JP3148881U - 外壁補修用アンカーピンおよび目地モルタル補修用アンカーピン - Google Patents

外壁補修用アンカーピンおよび目地モルタル補修用アンカーピン Download PDF

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Abstract

【課題】外壁にざぐり加工を施さずに新設モルタルまたは目地モルタルを保持する外壁補修用アンカーピンおよび目地モルタル補修用アンカーピンを提供することを目的とする。【解決手段】外壁補修用アンカーピンは、コンクリート壁面等に穴を形成し、この穴に軸部を挿入し、樹脂で固着するとともに、頭部は、コンクリート壁面等に対して、補修モルタル層を保持するものである。この外壁補修用アンカーピンの頭部の径はその厚さの6倍以上である。【選択図】図1

Description

本考案は、コンクリート外壁または既設モルタルに対して新設の補修モルタルまたは目地モルタルを押さえる外壁補修用アンカーピンおよび目地モルタル補修用アンカーピンに関する。
従来の外壁補修用アンカーピンとして、特許文献1のように、頭部の径が14mm、その頭部の厚さが3mmの外壁補修用アンカーピンがある。つまり、この頭部の径は、この頭部の厚さの4.6倍の大きさを有している。
特開平7−238690号公報
しかしながら、従来の外壁補修用アンカーピンは頭部が厚いため、新設モルタルを既設モルタルまたはコンクリート外壁に対してざぐりを形成する必要がある。外壁が硬い材質場合は、このざぐりを形成することは困難である。
そこで、外壁にざぐりを形成せずに新設の補修モルタルを保持する外壁補修用アンカーピンおよび目地モルタル補修用アンカーピンを提供することを目的とする。
請求項1に記載の考案は、コンクリート外壁に形成された穴およびまたはこのコンクリート外壁に塗りつけられた既設モルタル層に形成された補修用の穴に、その軸部が挿入されるとともに、円板状の頭部はこのコンクリート外壁またはこの既設モルタル層に対して新たに塗りつけられた補修モルタル層を押さえるか、この補修モルタル層にその頭部が埋設される外壁補修用アンカーピンで、上記頭部の厚さはこの頭部の径の1/6倍より小さい外壁補修用アンカーピンである。
コンクリート外壁とは、コンクリート構造物の壁面をいう。具体的には、橋脚、農業水路、護岸、トンネルの外壁などを指す。また、コンクリート建築物の内部の壁面も外壁に該当する。
補修とは、コンクリート外壁が壊れたり傷んだりしている場所を修繕することをいう。また、コンクリート外壁を補強することも含む。
請求項1に記載の考案によれば、この外壁補修用アンカーピンは、頭部と軸部とを有している。この頭部の厚さはその頭部の径の1/6倍より小さい。このため、頭部は薄くなり、ざぐり加工をせずに新設の補修モルタルを押さえることができる。
請求項2に記載の考案は、上記軸部には転造により円錐台形の凸部が形成されている請求項1に記載の外壁補修用アンカーピンである。
請求項2に記載の考案によれば、コンクリート外壁に形成された孔から外壁補修用アンカーピンが抜け落ちることを防止することができる。
請求項3に記載の考案は、線材の先端部をクランプして線材の先端をパンチングして頭部を鍛造した後、線材の先端部を所定長さに合わせて所定の切断位置で切断することで軸部を形成する請求項1または請求項2に記載の外壁補修用アンカーピンである。
請求項4に記載の考案は、コンクリート外壁およびまたはこのコンクリート外壁に塗りつけられた既設モルタル層に形成された補修穴に、軸部を挿入し、接着剤で固着するとともに、円板状の頭部はこのコンクリート外壁またはこの既設モルタル層に対して新設の目地モルタルを押さえる目地モルタル補修用アンカーピンであって、上記頭部の厚さは、この頭部の径より小である目地モルタル補修用アンカーピンである。
この考案によれば、外壁にざぐり加工を施さずに、新設モルタルまたは目地モルタルを押さえることができる。このため、硬い材質の外壁でも容易に外壁補修又は目地モルタルを補修することができる。
この考案の実施例を、図面を参照しながら説明する。
図1は、この考案の一実施例に係るステンレス製の外壁補修用アンカーピン10である。この外壁補修用アンカーピン10は、軸部11と、頭部12とで構成されている。この外壁補修用アンカーピンは、軸部11の一端に円形状の頭部12が鍛造されたものである。
この軸部11は、所定長さ、所定の径を有しており、その中間部からその先端にかけて円錐台の円周溝11aが多数形成されている。軸部11の先端は略平坦な切断面で構成されている。
上記頭部12は、丸い平たい形状である。頭部12の円の中心は軸部11の軸線上に配置されているが、この軸線と円中心とを偏心させることもできる。さらに、頭部12を長円形状に形成することもできるが、その長円の面積は、軸部11の面積の9倍以上とすることもできる。大きな面積の頭部12であれば、この頭部12で接触、押圧できる面積が大きくなる。
この考案の実施例に係る外壁補修用アンカーピン10の軸部11の寸法は、直径4.0mm、長さ100mmである。また、頭部12の寸法は、直径13mm、厚さ1.1mmである。このため、頭部12厚さはその頭部12の径の1/11.8倍になっている。このように、実施例の外壁補修用アンカーピン10と、従来の外壁補修用アンカーピンとを比較した場合、その厚さとの径の比率が大きくなっている。
実施例の外壁補修用アンカーピン10の製造方法について説明する。
軸部11と同じ径の断面円形の線材について所定長さだけ突出させた状態でクランプし、ダイスを使用して突出幅をパンチングすることにより、所定形状・大きさ・厚さの平たい円形の頭部12を線材の端部に形成する。そして、軸部11として所定長さだけ残してこの線材を切断する。さらに、軸部11には、ロール加工などの転造により円錐台形状の多数のリングを形成する。
実施例の外壁補修用アンカーピン10を用いて外壁を補修する方法について説明する。実施例における外壁はコンクリート外壁100である。
図2は、外壁補修用アンカーピン10をコンクリート外壁100に形成された穴101に挿入され、新設モルタル110を塗布したときの図である。
まず、要補修部位についてコンクリート外壁100からモルタル層を剥がす。そして、露出したコンクリート外壁100に穴101を穿設する。孔の穿設は電動ドリルを使用して行うが、この時に生じた削り屑、すなわち塵埃等は、電気掃除機等の真空装置に接続されかつ先端にブラシを装着した吸入回転ノズルを穴101に挿入するか、あるいはまた、ブロア等で圧縮空気を吹き付けて除去清掃する。
次に液状または低粘度のエポキシ樹脂系接着剤120を最深部分から穴101の全長の1/3の位置の所まで注入する。その後、外壁補修用アンカーピン10を直ちに挿入し、エポキシ樹脂系接着剤120が硬化するまで放置する。このエポキシ樹脂系接着剤120は、常温(18℃〜20℃)において30〜120分で硬化する速硬化性樹脂を使用する。なお、このエポキシ樹脂系接着剤120にイミダゾール等の硬化触媒を添加していてもよい。
上記エポキシ樹脂系注入材120が硬化したのち、穴101に2回目のエポキシ樹脂系接着剤121を注入し、硬化するまで放置する。この2回目のエポキシ樹脂系接着剤121は、常温において、6〜24時間で硬化する汎用のエポキシ樹脂系接着剤を使用する。
2回目のエポキシ樹脂系注入材121の硬化後、セメントフィラーを塗布する。セメントフィラーは例えば、SBR系セメントフィラーなどがある。このセメントフィラーを塗布することによって、後述する新設モルタル110とコンクリート外壁100との接着強度を上げることができる。
セメントフィラーを塗布した後、新設モルタル110を塗布する。
図3のように、各タイル150の間(目地部分)の目地モルタル層110Aを保持し、タイルの補修を行うことも可能である。この場合、目地モルタル補修用アンカーピン10Aを用いることが好ましい。
ステンレス製の上記目地モルタル補修用アンカーピン10Aは、軸部と、頭部とからなる。この目地モルタル補修用アンカーピン10Aは、軸部の一端に円形状の頭部が鍛造されたものである。
この目地モルタル補修用アンカーピン10Aは上記タイル150の間の目地モルタル層110Aに目地モルタル補修用アンカーピン10Aの頭部が位置するよう配設する必要がある。軸部の寸法は、直径3mm、長さ65mmである。また、頭部の寸法は、直径6mm、厚さ1.1mmである。このため、頭部の径は軸部の径の2倍になっている。その他の基本構成は、上記外壁補修用アンカーピン10と同様である。
目地モルタル層110Aにおいて目地モルタル補修用アンカーピン10Aの頭部を配置させることにより、孔についても各タイル150の間の目地部分に想到する外壁に形成されることとなる。
すなわち、所定の平面エリア、要補修部位で、タイル150および目地モルタル層150を剥離し、コンクリート外壁を露出させる。その後、穴を目地に沿って穿設する。エポキシ樹脂系接着剤を注入してから、目地モルタル補修用アンカーピン10Aを穴に挿入し、軸部を埋設する。次に、下地モルタル層を塗りつけ、新たなタイル150を貼り付ける。そして、目地モルタル層110Aを目地部分に塗りつけることにより、補修を終了する。
本考案の実施例に係る外壁補修用アンカーピンを示す側面図及びその矢視図である。 本考案の実施例に係る外壁補修用アンカーピンを用いて外壁を補修した時の断面図である。 本考案の実施例に係る目地モルタル補修用アンカーピンを用いて目地モルタルを補修するときの目地モルタル補修用アンカーピンの配置場所を示す図である。
符号の説明
10 外壁補修用アンカーピン、
10A 目地モルタル補修用アンカーピン、
11 軸部、
12 頭部、
100 コンクリート外壁、
101 穴、
120,121 エポキシ樹脂系接着剤、
110 新設モルタル
110A 目地モルタル層。

Claims (4)

  1. コンクリート外壁に形成された穴およびまたはこのコンクリート外壁に塗りつけられた既設モルタル層に形成された補修用の穴に、その軸部が挿入されるとともに、円板状の頭部はこのコンクリート外壁またはこの既設モルタル層に対して新たに塗りつけられた補修モルタル層を押さえるか、この補修モルタル層にその頭部が埋設される外壁補修用アンカーピンで、
    上記頭部の厚さはこの頭部の径の1/6倍より小さい外壁補修用アンカーピン。
  2. 上記軸部には転造により円錐台形の凸部が形成されている請求項1に記載の外壁補修用アンカーピン。
  3. 線材の先端部をクランプして線材の先端をパンチングして頭部を鍛造した後、線材の先端部を所定長さに合わせて所定の切断位置で切断することで軸部を形成する請求項1または請求項2に記載の外壁補修用アンカーピン。
  4. コンクリート外壁およびまたはこのコンクリート外壁に塗りつけられた既設モルタル層に形成された補修穴に、軸部を挿入し、接着剤で固着するとともに、円板状の頭部はこのコンクリート外壁またはこの既設モルタル層に対して新設の目地モルタルを押さえる目地モルタル補修用アンカーピンであって、
    上記頭部の厚さは、この頭部の径より小である目地モルタル補修用アンカーピン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016017396A (ja) * 2014-07-11 2016-02-01 株式会社住軽日軽エンジニアリング あと施工アンカーおよび接合構造

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