JP3150486B2 - 電気温水器 - Google Patents

電気温水器

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JP3150486B2 JP10653393A JP10653393A JP3150486B2 JP 3150486 B2 JP3150486 B2 JP 3150486B2 JP 10653393 A JP10653393 A JP 10653393A JP 10653393 A JP10653393 A JP 10653393A JP 3150486 B2 JP3150486 B2 JP 3150486B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般住宅などに備えられ
る貯湯式電気温水器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般住宅などに設置される電気温水器と
しては、給水口が底部にまた出湯口が上部に設けられた
貯湯タンクと、このタンクの底部に装着された電気ヒー
タ等を備え、貯湯タンク内に貯溜した水をヒータにより
加熱し、この加熱による水の対流によって、タンク内の
全体の水を沸き上げ温度まで上昇させる構造のものが一
般的である。そして、上述の沸き上げ動作は、通常、深
夜電気料金の時間帯(午後11〜午前7時)において行
われるように構成されている。
【0003】また、このような深夜電力を利用した電気
温水器においては、電気料金の節約を目的として、沸き
上げ温度を湯の使用状態に応じて適宜に変更するといっ
た制御が行われており、その制御方法としては、例え
ば、次に示す〜の動作のシステムが構築されてい
る。
【0004】初日は沸き上げ温度を85℃に設定する。
残湯量が50リットル以下である場合、次の日に沸き上
げ温度を5℃上げる。残湯量が 100リットル以上の日
が連続して5日間続いた場合、次の日は沸き上げ温度を
5℃下げる。
【0005】残湯量が 150リットル以上の日が連続し
て5日間続いた場合、次の日は沸き上げ温度を10℃下げ
る。残湯量が50〜 100リットルの日が連続して5日間
続いた場合には沸き上げ温度の変更は行わない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した節
約運転システムによれば、例えば残湯量が常に 150リッ
トル以上となる日が長期に渡って連続したときには、冬
期になっても沸き上げ温度は下がり続けたままで、冬期
に必要な温度にまで沸き上がった湯が得られずに湯量不
足が発生するといった不都合がある。
【0007】本発明はこのような点を解消すべくなされ
たもので、季節に関わらずに湯量不足が発生することの
ない電気料金の節約機能を備えた電気温水器の提供を所
期の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの構成を、実施例に対応する図1を参照しつつ説明す
ると、本発明の電気温水器は、給水口1aが底部に、出
湯口1bが上部に設けられた貯湯タンク1と、この貯湯
タンク内の下部に配置された電気ヒータ2と、貯湯タン
ク1に配置された残湯量検出センサTH1,TH2,TH3 と、当
該貯湯タンク1の給水温度を検出する温度センサ(制御
用センサ)THc と 、それらのセンサ出力に基づいて電
気ヒータ2の駆動制御を行う沸き上げ動作制御部3を備
えている。そして、その制御部3には、残湯量検出セン
サTH1,TH2,TH3 の出力に基づく残湯量が、規定量(例え
ば 100リットル)以上となる日が所定の期間(5日間)
連続したときには沸き上げ温度の設定値を一定値(5
℃)だけ下げる設定値変更手段3bと、この設定値変更
手段3bでの沸き上げ温度変更の下限値を規制する下限
値設定手段3cが設けられているとともに、その下限値
設定手段3cは、温度センサTHc の出力に基づく給水温
Tw 〔℃〕の変動に対応して、Tc =97−1.5・
Tw 〔℃〕の式に基づいて下限値Tc を算出し、沸き上
げ温度の変更値が下限値Tc 以下になるときには、その
下限値Tc を設定変更値となすように構成されているこ
とによって特徴づけられる。
【0009】
【作用】例えば、残湯量が規定量:100リットル以上とな
る日が連続して5日間以上続いて、沸き上げ温度の設定
値が下がり続けても、下限値設定手段3cによる下限値
以下になることはなく、しかも、その下限値は、冬期な
どの給水温度が低いときには高く設定されるので、真冬
であっても沸き上げ温度の設定値が湯不足となる低い温
度にまで下がることはない。
【0010】
【実施例】図1は本発明実施例の構成図である。貯湯タ
ンク1の底部には給水口1aが、また上部には出湯口1
bがそれぞれ設けられている。この貯湯タンク1の下部
には電気ヒータ2が装着されている。
【0011】さらに、貯湯タンク1には、その上部から
の貯湯残量を50リットル単位で、 150リットルまで検出
する残湯センサ(温度センサ)TH1,TH2,TH3 が配置され
ている。また、貯湯タンク1にはヒータ2の近傍位置に
制御用センサ(温度センサ)THc が配置されており、こ
れらのセンサTHc ,TH1〜TH3 の検出出力は、リモートコ
ントローラ(図示せず)の沸き上げ動作制御部3および
残湯量表示制御部(図示せず)等に入力される。
【0012】その沸き上げ動作制御部3の演算制御手段
3aは、通常の沸き上げ動作を制御するもので、リモー
トコントローラの操作により設定された沸き上げ温度設
定値を記憶し、その設定値と制御用センサTHc による給
水温度検出値などに基づいてピークシフトを計算して、
その演算結果に基づいて電気ヒータ2への通電開始・停
止を制御するように構成されている。
【0013】さて、沸き上げ動作制御部3には、先の演
算制御手段3aに加えて設定値変更手段3bおよび下限
値設定手段3cが設けられている。設定値変更手段3b
は、残湯センサTH1,TH2,TH3 による残湯量検出値に基づ
いて演算制御手段3aの沸き上げ温度設定値を次に列記
する動作で変更する。
【0014】(a) 残湯量が50リットル以下のときは、次
の日に沸き上げ温度を5℃上げる。 (b) 残湯量が 100リットル以上の日が連続して5日間続
いた場合、次の日は沸き上げ温度を5℃下げる。
【0015】(c) 残湯量が50〜 100リットルの日が連続
して5日間続いた場合には沸き上げ温度は変更しない。
また、下限値設定手段3cは、設定値変更手段3bが、
上記の(b) の動作で沸き上げ温度を変更している際に、
その温度変更の下限値を規制する。
【0016】すなわち、下限値設定手段3cは、制御用
センサTHc の出力に基づいて給水温度を決定し、その水
温Tw 〔℃〕を用いて下限値(Tc )を、 Tc =(97− 1.5・Tw )〔℃〕 ・・・・(1) の式に基づいて算出し、この演算で得られた値Tc でも
って、沸き上げ設定温度の変更を行う際の下限値を設定
値変更手段3bに設定する。そして、その設定によって
設定値変更手段3bは、上記(b) の動作で沸き上げ温度
の変更値が下限値Tc 以下になるときには、その下限値
Tc を沸き上げ温度低下の最低値とする。なお、以上の
下限値Tc の演算は、制御用センサTHc の出力基づい
たリアルタイムで計算してゆくのではなく、例えば過去
2日間の給水温度検出値から最低水温を決定して、その
水温を代表値として用いて順次計算してゆく。
【0017】ここで、沸き上げ温度設定の下限値Tc を
具体的に説明すると、年間の給水温度が、例えば図2の
グラフに示すように変化する場合、真夏(水温が25℃)
では下限値Tc は60℃となるが、真冬(水温5℃)では
89℃となる。従って、冬期において残湯量が 100リット
ル以上の日が5日連続しても、沸き上げ温度は初日の設
定値85℃以下になることがなく、これにより湯量不足が
発生といった不都合がなくなる。
【0018】また、以上の本発明実施例において、沸き
上げ温度の設定値変更の際の制御動作として、先に従来
の技術の項で述べた、残湯量が 150リットル以上の日
が連続して5日間続いた場合、次の日は沸き上げ温度を
10℃下げる、といった制御を採用していないのは、10℃
単位で大幅に設定値を変更すると、第1段階目の変更
(85℃→75℃)で、四季の大半において下限値以下とな
ってしまい、本来の電気料金節約機能を充分には達成で
きなくなることによる。
【0019】なお、以上の実施例の(b) の制御動作にお
いて、基準とする残湯量および沸き上げ温度の下げ幅な
どは上記した値に限定されず、温水器を設置する各地の
気象条件(水道水の水温)などに応じて適宜に選定す
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
残湯量が規定量以上の日が所定期間連続したときに、沸
き上げ温度の設定値を下げてゆく際に、その沸き上げ温
度低下の最低レベルを下限値でもって規制するととも
に、その下限値を、貯湯タンクの給水温度Tw 〔℃〕の
変動に対応して、Tc =97−1.5・Tw 〔℃〕の式
に基づいて下限値Tc を算出し、沸き上げ温度の変更値
が下限値Tc 以下になるときには、その下限値Tc を設
定変更値となすので、例えば真冬であっても沸き上げ温
度の設定値が、湯不足となる低い温度にまで下がること
がなくなる。その結果、季節に関わらずに湯量不足が発
生することのない電気料金の節約機能の実現化を達成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の構成図
【図2】沸き上げ設定温度の下限値Tc の給水温度に対
する変化を示すグラフ
【符号の説明】
1・・・・貯湯タンク 1a・・・・給水口 1b・・・・出湯口 2・・・・電気ヒータ 3・・・・沸き上げ動作制御部 3a・・・・演算制御手段 3b・・・・設定値変更手段 3c・・・・下限値設定手段 TH1,TH2,TH3 ・・・・残湯センサ THc ・・・・制御用センサ(温度センサ)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水口が底部に、出湯口が上部に設けら
    れた貯湯タンクと、この貯湯タンク内の下部に配置され
    た電気ヒータと、上記タンクに配置された残湯量検出セ
    ンサと、当該貯湯タンクの給水温度を検出する温度セン
    サと、それらのセンサ出力に基づいて上記電気ヒータの
    駆動制御を行う沸き上げ動作制御部を備え、その制御部
    には、上記残湯量検出センサの出力に基づく残湯量が、
    規定量以上となる日が所定の期間連続したときには沸き
    上げ温度の設定値を一定値だけ下げる設定値変更手段
    と、この設定値変更手段での上記沸き上げ温度変更の下
    限値を規制する下限値設定手段が設けられているととも
    に、その下限値設定手段は、上記温度センサの出力に基
    づく給水温度Tw 〔℃〕の変動に対応して、Tc =97
    −1.5・Tw 〔℃〕の式に基づいて下限値Tc を算出
    し、沸き上げ温度の変更値が下限値Tc 以下になるとき
    には、その下限値Tc を設定変更値となすよう構成され
    てなる電気温水器。
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