JP3148990U - 打楽器用ばち - Google Patents
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Abstract
【課題】 高齢者や幼児などでも容易に扱うことができ、リハビリテーションなどに好適な打楽器用ばちを提供すること。【解決手段】 可撓性材料で形成され指に装着可能な指サック部2と、該指サック部2の先端部に基端が固定された接続棒部3と、該接続棒部3の先端に固定された球形状の重り部4と、を備えている。これにより、手のひらで持つのではなく、指サック部2内に指を差し込んで固定できると共に指や手を動かして先端の重り部4を、太鼓やドラム又は鍋やフライパン等に叩打することで容易に打撃音を発生させて演奏を行うことができる。【選択図】 図1
Description
本考案は、高齢者用や幼児用などの好適な打楽器用ばちに関する。
一般に、太鼓やドラム等の打楽器を演奏する際には、スティック等のばちが用いられている。通常、このスティック等は、木製やプラスチック製等の棒状であって、手のひらで中間部分や基端部分を持ち、その先端部を太鼓やドラム等に叩き付けて又は打ち付けて音を発生させている。
例えば特許文献1には、先端に打楽器を叩打する打撃部が形成され、基端に演奏者が手で把持するグリップ部が形成された棒状の打楽器用スティックが記載されている。この打楽器用スティックでは、グリップ部に弾性体からなる屈曲部が形成され、この屈曲部によって演奏者の手首等に対する衝撃を緩衝させている。
上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
すなわち、従来の特許文献1に記載の技術等では、棒状の打楽器用スティックを手のひらで掴んで演奏を行うため、高齢者や幼児などが演奏する場合、衝撃を緩衝させていてもスティックをうまく掴めない又は演奏中に落としてしまうおそれがあり、思い通りに演奏することが難しいという不都合があった。特に、認知症等を患っている高齢者などでは、運動療法の一つとして手を使って打楽器を演奏するリハビリテーションも検討されており、従来の打楽器用ばちでは、十分なリハビリテーション効果を得ることが困難であった。
すなわち、従来の特許文献1に記載の技術等では、棒状の打楽器用スティックを手のひらで掴んで演奏を行うため、高齢者や幼児などが演奏する場合、衝撃を緩衝させていてもスティックをうまく掴めない又は演奏中に落としてしまうおそれがあり、思い通りに演奏することが難しいという不都合があった。特に、認知症等を患っている高齢者などでは、運動療法の一つとして手を使って打楽器を演奏するリハビリテーションも検討されており、従来の打楽器用ばちでは、十分なリハビリテーション効果を得ることが困難であった。
本考案は、前述の課題に鑑みてなされたもので、高齢者などでも容易に扱うことができ、リハビリテーションなどに好適な打楽器用ばちを提供することを目的とする。
本考案は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、第1の考案の打楽器用ばちは、可撓性材料で形成され指に装着可能な指サック部と、該指サック部の先端部に基端が固定された接続棒部と、該接続棒部の先端に固定された球形状の重り部と、を備えていることを特徴とする。
この打楽器用ばちでは、指サック部の先端部に接続棒部を介して球形状の重り部が取り付けられているので、手のひらで持つのではなく、指サック部内に指を差し込んで固定できると共に指や手を動かして先端の重り部を、太鼓やドラム又は鍋やフライパン等に叩打することで容易に打撃音を発生させて演奏を行うことができる。したがって、高齢者や幼児であっても、ばちを落とすことなく簡単に演奏ができ、高いリハビリテーション効果が得られると共に気軽に演奏の楽しさを感じることができる。また、指先で演奏するため、手で掴んで操作する棒状の打楽器用スティックとは異なって、より繊細な演奏が可能になる。さらに、複数の指、特に5本指すべてに装着することで、片手で複数のばちを扱うことが可能になり、より複雑な演奏が可能になるだけでなく、各指の運動としてさらに効果的なリハビリテーションが可能になる。
また、第2の考案の打楽器用ばちは、前記重り部が、着脱可能に前記接続棒部に取り付けられていることを特徴とする。すなわち、この打楽器用ばちでは、重り部が、着脱可能に接続棒部に取り付けられているので、異なる重さや大きさ又は音質の重り部に容易に交換でき、音量や音質の異なる種々の打撃音を得ることが可能になる。
また、第3の考案の打楽器用ばちは、前記指サック部に設置されていると共に前記接続棒部に接続され該接続棒部の振動を感知する振動センサ部と、前記指サック部に設置されていると共に該振動センサ部で感知した振動に応じて音を出力するスピーカ部と、前記指サック部に設置されていると共に前記振動センサ部と前記スピーカ部とに電力を供給する蓄電部と、を備えていることを特徴とする。
この打楽器用ばちでは、指サック部に、振動センサ部、スピーカ部及び蓄電部が搭載されているので、重り部を叩きつけた際の打撃音だけでなく、その振動に応じた音をスピーカ部から出力することができ、単独で電子的打楽器としても機能する。例えば、打撃時の振動の大きさに応じて音階や音色を変化させて音を出力することで、メロディ的な演奏や別の効果音等の出力も可能になる。
本考案によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本考案に係る打楽器用ばちによれば、指サック部の先端部に接続棒部を介して球形状の重り部が取り付けられているので、高齢者や幼児であっても、ばちを落とすことなく簡単に演奏ができ、指の運動を伴って高いリハビリテーション効果を得ることができると共に気軽に演奏の楽しさを感じることができる。
すなわち、本考案に係る打楽器用ばちによれば、指サック部の先端部に接続棒部を介して球形状の重り部が取り付けられているので、高齢者や幼児であっても、ばちを落とすことなく簡単に演奏ができ、指の運動を伴って高いリハビリテーション効果を得ることができると共に気軽に演奏の楽しさを感じることができる。
以下、本考案に係る打楽器用ばちの第1実施形態を、図1から図3を参照しながら説明する。
本実施形態の打楽器用ばち1は、図1及び図2に示すように、可撓性材料で形成され指Fに装着可能な指サック部2と、該指サック部2の先端部に基端が固定された接続棒部3と、該接続棒部3の先端に固定された球形状の重り部4と、を備えている。
上記指サック部2は、ゴム材等により先端が閉じた円筒形状に形成され、演奏者の指の大きさや長さ等に合わせて適宜サイズを用意することが好ましい。なお、ゴム製であれば、伸縮により種々の指サイズに適用可能である。
上記指サック部2は、ゴム材等により先端が閉じた円筒形状に形成され、演奏者の指の大きさや長さ等に合わせて適宜サイズを用意することが好ましい。なお、ゴム製であれば、伸縮により種々の指サイズに適用可能である。
上記接続棒部3は、針金材等で形成され、指サック部2のサイズや重り部4の大きさ又は重さ等に応じて適宜長さや強度が設定される。
上記重り部4は、例えば球形状に形成された金属製又は樹脂製であり、ネジ構造などによって着脱可能に接続棒部3に取り付けられている。なお、着脱を行わない場合は、溶接等で重り部4と接続棒部3とを接続しても構わない。
上記重り部4は、例えば球形状に形成された金属製又は樹脂製であり、ネジ構造などによって着脱可能に接続棒部3に取り付けられている。なお、着脱を行わない場合は、溶接等で重り部4と接続棒部3とを接続しても構わない。
この打楽器用ばち1は、図2に示すように、例えば人差し指に装着し、ドラムや太鼓等の専用打楽器だけでなく鍋、フライパン又は洗面器等の日用品を用いた打楽器Dの底などに、先端の重り部4を打ち付けて打撃音を発生させることで、演奏を行う。
また、1本の指Fだけでなく、複数本の指F、例えば図3に示すように、5本すべての各指Fに打楽器用ばち1を装着して使用しても構わない。このとき、各指Fの打楽器用ばち1は同一のものでも構わないが、それぞれ異なる音量又は音質で打撃音が発生する異なる重り部4の打楽器用ばち1を装着しても構わない。
また、1本の指Fだけでなく、複数本の指F、例えば図3に示すように、5本すべての各指Fに打楽器用ばち1を装着して使用しても構わない。このとき、各指Fの打楽器用ばち1は同一のものでも構わないが、それぞれ異なる音量又は音質で打撃音が発生する異なる重り部4の打楽器用ばち1を装着しても構わない。
このように本実施形態の打楽器用ばち1は、指サック部2の先端部に接続棒部3を介して球形状の重り部4が取り付けられているので、手のひらで持つのではなく、指サック部2内に指Fを差し込んで固定できると共に指や手を動かして先端の重り部4を、太鼓やドラム又は鍋やフライパン等に叩打することで容易に打撃音を発生させて演奏を行うことができる。
したがって、高齢者や幼児であっても、ばちを落とすことなく簡単に演奏ができ、高いリハビリテーション効果が得られると共に気軽に演奏の楽しさを感じることができる。また、指先で演奏するため、手で掴んで操作する棒状の打楽器用スティックとは異なって、より繊細な演奏が可能になる。さらに、複数の指、特に5本指すべてに装着することで、片手で複数の打楽器用ばち1を扱うことが可能になり、より複雑な演奏が可能になるだけでなく、各指の運動としてさらに効果的なリハビリテーションが可能になる。
また、重り部4が、着脱可能に接続棒部3に取り付けられているので、異なる重さや大きさ又は音質の重り部4に容易に交換でき、音量や音質の異なる種々の打撃音を得ることが可能になる。
また、重り部4が、着脱可能に接続棒部3に取り付けられているので、異なる重さや大きさ又は音質の重り部4に容易に交換でき、音量や音質の異なる種々の打撃音を得ることが可能になる。
次に、本考案に係る打楽器用ばちの第2実施形態について、以下に説明する。なお、以下の実施形態の説明において、上記実施形態において説明した同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、重り部4を太鼓や鍋の底などに打ち付けて打撃音を発生させているのに対し、第2実施形態の打楽器用ばち21では、図4に示すように、打撃音だけでなく、その際に重り部4に生じた振動に応じて音を発生させる機能を有している点である。
すなわち、第2実施形態の打楽器用ばち21は、指サック部2に設置されていると共に接続棒部3に接続され該接続棒部3の振動を感知する振動センサ部25と、指サック部2に設置されていると共に該振動センサ部25で感知した振動に応じて音を出力する小型のスピーカ部26と、指サック部2に設置されていると共に振動センサ部25とスピーカ部26とに電力を供給する蓄電部27と、を備えている。
上記振動センサ部25は、例えば指サック部2の先端部に設置され接続棒部3の基端が接続された圧電素子が採用される。
また、上記スピーカ部26は、指サック部2の外周面に沿った湾曲形状を有して指サック部2の外周面に接着されており、振動センサ部25からの振動の大きさに応じた出力に応じて予め記憶された音質又は音量で音声出力する機能を有している。
また、上記スピーカ部26は、指サック部2の外周面に沿った湾曲形状を有して指サック部2の外周面に接着されており、振動センサ部25からの振動の大きさに応じた出力に応じて予め記憶された音質又は音量で音声出力する機能を有している。
さらに、蓄電部27は、指サック部2の外周面に接着されボタン電池27aを内蔵したものであり、指サック部2に外周面又は内部に埋め込まれて形成された配線28によって振動センサ部25及びスピーカ部26に電気的に接続されている。
このように第2実施形態の打楽器用ばち21では、指サック部2に、振動センサ部25、スピーカ部26及び蓄電部27が搭載されているので、重り部4を叩きつけた際の打撃音だけでなく、その振動に応じた音をスピーカ部26から出力することができ、単独で電子的打楽器としても機能する。例えば、打撃時の振動の大きさに応じて音階や音色を変化させて音を出力することで、メロディ的な演奏や別の効果音等の出力も可能になる。
なお、本考案の技術範囲は上記各実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
1,21…打楽器用ばち、2…指サック部、3…接続棒部、4…重り部、25…振動センサ部、26…スピーカ部、27…蓄電部、D…打楽器、F…指
Claims (3)
- 可撓性材料で形成され指に装着可能な指サック部と、
該指サック部の先端部に基端が固定された接続棒部と、
該接続棒部の先端に固定された球形状の重り部と、を備えていることを特徴とする打楽器用ばち。 - 請求項1に記載の打楽器用ばちにおいて、
前記重り部が、着脱可能に前記接続棒部に取り付けられていることを特徴とする打楽器用ばち。 - 請求項1又は2に記載の打楽器用ばちにおいて、
前記指サック部に設置されていると共に前記接続棒部に接続され該接続棒部の振動を感知する振動センサ部と、
前記指サック部に設置されていると共に該振動センサ部で感知した振動に応じて音を出力するスピーカ部と、
前記指サック部に設置されていると共に前記振動センサ部と前記スピーカ部とに電力を供給する蓄電部と、を備えていることを特徴とする打楽器用ばち。
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JP2008009028U JP3148990U (ja) | 2008-12-24 | 2008-12-24 | 打楽器用ばち |
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