JP3150571B2 - 二重系切替方式 - Google Patents

二重系切替方式

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JP3150571B2
JP3150571B2 JP13025195A JP13025195A JP3150571B2 JP 3150571 B2 JP3150571 B2 JP 3150571B2 JP 13025195 A JP13025195 A JP 13025195A JP 13025195 A JP13025195 A JP 13025195A JP 3150571 B2 JP3150571 B2 JP 3150571B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は複数の中央処理装置の
一方を運用系とし、他方を待機系として使用する制御装
置の二重系切替方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は例えば特開平1−116801
号公報に示された従来の二重系切替方式を示すブロック
図である。この図12において、1は制御装置のA系の
中央処理装置部(以下、CPU部と称する)、2はB系
のCPU部、3はA系およびB系のCPU部1,2から
アクセスされる入出力部、4はA系およびB系の管理を
行う二重系切替指令部、5はA系のCPU部1と入出力
部3とを接続するバスドライバ、6はA系のCPU部1
と入出力部3とを接続するバスレシーバ、7はB系のC
PU部1と入出力部3とを接続するバスドライバ、8は
B系のCPU部1と入出力部3とを接続するバスレシー
バ、9は入力カード、10は出力カード、11は二重系
切替指令部4からA系およびB系のCPU部1,2に対
し運用系あるいは待機系のいずれかを指定する信号、1
2は二重系切替指令部4からバスレシーバ6,8に対し
運用系あるいは待機系の切替信号、13はA系のCPU
カード、14はB系のCPUカード、15は入出力部3
のバス、16はA系のCPU部1の自己診断結果を示す
故障状態信号、17はB結果のCPU部2の自己診断結
果を示す故障状態信号である。
【0003】次に、上記従来装置の動作について説明す
る。A系およびB系のCPU部1,2は同一機能を有
し、系としては対等であり、二重化されて待機冗長系を
構成しており、いずれかの系が運用系となり、他系が待
機系となる。運用か待機かの指示は二重系切替指令部4
からの信号11によって行われる。A系のCPU部1は
二重系切替指令部4からの信号11により自系が運用系
であることを知り運用系としての演算を行う。このと
き、同時に二重系切替指令部4からバスレシーバ6に運
用系指令信号が伝送され、CPU部1はバスドライバ5
およびバスレシーバ6を介して入出力部3と接続され
る。また、二重系切替指令部4からはCPU部2および
バスレシーバ8に待機系指令信号が伝送される。これに
より、CPU部2は待機系としての演算処理を行い、バ
スレシーバ8は待機系指令信号により入出力部3への入
出力バス15へのアクセスを禁止される。
【0004】上記バスレシーバ6,8は同一機能を有す
るものであり、それらのバスレシーバ6,8のブロック
図を図13に示す。図13において、22は16〜20
本の信号ラインからなるアドレスバス、23は16本の
信号ラインから双方向性のデータバス、24は数本の信
号ラインからなるコントロールバスである。アドレスバ
ス22にはバッファ18aおよび3ステートバッファ1
9aが接続され、コントロールバス24にはバッファ1
8bおよび3ステートバッファ19bが接続され、双方
向性のデータバス23の一方23aにはバッファ18c
および3ステートバッファ19cが接続され、当該デー
タバス23の他方23bにはバッファ18dおよび3ス
テートバッファ19dが接続されている。20はバッフ
ァ18aと3ステートバッファ19aとの間においてア
ドレスバス22に接続されたアドレスデコーダ、21は
アドレスデコーダ20に接続された自己診断用レジスタ
であって、これには双方向性のデータバス23a,23
bそれぞれがバッファ18eおよびバッファ18fを介
して接続されているとともに、コントロールバス24が
リード信号線24aおよびライト信号線24bを介して
接続されている。
【0005】次に、二重系切替指令信号により、入出力
部3の入出力バス15と切り離された待機系のバスレシ
ーバ8の動作について説明する。CPU部2から自己診
断用レジスタ21にデータがコントロールバス24のラ
イト信号線24bを経てライトされた後に、続けて同一
アドレスのデータがコントロールバス24のリード信号
線24aを経てリードされる。この処理により待機系の
CPU部2は、常時、バスドライバ7からバスレシーバ
8の3ステートバッファ19a〜19dの手前までをア
クセスし、CPU部2から出力したデータと、このデー
タが一度自己診断用レジスタ21に格納された後に次の
処理でリードバックされたデータとを比較することによ
り、待機系の健全性をチェックする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の二重切替方
式は以上のように自己診断用レジスタ21がバッファ1
8aと3ステートバッファ19aとの間においてアドレ
スバス22に接続されており、CPU部2がバスドライ
バ7からバスレシーバ8の3ステートバッファ19a〜
19dの手前までをアクセスして待機系の健全性をチェ
ックするように構成されているので、CPU部2を待機
系から運用系とし、CPU部1を運用系から待機系に切
り替えた場合において、CPU部2の3ステートバッフ
ァ19a〜19dの異常が初めて判明するという問題点
があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、バスレシーバの3ステートバ
ッファの健全性を事前に確認して高信頼性の二重系切替
方式を実現すること第1の目的とし、3ステートバッフ
ァの故障が発生しても誤出力、誤入力のない高信頼性の
二重系切替方式を実現することを第2の目的とする。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【課題を解決するための手段】 請求項の発明は、一方
が運用系で他方が待機系として動作する中央処理装置部
と、それらの両方に共用され信号の入出力を行う入出力
部と、この入出力部と両系の中央処理装置部とを接続す
るバスドライバ部およびバスレシーバ部と、バスレシー
バ部の3ステートバッファ部の健全性確認手段とを備
え、健全性確認手段を、バスレシーバ部の入出力バスの
コマンド信号とデータ信号とを接続するためのバッファ
と、中央処理装置部より出力したコマンド信号を読み出
し照合する手段とで構成したことを特徴としている。
【0014】請求項の発明は、一方が運用系で他方が
待機系として動作する中央処理装置部と、それらの両方
に共用され信号の入出力を行う入出力部と、この入出力
部と両系の中央処理装置部とを接続するバスドライバ部
およびバスレシーバ部と、バスレシーバ部の3ステート
バッファ部の健全性確認手段とを備え、健全性確認手段
を、出力カード上に設けられた2組の出力データ用レジ
スタと、これらの出力データ用レジスタの内容が一致し
たときのみ出力動作を行う手段とで構成したことを特徴
としている。
【0015】請求項の発明は、一方が運用系で他方が
待機系として動作する中央処理装置部と、それらの両方
に共用され信号の入出力を行う入出力部と、この入出力
部と両系の中央処理装置部とを接続するバスドライバ部
およびバスレシーバ部と、バスレシーバ部の3ステート
バッファ部の健全性確認手段とを備え、健全性確認手段
を、出力カード上に設けられた2組の出力データ用レジ
スタと、一方の出力データ用レジスタには出力データが
他方の出力データ用レジスタには出力データのビット反
転値が書き込まれたときのみ出力動作を行う手段とで構
成したことを特徴としている。
【0016】請求項の発明は、一方が運用系で他方が
待機系として動作する中央処理装置部と、それらの両方
に共用され信号の入出力を行う入出力部と、この入出力
部と両系の中央処理装置部とを接続するバスドライバ部
およびバスレシーバ部と、バスレシーバ部の3ステート
バッファ部の健全性確認手段とを備え、健全性確認手段
を、入力カード上に設けられた2組の入力データ用レジ
スタと、これらの入力データ用レジスタの内容が一致し
たときのみ入力動作を行う手段とで構成したことを特徴
としている。
【0017】請求項の発明は、一方が運用系で他方が
待機系として動作する中央処理装置部と、それらの両方
に共用され信号の入出力を行う入出力部と、この入出力
部と両系の中央処理装置部とを接続するバスドライバ部
およびバスレシーバ部と、バスレシーバ部の3ステート
バッファ部の健全性確認手段とを備え、健全性確認手段
を、入力カード上に設けられた2組の入力データ用レジ
スタと、一方の入力データ用レジスタには入力データが
他方の入力データ用レジスタには入力データのビット反
転値が書き込まれたときのみ入力動作を行う手段とで構
成したことを特徴としている。
【0018】
【0019】請求項の発明は、一方が運用系で他方が
待機系として動作する中央処理装置部と、それらの両方
に共用され信号の入出力を行う入出力部と、この入出力
部と両系の中央処理装置部とを接続するバスドライバ部
およびバスレシーバ部と、バスレシーバ部の3ステート
バッファ部の健全性確認手段とを備え、健全性確認手段
を、出力カード上に設けられた2組のアドレス信号パリ
ティ用レジスタと、これらのアドレス信号パリティ用レ
ジスタに同一データが2度書き込まれアドレス信号パリ
ティ用レジスタの内容が一致したときのみ出力動作を行
う手段とで構成したことを特徴としている。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【作用】 請求項の発明によれば、待機系の中央処理装
置の3ステートバッファへのリード動作とともに、バス
レシーバ部の入出力バスのコマンド信号とデータ信号
と、バッファからリードバックした信号とを直接的に比
較照合することにより、3ステートバッファの健全性の
確認を短時間に行える。
【0026】請求項の発明によれば、出力カード上の
出力データ用レジスタの内容が一致したときのみ出力動
作を行うことにより、3ステートバッファ不良による誤
出力を防止する。
【0027】請求項の発明によれば、一方の出力デー
タ用レジスタに出力データが書き込まれ、他方の出力デ
ータ用レジスタに出力データのビット反転値が書き込ま
れたときのみ出力動作を行うことにより、3ステートバ
ッファ不良による誤出力を防止する。
【0028】請求項の発明によれば、入力カード上の
2組の入力データ用レジスタの内容が一致したときのみ
入力動作を行うことにより、3ステートバッファ不良に
よる誤入力を防止する。
【0029】請求項の発明によれば、一方の入力デー
タ用レジスタに入力データが書き込まれ、他方の入力デ
ータ用レジスタには入力データのビット反転値が書き込
まれたときのみ入力動作を行うことにより、3ステート
バッファ不良による誤入力を防止する。
【0030】
【0031】請求項の発明によれば、出力カード上の
2組のアドレス信号パリティ用レジスタに2度書き込ま
れたデータの内容が一致したときのみ出力動作を行うこ
とにより、3ステートバッファ不良による誤出力防止す
る。
【0032】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図面とともに前
記従来例と同一部分に同一符号を付して説明する。 実施例1.図1は実施例1を示す構成図である。この図
1において、アドレスデコーダ20は3ステートバッフ
ァ19aと入出力バス15との間でアドレスバス22に
接続されている。このアドレスデコーダ20に接続され
た自己診断用レジスタ21には、コントロールバス24
が3ステートバッファ19bと入出力バス15との間で
リード信号線24aおよびライト信号線24bを介して
接続されているとともに、データバス23が一方のデー
タバス23aと他方のデータバス23bの分岐点と入出
力バス15との間でバッファ18e,18fを介して接
続されている。また、3ステートバッファ19a〜19
dの切り替えは二重系切替信号と第2アドレスデコーダ
20bからの選択信号とを論理和する論理和素子26か
らの出力信号により行われる。具体的には、アドレスデ
コーダ20bが二重切替信号のレベルと同一の「H」ま
たは「L」のレベルの信号を出力したときに、NORゲ
ートまたはORゲートなどの論理和素子26が3ステー
トバッファ19a〜19dのゲートを閉じた状態からゲ
ートを開いた状態に切り替えられる。
【0033】次に、実施例1の動作について説明する。
待機系のCPU部2がアドレスデコーダ20により決定
される自己診断用レジスタ21に対し任意データをライ
トした後、同一アドレスをリードする。この処理によ
り、CPU部2が、当該CPU部2に実装された比較照
合用ソフトウエアにより、自己診断用レジスタ21にラ
イトされたデータと、そのデータが自己診断用レジスタ
21に一度格納された後に次の処理でリードバックされ
たデータとを比較照合することにより、待機系のバスレ
シーバ8の健全性の確認を行う。したがって、この実施
例1によれば、待機系のバスレシーバ8の3ステートバ
ッファ19a〜19dも動作させるため、3ステートバ
ッファ19a〜19dを含めたバスレシーバ8健全性を
確認することができる。
【0034】実施例2.上記実施例1では自己診断用レ
ジスタ21をバスレシーバ6,8上に実装した場合につ
いて述べたが、図2に示すように、バスレシーバ6,8
上にバッファ診断部25を設ける一方、自己診断用レジ
スタ27を入力カード9もしくは出力カード10上に設
けることにより、バスレシーバ6,8上の3ステートバ
ッファ19a〜19dだけでなく入力カード9もしくは
出力カード10上の3ステートバッファ28a,28b
の健全性の確認が可能となる。つまり、この実施例2に
よれば、待機系のCPU部2が、入力カード9もしくは
出力カード10上の自己診断用レジスタ27に対応した
アドレスに対しライトしたデータと、リードバックによ
り得られたデータとを比較照合することで、待機系のバ
スレシーバ8の3ステートバッファ19a〜19dのみ
ならず、入力カード9もしくは出力カード10の3ステ
ートバッファ28a,28bの健全性も確認することが
できる。なお、3ステートバッファ28a,28bはC
PU部2によって入力カード9もしくは出力カード10
が選択されたとき、および自己診断用レジスタ27が選
択されたときのみ、そのゲートを開いた非3ステート状
態となる。
【0035】実施例3.上記実施例1では自己診断用レ
ジスタ21をバスレシーバ6,8上に実装した場合につ
いて述べたが、図3に示すように、バッファ18aと3
ステートバッファ19aとの間でアドレスバス22に接
続されたアドレスデコーダ20bをコントロールバス2
4のバッファ18bと3ステートバッファ19bとの間
にリード信号線24cからのリード信号でリード動作さ
せる一方、入出力バス15のアドレス信号とデータ信号
とを接続する3ステートバッファ29aを設け、この3
ステートバッファ29aをアドレスデコーダ20bから
論理和素子26に出力される信号で非3ステート状態と
することにより、CPU部2から出力されたアドレス信
号がデータ信号にてリードバック可能となる。すなわ
ち、CPU部2が3ステートバッファ29aに対応した
アドレスに対しリード動作を実行することにより、その
リード動作によって得られたデータ値と3ステートバッ
ファ29aに対応したアドレスデータとを比較照合する
ことで、待機系のバスレシーバ8の健全性を確認するこ
とができる。したがって、この実施例3によれば、CP
U部2からのライト動作は不要となり、リード動作のみ
で健全性が確認できるため、処理の簡素化、高速化、な
らびに誤書き込みを低減できる。
【0036】実施例4.上記実施例3では入出力バス1
5のアドレス信号をリードバックするバッファ29aを
設けた場合について述べたが、図4に示すように、入出
力バス15のコントロールバス24とデータバス23と
を接続する3ステートバッファ29bを設け、この3ス
テートバッファ29bとアドレスデコーダ20bとの共
同で、CPU部2が3ステートバッファ29bにリード
動作を行い、そのリード動作により得られたデータと、
対応するコントロール信号のリードバック値とを比較照
合することにより、待機系のバスレシーバ8の健全性を
確認できる。したがって、この実施例4によれば、CP
U部2からのライト動作は不要となり、リード動作のみ
で健全性が確認できるため、処理の簡素化、高速化を図
れる一方、コントロールバス24を構成する信号線の数
が数本であることから、3ステートバッファを16〜2
0本の信号線を必要とするアドレスバス22、または1
6本の信号線を必要とするデータバス23に設ける場合
に比べて、付設する3ステートバッファICの数量を低
減することができる。
【0037】実施例5.上記実施例1では自己診断用レ
ジスタ21をバスレシーバ6,8上に実装した場合につ
いて述べたが、図5に示すように、バスレシーバ6,8
上にバッファ診断部25、このバッファ診断部25と入
出力バス15側のアドレス信号とを接続するためのバッ
ファ27、バッファ診断部25と入出力バス15側のコ
マンド信号とを接続するためのバッファ28を設け、バ
ッファ診断部25よりアドレス信号、コマンド信号、デ
ータ信号を3ステートバッファ19a〜19dにより入
出力バス15上に出力した後にバッファ27,28,1
9dによりリードバックし、バッファ診断部25で比較
照合し、3ステートバッファ19a〜19dの健全性の
確認を行う。したがって、この実施例5によれば、待機
系のCPU部2は入力カード9に対する入力動作のみを
行うとともに、バスレシーバ8に対しアドレス信号、コ
マンド信号(リード信号)を出力し、バッファ診断部2
5はCPU部2から出力された上記アドレス信号、コマ
ンド信号と、バッファ27,28,19dからリードバ
ックした信号とを直接的に比較照合することで、3ステ
ートバッファ19a〜19dの健全性の確認を行うの
で、数十ナノ秒程度の極めて短時間に健全性の確認を行
うことができ、結果として、入出力バス15側の動作へ
の影響が皆無となる。
【0038】実施例6.上記実施例2では入力カード9
または出力カード10に自己診断用レジスタ27を設け
た場合について述べたが、図6に示すように、出力カー
ド10に、バッファ30a、2組の出力データ用レジス
タ29,30、一致検出部30bを設け、CPU部2が
両方の出力データ用レジスタ29,30に同一データが
ライトされたときのみ、出力カード10側で出力動作を
行うことにより、3ステートバッファ19a〜19dの
瞬時不良による誤出力を防止することができる。したが
って、この実施例6の構成よれば、バッファICが万一
故障しても、誤データが出力されないため、信頼性の高
い二重系切替方式が実現できる。
【0039】実施例7.上記実施例6では2組の出力デ
ータ用レジスタ29,30に同一データがライトされた
ときのみ出力カード10側で出力動作を行う場合につい
て述べたが、図7に示すように、出力カード10の出力
データ用レジスタ30を一致検出部30bにインバータ
30cを介して接続し、一方の出力データ用レジスタ2
9には出力データがライトされ、他方の出力データ用レ
ジスタ30には一方の出力データ用レジスタ29と同一
の出力データがライトされ、この他方の出力データ用レ
ジスタ30から出力されたデータがインバータ30cで
ビット反転し、そのビット反転データが一致検出された
ときのみ、出力カード10側で出力動作を行うことによ
り、3ステートバッファ19a〜19dの不良による誤
出力を防止することができる。したがって、この実施例
7によれば、バッファICの出力が「L」、「H」に固
定されてしまうような故障に対しても誤データが出力さ
れないため、信頼性の高い二重系切替方式が実現でき
る。
【0040】実施例8.上記実施例6では出力カード1
0に出力データ用レジスタ29,30を2組設けて誤出
力を防止する場合について述べたが、図8に示すよう
に、入力カード9に2組の入力データ用レジスタ31,
32、バッファ32aを設け、CPU部2が両方の入力
データ用レジスタ31,32に対しリード動作を行い、
両方の入力データ用レジスタ31,32のデータが一致
したときのみ、入力動作を行うことにより、3ステート
バッファ19a〜19dの瞬時不良による誤出力を防止
することができる。したがって、この実施例8によれ
ば、待機系のCPU部2が2組の入力データ用レジスタ
31,32に対し入力動作を行って得られたデータを比
較照合した結果、一致すれば、3ステートバッファ19
a〜19dが健全であることを確認できるので、バッフ
ァICが万一故障しても、誤データが入力されないた
め、信頼性の高い二重系切替方式が実現できる。
【0041】実施例9.上記実施例8では入力カード9
に入力データ用レジスタ31,32を2組設け、両方の
入力データ用レジスタ31,32のデータが一致したと
きのみCPU部2側で入力動作を行う場合について述べ
たが、図9に示すように、入力カード9の入力データ用
レジスタ32をバッファ32aにインバータ32bを介
して接続し、一方の入力データ用レジスタ31に入力デ
ータがセットされ、他方の入力データ用レジスタ32に
入力データのビット反転データがセットされるようにし
ておき、CPUカード側で両方の入力データ用レジスタ
31,32をリードした後に比較照合し、正しくビット
反転されていることが確認できたときのみ入力動作を行
うことにより、3ステートバッファ19a〜19dの不
良による誤入力を防止することができる。この構成よれ
ば、バッファICの出力が「L」、「H」に固定されて
しまうような故障に対しても誤データが入力されないた
め、信頼性の高い二重系切替方式が実現できる。
【0042】実施例10.上記実施例6では出力カード
10に出力データ用レジスタ29,30を2組設けて誤
出力を防止する場合について述べたが、図10に示すよ
うに、出力カード10にパリティ生成部30d、2組の
出力データパリティ用レジスタ33,34、バッファ3
0eを付設し、CPU部2が出力カード10上の出力デ
ータ用レジスタ29に同一データを2度ライトしたと
き、それぞれのデータに対するパリティ信号が出力デー
タパリティ用レジスタ33,34に保存され、出力カー
ド10側で2組の出力データパリティ用レジスタ33,
34の内容が一致したときのみ出力動作を行うことによ
り、3ステートバッファ19a〜19dの瞬時不良によ
誤出力を防止することができる。したがって、この実施
例10の構成によれば、CPU部2が出力カード10に
書き込んだデータを保存し、その保存されたデータと出
力カード10に再度書き込んだデータとが一致したとの
み、出力カード10が出力動作を行うので、3ステート
バッファICが万一故障しても、誤データが出力されな
いため、信頼性の高い二重系切替方式が実現できる。ま
た、この構成によれば、パリティ信号のレジスタ分のみ
2組設けるため、実施例6と比較して少量のロジックI
Cにより構成することができる。
【0043】実施例11.上記実施例10では出力デー
タパリティ用レジスタ33,34を2組設けた場合につ
いて述べたが、図11に示すように、出力カード10に
アドレス信号用バッファ30f、アドレス信号用パリテ
ィ生成部30g、2組のアドレス信号用パリティレジス
タ35,36を付設し、CPU部2が出力カード10上
の出力データ用レジスタ29に同一データを2度ライト
したとき、それぞれのライト動作時のアドレス信号に対
するパリティ信号がアドレス信号用パリティレジスタ3
5,36に格納させ、出力カード10側で2組のアドレ
ス信号用パリティレジスタ35,36の内容が一致した
ときのみ出力動作を行うことにより、3ステートバッフ
ァ19a〜19dの瞬時不良によ誤出力を防止すること
ができる。したがって、この実施例11によれば、バッ
ファICが万一故障しても、誤データが出力されないた
め、信頼性の高い二重系切替方式が実現できる。
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【発明の効果】 この発明によれば次のような効果があ
る。 請求項によれば、待機系の中央処理装置の3ステ
ートバッファへのリード動作とともに、バスレシーバ部
の入出力バスのコマンド信号とデータ信号と、バッファ
からリードバックした信号とを直接的に比較照合するよ
うにしたから、3ステートバッファの健全性の確認を短
時間に行うことができる。
【0050】請求項によれば、出力カード上の出力デ
ータ用レジスタの内容が一致したときのみ出力動作を行
うようにしたから、3ステートバッファ不良による誤出
力を防止し、品質信頼性を向上することができる。
【0051】請求項によれば、一方の出力データ用レ
ジスタに出力データが書き込まれ、他方の出力データ用
レジスタに出力データのビット反転値が書き込まれたと
きのみ出力動作を行うようにしたから、3ステートバッ
ファ不良による誤出力を防止することができる。
【0052】請求項によれば、入力カード上の2組の
入力データ用レジスタの内容が一致したときのみ入力動
作を行うようにしたから、3ステートバッファ不良によ
る誤入力を防止することができる。
【0053】請求項によれば、一方の入力データ用レ
ジスタに入力データが書き込まれ、他方の入力データ用
レジスタには入力データのビット反転値が書き込まれた
ときのみ入力動作を行うようにしたから、3ステートバ
ッファ不良による誤入力を防止することができる。
【0054】
【0055】請求項によれば、出力カード上の2組の
アドレス信号パリティ用レジスタに2度書き込まれたデ
ータの内容が一致したときのみ出力動作を行うようにし
たから、3ステートバッファ不良による誤出力防止す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示すブロック図であ
る。
【図2】 この発明の実施例2を示すブロック図であ
る。
【図3】 この発明の実施例3を示すブロック図であ
る。
【図4】 この発明の実施例4を示すブロック図であ
る。
【図5】 この発明の実施例5を示すブロック図であ
る。
【図6】 この発明の実施例6を示すブロック図であ
る。
【図7】 この発明の実施例7を示すブロック図であ
る。
【図8】 この発明の実施例8を示すブロック図であ
る。
【図9】 この発明の実施例9を示すブロック図であ
る。
【図10】 この発明の実施例10を示すブロック図で
ある。
【図11】 この発明の実施例11を示すブロック図で
ある。
【図12】 従来の二重系切替方式を示すブロック図で
ある。
【図13】 従来のバスレシーバを示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
6,8 バスレシーバ、9 入力カード、10 出力カ
ード、19a〜19d,29a,29b 3ステートバ
ッファ、19d,27、28 バッファ、20,20b
アドレスデコーダ、21 診断用レジシスタ、25
バッファ診断部、26 論理和素子、29,30 出力
データ用レジシスタ、30b 一致検出部、30c,3
2b インバータ、31,32 入力データ用レジシス
タ、30d,30g パリティ生成部、33,34 出
力データパリティ用レジシスタ、35,36 アドレス
信号パリティ用レジシスタ。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方が運用系で他方が待機系として動作
    する中央処理装置部と、それらの両方に共用され信号の
    入出力を行う入出力部と、この入出力部と両系の中央処
    理装置部とを接続するバスドライバ部およびバスレシー
    バ部と、バスレシーバ部の3ステートバッファ部の健全
    性確認手段とを備え、健全性確認手段を、バスレシーバ
    部の入出力バスのコマンド信号とデータ信号とを接続す
    るためのバッファと、中央処理装置部より出力したコマ
    ンド信号を読み出し照合する手段とで構成したことを特
    徴とする二重系切替方式。
  2. 【請求項2】 一方が運用系で他方が待機系として動作
    する中央処理装置部と、それらの両方に共用され信号の
    入出力を行う入出力部と、この入出力部と両系の中央処
    理装置部とを接続するバスドライバ部およびバスレシー
    バ部と、バスレシーバ部の3ステートバッファ部の健全
    性確認手段とを備え、健全性確認手段を、出力カード上
    に設けられた2組の出力データ用レジスタと、これらの
    出力データ用レジスタの内容が一致したときのみ出力動
    作を行う手段とで構成したことを特徴とする二重系切替
    方式。
  3. 【請求項3】 一方が運用系で他方が待機系として動作
    する中央処理装置部と、それらの両方に共用され信号の
    入出力を行う入出力部と、この入出力部と両系の中央処
    理装置部とを接続するバスドライバ部およびバスレシー
    バ部と、バスレシーバ部の3ステートバッファ部の健全
    性確認手段とを備え、健全性確認手段を、出力カード上
    に設けられた2組の出力データ用レジスタと、一方の出
    力データ用レジスタには出力データが他方の出力データ
    用レジスタには出力データのビット反転値が書き込まれ
    たときのみ出力動作を行う手段とで構成したことを特徴
    とする二重系切替方式。
  4. 【請求項4】 一方が運用系で他方が待機系として動作
    する中央処理装置部と、それらの両方に共用され信号の
    入出力を行う入出力部と、この入出力部と両系の中央処
    理装置部とを接続するバスドライバ部およびバスレシー
    バ部と、バスレシーバ部の3ステートバッファ部の健全
    性確認手段とを備え、健全性確認手段を、入力カード上
    に設けられた2組の入力データ用レジスタと、これらの
    入力データ用レジスタの内容が一致したときのみ入力動
    作を行う手段とで構成したことを特徴とする二重系切替
    方式。
  5. 【請求項5】 一方が運用系で他方が待機系として動作
    する中央処理装置部と、それらの両方に共用され信号の
    入出力を行う入出力部と、この入出力部と両系の中央処
    理装置部とを接続するバスドライバ部およびバスレシー
    バ部と、バスレシーバ部の3ステートバッファ部の健全
    性確認手段とを備え、健全性確認手段を、入力カード上
    に設けられた2組の入力データ用レジスタと、一方の入
    力データ用レジスタには入力データが他方の入力データ
    用レジスタには入力データのビット反転値が書き込まれ
    たときのみ入力動作を行う手段とで構成したことを特徴
    とする二重系切替方式。
  6. 【請求項6】 一方が運用系で他方が待機系として動作
    する中央処理装置部と、それらの両方に共用され信号の
    入出力を行う入出力部と、この入出力部と両系の中央処
    理装置部とを接続するバスドライバ部およびバスレシー
    バ部と、バスレシーバ部の3ステートバッファ部の健全
    性確認手段とを備え、健全性確認手段を、出力カード上
    に設けられた2組のアドレス信号パリティ用レジスタ
    と、これらのアドレス信号パリティ用レジスタに同一デ
    ータが2度書き込まれアドレス信号パリティ用レジスタ
    の内容が一致したときのみ出力動作を行う手段とで構成
    したことを特徴とする二重系切替方式。
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