JP3150261B2 - 記録データ転送方法、記録装置及び記録システム - Google Patents

記録データ転送方法、記録装置及び記録システム

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JP3150261B2
JP3150261B2 JP28338594A JP28338594A JP3150261B2 JP 3150261 B2 JP3150261 B2 JP 3150261B2 JP 28338594 A JP28338594 A JP 28338594A JP 28338594 A JP28338594 A JP 28338594A JP 3150261 B2 JP3150261 B2 JP 3150261B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録データ転送方法、
記録装置及び記録システムに係り、特に複数の色を記録
する記録要素をノズルの配列方向に並べた縦並び記録ヘ
ッドを有する記録装置に対して好適な記録データ転送方
法、上記記録ヘッドを用いて記録する記録装置及び記録
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンやワープロ等のOA機器
が広く普及しており、これら機器で入力した情報をプリ
ントアウトする方法として、様々な記録方法や記録装置
が開発されてきている。上記プリントアウトする情報
は、OA機器の向上とともにカラー化が進んできてお
り、これに伴って安価なカラー記録装置や、或いは記録
ヘッドを交換することによってビジュアルなカラー記録
と、高速なBk記録を目的に応じて双方使いこなせるよ
うな記録装置が開発されてきている。
【0003】カラー記録を行う際のカラーデータの転送
方法について、記録ヘッドを走査しながら記録を行うシ
リアル記録装置を例にして説明する。記録ヘッドの主走
査方向(以後、ラスター方向と称す)に、1ラスター
毎、もしくは複数ラスターをまとめた1行単位で色毎の
画像情報が転送される。即ち、同一ラスター、もしくは
同一行のY、M、C、Bkの画像データが送受信され、
その後に次のラスター、もしくは行のY、M、C、Bk
の画像データが送受信される。
【0004】この時のデータの送受信仕様としては、最
も一般的な方式はセントロ仕様と呼ばれる方式でデータ
をパラレルに送受信する方式がある。現状ではホストか
ら記録装置側への一方向送受信方式であるが、双方向に
データを送受信できる双方向セントロ仕様が確立しつつ
ある。
【0005】一方、カラー記録などの複数色記録を行う
場合の記録手段の配置としては、各記録色をラスター方
向に並列に並べる横並びで記録を行う記録装置が一般的
ではある、横並び方式にあっては、記録装置のラスター
方向の大きさが大きくなってしまう問題や、記録ヘッド
の往路印字時と復路印字時で記録色の重なり順序が逆転
してしまって記録画像の色味がずれてしまう問題や、ま
た、記録方式がインクジェット記録方式である場合など
には、先に記録した記録液が定着する前に次に色の記録
液が着弾してきてしまうので、色毎の混色やにじみの発
生などの問題が発生してしまう場合がある。
【0006】この対策として、色毎の記録手段を副走査
方向(カラム方向)に縦に並べて記録する方式がある。
縦並び方式では、記録ヘッドの往路印字時と復路印字時
で記録液の重なり順序がかわることはないので、両方向
印字を行っても記録画像の色味がずれる問題は発生しな
い。このため、往路印字と復路印字で複雑な画像処理を
行うことなしに高速記録が実現でき、更に同一ラスター
に印字される異なる印字色のドットが記録されるまでの
時間が格段に延びるので、記録画像が高品位化する効果
も得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の縦並び
ヘッドにあっては画像データを展開したビットマップの
メモリーエリア(以後、プリントバッファーと称する)
が、横並びヘッドの場合と比べて格段に多くの領域を必
要としていた。縦並びヘッドの場合にプリントバッファ
ーエリアがどの程度必要であるかを、以下で図を用いて
詳細に説明する。
【0008】図1は、縦並びヘッドのプリントバッファ
ーエリアを説明する説明図である。ここでは、記録ヘッ
ド1708として、Y,M,Cの記録色を記録する記録
素子が各24素子、Bkの記録色を記録する記録素子が
64素子、各記録色間の色間に8素子(画素)相当分の
色間隙間がある場合について説明する。また、各色の記
録素子の並び順序は、主走査方向にY,M,C,Bkの
順序で並んでいる。
【0009】以上の記録ヘッド1708において、Yを
記録する記録素子が(n)ラスターから(n+23)ラ
スターの範囲の記録を行うときには、Mを記録する記録
素子は(n+32)ラスターから(n+55)ラスター
が記録範囲であり、Cを記録する記録素子は(n+6
4)ラスターから(n+87)ラスターが記録範囲であ
り、Bkを記録する記録素子は(n+96)ラスターか
ら(n+159)ラスターが記録範囲となる。
【0010】前記の通り、ホストなどの外部装置から記
録装置に転送されてくる記録画素データは、ラスター単
位もしくは行単位で各色のデータが送られてくるので、
少なくとも(n+159)ラスターまでのY,M,C,
Bkの記録データが転送され終えており、少なくともB
kの記録データが(n+159)ラスターまでプリント
バッファーに展開されるまでは記録動作に移行できな
い。この時、例えばY記録素子では、画像信号は(n)
ラスターから(n+23)ラスターのプリントバッファ
ーが展開完了していれば記録が行えるのに、(n+15
9)ラスターまでの記録情報を保持しておかねばなら
ず、図1に記すように160ラスター相当のメモリーを
必要とすることとなる。
【0011】ここで記録装置の記録解像度を360DP
I、記録画像をA4サイズとし、1ラスターの画素数を
2880画素とすると、160ラスターでは46080
0(=160ラスター*2880画素)ビットのメモリ
ー容量を必要とすることとなる。同様にM記録素子に於
いては368640ビット(=128ラスター*288
0画素)、C記録素子に於いては276480ビット
(=96ラスター*2880画素)、Bk記録素子に於
いては184320ビット(=64ラスター*2880
画素)、Y,M,C,Bkの総和で1290240ビッ
トのメモリーエリアを最低限必要とすることとなる。
【0012】一方、1記録走査中に参照しているプリン
トバッファーエリアとしては、Y,M,C記録素子が各
々69120ビット(=24ラスター*2880画
素)、Bk記録素子が184320ビット(=64ラス
ター*2880画素)、Y,M,C,Bkの総和で39
1680ビットであり、上記最低限必要な129024
0ビットの半分以下であることがわかる。
【0013】以上のように、縦並びヘッドを用いた従来
の記録装置では、大容量のプリントバッファ(メモリ)
が必要となり、コストが増大していた。さらには、ホス
トからの記録データ転送の開始から記録開始までの時間
が増大するので、記録に要する時間も増大してしまう。
【0014】本発明は、上記課題を解決するため、複数
の色を記録するための複数の記録素子を所定方向にオフ
セットして配置した記録ヘッドを用いた場合の消費メモ
リー効率を改善することが可能な記録データ転送方法、
記録装置及び記録システムを提供することを目的とす
る。
【0015】また、本発明は、縦並びヘッドを用いた場
合の記録時間を短縮することが可能な記録データ転送方
法、記録装置及び記録システムを提供することを他の目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、 複数の色を記録するための複数の記録
素子を所定方向にオフセットして配置した記録ヘッドを
有する記録装置に、記録データを転送する記録データ転
送方法において、前記複数の色のある色に対する複数の
記録素子を基準とした前記複数の色の他の色に対する複
数の記録素子の前記所定方向のオフセット量を取得する
取得工程と、前記複数の色のある色に対応する記録デー
タと、前記取得したオフセット量に基づいて前記所定方
向にオフセットした前記複数の色の他の色に対応する記
録データを前記記録装置に転送する転送工程とを有する
ことを特徴とする。また、本発明は、 複数の色を記録
するための複数の記録素子を所定方向にオフセットして
配置した記録ヘッドを有する記録装置に、記録データを
転送する記録データ転送方法において、前記複数の色の
ある色に対する複数の記録素子に対応した記録データを
前記記録装置に転送する第1転送工程と、前記第1転送
工程で転送される記録データが対応する前記複数の記録
素子を基準とする前記複数の色の他の色に対する複数の
記録素子の所定方向のオフセット量に基づいて、前記複
数の色の他の色に対応する記録データを前記所定方向に
オフセットして前記記録装置に転送する第2転送工程と
を有することを特徴とする。
【0017】さらに、本発明は、複数の色を記録するた
めの複数の記録素子を所定方向にオフセットして配置し
た記録ヘッドを用いて記録する記録装置において、前記
複数の色のある色に対する複数の記録素子に対応する記
録データを、それぞれ各記録素子の数に対応した量だけ
格納可能な記憶手段と、前記複数の色のある色に対応す
る記録データと、前記複数の色のある色に対する複数の
記録素子を基準とした前記複数の色の他の色に対する複
数の記録素子の前記所定方向のオフセット量に基づいて
前記所定方向にオフセットされ、前記複数の色の他の色
に対応する記録データとを受信する受信手段とを有する
ことを特徴とする。また、本発明は、複数の色を記録す
るための複数の記録素子を所定方向にオフセットして配
置した記録ヘッドを用いて記録する記録装置において、
前記複数の色のある色に対する複数の記録素子に対応す
るオフセットされない記録データと、前記複数の色のあ
る色に対する複数の記録素子を基準とした前記複数の色
の他の色に対する複数の記録素子の前記所定方向のオフ
セット量に基づいて前記所定方向にオフセットされ、前
記複数の色の他の色に対応する記録データとを受信する
受信手段と、この受信手段によって受信した前記複数の
色のある色に対応するオフセットされない記録データ
と、前記複数の色の他の色に対応するオフセットされた
記録データとを格納する記憶手段とを有することを特徴
とする。
【0018】さらにまた、本発明は、複数の色を記録す
るための複数の記録素子を所定方向にオフセットして配
置した記録ヘッドを用いて記録する記録装置と、前記記
録装置に記録データを転送するホストコンピュータを有
する記録システムにおいて、前記ホストコンピュータ
は、前記複数の色のある色に対する複数の記録素子を基
準とした前記複数の色の他の色に対する複数の記録素子
の前記所定方向のオフセット量を取得する取得手段と、
前記複数の色のある色に対応する記録データと、前記取
得したオフセット量に基づいて前記所定方向にオフセッ
トした前記複数の色の他の色に対応する記録データを前
記記録装置に転送する転送手段とを有し、前記記録装置
は、前記転送手段によって転送された前記複数の色に対
応する記録データを受信する受信手段とを有することを
特徴とする。また、本発明は、複数の色を記録するため
の複数の記録素子を所定方向にオフセットして配置した
記録ヘッドを用いて記録する記録装置と、前記記録装置
に記録データを転送するホストコンピュータを有する記
録システムにおいて、前記ホストコンピュータは、前記
複数の色のある色に対する複数の記録素子に対応した記
録データを前記記録装置に転送すると共に、前記複数の
色のある色に対する複数の記録素子を基準とする前記複
数の色の他の色に対する複数の記録素子の所定方向のオ
フセット量に基づいて、前記複数の色の他の色に対応す
る記録データを前記所定方向にオフセットして前記記録
装置に転送する転送手段を有し、前記記録装置は、前記
転送手段によって転送された前記複数の色に対応する記
録データを受信する受信手段とを有することを特徴とす
る。
【0019】
【作用】上記構成によれば、前記所定方向のオフセット
量に基づいてオフセットされた記録データが転送される
ので、記録装置の記憶手段の記憶容量を削減することが
できる。
【0020】また、異なる色の記録素子を副走査方向に
配した縦並びヘッドを用いた場合、双方向印字を行う際
の色の重なり順序が変化せず、上乗せ或いは隣接する記
録画素が記録されるまでの時間を格段に遅延できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して具体的に説明する。
【0022】(実施例1)図2は本発明を適用可能なイ
ンクジェット記録装置(IJRA)を示す斜視図であ
る。
【0023】図において、駆動モータ5013の正逆回
転に連動して駆動力伝達ギア5011,5009を介し
て回転するリードスクリュー5005の螺旋溝5004
に対して係合するキャリッジHCはピン(図示しない)
を有し、矢印a,b方向に往復移動される。このキャリ
ッジHCには、インクジェットカートリッジIJCが搭
載されている。5002は紙押え板であり、キャリッジ
移動方向にわたって紙をプラテン5000に対して押圧
する。5007,5008はフォトカプラで、キャリッ
ジのレバー5006のこの域での存在を確認して、モー
タ5013の回転方向切り換え等を行うためのホームポ
ジション検知手段として機能する。5016は記録ヘッ
ドの全面をキャップするキャップ部材5022を指示す
る部材、5015はこのキャップ内を吸引する吸引手段
でキャップ内開口5023を介して記録ヘッドの吸引回
復を行う。5017はクリーニングブレードで、部材5
019により前後方向に移動可能となる。5018は本
体支持板で、上記5017,5019を支持する。50
12は、吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キ
ャリッジと係合するカム5020の移動に伴って移動
し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切り換え等の公
知の伝達手段で移動制御される。
【0024】これらのキャッピング,クリーニング,吸
引回復は、キャッリジがホームポジション側領域にきた
ときにリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望動作を行うように構成され
ていればよい。
【0025】図3は、図2に示したインクジェット記録
装置の制御構成を説明するブロック図である。
【0026】図において、1700は記録信号を入力す
るインタフェース、1701はMPU、1702は前記
MPU1701が実行する制御プログラムやホスト印刷
情報等を格納するROM、1703はDRAMで、各種
データ(上記記録信号やヘッドに供給される記録データ
等)を保存しておく。1704は記録ヘッド1708に
対する出力データの供給制御を行うゲートアレイで、イ
ンタフェース1700,MPU1701,DRAM17
03間のデータの転送制御も行う。1710は前記記録
ヘッド1708を搬送するためのキャリアモータ、17
09は記録用紙搬送のための搬送モータ、1705は前
記記録ヘッドを駆動するヘッドドライバ、1706は前
記搬送モータ1709を駆動するモータドライバ、17
07は前記キャリアモータ1710を駆動するモータド
ライバである。
【0027】このように構成された上記記録装置におい
て、インタフェース1700を介して後述するホストコ
ンピュータ300より入力情報が入力されると、ゲート
アレイ1704とMPU1701との間で入力情報がプ
リント用の出力情報に変換される。そして、モータドラ
イバ1706,1707が駆動されるとともに、ヘッド
ドライバ1705に送られた出力情報に従って記録ヘッ
ドが駆動され印字が実行される。
【0028】本実施例で用いる記録ヘッドは、Y,M,
Cの記録色を記録する記録素子各24素子、Bkの記録
色を記録する記録素子64素子を、1チップに構成した
記録ヘッドであり、各記録色間の色間に8素子(画素)
相当分の色間隙間がある。図4はこの記録ヘッド170
8を図示した説明図であり、図4(a)に示すように、
上からY,M,C,Bkの順にノズルn1〜n160が
形成されている。また図4(b)は上記構成の記録ヘッ
ドのチップを説明する図であり、図中上からY,M,
C,Bkの記録素子としての発熱体Hが配され、各色毎
の記録素子のグループ間に8画素(ノズル間隔)相当分
の隙間が構成されている。この隙間は本発明上必ずしも
必要なものではないが、上記記録ヘッドのチップ上に色
毎のインク室を構成していく上で、色間隙間はあった方
が構成が容易であるので設けている。
【0029】尚、本実施例では各色毎のインク室や各ノ
ズル、インク注入路などは型成型によるモールド部材で
構成し、モールド成型された部材を上記記録ヘッドチッ
プに不図示のバネで押しつけ、バネを含めて封止材で封
止することにより構成する。ドライフィルムで上記イン
ク室やノズルを構成する手段であっても、その他の方式
で構成する手段であっても本発明に適用可能であるの
で、詳細な説明は省略する。
【0030】上記構成のように、ノズルの並び方向に各
色のノズルを並べた、いわゆる縦並びヘッドを用いて記
録を行う場合、図1を用いて説明したように、プリント
バッファーが必要以上に浪費され、安価な記録装置が提
供できない弊害が懸念される。
【0031】即ち、図5に示すように、ホストコンピュ
ータ300から記録画像のデータが同一ラスター単位で
プリンタ150に転送されるので、図1を用いて説明し
たように、Bkが(n+96)ラスターから(n+15
9)ラスター部を印字している時に、Cは(n+64)
から(n+85)ラスターを、Mは(n+32)から
(n+55)ラスターを、Yは(n)から(n+23)
ラスターを、印字しなければならない。同時に印字に使
用しているラスターが136ラスター(64+24*
3)であるにも関わらず、400ラスター分のデータを
蓄積していなければならない。Cで見れば(n+86)
ラスターから(n+159)ラスターまでのデータ、M
で見れば(n+56)ラスターから(n+159)ラス
ターまでのデータ、Yで見れば(n+24)ラスターか
ら(n+159)ラスターまでのデータは、この印字領
域を印字中には不要なデータであることが分かる。
【0032】ここで、本実施例の記録装置の記録解像度
は360DPIで、記録画像はA4サイズであるので、
1ラスターの画素数は2880画素であり、上記不要蓄
積ラスター264ラスター(400ー136)は総計7
60320ビットとなり、極めて大きなメモリー効率を
ロスしていることとなる。
【0033】しかし、本実施例ではY,M,C,Bkの
画像データの転送にオフセットをかけて転送するので、
上記のようなメモリー効率のロスを低減できる。
【0034】具体的には、ホストコンピュータ300
は、図6に記すようにY画像の(n)ラスターを転送す
るときに、Mの(n+32)ラスター、Cの(n+6
4)ラスター、Bkの(n+96)ラスターを転送する
ように、つまりデータをオフセットしてプリンタ150
に転送(オフセット転送)する。ここで、nは−96以
上であり、転送ラスターが0未満、または最大ラスター
を越える場合はその色のデータを転送しない。
【0035】これにより、記録ヘッドの色ノズル配置に
応じたデータを転送できるので、記録画像のメモリー
は、図7に示すように、同時に印字しないラスターを蓄
積しておく必要がなくなり、大幅にメモリー効率を向上
できる。
【0036】勿論、同時に印字しているラスターの更に
数ラスター先まで必要に応じて画像データを読み込んで
おき、ビット展開を行っておいてもよいが、その様な場
合に於いても、一部の色の画像データのみを大幅に蓄積
して於かねばならない従来の方式と比べて、メモリの使
用効率が大幅に改善される。
【0037】また、外部装置からの画像データのオフセ
ット転送は、外部装置内のソフトウエア、特にプリンタ
ードライバーにより実現される。外部装置(ホストコン
ピュータ300)は図8に示すように、インターフェイ
ス301を通して記録装置とのデータの授受や、画像入
力装置との記録画像の授受を行う。インターフェイス3
01を介して入力されたデータは、制御部302により
操作される。記録装置(プリンタ150)への出力に際
しては、操作後の画像データは記録装置固有の、つま
り、記録装置に対応して設定されたプリンタードライバ
ー303によって、記録装置の仕様に応じた転送データ
に加工された後、インターフェイス301を介して、上
述のとおり、オフセットして記録装置に転送される。
【0038】記録装置の仕様に応じた転送データの加工
とは、例えば記録装置に応じた色補正や出力γ補正、2
値化処理、解像度変換、画像データの転送エンコード処
理などである。これらの処理後、データの記録装置への
オフセット転送などもプリンタードライバー303によ
り行われる。
【0039】上記ホストコンピュータ300による処理
を、図9のフローチャートを参照して説明する。
【0040】まず、ステップS1でプリンタドライバー
をセットし、ステップS2で記録装置に搭載された記録
ヘッドの各色のオフセット量を取得する。本実施例の場
合、Yを基準としてMが32、Cが64、Bkが96で
ある。ステップS3でデータの加工処理を行い、ステッ
プS4で取得したオフセット量に応じて加工したデータ
を記録装置に転送する。上記の処理を全データの転送が
終了するまで、繰返す(ステップS5)。
【0041】プリンタでは、転送されたデータが1回の
主走査に必要な量(本実施例では、24ラスター分)だ
けメモリに蓄積されると、主走査を行って1行の記録を
行う。なお、記録の開始時と、終了時では、オフセット
されたノズルの配置に応じて、本実施例ではBkから順
次記録が開始され、Bkから順次記録が終了する。
【0042】プリンタードライバーの向上により、記録
画像の向上や、記録画像の出力時間の短縮などが可能で
あるので、プリンタードライバーのバージョンアップは
日常的に行われいる。昨今の汎用OSの普及によりアプ
リケーションに拘束されることなくプリンタードライバ
ーを更新できる環境が整ったことで、プリンタードライ
バーへの期待が高まってきている。
【0043】本発明は、プリンタードライバーと記録装
置の仕様の中で、特に画像転送ラスター処理を記録ヘッ
ドの仕様に応じて最適化することで、記録装置のメモリ
ー効率を飛躍的に向上させることが可能となる。
【0044】尚、本実施例では色毎の画像データの転送
をラスター単位で説明したが、数ラスターをまとめた行
単位の転送を行う仕様であっても、転送行にオフセット
を持たせることで同様の効果が得られる。
【0045】また記録データの転送は、色毎のシリアル
転送であってもよく、また複数色の記録データをパラレ
ルに転送する仕様であっても良い。
【0046】以上のとおり、本実施例によれば、色毎の
転送ラスターにオフセットをかける転送ラスターオフセ
ット手段を有することにより、異なる色の記録素子を主
走査方向に配した縦並びヘッドを用いて、縦並びヘッド
の効果である双方向印字を行う際の色の重なり順序が変
化しない効果や、上乗せ或いは隣接する記録画素が記録
されるまでの時間を格段に遅延できる効果を供与しなが
ら、縦並びヘッドの欠点である使用メモリーの浪費を改
善して、高速且つ高画質記録が可能な記録データの転送
が可能となる。
【0047】(実施例2)次に、記録ヘッドに応じて記
録データの転送オフセットを最適化する記録データの転
送方法、及び該転送方法を用いた記録装置に関して説明
する。
【0048】前記実施例では、記録装置のメモリー効率
を向上させるために記録画像データの転送ラスターに色
毎に予め決められた固有のオフセット幅を持たせて転送
していたが、転送オフセット幅情報を記録装置から指定
する方式でも良い。
【0049】記録装置、特に熱転写方式や、ワイヤード
ット方式、インクジェット方式などの記録装置の性能
は、記録装置の主要構成要素である記録ヘッドの性能に
大きく影響されており、記録ヘッドはユーザにより交換
可能なリプレイサブル方式としていることも多い。即
ち、1つの記録装置に用途に応じて複数の種類の記録ヘ
ッドの中から選択して使用可能としておくことで、装置
自体を交換せずとも性能や特徴を異にした記録装置を使
用できることとなる。(一般的にはBk専用ヘッドと、
カラーヘッドなどの組み合わせであるが、組み合わせは
この限りではない。)また、記録ヘッドに新規の技術を
盛り込むことによって、記録装置を提供した時点よりも
性能向上した記録装置を提供できるよう、記録装置提供
後も記録ヘッドの性能向上に努めるが、上記記録画像デ
ータの転送方式が一義的に確定されている仕様である
と、複数種類の記録ヘッドを使いこなす上で少なからず
足かせとなり設計自由度を束縛されてしまうことが懸念
される。本実施例では記録装置側からホストなどの外部
装置側に記録画像データのラスターオフセット情報を転
送する仕様となっているので、上記問題は発生しない。
【0050】図10は上記転送情報の授受を行うことを
説明する説明図である。本実施例に於ける外部装置であ
るホスト3000は、記録装置1500に色間の副走査
方向オフセット幅情報の転送を求める信号を出し、記録
装置1500はこれに応答して色間の副走査方向オフセ
ット幅情報をホスト3000に転送する。ホスト300
0は該情報に従って、色毎に副走査方向にオフセットを
持たせて画像データの転送を行う。
【0051】図11は、上記ホスト(ホストコンピュー
ター)3000と記録装置(プリンタ)1500の構成
を示すブロック図である。なお、本発明の機能が実行さ
れるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器か
らなるシステムであっても、LAN等のネットワークを
介して処理が行われるシステムであっても本発明を適用
できる。
【0052】図において、3000はホストコンピュー
タで、ROM3のプログラム用ROMに記憶された文書
処理プログラム等に基づいて図形,イメージ,文字,表
(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するC
PU1を備え、システムデバイス4に接続される各デバ
イスをCPU1が総括的に制御する。
【0053】また、このROM3のプログラム用ROM
には、CPU1の制御プログラム等を記憶し、ROM3
のフォント用ROMには上記文書処理の際に使用するフ
ォントデ−タ等を記憶し、ROM3のデ−タ用ROMは
上記文書処理等を行う際に使用するを記憶する。2はR
AMで、CPU1の主メモリ,ワークエリア等として機
能する。5はキーボードコントローラ(KBC)で、キ
ーボード9や不図示のポインティングデバイスからのキ
ー入力を制御する。6はCRTコントローラ(CRT
C)で、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制
御する。7はディスクコントローラ(DKC)で、ブー
トプログラム,種々のアプリケーション,フォントデー
タ,ユーザファイル,編集ファイル等を記憶するハード
ディスク(HD)、フロッピーディスク(FD)等の外
部メモリ11とのアクセスを制御する。8はプリンタコ
ントローラ(PRTC)で、所定の双方向性インタフェ
ース(インタフェース)21を介してプリンタ1500
に接続されて、プリンタ1500との通信制御処理を実
行する。なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定さ
れた表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開
(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのWY
SIWYGを可能としている。また、CPU1は、CR
T10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマ
ンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種
々のデータ処理を実行する。
【0054】プリンタ1500において、12はプリン
タCPUで、ROM13のプログラム用ROMに記憶さ
れた制御プログラム等或いは外部メモリ14に記憶され
た制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続
される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御し、
印刷部インタフェース16を介して接続される印刷部
(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号
を出力する。また、このROM13のプログラムROM
には、CPU12の制御プログラム等を記憶する。RO
M13のフォント用ROMには上記出力情報を生成する
際に使用するフォントデ−タ等を記憶し、ROM13の
デ−タ用ROMにはハードディスク等の外部メモリ14
が無いプリンタの場合には、ホストコンピュ−タ上で利
用される情報等を記憶している。CPU12は入力部1
8を介してホストコンピュータとの通信処理が可能とな
っており、プリンタ内の情報等をホストコンピュータ3
000に通知可能に構成されている。19はCPU12
の主メモリ、ワークエリア等として機能するRAMで、
図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMに
よりメモリ容量を拡張することができるように構成され
ている。なお、RAM19は、出力情報展開領域、環境
データ格納領域、NVRAM等に用いられる。前述した
ハードディスク(HD)、ICカ−ド等の外部メモリ1
4は、ディスクコントローラ(DKC)20によりアク
セスを制御される。外部メモリ14は、オプションとし
て接続され、フォントデ−タ、エミュレ−ションプログ
ラム、フォ−ムデ−タ等を記憶する。また、18は前述
した操作パネルで操作のためのスイッチおよびLED表
示器等が配されている。
【0055】また、前述した外部メモリは1個に限ら
ず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオ
プションフォントカード,言語系の異なるプリンタ制御
言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数
接続できるように構成されていても良い。さらに、図示
しないNVRAMを有し、操作パネル1501からのプ
リンタモード設定情報を記憶するようにしても良い。
【0056】上記ホストコンピューター3000による
処理を、図12のフローチャートを参照して説明する。
【0057】まず、ステップS11でホスト3000の
プリンタドライバーはプリンタ1500にオフセットを
転送するようにリクエストを出し、S12でリクエスト
があるまでウエイトする。プリンタ1500は、ステッ
プS21でリクエストがあると、ステップS22で各色
のオフセット量をホスト3000に転送する。ホスト3
000は、これに応答して、ステップS13でオフセッ
ト量を受信する。なお、ステップS12でタイムアウト
すると、本実施例ではプリンタ1500が双方向インタ
ーフェースを有していないと判断して、オフセットなし
をデフォルトで設定する。
【0058】ステップS14でデータの加工処理を行
い、ステップS15で受信したオフセット量(先の実施
例と同様のヘッドをプリンタが搭載している場合、Yを
基準としてMが32、Cが64、Bkが96である。)
に応じて加工したデータを記録装置に転送する。上記の
処理を全データの転送が終了するまで、繰返す(ステッ
プS16)。
【0059】プリンタでは、ステップS31でホストか
らデータが転送されるまでウエイトし、ステップS32
で受信したデータの処理を行う。ステップS33で、転
送されたデータが1回の主走査に必要な量(先の実施例
と同様のヘッドでは、24ラスター分)だけメモリに蓄
積されると、主走査を行って1行の記録を行う。なお、
記録の開始時と、終了時では、オフセットされたノズル
の配置に応じて、本実施例ではBkから順次記録が開始
され、Bkから順次記録が終了する。
【0060】本実施例では、ホスト3000は記録装置
1500に対して、改ページの度にオフセット幅情報の
転送を求める信号を出す仕様となっているが、これは記
録装置の位置付けによって決まるものであって、例えば
ヘッドが交換される度に行う仕様であってもよく、また
行毎に行う仕様であってもよく、上記タイミングに本発
明が限定されるものではない。
【0061】また、ホストからの信号に応じて記録装置
が情報を返送する仕様以外に、必要に応じて記録装置が
ホストに情報を自発的に転送する仕様であっても良い。
【0062】オフセット情報は、記録ヘッドにメモリー
等を搭載し、このメモリー情報を読み出してオフセット
情報を得る方式であってもよく、また、端子のオープン
/クローズの情報や、端子間の抵抗値の情報として持つ
などの方式が可能である。
【0063】尚、従来パソコンとプリンターのインター
フェイスは、セントロニクスのパラレル仕様が最も一般
的である。セントロニクス仕様では信号はパソコン側か
らプリンター側への一方通行の信号仕様であったが、昨
今の双方向セントロニクス仕様の普及に従い、パソコン
の分野に於いてもホストと記録装置の間の通信は一般的
なものとなってきており、データの双方向転送の仕様な
どの詳細な説明は省略する。
【0064】記録装置からホストに対して画像情報の転
送ラスターのオフセット情報を指示するオフセット情報
転送手段以外の構成、及び作用効果は前記実施例と同様
であるので詳細な説明は省略する。
【0065】(実施例3)次に、記録ヘッドの色毎の記
録素子が、副走査方向のみならず主走査方向にもオフセ
ットしている場合の画像情報の実施例について説明す
る。
【0066】記録ヘッドの記録画素はその製造上の都合
から必ずしも1直線上に構成されているものばかりでは
ない。主走査方向に記録素子がオフセットされている場
合には、通常記録装置側で記録データに主走査方向にオ
フセットをかけて記録していたが、主走査方向オフセッ
トもかけた状態で記録データの転送を行う方式であって
も良い。
【0067】図13は上記主走査、副走査方向のオフセ
ット情報の授受を行うことを説明する説明図である。本
実施例に於ける外部装置であるホスト3000は、記録
装置1500に色間の主走査方向オフセット幅情報と色
間の副走査方向オフセット幅情報との転送情報を求める
信号を出し、記録装置は色間の主走査方向、副走査方向
オフセット幅情報をホストに転送する。ホストはこれら
の情報に従って、色毎に主走査方向、副走査方向にオフ
セットを持たせて画像データの転送を行う。
【0068】本実施例では、ホストは記録装置に対し
て、改ページの度に前記オフセット幅情報の転送を求め
る信号を出す仕様となっているが、これは記録装置の位
置付けによって決まるものであって、例えばヘッドが交
換される度に行う仕様であってもよく、また行毎に行う
仕様であってもよく、該タイミングに本発明が限定され
るものではない。
【0069】図14は、上記主走査、副走査方向にオフ
セットをかけてデータが転送された場合のメモリー状態
を説明する説明図である。記録ヘッドの色毎の副走査方
向へのオフセット状態は前記実施例同様であり、主走査
方向へのオフセット幅は図14に示すとおり、各色間に
mカラム(m解像度ドット相当分)のオフセットが開い
ている。
【0070】図中右方向に記録ヘッドが走査する場合を
想定すると、記録画像に最も早く到達するのはBk記録
素子であり、Bk記録素子に画像データが入力される入
力点では、Y,M,Cの記録素子は印字対象領域外に位
置しており対応した記録データは存在しないが、画素デ
ータ無しの記録情報を送る。よって、C画像であればm
カラム分の画像データがC記録素子が記録開始点に到達
する前に記録無しデータとして送信され、M画像であれ
ば2mカラム分の画像データがM記録素子が記録開始点
に到達する前に記録無しデータとして送信され、Y画像
であれば3mカラム分の画像データがY記録素子が記録
開始点に到達する前に記録無しデータとして送信され
る。
【0071】一方、記録終了点以降では、Bk画像はB
k記録素子が記録終了点を過ぎた後に3mカラム分の記
録データが記録無しデータとして送信され、C画像はC
記録素子が記録終了点を過ぎた後に2mカラム分の記録
データが記録無しデータとして送信され、M画像はM記
録素子が記録終了点を過ぎた後にmカラム分の記録デー
タが記録無しデータとして送信される。図14の網掛け
部のメモリーが実印字データとしてのメモリーであり、
網掛けでない部のメモリーがダミーデータ用のメモリー
である。
【0072】この場合には、印字に不必要なメモリー
が、12mカラム相当分必要になるが、mが十分小さい
場合にはプリンターの中でオフセットをかけながら印字
する仕様を追加するよりも実用上効果が大きい。
【0073】記録装置からホストに対して画像情報の副
走査方向のオフセット情報を指示する副走査方向オフセ
ット情報転送手段以外の構成、及び作用効果は前記実施
例と同様であるので詳細な説明は省略する。
【0074】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッドを用いた記録
装置において優れた効果をもたらすものである。
【0075】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一体一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成
長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書、同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、更に優れた記録を行うことが出
来る。
【0076】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0077】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0078】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0079】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0080】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、記録色や濃度を異にする複数のインク
に対応して2個以上の個数設けられるものであってもよ
い。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるかい
ずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色に
よるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備え
た装置にも本発明は極めて有効である。
【0081】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付加時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0082】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0083】
【発明の効果】上記構成によれば、前記所定方向のオフ
セット量に基づいてオフセットされた記録データが転送
されるので、記録装置の記憶手段の記憶容量を削減する
ことができる。
【0084】また、異なる色の記録素子を副走査方向に
配した縦並びヘッドを用いた場合、双方向印字を行う際
の色の重なり順序が変化せず、上乗せ或いは隣接する記
録画素が記録されるまでの時間を格段に遅延できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の記録ヘッドの配列と記録画像のメモリー
構成を説明する説明図である。
【図2】本発明に適用可能なインクジェット記録装置を
示す斜視図である。
【図3】本発明に適用可能な記録ヘッドのロジックを説
明するブロック図である。
【図4】本発明の実施例1の記録ヘッドを示す説明図で
ある。
【図5】従来の記録データ転送を説明するブロック図で
ある。
【図6】実施例1の記録データを色毎にオフセットして
するデータ転送を説明する説明図である。
【図7】実施例1の色毎オフセットを行った場合のメモ
リー構成を説明する説明図である。
【図8】実施例1のホストコンピュータの構成を説明す
るブロック図である。
【図9】実施例1の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図10】実施例2の記録データを色毎にオフセットし
てするデータ転送を説明する説明図である。
【図11】実施例2のホストコンピュータと記録装置の
構成を説明するブロック図である。
【図12】実施例2の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図13】実施例3の記録データを色毎にオフセットし
てするデータ転送を説明する説明図である。
【図14】実施例3の色毎オフセットを行った場合のメ
モリー構成を説明する説明図である。
【符号の説明】
150,1500 記録装置 300,3000 ホストコンピュータ 1708 記録ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兼松 大五郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 高橋 喜一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−146373(JP,A) 特開 平2−193216(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/21 B41J 5/30 B41J 2/525 G06F 3/12

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の色を記録するための複数の記録素
    子を所定方向にオフセットして配置した記録ヘッドを有
    する記録装置に、記録データを転送する記録データ転送
    方法において、 前記複数の色のある色に対する複数の記録素子を基準と
    した前記複数の色の他の色に対する複数の記録素子の前
    記所定方向のオフセット量を取得する取得工程と、 前記複数の色のある色に対応する記録データと、前記取
    得したオフセット量に基づいて前記所定方向にオフセッ
    トした前記複数の色の他の色に対応する記録データを前
    記記録装置に転送する転送工程とを有することを特徴と
    する記録データ転送方法。
  2. 【請求項2】 複数の色を記録するための複数の記録素
    子を所定方向にオフセットして配置した記録ヘッドを有
    する記録装置に、記録データを転送する記録データ転送
    方法において、 前記複数の色のある色に対する複数の記録素子に対応し
    た記録データを前記記録装置に転送する第1転送工程
    と、 前記第1転送工程で転送される記録データが対応する前
    記複数の記録素子を基準とする前記複数の色の他の色に
    対する複数の記録素子の所定方向のオフセット量に基づ
    いて、前記複数の色の他の色に対応する記録データを前
    記所定方向にオフセットして前記記録装置に転送する第
    2転送工程とを有することを特徴とする記録データ転送
    方法。
  3. 【請求項3】 前記所定方向は、副走査方向であること
    を特徴とする請求項1または2記載の記録データ転送方
    法。
  4. 【請求項4】 前記所定方向は、主走査方向であること
    を特徴とする請求項1または2記載の記録データ転送方
    法。
  5. 【請求項5】 前記取得工程は、前記記録装置に前記オ
    フセット量のリクエストを出し、前記記録装置から前記
    オフセット量を取得することを特徴とすることを特徴と
    する請求項1記載の記録データ転送方法。
  6. 【請求項6】 前記記録装置は、前記記録ヘッドを記録
    媒体上に対して主走査させて記録を行うことを特徴とし
    た請求項1乃至5のいずれかに記載の記録データ転送方
    法。
  7. 【請求項7】 前記記録装置の記録ヘッドは、熱エネル
    ギーを用いてインクを記録媒体に吐出することを特徴と
    した請求項1乃至6のいずれかに記載の記録データ転送
    方法。
  8. 【請求項8】 複数の色を記録するための複数の記録素
    子を所定方向にオフセットして配置した記録ヘッドを用
    いて記録する記録装置において、 前記複数の色のある色に対する複数の記録素子に対応す
    る記録データを、それぞれ各記録素子の数に対応した量
    だけ格納可能な記憶手段と、 前記複数の色のある色に対応する記録データと、前記複
    数の色のある色に対する複数の記録素子を基準とした前
    記複数の色の他の色に対する複数の記録素子の前記所定
    方向のオフセット量に基づいて前記所定方向にオフセッ
    トされ、前記複数の色の他の色に対応する記録データと
    を受信する受信手段とを有することを特徴とする記録装
    置。
  9. 【請求項9】 複数の色を記録するための複数の記録素
    子を所定方向にオフセットして配置した記録ヘッドを用
    いて記録する記録装置において、 前記複数の色のある色に対する複数の記録素子に対応す
    るオフセットされない記録データと、前記複数の色のあ
    る色に対する複数の記録素子を基準とした前記複数の色
    の他の色に対する複数の記録素子の前記所定方向のオフ
    セット量に基づいて前記所定方向にオフセットされ、前
    記複数の色の他の色に対応する記録データとを受信する
    受信手段と、 この受信手段によって受信した前記複数の色のある色に
    対応するオフセットされない記録データと、前記複数の
    色の他の色に対応するオフセットされた記録データとを
    格納する記憶手段とを有することを特徴とする記録装
    置。
  10. 【請求項10】 前記オフセット量を示す情報を保持す
    る保持手段を有することを特徴とする請求項8または9
    記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記保持手段に保持された前記オフセ
    ット量を示す情報を送信する送信手段を有することを特
    徴とする請求項10記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記所定方向は、副走査方向であるこ
    とを特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載の記
    録装置。
  13. 【請求項13】 前記所定方向は、主走査方向であるこ
    とを特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載の記
    録装置。
  14. 【請求項14】 前記記録ヘッドを記録媒体上に対して
    主走査させる走査手段有することを特徴とした請求項
    8乃至13のいずれかに記載の記録装置。
  15. 【請求項15】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを用
    いてインクを記録媒体に吐出することを特徴とした請求
    項8乃至14のいずれかに記載の記録装置。
  16. 【請求項16】 複数の色を記録するための複数の記録
    素子を所定方向にオフセットして配置した記録ヘッドを
    用いて記録する記録装置と、前記記録装置に記録データ
    を転送するホストコンピュータを有する記録システムに
    おいて、 前記ホストコンピュータは、前記複数の色のある色に対
    する複数の記録素子を基準とした前記複数の色の他の色
    に対する複数の記録素子の前記所定方向のオフセット量
    を取得する取得手段と、前記複数の色のある色に対応す
    る記録データと、前記取得したオフセット量に基づいて
    前記所定方向にオフセットした前記複数の色の他の色に
    対応する記録データを前記記録装置に転送する転送手段
    とを有し、 前記記録装置は、前記転送手段によって転送された前記
    複数の色に対応する記録データを受信する受信手段とを
    有することを特徴とする記録システム。
  17. 【請求項17】 複数の色を記録するための複数の記録
    素子を所定方向にオフセットして配置した記録ヘッドを
    用いて記録する記録装置と、前記記録装置に記録データ
    を転送するホストコンピュータを有する記録システムに
    おいて、 前記ホストコンピュータは、前記複数の色のある色に対
    する複数の記録素子に対応した記録データを前記記録装
    置に転送すると共に、前記複数の色のある色に対する複
    数の記録素子を基準とする前記複数の色の他の色に対す
    る複数の記録素子の所定方向のオフセット量に基づい
    て、前記複数の色の他の色に対応する記録データを前記
    所定方向にオフセットして前記記録装置に転送する転送
    手段を有し、 前記記録装置は、前記転送手段によって転送された前記
    複数の色に対応する記録データを受信する受信手段とを
    有することを特徴とする記録システム。
  18. 【請求項18】 前記所定方向は、副走査方向であるこ
    とを特徴とする請求項16または17記載の記録システ
    ム。
  19. 【請求項19】 前記所定方向は、主走査方向であるこ
    とを特徴とする請求項16または17記載の記録システ
    ム。
  20. 【請求項20】 前記記録ヘッドを記録媒体上に対して
    主走査させる走査手段有することを特徴とした請求項
    16乃至19のいずれかに記載の記録システム。
  21. 【請求項21】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを用
    いてインクを記録媒体に吐出することを特徴とした請求
    項16乃至20のいずれかに記載の記録システム。
JP28338594A 1994-11-17 1994-11-17 記録データ転送方法、記録装置及び記録システム Expired - Lifetime JP3150261B2 (ja)

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