JP3150732B2 - 改良された架橋度を有する硫黄加硫可能なゴム組成物 - Google Patents

改良された架橋度を有する硫黄加硫可能なゴム組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は加硫剤としての硫黄、チウラム
(および任意にチアゾール)促進剤および加硫促進剤と
してのジまたはトリカルボン酸部分エステル残基の、好
ましくはコハク酸半エステルおよび/またはグルタル酸
半エステルの塩を含有する加硫可能なゴム組成物に、上
記の各成分を混合することによるこれらのゴム組成物の
製造方法に、ならびにこれらのゴム組成物の加硫物の製
造用の使用に関するものである。
【0002】周知のとおり、加硫促進剤は加硫時間を短
縮する、または加硫をより低い温度で実行することを可
能にする物質である。ウルマン工業化学事典(Ullmanns
Enzyklopaedie der tecchniscen Chemie),第 3 版,
ウルバン・ウント・シュワルツェンベルク(Urban & Sc
hwarzenberg,Munich-Berlin),1957,383 ページ以下
を参照されたい。
【0003】付加的な促進剤は加硫促進剤の十分な効果
を得ることを可能にするために使用することができる。
【0004】いわゆる“EV-系”(“EV”= 効果的
加硫)はしばしば硫黄加硫に使用され、この場合に使用
される加硫促進剤は多くの場合チウラム化合物、たとえ
ばテトラアルキルチウラム一硫化物(たとえば一硫化テ
トラメチルチウラム)、テトラアルキルチウラム四硫化
物(たとえば四硫化テトラメチルチウラム)および、好
ましくはテトラアルキルチウラム二硫化物(たとえば本
件明細書中で以下 TMTD と呼ぶ二硫化テトラメチル
チウラム)である。これらのチウラム化合物はまた、そ
の強力な作用のために超促進剤とも呼ばれ、特にこれら
の促進剤を援用して製造した加硫物は熱空気に対する高
度の抵抗性を有する。
【0005】チウラム化合物はそれ自体、または加硫中
にそれから製造される反応生成物が流出する傾向がある
という性質を有する。これは、加硫物の上に沈積物を生
ずるという望ましくない効果を有する。流出する傾向
は、とりわけゴムの性質とチウラム化合物の濃度とによ
り変化する(ホフマン(W. Hofmann)ゴム-石綿-合成樹
脂(Gummi-Asbest-Kunststoffe)9(1986),422 ペー
ジ以下を参照)。
【0006】低い C=C 二重結合含有量を有するゴ
ム、たとえばその C=C 二重結合が選択的に、しかし
完全にではなく水素化されていて、なお硫黄架橋に利用
し得るEPDM、ブチルゴムおよび特にニトリルゴムの
加硫物は、しばしば低い架橋度を有し、このことが低い
引っ張り強度値および中程度の、圧縮硬化として周知さ
れている、たとえば熱空気中または熱油中における加熱
中の圧力下の変形により測定される、圧力変形残留度
(本件明細書においては以下 DVR = 圧力変形残留
度(Druckverformungsrest)と呼ぶ)により認められ
る。上述の流出の現象が、より大量のチウラム化合物の
使用により増加させ得る圧縮硬化の量を限定する。
【0007】驚くべきことには、少量の硫黄(任意に硫
黄供与体の形状の)、チウラム促進剤、任意にチアゾー
ル促進剤、および加硫助触媒としてのジまたはトリカル
ボン酸部分エステルの塩を含有する加硫系が優れた架橋
度を、特に高温老化後の高い引っ張り強度値および低い
圧縮硬化値とともに有することがここに見いだされたの
である。この生成物はまた、より容易に加工可能であ
り、優れた熱空気老化を示すことも見いだされている。
【0008】本件可能助触媒を援用すれば、加硫物のい
かなる実質的な性質にも不利益な影響を与えることな
く、硫黄の量を減少させることができる。硫黄の量の減
少は老化に関して有利であり、二重結合含有量の低いゴ
ムとジエンゴムとの、たとえば部分水素化 NBR と正
常な NBR との共加硫をも改良する。
【0009】したがって、本発明は低い C=C 二重結
合含有量を有するゴムを基剤とし、いずれの場合にも加
硫すべきゴムの量を基準にして 0.2 ないし1重量%の
硫黄、1ないし 3.5 重量%のチウラム促進剤および任
意に 2 重量%以内の、好ましくは 0.2 ないし1重量%
のチアゾール促進剤、ならびに 0.1 ないし 8 重量%
の、好ましくは 0.3 ないし 6 重量%の、最も好ましく
は 0.8 ないし 4 重量%の加硫促進剤としてのジおよび
トリカルボン酸部分エステルの塩を含有する加硫可能な
ゴム組成物に関するものである。
【0010】本発明はさらに、上記の各成分を混合する
ことによるこれらのゴム組成物の製造方法に、およびそ
の加硫物の製造用の使用に関するものでもある。
【0011】本発明の目的用の低い C=C 二重結合含
有量を有するゴムは、2 ないし 35 の、好ましくは 3
ないし 30の、特に 5 ないし 25 のヨウ素価を有するも
のよりなる。ヨウ素価の決定は一般に、ウィース(Wij
s),DIN 53 241,第1部に従って氷酢酸中のヨウ塩
化物を添加することにより行う。
【0012】ヨウ素価は物質 100 g と化学的に結合す
るグラムで表したヨウ素の量を定義する。好ましいゴム
の例には EPDM、ブチルゴムおよび特に水素化した
ニトリルゴムが含まれる。
【0013】これらのゴムは、好ましくは 0℃ 以下
の、特に −10℃ 以下のガラス転移温度を有する。
【0014】“EPDM”の語はエチレン/プロピレン
/ジエン三元重合体を表す。EPDM は、エチレン基
のプロピレン基に対する重量比が 40:60 ないし 65:3
5 の範囲であり、炭素原子 1000 個あたり1ないし 20
個の C=C 二重結合を含有していてもよいゴムを包含
する。以下のものは、EPDM 中の適当なジエン単量
体の例である:共役ジエン、たとえばイソプレンおよび
ブタジエン-(1,3)、ならびに 5 ないし25 個の炭素原
子を有する非共役ジエン、たとえば 1,4-ペンタジエ
ン、1,4-ヘキサジエン、1,5-ヘキサジエン、2,5-ジメチ
ル-1,5-ヘキサジエンおよび 1,4-オクタジエン;環状ジ
エン、たとえばシクロペンタジエン、シクロヘキサジエ
ン、シクロオクタジエンおよびジシクロペンタジエン;
アルキリデンおよびアルケニルノルボルネン、たとえば
5-エチリデン-2-ノルボルネン、5-ブチリデン-2-ノル
ボルネン、2-メタリル-5-ノルボルネン、2-イソプロペ
ニル-5-ノルボルネンおよびトリシクロジエン類。
【0015】非共役ジエン類、ヘキサジエン-(1,5)、
エチリデンノルボルネンおよびジシクロペンタジエンが
好ましい。EPDM のジエン含有量は、好ましくは E
PDM を基準にして 0.5 ないし 10 重量%である。
【0016】この型の EPDM は、たとえば DE-O
S 2 808 709 に記載されている。
【0017】本発明の関連で使用する“ブチルゴム”の
語は 95 ないし 99.5 重量%の、好ましくは 97.5 ない
し 99.5 重量%のイソブテンと 0.5 ないし 5 重量%
の、好ましくは 0.5 ないし 2.5 重量%の共重合可能な
ジエン、たとえばブタジエン、ジメチルブタジエン、ペ
ンタジエン-(1,3)および特にイソプレンとのイソブテ
ン共重合体を包括する。ブチルゴムは、ほとんど排他的
にイソブテン/イソプレン共重合体として、低温におけ
るカチオン性溶液重合により大規模な工業的規模で製造
される。たとえばカーク-オットマー(Kirk-Othmer),
化学技術事典(Encyclopedia of Chemical Technolog
y),第 2 版,7 巻,688 ページ,インターサイエンス
出版(Interscience Publisher,New York-London-Sydn
ey)1965 およびウィナッカー-キュヒラー(Winnacker-
Kuechler),化学技術(Chemische Technologie),第
4 版,6 巻,550 − 555 ページ,カールハンザー出版
(CarlHanser Verlag,Munich-Vienna)1962 を参照さ
れたい。
【0018】好ましい水素化ニトリルゴムは、5 ないし
60 重量%の、好ましくは 10 ないし 50 重量%の共重
合したアクリロニトリルの含有量を有するブタジエン/
アクリロニトリル共重合体を基剤とするものである。こ
の関連で“水素化”の語は、水素化され得る C=C 二
重結合の 90 ないし 99 %、好ましくは 95 ないし98.5
%、特に 96 ないし 98.5 %が水素化されていること
を意味する。水素化度は IR 分光法で測定することが
できる。
【0019】ニトリルゴムの水素化は公知である。US
-PS 3 700 637、DE-OS25 39 132、30 46 008、30
46 251、32 27 650 および 33 29974、EP-A111 41
2、ならびに FR-PS2 540 503。水素化ニトリルゴム
は、その比較的高い酸化に対する抵抗性によって特に顕
著である。
【0020】本発明記載の方法に適したゴムは一般に 1
0 ないし 150、好ましくは 25 ないし 80(ML 1+4/
100℃)のムーニー粘性(DIN 53 523)を有する。
【0021】好ましいチウラム促進剤には、たとえば上
記のそのアルキル基が一般に1ないし 4 個の、好まし
くは1または 2 個の炭素原子を有するが、置換基は環
状脂肪族、芳香族または芳香脂肪族のものであってもよ
いテトラアルキルチウラム一硫化物および多硫化物が含
まれる。
【0022】これも本発明に従って使用し得る好ましい
チアゾール促進剤には、特に2-メルカプトベンゾチアゾ
ール、二硫化ジベンゾチアジル、ベンゾチアジル-2-シ
クロヘキシルスルフェナミド(CBS)、ベンゾチアジ
ル-2-第 3 ブチルスルフェナミド(TBBS)、N-モ
ルホリノチオ-2-ベンゾチアゾール(MBS)、ベンゾ
チアジル-2-ジイソプロピルスルフェナミド(DIB
S)、ベンゾチアジル-2-第 3 アミルスルフェナミド
(AMZ)、ベンゾチアジルジシクロヘキシルスルフェ
ナミド(DCBS)およびモルホリノチオカルボニルス
ルフェノモルホリド(OTOS)が含まれる。
【0023】その塩を本発明に従って加硫助触媒として
使用する好ましいジおよびトリカルボン酸の部分エステ
ル(ジカルボン酸エステルの場合には半エステル;トリ
カルボン酸エステルの場合にはジエステル)には、脂肪
族 C4-C10-ジカルボン酸(好ましくはアジピン酸、特
にコハク酸、グルタル酸)、環状脂肪族 C8-C12-ジカ
ルボン酸(好ましくはテトラヒドロフタル酸、ヘキサヒ
ドロフタル酸)、脂肪族 C6-C12-トリカルボン酸(好
ましくはクエン酸)、ならびに C8-C14-ベンゼンジお
よびトリカルボン酸(好ましくはフタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、トリメシン酸、トリメリト酸)と
1-C18、好ましくは C4-C18-アルコールとのエステ
ル化生成物が含まれる。これらのアルコール成分には脂
肪族、環状脂肪族、芳香脂肪族または芳香族のものが可
能であり;(環状)オレフィン性 C=C 二重結合およ
びハロゲン置換基、たとえば塩素置換基を含有していて
もよく、直鎖であっても枝分かれがあってもよい。好ま
しいアルコール成分にはメタノール、イソプロパノー
ル、n-、イソ- および第 3 ブタノール、ヘキサノー
ル、オクタノール、デカノール、ドデカノール、ステア
リルアルコール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコ
ールおよびフェノールが含まれる。コハク酸モノオクチ
ルエステルおよびグルタル酸モノブチルエステルが特に
好ましい。
【0024】本発明に従って使用する部分エステルの塩
のカチオンは、好ましくはアルカリ金属およびアルカリ
土類金属、ならびに亜鉛から誘導されたものであり、亜
鉛塩が特に好ましい。
【0025】加硫補助剤および必要ならば活性剤、充填
剤たとえばカーボンブラック、可塑剤、耐老化剤および
/または加工助剤を通常の量、加硫の前にゴムに添加す
ることができる。
【0026】最も重要な無機活性剤は金属酸化物、特に
酸化亜鉛である。酸化マグネシウムまたは水酸化カルシ
ウムも個々の場合に使用することができる。
【0027】使用する加工助剤には、たとえば脂肪酸た
とえばステアリン酸が可能である。各成分の混合は通常
の混合装置中で実施することができる。
【0028】使用する混合装置は好ましくはゴム工業で
通常使用されるもの、たとえば、一般には1ないし 100
0/秒の、好ましくは1ないし 200/秒の剪断速度で作
動する混練機、ローラー、内部混合機および混合押出し
機である。
【0029】加硫は 100 ないし 200℃ の、好ましくは
130 ないし 180℃ の温度で、任意に 10 ないし 200
バールの加圧下で実施することができる。
【0030】一般には熱処理なしでも優れた加硫性が得
られるが、熱処理によりしばしばさらに改良することが
できる。
【0031】本発明に従って得られる加硫物は移送ベル
トまたは歯付きベルト用の優れた材料であり、そのため
にはその高い回復能力が大きな利点である。これらはま
た、すべての種類のシール材料としても優れた性質を有
しており、とりわけ管の内層または外層用に使用するこ
とができる。これらはまた、織物のゴム化用に、空洞の
内張り用に、ならびに電線用の絶縁材料および鞘材とし
て使用することもできる。本件加硫系は摩擦内張りの製
造用に使用することもできる。
【0032】
【実施例】以下の実施例に使用したゴムは 33.7 重量%
のアクリロニトリル含有量、最初に存在した C=C 二
重結合を基準にして 96.4 %の水素化度、および 67
(ML 1+4)/100℃ のムーニー粘性を有する水素化
アクリロニトリル/ブタジエン共重合体(バイエル社の
テルバン(Therban)1707 SR)である。
【0033】100 部のゴムを実験室用混練機中、50℃
で0.5 分間練砕(masticate)し、ついで 0.51 部の硫
黄、1部のステアリン酸、2 部の酸化亜鉛、1部のオク
チル化ジフェニルアミン(バイエル社のブルカノックス
(Vulkanox)OCDR)、0.4部のメチルメルカプトベン
ズイミダゾール亜鉛(バイエル社のブルカノックス Z
MB2R)、45 部のカーボンブラック(デグッサ/ウェ
スリング(Degussa/Wessling)のコラックス(Corax)
N550)および種々の量(表1を参照)のコハク酸オク
チル半エステルの亜鉛塩を添加し、この混合物を均一に
なるまで(4.5 分間)混練した。
【0034】ゴム塊をローラー上で約 100℃ に冷却し
たのち、2 部の二硫化テトラメチルチウラム(バイエル
社のブルカチットチウラム(Vulkacit Thiuram)CR
と 0.5 部のベンゾチアジル-2-シクロヘキシルスルフ
ェナミド(バイエル社のブルカチット CZR)とよりな
る促進剤系を添加した。
【0035】得られた混合物の性質は以下に列記してあ
る: テルバン 1707 S 100 100 100 硫黄 0.51 0.51 0.51 ブルカノックス OCD 1 1 1 ブルカノックス ZMB2 0.4 0.4 0.4 カーボンブラック N 550 45 45 45 酸化亜鉛 5 5 5 ステアリン酸 0.5 0.5 0.5 ブルカチット チウラム C 2 2 2 ブルカチット CZ 0.5 0.5 0.5 コハク酸オクチル半エステル亜鉛 − 1.5 3 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ムーニー粘性 ML 1+4/120℃ 78 76 76 130℃ におけるムーニースコーチ(分) 18.5 18.6 17.3 ブルカメーメーター 160℃ t10(分) 4.5 4.8 4.8 t80(分) 7.9 8.2 9.0 Fmin(N) 2.1 2.1 2.0 Fmax(N) 58.4 58.6 57.6 加硫 30 分/160℃(S2 棒状体, DIN 53502 + 53504) 引っ張り強度(MPa) 29.7 29.8 30.1 破断時伸長度(%) 490 480 480 引っ張り強度 S100 3.8 4.2 4.3 ショア硬度 72 72 73 C.S.*,プロベック.II 70 時/100℃(%) 59.2 47.2 44.4 C.S.*,プロベック.I 70 時/100℃(%) 熱処理 6 時/150℃ 44.8 30.3 25.2 熱空気老化(10 日/150℃)後の相対伸長度(%) 41 54 52 * 圧縮硬化 本発明の特徴及び態様は以下のとおりである。
【0036】1.いずれの場合にも加硫すべきゴムを基
準にして 0.2 ないし1重量%の硫黄、1ないし 3.5 重
量%のチウラム促進剤、任意に 2 重量%以内のチアゾ
ール促進剤、および 0.1 ないし 8 重量%のジおよび/
またはトリカルボン酸の部分エステルの塩を含有する、
低い C=C 二重結合含有量を有するゴムに基礎を置く
加硫可能なゴム組成物。
【0037】2.上記の部分エステルのアルコール成分
が1ないし 18 個の炭素原子を含有するものであること
を特徴とする実施態様項1記載のゴム組成物。
【0038】3.上記の部分エステルのアルコール成分
が 4 ないし 18 個の炭素原子を含有するものであるこ
とを特徴とする実施態様項1記載のゴム組成物。
【0039】4.上記の部分エステルの酸成分が脂肪族
の C4-C10-ジカルボン酸から選択したものであること
を特徴とする実施態様項1記載のゴム組成物。
【0040】5.上記の部分エステルの酸成分が脂肪族
の C8-C14-ベンゼンジおよびトリカルボン酸から選択
したものであることを特徴とする実施態様項1記載のゴ
ム組成物。
【0041】6.上記の部分エステルの酸成分が環状脂
肪族ジカルボン酸から選択したものであることを特徴と
する実施態様項1記載のゴム組成物。
【0042】7.ジおよび/またはトリカルボン酸の部
分エステルの亜鉛塩を使用することを特徴とする実施態
様項1記載のゴム組成物。
【0043】8.上記の各成分を混合することよりなる
実施態様項1ないし7記載のゴム組成物の製造方法。
【0044】9.実施態様項1ないし7記載のゴム塊の
加硫物製造用の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08K 5/47 C08K 5/47 // C08L 21:00 (56)参考文献 特開 平2−248442(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 21/00 C08J 3/24 C08K 3/06 C08K 5/10 C08K 5/40 C08K 5/47

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 いずれの場合にも加硫すべきゴムを基準
    にして 0.2 ないし1重量%の硫黄、1ないし 3.5 重量
    %のチウラム促進剤、任意に 2 重量%以内のチアゾー
    ル促進剤、および 0.1 ないし 8 重量%のジおよび/ま
    たはトリカルボン酸の部分エステルの塩を含有する、
    ないし35のヨウ素価を有するゴム基剤とする加硫可
    能なゴム組成物。
  2. 【請求項2】 ジおよび/またはトリカルボン酸の部分
    エステルの亜鉛塩を使用することを特徴とする請求項1
    記載のゴム組成物。
  3. 【請求項3】 上記の各成分を混合することよりなる請
    求項1または2記載のゴム組成物の製造方法。
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