JP3140076U - 電子楽器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】操作スイッチ部4A〜4Eを指先に取る付ける構成としたので、操作スイッチ部4A〜4Eの先端に取り付けられたスイッチをオンオフさせて音を発生させる際にピアノの鍵盤をたたいているかのような演奏感を得ることができる。指先に取り付けた操作スイッチ部4A〜4Eをオンとするためにスイッチを接触させる場所は机や壁などどこでもよいため、電子楽器1の使用場所を問わない。またベルト3を用いて本体部2を手首に装着可能としたので、電子楽器1の使用時にも携帯性がよい。
【選択図】図1
Description
また、このような電子楽器の中で、携帯性に優れたものとして例えば実用新案登録第3081509号公報に記載されたものがある。
この電子楽器は、本体の外面にスイッチを複数個設け、さらに本体に音を出力するための音出力部を備えるものである。
音出力部は、音信号生成部とスピーカとを有し、押下げられたスイッチのオンオフに応じて対応する音を発生させるものである。
操作者は、卵型の本体を手の平で包み込むようにして掴み、楽器を掴んだ状態で指でスイッチを押すことによって音を発生させる。
携帯性に優れ、場所を問わずにピアノを演奏する感覚、すなわちピアノの鍵盤を押下げする感覚が得られる電子楽器が欲しいといった要求がある。
そのため本考案は、電子楽器を、スピーカを備えた本体部と、該本体部に取り付けられたベルトと、本体部にコードによって接続され、手の指先を挿入可能なホルダ部と該ホルダ部が備えられた側に対して反対側に設けられたスイッチとを備えた操作スイッチ部と、より構成し、操作スイッチ部を複数備えて各指先に装着可能とし、本体部はベルトを手首に巻きつけることによって装着可能とし、各割当てられた音階の指先を動かし、指先の腹部に備えてあるスイッチをオンすることで、スピーカからオンとなった操作スイッチ部に対応する音を出力可能とした。
また、操作スイッチ部を5つ備え、加えて本体部に本体側操作スイッチ部を3つ設けることで、それぞれ「ド」から1オクターブ上の「ド」までの音を割り当て、スピーカからオンとなった操作スイッチまたは本体側操作スイッチに応じて、「ド」から1オクターブ上の「ド」までの音を出力可能とした。
さらにまた、ホルダ部のうち親指用のホルダ部とその他の指用とで、親指の角度に対応させて指先挿入部の角度が変えられており、それによって操作スイッチ部の操作スイッチが他の指と同様にオンオフが確実に行えるようにした。
操作スイッチ部を5つ、本体部に本体側操作スイッチ部を3つ設けたので、スピーカから、「ド」から1オクターブ上の「ド」までの8種類の音を出力でき、幅広い音楽を演奏することができる。
図1は、本実施例における電子楽器を装着した状態を示す図であり、図2は、本体部を側面から見た図である。
指の先端に装着される操作スイッチ部4A〜4Eと、音を発生させる本体部2とより電子楽器1が構成される。
操作スイッチ部4A〜4Eは、手の親指から小指までの各指先にそれぞれ装着できるようになっている。
また各操作スイッチ部4A〜4Eと本体部2とは、それぞれ電気コード5A〜5Eによって接続されている。
詳しくは後述するが、本体部2の内部には音信号生成部21(図3参照)を備えている。
スピーカ22からは、オンとなった操作スイッチ部4A〜4Hに対応した音が出力される。
例えば、操作スイッチ部4Aがオンとなった場合には、スピーカ22からは「ド」の音が出力される。他の操作スイッチ部4B〜4Hも同様に、スイッチがオンとなることによってスピーカ22から「レ」〜「ド」(操作スイッチ部4Aが操作された際に出力される「ド」よりも1オクターブ上の「ド」)の音が出力される。
図示を省略するが、本体部2は内部に電池を収容可能となっており、音信号生成部21やスピーカ22は電池の電力によって作動する。
図1に示すように、本体部2の裏面に設けられたベルト穴3Aにベルト3が通された状態で、図1中の右側端部の手前側面に面ファスナー31が設けられ、さらに左側端部の奥側面にも面ファスナー31が設けられている。
これにより手首にベルト3を巻きつけた際に、面ファスナー31によってベルト3の両端部を連結可能となっている。
なお図1では、ベルト3や面ファスナー31を示すため、ベルト3を手首に巻きつけずに広げた状態を示してある。
このように、ベルト3を手首に巻きつけて連結することによって本体部2を手首に装着できる。
図3の(a)は、操作スイッチ部の斜視図であり、図3の(b)は操作スイッチ部の側面図である。
操作スイッチ部4A〜4Eは樹脂で形成された同様の構成であり、操作スイッチ部4Aを代表させて説明する。
操作スイッチ部4Aは、スイッチ本体部41と、スイッチ42とホルダ部43とより構成されている。
スイッチ42とホルダ部43とはスイッチ本体部41に対して相反する側の面に設けられている。
ホルダ部43の円筒形状の内径は、図1に示すように親指を挿入可能な径に形成されている。
具体的には、操作スイッチ部4Aのホルダ部43は、親指を挿入するため内径が20〜15mmに形成され、他の操作スイッチ部4B〜4Eのホルダ部43は、親指よりも細い人差し指〜小指を挿入するため内径が15〜10mmと小径に形成されている。
図4(a)は中指45用のホルダを示し、ホルダ部43の中心線x上に指挿入口44およびスイッチ42が位置している。図4(b)は親指46用のホルダを示し、ホルダ部43の中心線xを外れた位置にスイッチ42が位置している。このように親指用のホルダのスイッチ位置を変化させておくことにより、指の腹側に設けられたスイッチ42が、奏者の親指46の動きに合って、オン・オフをすることができる。
ここで、本体部2に設けられた操作スイッチ部4F〜4Hも、押されたときにオンとなるスイッチが用いられる。
本体部2の内部に備えられた音信号生成部21は、電子回路にてよって構成され、操作スイッチ部4A〜4Hと、スピーカ22が接続されている。
また音信号生成部21は、電池25からの電力が供給されている。
外部スイッチ23は、電池25から音信号生成部21に供給される電力の通電、遮断を行うものである。
音信号生成部21は、押下された操作スイッチ部4A〜4Hに対応する「ド」〜「ド」(1オクターブ上の「ド」)の音信号を生成し、スピーカ22へ出力する。
使用者は、ベルト3を手首にまきつけて本体部2を手首に固定する。
操作スイッチ部4A〜4Eを親指〜小指に装着し本体スイッチ23をオンにする。
使用者は、ピアノの鍵盤をたたくように親指〜小指の先端に取り付けられた操作スイッチ部4A〜4Eを机や床、壁などに接触させて「ド」〜「ソ」までの音を発生させる。
また使用者は、電子楽器1を取り付けていない他方の手で操作スイッチ部4F〜4Hを押すことにより「ラ」、「シ」、「ド」の音を発生させることができる、
指先に取り付けた操作スイッチ部4A〜4Eをオンとするためにスイッチ42を接触させる場所は机や壁などどこでもよいため、電子楽器1の使用場所を問わない。
またベルト3を用いて本体部2を手首に装着可能としたので、電子楽器1の使用時にも携帯性がよい。
なお本変形例における操作スイッチ部は、上記実施例における操作スイッチ部4A〜4Eのホルダ部43の形状を変形させたものである。
図6の(a)は、操作スイッチ部の斜視図であり、図6の(b)は操作スイッチ部の側面図である。
またここでは、親指に装着される操作スイッチ部4A’を代表させて説明する。
操作スイッチ部4A’は、スイッチ本体部41’、スイッチ42’、ホルダ部43’とより構成される。
ホルダ部43’は、前側ホルダ部43A、後ろ側ホルダ部43Bとより構成されている。
前側ホルダ部43Aの円筒形状の内径、および後ろ側ホルダ部43Bの内径は、それぞれ親指を挿入可能な径(20mm)に形成されている。
スイッチ本体部41’、スイッチ42’は、実施例におけるスイッチ本体部41、スイッチ42と同様の構成である。
本変形例においても、上記実施例と同様にホルダ部43’に指先を挿入することにより、操作スイッチ部4A’を指先に装着することができる。
2 本体部
3 ベルト
3A ベルト穴
4A〜4E、4A’ 操作スイッチ部
4F〜4H 操作スイッチ部(本体側操作スイッチ部)
5A〜5E コード
21 音信号生成部
22 スピーカ
23 本体スイッチ
24 ベルト保持部
25 電池
31 面ファスナー
41、41’ スイッチ本体部
42、42’ スイッチ
43、43’ ホルダ部
43A 前側ホルダ部
43B 後ろ側ホルダ部
44、44’ 指挿入口
45 中指
46 親指
x ホルダ部の中心線
Claims (3)
- スピーカを備えた本体部と、
該本体部に取り付けられたベルトと、
前記本体部にコードによって接続され、手の指先を挿入可能なホルダ部と該ホルダ部が備えられた側に対して反対側に設けられたスイッチとで構成された操作スイッチ部と、を有し、
前記操作スイッチ部は、各指先に装着するために複数備えられ、
前記ベルトを手首に巻きつけることにより前記本体部を手首に装着可能であり、
前記スピーカからは、前記スイッチがオンとなった前記操作スイッチ部に対応する音が出力されることを特徴とする電子楽器。 - 前記操作スイッチ部は5つ備えられ、
前記本体部には本体側操作スイッチ部が3つ設けられ、
前記5つの操作スイッチ部と、前記3つの本体側操作スイッチ部には、それぞれ「ド」から1オクターブ上の「ド」までの音が割り当てられ、前記スピーカからは、オンとなった前記操作スイッチまたは本体側操作スイッチに応じて、「ド」から1オクターブ上の「ド」までの音が出力されることを特徴とする請求項1に記載の電子楽器。 - ホルダ部のうち親指用のホルダ部とその他の指用とで、スイッチの位置が変えられていることを特徴とする請求項1に記載の電子楽器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007009725U JP3140076U (ja) | 2007-12-19 | 2007-12-19 | 電子楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007009725U JP3140076U (ja) | 2007-12-19 | 2007-12-19 | 電子楽器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3140076U true JP3140076U (ja) | 2008-03-13 |
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ID=43290236
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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2007
- 2007-12-19 JP JP2007009725U patent/JP3140076U/ja not_active Expired - Lifetime
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