JP3150764B2 - 簡易干渉計 - Google Patents

簡易干渉計

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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工場のライン等で製作
された光学レンズの表面形状の検査測定や、組み立ての
終了した光学レンズの収差の検査測定に利用される簡易
干渉計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上述した種類の検査測定をする場合に現
在使用している干渉計を、図5の干渉計の構成を示す図
を用いて説明する。20は第1のビームスプリッター、
21は空間フィルターとなるピンホール21aとピンホ
ール21aを中心に対向した二つの顕微鏡対物レンズ2
1b,21cからなる参照波発生装置、22と24は反
射鏡、23は第2のビームスプリッター、25は収差の
補正された二つの顕微鏡対物レンズ25a,25bを有
する波面伝達装置、26は結像レンズ、27は撮像素
子、28は表示装置である。
【0003】参照波発生装置21の機能について説明す
る。入射波面は、一般に波面収差を含む歪んだ波面であ
る。このような入射波面から参照波面として使える平面
波を得るために、参照波発生装置21内において、一方
の顕微鏡対物レンズ21bでピンホール21a上に入射
波面を集光する。ピンホール21aの大きさを適当に選
択しておけば、入射波面の収差成分は、ピンホール21
aにより除去され、ピンホール21aからは収差のない
球面波を得ることができる。収差のなくなった球面波
を、収差の補正された他方の顕微鏡対物レンズ21cで
平面波に変換すれば、参照平面波を得ることができる。
【0004】検査測定の場合、入射波面は、第1のビー
ムスプリッター20で一部が透過して、参照波発生装置
21において整形された参照平面波となり、反射鏡22
で反射し第2のビームスプリッター23へ進行する。ま
た、入射波面の一部は、第1のビームスプリッター20
で反射し、反射した波面は反射鏡24に到達して再び反
射し、収差の補正された二つの顕微鏡対物レンズ25
a,25bから成る波面伝達装置25を通過して、第2
のビームスプリッター23で一部が透過する。この時、
前述の参照平面波と重なり合い二つの波面は干渉して干
渉縞が現れ、結像レンズ26が干渉縞を撮像素子27上
に結像し、更に表示装置28の画面に干渉画像が表示さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した図
5で示した干渉計は、装置が大がかりであり、かつ、装
置を構成するのに必要な部品点数も多い。また、参照波
発生装置21や波面伝達装置25に使用される顕微鏡対
物レンズは、収差が良好に補正されていなければなら
ず、これらのことが、小型で安価な装置の製作を困難に
している。
【0006】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は部品点数が少なく、簡単に波面収
差の測定ができる干渉計を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、可干渉性の入
射波面の波面収差を測定する干渉計において、上記可干
渉性の波面を入射させ、第1の光路と第2の光路に分割
するキューブビームスプリッターと、上記キューブビー
ムスプリッターの上記第1の光路上の面上に配置された
反射型の空間フィルターと、上記空間フィルター上、若
しくは、上記キューブビームスプリッターによる上記空
間フィルターの鏡像上に曲率中心を持つよう配置され、
かつ、上記キューブビームスプリッターの第1の光路上
の面、若しくは、第2の光路上の面の少なくともどちら
か一方の面と対向する面上に接合された球面レンズと、
上記キューブビームスプリッターを射出した光路上に設
けられた観察手段とを有することを特徴としている。
【0008】上述した手段は、次に述べる実施態様によ
り性能を一段と向上させることができる。すなわち、入
射波面が平行入射波面の場合に適するように、上述した
干渉計において、キューブビームスプリッターに密着し
た球面レンズに平行入射波面を球面波に変換する光学系
を前置する。また、波面収差の量の目測が容易になるよ
うに、上述した干渉計において、キューブビームスプリ
ッターが、該キューブビームスプリッターにより反射型
の空間フィルターの鏡像となる面上に移動可能で該面上
に曲率中心があるガラス半球レンズを有する構造とす
る。この場合、ガラス半球レンズに代えて、ガラス球面
レンズと円柱ガラス体との組み合わせ体としてもよい。
【0009】
【作用】上述したように本発明は、可干渉性の入射波面
の波面収差を測定する干渉計であり、キューブビームス
プリッターと、上記キューブビームスプリッターの面上
に配置された反射型の空間フィルターと、上記空間フィ
ルター、若しくは、上記キューブビームスプリッターに
よる上記空間フィルターの鏡像を曲率中心に持ち、かつ
上記キューブビームスプリッターに密着した球面レンズ
と、干渉縞を電気信号に変換するための撮像素子と、被
検物体を上記撮像素子上に結像する結像レンズとから構
成されている。
【0010】まず、入射波面が収束光である場合につい
て述べる。キューブビームスプリッターの一つの面上に
集光するように、入射波面をキューブビームスプリッタ
ーに入射させる。この集光する面上に反射型の空間フィ
ルター、すなわちピンホール部は所定の反射率があり、
それ以外の部分では光の吸収あるいは反射はなく、光を
透過するようなピンホールを配置する。したがって、こ
の集光する面上では、収差のない球面波を反射波として
得ることができる。
【0011】キューブビームスプリッターのもう一方の
面に、上記の反射型の空間フィルターと同じ反射率を有
する反射膜をコーティングしておけば、入射波はすべて
反射し、上記の球面波と干渉する。これを結像レンズを
通して撮像素子へ導き、撮像素子上に干渉縞を形成する
か、あるいは結像レンズの代わりに接眼レンズを配置し
肉眼で観察すれば、入射波面の波面収差を観測すること
ができる。
【0012】入射波面に対向したキューブビームスプリ
ッターの面上に、集光点を曲率中心とする球面レンズを
配置すれば、入射波面がキューブビームスプリッターの
面で屈折することがなく、収差の発生を防ぐことができ
る。また、入射波面が収束光でない場合は、キューブビ
ームスプリッターの入射側に収差の補正された集光レン
ズを前置すれば、入射波面が収束光である場合と同じよ
うに、入射波面の波面収差を観測することができる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明簡易干渉計の第1実施例の構
成を示す図である。図1で1は入射波面、2はキューブ
ビームスプリッター3の入射側の面に密着している球面
レンズ、4はキューブビームスプリッター3の接合面、
5はキューブビームスプリッター3において球面レンズ
2が密着している入射側の面に対向した反射面である。
7はキューブビームスプリッター3のもう一方の面8に
配置された反射型の空間フィルターを構成するピンホー
ル、9はキューブビームスプリッター3の射出側の面に
密着している球面レンズ、10は結像レンズ、11は撮
像素子である。本実施例では、結像レンズ10と撮像素
子11が観測手段を構成している。
【0014】球面レンズ2は、キューブビームスプリッ
ター3と同じ硝材で製作され、また、球面レンズ2は、
集光点と曲率中心が一致するようになっている。球面レ
ンズ9も、キューブビームスプリッター3と同じ硝材で
製作され、球面レンズ9の曲率中心は、反射型の空間フ
ィルターを構成するピンホール7と一致するようになっ
ている。
【0015】本実施例は上述のように構成されており、
入射波面1は、球面レンズ2を経て一部が接合面4を透
過し、反射面5上に集光する。反射面5は、集光した波
面をある一定の反射率で反射する。また、球面レンズ2
を透過した入射波面1の一部が接合面4で反射し、反射
型の空間フィルターを構成するピンホール7に入射す
る。反射型の空間フィルターを構成するピンホール7に
入射した波面の反射波は、球面参照波面となる。反射型
の空間フィルターを構成するピンホール7と反射面5上
の集光点Pとは、接合面4に関して鏡像の位置になって
いる。
【0016】反射型の空間フィルターを構成するピンホ
ール7からの球面参照波と反射面5で反射した波面は、
接合面4で重なり合い球面レンズ9を透過して、キュー
ブビームスプリッター3の外に出る。そうして、入射波
面の波面収差を表す干渉縞は、結像レンズ10により撮
像素子11上に結像される。
【0017】上述の構成において、反射型の空間フィル
ターを構成するピンホール7の反射率と、反射面5の反
射率を等しくしてあって、干渉縞のコントラストが良く
なるようにしてある。入射波面の収束点とピンホール7
を一致させれば、干渉縞を自動的に得ることができるの
で、アライメント調整が極めて簡単である。また、光路
長が等しいので、干渉性の低い光源からの光でも、干渉
縞を観察することができる。なお、球面レンズ9は必ず
しも必要ではないが、なんらかの理由で収差のない出力
を望む場合は、装備しなければならない。
【0018】図2は、本発明簡易干渉計の第2実施例の
構成を示す図である。第2実施例と第1実施例は、キュ
ーブビームスプリッター3の反射面5の構造が異なる。
第2実施例では、反射面5に反射膜をコーティングする
代わりに、反射膜をコーティングした半球レンズ12
を、反射面5に配置してある。半球レンズ12は、曲率
中心が反射面5上にあり、かつ、反射面5上を移動する
ことができる構造になっている。
【0019】第2実施例は上述のように構成されてお
り、半球レンズ12をわずかに移動することにより、容
易に直線状の干渉縞を任意の本数付加できる。この直線
状の干渉縞は、波面収差の量を目測する場合に、判定を
手軽にすることができる。半球レンズ12に代えて図3
に示すように、同じ硝材で製作した球面レンズ13と円
柱ガラス体14との組み合わせ体を用いてもよい。この
場合、球面レンズ13の曲率中心は、円柱ガラス体14
内にあるようにする。
【0020】図4は、本発明簡易干渉計の第3実施例の
構成を示す図である。第1実施例、第2実施例では、入
射波面が収束光であったが、本実施例の場合、入射波面
は平行入射波面15であり、球面波ではない。そのた
め、キューブビームスプリッター3に密着した球面レン
ズ2の前方に、収差の補正された集光レンズ16を前置
し、平行入射波面15を収束光である球面波に変換す
る。また、本実施例では、観測手段として接眼レンズ1
6を配し、肉眼17によって干渉縞の観測が可能であ
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の簡易干渉計
は、部品点数が少なく、簡単に波面収差の測定ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明簡易干渉計の第1実施例の構成を示す図
である。
【図2】本発明簡易干渉計の第2実施例の構成を示す図
である。
【図3】本発明簡易干渉計の第2実施例の部品の構成を
示す図である。
【図4】本発明簡易干渉計の第3実施例の構成を示す図
である。
【図5】検査測定に用いる従来の干渉計の構成を示す図
である。
【符号の説明】
1 入射波面 2 球面レンズ 3 キューブビームスプリッター 4 キューブビームスプリッターの接合面 5 キューブビームスプリッターの反射面 7 空間フィルター、ピンホール 9 球面レンズ 10 結像レンズ 11 撮像素子 12 半球レンズ 13 球面レンズ 14 円柱ガラス体 15 平行入射波面 16 接眼レンズ 17 肉眼
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01M 11/02 G01B 11/24 D (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 9/02 G01J 9/02 G02B 27/00 G01B 11/24 G01M 11/00 - 11/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可干渉性の入射波面の波面収差を測定する
    干渉計において、上記可干渉性の波面を入射させ、第1
    の光路と第2の光路に分割するキューブビームスプリッ
    ターと、上記キューブビームスプリッターの上記第1の
    光路上の面上に配置された反射型の空間フィルターと、
    上記空間フィレター上、若しくは、上記キューブビーム
    スプリッターによる上記空間フィルターの鏡像上に曲率
    中心を持つよう配置され、かつ、上記キューブビームス
    プリッターの第1の光路上の面、若しくは、第2の光路
    上の面の少なくともどちらか一方の面と対向する面上に
    接合された球面レンズと、上記キューブビームスプリッ
    ターを射出した光路上に設けられた観察手段とを有する
    ことを特徴とする干渉計。
  2. 【請求項2】観察手段が、キューブビームスプリッター
    の射出光を結像する結像レンズと、上記射出光を受光す
    る撮像素子とから成る請求項1記載の干渉計。
  3. 【請求項3】観察手段が、接眼レンズから成る請求項1
    記載の干渉計。
  4. 【請求項4】キューブビームスプリッターによる反射型
    の空間フィルターの鏡像となる面上を移動でき、かつ、
    該面上に曲率中心を有する半球レンズ、若しくは、球面
    レンズと円柱ガラス体との組み合わせ体を備えた請求項
    1記載の干渉計。
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