JP3148835U - 薬品注入混合器 - Google Patents
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Abstract
【課題】薬品注入状況が外部から監視出来、薬品注入部分に詰まりが生じたら容易に除去できて、循環ろ過設備循環水の水質を常に良好に保持する薬品注入混合器を提供する。【解決手段】薬品注入混合器1は、外部から目視観察自在の透明な薬品注入混合器本体2の側壁3aに薬品注入用チャッキ弁4を設け、この薬品注入用チャッキ弁4に対向する側壁3aに、取り外し自在の止水弁14付きのメンテナンス用枝管6を取り付けることで、薬品注入状況が外部から監視出来、薬品注入用チャッキ弁4の先端部分の詰まり発見したら、直ぐに循環ろ過設備の運転を止め、止水弁14を開けて薬品注入混合器1内の循環水をドレーンし、薬品注入混合器1内に掃除棒17を通して、薬品注入用チャッキ弁4の先端部分の詰まりを解消し、その後、掃除棒17を抜き取り、再び止水弁14を閉じて、循環ろ過設備の運転を再開する。これにより、上記課題を達成出来る。【選択図】図1
Description
本考案は、プール、浴槽などの循環ろ過設備に付帯する薬品注入装置における薬品注入混合器に関する。
従来の循環ろ過設備に付帯する薬品注入装置における薬品注入は、循環ろ過機流入側配管の管壁に薬品注入用チャッキ弁を設け、この薬品注入用チャッキ弁に薬品注入ポンプからのパイプを接続したものである。そして、薬品注入ポンプ作動時は、薬品注入用チャッキ弁が開き、薬品、例えば、塩素系殺菌液を循環ろ過タンク手前の配管内を通る循環水に注入し、分散混合して、その薬品注入の目的を達成する。一方、薬品注入ポンプが作動しない時は、薬品注入用チャッキ弁が閉じ、配管内を通る循環水が薬品注入ポンプ側に逆流しないようにしている。
しかしながら、上記した循環ろ過設備の運転継続により、循環水の配管に設けた薬品注入用チャッキ弁の先端部分に詰まりが生じて、薬品を循環水に注入するのに支障が起きてくる。さらに、循環ろ過だけでは要望する循環水の水質を維持出来ない場合に、循環水にPACなどの凝集剤を注入し、循環水中の微細粒子を凝集させてから、ろ過することが行われる。このような場合に、特に、薬品注入用チャッキ弁の先端部分に詰まりが生じ易くなる。
薬品注入用チャッキ弁に詰まりが生じても、従来の薬品注入混合器では外部から目視観察が出来ないから、発見がどうしても遅れがちになり、循環水に薬品を注入することが出来ないまま、循環ろ過設備が運転されることになり、後に大きな障害を抱え込むことになる。
そこで、本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、薬品注入状況が外部から目視観察が出来、薬品注入用チャッキ弁に詰まりが生じたら直ちに発見できて、しかもその詰まりを容易に解消でき、さらに、定期的に薬品注入用チャッキ弁を洗浄して詰まりを未然に防止し、循環水の水質を常に良好に保持することが出来る薬品注入混合器を提供することを課題とする。
本考案は、上記課題を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなることを特徴とするものである。
すなわち、請求項1記載の考案は、外部から目視観察自在の透明な薬品注入混合器本体の側壁に、薬品注入用チャッキ弁を設け、該薬品注入用チャッキ弁に対向する前記側壁に、取り外し自在の盲フランジ付きのメンテナンス用枝管を取り付けてなることを特徴とする薬品注入混合器である。
すなわち、請求項1記載の考案は、外部から目視観察自在の透明な薬品注入混合器本体の側壁に、薬品注入用チャッキ弁を設け、該薬品注入用チャッキ弁に対向する前記側壁に、取り外し自在の盲フランジ付きのメンテナンス用枝管を取り付けてなることを特徴とする薬品注入混合器である。
請求項2記載の考案は、前記メンテナンス用枝管が、透明であり且つ前記メンテナンス用枝管に止水弁を取り付けると共に、該止水弁は前記薬品注入用チャッキ弁の詰まりを解消する掃除棒が貫通自在である薬品注入混合器である。
請求項3記載の考案は、前記メンテナンス用枝管に、前記薬品注入用チャッキ弁の詰まり解消の掃除具を、液密に取り付けてなる薬品注入混合器である。
以上詳述したように、本考案によれば、以下のような効果がある。
請求項1記載の考案は、透明な薬品注入混合器本体を通して、薬品注入用チャッキ弁の先端部分を目視観察することで、薬品注入、分散、混合状況を把握し、運転中にその先端部分から薬品注入がなされていなければ、その先端部分が詰まっている公算が大きいから、循環ろ過設備の運転を止め、盲フランジをメンテナンス用枝管から外して、薬品注入用チャッキ弁の先端部分の詰まりを解消し、再び、盲フランジを取り付けてメンテナンス用枝管を閉じ、循環ろ過設備の運転を再開する。したがって、薬品注入状況が外部から常に目視観察が出来るから、薬品注入用チャッキ弁の先端部分に詰まりが生じていたら、直ちに発見でき、しかも、その詰まりを容易に解消できて、循環水の水質を常に良好に保持することが出来る効果がある。
請求項1記載の考案は、透明な薬品注入混合器本体を通して、薬品注入用チャッキ弁の先端部分を目視観察することで、薬品注入、分散、混合状況を把握し、運転中にその先端部分から薬品注入がなされていなければ、その先端部分が詰まっている公算が大きいから、循環ろ過設備の運転を止め、盲フランジをメンテナンス用枝管から外して、薬品注入用チャッキ弁の先端部分の詰まりを解消し、再び、盲フランジを取り付けてメンテナンス用枝管を閉じ、循環ろ過設備の運転を再開する。したがって、薬品注入状況が外部から常に目視観察が出来るから、薬品注入用チャッキ弁の先端部分に詰まりが生じていたら、直ちに発見でき、しかも、その詰まりを容易に解消できて、循環水の水質を常に良好に保持することが出来る効果がある。
請求項2記載の考案は、薬品注入用チャッキ弁の先端部分が詰まっているのを発見したら、循環ろ過設備の運転を止め、止水弁を開けてそれに掃除棒を挿通し、薬品注入用チャッキ弁の先端部分の詰まりを解消して、掃除棒を抜き取り、再び止水弁を閉じて、運転を再開する。したがって、上記効果に加えて、薬品注入用チャッキ弁の先端部分の詰まりの解消がより容易となる効果がある。
請求項3記載の考案は、薬品注入用チャッキ弁の先端部分が詰まっているのを発見したら、循環ろ過設備を運転したままで、掃除具にて薬品注入用チャッキ弁の先端部分の詰まりを解消する。したがって、上記効果に加えて、循環ろ過設備の運転を止めることなく、薬品注入用チャッキ弁の先端部分の詰まりを解消出来る効果がある。
以下に、図面を参照して本考案を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本考案の実施の形態を示す薬品注入混合器の半裁断面図、図2は図1の薬品注入混合器に取り付ける薬品注入用チャッキ弁の断面図、図3は本考案の実施の形態の薬品注入混合器を組み込んでいる循環ろ過設備のフローシート図である。図面において、薬品注入混合器1は、外部から目視観察自在の透明な薬品注入混合器本体2の側壁3aに、薬品注入用チャッキ弁4を設け、この薬品注入用チャッキ弁4に対向する側壁3aに、取り外し自在の止水弁14付きのメンテナンス用枝管6を、取り付けてなるものである。
上記薬品注入混合器本体2は、透明な樹脂製の短管3の両端にフランジ10を取り付けてなり、短管3の側壁3aに薬品注入用チャッキ弁4を設けるためのソケット11を取り付けている。このソケット11に対向する側壁3aにメンテナンス用枝管6を取り付けているが、このメンテナンス用枝管6は、薬品注入混合器本体2の短管3よりも小径であり且つ透明な樹脂製の短管12にフランジ13を取り付けてなり、さらに、このフランジ13に止水弁14を取り付けてなるものである。
また、このメンテナンス用枝管6には、止水弁14に代えて、盲フランジ5が取り付けられても良い。この止水弁14は、メンテナンス用枝管6のフランジ13に合うフランジ15を取り付けた透明な樹脂製の短管16に、着脱自在に取り付けられている。なお、この止水弁14は、ボール弁タイプの「開」の状態で、掃除棒17を貫通させることが出来るものが採用され、さらに、ガイドパイプ18が取り付けられている。このガイドパイプ18は、薬品注入用チャッキ弁4の先端部分の詰まりを解消するための掃除棒17を、止水弁14及びメンテナンス用枝管6を通して、薬品注入混合器本体2内に挿入する際のガイド役をなす。
前記薬品注入用チャッキ弁4は、薬品を注入すると共に薬品注入混合器本体2内の循環水の逆流を防ぐものであり、その構成は、例えば、バルブケース20とバルブフィッテング21とが螺着してなるものである。このバルブケース20の一端は、バルブフィッテング21に螺着するためのネジが切られ、他端もネジが切られ、後に詳述する塩素系殺菌液供給装置35からの塩素系殺菌液を受け入れるための後述する耐圧ホース39に接続するフィッテングナット22が螺着されている。
そして、バルブケース20内には、ポペット23が内装され、スプリング24により薬品流入側に付勢され、バルブケース20の内壁面にポペット23が着座している。一方、バルブフィッテング21は、その外周面に前記ソケット11に螺着されるためのネジが切られ、その先端部分は末広がりのパイプ21aになっていて、塩素系殺菌液を分散混合し易くし、その基端側の内周面はバルブケース20に螺着するためのネジが切られている。
以上のように形成された薬品注入混合器1は、図3に示すように、循環ろ過設備30に組み込まれるが、この循環ろ過設備30は、プールや浴槽などの槽31から引く抜いた循環水中の毛などを除去する除塵器32と、循環ろ過機33と、この循環ろ過機33に除塵器32からの循環水を送るポンプ34と、循環水の水質を維持するための薬品供給装置、例えば、塩素系殺菌液供給装置35と、からなっている。そして、本考案の薬品注入混合器1は、ポンプ34と循環ろ過機33との間の配管36途中に設けられている。この塩素系殺菌液供給装置35は、貯留タンク37と定量供給ポンプ38とからなって、耐圧ホース39にて前記薬品注入用チャッキ弁4に接続している。なお、図3中、40はバルブであり、41はPAC供給装置であり、42はPAC供給混合器であり、これらPAC供給装置41及びPAC供給混合器42は必要に応じて設備されるものである。
次に、上記構成になる薬品注入混合器1の使用状況を、循環ろ過設備30の運転状況に沿って説明する。
まず、ポンプ34と循環ろ過機33との間の配管36途中に、薬品注入混合器1を設置し、薬品注入混合器1のソケット11に薬品注入用チャッキ弁4を螺着して、この薬品注入用チャッキ弁4に塩素系殺菌液供給装置35からの耐圧ホース39を繋げることで
、薬品注入混合器1を循環ろ過設備30内に組み込む。
まず、ポンプ34と循環ろ過機33との間の配管36途中に、薬品注入混合器1を設置し、薬品注入混合器1のソケット11に薬品注入用チャッキ弁4を螺着して、この薬品注入用チャッキ弁4に塩素系殺菌液供給装置35からの耐圧ホース39を繋げることで
、薬品注入混合器1を循環ろ過設備30内に組み込む。
次に、循環ろ過設備30の運転を開始する。すなわち、槽31内の循環水を抜いて除塵器32に送り、毛などの比較的大きな物を除去し、ポンプ34にて循環ろ過機33に循環水が送られ、その過程で循環水は薬品注入混合器1を通ることになる。この際、塩素系殺菌液供給装置35の定量供給ポンプ38により供給された塩素系殺菌液は、耐圧ホース39を通り薬品注入用チャッキ弁4内に入り、その薬品注入用チャッキ弁4の先端部分である末広がりのパイプ21aから循環水に注入され、分散混合される。
殺菌された循環水は、循環ろ過機33に入りろ過されて微細粒子が除去され、槽31に戻されて、以下同じようにして循環運転が継続される。なお、塩素系殺菌液供給装置35の定量供給ポンプ38が止まると、薬品注入用チャッキ弁4は、「閉」となって、循環水が塩素系殺菌液供給装置35側に逆流することはない。
このようにして、循環ろ過設備30の運転が継続されていると、薬品注入用チャッキ弁4の先端部分であるバルブフィッテング21の末広がりのパイプ21aに詰まりが生じ、塩素系殺菌液が薬品注入混合器1内の循環水に注入されないことになる。しかし、本考案の薬品注入混合器1は、透明であるから、その状況を外部から容易に発見することができる。この詰まりを発見したら、その詰まりを解消する必要があり、その手順は以下の通りである。
まず、循環ろ過設備30の運転を停止した後、薬品注入混合器1の両側にあるバルブ40を閉じてから、メンテナンス用枝管6の止水弁14を開き、薬品注入混合器1内の循環水をドレーンして、掃除棒17をガイドパイプ18側から止水弁14及びメンテナンス用枝管6を通して薬品注入混合器本体2内に挿入し、掃除棒17にて薬品注入用チャッキ弁4の先端部分である末広がりのパイプ21aの詰まりを除去する。この詰まりを除去したら、掃除棒17を抜き取り止水弁14を閉じて、バルブ40を開き、循環ろ過設備30の運転を再開して、塩素系殺菌液が薬品注入混合器1内の循環水に注入されていることを確認し、メンテナンス作業を終了する。なお、メンテナンス用枝管6のフランジ13に盲フランジ5が取り付けられている場合は、薬品注入混合器1の両側にあるバルブ40を閉じてから、盲フランジ5を外して、掃除棒17にて詰まりを除去することになる。なお、上記の説明では、薬品注入用チャッキ弁4が詰まってから、その除去作業を行うことにしたが、定期的に薬品注入用チャッキ弁4を洗浄して未然に詰まりを防止することは、何ら差し支えない。
図4は本考案の他の実施の形態を示す薬品注入混合器の断面図であり、この薬品注入混合器1Aと、図1ないし図3の薬品注入混合器1との相違点は、掃除棒17に代えて、前記メンテナンス用枝管6に、前記薬品注入用チャッキ弁4の詰まり解消の掃除具50を、液密に取り付けてなる点である。
すなわち、掃除具50は、メンテナンス用枝管6のフランジ13に合うフランジ51に蛇腹管52を取付を取り付け、この蛇腹管52にシール材53にて液密に前記掃除棒17を取り付けたものである。これにより、薬品注入用チャッキ弁4の先端部分であるパイプ21aが詰まっているのを発見したら、循環ろ過設備30を運転したままで、掃除具50の掃除棒17を延ばして、パイプ21aの詰まりを解消することが出来るものである。
以上、本考案の実施例1及び2を説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲での変更・追加、各請求項における他の組み合わせにかかるものも、適宜可能であることが理解されるべきである。
本考案の薬品注入混合器は、薬品注入状況を常に外部から監視し、詰まりなどの異変が発見されたら、その異変を容易に解消して、循環水の水質を常に良好に保持したいような場合に、その利用可能性が極めて高くなる。
1、1A 薬品注入混合器
2 薬品注入混合器本体
3、12、16 透明な樹脂製の短管
3a 側壁
4 薬品注入用チャッキ弁
5 盲フランジ
6 メンテナンス用枝管
10、13、15、51 フランジ
11 ソケット
14 止水弁
17 掃除棒
18 ガイドパイプ
20 バルブケース
21 バルブフィッテング
21a 末広がりのパイプ
22 フィッテングナット
23 ポペット
24 スプリング
30 循環ろ過設備
31 槽
32 除塵器
33 循環ろ過機
34 ポンプ
35 塩素系殺菌液供給装置
36 配管
37 貯留タンク
38 定量供給ポンプ
39 耐圧ホース
40 バルブ
41 PAC供給装置
42 PAC供給混合器
50 掃除具
52 蛇腹管
53 シール材
2 薬品注入混合器本体
3、12、16 透明な樹脂製の短管
3a 側壁
4 薬品注入用チャッキ弁
5 盲フランジ
6 メンテナンス用枝管
10、13、15、51 フランジ
11 ソケット
14 止水弁
17 掃除棒
18 ガイドパイプ
20 バルブケース
21 バルブフィッテング
21a 末広がりのパイプ
22 フィッテングナット
23 ポペット
24 スプリング
30 循環ろ過設備
31 槽
32 除塵器
33 循環ろ過機
34 ポンプ
35 塩素系殺菌液供給装置
36 配管
37 貯留タンク
38 定量供給ポンプ
39 耐圧ホース
40 バルブ
41 PAC供給装置
42 PAC供給混合器
50 掃除具
52 蛇腹管
53 シール材
Claims (3)
- 外部から目視観察自在の透明な薬品注入混合器本体の側壁に、薬品注入用チャッキ弁を設け、該薬品注入用チャッキ弁に対向する前記側壁に、取り外し自在の盲フランジ付きのメンテナンス用枝管を取り付けてなることを特徴とする薬品注入混合器。
- 前記メンテナンス用枝管は、透明であり且つ前記メンテナンス用枝管に止水弁を取り付けると共に、該止水弁は前記薬品注入用チャッキ弁の詰まりを解消する掃除棒が貫通自在である請求項1記載の薬品注入混合器。
- 前記メンテナンス用枝管に、前記薬品注入用チャッキ弁の詰まり解消の掃除具を、液密に取り付けてなる請求項1記載の薬品注入混合器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008008870U JP3148835U (ja) | 2008-11-25 | 2008-11-25 | 薬品注入混合器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008008870U JP3148835U (ja) | 2008-11-25 | 2008-11-25 | 薬品注入混合器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12005407B2 (en) | 2021-01-22 | 2024-06-11 | Saudi Arabian Oil Company | Chemical injection and mixing device |
-
2008
- 2008-11-25 JP JP2008008870U patent/JP3148835U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US12005407B2 (en) | 2021-01-22 | 2024-06-11 | Saudi Arabian Oil Company | Chemical injection and mixing device |
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