JP3150305U - リングスリーブ - Google Patents
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Abstract
Description
上記特許文献1に示されるリングスリーブ(結線スリーブとも称されている)は、導電性材料で中空筒状に形成されている電線端末室を備えている。この電線端末室の一端は、複数の電線端末を挿入する為に開放されており、その開口部の周縁はラッパ状に拡開されている。
一方、電線端末室の他端は、複数の電線端末を突出させる為に開放されている。
その他端の開口部は、電線端末室の外周と同径に細く構成してある。
以上のように構成されたリングスリーブは、複数の電線端末を挿入する為の一端側の開口部をラッパ状に拡開させてあるので、複数の電線端末をリングスリーブに挿入する場合、容易に電線端末の差込作業をすることができる。
さらに、リングスリーブにおける他端側の開口部は、電線端末室の外周と同径に細く構成してあるので、上記のように複数の電線端末の結線後、絶縁処理の為にリングスリーブを軟質絶縁キャップ内部に挿入する場合、挿入作業を比較的容易にすることができる。
さらに、このような面倒な作業を天井裏のような薄暗い場所で作業する場合、確認に手間がかかって作業の能率を下げる問題点があった。
しかし、そのように構成すると、複数の電線端末を結線後、リングスリーブを軟質絶縁キャップ内部に挿入する場合、電線端末の先端側に位置するラッパ状の開口部における角張った外周縁が、絶縁キャップ内に形成された抜止凸部(突起とも称されている)に突き当たり、外周縁が抜止凸部の斜面に食い込んで、リングスリーブを絶縁キャップ内の深部(内方穴とも称されている)まで挿入できない問題が生じる。よって、リングスリーブにおける他端側の細径の開口部を、一端側と同様にラッパ状に開拡させることはできなかった。
他の目的は、複数の電線端末を結線した後、リングスリーブを軟質絶縁キャップ内部に挿入する場合、その挿入作業を容易にすることができるリングスリーブを提供しようとするものである。
他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
このことは、作業現場が天井裏のような薄暗い場所であっても、作業者は、リングスリーブ1の向きを確認する手間なく、挿入作業を容易に、かつ迅速にすることができる作業上の効果がある。
上記のようにして複数の電線15を結線した後、リングスリーブ1を軟質絶縁キャップ20内部に挿入する場合、リングスリーブ1における両端の開口部5,9のどちらが電線15の先端16a側に位置した状態であっても、
上記丸味を付された開口部は、抜止凸部24の斜面25に当接しながらスムーズに進入し、抜止凸部24を押し広げながら軟質絶縁キャップの深部23へ向けて滑り込む特長がある。しかも、進入過程においてリングスリーブ1は、丸味を付けた開口部の外周に先導されて絶縁キャップ20の内周面21bに対して、スムーズに進入し、リングスリーブ1の軟質絶縁キャップ20内部への挿入作業を容易にできる効果がある。
軟質絶縁キャップ20の深部(内包部)23に挿入されたリングスリーブ1を、検査者が抜出して結線状態を検査する場合でも、絶縁キャップの開口部22側に位置するリングスリーブ1の開口部は、軟質絶縁キャップの周壁21内面21bに形成された抜止凸部24を押し広げてスムーズに抜き取ることができ、抜出作業も容易にする作業上の効果もある。
図1乃至図4において、1は複数の電線を接続する為のリングスリーブを示す。リングスリーブ1の全体形状は鼓形にしてある。リングスリーブ1において、2は、周知のように複数の電線端末16を位置させる為の導電性材料で中空筒状に形成されている電線端末室を示す。
図1に示されるように、上記電線端末室2の一端は、電線端末16を挿入する為に開放されており、他端は、電線端末16を突出させる為に開放されている。3は電線端末室2の周壁、3bは内周面を示す。
なお、上記拡開させた部分の外周7全周に付される丸味の形状は、図1〜3に示されるように先端を折り返した形状に形成してもよいが、軟質絶縁キャップ20の内周面21bに対する滑動をスムーズにできるようなものであればよく、図4に示されるように周囲の尖部分を磨いて、丸味を付した状態にしてもよい。
10は複数の電線端末16の先端部16aを電線端末室2に向けて誘導する為の案内面を示す。
まず、両端の開口部5、9をラッパ状に拡開させる手段としては、通常行われる加工手段を用いればよく、例えば、中空筒状に形成したリングスリーブの両端の開口部に対して、所定形状の突起物、例えば先端が先細で、後方が開口部5、9の内径より大きい円錐状工具を両側から差し込んで開口部を押し広げるように変形加工するとよい。
次に、ラッパ状に拡開させた後、その外周7全周に丸味を付す手段としては、通常ばり取りの為に行われるのような周知の手段でもって、開口部の外周を削って丸味を付すようにすればよい。
20は周知の絶縁処理の為の軟質絶縁キャップを示す。軟質絶縁キャップ20において、21は周壁、21bはその内周面、22はリングスリーブ1を挿入させる為の開口部、23はリングスリーブ1を存置させる為の内包部(深部)を示す。
24は内包部23に挿入したリングスリーブの不用意な抜け脱を防止する為の抜止凸部で、周壁21の内周面21bから突出させて形成されている。25は図示のように、リングスリーブ1が内包部23に向けて容易に進入できるように緩やかな傾斜に形成された斜面。26は抜止凸部24における止段を示す。抜止凸部24は、周知のように、常態では、図3に示されるように、内包部23に挿入されたリングスリーブ1の開口部5に対して止段26を当接して不用意な抜け脱を防止する。さらに、リングスリーブ1を軟質絶縁キャップ20から抜き取る為に、矢印30方向に強い力で引いた場合は、抜止凸部24は弾力的に変形して、リングスリーブ1の入口22の方向への移動を許容するようにしてある。
リングスリーブ1の一端、例えば図1に示されるように、一端1a側の開口部5を複数の電線15の端末16に向けて挿入する。すると、複数の電線の端末16は、ラッパ状の開口部5の内壁(案内面)6に案内されて、細径の電線端末室2へ向けてするすると進入するので、容易に挿入作業を行うことができる。引き続き、通常行われるように、電線端末16の先端部16aをリングスリーブ1の他端1b側突出させる。
この挿入作業において、一端1a側の開口部5を電線端末16に向けて挿入させる作業を図示して説明したが、リングスリーブ1の他端1b側の開口部9を電線端末16に向けて挿入してもよい。前述したように、開口部9もラッパ状に拡開させて構成してあるので、この場合も同様に容易に挿入作業を行うことができる。
このように、リングスリーブ1は、両端の開口部5、9のどちら側から電線の端末16に向けて挿入しても、複数の電線の端末16を容易に挿入することができるので、作業者は、予めリングスリーブ1の向きを確認する手間なく、挿入作業を容易に、かつ迅速にすることができる作業上の効果がある。
なお、図2、3に示される13は、周知のように、電線端末室2内に複数の電線端末16を挿入させた後、電線端末室2を外側から圧迫して複数の電線端末を圧着接続させた時に形成された圧着痕を示す。
通常行われるように、リングスリーブ1を軟質絶縁キャップ20の開口部22から深部23に向けて(図2の矢印29方向へ)挿入させる。その挿入過程で、図2に示されるように、上記開口部5が抜止凸部24の斜面25に当ると、開口部5における丸味を付された外周7は、ソフトに抜止凸部24に当接しながらスムーズに進入し、抜止凸部24を押し広げながら、軟質絶縁キャップの深部23へ向けて滑り込む。しかも、進入過程においてリングスリーブ1は、開口部5の丸味を付けた外周7に先導されて絶縁キャップ20の内周面21bに対して、スムーズに進入し、リングスリーブ1の軟質絶縁キャップ20内部への挿入作業を容易にできる効果がある。
このことは、前述した電線端末16をリングスリーブ1に挿入する作業において、リングスリーブ1における開口部9を電線端末16に向けて挿入し、開口部9が電線15の先端側16aに位置した場合も同様に、リングスリーブ1の軟質絶縁キャップ20内部への挿入作業を容易にできる。
検査者がリングスリーブ1を図3における矢印30方向に引くと、絶縁キャップの開口部22側に位置するリングスリーブ1の開口部は、軟質絶縁キャップの周壁21内面21bに形成された抜止凸部24を押し広げて、リングスリーブ1を軟質絶縁キャップ20内からスムーズに抜き取ることができ、抜出作業も容易にする作業上の効果もある。
Claims (1)
- 導電性材料で中空筒状に形成されている電線端末室の一端は、電線端末を挿入する為に開放されており、他端は、電線端末を突出させる為に開放されているリングスリーブにおいて、
上記筒状の電線端末室の一端の開口部は、ラッパ状に拡開させると共に、
上記拡開させた部分の外周の全周には、軟質絶縁キャップの内周面に対する滑動をスムーズにする為の丸味が付されており、
上記筒状の電線端末室の他端の開口部もラッパ状に拡開させると共に、
上記拡開させた部分の外周の全周にも、軟質絶縁キャップの内周面に対する滑動をスムーズにする為の丸味が付されていることを特徴とするリングスリーブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009000939U JP3150305U (ja) | 2009-02-23 | 2009-02-23 | リングスリーブ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009000939U JP3150305U (ja) | 2009-02-23 | 2009-02-23 | リングスリーブ |
Publications (1)
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JP3150305U true JP3150305U (ja) | 2009-05-07 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009000939U Expired - Lifetime JP3150305U (ja) | 2009-02-23 | 2009-02-23 | リングスリーブ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3150305U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020184460A (ja) * | 2019-05-08 | 2020-11-12 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 端子、および端子付き電線 |
-
2009
- 2009-02-23 JP JP2009000939U patent/JP3150305U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020184460A (ja) * | 2019-05-08 | 2020-11-12 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 端子、および端子付き電線 |
JP7121913B2 (ja) | 2019-05-08 | 2022-08-19 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 端子、および端子付き電線 |
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