JP2024070529A - 歩行矯正姿勢改善具 - Google Patents

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JP2024070529A JP2022181081A JP2022181081A JP2024070529A JP 2024070529 A JP2024070529 A JP 2024070529A JP 2022181081 A JP2022181081 A JP 2022181081A JP 2022181081 A JP2022181081 A JP 2022181081A JP 2024070529 A JP2024070529 A JP 2024070529A
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和宏 各務
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カーボテック株式会社
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Abstract

【課題】継続的な使用により理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善されて行く各種歩行矯正姿勢改善具を提供する。【解決手段】本発明の歩行矯正姿勢改善具は、靴下型歩行矯正姿勢改善具20,50、カバーシート型歩行矯正姿勢改善具25,30,60,70、インソール型歩行矯正姿勢改善具1、80、または履物型歩行矯正姿勢改善具90、或いはシール型歩行矯正姿勢改善具100を貼付した履物を継続的に使用することにより理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善されて行く。【選択図】図17

Description

本発明は、継続的な使用により理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善されて行く歩行矯正姿勢改善具に関する。
従来より、履物の底部構造に工夫を凝らすことで使用者の腰痛や膝痛等を予防または改善するものが種々提案されている。例えば、そのようなものとして、低弾性の充填材により直接的な強い衝撃を緩和して膝痛、腰痛の発生を抑制するもの(特開2004-248942号)、爪先部を踵部より高くすることで、前傾姿勢を解消して内臓の機能低下、腰痛等を改善するもの(特開2005-160560号)などがある。
しかし、前者の低弾性のインソールは、低弾性の充填材により衝撃を軽減するため歩行の度に体が沈むことから正しい姿勢で歩きながら手を振ることができづらくなる傾向にあった。他方、後者の爪先部を踵部より高くするものも、前へ進む歩行自体が妨げられるため、理想的な歩行が困難になる傾向があった。
ところで、現代人はアスファルトの上を歩き平らな床で生活しているため、足の指が使われず指の力が弱く、土踏まずが反り上がった縦アーチが形成されない傾向にある。その結果、偏平足気味の足で指を使わず、踵部側に重心を置き、かつ爪先が外側に開いた、いわゆるO脚で歩行するため、その衝撃で腰痛や膝痛が誘発されることが指摘されている。また、利き足側に重心が偏るため、肩の高さが左右で異なるなど姿勢がアンバランスとなって腰痛や膝痛がさらに悪化していくことが指摘されている。
理想的な歩行は、踵部側で軽く着地した後、前足部側へ体重が移動して、足の指(特に親指)で地面を蹴り上げるようにして手を振って前に移動するものであり、そのような歩行を実現するためには(1)足裏に図23に示す縦アーチ41および横アーチ42ができて立体的な足の形となることで足の指先が良く動くこと、(2)図21に示すような前屈みな姿勢(顎が前に出て、背中が丸まり猫背になり、下腹が出て、膝が曲がる姿勢)ではなく、図22に示すような、膝、腰、頭が真っすぐ伸びた正しい姿勢(目線が上がり、背筋が伸びて、下腹が引っ込み、膝が伸びる姿勢)で両手を振って歩けることなどが重要となる。
特開2004-248942号公報 特開2005-160560号公報
本願発明者は、上記のような理想的な歩行を繰り返すことができる歩行矯正姿勢改善具を継続的に使用することで、正しい姿勢を保つための筋肉が鍛えられ、肩凝り、腰痛、猫背、歩行不全、首痛、偏平足、外反母趾、O脚等が次第に改善されていくことに着眼し、長期に渡る試行錯誤を繰り返す中で本発明を完成するに至った。すなわち、本発明の課題は、継続的な使用により理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善されていく各種歩行矯正姿勢改善具を提供することにある。
上記課題を解決するものは、使用者が両足にそれぞれ装着する靴下型歩行矯正姿勢改善具であって、該靴下型歩行矯正姿勢改善具の底部外面には、長手方向に沿って外側に配された外側凸条部と、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された幅方向凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具である(請求項1)。
また、上記課題を解決するものは、使用者が両足にそれぞれ装着する靴下型歩行矯正姿勢改善具であって、該靴下型歩行矯正姿勢改善具の底部外面には、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部と、該後方側凸条部の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ配された踵配置用凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具である(請求項2)。
前記後方側凸条部は、前記踵配置用凸条部より厚く形成されていることが好ましい(請求項3)。前記靴下型歩行矯正姿勢改善具の底部外面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられていることが好ましい(請求項4)。
さらに、上記課題を解決するものは、使用者が両足にそれぞれ装着する靴下型歩行矯正姿勢改善具であって、該靴下型歩行矯正姿勢改善具の底部外面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具である(請求項5)。
さらに、上記課題を解決するものは、履物の底部に配され使用者の足裏と当接するカバーシート型歩行矯正姿勢改善具であって、該カバーシート型歩行矯正姿勢改善具の下面には、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部と、該後方側凸条部の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ配された踵配置用凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具である(請求項6)。
前記後方側凸条部は、前記踵配置用凸条部より厚く形成されていることが好ましい(請求項7)。前記歩行矯正姿勢改善具は、使用者の母子球が位置する部位に設けられた母指球配置用切り欠き部を有していることが好ましい(請求項8)。前記歩行矯正姿勢改善具は、前記母指球配置用切り欠き部の後方側に内側切り欠き部を有していることが好ましい(請求項9)。前記カバーシート型歩行矯正姿勢改善具の下面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられていることが好ましい(請求項10)。
さらに、上記課題を解決するものは、履物の底部に配され使用者の足裏と当接するカバーシート型歩行矯正姿勢改善具であって、該カバーシート型歩行矯正姿勢改善具の下面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具である(請求項11)。前記歩行矯正姿勢改善具は、前記前方側凸条部および前記長手方向凸条部の延在方向に沿って切り欠かれた親指および母指球配置用切り欠き部を有していることが好ましい(請求項12)。
さらに、上記課題を解決するものは、履物の底部に配され使用者の足裏と当接するカバーシート型歩行矯正姿勢改善具であって、該カバーシート型歩行矯正姿勢改善具の上面には、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部と、該後方側凸条部の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ配された踵配置用凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具である(請求項13)。
前記後方側凸条部は、前記踵配置用凸条部より厚く形成されていることが好ましい(請求項14)。前記歩行矯正姿勢改善具は、使用者の母子球が位置する部位に設けられた母指球配置用切り欠き部を有していることが好ましい(請求項15)。前記カバーシート型歩行矯正姿勢改善具の上面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられていることが好ましい(請求項16)。
さらに、上記課題を解決するものは、履物の底部に配され使用者の足裏と当接するカバーシート型歩行矯正姿勢改善具であって、該カバーシート型歩行矯正姿勢改善具の上面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具である(請求項17)。前記歩行矯正姿勢改善具は、前記前方側凸条部および前記長手方向凸条部の延在方向に沿って切り欠かれた親指および母指球配置用切り欠き部を有していることが好ましい(請求項18)。
さらに、上記課題を解決するものは、履物の底部に配されるインソール型歩行矯正姿勢改善具であって、該インソール型歩行矯正姿勢改善具は、湾曲させると反発弾性を生じる剛性を備えたプレートを有し、該プレートの下面には、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部と、該後方側凸条部の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ配された内側凸条部および外側凸条部とを有していることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具である(請求項19)。
前記プレートの下面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられていることが好ましい(請求項20)。前記歩行矯正姿勢改善具は、使用者の母子球が位置する部位に設けられた母指球配置用切り欠き部を有していることが好ましい(請求項21)。
さらに、上記課題を解決するものは、履物の底部に配されるインソール型歩行矯正姿勢改善具であって、該インソール型歩行矯正姿勢改善具は、湾曲させると反発弾性を生じる剛性を備えたプレートを有し、該プレートの下面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具である(請求項22)。前記歩行矯正姿勢改善具は、前記前方側凸条部および前記長手方向凸条部の延在方向に沿って切り欠かれた親指および母指球配置用切り欠き部を有していることが好ましい(請求項23)。
さらに、上記課題を解決するものは、履物の底部に配されるインソール型歩行矯正姿勢改善具であって、該インソール型歩行矯正姿勢改善具は、湾曲させると反発弾性を生じる剛性を備えたプレートを有し、該プレートの上面には、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部と、該後方側凸条部の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ配された内側凸条部および外側凸条部とを有していることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具である(請求項24)。
さらに、上記課題を解決するものは、履物の底部に配されるインソール型歩行矯正姿勢改善具であって、該インソール型歩行矯正姿勢改善具は、湾曲させると反発弾性を生じる剛性を備えたプレートを有し、該プレートの上面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具である(請求項25)。前記歩行矯正姿勢改善具は、前記前方側凸条部および前記長手方向凸条部の延在方向に沿って切り欠かれた親指および母指球配置用切り欠き部を有していることが好ましい(請求項26)。
さらに、上記課題を解決するものは、使用者が両足にそれぞれ装着する履物型歩行矯正姿勢改善具であって、底部上面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部および中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具である(請求項27)。
さらに、上記課題を解決するものは、使用者が両足にそれぞれ装着する履物型歩行矯正姿勢改善具であって、底部上面には、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部と、該後方側凸条部の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ配された踵配置用凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具である(請求項28)。前記履物型歩行矯正姿勢改善具の底部上面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部および中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられていることが好ましい(請求項29)。
さらに、上記課題を解決するものは、履物の底部上面に配するためのシール型歩行矯正姿勢改善具であって、該シール型歩行矯正姿勢改善具は、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って貼付される前方側凸条部材、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って貼付される長手方向凸条部材、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って貼付される後方側凸条部材、或いは前記後方側凸条部材の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ貼付される踵配置用凸条部材のいずれかであることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具である(請求項30)。
請求項1に記載の歩行矯正姿勢改善具(靴下型歩行矯正姿勢改善具)によれば、長手方向に沿って外側に配された外側凸条部によって装着した使用者の両足が外側に比して内側が低くなること、後方側に幅方向に沿って配された幅方向凸条部によって足裏に縦アーチが形成され易くなることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項2に記載の歩行矯正姿勢改善具(靴下型歩行矯正姿勢改善具)によれば、後方側凸条部によって足裏に縦アーチができやすくなること、踵配置用凸条部によって足先が外側に開くことが抑制されることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項3に記載の歩行矯正姿勢改善具(靴下型歩行矯正姿勢改善具)によれば、厚い後方側凸条部によって足裏により縦アーチが形成され易くなることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項4に記載の歩行矯正姿勢改善具(靴下型歩行矯正姿勢改善具)によれば、前方側凸条部によって足裏により縦アーチが形成され易くなること、中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられることによって横アーチが形成され易くなることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項5に記載の歩行矯正姿勢改善具(靴下型歩行矯正姿勢改善具)によれば、前方側凸条部によって足裏により縦アーチが形成され易くなること、中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられることによって横アーチが形成され易くなることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項6に記載の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)によれば、後方側凸条部によって足裏に縦アーチができやすくなること、踵配置用凸条部によって足先が外側に開くことが抑制されることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項7に記載の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)によれば、厚い後方側凸条部によって足裏により縦アーチが形成され易くなることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項8に記載の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)によれば、母指球配置用切り欠き部により母指球の配置部位が形成されるため、足先がより外側に開かなくなること、母指球が定位置でより動作し易くなること、土踏まずの前方側が低くなって裏足に縦アーチが形成され易くなることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項9に記載の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)によれば、母指球配置用切り欠き部の後方側に内側切り欠き部が設けられることにより、使用者の足裏が外側に比して内側がより低くなることおよび足先が外側に開くことが抑制されることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項10に記載の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)によれば、前方側凸条部によって足裏により縦アーチが形成され易くなること、中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられることによって横アーチが形成され易くなることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項11に記載の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)によれば、前方側凸条部によって足裏により縦アーチが形成され易くなること、中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられることによって横アーチが形成され易くなることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項12に記載の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)によれば、使用者の親指や母指球が長手方向凸条部に係止されると共に、親指と母指球の配置部位が形成されるため足先がより外側に開かなくなること、母指球が定位置でより動作し易くなること、土踏まずの前方側が低くなって裏足に縦アーチが形成され易くなること、使用者の足裏が外側に比して内側がより低くなることで、つま先側が外側に開いたO脚歩行が改善されると共に、このO脚改善により脚部への衝撃が緩和されて腰痛や膝通がより改善され、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に姿勢も改善される作用を奏する。
請求項13に記載の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)によれば、後方側凸条部によって足裏に縦アーチができやすくなること、踵配置用凸条部によって足先が外側に開くことが抑制されることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項14に記載の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)によれば、厚い後方側凸条部によって足裏により縦アーチが形成され易くなることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項15に記載の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)によれば、母指球配置用切り欠き部により母指球の配置部位が形成されるため、足先がより外側に開かなくなること、母指球が定位置でより動作し易くなること、土踏まずの前方側が低くなって裏足に縦アーチが形成され易くなることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項16に記載の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)によれば、前方側凸条部によって足裏により縦アーチが形成され易くなること、中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられることによって横アーチが形成され易くなることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項17に記載の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)によれば、前方側凸条部によって足裏により縦アーチが形成され易くなること、中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられることによって横アーチが形成され易くなることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項18に記載の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)によれば、使用者の親指や母指球が長手方向凸条部に係止されると共に、親指と母指球の配置部位が形成されるため足先がより外側に開かなくなること、母指球が定位置でより動作し易くなること、土踏まずの前方側が低くなって裏足に縦アーチが形成され易くなること、使用者の足裏が外側に比して内側がより低くなることで、つま先側が外側に開いたO脚歩行が改善されると共に、このO脚改善により脚部への衝撃が緩和されて腰痛や膝通がより改善され、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に姿勢も改善される作用を奏する。
請求項19に記載の歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)によれば、プレートによるトランポリン効果で立ち上がりや歩行自体が補助されること、後方側凸条部によって足裏に縦アーチができやすくなること、内側凸条部および外側凸条部によって足先が外側に開くことが抑制されることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項20に記載の歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)によれば、前方側凸条部によって足裏により縦アーチが形成され易くなること、中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられることによって横アーチが形成され易くなることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項21に記載の歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)によれば、母指球配置用切り欠き部により母指球の配置部位が形成されるため、足先がより外側に開かなくなること、母指球が定位置でより動作し易くなること、土踏まずの前方側が低くなって裏足に縦アーチが形成され易くなることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項22に記載の歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)によれば、プレートによるトランポリン効果で立ち上がりや歩行自体が補助されること、前方側凸条部によって足裏により縦アーチが形成され易くなること、中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられることによって横アーチが形成され易くなることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項23に記載の歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)によれば、使用者の親指や母指球が長手方向凸条部に係止されると共に、親指と母指球の配置部位が形成されるため足先がより外側に開かなくなること、母指球が定位置でより動作し易くなること、土踏まずの前方側が低くなって裏足に縦アーチが形成され易くなること、使用者の足裏が外側に比して内側がより低くなることで、つま先側が外側に開いたO脚歩行が改善されると共に、このO脚改善により脚部への衝撃が緩和されて腰痛や膝通がより改善され、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に姿勢も改善される作用を奏する。
請求項24に記載の歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)によれば、プレートによるトランポリン効果で立ち上がりや歩行自体が補助されること、後方側凸条部によって足裏に縦アーチができやすくなること、内側凸条部および外側凸条部によって足先が外側に開くことが抑制されることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項25に記載の歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)によれば、プレートによるトランポリン効果で立ち上がりや歩行自体が補助されること、前方側凸条部によって足裏により縦アーチが形成され易くなること、中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられることによって横アーチが形成され易くなることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項26に記載の歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)によれば、使用者の親指や母指球が長手方向凸条部に係止されると共に、親指と母指球の配置部位が形成されるため足先がより外側に開かなくなること、母指球が定位置でより動作し易くなること、土踏まずの前方側が低くなって裏足に縦アーチが形成され易くなること、使用者の足裏が外側に比して内側がより低くなることで、つま先側が外側に開いたO脚歩行が改善されると共に、このO脚改善により脚部への衝撃が緩和されて腰痛や膝通がより改善され、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に姿勢も改善される作用を奏する。
請求項27に記載の歩行矯正姿勢改善具(履物型歩行矯正姿勢改善具)によれば、前方側凸条部によって足裏により縦アーチが形成され易くなること、中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられることによって横アーチが形成され易くなることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項28に記載の歩行矯正姿勢改善具(履物型歩行矯正姿勢改善具)によれば、後方側凸条部によって足裏に縦アーチができやすくなること、踵配置用凸条部によって足先が外側に開くことが抑制されることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項29に記載の歩行矯正姿勢改善具(履物型歩行矯正姿勢改善具)によれば、前方側凸条部によって足裏により縦アーチが形成され易くなること、中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられることによって横アーチが形成され易くなること、後方側凸条部によって足裏に縦アーチができやすくなること、踵配置用凸条部によって足先が外側に開くことが抑制されることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
請求項30に記載の歩行矯正姿勢改善具(シール型歩行矯正姿勢改善具)によれば、前方側凸条部材を履物の底部上面に貼付することによって足裏により縦アーチが形成され易くなること、中央付近に長手方向に沿って配される長手方向凸条部材を履物の底部上面に貼付することによって裏足に横アーチが形成され易くなること、後方側凸条部材を履物の底部上面に貼付することによって足裏に縦アーチができやすくなること、踵配置用凸条部材を履物の底部上面に貼付することによって足先が外側に開くことが抑制されることで、これらを貼付した履物を継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
本発明の歩行矯正姿勢改善具(靴下型歩行矯正姿勢改善具)の一実施例の側面図である。 図1に示した歩行矯正姿勢改善具(靴下型歩行矯正姿勢改善具)を底部外面側から視た斜視図である。 本発明の歩行矯正姿勢改善具(靴下型歩行矯正姿勢改善具)の他の実施例の底面図である。 図3に示した歩行矯正姿勢改善具(靴下型歩行矯正姿勢改善具)を側面側から視た一部断面図である。 本発明の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)の一実施例の側面図である。 図5の底面図である。 本発明の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)の他の実施例の底面図である。 本発明の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)の他の実施例の底面図である。 本発明の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)の他の実施例の平面図である。 本発明の歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)の一実施例の平面図である。 図10の底面図である。 図10の側面図(内側から視た図)である。 図10の正面図(つま先側から視た図)である。 図5に示した歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)と図10に示した歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)を組み合わせて使用する状態の側面図(内側から視た図)である。 図14の正面図(つま先側から視た図)である。 本発明の歩行矯正姿勢改善具(靴下型歩行矯正姿勢改善具、カバーシート型歩行矯正姿勢改善具およびインソール型歩行矯正姿勢改善具を組み合わせた状態)の作用を説明するための正面図(つま先側から視た図)である。 本発明の歩行矯正姿勢改善具(靴下型歩行矯正姿勢改善具、カバーシート型歩行矯正姿勢改善具およびインソール型歩行矯正姿勢改善具を組み合わせた状態)の作用を説明するための側面図(内側から視た図)である。 本発明の歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)の他の実施例の平面図である。 本発明の歩行矯正姿勢改善具(履物型歩行矯正姿勢改善具)の一実施例の平面図である。 本発明の歩行矯正姿勢改善具(シール型歩行矯正姿勢改善具)の一実施例の平面図である。 本発明の歩行矯正姿勢改善具の作用効果を説明するための説明図であり、人間の悪い立姿勢を説明するための説明図である。 本発明の歩行矯正姿勢改善具の作用効果を説明するための説明図であり、人間の理想的な立姿勢を説明するための説明図である。 本発明の歩行矯正姿勢改善具の作用効果を説明するための説明図であり、縦アーチおよび横アーチを説明するための人間の足の透視斜視図である。
本発明では、靴下型歩行矯正姿勢改善具20,50、カバーシート型歩行矯正姿勢改善具25,30,60,70、インソール型歩行矯正姿勢改善具1、80、または履物型歩行矯正姿勢改善具90、或いはシール型歩行矯正姿勢改善具100を貼付した履物を継続的に使用することにより理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善されて行く歩行矯正姿勢改善具を実現した。
本発明の歩行矯正姿勢改善具(靴下型歩行矯正姿勢改善具)を図1または図2に示した一実施例を用いて説明する。
この実施例の歩行矯正姿勢改善具(第1靴下型歩行矯正姿勢改善具)20は、使用者が両足にそれぞれ装着する靴下型歩行矯正姿勢改善具であって、靴下型歩行矯正姿勢改善具20の底部外面21には、長手方向に沿って外側に配された外側凸条部22と、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された幅方向凸条部23とが設けられている。以下、各構成について順次詳述する。
この実施例の歩行矯正姿勢改善具20は、使用者が装着する靴下からなる靴下型歩行矯正姿勢改善具(靴下タイプの歩行矯正姿勢改善具)である。靴下の形成素材としては、例えば公知素材(綿(コットン)や麻(リネン)などの天然繊維、毛(ウール)や絹(シルク)などの動物繊維、キュプラ、レーヨン、アクリル、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタンなどの化学繊維、それらの混合材)など、靴下を形成できる素材であればどのようなものでもよい。
靴下の底部外面21には、長手方向に沿って外側に配された外側凸条部22が設けられており、これにより、装着した使用者の両足が外側に比して内側が低くなるため、つま先側が外側に開いたO脚歩行が改善されると共に、このO脚改善により脚部への衝撃が緩和されて腰痛や膝通が改善され、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に姿勢も改善される。なお、この実施例の外側凸条部22は、連続的に設けられた一つの外側凸条部にて構成されているが、長手方向に沿って外側に複数分割されて配された外側凸条部でもよい。また、外側凸条部22の形成方法としては、例えば外側凸条部22を構成する部位が靴下の形成素材によって厚めに形成される方法、外側凸条部22を構成する部位に別部材が取り付けられる方法の他、外側凸条部が形成されればどのような形成方法によるものでもよい。
また、靴下の底部外面21には、使用者の土踏まずの後方側に位置する部位の下方(底部外面21)に、幅方向に沿って配された幅方向凸条部23が設けられている。これにより、装着した使用者の両足裏が幅方向に沿って持ち上がることで、両足裏に縦アーチができやすくなり、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正され姿勢も改善されていく。なお、幅方向凸条部23の形成方法としては、例えば幅方向凸条部23を構成する部位が靴下の形成素材によって厚めに形成される方法の他、幅方向凸条部23を構成する部位に別部材が取り付けられる方法などによってもよい。また、この実施例の幅方向凸条部23は、足裏により縦アーチができやすくなるように、外側凸条部22より厚く形成されているが、外側凸条部22と同一厚さのもの、外側凸条部22より薄く形成されたもの、外側凸条部22と一体的に形成されたものも本発明の範疇に包含される。
図1または図2に示した歩行矯正姿勢改善具(靴下型歩行矯正姿勢改善具)20は左足用のものであり、右足用は左足用と対称関係にある形態に構成され、両者で一対の歩行矯正姿勢改善具(靴下型歩行矯正姿勢改善具)20として提供される。
つぎに、図3または図4に示した本発明の歩行矯正姿勢改善具(靴下型歩行矯正姿勢改善具)について説明する。
この実施例の歩行矯正姿勢改善具(第2靴下型歩行矯正姿勢改善具)50は、使用者が両足にそれぞれ装着する靴下型歩行矯正姿勢改善具であって、靴下型歩行矯正姿勢改善具50の底部外面50aには、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部51と、後方側凸条部51の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ配された踵配置用凸条部52,53と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部54と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部55が設けられている。以下、各構成について順次詳述する。
この実施例の歩行矯正姿勢改善具50は、使用者が装着する靴下からなる靴下型歩行矯正姿勢改善具(靴下タイプの歩行矯正姿勢改善具)である。靴下の形成素材としては、例えば公知素材(綿(コットン)や麻(リネン)などの天然繊維、毛(ウール)や絹(シルク)などの動物繊維、キュプラ、レーヨン、アクリル、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタンなどの化学繊維、それらの混合材)など、靴下を形成できる素材であればどのようなものでもよい。
後方側凸条部51は、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された部位であり、この後方側凸条部51が土踏まずが位置する部位の後方側において足裏を幅方向に沿って持ち上げることで、縦アーチができ易くなるよう作用して、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
踵配置用凸条部52,53は、後方側凸条部51の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ配された部位であり、これら踵配置用凸条部52,53の間に使用者の踵が保持されるため、足先が外側に開くことが抑制されることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
後方側凸条部51は、図4に示すように踵配置用凸条部52,53より厚く形成されていることが好ましい。これにより、厚い後方側凸条部によって足裏により縦アーチが形成され易くなることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
前方側凸条部54は、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された部位であり、この前方側凸条部が土踏まずが位置する部位の前方側において足裏を幅方向に沿って持ち上げることで、縦アーチができ易くなるよう作用して、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
長手方向凸条部55は、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された部位であり、この長手方向凸条部55が裏足の中央付近を長手方向に沿って持ち上げることで、横アーチができ易くなるよう作用して、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
後方側凸条部51、踵配置用凸条部52,53、前方側凸条部54または長手方向凸条部55の形成方法としては、例えばそれらが靴下の形成素材によって厚めに一体的に形成される方法、別部材が取り付けられる方法など、踵配置用凸条部52,53、前方側凸条部54または長手方向凸条部55が形成されればどのような形成方法によるものでもよい。
図1または図2に示した歩行矯正姿勢改善具(靴下型歩行矯正姿勢改善具)20は左足用のものであり、右足用は左足用と対称関係にある形態に構成され、両者で一対の歩行矯正姿勢改善具(第2靴下型歩行矯正姿勢改善具)50として提供される。
なお、この実施例の歩行矯正姿勢改善具(第2靴下型歩行矯正姿勢改善具)50は、後方側凸条部51、踵配置用凸条部52,53、前方側凸条部54または長手方向凸条部55を全て有するものであるが、これに限定されるものではなく、後方側凸条部51および踵配置用凸条部52,53のみを有するもの、前方側凸条部54および長手方向凸条部55のみ有するものも本発明の範疇に包含される。また、この実施例の歩行矯正姿勢改善具(第2靴下型歩行矯正姿勢改善具)50は、後方側凸条部51が踵配置用凸条部52,53より厚く形成されているが、これに限定されるものではなく、後方側凸条部51と踵配置用凸条部52,53が同一厚さに形成されたものも本発明の範疇に包含される。さらに、この実施例の歩行矯正姿勢改善具(第2靴下型歩行矯正姿勢改善具)50は、図4に示すように、前方側凸条部54が長手方向凸条部55より厚く形成されているが、これに限定されるものではなく、前方側凸条部54と長手方向凸条部55が同一厚さに形成されたものも本発明の範疇に包含される。さらに、この実施例の歩行矯正姿勢改善具(第2靴下型歩行矯正姿勢改善具)50は、図3に示すように、前方側凸条部54と長手方向凸条部55が連続的に形成されているが、これに限定されるものではなく、前方側凸条部54と長手方向凸条部55とが分離して形成されたものも本発明の範疇に包含される。さらに、この実施例の歩行矯正姿勢改善具(第2靴下型歩行矯正姿勢改善具)50は、前方側凸条部54が内側から中央付近に形成されているが、これに限定されるものではなく、前方側凸条部54が内側から外側まで形成されたもの(前方側凸条部54と長手方向凸条部55とで逆T字形に形成されたもの)も本発明の範疇に包含される。
つぎに、本発明の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)を、図5または図6に示した一実施例を用いて説明する。
この実施例の歩行矯正姿勢改善具25は、履物の底部に配され使用者の足裏と当接するカバーシート型歩行矯正姿勢改善具であって、カバーシート型歩行矯正姿勢改善具の下面25bには、使用者の土踏まずが位置する部位の下方の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部26と、後方側凸条部26の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ設けられた踵配置用凸条部27とが設けられ、さらに、この実施例の歩行矯正姿勢改善具25は、使用者の母子球が位置する部位に、母指球配置用切り欠き部28が設けられ、母指球配置用切り欠き部28の後方側には内側切り欠き部29が設けられている。以下、各構成について順次詳述する。
この実施例のカバーシート型歩行矯正姿勢改善具25は、履物の底部に配され使用者の足裏と当接するカバーシートからなるカバーシートタイプの歩行矯正姿勢改善具である。なお、本発明の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)は予め履物の一部として内部に配されたものでもよく、履物とは別に作製され履物に装着して使用するものであってもよい。
カバーシート型歩行矯正姿勢改善具25を構成するカバーシートの形成材料としては、例えばゴム材、合成樹脂、木材、紙材、布材、発泡体またはそれらの複合体などが好適に使用できるが、この実施例のカバーシート型歩行矯正姿勢改善具25は発泡体とその上面に張設された布材にて形成されている。
このカバーシート型歩行矯正姿勢改善具25は、配置される履物の底部形状に対応した平面形状に形成されており、カバーシート型歩行矯正姿勢改善具25の上面25aは足裏と接する部位である。また、この実施例のカバーシート型歩行矯正姿勢改善具25の厚みは約4mmに形成されているが、これに限定されるものではなく、使用される履物等に応じて適宜設計変更可能である。
カバーシート型歩行矯正姿勢改善具25の下面25bには、図5に示すように、使用者の土踏まずが位置する部位の下方の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部26が設けられている。
後方側凸条部26は、使用者がカバーシート型歩行矯正姿勢改善具25の上面25aに足裏を載置すると、この後方側凸条部26が設けられた部位が幅方向に沿って高くなるため、足裏に縦アーチが形成され易くなると共に、つま先側が外側に開くことを抑制するように作用する。
後方側凸条部26の幅方向の両側には、長手方向に沿ってそれぞれ設けられた踵配置用凸条部27が設けられている。この実施例の踵配置用凸条部27は、後方側凸条部26の前後にそれぞれ長手方向に延在するように設けられている。これにより、使用者がカバーシート型歩行矯正姿勢改善具25の上面25aに足裏を載置すると、後方側凸条部26の幅方向の両側が高くなることで凹部が形成されるため、使用者の踵が配置され、つま先側が外側に開くことを抑制するように作用する。
なお、この実施例の後方側凸条部26は、踵配置用凸条部27の2倍の厚さに形成されており、足裏により縦アーチが形成され易くなるように構成されているが、後方側凸条部26は、踵配置用凸条部27が同一の厚さに形成されたものも本発明の範疇に包含される。また、この踵配置用凸条部27は、後方側凸条部26の前後にそれぞれ長手方向に延在するように設けられているが、後方側凸条部26の前後のいずれか一方のみに長手方向に延在するように設けられたものも本発明の範疇に包含される。
この実施例の後方側凸条部26または踵配置用凸条部27は、カバーシートとは異なる硬質な材料(例えば硬質樹脂や硬質ゴム)にて形成されることで、使用者がカバーシート型歩行矯正姿勢改善具25の上面25aに足裏を載置しても、後方側凸条部26または踵配置用凸条部27が圧縮され過ぎず厚さをある程度維持するように構成されている。しかし、この実施例の後方側凸条部26または踵配置用凸条部27はカバーシートと別部材にて形成されたものに限定されず、後方側凸条部26または踵配置用凸条部27の厚さをある程度維持できるものであればカバーシートと同一部材にて一体成形されたものも本発明の範疇に包含される。さらに、この実施例の踵配置用凸条部27は、四方に角部を有しているが四方にそれぞれRが形成されたものも本発明の範疇に包含される。
母指球配置用切り欠き部28は、図6に示すように、使用者の母指球が位置する部位に設けられ、前方側の内側が弧状に切り欠かれるように形成されている。これにより、母指球の配置部位が形成されるため足先がより外側に開かなくなること、母指球が定位置でより動作し易くなること、土踏まずの前方側が低くなって裏足に縦アーチが形成され易くなること、使用者の足裏が外側に比して内側がより低くなることで、つま先側が外側に開いたO脚歩行が改善されると共に、このO脚改善により脚部への衝撃が緩和されて腰痛や膝通がより改善され、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に姿勢も改善される作用を奏する。
また、この実施例のカバーシート型歩行矯正姿勢改善具25は、母指球配置用切り欠き部28の後方側に内側切り欠き部29が設けられている。これにより、使用者の足裏が外側に比して内側がより低くなることおよび足先が外側に開くことが抑制されることで、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
なお、この実施例の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)25は左足用のものであり、右足用は、左足用と対称関係にある形態に構成され、両者で一対の歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)25として提供される。
さらに、図7に示したカバーシート型歩行矯正姿勢改善具の他の実施例について説明する。
この実施例のカバーシート型歩行矯正姿勢改善具30と前述したカバーシート型歩行矯正姿勢改善具25との相違は、カバーシート型歩行矯正姿勢改善具30が母指球配置用切り欠き部28の後方側に内側切り欠き部29を有しない点、内側切り欠き部29を有しない分、後方側凸条部31が後方側凸条部26より幅方向に長く形成されている点、カバーシート型歩行矯正姿勢改善具25の踵配置用凸条部27が前方側が長く、後方側が短く形成されているのに対して、カバーシート型歩行矯正姿勢改善具30の踵配置用凸条部32は前方側と後方側が同一長さに形成されている点である。このようなカバーシート型歩行矯正姿勢改善具30も本発明のカバーシート型歩行矯正姿勢改善具の範疇に包含される。なお、カバーシート型歩行矯正姿勢改善具25と同一構成については同一符号を付し説明を省略する。
さらに、図8に示したカバーシート型歩行矯正姿勢改善具の他の実施例について説明する。
この実施例のカバーシート型歩行矯正姿勢改善具60と前述したカバーシート型歩行矯正姿勢改善具30との相違は、カバーシート型歩行矯正姿勢改善具60が、カバーシート型歩行矯正姿勢改善具の下面25bに、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部61と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部62とを有すると共に、母指球配置用切り欠き部28に代えて、前方側凸条部61および長手方向凸条部62の延在方向に沿って切り欠かれた親指および母指球配置用切り欠き部63が設けられている点である。カバーシート型歩行矯正姿勢改善具30と同一構成については同一符号を付し説明を省略する。
この実施例のカバーシート型歩行矯正姿勢改善具60では、前方側凸条部61によって足裏が持ち上げられ縦アーチがより形成され易くなり、中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部62が設けられることによって裏足が持ち上げられて横アーチが形成され易くなる。そして、このカバーシート型歩行矯正姿勢改善具60の継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善され、このようなカバーシート型歩行矯正姿勢改善具60も本発明のカバーシート型歩行矯正姿勢改善具の範疇に包含される。なお、後方側凸条部31および踵配置用凸条部32を有さず、前方側凸条部61および長手方向凸条部62のみ有するものも本発明のカバーシート型歩行矯正姿勢改善具の範疇に包含される。また、前方側凸条部61および長手方向凸条部62の延在方向に沿って切り欠かれた親指および母指球配置用切り欠き部63が設けられることにより、使用者の親指や母指球が長手方向凸条部62に係止されると共に、親指と母指球の配置部位が形成されるため足先がより外側に開かなくなること、母指球が定位置でより動作し易くなること、土踏まずの前方側が低くなって裏足に縦アーチが形成され易くなること、使用者の足裏が外側に比して内側がより低くなることで、つま先側が外側に開いたO脚歩行が改善されると共に、このO脚改善により脚部への衝撃が緩和されて腰痛や膝通がより改善され、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に姿勢も改善される作用を奏する。
さらに、図9に示したカバーシート型歩行矯正姿勢改善具の他の実施例について説明する。
この実施例のカバーシート型歩行矯正姿勢改善具70と前述したカバーシート型歩行矯正姿勢改善具60との相違は、カバーシート型歩行矯正姿勢改善具70が、カバーシート型歩行矯正姿勢改善具の下面25bではなく上面25aに、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部31と、後方側凸条部31の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ設けられた踵配置用凸条部32と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部61と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部62を有している点である。カバーシート型歩行矯正姿勢改善具60と同一構成については同一符号を付し説明を省略する。
このようなカバーシート型歩行矯正姿勢改善具70も本発明のカバーシート型歩行矯正姿勢改善具の範疇に包含される。なお、カバーシート型歩行矯正姿勢改善具の上面25aに、後方側凸条部31および踵配置用凸条部32を有さず、前方側凸条部61および長手方向凸条部62のみ有するもの、逆に、前方側凸条部61および長手方向凸条部62を有さず、後方側凸条部31および踵配置用凸条部32のみ有するものも本発明のカバーシート型歩行矯正姿勢改善具の範疇に包含される。
さらに、本発明の歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)を図10ないし図13に示した一実施例を用いて説明する。
この実施例の歩行矯正姿勢改善具1は、履物の底部に配されるインソール型歩行矯正姿勢改善具であって、湾曲させると反発弾性を生じる剛性を備えたプレート2を有し、プレート2の下面2aには、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部3と、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部4と、後方側凸条部4の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ設けられた内側凸条部5および外側凸条部6と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って設けられた長手方向凸条部7を有している。以下、各構成について順次詳述する。
この実施例の歩行矯正姿勢改善具1は、運動靴、革靴、ナースシューズなどの靴全般の他、スリッパ、サンダルまたは草履など、履物全般の底部に配して使用するインソール型歩行矯正姿勢改善具(インソールタイプの歩行矯正姿勢改善具)である。なお、本発明の歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)は、予め履物の一部として内部に配されたもの(例えばカバーシート型歩行矯正姿勢改善具の下面に配されたもの)でもよく、履物とは別に作製され履物に装着して使用するもの(例えばカバーシート型歩行矯正姿勢改善具の下面に配されて一体としてインソールを形成したもの)であってもよい。
プレート2は、靴の内底部に配される前述したカバーシート型歩行矯正姿勢改善具25(使用者の足裏が接触する部位)の下部に配される板材であり、歩行による体重移動で縦横に湾曲して足裏に縦アーチおよび横アーチが形成されることを補助すると共に、その反発弾性力により上方に跳ね上がって、立ち上がりや歩行自体を補助する。さらに、継続的な使用により正しい姿勢に改善されると共に、トランポリン効果により体幹が鍛えられ、肩凝り、腰痛、猫背、歩行不全、首痛、偏平足、外反母趾、膝痛、O脚等が次第に改善されるように機能する。
プレート2は、湾曲させると反発弾性を生じる剛性を備えたプレート2(反発性プレート、弾性プレート、高反発性プレート、高弾性プレートまたは高反発弾性プレート)にて形成されており、この実施例のプレート2はカーボンプレートにて形成されている。ただし、本発明におけるプレートはカーボンプレートに限定されるものではなく、歩行に伴なう体重移動により湾曲可能であって、かつ、湾曲させると反発弾性を生じる剛性を備えた板材であればどのようなものでもよい。
カーボンプレートは、オートクレーブ(窯)で硬化させたドライカーボンにて形成されていることが好ましい。これにより、カーボン繊維の含有量が多く樹脂量が少なく薄くて軽量で強靭かつ剛性が高いプレートを構成できる。
この実施例のプレート2は、図10または図11に示すように、使用者の足裏全体を載置できるように足裏の形態に対応した平面形状に形成されている。
この実施例のプレート2の厚みは、約1mmに形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば0.5~2.5mm程度で使用される履物等に応じて適宜設計変更可能である。
前方側凸条部3は、プレート2の下面2a側に設けられてプレート2の湾曲を形成支持するための部位であり、プレート2の縦方向および横方向の湾曲を形成すると共にそれらの湾曲の支点として機能する部位である。すなわち、前方側凸条部3は、歩行に際して使用者の母指球や踵部などによりプレート2が上から押圧されると、前方側凸条部3の上部で山形に湾曲させるように作用する。
具体的には、この実施例の前方側凸条部3は、使用者の土踏まずの前方側に位置する部位(使用者の土踏まずが上方に配される部位の前方側)において幅方向に沿って配されることにより、使用者の母指球や踵部などによりプレート2が上から押圧されると、プレート2を縦方向(長さ方向)に湾曲させ、足裏に縦アーチを形成し易くなるよう作用する。また、前方側凸条部3は、幅方向の内側から中央付近まで配され外側に設けられていないため、プレート2を横方向(幅方向)に湾曲させ、足裏に横アーチを形成し易くなるよう作用する。なお、この実施例の前方側凸条部3は、幅方向の内側から中央付近まで配されているが、これに限定されるものではなく、幅方向の内側から外側まで配されたものも本発明の範疇に包含される。この場合の前方側凸条部は、使用者の母指球や踵部などによりプレート2が上から押圧されると、プレート2を縦方向(長さ方向)に湾曲させ、足裏に縦アーチを形成し易くなるよう作用する。
長手方向凸条部7は、プレート2の下面2a側に設けられてプレート2の湾曲を形成支持するための部位であり、プレート2の横方向の湾曲を形成すると共にその湾曲の支点として機能する部位である。すなわち、長手方向凸条部7は、歩行に際して使用者の母指球や踵部などによりプレート2が上から押圧されると、長手方向凸条部7の上部でプレート2を山形に湾曲させるように作用する。なお、この実施例の長手方向凸条部7は前方側凸条部3より薄く形成されているが、これに限定されるものではなく、長手方向凸条部7が前方側凸条部3より厚く形成されたもの、または同一の厚さに形成されたものも本発明の範疇に包含される。また、この実施例の長手方向凸条部7と前方側凸条部3は連設されているが分離した設けられたものも本発明の範疇に包含される。
後方側凸条部4は、プレート2の下面2a側に設けられてプレート2の湾曲を形成支持するための部位であり、プレート2の縦方向(長さ方向)の湾曲を形成すると共にその湾曲の支点として機能する部位である。すなわち、後方側凸条部4は、歩行に際して使用者の母指球や踵部などによりプレート2が上から押圧されると、後方側凸条部4の上部でプレート2を山形に湾曲させ、足裏に縦アーチが形成され易くなるように作用する。
具体的には、この実施例の後方側凸条部4は、使用者の土踏まずの後方側に位置する部位(使用者の土踏まずが上方に配される部位の後方側)において幅方向に沿って配されることにより、使用者の母指球や踵部などによりプレート2が上から押圧されると、プレート2を縦方向(長さ方向)に湾曲させ、足裏に縦アーチを形成し易くなるよう作用する。また、この後方側凸条部4が設けられた部位は幅方向に沿って高くなるため、踵部がその上方に載ってつま先側が外側に開くことを抑制するように作用する。
後方側凸条部4の幅方向の両側には、長手方向に沿ってそれぞれ設けられた内側凸条部5および外側凸条部6が設けられている。この実施例の内側凸条部5および外側凸条部6は、後方側凸条部4の前後にそれぞれ長手方向に延在するように設けられている。これにより、使用者がカバーシート型歩行矯正姿勢改善具25の上面25bに足裏を載置すると、使用者の踵が安定的に配置され、つま先側が外側に開くことを抑制するように作用する。
なお、この実施例の後方側凸条部4は、内側凸条部5および外側凸条部6より厚く(約2倍)形成されており、足裏により縦アーチが形成され易くなるように構成されている。また、この内側凸条部5および外側凸条部6は、後方側凸条部4の前後にそれぞれ長手方向に延在するように設けられているが、後方側凸条部4の前後のいずれか一方のみに長手方向に延在するように設けられたものも本発明の範疇に包含される。
この実施例の前方側凸条部3、後方側凸条部4、内側凸条部5、外側凸条部6、または長手方向凸条部7は、端部がプレート2の湾曲に追随して多少湾曲するような弾性体(硬質ゴム)や軟質プラスチックなどにて形成されているが、これらに限定されるものではなく、それら個々の機能に応じて厚さや強度を維持できるものであればどのようなものでもよく、例えば、プレート2と同様の材料(例えばドライカーボン等)にて一体成形されたものも本発明の範疇に包含される。
なお、図10ないし図13に示したインソール型歩行矯正姿勢改善具1は左足用のものであり、右足用は左足用と対称関係にある形態に構成され、両者で一対のインソール型歩行矯正姿勢改善具1として提供される。
また、本発明の歩行矯正姿勢改善具は、図14および図15に示したように、前述した歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)1と歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)25を組み合わせて使用することにより相乗効果が発揮される。
このように、本発明の歩行矯正姿勢改善具は、例えば、使用者が両足にそれぞれ装着する靴下型歩行矯正姿勢改善具であって、靴下型歩行矯正姿勢改善具20の底部外面21には、長手方向に沿って外側に配された外側凸条部22と、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された幅方向凸条部23とが設けられている歩行矯正姿勢改善具20と、履物の底部に配され使用者の足裏と当接するカバーシート型歩行矯正姿勢改善具であって、カバーシート型歩行矯正姿勢改善具の下面25bには、使用者の土踏まずが位置する部位の下方の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部26と、後方側凸条部26の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ設けられた踵配置用後方側凸条部27とが設けられた歩行矯正姿勢改善具25と、履物の底部に配されるインソール型歩行矯正姿勢改善具であって、湾曲させると反発弾性を生じる剛性を備えたプレート2を有し、プレート2の下面2aには、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部3と、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部4と、後方側凸条部4の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ設けられた内側凸条部5および外側凸条部6を有したインソール型歩行矯正姿勢改善具1の3種の歩行矯正姿勢改善具のうち少なくとも2種以上の歩行矯正姿勢改善具を組み合わせて使用することにより、2種以上の歩行矯正姿勢改善具が協働することで相乗効果が生じて、継続的な使用によって理想的な歩行により矯正されると共に正しい姿勢により改善される。
上記歩行矯正姿勢改善具の3種のうち少なくとも2種以上から構成される歩行矯正姿勢改善具としては、図14および図15に示した歩行矯正姿勢改善具の組み合わせ(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具+インソール型歩行矯正姿勢改善具)の他、靴下型歩行矯正姿勢改善具とカバーシート型歩行矯正姿勢改善具の組み合わせ、靴下型歩行矯正姿勢改善具とインソール型歩行矯正姿勢改善具の組み合わせ、靴下型歩行矯正姿勢改善具とカバーシート型歩行矯正姿勢改善具とインソール型歩行矯正姿勢改善具の組み合わせが挙げられる。
つぎに、本発明の歩行矯正姿勢改善具の作用を図16または図17を用いて説明する。これらの図における作用は、最も相乗効果が高い靴下型歩行矯正姿勢改善具20とカバーシート型歩行矯正姿勢改善具25とインソール型歩行矯正姿勢改善具1の3種の組み合わせからなる歩行矯正姿勢改善具40の作用である。
歩行に際して、踵部側で軽く着地した後、前足部側へ体重が移動すると、前足部(特に内側の母指球)がインソール型歩行矯正姿勢改善具1を上方から押圧して、図16に示すように、カバーシート型歩行矯正姿勢改善具25およびインソール型歩行矯正姿勢改善具1のプレート2が湾曲(特に内側が下方に湾曲)する。これにより、使用者の前足部の足裏に横アーチが形成されると共に、足先の指が幅方向にそれぞれ広がるように作用し、さらにインソール型歩行矯正姿勢改善具1のプレート2の反発力により足全体が強化される。
また、踵部側で軽く着地した後、前足部側へ体重が徐々に移動する際には、前足部側では特に内側の母指球がインソール型歩行矯正姿勢改善具1を押圧し、後足部側では踵部がインソール型歩行矯正姿勢改善具1を押圧することで、図17に示すように、カバーシート型歩行矯正姿勢改善具25およびインソール型歩行矯正姿勢改善具1のプレート2が長さ方向の両側において下方に湾曲する。これにより、使用者の足裏の前足部と後足部の間には、土踏まずが反り上がると共に縦アーチが形成される。
さらに、足の指(特に親指)で地面を蹴り上げるようにして前に移動する際には、インソール型歩行矯正姿勢改善具1のプレート2の反発弾性力によってプレート2の長さ方向の両側が反発して上方に跳ね上がり足裏を押し上げるため、歩行が楽になり長時間の歩行による疲れや立ち上がりの際の足腰への負担を軽減させることができると共に、歩行が補助されて正しい姿勢で自然に手を振って歩くことができるように作用する。また、立ち上がる際に背筋を伸ばした感覚を体感でき、この背筋を伸ばした状態のまま歩いたり、或いは走ったりすることで、正しい姿勢を保つ筋肉が形成されていく。そして、このようなトランポリン効果を利用した歩行を継続的に繰り返すことで、体幹が鍛えられ理想的な歩行や姿勢が形成され、次第に肩凝り、腰痛、猫背、歩行不全、首痛、偏平足、外反母趾、膝痛、O脚等が改善されていく。
さらに、上記歩行動作中には、靴下型歩行矯正姿勢改善具20およびカバーシート型歩行矯正姿勢改善具25が、装着した使用者の両足が外側に比して内側が低くなるように作用し続けること、および足裏に縦アーチができ易くなるように作用することで、継続的な使用によって理想的な歩行により矯正されると共に正しい姿勢により改善されるように協働して作用する。
さらに、図18に示した本発明の歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)の他の実施例について説明する。
この実施例の歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)80と、前述した歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)1との相違点は、この実施例の歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)80が、前方側凸条部3および長手方向凸条部7の延在方向に沿って切り欠かれた親指および母指球配置用切り欠き部81を有している点と、内側凸条部5および外側凸条部6の四方等の角部にそれぞれRが形成されている点である。歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)1と同一構成部分について同一符号を付し説明を省略する。
このように、親指および母指球配置用切り欠き部81が形成されることにより、使用者の親指や母指球が長手方向凸条部7に係止されると共に、親指と母指球の配置部位が形成されるため足先がより外側に開かなくなること、母指球が定位置でより動作し易くなること、土踏まずの前方側が低くなって裏足に縦アーチが形成され易くなること、使用者の足裏が外側に比して内側がより低くなることで、つま先側が外側に開いたO脚歩行が改善されると共に、このO脚改善により脚部への衝撃が緩和されて腰痛や膝通がより改善され、継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に姿勢も改善される作用を奏する。
なお、本発明の歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)の範疇には、プレート2の下面2aに、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部3と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って設けられた長手方向凸条部7のみ設けられたもの、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部4と、後方側凸条部4の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ設けられた内側凸条部5および外側凸条部6のみ設けられたもの、プレート2の上面2bに、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部3と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って設けられた長手方向凸条部7と、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部4と、後方側凸条部4の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ設けられた内側凸条部5および外側凸条部6が設けられたもの、さらには、プレート2の上面2bに、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部3と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って設けられた長手方向凸条部7のみ設けられたもの、或いはプレート2の上面2bに、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部4と、後方側凸条部4の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ設けられた内側凸条部5および外側凸条部6のみ設けられたものも包含される。
つぎに、本発明の歩行矯正姿勢改善具(履物型歩行矯正姿勢改善具)を図19に示した一実施例を用いて説明する。
この実施例の歩行矯正姿勢改善具(履物型歩行矯正姿勢改善具)90は、使用者が両足にそれぞれ装着する履物型歩行矯正姿勢改善具であって、底部上面91aには、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部92および中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部93、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部94、後方側凸条部94の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ配された踵配置用凸条部95が設けられている。以下、各構成について順次詳述する。
この実施例の歩行矯正姿勢改善具(履物型歩行矯正姿勢改善具)90はサンダルであり、底部91と、底部91に取り付けられた甲当て96を有している。底部91や甲当て96の形成材料としては、公知の材料が使用できるが、例えばゴム材、合成樹脂、革材、発泡体などが好適に使用できる。また、底部91の先端部は、先端側に向かって反り上がるように形成されていてもよく、これにより歩行に際して底部91の先端部が床等に引っ掛かって転倒することを防止できる。
前方側凸条部92によって足裏が持ち上げられ縦アーチがより形成され易くなり、また、中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部93が設けられることによっても裏足が持ち上げられて横アーチが形成され易くなる。
後方側凸条部94は使用者が履物型歩行矯正姿勢改善具90の底部91の上面91aに足裏を載置すると、この後方側凸条部94が設けられた部位が幅方向に沿って高くなるため、足裏に縦アーチが形成され易くなると共に、つま先側が外側に開くことを抑制するよう作用する。
後方側凸条部94の幅方向の両側には、長手方向に沿ってそれぞれ設けられた踵配置用凸条部95が設けられている。この実施例の踵配置用凸条部95は、後方側凸条部94の前後にそれぞれ長手方向に延在するように設けられている。これにより、使用者がカバーシート型歩行矯正姿勢改善具90の上底部91の面25aに足裏を載置すると、後方側凸条部94の幅方向の両側が高くなることで凹部が形成されるため、使用者の踵が配置され、つま先側が外側に開くことを抑制するように作用する。
この実施例の後方側凸条部94は、踵配置用凸条部95の2倍の厚さに形成されており、足裏により縦アーチが形成され易くなるように構成されているが、後方側凸条部94は、踵配置用凸条部95が同一の厚さに形成されたものも本発明の範疇に包含される。また、この踵配置用凸条部94は、後方側凸条部94の前後にそれぞれ長手方向に延在するように設けられているが、後方側凸条部94の前後のいずれか一方のみに長手方向に延在するように設けられたものも本発明の範疇に包含される。
そして、このような履物型歩行矯正姿勢改善具90の継続的な使用によって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。
なお、この実施例の履物型歩行矯正姿勢改善具90は、前方側凸条部92、長手方向凸条部93、後方側凸条部94および踵配置用凸条部95を有しているが、これに限定されず、後方側凸条部94および踵配置用凸条部95を有さず、前方側凸条部92および長手方向凸条部93のみ有するもの、逆に、前方側凸条部92および長手方向凸条部93を有さず、後方側凸条部94および踵配置用凸条部95のみ有するものも本発明の履物型歩行矯正姿勢改善具の範疇に包含される。
また、この実施例の歩行矯正姿勢改善具(履物型歩行矯正姿勢改善具)90は、サンダルであるが、本発明の歩行矯正姿勢改善具(履物型歩行矯正姿勢改善具)はこれに限定されるものではなく、履物を広く包含するものであり、例えば運動靴、革靴、ナースシューズなど靴全般の他、草履やスリッパなども広く本発明の歩行矯正姿勢改善具(履物型歩行矯正姿勢改善具)の範疇に包含される。さらに、この実施例の歩行矯正姿勢改善具(履物型歩行矯正姿勢改善具)90は、底部91の上面91aに、前方側凸条部92、長手方向凸条部93、後方側凸条部94および踵配置用凸条部95を一体成形したものであるが、別部材として前方側凸条部92、長手方向凸条部93、後方側凸条部94および踵配置用凸条部95を取り付けたものも本発明の歩行矯正姿勢改善具(履物型歩行矯正姿勢改善具)の範疇に包含される。さらに、この実施例の前方側凸条部92、長手方向凸条部93、後方側凸条部94および踵配置用凸条部95は、底部91の上面91aと同一材料にて一体成形されているが、弾性体(硬質ゴム)、軟質樹脂や硬質樹脂などにて別部材にて形成されたものも本発明の範疇に包含される。
さらに、この実施例の歩行矯正姿勢改善具(履物型歩行矯正姿勢改善具)90は、前方側凸条部92が長手方向凸条部93より厚く形成されているが、これに限定されるものではなく、前方側凸条部92と長手方向凸条部93が同一厚さに形成されたものも本発明の範疇に包含される。さらに、この実施例の歩行矯正姿勢改善具(履物型歩行矯正姿勢改善具)90は、前方側凸条部92と長手方向凸条部93が連続的に形成されているが、これに限定されるものではなく、前方側凸条部92と長手方向凸条部93とが分離して形成されたものも本発明の範疇に包含される。さらに、この実施例の歩行矯正姿勢改善具(履物型歩行矯正姿勢改善具)90は、前方側凸条部92が内側から中央付近に形成されているが、これに限定されるものではなく、前方側凸条部92が内側から外側まで形成されたもの(前方側凸条部92と長手方向凸条部93とで逆T字形に形成されたもの)も本発明の範疇に包含される。
さらに、この実施例の後方側凸条部94は、踵配置用凸条部95の2倍の厚さに形成されており、足裏により縦アーチが形成され易くなるように構成されているが、後方側凸条部94は、踵配置用凸条部95が同一の厚さに形成されたものも本発明の範疇に包含される。また、この踵配置用凸条部95は、後方側凸条部94の前後にそれぞれ長手方向に延在するように設けられているが、後方側凸条部94の前後のいずれか一方のみに長手方向に延在するように設けられたものも本発明の範疇に包含される。
さらに、本発明の歩行矯正姿勢改善具(シール型歩行矯正姿勢改善具)を図20に示した実施例を用いて説明する。
この実施例の歩行矯正姿勢改善具(シール型歩行矯正姿勢改善具)100は、履物の底部上面に配するためのシール型歩行矯正姿勢改善具であって、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って貼付される前方側凸条部材101、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って貼付される長手方向凸条部材102、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って貼付される後方側凸条部材103、或いは後方側凸条部材103の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ貼付される踵配置用凸条部材104のいずれかであることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具である。
使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って貼付される前方側凸条部材101は、履物の底部上面に配されることにより、足裏が持ち上げられて足裏に縦アーチがより形成され易くなる。前方側凸条部材101の下面には、粘着層および剥離層101aがこの順で形成されており、履物の底部上面に貼付する際は剥離層を粘着層から剥がして貼付することができるように構成されている。
使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って貼付される長手方向凸条部材102は、履物の底部上面に配されることにより、裏足が持ち上げられて横アーチが形成され易くなる。長手方向凸条部材102の下面には、粘着層および剥離層102aがこの順で形成されており、履物の底部上面に貼付する際は剥離層を粘着層から剥がして貼付することができるように構成されている。
なお、この実施例の歩行矯正姿勢改善具(シール型歩行矯正姿勢改善具)100は、前方側凸条部材101が長手方向凸条部材102より厚く形成されているが、これに限定されるものではなく、前方側凸条部材101と長手方向凸条部材102が同一厚さに形成されたものも本発明の範疇に包含される。さらに、この実施例の歩行矯正姿勢改善具(シール型歩行矯正姿勢改善具)100は、前方側凸条部材101と長手方向凸条部材102が連続的に形成されているが、これに限定されるものではなく、前方側凸条部材101と長手方向凸条部材102とが分離して形成されたものも本発明の範疇に包含される。さらに、この実施例の歩行矯正姿勢改善具(シール型歩行矯正姿勢改善具)100は、前方側凸条部材101が内側から中央付近に形成されているが、これに限定されるものではなく、前方側凸条部材101が内側から外側まで形成されたもの(前方側凸条部材101と長手方向凸条部材102とで逆T字形に形成されたもの)も本発明の範疇に包含される。
使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って貼付される後方側凸条部材103は、履物の底部上面に配されることにより、後方側凸条部材103が設けられた部位が幅方向に沿って高くなるため、足裏に縦アーチが形成され易くなると共に、つま先側が外側に開くことが抑制される。後方側凸条部材103の下面には、粘着層および剥離層103aがこの順で形成されており、履物の底部上面に貼付する際は剥離層を粘着層から剥がして貼付することができるように構成されている。
後方側凸条部材103の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ貼付される踵配置用凸条部材104は、履物の底部上面に配されることにより、後方側凸条部材103の幅方向の両側が高くなることで凹部が形成されるため、使用者の踵が配置され、つま先側が外側に開くことが抑制される。踵配置用凸条部材104の下面には、粘着層および剥離層104aがこの順で形成されており、履物の底部上面に貼付する際は剥離層を粘着層から剥がして貼付することができるように構成されている。
なお、この実施例の後方側凸条部材103は、踵配置用凸条部材104の2倍の厚さに形成されており、足裏により縦アーチが形成され易くなるように構成されているが、後方側凸条部材103は、踵配置用凸条部材104が同一の厚さに形成されたものも本発明の範疇に包含される。また、この踵配置用凸条部材104は、後方側凸条部材103の前後にそれぞれ長手方向に延在するように設けられているが、後方側凸条部材103の前後のいずれか一方のみに長手方向に延在するように設けられたものも本発明の範疇に包含される。
このように、前方側凸条部材101を履物の底部上面に貼付することによって足裏により縦アーチが形成され易くなること、中央付近に長手方向に沿って配される長手方向凸条部材102を履物の底部上面に貼付することによって裏足に横アーチが形成され易くなること、後方側凸条部材103を履物の底部上面に貼付することによって足裏に縦アーチができやすくなること、踵配置用凸条部材104を履物の底部上面に貼付することによって足先が外側に開くことが抑制されることで、これらを貼付する履物を継続的に使用することによって理想的な歩行に矯正されると共に正しい姿勢に改善される。なお、前方側凸条部材101、長手方向凸条部材102、後方側凸条部材103、或いは踵配置用凸条部材104は、例えば弾性体(硬質ゴム)、軟質樹脂、硬質樹脂または皮材料などにより形成することができる。
1 歩行矯正姿勢改善具(インソール型歩行矯正姿勢改善具)
2 プレート
2a 下面
2b 上面
3 前方側凸条部
4 後方側凸条部
5 内側凸条部
6 外側凸条部
7 長手方向凸条部
8 親指および母指球配置用切り欠き部
20 歩行矯正姿勢改善具(靴下型歩行矯正姿勢改善具)
21 底部外面
22 外側凸条部
23 幅方向凸条部
25 歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)
25a 上面
25b 下面
26 後方側凸条部
27 踵配置用凸条部
28 母指球配置用切り欠き部
29 内側切り欠き部
30 歩行矯正姿勢改善具(カバーシート型歩行矯正姿勢改善具)
31 後方側凸条部
32 踵配置用凸条部
40 歩行矯正姿勢改善具(靴下型歩行矯正姿勢改善具+カバーシート型歩行矯正姿勢改善具+インソール型歩行矯正姿勢改善具)
90 歩行矯正姿勢改善具(履物型歩行矯正姿勢改善具)
100 歩行矯正姿勢改善具(シール型歩行矯正姿勢改善具)

Claims (30)

  1. 使用者が両足にそれぞれ装着する靴下型歩行矯正姿勢改善具であって、該靴下型歩行矯正姿勢改善具の底部外面には、長手方向に沿って外側に配された外側凸条部と、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された幅方向凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具。
  2. 使用者が両足にそれぞれ装着する靴下型歩行矯正姿勢改善具であって、該靴下型歩行矯正姿勢改善具の底部外面には、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部と、該後方側凸条部の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ配された踵配置用凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具。
  3. 前記後方側凸条部は、前記踵配置用凸条部より厚く形成されている請求項2に記載の歩行矯正姿勢改善具。
  4. 前記靴下型歩行矯正姿勢改善具の底部外面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられている請求項2または3に記載の歩行矯正姿勢改善具。
  5. 使用者が両足にそれぞれ装着する靴下型歩行矯正姿勢改善具であって、該靴下型歩行矯正姿勢改善具の底部外面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具。
  6. 履物の底部に配され使用者の足裏と当接するカバーシート型歩行矯正姿勢改善具であって、該カバーシート型歩行矯正姿勢改善具の下面には、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部と、該後方側凸条部の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ配された踵配置用凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具。
  7. 前記後方側凸条部は、前記踵配置用凸条部より厚く形成されている請求項6に記載の歩行矯正姿勢改善具。
  8. 前記歩行矯正姿勢改善具は、使用者の母子球が位置する部位に設けられた母指球配置用切り欠き部を有している請求項6または7に記載の歩行矯正姿勢改善具。
  9. 前記歩行矯正姿勢改善具は、前記母指球配置用切り欠き部の後方側に内側切り欠き部を有している請求項8に記載の歩行矯正姿勢改善具。
  10. 前記カバーシート型歩行矯正姿勢改善具の下面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられている請求項6に記載の歩行矯正姿勢改善具。
  11. 履物の底部に配され使用者の足裏と当接するカバーシート型歩行矯正姿勢改善具であって、該カバーシート型歩行矯正姿勢改善具の下面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具。
  12. 前記歩行矯正姿勢改善具は、前記前方側凸条部および前記長手方向凸条部の延在方向に沿って切り欠かれた親指および母指球配置用切り欠き部を有している請求項11に記載の歩行矯正姿勢改善具。
  13. 履物の底部に配され使用者の足裏と当接するカバーシート型歩行矯正姿勢改善具であって、該カバーシート型歩行矯正姿勢改善具の上面には、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部と、該後方側凸条部の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ配された踵配置用凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具。
  14. 前記後方側凸条部は、前記踵配置用凸条部より厚く形成されている請求項13に記載の歩行矯正姿勢改善具。
  15. 前記歩行矯正姿勢改善具は、使用者の母子球が位置する部位に設けられた母指球配置用切り欠き部を有している請求項13または14に記載の歩行矯正姿勢改善具。
  16. 前記カバーシート型歩行矯正姿勢改善具の上面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられている請求項13に記載の歩行矯正姿勢改善具。
  17. 履物の底部に配され使用者の足裏と当接するカバーシート型歩行矯正姿勢改善具であって、該カバーシート型歩行矯正姿勢改善具の上面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具。
  18. 前記歩行矯正姿勢改善具は、前記前方側凸条部および前記長手方向凸条部の延在方向に沿って切り欠かれた親指および母指球配置用切り欠き部を有している請求項17に記載の歩行矯正姿勢改善具。
  19. 履物の底部に配されるインソール型歩行矯正姿勢改善具であって、該インソール型歩行矯正姿勢改善具は、湾曲させると反発弾性を生じる剛性を備えたプレートを有し、該プレートの下面には、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部と、該後方側凸条部の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ配された内側凸条部および外側凸条部とを有していることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具。
  20. 前記プレートの下面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられている請求項19に記載の歩行矯正姿勢改善具。
  21. 前記歩行矯正姿勢改善具は、使用者の母子球が位置する部位に設けられた母指球配置用切り欠き部を有している請求項19または20に記載の歩行矯正姿勢改善具。
  22. 履物の底部に配されるインソール型歩行矯正姿勢改善具であって、該インソール型歩行矯正姿勢改善具は、湾曲させると反発弾性を生じる剛性を備えたプレートを有し、該プレートの下面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具。
  23. 前記歩行矯正姿勢改善具は、前記前方側凸条部および前記長手方向凸条部の延在方向に沿って切り欠かれた親指および母指球配置用切り欠き部を有している請求項22に記載の歩行矯正姿勢改善具。
  24. 履物の底部に配されるインソール型歩行矯正姿勢改善具であって、該インソール型歩行矯正姿勢改善具は、湾曲させると反発弾性を生じる剛性を備えたプレートを有し、該プレートの上面には、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部と、該後方側凸条部の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ配された内側凸条部および外側凸条部とを有していることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具。
  25. 履物の底部に配されるインソール型歩行矯正姿勢改善具であって、該インソール型歩行矯正姿勢改善具は、湾曲させると反発弾性を生じる剛性を備えたプレートを有し、該プレートの上面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部と、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具。
  26. 前記歩行矯正姿勢改善具は、前記前方側凸条部および前記長手方向凸条部の延在方向に沿って切り欠かれた親指および母指球配置用切り欠き部を有している請求項25に記載の歩行矯正姿勢改善具。
  27. 使用者が両足にそれぞれ装着する履物型歩行矯正姿勢改善具であって、底部上面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部および中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具。
  28. 使用者が両足にそれぞれ装着する履物型歩行矯正姿勢改善具であって、底部上面には、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って配された後方側凸条部と、該後方側凸条部の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ配された踵配置用凸条部が設けられていることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具。
  29. 前記履物型歩行矯正姿勢改善具の底部上面には、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って配された前方側凸条部および中央付近に長手方向に沿って配された長手方向凸条部が設けられている請求項28に記載の歩行矯正姿勢改善具。
  30. 履物の底部上面に配するためのシール型歩行矯正姿勢改善具であって、該シール型歩行矯正姿勢改善具は、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側に幅方向に沿って貼付される前方側凸条部材、使用者の土踏まずが位置する部位の前方側において中央付近に長手方向に沿って貼付される長手方向凸条部材、使用者の土踏まずが位置する部位の後方側に幅方向に沿って貼付される後方側凸条部材、或いは前記後方側凸条部材の幅方向の両側に長手方向に沿ってそれぞれ貼付される踵配置用凸条部材のいずれかであることを特徴とする歩行矯正姿勢改善具。
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