JP3149871U - おしゃれ履き用の雪駄 - Google Patents
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Abstract
【課題】おしゃれ履き用に適し、雪駄天面と足裏との位置ズレがなく、歩行時の安定が良くて、歩き易く、疲労軽減と、外反拇指の予防・緩和とを期待できる雪駄を提供する。【解決手段】 雪駄は、土台1と鼻緒2とからなる。土台1の天面の3箇所に凸部がある。第1の凸部3aは、足の指の付け根の窪みに嵌り込むもので、指の付け根の窪みに沿うように、細長くて湾曲している。第2の凸部3bは、足の中足骨の窪みに嵌り込むもので、卵形をしている。第3の凸部3cは、衝撃軽減用で踵部に位置し、ほぼ矩形である。【選択図】図1
Description
この考案は、雪駄の土台表面に、凸部を形成して、土台と足裏との位置関係を常に正常に調整し、歩行し易くした、おしゃれ履き用の雪駄に関する。
従来、雪駄は、踵部に高さがなくて、平らなものであり、素足で履くのが普通であった。しかし、近年、土台の踵部を高くしたものや、土台の天板に色々な素材を用いたものが登場し、いわゆる、おしゃれ履きをする人が増え、中には、足袋風の靴下を履いて雪駄を着用する人も出るようになった。すると、雪駄と足裏との位置関係が安定せず、足裏が前後左右にズレ易くて、歩きにくいという問題が発生することになった。
ところが、従来、サンダルには、このような位置ズレを防ぐための工夫が施されたものは、種々開発されていたが、雪駄や草履には、改良の施されたものは、ほとんど提案されていない。ただ、草履の天面の中央部に凸部を形成したもの(特許文献1参照)は、提案されていたが、これは、中足骨のアーチ部を下方から支持するためのもので、足の骨を正常な状態に保持し、足の疲れを少なくして、体のバランスを保つことを目的にしたものである。
ところが、従来、サンダルには、このような位置ズレを防ぐための工夫が施されたものは、種々開発されていたが、雪駄や草履には、改良の施されたものは、ほとんど提案されていない。ただ、草履の天面の中央部に凸部を形成したもの(特許文献1参照)は、提案されていたが、これは、中足骨のアーチ部を下方から支持するためのもので、足の骨を正常な状態に保持し、足の疲れを少なくして、体のバランスを保つことを目的にしたものである。
このように、従来の雪駄は、おしゃれ履き用のものは開発されていたが、これに伴って生ずる、使用時の位置ズレに対処したものは開発されていなかったので、歩行しにくく、履きにくいという欠点があった。その上、クッション性が低くて、ヘタリ易く、足が疲れるため、一時使用だけで、常用使用をしないため、雪駄の使用衰退につながった。
本考案は、このような点を解消し、歩行し易くて、履き易く、その上、疲労が軽減し、外反拇指や内反拇指の予防や緩和を期待できる、おしゃれ履き用の雪駄を提供する。
本考案は、このような点を解消し、歩行し易くて、履き易く、その上、疲労が軽減し、外反拇指や内反拇指の予防や緩和を期待できる、おしゃれ履き用の雪駄を提供する。
本考案の雪駄の技術的手段は、土台と鼻緒とからなり、土台の天面には複数個の凸部があり、第1の凸部は、足指の付け根の窪みに嵌り込むものであり、第2の凸部は、足の中足骨の窪みに嵌り込むものであり、第3の凸部は、衝撃軽減用で踵部に位置するようにしたことにある。
また、凸部を、土台の天板と、中板との間に弾性材製のパッドを挟み込むことによって形成するようにしてもよい。あるいは、土台を、天板と、中板と、底板とを、積層して形成するようにしてもよい。更に、土台を、天板と、パッドと、中板と、底板とを、手作業によって積層した上で、加熱加圧して形成してもよい。また、第1凸部のパッドは、足指の付け根の窪みに沿わせて、細長く湾曲して伸びるようにしてもよい。更に、鼻緒の前緒の取付位置を、土台の中央線から側方に偏位させて、左右の足用を同一でなくしてもよい。
本考案の雪駄は、その天面に複数の凸部が形成されていて、この凸部が、足指の付け根や中足骨の窪みに嵌り込み、踵部では衝撃軽減用として作用するので、歩行時には、雪駄天面と足裏との位置が常に適正に保持され、位置ズレが生じない。この為、歩行時の雪駄の安定が良く、歩き易くて、疲労を軽減できる。その上、外反拇指や内反拇指の予防や緩和を期待できる。
請求項2のものは、凸部の形成を、弾性材パッドの挟み込みによっているので、製造が簡単である上に、必要な大きさや柔軟性を持った凸部を正確に作ることができる。
請求項3のものは、土台を、天板と、中板と、底板とを積層させて形成しているので、土台の厚さや硬さなどを自由に調節でき、おしゃれ履き用の雪駄を容易に作ることができる。
請求項4のものは、素材の積層や加熱・加圧作業を、全て手作業で行うので、機械で作られたものよりも、履き心地の良い雪駄を簡単に作ることができる。
請求項5のものは、第1パッドが、細長くて湾曲して伸びているので、これによって形成された第1凸部は、足指の付け根の窪みにしっかりと嵌り込み、位置ズレのストッパー機能を果たすので、歩行時の安定が良くて、歩き易い上に、指間を刺激して、マッサージ効果も期待できる。
請求項6のものは、鼻緒の前緒の位置が、側方に偏位していて、左右の足用のものが個々に存在するので、足に馴染み易くて、足の指が全て土台上に収まるようになり、靴に慣れた人でも違和感無く履くことができる。
本考案の雪駄の最良の形態を、図面の実施例について説明する。図1の雪駄は、左足用のものである。左足用と右足用のものは、従来のもののように、同一形状ではなく、左右の足に合わせて、別個に作られている。この雪駄は、土台1と、その天面に取付けられた鼻緒2とからなる。土台1は、おしゃれ履き用に適するように、その厚さが、踵部で少し高くなっていて、上方に向かってやや湾曲している。鼻緒2は、綿布、合成皮革、天然皮革、ポリエステル樹脂などで作られている。また、鼻緒2の前緒の取付位置は、土台1の中心線から、少し右に偏位させている。偏位量Lは、図示例のものは、7mm程度であるが、土台の大きさなどに合わせて適宜調節する。これによって、雪駄を履いた時に、小指が雪駄の天面から、はみ出すことがなくなり、雪駄の中心に足が収まるようになって、靴を履きなれた人も、違和感なく履けるようになる。
土台1の天面には、3箇所に凸部3が形成されている。凸部3の形成は、内部にパッド4を入れることにより、2〜8mm程度、好ましくは、4〜6mm、突出させる。即ち、土台1は、天板5と、中板6と、底板7とからなるが、その天板5と、中板6との間に、それぞれの形状のパット4を入れて、天面5を部分的に突出させる。
第1の凸部3aは、フィンガーグリップ(指枕)用で、足の指の付け根が当接する位置に設けられている。凸部3aのパッド4aは、指の付け根の位置に沿わせて、細長く湾曲して伸びている。図示例のものは、長さ80mm、幅20mm、厚さ5mmである。この凸部3aは、雪駄を履いた際に、指の付け根部の窪みに嵌り込んで、位置ズレのストッパーの役割を果たす。
また、鼻緒2の先ツボ(前緒の高さ)Hは、従来は、10mm程度に設定されているが、これだと、履き始めの頃は、少し窮屈で、10日程度、履いて、多少伸びるまでの間は、足が痛い。そこで、本考案では、これを12〜13mmに設定している。これに伴う、伸びや緩みによる、足の位置ズレを、凸部3aの嵌り込みによって、解消できる。
このように、凸部3aは、雪駄を履いた際に、指の付け根部の窪みに嵌り込んで、歩行時に前後左右への位置ズレを防ぐための、ストッパーの役割を果たす他、指の付け根部を刺激して、マッサージ効果も期待できる。
また、鼻緒2の先ツボ(前緒の高さ)Hは、従来は、10mm程度に設定されているが、これだと、履き始めの頃は、少し窮屈で、10日程度、履いて、多少伸びるまでの間は、足が痛い。そこで、本考案では、これを12〜13mmに設定している。これに伴う、伸びや緩みによる、足の位置ズレを、凸部3aの嵌り込みによって、解消できる。
このように、凸部3aは、雪駄を履いた際に、指の付け根部の窪みに嵌り込んで、歩行時に前後左右への位置ズレを防ぐための、ストッパーの役割を果たす他、指の付け根部を刺激して、マッサージ効果も期待できる。
第2の凸部3bは、中足骨用で、足の中足骨の位置(土台のほぼ中央部)に設けられていて、そのパッド4bは卵形の形状で、縦長は65mmで、横長は50mmである。また、高さは6mmで、他のパッドより高く設定されている。この凸部3bは、雪駄を履いた際に、足の中足骨の窪みに嵌り込んで、足と雪駄との位置を安定化させ、履きにくさを緩和する。その他、外反拇指や内反拇指の予防や緩和を期待できる。
第3の凸部3cは、踵用で、土台1の踵部に設けている。そのパッド4cの形状は、ほぼ矩形で、縦長は58mm、横長は45mm、高さは4mmである。この凸部3cは、歩行時に踵にかかる衝撃を緩和して、歩行を楽にする役割を果たす。
次に、土台3を構成する部材について、説明する。パッド4には、発泡合成樹脂材を用いている。実施例では、エチレンビニルアセテートである。ただし、その素材や、弾性率などは、自由であり、適宜、調節設定する。平面形状や高さも、それぞれの使用箇所に応じて定める。
天板5の素材の選択は、自由である。マライ草、い草、綿などの天然素材製でも、合成繊維素材製でも良い。また、従来品のように畳状に構成したものでも、布状に織ったものでも、板状のものでも良い。
中板6には、実施例では、2枚のボール紙の間に、シナの木を挟み込んだものを用いている。シナの木は、しなやかでありながら、強度的にも優れている。また、成形時に、金型に熱を加えて形成しているので、型崩れを起こさない。
底板7の素材には、合成樹脂材や天然皮革などを用いる。磨り減りに対して、強靭なものを使用する。底表面のみを、強靭材にし、その上に柔軟材を積層させたものを用いても良い。
以上の各部材は、手作業で積層構成する。即ち、まず、底板7の全表面に糊を付け、その上に、中板6を載せる。次に、この中板6の表面に糊を付け、その上に、パッド4を載せる。このパッド4の上に、更に糊を付け、その上に、天板5を載せて、全体を加熱・押圧して固める。このように、本考案のものは、積層数が5〜6層になるので、必然的にクッション性が出て、履き易くなった。
このような工程は、1工程づつ手作業によって行う。これにより、機械で作ったものよりも、履き心地が良くなる。また、接着剤に、トウモロコシを原料にしたものを用いたので、焼却処分時に公害問題を起こすことがない。
このような工程は、1工程づつ手作業によって行う。これにより、機械で作ったものよりも、履き心地が良くなる。また、接着剤に、トウモロコシを原料にしたものを用いたので、焼却処分時に公害問題を起こすことがない。
本考案は、前記の実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の記載の範囲内で自由に変形実施可能である。特に、各部の素材や、形状、寸法などは、実施例に限定されず、自由に変形製作可能である。
1 土台
2 鼻緒
3 凸部
4 パット
5 天板
6 中板
7 底板
2 鼻緒
3 凸部
4 パット
5 天板
6 中板
7 底板
Claims (6)
- 土台と鼻緒とからなり、土台1の天面には複数個の凸部があり、第1の凸部は、足指の付け根の窪みに嵌り込むものであり、第2の凸部は、足の中足骨の窪みに嵌り込むものであり、第3の凸部は、衝撃軽減用で踵部に位置するものである、おしゃれ履き用の雪駄。
- 凸部が、土台の天板と、中板との間に弾性材製のパッドを挟み込むことによって形成されている、請求項1記載の、おしゃれ履き用の雪駄。
- 土台が、天板と、中板と、底板とを、積層して形成されている、請求項1または2記載の、おしゃれ履き用の雪駄。
- 土台を、天板と、パッドと、中板と、底板とを、手作業によって積層した上で、加熱加圧して形成されている、請求項2または3記載の、おしゃれ履き用の雪駄。
- 第1凸部のパッドは、足指の付け根の窪みに沿わせて、細長く湾曲して伸びている、請求項2,3または4記載の、おしゃれ履き用の雪駄。
- 鼻緒の前緒の取付位置が、土台の中央線から側方に偏位していて、左右の足用が同一でない、請求項1、2,3,4または5記載の、おしゃれ履き用の雪駄。
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JP2009000524U JP3149871U (ja) | 2009-02-05 | 2009-02-05 | おしゃれ履き用の雪駄 |
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