JP3148516B2 - クローズドキャプションデコーダ及びそのクローズドキャプションデコーダを備えてなる映像信号再生装置 - Google Patents

クローズドキャプションデコーダ及びそのクローズドキャプションデコーダを備えてなる映像信号再生装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン信号の
21ラインと284ラインに文字データが多重されてい
るクローズドキャプション(Closed Capti
on)と呼ばれている文字多重放送テレビジョン信号を
再生するクローズドキャプションデコーダ及びそのクロ
ーズドキャプションデコーダを備えた映像信号再生装置
に関するもので、そのテレビジョン信号の音声信号を再
生するために音声信号の話速を変換する話速変換装置に
より、音声信号を繰り返し再生することで文字信号の文
字と音声とを容易に認識させることができるクローズド
キャプションデコーダ及びそのクローズドキャプション
デコーダを備えた映像信号再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、米国においては、難聴者に放送を
理解し楽しんでもらうためにクローズドキャプションに
よる文字多重放送が放送されており、13インチ以上の
テレビジョン受像機にこのクローズドキャプションデコ
ーダを搭載するように義務づけられている。
【0003】このクローズドキャプションは、放送側で
テレビジョン信号の21Hと284Hに16ビットのN
RZ信号であるキャプション情報が多重化されており、
その多重化されたキャプション情報を得ることで、音声
信号と同じ内容が文字でもってテレビジョン受像機の画
面上に表示され、認識されるようになっている。このよ
うな技術は、日経エレクトロニクス1991年9月30
日号(NO.537)149頁〜158頁に記載されて
いる。
【0004】一方、このクローズドキャプションサービ
スは、放送だけでなくビデオソフト、ビデオディスク等
にも多く付加されており、これらのソフトを使用し、英
語を音声と文字で認識することで、英会話学習用の教材
として使用するという試みもなされている。
【0005】ところで、このように難聴者がテレビジョ
ン受像機を見ている場合や語学学習で使用する場合な
ど、通常、テレビジョン放送やビデオソフトなどの再生
信号での音声信号は、ネイティブスピーカで話されてい
るためはっきりと聞き取れないと言う問題があった。
【0006】一方、音声信号を聞き取りやすくするため
に音声信号のある期間を遅く再生する方法が提案されて
いる。この方法は、無音区間と音声区間とを識別し、無
音区間を削除し、音声区間のピッチ周期単位で伸長する
話速変換方法である。この技術は、例えば、信学会技法
SP92−56、HC92−33(1992−09)タ
イトル「話速変換に伴う時間伸長を吸収するための一方
法」社団法人電子情報通信学会発行:信学会技法SP9
2−150(1993−03)タイトル「難聴者による
話速変換方式の評価」社団法人電子情報通信学会発行が
提案されている。
【0007】しかしながら、このような話速変換方式を
使用しても個人の能力の違いにより、このキャプション
情報のある場合においては、文字の認識と音声を同じよ
うに理解するのに差があるため固定の話速変換では音声
信号の再生を認識できないケースもある。また、映像と
音声信号がずれてしまいかえって内容の把握ができない
という問題がある。
【0008】そこで本出願人は、キャプション情報があ
る場合、話速変換機能を常に働かせるようにしたキャプ
ションデコーダを特願平6−89416号で提案してい
る。
【0009】ところで、このような装置において、語学
学習で使用する場合、通常、その信号源は、VTR(ビ
デオテープレコーダ)やLDP(レーザディスクプレー
ヤ)等から供給されるのが一般的である。この場合、語
学学習においては、常に繰り返して聞くということが行
われている。また、聞いた部分を何回も聞き直したいと
いう希望がある。
【0010】さらに、難聴者にとっても聞きずらいとこ
ろ等を繰り返し再生して聞きたいという場合も数多くあ
るように思われる。
【0011】そこで、繰り返し聞く場合、操作者は、V
TR、LDPをリピートさせて同じところを何回も聞く
という操作をしなければならない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたものであり、繰り返し同
じところを聞きたい場合には、VTR、LDPを一時停
止するだけで、キャプション情報の文字信号を表示を維
持し、音声信号を同じところを繰り返し再生できるよう
にしたキャプションデコーダ及びキャプションデコーダ
を備えた映像信号再生装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の構成か
らなる。
【0014】テレビジョン信号のフイールド毎またはフ
レーム毎に文字信号を示す文字データを多重してなる文
字信号多重化テレビジョン信号発生源と、該テレビジョ
ン信号発生源からのテレビジョン信号を入力する手段
と、該入力する手段からのテレビジョン信号の文字デー
タを抜き取る手段と、該抜き取り手段から得た文字デー
タを文字信号に変換する文字信号変換手段と、該文字信
号変換手段からの文字信号を前記入力する手段からのテ
レビジョン信号に重畳する重畳手段と、該重畳手段から
のテレビジョン信号を表示する表示手段と、前記テレビ
ジョン信号の映像に対応した音声信号を再生する音声信
号再生手段と、該再生手段からの音声信号をデジタル変
換するA/D変換手段と、該A/D変換手段からの音声
信号に対して話速変換処理を行う話速変換処理手段と、
該話速変換処理手段からの音声出力のリアルタイムの話
速変換した音声信号を順次記憶し、出力する第1のメモ
リと、リアルタイムの話速変換した音声信号をそのまま
保持し繰り返し出力するための第2のメモリとからなる
記憶手段と、該記憶手段からの音声信号をアナログ信号
に変換するD/A変換手段と、前記テレビジョン信号発
生源からのテレビジョン信号が、一時停止状態になった
ことを検出する検出手段と、該検出手段からの出力を受
け、一時停止状態の直前に表示されていた前記文字信号
を重畳手段に重畳して前記表示手段に表示すると共に、
前記第2のメモリに記憶された一時停止状態の直前の音
声信号を前記話速変換処理手段から出力するように指示
する制御手段とを具備したクローズドキャプションデコ
ーダ及びクローズドキャプションデコーダを備えてなる
こと映像信号再生装置。
【0015】
【作用】本発明は、上述した構成にすることにより、V
TR、LDPが、一時停止状態になれば、一時停止直前
の文字信号の表示を維持しつつ、音声信号も維持し、繰
り返し再生することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図面を参照し
ながら説明をする。図1は、VTRやLDP等のテレビ
ジョン信号再生装置(ここではVTRとする)とテレビ
ジョン受像機間に接続したクローズドキャプションデコ
ーダを示している。そして、クローズドキャプションデ
コーダの具体的な回路構成を図2に示す。
【0017】まず、図1において、12はVTR、15
はクローズドキャプションデコーダ、13はテレビ受像
機である。また、クローズドキャプションデコーダ15
の内部で、5はVTRから入力される映像信号に含まれ
るキャプション情報を抜き取り文字信号を作成するキャ
プションデコード回路、3はキャプションデコード回路
5からの文字信号と映像信号を混合する混合回路、6は
音声信号を処理する音声信号処理回路、7は音声信号を
遅くしたり、音声データを保持しリピート再生する話速
変換回路、10は話速変換回路7やキャプションデコー
ド回路5を制御する制御部、11は操作者が制御するた
めの操作部である。
【0018】次に、動作を説明する。VTRから入力さ
れた映像信号から、キャプションデコード回路5でキャ
プション情報を抜き取り、そのキャプション情報に基づ
いた文字信号を出力し、混合回路3で映像信号と文字信
号を混合しテレビ受像機13へ出力する。
【0019】一方、VTRから入力された音声信号は、
音声処理回路6で処理し、その音声信号を話速変換回路
7に入力して、ここで音声信号を遅く再生したり、リピ
ート再生したりしてテレビ受像機13へ出力する。
【0020】ところで、キャプションデコード回路5か
らは、キャプション情報が映像信号に含まれている場
合、制御部10へキャプション情報有りの信号を送る。
さらに、キャプション情報を元にVTRが一時停止中か
どうかの判定信号も制御部10へ送る。
【0021】即ち、VTRが一時停止すると、VTRか
らの再生テレビジョン信号は、同じ画面が出力され続け
る。そのためキャプション情報も複数のフィールドで文
字信号が形成されるが、一時停止するとキャプション情
報が連続しなくなり文字信号を形成できないので、キャ
プションデコーダ5は、キャプション情報無しと判断す
る。この判定信号を制御部10に送り、一時停止である
ことを認識させる。
【0022】また、操作部11からは、リピート再生動
作のON/OFFや自動切換えの指令を制御部10へ与えて制
御することができる。
【0023】次に、図2を参照しながら、キャプション
デコード回路5と話速変換回路7と制御部10と操作部
11の関係を説明する。図2でキャプションデコード回
路5は、21Hラインと284Hラインのキャプション
情報を抜き取るデータスライサ51とキャプション情報
を保持するためのデータメモリ53とデータを文字情報
に解読処理したり、キャプション信号の有り無しの判定
やVTRが一時停止か否かの判定を行なうためのCPU
52とCPU52からの文字情報に対して画面に表示で
きる文字信号を出力する画面表示回路54から構成され
る。
【0024】一方、話速変換回路7は、増幅器71と音
声信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路72と
音声信号を圧縮伸張するDSP(Digital Signal Procce
ssor)73とDSP73の音声出力をそのまま出力する
ための音声データメモリ77と一旦記憶して繰り返し出
力するための第2音声データメモリ79とデジタル音声
信号をアナログに変換するD/A変換回路74とLPF
(Low Path Filter)75と話速変換回路7内の各種回路
をコントロールするコントローラ76とコントローラ7
6に基準クロックを発生するクロック発生回路78とか
ら構成される。
【0025】この動作について説明する。まず、映像信
号内のキャプション情報がデータスライサ51で抜き取
られCPU52で解読された後、データメモリ53に保
管される。そして、前もって決められた制御コードによ
りCPU52が画面表示回路54にキャプション情報に
対応した文字信号を出力する。CPU52は、正しいキ
ャプション情報を受け取ると制御部10へキャプション
情報があるという情報を送る。
【0026】また、連続して同一コードのキャプション
情報を受け取ったりキャプション情報が無くなった場
合、CPU52はVTRが一時停止したものと判断して
制御部10へ一時停止状態であるという情報を供給す
る。
【0027】他方、話速変換回路7の処理動作は、次の
ようになっている。再生された音声信号は、増幅器71
を介してA/D変換回路72でデジタル信号に変換され
る。増幅器71を介してA/D変換回路72でデジタル
信号に変換された音声信号は、DSP73で話速変換処
理が行われると同時に第2音声データメモリ79にも取
り込まれ、コントローラ76からの指示に従って記憶さ
れた音声データを繰り返しDSP73に出力すること
で、リピート再生が行なわれる。
【0028】次に、このDSP73からの音声信号は、
音声データメモリ77に一旦書き込み、そして、読み出
す。この音声データメモリ77からの出力をD/A変換
回路74でアナログ信号に変換し、LPF75を介して
音声信号を繰り返し得ることができる。
【0029】また、コントローラ76は、基準クロック
をクロック発生回路78から受け、A/D変換回路72
へサンプリングクロックを供給し、DSP73へは、D
SP73を動作させる基準クロックを送出すると共に、
第2音声データメモリ79に記憶された音声信号を繰り
返し出力させるコントロール信号を送出する。更に、音
声データメモリ77へは、書き込み読み出しのタイミン
グを制御するクロックが供給され、D/A変換回路74
へは、音声データメモリ77の読み出しに同期したクロ
ックが供給されるようになっている。
【0030】次に、操作部11は、選局操作をする他に
図4に示すような音声信号のリピート再生機能をON/
OFFするキー110が備えられている。
【0031】このように構成されたクローズドキャプシ
ョンデコーダ15において、制御部10の動作は、以下
のようになる。即ち、図7は、リピート再生に対する制
御部10の動作説明のためのフローチャートであり、ま
ず、リピート再生機能ON/OFFキー110が押さ
れ、リピート再生機能がONとなっている場合、キャプ
ション情報が有るか否かを判別するS1(キャプション
情報は、CPU52から送られてくる)。
【0032】有りと判定すると、次に、VTRが一時停
止状態かを判別するS2(一時停止状態の判別信号は、
CPU52から送られてくる)。VTRが一時停止状態
と判定すると、第2音声データメモリ79への音声デー
タの書込を停止するS3。そして、第2音声データメモ
リの内容を出力するリピート再生を行いS4、S2へも
どる。
【0033】また、VTRが一時停止状態が解除された
判定すると、第2音声データメモリ79への音声データ
の書き込みを再開してS5、ノーマル再生を行う。
【0034】一方、リピート再生機能がOFFとなって
いる場合は、上記の処理を行わず、ノーマル再生を保持
する。また、キャプションデータが無いと判定された場
合S1、ノーマル再生を保持する。
【0035】次に、第2の実施例として図5に示す操作
部11がある。即ち、音声信号のリピート再生機能をO
N/OFFするキー110と、VTRの一時停止に合わ
せて自動的にリピート再生を行う自動リピートキー11
1と、任意の時間にリピート再生を行うマニュアルリピ
ートキー113が備えられている。
【0036】このように構成されたクローズドキャプシ
ョンデコーダ15において、制御部10の動作は、以下
のようになる。即ち、図8は、リピート再生に対する制
御部10の動作説明のためのフローチャートであり、ま
ず、リピート再生機能ON/OFFキー110が押さ
れ、リピート再生機能がONとなっている場合、キャプ
ション情報が有るか否かを判別するS7(キャプション
情報は、CPU52から送られてくる)。
【0037】有りと判定すると、次に、VTRが一時停
止状態かを判別するS8(一時停止状態の判別信号は、
CPU52から送られてくる)。VTRが一時停止状態
と判定すると、第2音声データメモリ79への音声デー
タの書込を停止するS9。そして、自動リピートモード
か否かを判別しS10(この自動リピートモードは操作
部11の自動リピートキー111で設定する)、自動リ
ピートモードであれば、第2音声データメモリ79の内
容を出力するリピート再生を行いS11、S8へもど
る。
【0038】一方、自動リピートモードで無い場合は、
マニュアルリピートキー113に従う。つまり、マニュ
アリピートキー113が押されなければS13、VTR
が一時停止状態かを判別しS12(一時停止状態の判別
信号は、CPU52から送られてくる)、一時停止中で
あれば、S13に移る。また、マニュアリピートキー1
13が押されるS13と、S11へ処理が移り、第2音
声データメモリの内容を出力するリピート再生を行うS
11。
【0039】なお、キャプションデータが入力されてい
ないと判定されたりS7、一時停止状態でないと判定さ
れたS8/S12場合は、第2音声データメモリへの音
声データの書き込みを再開S14し、ノーマル再生とす
るS15。
【0040】ところで、リピート再生機能がOFFとな
っている場合は、上記の処理を行わず、ノーマル再生を
保持する。
【0041】次に、第3の実施例として図3に示すもの
がある。この実施例で、図2の実施例と異なるのは、リ
モコン受光部9を追加したことにある。ここで、その動
作について説明するが、図2で説明した動作については
割愛し、リモコン受光部9及び制御部10の動作につい
てのみ述べる。
【0042】リモコン受光部9を追加した目的は、VT
Rを操作するリモコン送信機より送信された一時停止の
設定や解除の信号をキャプションデコーダ15の制御部
10に取り込むためである。即ち、VTRを制御するリ
モコン送信機からVTRの一時停止する指令を示すリモ
コン信号が出力した場合、キャプションデコーダ15の
制御部10が、そのリモコン信号を受けれる様になって
おり、これに基づき一時停止を検出する。ここで、制御
部10は、リモコン受光部9からの信号に従い、話速変
換回路7を制御する。
【0043】操作部11には、図6に示すような音声信
号のリピート再生が動作可能とするリピートモードキー
116が備えられている。
【0044】このように構成されたクローズドキャプシ
ョンデコーダ15において、制御部10の動作は、以下
のようになる。即ち、図9は、VTRを操作するリモコ
ン送信機より送信された制御信号に対して制御部10が
リピート再生動作をする時の説明のためのフローチャー
トであり、まず、リピートモードキー116が押されて
リピートモードとなっている場合、一時停止とする制御
信号が制御部10に入力されたか否かを判別するS1
6。一時停止とする制御信号が入力された場合、一時停
止を解除する制御信号が入力されたか否かを判別するS
17。
【0045】一時停止解除でない場合、第2音声データ
メモリ79への音声信号の書込みを停止S18して、第
2音声データメモリ79の内容を出力するリピート再生
を行うS19。
【0046】一方、一時停止を解除する制御信号が入力
された場合、第2音声データメモリ79 への音声信号
の書込みを再開しS20、音声はノーマル再生するS2
1。また、一時停止とする制御信号が入力されない場
合、これらの処理は行なわず、音声はノーマル再生す
る。尚、リピートモードがOFFとなっている場合は、
ノーマル再生を保持する。
【0047】
【発明の効果】本発明は、上述した構成にすることによ
り、キャプション情報を含むテレビジョン信号を再生す
るとき難聴者や語学学習をする人にとって、聞き取れな
かった部分を繰り返し再生することで確実に音声の内容
を理解できるという効果がある。
【0048】更に、繰り返し再生することで、語学学習
の学習効果が飛躍的に向上し、音声信号も話速変換によ
り個人に合わせて再生できるので、個人の使い勝手のよ
いという効果を得ることができる。
【0049】また、キャプションデータをもとに一時停
止状態を認識できるため、VTRを一時停止すると自動
的にリピート再生を動作させる機能を備えているので操
作の煩わしさを無くすこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をキャプションデコーダに内蔵した場合
のブロック図
【図2】本発明の第1の実施例を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施例を示すブロック図
【図4】本発明の第1の実施例の操作部の説明のための
【図5】本発明の第2の実施例の操作部の説明のための
【図6】本発明の第3の実施例の操作部の説明のための
【図7】本発明の第1の実施例の制御部の動作を示すフ
ローチャート
【図8】本発明の第2の実施例の制御部の動作を示すフ
ローチャート
【図9】本発明の第3の実施例の制御部の動作を示すフ
ローチャート
【符号の説明】
3 混合回路 5 キャプションデコード回路 6 音声信号処理回路 7 話速変換回路 10 制御部 11 操作部 12 VTR 13 テレビ受像機

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン信号のフイールド毎または
    フレーム毎に文字信号を示す文字データを多重してなる
    文字信号多重化テレビジョン信号発生源と、 該テレビジョン信号発生源からのテレビジョン信号を入
    力する手段と、 該入力する手段からのテレビジョン信号の文字データを
    抜き取る手段と、 該抜き取り手段から得た文字データを文字信号に変換す
    る文字信号変換手段と、 該文字信号変換手段からの文字信号を前記入力する手段
    からのテレビジョン信号に重畳する重畳手段と、 該重畳手段からのテレビジョン信号を表示する表示手段
    と、 前記テレビジョン信号の映像に対応した音声信号を再生
    する音声信号再生手段と、 該再生手段からの音声信号をデジタル変換するA/D変
    換手段と、 該A/D変換手段からの音声信号に対して話速変換処理
    を行う話速変換処理手段と、 該話速変換処理手段からの音声出力のリアルタイムの話
    速変換した音声信号を順次記憶し、出力する第1のメモ
    リと、リアルタイムの話速変換した音声信号をそのまま
    保持し繰り返し出力するための第2のメモリとからなる
    記憶手段と、 該記憶手段からの音声信号をアナログ信号に変換するD
    /A変換手段と、 前記テレビジョン信号発生源からのテレビジョン信号
    が、一時停止状態になったことを検出する検出手段と、 該検出手段からの出力を受け、一時停止状態の直前に表
    示されていた前記文字信号を重畳手段に重畳して前記表
    示手段に表示すると共に、前記第2のメモリに記憶され
    た一時停止状態の直前の音声信号を前記話速変換処理手
    段から出力するように指示する制御手段とを備えてなる
    ことを特徴とするクローズドキャプションデコーダ。
  2. 【請求項2】 請求項1項記載のクローズドキャプショ
    ンデコーダにおいて、上記検出手段は、上記テレビジョ
    ン信号発生源からのテレビジョン信号が、一時停止状態
    になったことを上記抜き取り手段により上記テレビジョ
    ン信号の文字データが得られないことを検出することに
    より検出することを特徴とするクローズドキャプション
    デコーダ。
  3. 【請求項3】 請求項1項記載のクローズドキャプショ
    ンデコーダにおいて、前記検出手段が、一時停止状態の
    指示をするリモートコントロール送信機からの制御信号
    を検出することにより一時停止を検出することを特徴と
    するクローズドキャプションデコーダ。
  4. 【請求項4】 テレビジョン信号のフイールド毎または
    フレーム毎に文字信号を示す文字データを多重してなる
    文字信号多重化テレビジョン信号発生源と、 該テレビジョン信号発生源からのテレビジョン信号を入
    力する手段と、 該入力する手段からのテレビジョン信号の文字データを
    抜き取る手段と、 該抜き取り手段から得た文字データを文字信号に変換す
    る文字信号変換手段と、 該文字信号変換手段からの文字信号を前記入力する手段
    からのテレビジョン信号に重畳する重畳手段と、 該重畳手段からのテレビジョン信号を表示する表示手段
    と、 前記テレビジョン信号の映像に対応した音声信号を再生
    する音声信号再生手段と、 該再生手段からの音声信号をデジタル変換するA/D変
    換手段と、 該A/D変換手段からの音声信号に対して話速変換処理
    を行う話速変換処理手段と、 該話速変換処理手段からの音声出力のリアルタイムの話
    速変換した音声信号を順次記憶し、出力する第1のメモ
    リと、リアルタイムの話速変換した音声信号をそのまま
    保持し繰り返し出力するための第2のメモリとからなる
    記憶手段と、 該記憶手段からの音声信号をアナログ信号に変換するD
    /A変換手段と、 前記テレビジョン信号発生源からのテレビジョン信号
    が、一時停止状態になったことを検出する検出手段と、 該検出手段からの出力を受け、一時停止状態の直前に表
    示されていた前記文字信号を重畳手段に重畳して前記表
    示手段に表示すると共に、前記第2のメモリに記憶され
    た一時停止状態の直前の音声信号を前記話速変換処理手
    段から出力するように指示する制御手段とを具備したク
    ローズドキャプションデコーダを備えてなることを特徴
    とした映像信号再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項4項記載のクローズドキャプショ
    ンデコーダを備えてなる映像信号再生装置において、上
    記テレビジョン信号発生源からのテレビジョン信号が、
    一時停止状態になったことを上記抜き取り手段により上
    記テレビジョン信号の文字データが得られないことを検
    出することにより検出することを特徴とするクローズド
    キャプションデコーダを備えてなることを特徴とした映
    像信号再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項4項記載のクローズドキャプショ
    ンデコーダを備えてなる映像信号再生装置において、前
    記検出手段が、一時停止状態の指示をするリモートコン
    トロール送信機からの制御信号を検出することにより一
    時停止を検出することを特徴とするクローズドキャプシ
    ョンデコーダを備えてなる映像信号再生装置。
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