで、食品工場の異物混入に対するリスクを減らすことができる、食品の衛生上、安全性の高い食品用ヘラを提供することが、食品業界の長年の未解決の課題であった。
食品加工プラントの場合、プラントを定期的に停止して、食品用ヘラの破片を目視により確認し、配管系統に配設された濾過器(strainer)によって異物を除去しているが、メッシュが大きければ異物がメッシュを通過し、異物の混入が避けられず、メッシュを小さくすると、配管中を流れる流体の抵抗になり、そのうえ、メッシュが目詰まりを起こすという問題がある。
クリーム状物または粉粒体の食品においては、いわゆる純度が必要とされている(異物が混入されることは好ましくない)。食料品は、体内に入って人体に直接作用するものであるので、食料品の中に異物が混入されると、品質が劣化するだけではなく、人体内に入る恐れがある。
したがって、食料品に使用される食品用ヘラには、食品用ヘラ自体の経年劣化、もしくは衝撃を加えられることによる崩壊に伴う異物が混入されないことが求められている。
前述したとおり、ブレードは合成樹脂またはゴムから形成されているため、食料品に混入した場合に検出することができず、使用者が使用して初めて異物混入が発覚するので、使用者が販売者に不信感を抱いてしまう。
そこで、本考案者は、鋭意検討の結果、黒色酸化鉄粉(鉄粉でありながらサビにくい)を、食品工場内で用いられる合成樹脂製もしくはゴム製のブレードを有する食品用ヘラに混入することにより、食品用ヘラの破片および破砕粉の回収を確実かつ容易にするという、従来にはない発想で、長年未解決であった課題を解決することが可能な食品用ヘラを提供することを目的とする。
本考案の食品用ヘラは、把手と、合成樹脂またはゴム製のブレードとからなる食品用ヘラであって、前記ブレードの先端が鋭利に形成されており、前記ブレードの合成樹脂層またはゴム層に黒色酸化鉄粉が混入されてなることを特徴とする。
また、前記ブレードの鋭利に形成された先端部の幅方向両端が丸みを帯びてなることが好ましい。
また、前記黒色酸化鉄粉のゴム層または合成樹脂層に対する配合率が10〜40重量%であることが好ましい。
また、前記黒色酸化鉄粉の粒径が0.1〜1μmであることが好ましい。
本考案によれば、経年劣化や食品用ヘラに衝撃が与えられることによる局所的な崩壊に伴う異物の除去を確実にできるので、食料品を製造する際に、より安全な食料品を製造することが可能になる。
添付図面を参照しつつ本考案の食品用ヘラについて、以下に詳細に説明する。
実施の形態1
図1は、実施の形態1にかかわる食品用ヘラ1を示しており、本実施の形態1ではブレード2と把手3は一体的に形成されている。ここで、ブレード2の先端部2aは、食品用ヘラ1でクリーム状物や粉粒対を削り落とすことができるように鋭利に形成されている。当該先端部2aは、ブレード2の材質および食品用ヘラ1の用途に合わせて適宜形状を変形可能であることは言うまでもない。
図1は、実施の形態1にかかわる食品用ヘラ1を示しており、本実施の形態1ではブレード2と把手3は一体的に形成されている。ここで、ブレード2の先端部2aは、食品用ヘラ1でクリーム状物や粉粒対を削り落とすことができるように鋭利に形成されている。当該先端部2aは、ブレード2の材質および食品用ヘラ1の用途に合わせて適宜形状を変形可能であることは言うまでもない。
なお、図2(a)および(b)に示すように、食品用ヘラ1の内部に芯材4を埋設してもよい。把手3を、芯材4を中心として合成樹脂などで形成することにより、つかみやすいが曲がりにくい把手3を形成することが可能になる。また、芯材4を埋設することにより、クリーム状物や粉粒体を削り落とすブレード2の先端部2a以外の箇所が曲がりにくくなるので、使用者の力が円滑にブレード2に伝達される。なお、本態様では、ブレード2の先端部2aには芯材4が埋設されていない例を示したが、強固に付着した付着物を削り落とすために使用される食品用ヘラ1の場合など、用途に応じて芯材4の埋設範囲を変更可能であることは言うまでもない。
図3(a)および(b)に示すように、本実施の形態1では、ブレード2および把手3は、ゴムまたは合成樹脂と、該ゴムまたは合成樹脂に均一に混入された黒色酸化鉄粉Fとから構成される。
ゴム材としては、例えば、シリコーンゴム、合成ゴム、二トリルゴム、クロロプレンゴム、EPDM、フッ素ゴム、天然ゴム、のほか、エラストマーなどがあり、樹脂材としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、のほか、ポリアミドなどの合成樹脂が採用される。
黒色酸化鉄粉Fのゴムに対する配合率としては、10〜40重量%が採用される。
黒色酸化鉄粉Fの粒径としては、0.1〜1μmの範囲のものが採用されるため、粒径が非常に小さいため、ゴムや合成樹脂に混ぜやすいという利点と、酸化しているため耐酸性があり、さびにくいという利点があり、着磁性にすぐれ、磁力を受けやすいというさらなる利点がある。黒色酸化鉄粉は市販されているものを採用することができる。
このように、黒色酸化鉄粉が混入されたブレード2のかけらが異物としてクリーム状物や粉粒体に混入された場合には、磁石やX線、金属探知器を用いた検出装置などを使用して容易に異物混入の判断が可能になる。
なお、図1〜図3(b)に示すように、ブレード2と把手3が一体的に形成された食品用ヘラ1のブレード2の先端部2aを除いた周縁部には土手1aが形成されている。当該土手1aにより、食品用ヘラ1を使用する際に把手3を持ちやすい。さらに、土手1aを設けることにより、クリーム状物や粉粒体を削り落とす先端部2a以外が変形しにくいので、食品用ヘラ1全体としての耐久性を向上させることができる。
実施の形態2
図4は、実施の形態2にかかわる食品用ヘラ10を示しており、本実施の形態2ではブレード11と把手12は別個に形成され、互いに連結されている。ブレード11の基本的な特徴はブレード2と同様であるので説明を省略する。以下、食品用ヘラ10の断面図を用いて、食品用ヘラ10の第一〜第五の態様にかかわる食品用ヘラ10a〜10eを説明する。
図4は、実施の形態2にかかわる食品用ヘラ10を示しており、本実施の形態2ではブレード11と把手12は別個に形成され、互いに連結されている。ブレード11の基本的な特徴はブレード2と同様であるので説明を省略する。以下、食品用ヘラ10の断面図を用いて、食品用ヘラ10の第一〜第五の態様にかかわる食品用ヘラ10a〜10eを説明する。
図5aに示すように、前記食品用ヘラ10の第一の態様では、把手12aは合成樹脂からなる。合成樹脂で把手12aを形成することにより、安価に様々な形状の把手12aを形成することができるので、食品用ヘラ10aの多様化および量産に適している。
図5bに示すように、前記食品用ヘラ10の第二の態様では、把手12bはゴム材料からなる。ゴム材料で把手12bを形成することにより、食品用ヘラ10bを把持する場合に、使用者の手になじみやすく、グリップ力が向上する。したがって、たとえば粘度の高いクリーム状物をかくはんするのに適した食品用ヘラ10bを提供できる。
図5cに示すように、前記食品用ヘラ10の第三の態様では、把手12cは金属製、好ましくはステンレス製である。金属製、もしくはステンレス製の把手12cは、強度および耐久力に優れている。したがって、長期的に使用する食品用ヘラ10c、たとえば食品工場で使用されるかくはん用の大型機械に組み込むのに適している。
図5dに示すように、前記食品用ヘラ10の第四の態様では、把手12dは木製、または竹製である。木製、または竹製の把手12dは軽量なものが多いため、長時間の連続した使用による使用者への負担を軽減できる。さらには、食品用ヘラ10dに自然の材質を使用しているため、人体に有害な成分が食料品に染み出すことを抑制できる。
図5eおよび図5fに示すように、前記食品用ヘラ10の第五の態様では、合成樹脂製、もしくはゴム製の把手12eの内部に芯材13を埋設している。芯材13を埋設することにより、合成樹脂製、もしくはゴム製の把手12eの強度を高めることができる。ここで、芯材13としては、ステンレス、鉄、アルミニウム、硬化性樹脂、硬質ゴムなどが用いられる。また、芯材13には黒色酸化鉄粉を混入してもよく、その場合、たとえば磁力を発生する手袋などを用いることにより、より強固な把持力が得られるので、グリップ力がさらに向上し、粘度の高いクリーム状物をかくはんするのにより適した食品用ヘラ10eを提供できる。本態様においては、芯材13として円柱状の芯材13を用いているが、把手12eの形状に合わせて芯材13の形状を楕円状、角柱状など、適宜変更可能であることは言うまでもない。
実施の形態3
図6(a)および(b)は実施の形態3にかかわる食品用ヘラ20を示しており、別々に形成されたブレード21と把手22は、互いに接合手段23を介して接合されている。該ブレード21の先端部21aは鋭利に形成されてなる。接合手段23を介してブレード21と把手22を接合している点を除いては、実施の形態2の食品用ヘラ10と同様であるので説明を省略する。接合手段23としては、特に限定されるものではないが、ボルトとナットや、リベットのような接合手段23を介して接合される。なお、接合手段は、ボルトとナットに限られるものではなく、ブレード21と把手22の接合箇所が、互いに嵌入可能に形成されていてもよく、また、ブレード21に形成した突起を把手22に形成した凹部に圧入することによって食品用ヘラ20を形成してもよい。
図6(a)および(b)は実施の形態3にかかわる食品用ヘラ20を示しており、別々に形成されたブレード21と把手22は、互いに接合手段23を介して接合されている。該ブレード21の先端部21aは鋭利に形成されてなる。接合手段23を介してブレード21と把手22を接合している点を除いては、実施の形態2の食品用ヘラ10と同様であるので説明を省略する。接合手段23としては、特に限定されるものではないが、ボルトとナットや、リベットのような接合手段23を介して接合される。なお、接合手段は、ボルトとナットに限られるものではなく、ブレード21と把手22の接合箇所が、互いに嵌入可能に形成されていてもよく、また、ブレード21に形成した突起を把手22に形成した凹部に圧入することによって食品用ヘラ20を形成してもよい。
実施の形態4
図7は実施の形態4にかかわる食品用ヘラ30を示しており、特にケーキなどのお菓子を作成する際に使用される食品用ヘラ30、いわゆるスパチュラである。本実施の形態4では、ブレード31と把手32が一体的に形成されている。ブレード31と把手32の接続部分以外において、ブレード31は周囲に広がるにつれ鋭利に形成されており、使用者は、把手32を把持した状態で、ブレード31の鋭利に形成された先端部31aおよび両端部31bのいずれにおいてもクリーム状物や粉粒体を削り落とすことが可能である。
図7は実施の形態4にかかわる食品用ヘラ30を示しており、特にケーキなどのお菓子を作成する際に使用される食品用ヘラ30、いわゆるスパチュラである。本実施の形態4では、ブレード31と把手32が一体的に形成されている。ブレード31と把手32の接続部分以外において、ブレード31は周囲に広がるにつれ鋭利に形成されており、使用者は、把手32を把持した状態で、ブレード31の鋭利に形成された先端部31aおよび両端部31bのいずれにおいてもクリーム状物や粉粒体を削り落とすことが可能である。
このため、食品用ヘラ30は、中央部が山型に形成されており、把手32の中央部も肉厚に形成されているため、使用者が把持しやすいという利点がある。
実施の形態5
図8は実施の形態5にかかわる食品用ヘラ40を示している。当該食品用ヘラ40は、別々に形成されたブレード41と把手42とが連結されている。ブレード41と把手42とが別々に形成されている点を除いては、実施の形態4の食品用ヘラ30と同様の構成をしており、ブレード41の鋭利に形成された先端部41aおよび両端部41bのいずれにおいてもクリーム状物や粉粒体を削り落とすことが可能である。
図8は実施の形態5にかかわる食品用ヘラ40を示している。当該食品用ヘラ40は、別々に形成されたブレード41と把手42とが連結されている。ブレード41と把手42とが別々に形成されている点を除いては、実施の形態4の食品用ヘラ30と同様の構成をしており、ブレード41の鋭利に形成された先端部41aおよび両端部41bのいずれにおいてもクリーム状物や粉粒体を削り落とすことが可能である。
ブレード41と把手42を別々に形成することにより、ブレード41だけが劣化した場合に、ブレード41を取り替えるだけでサイド食品用ヘラ40として使用することができる。なお、ブレード41と把手42の接合手段としては、たとえば実施の形態3で用いたような接合手段が用いられ得る。
実施の形態6
図9は実施の形態6にかかわる食品用ヘラ50を示している。食品用ヘラ50は、ブレード51と、ブレード51の周囲に形成され、把手52としても使用され得る土手53とからなる。
図9は実施の形態6にかかわる食品用ヘラ50を示している。食品用ヘラ50は、ブレード51と、ブレード51の周囲に形成され、把手52としても使用され得る土手53とからなる。
本実施の形態では、細長い棒状の把手を取り付ける必要がないので、場所をとらず、保管しやすい。さらには、力点から作用点までの距離が短く、把手52からブレード51へ力を伝達しやすいので、微妙な操作が可能になる。
また、実施の形態6の他の態様にかかわる食品用ヘラ50は、図10(a)および(b)に示すように芯材54を先端部51a付近の領域を除く箇所に埋設してもよい。芯材54を埋設することで、把手52が力を加えることによって変形することがなく、使用者が加えた力を先端部51aに伝達する際にロスが少ない。
実施の形態7
図11は実施の形態7にかかわる食品用ヘラ60を示している。食品用ヘラ60は、ブレード61と把手62とから構成されており、ブレード61の先端部61aの両端部63の角を取り、丸みを帯びた形状にしている。
図11は実施の形態7にかかわる食品用ヘラ60を示している。食品用ヘラ60は、ブレード61と把手62とから構成されており、ブレード61の先端部61aの両端部63の角を取り、丸みを帯びた形状にしている。
実施の形態7のように、先端部61aの両端部63の角を取り、丸みを帯びた形状にしたので、両端部63に応力が集中せず、鋭利な両端部を有するブレードからなる食品用ヘラと比較して、ブレード61の両端部に局所的な崩壊が発生しにくい。したがって、本実施の形態の食品用ヘラ60を使用することによって、さらにクリーム状物または粉粒体の中に異物が混入することを防止することができる。
本実施の形態7では、把手62の材質としては、ステンレスなどの金属、合成樹脂、ゴム、木材または竹材などが使用可能である。
以上、本発明によると、合成樹脂またはゴムからなるブレードと、把手からなる食品用ヘラにおいて、少なくともブレードに黒色酸化鉄粉などの磁性体を混入することによって、仮にブレードが破損し、そのかけらがクリーム状物や粉粒体に紛れ込んだ場合に、磁石やX線装置、金属探知器を用いて、かけらを検知する、または取り除くことができる。また把手がプラスチックやゴムを使用しても黒色酸化鉄粉などの磁性体を紛れ込ませることにより、ブレードと同様に磁石やX線装置、金属探知器を用いて、把手のかけらを検知する、または取り除くことができるので食料品を安全かつ高品質で提供することが可能になる。
1、10、10a〜10e、20、30、40、50、60 食品用ヘラ
1a、53 土手
2、11、21、31、41、51、61 ブレード
2a、11a、21a、31a、41a、51a、61a 先端部
3、12、12a〜12e、22、32、42、52、62 把手
4、13、54 芯材
31b、41b 両端部
F 黒色酸化鉄粉
1a、53 土手
2、11、21、31、41、51、61 ブレード
2a、11a、21a、31a、41a、51a、61a 先端部
3、12、12a〜12e、22、32、42、52、62 把手
4、13、54 芯材
31b、41b 両端部
F 黒色酸化鉄粉
Claims (15)
- 把手と、合成樹脂またはゴム製のブレードとからなる食品用ヘラであって、
前記ブレードの先端が鋭利に形成されており、
前記ブレードの合成樹脂層またはゴム層に黒色酸化鉄粉が混入されてなる
ことを特徴とする食品用ヘラ。 - 前記把手が前記ブレードと一体的に形成されてなる請求項1記載の食品用ヘラ。
- 前記把手が前記ブレードに接続されてなる請求項1記載の食品用ヘラ。
- 前記把手が合成樹脂製またはゴム製である請求項1記載の食品用ヘラ。
- 前記把手の合成樹脂層またはゴム層に黒色酸化鉄粉が混入されてなる請求項4記載の食品用ヘラ。
- 前記把手が金属製である請求項1記載の食品用ヘラ。
- 前記把手が木製または竹製である請求項1記載の食品用ヘラ。
- 前記把手内部に芯材が埋設されてなる請求項4記載の食品用ヘラ。
- 前記芯材が合成樹脂製またはゴム製である請求項8記載の食品用ヘラ。
- 前記芯材の合成樹脂またはゴム層に黒色酸化鉄粉が混入されてなる請求項9記載の食品用ヘラ。
- 前記芯材が金属製である請求項8記載の食品用ヘラ。
- 前記芯材が木製または竹製である請求項8記載の食品用ヘラ。
- 前記ブレードの鋭利に形成された先端部の幅方向両端が丸みを帯びてなる請求項1〜12のいずれか1項に記載の食品用ヘラ。
- 前記黒色酸化鉄粉のゴム層または合成樹脂層に対する配合率が10〜40重量%である請求項1〜13のいずれか1項に記載の食品用ヘラ。
- 前記黒色酸化鉄粉の粒径が0.1〜1μmである請求項1〜14のいずれか1項に記載の食品用ヘラ。
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2009
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JP2018120921A (ja) * | 2017-01-24 | 2018-08-02 | パウダーテック株式会社 | フェライト粉、樹脂組成物および成形体 |
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