JP3149738B2 - 沸騰水型原子力発電プラント及びその運転方法 - Google Patents

沸騰水型原子力発電プラント及びその運転方法

Info

Publication number
JP3149738B2
JP3149738B2 JP19003695A JP19003695A JP3149738B2 JP 3149738 B2 JP3149738 B2 JP 3149738B2 JP 19003695 A JP19003695 A JP 19003695A JP 19003695 A JP19003695 A JP 19003695A JP 3149738 B2 JP3149738 B2 JP 3149738B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
reactor
power plant
nuclear power
operating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19003695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0943393A (ja
Inventor
康一 山根
大和 朝倉
克巳 大角
賢一 伊藤
紀之 大中
直人 植竹
元浩 会沢
彰 市村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP19003695A priority Critical patent/JP3149738B2/ja
Priority to US08/683,980 priority patent/US5892805A/en
Publication of JPH0943393A publication Critical patent/JPH0943393A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3149738B2 publication Critical patent/JP3149738B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C19/00Arrangements for treating, for handling, or for facilitating the handling of, fuel or other materials which are used within the reactor, e.g. within its pressure vessel
    • G21C19/28Arrangements for introducing fluent material into the reactor core; Arrangements for removing fluent material from the reactor core
    • G21C19/30Arrangements for introducing fluent material into the reactor core; Arrangements for removing fluent material from the reactor core with continuous purification of circulating fluent material, e.g. by extraction of fission products deterioration or corrosion products, impurities, e.g. by cold traps
    • G21C19/307Arrangements for introducing fluent material into the reactor core; Arrangements for removing fluent material from the reactor core with continuous purification of circulating fluent material, e.g. by extraction of fission products deterioration or corrosion products, impurities, e.g. by cold traps specially adapted for liquids
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子力発電プラントの運
転方法に係り、特に、沸騰水型原子力発電プラントに用
いるのに好適な運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、沸騰水型原子力プラントの配
管,ポンプ,熱交換器等の構成材料からは、金属イオン
成分や不溶解性成分(クラッド)等の腐食生成物が僅か
ずつ溶出する。復水浄化装置の上流側のタービン系で発
生した腐食生成物の大部分は復水浄化装置で除去される
が、復水浄化装置の下流側の給水系で発生した腐食生成
物は、除去されずに給水と共に原子炉内に持ち込まれ
る。原子炉内に持ち込まれた腐食生成物の大部分は、燃
料表面で生じる沸騰現象に伴い濃縮され、燃料表面に付
着する。燃料表面に付着した腐食生成物は、燃料の燃焼
に伴って発生する中性子の照射を受け、放射性核種を生
成する。例えば、NiやCoなどの腐食生成物は、中性
子照射を受けてCo−58やCo−60などの長い半減
期を有する放射性物質となる。燃料表面に付着して放射
性物質となった腐食生成物の一部は、再び炉水中に溶出
あるいは脱離して、炉水を循環させる再循環系あるいは
炉水中の不純物を浄化する浄化系の機器や配管の内面に
付着・蓄積してその放射線量率を高める。
【0003】Ni,Coの腐食生成物がNiFe24
CoFe24という複合酸化物として燃料表面に付着し
ていると、それが再び炉水中へ溶出または脱離する速度
は著しく遅くなり、燃料表面に付着したまま長時間留ま
り、結果として前記の機器,配管への再付着が抑制され
る。炉水中のNi,Coが上記した安定な複合酸化物を
形成するように、給水中のFe/Ni重量比を2以上
(実際には約3)にするために、給水中の鉄濃度を制御
する技術が既に適用されている。しかし、炉水中のFe
濃度をこのように制御して運転しても炉水中のCo−6
0等の放射性物質の濃度が変動する現象が新たに生じ
た。
【0004】この原因究明の結果、炉水中の放射能濃度
が安定しない現象は、給水加熱器の伝熱管に使用してい
るステンレス鋼配管からのCrの溶出量が増加し、燃料
に付着したクラッドの再溶出を加速させたことに起因し
ていると考えられている。これに対する対策として、特
開平5−288893 号公報に、炉水の放射能濃度の安定化の
ために、従来のNi及びCo量に対するFe量の制御の
みではなく、燃料への付着物中のCr量も制御する技術
が記載されている。同公報では、給水中の酸化剤濃度を
適切に管理する方法,Crの発生源の材料をCrの少な
い材料に変える方法,炉水中にアルカリイオンを共存さ
せる方法,炉水の浄化設備を効率良く運用する方法等に
より、燃料に付着したクラッド中のCr濃度を低下さ
せ、放射能の溶解度を低くしている。
【0005】また、特公平6−8914 号公報には、炉水の
pHを弱アルカリに制御する技術が記載されている。こ
れは主に配管への放射能の取込みを抑制する観点の技術
であり、取込速度の速い原子炉の起動時のみに適用され
るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−288893 号公報に記載の従来技術では、アルカリ金属
の注入時期については特に考慮されていない。また、特
公平6−8914 号公報に記載の従来技術は起動時のみの適
用であり、各運転サイクルに装荷される新燃料へのCr
付着を抑制できない。
【0007】本発明の目的は、全運転サイクルに亘って
燃料表面へのCr付着量を効果的に低減し、炉水中の放
射能濃度を低下できる沸騰水型原子力発電プラントの運
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の手段は、起動試験及び各運転サイクルの初期
(以下、各運転サイクル等の初期と呼ぶ)の1000乃
2000EFPHの期間に、原子炉浄化系の浄化処理容量を相
対的に高い容量で運転し、その後、前記浄化処理容量を
下げて運転する。ここで、EFPHとはプラントの100%
熱出力運転に換算した運転時間を表わす。
【0009】また、第2の手段は、浄化処理容量を下げ
た後の前記浄化処理容量は原子炉の通常運転時の容量で
あることである。
【0010】第3の手段は、起動試験及び各運転サイク
ルの初期の1000乃至2000EFPHの期間に、炉水中に酸
素を注入して運転することである。
【0011】第4の手段は、上記第1乃至第3の手段の
何れかに加えて、前記起動試験及び各運転サイクルの初
期の1000乃至2000EFPHの期間に、少なくとも給水系
か復水系の何れかから、給水のpHを酸性側に変化させ
る物質を注入して運転することである。
【0012】第5の手段は、上記第4の手段に加えて、
前記給水のpHを酸性側に変化させる物質として、酸性
物質又は水素を用いることである。
【0013】第6の手段は、上記第5の手段に加えて、
前記給水中の溶存酸素濃度の2〜3倍のモル濃度の水素
を注入することである。
【0014】
【作用】燃料表面に付着したCrは炉水中に溶出して燃
料表面の炉水を局所的に酸性化させ、燃料表面に付着し
ている放射性物質を溶出し易くする原因となる。燃料表
面へのCrの付着は、後述するように、燃料表面に酸化
皮膜が形成される各運転サイクル等の初期において、そ
の酸化皮膜中にCrが取り込まれることで生じる。酸化
皮膜中のモノクリニック(単斜晶)な結晶構造の割合が
高いほどZrの耐食性は高いと言われており、発明者ら
の分析によれば、モノクリニックな結晶構造の割合が全
酸化皮膜の90%に達するまでの時間が約2000EFPHであ
ることが判明した。また、モノクリニックな結晶構造の
成長に伴い、酸化皮膜の成長速度が低下することも判明
した。また、モノクリニックな結晶構造の成長が約1000
EFPHから始まることも判明した。従って、燃料被覆管の
表面に酸化皮膜が形成される期間、特に、酸化皮膜の成
長速度の速い期間に燃料被覆管の表面にCrを付着させ
ないことが効果的であることが判った。 第1の手段は、
起動試験及び各運転サイクルの初期の1000乃至2000
EFPHまでの期間、原子炉浄化系の浄化処理容量を相対的
に高い容量で運転し、その後、前記浄化処理容量を下げ
て運転する。これにより、酸化皮膜の成長速度の速い期
間に、炉水中に存在するCr量を低減することができ
る。その結果、燃料表面の酸化皮膜中に取り込まれるC
r量を低減することができる。従って、炉水中の放射能
濃度をより効果的に低下させることができる。
【0015】また、燃料表面に酸化皮膜が形成される各
運転サイクル等の初期に炉水中のCrが、Cr酸化物イ
オンとして存在し易い条件で運転することにより、全運
転サイクルに亘って燃料表面の酸化皮膜中に取り込まれ
て付着するCr量を効果的に低減することができる。こ
れにより、燃料表面に付着したCrが溶出することによ
る局所的な炉水の酸性化を低減し、放射性物質の溶出を
抑制できる。よって、炉水中の放射能濃度を低下させ、
ひいては定期検査時の作業員の被曝線量を低減すること
ができる。
【0016】また、各運転サイクル等の初期に、炉水中
にアルカリ金属又はアルカリ土類金属を注入して運転す
ることにより、CrはCr酸化物として燃料表面に付着
するよりもCr酸化物イオンとして炉水中に存在し易く
なる。従って、第1の手段と同様な効果を達成できる。
【0017】また、炉水中にアルカリ金属又はアルカリ
土類金属の代わりに酸素を注入しても、CrはCr酸化
物として燃料表面に付着するよりもCr酸化物イオンと
して炉水中に存在し易くなり、第1の手段と同様な効果
を達成できる。
【0018】尚、これらの手段による炉水の制御は、必
ずしも各運転サイクル等の初期の1000EFPH乃至2000
EFPHの全期間に亘って行う必要はなく、燃料表面に付着
するCrの付着速度が特に高いごく初期において実施す
れば、上記した効果は十分に達成することができる。
【0019】また、各運転サイクル等の初期に、給水中
のCrが、Cr酸化物として給水系の構成材料表面に付
着し易い条件で運転することにより、放射化されていな
いCr酸化物を給水系の構成材料表面に安定して付着さ
せ、一次系冷却水中への溶出を抑制することができる。
従って、炉内に持ち込まれるCr量そのものを低減でき
るので、炉水中の放射能濃度を更に効果的に低下するこ
とができる。
【0020】また、各運転サイクル等の初期に、少なく
とも給水系か復水系の何れかから、給水のpHを酸性側
に変化させる物質を注入して運転することにより、放射
化されていないCr酸化物を給水系又は復水系の構成材
料表面に安定して付着させ、一次系冷却水中への溶出を
抑制することができる。従って、炉内に持ち込まれるC
r量そのものを低減できるので、炉水中の放射能濃度を
更に効果的に低下することができる。
【0021】また、一次系冷却水と接する一次系構成材
料のうち、少なくとも一部に低Cr溶出材を用いること
により、一次系構成材料から一次系冷却水中へのCrの
溶出量が絶対的に減少するので、炉内に持ち込まれるC
r量そのものを低減し、燃料に付着するCr量を低減す
ることができる。従って、炉水中の放射能濃度を更に効
果的に低下することができる。
【0022】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明を適用した沸騰水型原子力発電プラ
ントの系統図である。本プラントの主ラインは、原子燃
料を燃焼させて蒸気を発生する原子炉1、原子炉1で発
生した蒸気を主蒸気配管2を介して導入し発電に利用す
る高圧タービン3及び低圧タービン4,蒸気を再凝縮し
て復水を生成する復水器5,復水を給水系に導く復水
系,復水を加熱・昇圧して給水として原子炉1に戻す給
水系などから構成される。
【0023】復水系は、復水器5からの復水を昇圧する
復水ポンプ7,復水の濾過及び脱塩を行う復水濾過装置
8及び復水脱塩器9,復水脱塩器9の下流側に復水配管
6を介して接続され復水を昇圧して給水系に供給する復
水ポンプ10などから構成され、給水系は、復水系から
供給される復水を昇温し給水として給水配管11を介し
て原子炉1に戻す給水加熱器13,給水を昇圧する給水
ポンプ12から構成される。
【0024】一方、原子炉1の炉水は再循環ポンプ14
及び再循環系配管15で構成される2系列の再循環系を
循環する。また、再循環系配管15から分岐した炉水の
一部は、浄化系熱交換器19,浄化系ポンプ16及び濾
過脱塩装置18で構成される浄化系を通って浄化され、
浄化系配管17を介して給水系配管11に合流し原子炉
1に戻る。濾過脱塩装置18として粉末イオン交換樹脂
を使用する場合、炉水を60℃以下に冷却する必要があ
るので、浄化系熱交換器19で炉水を冷却している。給
水から原子炉1に流入した不純物は原子炉1内で沸騰濃
縮されるが、その一部が浄化系の濾過脱塩装置18で除
去されることにより、炉水が清浄に保たれる。
【0025】炉水及び給水の水質監視は、給水系配管1
1及び浄化系配管17から分岐したサンプリング配管2
0及び21で各系統水をサンプリングして行っている。
また、鉄注入装置25から復水配管6に鉄を注入するこ
とにより、燃料被覆管24の表面に付着したクラッドを
安定化させるために、給水のFe/Ni比を約3に調整
している。更に、給水系の2つの給水加熱器13の間を
接続する給水配管11には炭素鋼が用いられており、こ
の配管の腐食を防止するために、酸素注入装置23から
復水配管6に酸素ガスを連続して注入している。この酸
素注入量は、給水系における溶存酸素濃度が20〜20
0ppb の比較的広い範囲となるように調整され、プラン
トによって調整範囲は適切に決定される。
【0026】しかし、炭素鋼の防食の観点から注入され
ている酸素は、給水加熱器13などのSUS材にとって
Crの溶出を促進させる原因となる。こうして炉水中に
溶出したCrは、炉水環境下においてCrO4 2- のアニ
オン不純物の形態をとる。
【0027】CrO4 2- イオン濃度が増加すると炉水中
の水素イオンが遊離し、炉水が酸性化する。この現象は
炉水が沸騰し、炉水中に溶解している不純物が凝縮する
燃料被覆管24の表面で特に強く、局所的に強い炉水の
酸性化が起こる。このような炉水の酸性化は燃料被覆管
24の表面付着物の溶解を加速するので、付着物中に含
まれる放射性物質の溶解も増加させる要因となる。特に
表面に酸化皮膜を持たない燃料被覆管24を装荷した原
子炉では、燃料被覆管24の表面に酸化皮膜が形成され
る過程で酸化被膜中に炉水中のCrが取り込まれ、燃料
被覆管24の表面で局部的なpH低下を引き起こしてい
る可能性がある。
【0028】従って、燃料被覆管24の表面からの放射
性核種の溶出量を低く抑えるためには、燃料被覆管24
の表面に酸化皮膜が形成される期間に、酸化被膜中に炉
水から取り込まれるCrの量をできる限り低く抑える必
要がある。以下、この実現方法を説明する。
【0029】図2は、プラントの運転時間と燃料被覆管
の酸化皮膜厚さ及び燃料被覆管へのCrの付着速度の関
係を示す。図2から、運転開始後、約2000EFPHで酸化皮
膜厚さがほぼ飽和傾向を示すことが判る。一般に、酸化
皮膜中のモノクリニック(単斜晶)な結晶構造の割合が
高いほどZrの耐食性は高いと言われており、発明者ら
の分析によれば、モノクリニックな結晶構造の割合が全
酸化皮膜の90%に達するまでの時間が約2000EFPHであ
ることが判明した。また、モノクリニックな結晶構造の
成長に伴い、酸化皮膜の成長速度が低下することも判明
した。従って、燃料被覆管の表面に酸化皮膜が形成され
る期間、特に、酸化皮膜の成長速度の速い期間に燃料被
覆管の表面にCrを付着させないことが効果的であるこ
とが判った。
【0030】図3にCrの腐食電位−pH線図を示す。
図3の腐食電位は標準水素電極を参照電極として測定し
た腐食電位(SHE)に対する相対値を、pHは285
℃における値をそれぞれ示す。同図は、通常の一次系冷
却水の水質環境において、Crの一部はCr酸化物イオ
ンとして存在するが、一部はCr酸化物として析出する
ことを示している。また、水質環境をアルカリ側へ移行
させれば、即ち、一次系冷却水のpHを高くすれば、ほ
とんどのCrがCr酸化物イオンとして冷却水中に存在
することを示している。
【0031】発明者らはこの現象に着目し、炉水のみを
弱アルカリ環境に制御することにより、燃料被覆管へ付
着するCr量を低減することが可能であると考えた。具
体的な炉水のpH制御方法としては、図1に示す浄化系
の濾過脱塩装置18のフィルタ樹脂にアルカリ性物質
(例えば、Na)を予め付加しておき、このアルカリ性
物質を冷却水中の水素イオンとの分配平衡を利用して炉
内へ供給する方法を用いている。この場合、プラントの
起動試験及び各運転サイクルの初期(各運転サイクル等
の初期)の2000EFPH経過後に、アルカリ性物質を含まな
いフィルタ樹脂と交換することにより、燃料被覆管表面
の酸化皮膜中に取り込まれて付着するCr量を効果的に
低減することができる。従って、燃料被覆管表面に付着
したCrが溶出することによる局所的な炉水の酸性化を
低減し、放射性物質の溶出を抑制できるので、炉水中の
放射能濃度を低下させることができる。
【0032】尚、上記したアルカリ性物質の炉内へ供給
は、各運転サイクル等の初期の2000EFPHの全期間に亘っ
て行っているが、必ずしも全期間に亘って行う必要はな
く、少なくとも燃料表面に付着するCrの付着速度が特
に高いごく初期(例えば、図2から1000EFPH)において
実施すれば、上記した効果を十分に達成することができ
る。また、アルカリ性物質の炉内へ供給期間を2000EFPH
までとすることにより、燃料被覆管表面の酸化皮膜厚さ
が飽和した後に、必要以上に酸化皮膜を成長させること
によるデメリットを防ぐことができる。
【0033】炉水のpH制御方法としては、上記方法以
外にも、浄化系又は制御棒駆動水系に、直接アルカリ物
質(アルカリ金属,アルカリ土類金属など)を注入する
方法を用いても良い。これらの方法により、炉水のpH
を285℃において6前後、即ち、室温25℃において
約7.5〜8.5の範囲となるように制御すれば良い。
尚、その他の炉水のpH制御方法としては特公平6−891
4 号公報に記載の方法を用いることができる。
【0034】このようなアルカリ制御をBWR発電プラ
ントの運転方法に適用した第1の実施例を図4A〜図4
Eに示す。本実施例では、起動試験及び各運転サイクル
の初期(各運転サイクル等の初期)の2000EFPHの期間
に、室温25℃におけるpHとして7.5〜8.5を目標
にして、炉水中へのアルカリイオン種の注入を実施する
(図4A参照、以下、この期間をpH制御期間と呼
ぶ)。図4Bにその時の炉水中Crの不安定度を示す。
図3で説明したように、炉水のpHがアルカリ側へ移行
することにより、Crの存在形態はCr23(Cr酸化
物)からCrO2 -(Cr酸イオン)へと変化し、溶液で
ある炉水中に溶出し易くなる。この溶出し易さの結果と
して、図4Cに示すように、pH制御期間中は炉水中の
Cr濃度が上昇する。図4Dは、各運転サイクルに装荷
される新燃料表面の酸化皮膜厚さの経時変化を示す。前
述したように、酸化皮膜の成長は各運転サイクル初期の
2000EFPHの期間で圧倒的に速いので、上記したような炉
水中のCrの不安定化をこの期間に実施することによ
り、図4Eに示すように全運転サイクルに亘って酸化皮
膜中に取り込まれるCr量を低減することが可能とな
る。ここで、図4Eには本第1実施例と、pH制御期間
中も図4Aの通常レベルを維持した比較例とを記載して
いる。図4Eから、本実施例により、燃料表面に付着し
たCrが溶出することによる局所的な炉水の酸性化を低
減し、放射性物質の溶出を抑制できることが判る。従っ
て、炉水中の放射能濃度を低下させ、ひいては定期検査
時の作業員の被曝線量を低減することが可能となる。
【0035】尚、上記実施例では炉水中にアルカリイオ
ン種を注入する例を説明したが、アルカリイオン種の代
わりに、浄化系や制御棒駆動水系などから酸素を注入す
ることによっても同様な効果を得ることができる。即
ち、上記pH制御期間に炉水中に酸素を注入することに
より図3の縦軸に示す腐食電位は+側へ移行するので、
Cr23はCrO4 2- へと形態変化し、溶液である炉水
中に溶出し易くなる。従って、酸化皮膜中に取り込まれ
るCr量を低減し、炉水中の放射能濃度を低下させるこ
とができる。
【0036】次に、アルカリ制御をBWR発電プラント
の運転方法に適用した第2の実施例を図5A〜図5Cに
示す。本実施例では、第1実施例の運転方法に加えて、
図5Aに示すように、前記したpH制御期間中に浄化
(CUW)系の浄化処理容量を通常運転時の2%よりも
高い3%〜7%で運転する。これにより、図5Bに示す
ように、炉水中に存在するCr量を第1実施例よりも更
に低減することができる。その結果、図5Cに示すよう
に、燃料表面の酸化皮膜中に取り込まれるCr量を第1
実施例よりも更に低減することができる。従って、炉水
中の放射能濃度をより効果的に低下させることができ
る。浄化系の運転方法については、例えば特公平4−232
37号公報に記載の方法を適用すれば良い。
【0037】次に、燃料被覆管に取り込まれるCr量を
更に低減する他の実施例を説明する。図3に示したよう
に、通常の一次系冷却水の水質環境において、Crの一
部はCr酸化物イオンとして存在し、一部はCr酸化物
として析出する。しかし、前述したように、復水・給水
系では炭素鋼の防食の観点から酸素注入を実施している
ので、これにより図6に示すように腐食電位は高電位側
へ移行し、Cr酸化物イオンとして溶出し易くなってい
る。発明者らは図6の腐食電位−pH線図から、腐食電
位が高くてもpHを弱酸性側へ移行することにより再び
Crの安定領域内にできることを見出し、復水・給水系
でのCrの溶出を低減する方法を考えた。
【0038】pHを弱酸性側へ移行する具体的な手段と
しては、例えば炭酸ガス等の酸性物質を給水系又は復水
系へ注入する方法が考えられる。図7A〜図7Dを用い
て、炭酸ガスの注入をBWR発電プラントに適用した第
3の実施例を説明する。本実施例では、第1実施例の運
転方法に加えて、前記したpH制御期間中に炭酸ガスを
給水系又は復水系へ注入する。図7Aは本実施例におけ
る給水中の炭酸ガス濃度を示す。
【0039】図6で説明したように、pHが弱酸性側へ
移行することによりCrはCrO4 2-からCr23へと形
態変化するので、給水系の配管などから給水中に溶出し
にくくなり、図7Bのように給水中のCr濃度が減少す
る。従って、図7Cに示すように炉水中のCr濃度は第
1実施例よりも更に低下するので、図7Eに示すように
新たに装荷した燃料表面の酸化皮膜中に取り込まれるC
r量を、第1実施例よりも更に低減することができる。
従って、炉水中の放射能濃度をより効果的に低下させる
ことができる。
【0040】尚、本第3実施例では、炭酸ガスの注入期
間として起動試験及び各運転サイクルの初期(2000EFP
H)の期間に限定した例について説明したが、この炭酸
ガスの注入期間を全運転期間に広げることにより、給水
から炉水中に持ち込まれるCr量を更に減少させ、燃料
表面の酸化皮膜中に取り込まれるCr量を更に低減する
ことが可能となる。
【0041】第3実施例のように、CrをCrO4 2-
らCr23へと形態変化させるための手段としては、図
6に示したように、腐食電位を低下させても良い。この
ための第1の方法としては、図1において復水系から注
入する酸素の量を必要最小限とすることが挙げられる。
発明者らの実機データの分析によれば、給水中のCr濃
度が増加しているプラントは、給水中の溶存酸素濃度が
40ppb 以上の範囲で運用されていることが判明した。
また、発明者らの実験によれば、図8に示すように、冷
却水中の溶存酸素濃度が10ppb 以上あれば、炭素鋼の
腐食を大幅に低減できることが判った。これらのことか
ら、給水中の溶存酸素濃度が10〜30ppb 、望ましく
は10〜20ppb の範囲となるように、酸素の注入量を
制御することにより、給水系・復水系の構造材からのC
rの溶出を低減することが可能である。
【0042】また、腐食電位を下げるための第2の方法
としては、給水系、望ましくは給水加熱器よりも上流側
で水素を注入して、CrをCr酸化物として構造材表面
に安定化させることにより、給水系の構造材表面からの
Crの溶出を抑制することが可能である。水素の注入方
法については、特公昭63−19838 号公報に記載されてい
る方法を適用すれば良く、ここでは説明を省略する。
【0043】復水・給水系でのCrの溶出を低減するそ
の他の方法としては、復水・給水系の構成材料のうち少
なくとも給水加熱器チューブにCrの溶出低減対策を施
した材料を使用することが有効である。具体的なCrの
溶出低減対策は、第1に、冷却材と接触する構造材の内
表面を電解研磨や機械研磨などにより可能な限り平滑に
することである。これにより、冷却材との接触面積が減
少し、Crの溶出を低減させることができる。また、第
2に、メッキ,ライニング,蒸着等を用いて、冷却材と
接触する構造材の内表面に、Pd等の貴金属をコーティ
ングすることにより、Crの溶出をほとんど抑制するこ
とができる。また、第3に、アルカリ環境下又は高溶存
酸素環境下の高温水中或いは高温蒸気中で表面からCr
を溶出させた材料を用いることにより、Crの溶出を低
減させることができる。
【0044】このような低Cr溶出材を用いることによ
り、一次系構成材料から一次系冷却水中へのCrの溶出
量が絶対的に減少するので、炉内に持ち込まれるCr量
そのものを低減することができる。従って、燃料に付着
するCr量を低減し、炉水中の放射能濃度を低下させる
ことができる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、全運転サイクルに亘っ
て、燃料表面へのCr付着量を効果的に低減し、炉水中
の放射能濃度を低下することができる。これに伴い、定
期検査時の作業員の被曝線量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を沸騰水型原子力発電プラントに適用し
た第1の実施例を示す系統図。
【図2】プラントの運転時間と燃料被覆管の酸化皮膜厚
さ及び燃料被覆管へのCrの付着速度の関係を示す図。
【図3】Crの腐食電位−pH線図。
【図4】本発明による運転方法の第1の実施例を示す図
で、Aは炉水中のアルカリイオン種濃度の時間変化を、
Bは炉水中のCrの存在形態の時間変化を、Cは炉水中
のCr濃度の時間変化を、Dは各サイクルの新装荷燃料
表面の酸化皮膜厚さの時間変化を、Eは各サイクルの新
装荷燃料の酸化皮膜中のCr量の時間変化を、それぞれ
示す。
【図5】本発明による運転方法の第2の実施例を示す図
で、AはCUW容量の時間変化を、Bは炉水中のCr濃
度の時間変化を、Cは各サイクルの新装荷燃料の酸化皮
膜中のCr量の時間変化を、それぞれ示す。
【図6】Crの腐食電位−pH線図。
【図7】本発明による運転方法の第3の実施例を示す図
で、Aは給水中の炭酸ガス濃度の時間変化を、Bは給水
中のCr濃度の時間変化を、Cは炉水中のCr濃度の時
間変化を、Dは各サイクルの新装荷燃料の酸化皮膜中の
Cr量の時間変化をそれぞれ示す。
【図8】炭素鋼の腐食速度と溶存酸素濃度の関係を示す
図。
【符号の説明】
1…原子炉、8…復水濾過装置、9…復水脱塩器、13
…給水加熱器、18…濾過脱塩装置、23…酸素注入装
置、24…燃料被覆管、25…鉄注入装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 賢一 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 大中 紀之 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 植竹 直人 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株式会社 日立製作所 電力・電機開発 本部内 (72)発明者 会沢 元浩 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 市村 彰 茨城県日立市弁天町三丁目10番2号 日 立協和工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−20277(JP,A) 特開 平4−36696(JP,A) 特開 平5−288893(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21D 3/08 G21D 1/00 G21D 3/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉水中に複数の燃料を装荷して運転する沸
    騰水型原子力発電プラントの運転方法において、 起動試験及び各運転サイクルの初期の1000乃至2000
    EFPHの期間に、原子炉浄化系の浄化処理容量を相対的に
    高い容量で運転し、その後、前記浄化処理容量を下げて
    運転することを特徴とした沸騰水型原子力発電プラント
    の運転方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記浄化処理容量を下
    げた後の前記浄化処理容量は原子炉の通常運転時の容量
    であることを特徴とする沸騰水型原子力発電プラントの
    運転方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記起動試験及び各運
    転サイクルの初期の1000乃至2000EFPHの期間に、炉
    水中に酸素を注入して運転することを特徴とした沸騰水
    型原子力発電プラントの運転方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至の何れかにおいて、前記起
    動試験及び各運転サイクルの初期の1000乃至2000EF
    PHの期間に、少なくとも給水系か復水系の何れかから、
    給水のpHを酸性側に変化させる物質を注入して運転す
    ることを特徴とした沸騰水型原子力発電プラントの運転
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項において、前記給水のpHを酸性
    側に変化させる物質として、酸性物質又は水素を用いる
    ことを特徴とした沸騰水型原子力発電プラントの運転方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項において、前記給水中の溶存酸素
    濃度の2〜3倍のモル濃度の水素を注入することを特徴
    とした沸騰水型原子力発電プラントの運転方法。
  7. 【請求項7】 炉水中に複数の燃料を装荷して運転する沸
    騰水型原子力発電プラントの運転方法 において、起動 試験及び各運転サイクルの初期の1000乃至2000
    EFPHの期間に、原子炉浄化系の浄化処理容量を通常運転
    時よりも高くして運転することを特徴とした沸騰水型原
    子力発電プラントの運転方法。
JP19003695A 1995-07-26 1995-07-26 沸騰水型原子力発電プラント及びその運転方法 Expired - Fee Related JP3149738B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19003695A JP3149738B2 (ja) 1995-07-26 1995-07-26 沸騰水型原子力発電プラント及びその運転方法
US08/683,980 US5892805A (en) 1995-07-26 1996-07-22 Boiling water reactor and its operating method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19003695A JP3149738B2 (ja) 1995-07-26 1995-07-26 沸騰水型原子力発電プラント及びその運転方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0943393A JPH0943393A (ja) 1997-02-14
JP3149738B2 true JP3149738B2 (ja) 2001-03-26

Family

ID=16251300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19003695A Expired - Fee Related JP3149738B2 (ja) 1995-07-26 1995-07-26 沸騰水型原子力発電プラント及びその運転方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5892805A (ja)
JP (1) JP3149738B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105483733A (zh) * 2015-12-08 2016-04-13 无锡华工薄板有限公司 一种带钢用酸洗槽的除氢系统

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000350414A (ja) * 1999-06-03 2000-12-15 Hitachi Ltd タービン発電機の運転方法
US6810100B2 (en) * 2001-11-22 2004-10-26 Organo Corporation Method for treating power plant heater drain water
JP3945780B2 (ja) * 2004-07-22 2007-07-18 株式会社日立製作所 原子力プラント構成部材の放射性核種の付着抑制方法および成膜装置
US20070031284A1 (en) * 2005-08-03 2007-02-08 Speranza A John Oxygen reduction system for nuclear power plant boiler feedwater and method thereof
EP1873361A1 (de) * 2006-06-28 2008-01-02 Siemens Aktiengesellschaft Messvorrichtung für Reinheitsmessungen eines Medienkreislaufs eines Kraftwerks und Verfahren zum Betreiben der Messvorrichtung
US9758880B2 (en) * 2009-03-10 2017-09-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and system for controlling water chemistry in power generation plant
US9443621B2 (en) * 2011-09-23 2016-09-13 Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc Method of adjusting oxygen concentration of reactor water samples using demineralized water
CN112516725B (zh) * 2020-11-19 2022-03-11 中国原子能科学研究院 一种钠气溶胶去除装置及其设计方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH068914B2 (ja) * 1986-10-20 1994-02-02 株式会社日立製作所 沸騰水型原子力プラントの放射性物質の付着抑制方法
JP2808970B2 (ja) * 1992-03-19 1998-10-08 株式会社日立製作所 原子力プラント及びその水質制御方法並びにその運転方法
JPH05288893A (ja) * 1992-04-14 1993-11-05 Hitachi Ltd 沸騰水型原子力発電プラントのクロム濃度管理方法
JP2981952B2 (ja) * 1992-06-25 1999-11-22 東洋自動機株式会社 自動包装機の開袋ガイド装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105483733A (zh) * 2015-12-08 2016-04-13 无锡华工薄板有限公司 一种带钢用酸洗槽的除氢系统

Also Published As

Publication number Publication date
US5892805A (en) 1999-04-06
JPH0943393A (ja) 1997-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2808970B2 (ja) 原子力プラント及びその水質制御方法並びにその運転方法
JP3149738B2 (ja) 沸騰水型原子力発電プラント及びその運転方法
JPS61111500A (ja) 原子力プラントの放射能低減方法
JPH079477B2 (ja) 原子力発電プラントの放射能低減法及び原子力発電プラント
JPS63103999A (ja) 沸騰水型原子力プラントの放射性物質の付着抑制方法
JPH11304992A (ja) 発電用タービン設備
JP3936845B2 (ja) 残留熱除去系配管の原子力発電プラント運転中の保管方法
JP2000352597A (ja) 原子力発電プラントおよびその運転方法
JP4555625B2 (ja) 原子力プラントの運転方法
JPS6151758B2 (ja)
JP2874943B2 (ja) 原子炉停止法
JPH0631815B2 (ja) 原子力発電プラントの給水系統
JP3289679B2 (ja) 沸騰水型原子力プラントの水質制御方法
JP3156113B2 (ja) 水質制御方法及び装置
JPS60201296A (ja) 放射線量低減装置
JPH05288893A (ja) 沸騰水型原子力発電プラントのクロム濃度管理方法
JPS642919B2 (ja)
JPH10197685A (ja) 原子力発電プラントの運転方法及び原子力発電プラント
JPH07128488A (ja) 原子力発電プラント
JPH0479439B2 (ja)
JP2004233228A (ja) 沸騰水型原子力プラント及びその水質管理方法
JP3266485B2 (ja) 沸騰水型原子力発電プラント及びその運転方法並びにその構成部材の接水表面に酸化皮膜を形成する方法
JPH0478960B2 (ja)
JPS6154199B2 (ja)
JP2000162383A (ja) 原子力発電プラントの運転方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees