JP3149846U - 眼鏡用のレンズ連結具及びレンズ交換可能の眼鏡並びにレンズ形成基材 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用目的に適合した眼鏡を簡易にしかも経済的に構成可能とする眼鏡用のレンズ連結具を提供する。【解決手段】眼鏡を構成するに際し、レンズ5をレンズ連結部材2の挿入片3に連結するレンズ連結具1であり、挿入片3を挿入させる盲の挿入孔10を有する。挿入孔10の開口端13側に、係合片3の先端部分をガイドするガイド溝を有する。突設された2本の止着ピン32,32をレンズ5に設けた止着孔29,29に止着することにより、レンズ連結具1をレンズ5に固定する。挿入片3を挿入孔10に押し込むことにより、レンズ5をレンズ連結部材2に連結できる。【選択図】図1

Description

本考案は、レンズ交換を可能とする眼鏡用のレンズ連結具に関するものであり、又、これを用いてなるレンズ交換可能の眼鏡に関するものである。更に、該眼鏡用のレンズ連結具を用いてなるレンズ形成用基材に関するものである。
眼鏡には、その使用目的に応じて幾種類ものタイプがある。その一つとして、本体眼鏡に着脱可能に取り付けられることによってサングラスを掛けた状態等が得られるように構成された前掛け式眼鏡がある。
該前掛け式眼鏡の一例としては、実開昭58−91721号公報(特許文献1)や特開昭50−120641号公報(特許文献2)等が開示するような、クリップを介して本体眼鏡に着脱可能に取り付けられて撥ね上げ可能となされた前掛け式眼鏡や、特開2003−241149号公報(特許文献3)が開示するような、本体眼鏡の左右のレンズの外縁部分や内縁部分に係合し得る弾性湾曲係合片を介し該本体眼鏡に着脱可能に取り付けられて撥ね上げ可能となされた前掛け式眼鏡がある。或いは、実用新案登録第3117580号公報(特許文献4)や実用新案登録第3125901号公報(特許文献5)が開示するような、本体眼鏡の左右のレンズ部を前面側から覆い得る左右の補助レンズを具えた前掛け式眼鏡を本体眼鏡のレンズ枠に着脱可能としてなる、撥ね上げ方式でない前掛け式眼鏡がある。
かかる前掛け式眼鏡の内、撥ね上げ可能に構成された眼鏡を本体眼鏡に取り付けた場合は、該前掛け式眼鏡を下ろした状態ではサングラスとして使用できる一方、自動車の運転中にトンネルに入ったとき等、暗所に入ったときには、これを撥ね上げることによって、本体眼鏡で視界を確保して見ることができ走行の安全性等を確保できた。
その他、実開昭58−100315号公報(特許文献6)が開示するような、左右の上弦部相互を連結部で連結してなる眼鏡フロントフレームの左右の上弦部の下側の部分(目と対向する部分)をレンズが覆い得るように、該レンズを該上弦部に撥ね上げ可能に取り付けてなる撥ね上げ式眼鏡も提案されている。該撥ね上げ式眼鏡が、例えば老眼鏡を含めた遠視用眼鏡である場合は、該撥ね上げ式眼鏡を下ろした状態では景色等の離れたところに位置する物を見ることができる一方、新聞や書籍等を読むなど手近な物を見るときにはこれを撥ね上げることによって裸眼で楽に見ることができた。又、該撥ね上げ式眼鏡がサングラスである場合は、これを下ろした状態ではサングラスとして使用できる一方、自動車の運転中にトンネルに入ったとき等、暗所に入ったときには、これを撥ね上げることによって裸眼で視界を確保して見ることができ、走行の安全性等を確保できた。
かかる前掛け式眼鏡や撥ね上げ式眼鏡において、レンズ連結部材の左右の連結片にレンズを取り付ける構成の一態様としては、左右のリムにレンズを嵌着してなるものの他、例えば特許文献1の第2図や、特許文献2の第1図、特許文献3の第6図、特許文献4の図2、特許文献5の図3、特許文献6の第1図等に示されているような、該連結片にレンズをリベットやネジを用いて固定してなる簡易な取り付け構造のものも提供されている。
そして、リムにレンズを嵌着してなる前掛け式眼鏡や撥ね上げ式眼鏡にあってはもとより、かかる簡易タイプの前掛け式眼鏡や撥ね上げ式眼鏡にあっても、リベット止めやビス止めによってレンズが取付片に固定されることからして、レンズの交換は本来予定されていなかった。
ところで眼鏡は、TPO(時、所、場所)に応じて適宜使い分けされる場合がある。例えば、釣りやゴルフ、ウインタースポーツ、ドライブ等のアウトドアでの活動の場合は、遮光用のサングラス、特に偏光レンズのサングラスが好適である。このような場合、目的地に着くまでは通常の眼鏡やサングラスを着用し、目的地では偏光レンズのサングラスを着用することが行われている。又、日常生活にあっては、おしゃれを楽しむために色違いのサングラスを使い分けることも行われている。
従来このように、TPOに応じて眼鏡を使い分けたい要求があったのであるが、これまでの眼鏡は、前記のようにレンズの交換が予定されていなかったため、複数本の眼鏡を取り揃えなければならない不経済があったのである。
実開昭58−91721号公報 特開昭50−120641号公報 特開2003−241149号公報 実用新案登録第3117580号公報 実用新案登録第3125901号公報 実開昭58−100315号公報
本考案は、前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、レンズを複数種類揃えておけばその使い分けによって、使用目的に適合した眼鏡を簡易に然も経済的に構成可能とする眼鏡用のレンズ連結具の提供を課題とするものである。又、これを用いてなる、簡易な構成の、レンズ交換可能の眼鏡の提供を課題とするものである。更に、該眼鏡用のレンズ連結具を用いてなる、レンズ形態を容易且つ正確にカット加工し得るレンズ形成用基材の提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため本考案は以下の手段を採用する。
即ち本考案に係る眼鏡用のレンズ連結具(以下、レンズ連結具という)は、レンズ連結部材の挿入片に連結される眼鏡用のレンズ連結具であって、全体がプラスチック製であり、レンズの表面に固定される連結具本体を具え、該連結具本体は、前記挿入片を着脱可能に挿入させる、底部が閉じた盲孔としての挿入孔が設けられると共に、該挿入孔の開口端のレンズ側の縁には、前記挿入片を該開口端に向けてガイドする底部ガイド片が突設されている。又、前記連結具本体の前記レンズの表面に固定される固定面部に、前記レンズに貫設された止着孔にその一端からその他端に向けて挿通される止着ピンが突設されており、該止着ピンが該止着孔に挿通された状態で、該他端で突出した突出部分が潰されることによって、該他端の周縁部分に係合する抜け止め突部が形成されるようになされていることを特徴とするものである。
前記レンズ連結具において、前記開口端の両側縁に側部ガイド片を突設するのがよい。
前記レンズ連結具において、前記開口端の両側縁に側部ガイド片を、前記底部ガイド片上で突設し、該両側部ガイド片の対向する内面は、前記開口端から開口端先側に向けて外方に傾斜するガイド面と、ガイド面間の間隔を、開口端先側に向けて拡大する如く構成するのがよい。
前記レンズ連結具において、前記挿入孔の内面に、係合凹部又は係合孔を設け、該係合突部と、前記固定面部とが嵌合状態に係合し得る如く構成するのがよい。
前記レンズ連結具において、前記固定面部と対向する係合面部に、前記挿入片が前記挿入孔に一杯に挿入された状態で、前記挿入片に設けられている係合突部と嵌合状態に係合し得る係合孔を設けるのがよい。
前記レンズ連結具において、前記底部ガイド片で前記止着ピンを突設するのがよい。
前記レンズ連結具において、前記固定面部の、レンズに対する固定面を、レンズの表面に当接し得る湾曲面に形成するのがよい。
前記レンズ連結具において、前記固定面部と対向する係合面部に、前記開口端で開放して前記挿入孔の底部に向けて延長する係合割溝を設け、該係合割溝に、前記挿入片に設けた係合突条部を嵌め入れ可能とし、該係合突条部の先端が該係合割溝の溝先端に当接した状態で、挿入孔に対する挿入片の所定の挿入状態が得られる如く構成するのがよい。
前記レンズ連結具において、前記係合割溝の溝側面に係合凹部を設け、前記係合突条部の先端が前記係合割溝の溝先端に当接した状態で、前記係合凹部に、前記係合突条部に設けた係合突部が嵌合状態に係合する如く構成するのがよい。
前記固定面部に突設された前記止着ピンは1本とし、該止着ピンの横断面を非円形に形成し、該止着ピンは、前記レンズに設けられてなる、該止着ピンの横断面形状に合致する非円形の止着孔に挿通される如くなし、このように挿通された状態で、該止着孔の他端で突出した突出部分が潰されることによって、該止着孔の他端の周縁部分に係合する抜け止め突部が形成される如く構成するのがよい。
本考案に係るレンズ交換可能の眼鏡(以下眼鏡という)は、水平方向で逆向きに突出する左右の挿入片が設けられてなるレンズ連結部材と、前記したレンズ連結具がレンズに固定されてなる連結具付きレンズとを具え、該眼鏡用のレンズ連結具は、レンズの表面の上の縁部分に、前記挿入孔をその孔心を水平状態にして固定されると共に、該挿入孔に前記挿入片が着脱可能に挿入されている。そして前記固定面部に突設された止着ピンが、前記上の縁部分に貫設された止着孔にその一端からその他端に向けて挿通され、該他端で突出した突出部分が潰されることによって、該他端の周縁部分に係合する抜け止め突部が形成されていることを特徴とするものである。
前記眼鏡において、下向きに突出する左右の挿入片が設けられてなるレンズ連結部材と、前記した眼鏡用のレンズ連結具がレンズに固定されてなる連結具付きレンズとを具え、該眼鏡用のレンズ連結具は、レンズの表面の内側(鼻に近い側)の縁部分に、前記挿入孔をその孔心を上下方向にして固定されると共に、該挿入孔に前記挿入片が着脱可能に挿入されており、前記固定面部に突設された止着ピンが、前記内側(鼻に近い側)の縁部分に貫設された止着孔にその一端からその他端に向けて挿通され、該他端で突出した突出部分が潰されることによって、該他端の周縁部分に係合する抜け止め突部が形成される如く構成するのがよい。
本考案に係るレンズ形成基材は、カット加工によって所要形態のレンズを形成できるプラスチック製のレンズ形成板に、前記した眼鏡用のレンズ連結具が固定されていることを特徴とするものである。
本考案は、以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本考案に係るレンズ連結具は、全体がプラスチック製であり止着ピンを具えるため、該止着ピンを、レンズに設けた止着孔に挿通させ、突出した部分を潰すことにより、容易且つ確実にレンズに固定できる。
そして該レンズ連結具は、レンズ連結部材の挿入片を着脱可能に挿入させ得る挿入孔を有するため、レンズ交換を可能とする。かかることから、使用目的に適した眼鏡を経済的に構成可能とする。
又、該レンズ連結具は底部ガイド片が突設されてなるため、該底部ガイド片のガイド作用によって、前記挿入片を、レンズを傷つけることなく挿入孔に無理なく挿入させることができる。
(2) 又、本考案に係る眼鏡は、前記レンズ連結具が止着ピンを介してレンズに固定されてなる連結具付きレンズを具えるため、該連結具付きレンズをレンズ連結部材の挿入片に着脱可能に取り付けることにより、レンズ交換が可能な前掛け式環境(撥ね上げ式のもの及び撥ね上げ式でないもの)、撥ね上げ式眼鏡を簡易に構成できることとなる。
かかることから本考案によるときは、使用目的に適合した眼鏡を、レンズ連結部材をそのまま使用しつつ、レンズを交換するだけで容易に構成でき、何本もの眼鏡を取り揃える場合に比し経済的である。
(3) 本考案に係るレンズ形成基材は、カット加工によって所要形態のレンズを形成できるプラスチック製のレンズ形成板に前記レンズ連結具が固定されてなる。従って該レンズ形成基材によるときは、該レンズ形成板をレンズ連結具を介してレンズ連結部材の挿入片に連結した状態で該レンズ形成板に所要のレンズ輪郭線を付した後、該レンズ形成基材を該挿入片から取り外すことにより、エンドユーザーであっても、該レンズ形成板を所望のレンズ形態に容易且つ正確にカットでき、個性的な眼鏡を構成できることとなる。
(4) 前記挿入孔の内面で、係合凹部又は係合孔を設ける一方、前記挿入片に、該係合凹部又は係合孔と係合し得る係合突部を設けるときは、両者の係合によって、前記挿入片が前記挿入孔に一杯に挿入されたことを確認できると共に、該挿入片の確実な抜け止めが図られることとなる。
(5) 前記開口端の両側縁に側部ガイド片を突設するときは、前記挿入片の先端部分を、該両側部ガイド片のガイド作用によって、横ずれを生じさせることなく、前記挿入孔の開口端に向けてより円滑にガイドすることができる。この場合、該両側部ガイド片の対向する内面を、該開口端から開口端先側に向けて外方に傾斜するガイド面とし、両ガイド面間の間隔を、開口端先側に向けて拡大させるときは、両側部ガイド片の先端間をより大きく拡張できる。かかることから、挿入片の先端部分を該拡張された先端間に挿入させることができ、該挿入片をより円滑にガイドできることとなる。
(6) 前記底部ガイド片で前記止着ピンを突設するときは、該底部ガイド片を、より安定的な固定状態でレンズ表面に固定できることになる。
(7) 前記固定面部の、レンズに対する固定面を、レンズの表面に面接触し得る湾曲面に形成するときは、レンズに対するレンズ連結具の固定状態の安定性向上を期し得る。
本考案に係るレンズ連結具を示す分解斜視図である。 レンズ連結具を示す斜視図である。 その断面図である。 レンズ連結具をレンズに固定する工程を説明する断面図である。 連結具付きレンズをレンズ連結部材に取り付ける工程を示す斜視図である。 レンズに固定されたレンズ連結具の挿入孔にレンズ連結部材の挿入片を挿入する工程を説明する断面図である。 レンズ連結部材の左右の挿入片にレンズを連結してなる撥ね上げ式の前掛け式眼鏡を示す正面図である。 前掛け式眼鏡を本体眼鏡に装着した状態を、補助レンズを下ろした状態で示す側面図である。 その補助レンズを撥ね上げた状態を示す側面図である。 レンズ連結部材を示す斜視図である。 連結具付きレンズをレンズ連結部材の挿入片に取り付けた状態を示す斜視図である。 左右の補助レンズ部を一連に連ねてなるレンズをレンズ連結部材に取り付けた前掛け式眼鏡を示す正面図である。 そのレンズ連結部材を示す正面図である。 そのレンズを示す正面図である。 そのレンズにレンズ連結具を固定する工程を説明する断面図である。 そのレンズにレンズ連結具を固定した状態を示す断面図である。 左右の補助レンズ部が一連に連なってなるレンズをレンズ連結部材に取り付ける工程を説明する正面図である。 連結具付きレンズをレンズ連結部材に取り付けた撥ね上げ式眼鏡を示す正面図である。 その平面図である。 その撥ね上げ式眼鏡を構成する連結具付きレンズを形成する工程を説明する分解斜視図である。 連結具付きレンズをレンズ連結部材に連結した状態を示す斜視図である。 撥ね上げ式眼鏡を示す側面図である。 左右のレンズが一連に連なってなるレンズを用いた連結具付きレンズをレンズ連結部材に取り付けた撥ね上げ式眼鏡の他の実施例を示す正面図である。 その撥ね上げ式眼鏡に用いるレンズ連結部材を示す正面図である。 その連結具付きレンズを連結部材の挿入片に連結した状態を示す断面図である。 レンズ形成基材を示す斜視図である。 レンズ形成板とレンズ連結具とを示す斜視図である。 そのレンズ連結具をレンズに固定してなる連結具付きレンズを連結部材の挿入片に連結した状態を示す断面図である。 レンズ形成板をカットして形成された連結具付きレンズを示す斜視図である。 その連結具付きレンズをレンズ連結部材の挿入片に連結した状態を示す斜視図である。 レンズ連結具のその他の実施例を示す斜視図と、レンズに対するその固定状態を挿入片の挿入要領と共に示す断面図である。 レンズ連結具のその他の実施例を挿入片と共に示す斜視図である。 レンズ連結具のその他の実施例を挿入片と共に示す斜視図である。 挿入片と挿入孔との係合状態の他の態様を示す断面図である。 係合片と挿入孔との係合状態のその他の態様を示す断面図である。 係合片と挿入孔との係合状態のその他の態様を示す断面図である。 レンズ連結具を止着ピンを用いてレンズに固定した他の態様を示す断面図である。 レンズ連結具を止着ピンを用いてレンズに固定したその他の態様を示す断面図である。 1本の止着ピンが突設されてなるレンズ連結具をレンズに固定する工程を説明する斜視図と断面図である。 底部ガイド片に止着ピンが突設されてなるレンズ連結具をレンズに固定した状態を示す断面図である。 先細に形成された挿入片を、先細に形成された挿入孔に挿入することにより、連結具付きレンズをレンズ連結部材に連結する工程を説明する断面図である。 先細に形成された挿入片を、先細に形成された挿入孔に挿入することにより、連結具付きレンズをレンズ連結部材に連結した他の態様を示す断面図である。 レンズに対するレンズ連結部材のその他の固定状態を示す断面図である。 レンズの内側の縁部分にレンズ連結具を固定してなる連結具付きレンズをレンズ連結部材の挿入片に連結して構成された前掛け式眼鏡を示す正面図と断面図である。
図1〜3において本考案に係るレンズ連結具1は、レンズ連結部材2の挿入片3に連結されるものであって、全体がプラスチック製であり、レンズ5に固定される連結具本体6を具えている。該挿入片3は、例えば長方形板状を呈しており、その一面7の中央部位に球面状の係合突部9が突設されている。
該レンズ連結具1は、ポリアセタールやナイロン、ポリカーボネート、ABS樹脂等のプラスチックを用いて形成できる。
該レンズ連結具1は、図1〜4に示すように、該挿入片3を着脱可能に挿入させることのできる、底部17が閉じた盲孔としての挿入孔10が設けられると共に、前記レンズ5の表面8(例えば後面11)に面する前面部12aとしての固定面部12で、レンズ5に固定される。そして、該挿入孔10の開口端13のレンズ側の縁15には底部ガイド片16が突設されている。
該連結具本体6を図1〜4について具体的に説明すれば、前記挿入片3の挿入方向に比較的長い偏平な直方体箱状を呈しており、該挿入片3を着脱可能に挿入させるための、底部17(図3(B))が閉じ且つ一端が開口した盲孔としての前記挿入孔10が、該連結具本体6の軸線方向に長く形成されている。該挿入孔10は、その横断面形態が長方形状を呈している。
そして、前記開口端13のレンズ側の縁15には、前記挿入片3の先端部分20(図4(C))を前記開口端13に向けてガイドする前記底部ガイド片16が一連状態で突設されており、前記固定面部12の、レンズ側の固定面21及び、該固定面21と対向する挿入面22は、共に、段差のない一連の平坦面に形成されている。該連結具本体6は該固定面21で、前記レンズ5の表面8(後面11又は前面23)に固定される。図1、図4(C)においては、レンズ5の後面11に固定された状態が示されている。
本実施例においては、図2、図3(B)に示すように、前記開口端13の対向側縁25,25に側部ガイド片26,26が、前記底部ガイド片16上で突設されている。該両側部ガイド片26,26の内面は、図3(B)に示すように、該開口端13から開口端先側に向けて外方に傾斜するガイド面27,27とされ、両ガイド面27,27間の間隔は、開口端先側に向けて拡大している。
又、前記連結具本体6の前記固定面21の長さ方向の両側に位置させて、前記レンズ5に小間隔を置いて設けた2個の止着孔29,29(図1、図4(A))にその一端30からその他端31に向けて挿通される2本の止着ピン32,32が突設されている。本実施例においては、前記開口端13側の止着ピン32aが、前記底部ガイド片16に一部が存する状態で前記固定面21に突設されているため、図4(C)に示すように、該底部ガイド片16をレンズ5に安定的な固定状態となし得る。
該止着ピン32,32は、図4(B)に示すように、前記止着孔29,29にその一端30から挿通された状態で、該止着孔29の他端31で突出した突出部分33が潰される。該突出部分33が加熱されて潰されるか、加熱されることなく、プラスチックの変形性を利用して機械的に潰されるかは問わない。このように潰されることにより、図5(C)に示すように、該他端31の周縁部分35に係合する抜け止め突部36が形成される如くなされている。かかるかしめによって、図4(C)、図5(A)に示すように、レンズ連結具1が、回り止めされて確実にレンズ5に固定されることになる。
又、図2(A)、図6(C)に示すように、該連結具本体6の前記固定面部12と対向する、後面部(顔面側の面部)37aとしての係合面部37に、前記挿入片3が前記挿入孔10に一杯に挿入された状態で前記係合突部9と嵌合状態で係合し得る係合孔39が設けられている。該係合孔39は、本実施例においては、該係合面部37の長さ方向の中央部位に設けられている。
かかる構成を有するレンズ連結具1の主要部の寸法を例示すれば、図3(A)(B)に示すように、前記連結具本体6の軸線方向の長さL1は9mmに、その幅L2は3mmに、厚さL3は1.8mmに設定されると共に、前記挿入孔10の長さL4は7mmに設定され、その孔幅L5は、前記挿入片3の幅に略等しく設定されている。又、前記係合孔39の径L6は2mmに設定され、前記底部ガイド片16の前記開口端13からの突出長さL7は1.5mmに設定され、前記側部ガイド片26,26の前記開口端13からの突出長さL8は0.9mmに設定されている。又前記止着ピン32の径L9は1.25mm、該止着ピン32の突出長さL10は、異なるレンズ厚さに対応できるように比較的長く設定され、例えば2.6mmに設定されている。又、両止着ピン32,32の中心間距離は6mmに設定されている。
然して、前記挿入片3の先端部分20を、図4(C)、図6(A)に示すように、前記底部ガイド片16と前記両側部ガイド片26,26が形成するガイド溝部41(図2)に挿入すると、該先端部分20は、前記挿入孔10の開口端13に向けて円滑にガイドされる。このようにガイドされた状態で、前記挿入片3を前記挿入孔10に向けて押し込むと、前記挿入面22が、段差のない一連の平坦面に形成されているため、該挿入片3は図5(B)に示すように、レンズ5の表面8(レンズの後面11)を損傷することなく該挿入孔10に無理なく挿入されることになる。この挿入に伴い、前記係合面部37は前記係合突部9に押圧されて弾性変形し、最終的に図6(C)に示すように、該係合突部9が前記係合孔39に嵌まり合うことによって図5(B)に示す連結具付きレンズ46が構成される。
そして、前記挿入孔10は、図3(B)に示すように、底部17が閉じ且つ一端が開口した盲孔として構成されており、貫通孔ではない。もしも貫通孔として形成した場合は、挿入片3の先端部分が該貫通孔の端部から突出状態になる場合が生じ、レンズ連結部材2に対するレンズの取り付け位置を正確に定め難い場合が生じるが、盲孔としての挿入孔10であるため、このような問題を発生させず、挿入片3を、図5(C)に示すように挿入孔10に一杯に挿入させれば、自ずから、レンズ連結部材2に対するレンズ5の取り付け位置を正確に定めることができる。併せて、突出した部分がレンズを損傷させたり該突出した部分で怪我をする恐れも回避できる。
なお該レンズ連結具1は、レンズ5に固定された状態で目立ちにくくするために、該レンズ5と同系色に着色されたものを用いるのがよい。例えば、ブラウンやグレーに着色する。
図7〜9、図12、図18、図23は、かかる構成を有するレンズ連結具1を用いて構成されたレンズ交換可能の眼鏡(以下眼鏡という)42の一実施例を示すものであり、以下、第1眼鏡42a、第2眼鏡42b、第3眼鏡42c、第4眼鏡42dと区別する。
〔第1眼鏡の構成〕
図7〜9に示す第1眼鏡42aは、本体眼鏡43に着脱可能に装着される撥ね上げ式の前掛け式眼鏡であり、図7、図10〜11に示すように、水平方向で逆向きに突出する左右の挿入片3,3が設けられてなるレンズ連結部材2と、前記レンズ連結具1が補助レンズ5aの後面11の上の縁部分45に固定されてなる連結具付きレンズ46とを具えるものである。該補助レンズ5aは、例えば、プラスチック製の遮光性の偏光レンズとして形成されている。
該レンズ連結部材2は、本実施例においては金属製のものであり、図7、図10に示すように、水平方向に延長するパイプ状支持軸47に回動軸49が挿通せしめられ、該回動軸49は、その軸線回りに正逆方向に回動でき、該回動軸49の両端部分50,50は該パイプ状支持軸47の両端48,48から突出しており、その両先側部分は、上下方向に所要幅を有して左右方向に長い長方形板状を呈する挿入片3,3として形成されている。そして図1に示すように、該挿入片3の内面(顔面側の面)7aの中央部位には球面状の係合突部9が突設されている。又、該パイプ状支持軸47の両端部分51,51には、本体眼鏡43の左右の本体レンズ52,52の内縁部分に沿わせて設けられた弾性湾曲係合片55,55が設けられている。
又、前記連結具付きレンズ46を構成するに際しては、先ず図1に示すように、前記補助レンズ5a,5aの上の縁部分45,45に、前記2本の止着ピン32,32の配置に合わせて左右2個の止着孔29,29を貫設しておく。そして、前記レンズ連結具1を前記補助レンズ5aの後面11の上の縁部分45に固定するに際しては、図4(B)に示すように、前記挿入孔10の孔心を水平状態にして、前記止着ピン32,32を前記止着孔29,29にその一端30からその他端31に向けて挿通させる。該止着ピン32,32が、図4(B)に示すように該止着孔29,29に挿通された状態で、図5(C)に示すように、該他端31で突出した突出部分33,33を潰す。該突出部分33,33を加熱して潰してもよく、加熱することなく潰してもよい。このように潰すことによって、該他端31の周縁部分35に係合する抜け止め突部36を形成する。かかるかしめによって、図6(C)、図11に示すように、補助レンズ5aの後面11の上の縁部分45にレンズ連結具1が固定された連結具付きレンズ46が構成されることとなる。
然して、かかる構成を有する一対の連結具付きレンズ46、46を前記レンズ連結部材2の左右の挿入片3,3に取り付けるに際しては、該挿入片3の先端部分20を、図4(C)に示すように、前記底部ガイド片16と前記両側部ガイド片26,26が形成するガイド溝部41(図2、図6(A))に挿入すると、該先端部分20が、前記挿入孔10の開口端13に向けて円滑にガイドされることとなる。このようにガイドされた状態で、図6(B)に示すように、該挿入片3を前記挿入孔10に向けて押し込むと、前記挿入面22が、段差のない一連の平坦面に形成されているため、該挿入片3は図6(B)(C)に示すように、該挿入孔10に無理なく挿入されることになる。この挿入に伴い、前記係合面部37は前記係合突部9に押圧されて弾性変形し、最終的に、該係合突部9が前記係合孔39に嵌まり合う。このように嵌まり合った状態は、図6(C)においては、該挿入片3が該挿入孔10に一杯に挿入された状態である。
このように嵌まり合うことによって、該挿入片3が該挿入孔10に一杯に挿入されたことを確認できると共に、該係合突部9と該係合孔39との係合によって、挿入片3の確実な抜け止めが図られることとなり、左右の補助レンズ5a,5aが前記レンズ連結部材2に取り付けられてなる、図7に示す撥ね上げ式の前掛け式眼鏡42aが構成される。
図8は、前記弾性湾曲係合片55,55を、本体眼鏡43の左右の本体レンズ52,52の内縁部分54に係合させることによって、該撥ね上げ式の前掛け式眼鏡42aを該本体眼鏡43に取り付けた状態を示すものである。図8は、前記左右の補助レンズ5a,5aが下方向に回動して下ろされた状態を示している。この下ろされた状態は、バネ作用を伴う係合作用によって安定的に保持されるようなされている。この状態で、該左右の補助レンズ5a,5aが前記本体眼鏡43の左右の本体レンズ52,52を前面側で覆う状態となる。例えば、釣りやゴルフ、ウインタースポーツ、ドライブ等のアウトドアでの活動の場合は、このように補助レンズ5a,5aを下ろした状態とすることによって、偏光レンズのサングラスを構成できることとなる。又図9は、前記左右の補助レンズ5a,5aが撥ね上げられた状態を示している。この撥ね上げた状態は、バネ作用を伴う係合作用によって安定的に保持されるようなされている。例えば、サングラスを必要としない室内に居るときや、自動車の運転中にトンネルに入ったとき等には、このように撥ね上げることによって、本体眼鏡43で視界を確保して見ることができ、走行の安全性等を確保できることとなる。
又、前記挿入孔10に前記挿入片3を着脱可能に挿入させ得ることから、前記連結具付きレンズ46,46を前記レンズ連結部材2に着脱できる。かかることから、前記レンズ連結部材2をそのまま使用しつつ、機能の異なるレンズを用いた連結具付きレンズ46を所要に選択してこれをレンズ連結部材2に取り付けることにより、使用目的に合致した眼鏡を構成できることとなる。例えば、淡色の通常の遮光性レンズを用いた第1の連結具付きレンズと、濃色の偏光遮光性レンズを用いた第2の連結具付きレンズの2種類を用意することにより、釣りやゴルフ、ウインタースポーツ、ドライブ等のアウトドアでの活動に際し、目的地に着くまでは、該第1の連結具付きレンズを前記レンズ連結部材2に取り付けることによって構成したサングラスを着用しておしゃれを楽しむことができる。そして目的地に到着した後は、該第1の連結具付きレンズを前記レンズ連結部材2から取り外し、代わりに前記第2の連結具付きレンズを前記レンズ連結部材2に取り付けることによって、偏光レンズのサングラスを構成し、これを着用して活動できる。又、日常生活にあっては、淡色の色違いの遮光性レンズを使い分けることによっておしゃれを楽しむことができる。又、レンズが傷ついた場合にはその交換も容易である。
〔第2眼鏡の構成〕
図12に示す第2眼鏡42bは、本体眼鏡43に着脱可能に装着される撥ね上げ式の前掛け式眼鏡の他の実施例に係るものであり、下向きに突出する(本実施例においては斜め下向きに突出する)左右の挿入片3,3が設けられてなるレンズ連結部材2と、前記レンズ連結具1が補助レンズ5aの後面11の内側(鼻に近い側)の縁部分57に、前記挿入孔10をその孔心を上下方向にして(本実施例においては斜めの上下方向にして)固定されてなる連結具付きレンズ46とを具えるものである。該補助レンズ5aは、本実施例においては、左右の補助レンズ部5a1,5a1が連結部38で一連に連結された一枚ものレンズであり、例えばプラスチック製の偏光レンズとして構成されている。
前記レンズ連結部材2は、本実施例においては金属製のものであり、図13に示すように、水平方向に延長するパイプ状支持軸47に回動軸49が挿通せしめられ、該回動軸49は、その軸線回りに正逆方向に回動でき、該回動軸49の両端部分50,50は、該パイプ状支持軸47の両端48,48から突出して下方に延長して弾性変形できる左右のアーム59,59と、該左右のアーム59,59の下端に接続されて斜め下方に延長する、細長の長方形板状を呈する挿入片3,3とから構成されている。そして、該挿入片3の内面(顔面側の面)7aの中央部位には球面状の係合突部9が突設されている。又、該パイプ状支持軸47の両端部分51,51には、図12に示すように、本体眼鏡の左右の本体レンズの内縁部分に沿わせて設けられた弾性湾曲係合片55,55が設けられている。
又、前記連結具付きレンズ46を構成するに際しては、先ず図14に示すように、前記補助レンズ部5a1,5a1の内側の縁部分57、57に、前記2本の止着ピン32,32の配置に合わせて上下2個の止着孔29,29を貫設しておく。そして、前記レンズ連結具1を前記補助レンズ部5a1の後面11の内側の縁部分57に固定するに際しては、図15に示すように、前記挿入孔10の孔心を斜めの上下方向にして、前記止着ピン32,32を前記止着孔29,29にその一端30からその他端31に向けて挿通させる。該止着ピン32,32が該止着孔29,29に挿通された状態で、図16に示すように、該他端31で突出した突出部分33,33を潰す。該突出部分を加熱して潰してもよく、加熱することなく機械的に潰してもよい。このように潰すことによって、該他端31の周縁部分35に係合する抜け止め突部36を形成する。かかるかしめによって、図17に示すように、補助レンズ部5a1,5a1の後面11の内側の縁部分57にレンズ連結具1が固定された連結具付きレンズ46が構成されることとなる。
然して、かかる構成を有する連結具付きレンズ46を前記レンズ連結部材2の左右の挿入片3,3に取り付けるに際しては、該挿入片3の先端部分20を、図4(C)に示すように、前記底部ガイド片16と前記両側部ガイド片26,26が形成するガイド溝部41(図2、図6)に挿入すると、該先端部分20が、前記挿入孔10の開口端13に向けてガイドされることとなる。このようにガイドされた状態で、図6(B)に示すように、該挿入片3を前記挿入孔10に向けて押し込むと、前記挿入面22が、段差のない一連の平坦面に形成されているため、該挿入片3は図6(B)(C)、図17に示すように、前記アーム59,59の所要の弾性変形を伴いながら、該ガイド溝部41に円滑に案内されて該挿入孔10に無理なく挿入されることになる。この挿入に伴い、前記係合面部37は前記係合突部9に押圧されて弾性変形し、最終的に、該係合突部9が前記係合孔39に嵌まり合う。このように嵌まり合った状態は、図16においては、該挿入片3が該挿入孔10に一杯に挿入された状態である。
このように嵌まり合うことによって、該挿入片3が該挿入孔10に一杯に挿入されたことを確認できると共に、該係合突部9と該係合孔39との係合によって、挿入片3の確実な抜け止めが図られることとなり、左右の補助レンズ5aが前記レンズ連結部材2に取り付けられてなる、図12に示す撥ね上げ式の前掛け式眼鏡42bが構成される。
かかる構成を有する前掛け式眼鏡42bは、図8〜9に示すと同様にして、本体眼鏡43の左右の本体レンズ52の内縁部分54に前記弾性湾曲係合片55,55を係合させることにより、該本体眼鏡43に取り付けられ、該補助レンズ5aが下方向に回動して下ろされた状態と該補助レンズ5aが撥ね上げられた状態が得られる。
又、前記と同様にして、機能の異なるレンズを用いた連結具付きレンズ46を所要に選択してこれを前記レンズ連結部材2に取り付けることにより、前記第1眼鏡42aに関して説明したと同様にして、使用目的に合致した眼鏡を構成できることとなる。
〔第3眼鏡の構成〕
図18〜19に示す第3眼鏡42cは、例えばサングラスとして形成された撥ね上げ式眼鏡であり、該撥ね上げ式眼鏡42cが下方向に回動して下ろされた状態においてはサングラスを掛けた状態が得られると共に、該撥ね上げ式眼鏡42cを撥ね上げた状態においては、眼鏡を掛けていない状態(裸眼で見る状態)が得られることになる。
該撥ね上げ式眼鏡42cをより具体的に説明すれば、水平方向で逆向きに突出する左右の挿入片3,3が設けられてなるレンズ連結部材2と、前記レンズ連結具1が遮光性のレンズ5の後面11の上の縁部分45に固定されてなる連結具付きレンズ46とを具えている。
そして該レンズ連結部材2は、本実施例においては金属製のものであり、図18、図20に示すように、水平方向に延長するパイプ状支持軸47に回動軸49が挿通せしめられ、該回動軸49は、その軸線回りに正逆方向に回動でき、該回動軸49の両端部分50,50は該パイプ状支持軸47から突出しており、その両先側部分は、上下方向に所要幅を有して左右方向に長い長方形板状を呈する挿入片3,3として形成されている。そして該挿入片3の内面(顔面側の面)7aの中央部位には球面状の係合突部9が突設されている。
又、図19に示すように、該パイプ状支持軸47の中央部の両側に、左右の上弦部60,60の内端61,61がロウ付けによって固着されており、図1に示すように、該内端61,61に、鼻当てパッド62,62を下端に有するパッドアーム63,63が一連に屈曲形成されている。又、左右の上弦部60,60の外端65,65には、図19に示すように、テンプル連結片66,66が後方向に屈曲形成されており、該テンプル連結片66,66に、テンプル67,67が開閉可能に取り付けられている。
前記連結具付きレンズ46は、図20〜21に示すように、前記第1眼鏡42aにおけると同様に構成されており、前記レンズ(例えばプラスチック製のもの)5,5の後面11の上の縁部分45に、前記レンズ連結具1が、前記と同様にして止着ピン32,32の突出部分33,33を潰してかしめることにより固定されてなる。
そして、前記挿入片3を前記挿入孔10に押し込んで、前記係合突部9が前記係合孔39に嵌まり合った状態とすることにより、左右のレンズ5,5が前記レンズ連結部材2に取り付けられてなる、図18〜19に示す撥ね上げ式眼鏡42cを構成できる。
図22は、前記左右のレンズ5,5が下方向に回動して下ろされた状態を示している。この下ろされた状態は、バネ作用を伴う係合作用によって安定的に保持されるようなされており、この状態でサングラスが構成される。又、前記左右のレンズ5,5は、図22に一点鎖線で示すように撥ね上げることができる。この撥ね上げた状態は、バネ作用を伴う係合作用によって安定的に保持されるようなされている。例えば、サングラスを必要としない室内に居るときや、自動車の運転中にトンネルに入ったとき等にはこのように撥ね上げることによって裸眼で見ることができ、走行の安全性等を確保できることとなる。
又、前記挿入孔10に前記挿入片3を着脱可能に挿入させ得ることから、前記連結具付きレンズ46,46を前記レンズ連結部材2に着脱できる。かかることから、機能の異なるレンズを用いた連結具付きレンズ46を所要に選択してこれをレンズ連結部材2に取り付けることにより、前記第1眼鏡42aに関して説明したと同様にして、使用目的に合致した眼鏡を構成できることとなる。
〔第4眼鏡の構成〕
図23に示す第4眼鏡42dは、例えば、一般のサングラスとして形成された撥ね上げ式眼鏡の他の実施例に係るものであり、下向きに突出する(本実施例においては斜め下向きに突出する)左右の挿入片3,3が設けられてなるレンズ連結部材2と、前記レンズ連結具1が遮光性のレンズ5,5の後面11,11の内側(鼻に近い側)の縁部分57,57に、前記挿入孔10をその孔心を上下方向にして(本実施例においては斜めの上下方向にして)固定されてなる連結具付きレンズ46とを具えている。該レンズ5は、実施例においては図23に示すように、左右のレンズ部5a2,5a2が連結部58で一体に連結された一枚ものレンズであり、例えば、プラスチック等の遮光レンズとして構成されている。
前記レンズ連結部材2は、本実施例においては金属製のものであり、図24に示すように、水平方向に延長するパイプ状支持軸47に回動軸49が挿通せしめられ、該回動軸49は、その軸線回りに正逆方向に回動でき、該回動軸49の両端部分50,50は、該パイプ状支持軸47の両端48,48から突出して下方に延長して弾性変形できる左右のアーム59,59と、該左右のアーム59,59の下端に接続されて斜め下方に延長する、細長の長方形板状を呈する挿入片3,3とから構成されている。そして、該挿入片3の内面(顔面側の面)7aの中央部位には球面状の係合突部9が突設されている。又、該パイプ状支持軸47の両端部分51,51には、左右の上弦部60,60の内端61,61がロウ付けによって固着されており、該内端61,61に、図18に示すと同様にして、鼻当てパッド62,62を下端に有するパッドアーム63,63が一連に屈曲形成されている。又、図19に示すと同様にして、左右の上弦部60,60の外端65,65には、テンプル連結片66,66が後方向に屈曲形成されており、該テンプル連結片66,66に、テンプル67,67が開閉可能に取り付けられている。
前記連結具付きレンズ46は、前記第2眼鏡42bにおけると同様に構成されており、図25に示すように、前記遮光性のレンズ(例えばプラスチック製のもの)5,5の後面11の内側の縁部分57に前記レンズ連結具1が、止着ピン32,32の突出部分を潰してかしめることにより固定されてなる。
そして、図25に示すように、前記挿入片3を前記挿入孔10に押し込んで、前記係合突部9が前記係合孔39に嵌まり合った状態とすることにより、左右の遮光性のレンズ5,5が前記レンズ連結部材2に取り付けられてなる、図23に示す撥ね上げ式眼鏡42dを構成できる。
かかる構成を有する撥ね上げ式眼鏡42dは図22に示すと同様にして、下方向に回動して下ろされた状態でサングラスが構成される。そして撥ね上げられることによって、裸眼で見ることができる。
又、前記と同様にして、機能の異なるレンズを用いた連結具付きレンズ46を所要に選択してこれを前記レンズ連結部材2に取り付けることにより、前記第1眼鏡42aに関して説明したと同様にして、使用目的に合致した眼鏡を構成できることとなる。
図26〜27は、本考案に係るレンズ形成基材69の一実施例を示すものであり、カット加工によって所要形態のレンズを形成できるプラスチック製のレンズ形成板70に前記レンズ連結具1が固定されてなるものである。
該レンズ形成板70は、レンズカーブが設けられてなる例えば矩形板状に形成されており、その後面の一側縁部分(カットして形成されたレンズの後面の上の縁部分となる部分)71に、前記レンズ連結具1が、その挿入孔10(図27)の孔心を該一側縁部分71に沿わせて固定されている。
この固定は、図27〜28に示すように、該一側縁部分71に所要間隔を置いて貫設された2個の止着孔29,29に、前記2本の止着ピン32,32を、該止着孔29,29にその一端30からその他端31に向けて挿通させる。該止着ピン32,32が該止着孔29,29に挿通された状態で、該他端31で突出した突出部分を潰す。該突出部分を加熱して潰してもよく、加熱することなく潰してもよい。このように潰すことによって、該他端31の周縁部分35に係合する抜け止め突部72を形成する。かかるかしめによって、図26に示すレンズ形成基材69が構成される。
然して、かかる構成を有するレンズ形成基材69を用いて、レンズ連結具1が固定されてなる連結具付きレンズ46を形成するに際しては、先ず、図26、図28に示すように、前記レンズ連結部材2の前記挿入片3を該レンズ連結具1の挿入孔10に挿入させ、前記係合突部9と前記係合孔39とを嵌合して係合させた状態で、該レンズ形成板70の表面73に、所望のレンズ形態をカット加工できるように、例えば図26に一点鎖線で示す如く、所要のレンズ輪郭線75を付す。このレンズ輪郭線75は、前記本体眼鏡43の前記本体レンズ52の形状との関係を考慮して所要に設定する。
このようにレンズ輪郭線75を付した後、該レンズ形成基材69を前記レンズ連結部材2から取り外し、この状態で、該レンズ輪郭線75に沿って鋏等でカットし、カットされた部分を磨く。例えば、図29に示すような一部が欠けた楕円形や、ハート形や菱形等、好みのレンズ形態にカットし、所要形態の連結具付きレンズ46を形成する。かかるカット作業は、前記レンズ形成板70をレンズ連結部材2と分離して行うことができるため、カット作業を容易且つ正確に行なうことができる。もしも従来のように、レンズ形成板70をレンズ連結部材2にリベット状に止着するときは、レンズ形成板70をレンズ連結部材2に固定したままの状態でカット加工を行なわざるを得ないが、これでは、カット加工に制約が伴い、カットを容易且つ正確に行ない難い問題が生ずることとなる。
図30は、このようにして形成された連結具付きレンズ46をレンズ連結部材2に連結した状態を示すものであり、個性的な眼鏡を構成できることになる。
又、例えば前記第3の眼鏡42cを構成する連結具付きレンズ46や、前記第4の眼鏡42dを構成する連結具付きレンズ46を形成する際は、該レンズ形成基材69を前記レンズ連結部材2の挿入片3に固定した状態で、目との位置関係や顔の大きさ等の関係を考慮して、レンズ輪郭線75を所要に設定する。このように設定したレンズ輪郭線75に沿ってカット加工することにより所望形態のレンズを形成でき、かかるレンズを具える連結具付きレンズ46を前記レンズ連結部材2に固定することにより、個性的な眼鏡を構成できることになる。
本考案は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「実用新案登録請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1) 図31はレンズ連結具1の他の実施例を示すものであり、前記実施例におけるレンズ連結具1と相違する点は、前記側部ガイド片26,26が省略されている点である。
かかる構成を有するレンズ連結具1によるときも、底部ガイド片16は設けられているので、挿入片3を挿入孔10に挿入する際、該挿入片3の先端部分20を該底部ガイド片16の表面(挿入面22)に載せた状態で前記開口端13に向けて滑らすことにより、該先端部分20を該挿入孔10に向けてガイドできる。
(2) 前記挿入片3に設ける係合突部9は、前記したような球面状を呈するものが好ましいが、連結具本体6に設けた係合凹部や係合孔部と嵌合状態で係合し得るものであれば、例えば円錐台状を呈するもの等であってもよく、球面状を呈するものには特定されない。
(3) 図32、図33は、本考案に係るレンズ連結具1のその他の実施例を示すものであり、前記後面部(顔面側の面部)37aとしての係合面部(顔面側の側面)37に、前記係合孔39が設けられていない。従って、前記レンズ連結部材2の前記挿入片3に係合突部9が設けられていない。図32に係るレンズ連結具1にあっては、側部ガイド片26,26が設けられているが、図33に係るレンズ連結具1にあっては、該側部ガイド片26,26が省略されており、底部ガイド片16のみが設けられている。
図34は、レンズ連結具1の他の実施例を示すものであり、前記挿入孔10の両側面部76,76等の挿入孔内面77で係合凹部78又は係合孔が設けられており(図34においては係合凹部78が設けられており)、該係合凹部78に、前記挿入片3に設けられた係合突部79が係合するようになされている。或いは、図35に示すように、前記挿入孔10の両側面部76,76等の挿入孔内面77で設けられた係合突部80が、前記挿入片3に設けられた係合凹部81又は係合孔に係合するように構成してもよい。
(4) 図36は、前記レンズ連結具1のその他の実施例を示すものであり、連結具本体6の前記係合面部37に、前記開口端13から前記底部17側に向けて延長する係合割溝83が設けられており、該係合割溝83の対向する溝側面85,85の、例えばその長さ方向の中央部位に、係合凹部86が設けられている。該係合凹部86は、両溝側面85,85に設けられる他、一方の溝側面にのみ設けられることもある。
そして前記挿入片3には、該係合割溝83に嵌まり合う係合突条部87が設けられており、該係合突条部87の側面89,89に、前記係合凹部86,86と嵌まり合った状態で係合し得る係合突部90が設けられている。
然して、かかる構成を有する挿入片3を前記挿入孔10に挿入させる際は、前記係合突条部87を前記係合割溝83に嵌め入れた状態で挿入させる。このように挿入させて、該係合突条部87の先端81が該係合割溝83の溝先端92に当接したことを目視観察することにより、該挿入片3が挿入孔10に所要に挿入されたことを確認できる。そして該当接した状態で、前記係合突部90が前記係合凹部86と嵌まりあった係合状態となるようになされている。
(5) 前記実施例においては、前記連結具本体6の前記固定面21に突設した2本の止着ピン32,32を前記レンズ5に設けた止着孔29,29に挿通させた状態で、その突出部分33,33を潰すことによって抜け止め突部36,36を形成しているが、例えば図37〜38に示すように、一方の止着ピン32aについては前記と同様にして抜け止め突部36が形成されるが、他方の止着ピン32bは該止着孔29に単に挿入された状態となされてレンズ連結具1の回り止め機能を発揮するように構成されることがある。この場合、該回り止め用の止着ピン32bの先端93は、レンズ5の表面から突出しないように長さ設定するのがよい。なお、該一方の止着ピン32aは、前記底部ガイド片16で突設するのが、該底部ガイド片16の固定の安定性を向上させることができて好ましい。
又図39は、前記固定面21に突設する止着ピン32を1本とした場合を示すものであり、前記と同様にして、該止着ピン32が止着孔29に挿通され、その突出部分が潰されて抜け止め突部36が形成されている。該止着ピン32の横断面は、図39(B)に示すように、正方形状や長方形状、楕円形状等の非円形に形成すると共に、レンズ5に設ける止着孔29を、該止着ピン32の横断面形状に合致させて設けている。従って、該止着ピン32を該止着孔29に密接に挿通させることにより、該止着ピン32と該止着孔29との係合によって確実化に回り止めされる。
(6) 本考案において、前記止着ピン32を前記底部ガイド片16で突設するとは、前記のように、該底部ガイド片16に一部が存する状態で突設することの他、図40に示すように、前記底部ガイド片16に全体が存するように突設する場合を含むものである。
(7) 前記挿入孔10の横断面形状は、円形状や、六角形状、長方形状、正方形状、楕円形状等各種に設定可能であり、この断面形状に合わせて挿入片3の断面形状が設定される。
(8) 本考案に係るレンズ連結具1は、前記実施例においては、レンズの後面(顔面側のレンズ面)に固定されているが、レンズの前面に固定されてもよい。
(9) 図41、図42は、前記挿通孔10の先側部分を先細孔部95として形成した場合を示すものであり、これに合わせて、前記挿入片3の先側部分を先細片96として形成している。このように先細片96として構成する場合は、例えば図41(A)に示すように、該先細片96の先側部分97を該挿入孔10に嵌め入れて該挿入片3を挿入することにより、該挿入孔10への挿入片3の挿入を容易且つ正確に行なうことができる。そして図41(B)に示すように、該先細片96が先細孔部95に圧入状態となることにより、該挿入片3をレンズ連結具1に安定的に連結できることになる。
(10)前記連結具本体6は、前記した直方体箱状を呈するものには特定されず、前記止着ピン32を突設するための面部を具えるものであれば、横断面が長方形以外の形状を呈する如く構成されることもある。
(11)前記連結具本体6のレンズ5に対する固定面21は、図43に示すように、レンズ5の表面8(後面11や前面22)に確実に面接触し得るような湾曲面に形成されることもある。
(12)前記レンズ連結部材2は前記した金属製である他、左右のレンズを連結して眼鏡を構成できるものである限り、プラスチック製等であってもよい。
(13)下向きに突出する左右の挿入片3,3が設けられてなるレンズ連結部材2を用いて眼鏡42を構成する場合、レンズ連結具1が、レンズ5の内側の縁部分57に、垂直方向乃至それに近い上下方向の配置で固定されることもある。
(14)左右のレンズ5,5が独立している場合も、図44に示すように、レンズ連結具1をレンズ5の内側の縁部分57に固定してよい。
(15)前記撥ね上げ式眼鏡を構成するレンズ5としては、偏光レンズや矯正レンズを用いることもできる。
(16)挿入片3を挿入孔10に挿入して構成される眼鏡は、撥ね上がらないように構成されることもある。
1 レンズ連結具
2 レンズ連結部材
3 挿入片
5 レンズ
6 連結具本体
8 レンズの表面
9 係合突部
10 挿入孔
11 レンズの後面
12 固定面部
13 開口端
16 底部ガイド片
21 固定面
22 挿入面
26 側部ガイド片
27 ガイド面
29 止着孔
30 一端
31 下端
32 止着ピン
33 突出部分
36 抜け止め突部
37 係合面部
39 係合孔
42 眼鏡
43 本体眼鏡
45 上の縁部分
46 連結具付きレンズ
52 本体レンズ
57 内側の縁部分
60 上弦部
69 レンズ形成基材
70 レンズ形成板
75 レンズ輪郭線
83 係合割溝
87 係合突条部

Claims (13)

  1. レンズ連結部材の挿入片に連結される眼鏡用のレンズ連結具であって、全体がプラスチック製であり、レンズの表面に固定される連結具本体を具え、該連結具本体は、前記挿入片を着脱可能に挿入させる、底部が閉じた盲孔としての挿入孔が設けられると共に、該挿入孔の開口端のレンズ側の縁には、前記挿入片を該開口端に向けてガイドする底部ガイド片が突設されており、
    又、前記連結具本体の前記レンズの表面に固定される固定面部に、前記レンズに貫設された止着孔にその一端からその他端に向けて挿通される止着ピンが突設されており、該止着ピンが該止着孔に挿通された状態で、該他端で突出した突出部分が潰されることによって、該他端の周縁部分に係合する抜け止め突部が形成されるようになされていることを特徴とする眼鏡用のレンズ連結具。
  2. 前記開口端の両側縁に側部ガイド片が突設されていることを特徴とする請求項1記載の眼鏡用のレンズ連結具。
  3. 前記開口端の両側縁に側部ガイド片が、前記底部ガイド片上で突設されており、両側部ガイド片の対向する内面は、前記開口端から開口端先側に向けて外方に傾斜するガイド面とされ、ガイド面間の間隔は、該開口端先側に向けて拡大していることを特徴とする請求項1記載の眼鏡用のレンズ連結具。
  4. 前記挿入孔の内面に係合凹部又は係合孔が設けられており、一方、前記挿入片には、該係合凹部又は該係合孔と係合し得る係合突部が設けられており、該係合突部と該係合凹部とが嵌合状態に係合し得ることを特徴とする請求項1記載の眼鏡用のレンズ連結具。
  5. 前記固定面部と対向する係合面部に、前記挿入片が前記挿入孔に一杯に挿入された状態で、前記挿入片に設けられている係合突部と嵌合状態に係合し得る係合孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載の眼鏡用のレンズ連結具。
  6. 前記底部ガイド片で前記止着ピンが突設されていることを特徴とする請求項1記載の眼鏡用のレンズ連結具。
  7. 前記固定面部の、レンズに対する固定面を、レンズの表面に当接し得る湾曲面に形成したことを特徴とする請求項1記載の眼鏡用のレンズ連結具。
  8. 前記固定面部と対向する係合面部に、前記開口端で開放して前記挿入孔の底部に向けて延長する係合割溝を設け、該係合割溝に、前記挿入片に設けた係合突条部を嵌め入れ可能となされ、該係合突条部の先端が該係合割溝の溝先端に当接した状態で、挿入孔に対する挿入片の所定の挿入状態が得られるようになされることを特徴とする請求項1記載の眼鏡用のレンズ連結具。
  9. 前記係合割溝の溝側面に係合凹部が設けられており、前記係合突条部の先端が前記係合割溝の溝先端に当接した状態で、前記係合突条部に設けた係合突部が該係合凹部に嵌合状態に係合することを特徴とする請求項8記載の眼鏡用のレンズ連結具。
  10. 前記固定面部に突設された前記止着ピンは1本であり、該止着ピンの横断面は非円形に形成されており、該止着ピンは、前記レンズに設けられてなる、該止着ピンの横断面形状に合致する非円形の止着孔に挿通される如くなされ、このように挿通された状態で、該止着孔の他端で突出した突出部分が潰されることによって、該止着孔の他端の周縁部分に係合する抜け止め突部が形成されるようになされていることを特徴とする請求項1記載の眼鏡用のレンズ連結具。
  11. 水平方向で逆向きに突出する左右の挿入片が設けられてなるレンズ連結部材と、請求請1〜10の何れかに記載の眼鏡用のレンズ連結具がレンズに固定されてなる連結具付きレンズとを具え、該眼鏡用のレンズ連結具は、レンズの表面の上の縁部分に、前記挿入孔をその孔心を水平状態にして固定されると共に、該挿入孔に前記挿入片が着脱可能に挿入されており、
    前記固定面部に突設された止着ピンが、前記上の縁部分に貫設された止着孔にその一端からその他端に向けて挿通され、該他端で突出した突出部分が潰されることによって、該他端の周縁部分に係合する抜け止め突部が形成されていることを特徴とするレンズ交換可能の眼鏡。
  12. 下向きに突出する左右の挿入片が設けられてなるレンズ連結部材と、請求請1〜10の何れかに記載の眼鏡用のレンズ連結具がレンズに固定されてなる連結具付きレンズとを具え、該眼鏡用のレンズ連結具は、レンズの表面の内側(鼻に近い側)の縁部分に、前記挿入孔をその孔心を上下方向にして固定されると共に、該挿入孔に前記挿入片が着脱可能に挿入されており、
    前記固定面部に突設された止着ピンが、前記内側(鼻に近い側)の縁部分に貫設された止着孔にその一端からその他端に向けて挿通され、該他端で突出した突出部分が潰されることによって、該他端の周縁部分に係合する抜け止め突部が形成されていることを特徴とするレンズ交換可能の眼鏡。
  13. カット加工によって所要形態のレンズを形成できるプラスチック製のレンズ形成板に、請求項1〜10の何れかに記載の眼鏡用のレンズ連結具が固定されていることを特徴とするレンズ形成基材。
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