JP3151153U - ハンマ打撃部材及びこれを用いたハンマ - Google Patents
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Abstract
Description
このハンマは、柄の先端に設けられたハンマヘッドに装着凹部を形成し、この装着凹部に打撃部材の嵌入部をその端面が装着凹部の底面に当接するように着脱自在に内嵌し、前記嵌入部の側面に、前記装着凹部の内周面に形成した抜止部に凹凸状に係合する係止部を形成し、打撃時に嵌入部がその弾性変形により装着凹部の内周面に圧接するように、嵌入部の端面に、装着凹部の底面との間に間隙を形成すべく凹面部を設けている(特許文献1参照)。
本考案は、このような点に鑑みて、使用によって先端が摩耗した時にハンマヘッド本体から容易に取り外すことのできるハンマ打撃部材を提供することを目的とする。
本考案は、このような点に鑑みて、使用によってハンマ打撃部材の先端が摩耗した時に残りのハンマ打撃部材を容易に取り外すことができるハンマを提供することを目的とする。
第1に、ハンマヘッド本体2の有底凹状の嵌着部3に取り付けられるハンマ打撃部材であって、先端摩耗時に開口する孔4を基端から中途部まで穿設していることを特徴とする。
第2に、前記ハンマヘッド本体2の嵌着部3からの抜けを防止する抜け止め手段5を有していることを特徴とする。
また、本考案に係るハンマ21は、上記に記載のハンマ打撃部材1をハンマヘッド本体2の有底凹状の嵌着部3に取り付けていることを特徴とする技術的手段を採用した。
これにより、孔4を基端から中途部まで穿設することにより、ハンマ21の使用によって先端が摩耗した時に孔4が先端側で開口し、抜き取り具Nを使用してハンマヘッド本体2から容易に取り外される。
さらに、抜け止め手段5としての周溝7は、ハンマヘッド本体2の嵌着部3の外周3bから内方へ突出した凸部6と係合可能であるので、ハンマ打撃部材1のハンマヘッド本体2からの不本意な脱落を確実に防止することができる。
そして、抜け止め手段5である径方向の挿通孔9は、ハンマヘッド本体2の嵌着部3を貫通するロールピン8を挿通することで、ハンマ打撃部材1がハンマヘッド本体2から不本意に脱落することがなくなる。
図1、2には、本考案に係るハンマ打撃部材1が示され、図3〜6には、このハンマ打撃部材1を用いた第1実施形態のハンマ21が示されている。
ハンマ21は、柄22と、この柄22の一端に取り付けられるハンマヘッド本体2と、このハンマヘッド本体2の両端に着脱自在に取り付けられるハンマ打撃部材1と、ハンマ打撃部材1のハンマヘッド本体2からの抜けを防止する抜け止め手段5とを有している。
柄22は、木製(樫等)や竹製であって、叩き作業の衝撃に耐えると共に軽量化が図られている。
ハンマヘッド本体2の柄取付部23及び柄22には長手方向に直交する向きでこれらを貫通する取付孔24が設けられており、この取付孔24にロールピン25が挿通されることで、ハンマヘッド本体2と柄22とは略T字状に固定されている。なお、ロールピン25のかわりにネジ、釘、楔等によってハンマヘッド本体2と柄22とを固定してもよい。
嵌着部3は、底壁3aと、底壁3aを取り囲んで立設した外周(外周壁)3bと、この外周壁3b内側から内方に突出した凸部6とを有している。
嵌着部3の底壁3aは、ハンマヘッド本体2の長手方向中途部で内部を閉塞するようにハンマヘッド本体2に一体形成されている。また、底壁3aは、嵌着部3に取り付けられたハンマ打撃部材1の基端と接触してもしなくてもよい。
嵌着部3の凸部6は、外周壁3bから径内側に突出していて、周方向等間隔に複数箇所(第1実施形態においては略90度間隔ごとに4箇所)に形成されている。また、凸部6は、細長い形状であって、凸部6の長手方向は外周壁3bの周方向に沿うように形成されている。なお、凸部6の幅は、ハンマ打撃部材1の後述する周溝7の幅と略同一である。
ハンマ打撃部材1は、ウレタン、ナイロン、高密度ポリエチレン等の硬質樹脂、又は銅、真鍮、木材等から形成されている。また、ハンマ打撃部材1は、円柱状の打撃部11と、この打撃部11の基端側に設けられたより径小な嵌入部12とを有しており、この嵌入部12の基端側から孔4が穿設されている。
ハンマ打撃部材1の嵌入部12は、ストレートの円柱状であって、打撃部11の基端側で同一軸心状に一体形成されており、嵌着部3に嵌入した際にはハンマ打撃部材1とハンマヘッド本体2とが同一軸心状に位置することとなる。嵌入部12の直径は、打撃部11よりも小さく設定されている。また、ハンマ打撃部材1をハンマヘッド本体2の嵌着部3に嵌入しやすいように、嵌入部12の基端側は面取りされている。
ハンマ打撃部材1の嵌入部12は、外周面に形成されている周溝7と、径方向に穿設された挿通孔9とを有している。
嵌入部12の周溝7は、軸心方向中途部であって、ハンマ打撃部材1をハンマヘッド本体2の嵌着部3に嵌入した際に、凸部6と嵌入方向で対応するように設定されており、周溝7は凸部6と係合可能となっている。なお、周溝7の幅は凸部6の幅と略同一である。
孔4は、ハンマ打撃部材1の基端側から中途部までハンマ打撃部材1の軸心位置に穿設している。孔4の深さは、ハンマ打撃部材1における基端から段差13よりも先端寄りの中途部までに設定されている。孔4の直径は、後述する抜き取り具Nを挿入できるような大きさとなっており、第1実施形態では約5mmである。
したがって、ハンマ打撃部材1が先端側から摩耗することで、孔4は打撃面11a側にも開口することとなる。
ハンマ21は、抜け止め手段5として、ハンマ打撃部材1の嵌入部12の嵌着部3の外周壁3b内へのかちこみによるものと、ハンマ打撃部材1の周溝7と嵌着部3の凸部6との係合とによるものとを有している。
抜け止め手段5において、前述したように、ハンマ打撃部材1の嵌入部12の直径と嵌着部3の外周壁3bの内径は締まり嵌め状態になるように設定されている。つまり、ハンマ打撃部材1の嵌入部12は、嵌着部3の外周壁3b内にかちこまれて嵌入されることとなり、このかちこみによってハンマ打撃部材1がハンマヘッド本体2から抜けることを防ぎ、ハンマ打撃部材1は不本意に脱落しない。
また、前述したように、周溝7の幅は凸部6の幅と略同一であるため、係合時には周溝7の縁と凸部6の縁とは密接することとなり、周溝7と凸部6との係合によってハンマ打撃部材1の嵌入方向での位置ズレも防止できる。
ハンマ21のハンマ打撃部材1で被打撃部材を叩くと、その衝撃によってハンマ打撃部材1はその先端(打撃面11a)側から摩耗していく。
ハンマ打撃部材1先端側の摩耗が進み、図3におけるX線付近までハンマ打撃部材1の打撃面11aが基端側に近づくことで、孔4が打撃面11a側にも開口する。
図6に示すように、この孔4に対して抜き取り具N(ねじ切り具)を打撃面11a側から螺合可能となり、ハンマ打撃部材1を抜くことができる。
この状態からねじ切り部N1をさらにねじ込んでいくと、ハンマヘッド本体2の嵌着部3に対するかちこみ及び周溝7と凸部6との係合にもかかわらず、ねじ切り部N1の螺合反力によってハンマ打撃部材1をハンマヘッド本体2から徐々に抜き出すことができる。
図7には、本発明の第2実施形態に係るハンマ21が示されている。
この第2実施形態においては、ハンマ21のハンマヘッド本体2は、ハンマ打撃部材1の嵌入部12の挿通孔9と連通可能なピン孔27を有している。
したがって、ハンマ打撃部材1をハンマヘッド本体2の嵌着部3に嵌入させてピン孔27と挿通孔9とを連通させると、嵌着部3の外周壁3bと嵌入部12とにわたってロールピン8を挿通することができる。
ロールピン8をピン孔27と挿通孔9とに貫入すると、ハンマ打撃部材1がハンマヘッド本体2から抜けることを防ぎ、ハンマ打撃部材1は不本意に脱落することなない。
その他の作用効果は第1実施形態と略同様である。
なお、本考案は、前述した実施形態に限定されるものではない。ハンマ打撃部材1、ハンマ21等の各構成又は全体の構造、形状、寸法などは、本考案の趣旨に沿って適宜変更することができる。
ハンマ打撃部材1とハンマヘッド本体2とは断面形状略三角形、四角形等の矩形状であってもよく、段差13を設けることなく打撃部11を嵌入部12と同一外径に形成してもよい。
嵌着部3は、ハンマヘッド本体2の一端側だけに設けられていてもよい。
孔4は、ハンマ打撃部材1の軸心方向に対して斜めに穿設されていてもよく、ハンマ打撃部材1の基端側の底面略中央でなく偏心していてもよい。
凸部6は、嵌着部3の外周壁3bの周方向等間隔で、3箇所又は5箇所以上に形成されていてもよく、嵌着部3の外周壁3bの周方向全周にわたって形成されていてもよい。
鉤状の引き抜き棒などの抜き取り具Nを孔4に挿入して、残りのハンマ打撃部材1を引き抜くこととしてもよい。
平面を殴打するなどの特殊な用途にのみ使用する場合には、孔4を当初から打撃面11a側まで貫通させておくこともできる。
2 ハンマヘッド本体
3 ハンマヘッド本体の嵌着部
3b ハンマヘッド本体の嵌着部の外周(外周壁)
4 ハンマ打撃部材の孔
5 抜け止め手段
6 嵌着部内の凸部
7 周溝
8 ロールピン
9 挿通孔
21 ハンマ
Claims (4)
- ハンマヘッド本体(2)の有底凹状の嵌着部(3)に取り付けられるハンマ打撃部材であって、
先端摩耗時に開口する孔(4)を基端から中途部まで穿設していることを特徴とするハンマ打撃部材。 - 前記ハンマヘッド本体(2)の嵌着部(3)からの抜けを防止する抜け止め手段(5)を有していることを特徴とする請求項1に記載のハンマ打撃部材。
- 前記抜け止め手段(5)は、前記ハンマヘッド本体(2)の嵌着部(3)の外周(3b)から内方へ突出した凸部(6)に係合される周溝(7)、又は前記ハンマヘッド本体(2)の嵌着部(3)を貫通するロールピン(8)が挿通される径方向の挿通孔(9)を有していることを特徴とする請求項2に記載のハンマ打撃部材。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のハンマ打撃部材(1)をハンマヘッド本体(2)の有底凹状の嵌着部(3)に取り付けていることを特徴とするハンマ。
Priority Applications (1)
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JP2009001969U JP3151153U (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | ハンマ打撃部材及びこれを用いたハンマ |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USD788562S1 (en) | 2014-06-05 | 2017-06-06 | Estwing Manufacturing Company, Inc. | Hammer |
US9789597B2 (en) | 2014-03-07 | 2017-10-17 | Estwing Manufacturing Company, Inc. | Striking tool with attached striking surface |
US9802304B2 (en) | 2014-03-07 | 2017-10-31 | Estwing Manufacturing Company, Inc. | Aluminum striking tools |
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2009
- 2009-03-31 JP JP2009001969U patent/JP3151153U/ja not_active Expired - Lifetime
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USD788562S1 (en) | 2014-06-05 | 2017-06-06 | Estwing Manufacturing Company, Inc. | Hammer |
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