JP3148370U - 鋸用鞘 - Google Patents

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正明 友定
正明 友定
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Abstract

【課題】鞘の形状に形成した一定厚みの板材に対して、厚みの中間部分を一側縁から切除して断面略コ字状の鞘本体を形成し、開放状態となる鞘本体の側縁部分に前壁と後壁間に閉塞部材を接着固定する鋸用鞘において、側縁部の接着部分が剥がれない鞘を実現する。【解決手段】閉塞部材4を接着固定した鞘本体1の側縁部分に、前壁5と後壁6の間隔を一定に保持する一定間隔保持手段を設ける。一定間隔保持手段は、例えばコ字状に折曲して両端に脚部2a、2bを形成した金属製の連結金具2であって、一方の脚部2aを前壁5に、他方の脚部2bを後壁6に打ち込む。別の一定間隔保持手段として、カシメピンのように後壁と閉塞部材と前壁を貫通する軸とし、軸の両端を後壁及び前壁の表面に係止させることができる。【選択図】図3

Description

この考案は、鋸を携帯し又は保管する際に鋸刃板を安全に保護、収納するための木製の鋸用鞘に関するものである。
鋸用鞘には、木製と合成樹脂製がある。木製は柔らかいので鋸刃板の保護には適しているが、加工に手数を要することから大量生産には適していない。一方、合成樹脂製の鞘は、鋸刃板を鞘から出し入れする際に鋸歯の切っ先が鞘に引っ掛かり、鋸歯を損傷させる可能性がある。そのため、主として高級な鋸用の鞘には木製の鞘が用いられる。
従来、木製の鋸用鞘を製造するには、鞘の形状に形成した一定厚みの板材に対して、厚みの中間部分を一側縁から切除して断面略コ字状の鞘本体を形成し、開放状態となる鞘本体の側縁部分に前壁と後壁間に閉塞部材を接着固定することによって扁平な筒状に形成していた。
前述のように製造された従来の木製の鋸用鞘では、木材の吸湿乾燥の繰り返し、すなわち膨張、収縮の繰り返しや経年変化による接着剤の劣化などの理由によって、鞘本体の前壁、後壁と挟んだ閉塞部材とが剥がれ、該部分に隙間が生じることが多かった。換言すれば鋸用鞘としての機能が果たせないものとなる欠点があった。
万一、破損した鋸用鞘に鋸を装着して携行した場合、露出した鋸刃板によって作業者や周囲の人に怪我を負わせる危険性があるとともに、周辺の物品に傷を付ける可能性があった。また、露出した鋸の鋸歯は、特に切っ先が硬いもの、例えば石やコンクリートに当たって刃こぼれを起こす可能性があった。このように破損した鋸用鞘は、刃物である鋸を安全に携行する機能及び、鋸を保護する機能のいずれの機能も欠如することになる。
本考案は、上記した従来の木製の鋸用鞘の欠点がない、すなわち破損しにくい木製の鋸用鞘の構造を実現することを目的とする考案である。
本考案は、鞘の形状に形成した一定厚みの板材に対して、厚みの中間部分を一側縁から切除して断面略コ字状の鞘本体1を形成し、開放状態となる鞘本体の側縁部分に前壁5と後壁6間に閉塞部材4を接着固定することによって扁平な筒状に形成する木製の鋸用鞘の構造に関する。請求項1記載の本考案は、閉塞部材4を接着固定した鞘本体の側縁部分に、前壁5と後壁6の間隔を一定に保持する一定間隔保持手段を設ける鋸用鞘の構造である。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案における一定間隔保持手段が、略コ字状に折曲して両端に脚部を形成した金属製の連結金具2であり、一方の脚部2aを前壁5に、他方の脚部2bを後壁6に打ち込む構造である。
請求項3記載の考案は、請求項1記載の考案における一定間隔保持手段が、後壁6と閉塞部材4と前壁5を貫通する軸3であり、軸3の両端を後壁6及び前壁5の表面に係止させることである。
請求項1記載の考案によれば、断面形状が略コ字状である鞘本体1の、閉塞部材4を接着固定した側縁部分において、前壁5と後壁6の間隔を一定に保持する一定間隔保持手段を設けることによって接着部分が分離しない。すなわち、前壁5と後壁6が乾燥などによって反り返ろうとしても、間隔保持手段を設けることによって反り返りを防止し、該部分の接着状態を維持する。また、経年変化を考慮した場合において、接着部分に繰り返し作用する外力を無くす若しくは弱め、接着剤による接着力の低下を防止する。さらに、万一、接着剤の劣化が大きく接着力が低下するようなことがあっても、間隔保持手段の力によって鋸用鞘の形状を維持し、不用意に側縁の閉塞状態が破損することを防止することができる。
請求項2記載の考案によれば、金属製の連結金具2の脚部2a、2bを前壁5と後壁6に打ち込むだけで、本考案に係る鋸用鞘を能率的に製造し、比較的安価に提供することができる。請求項2記載の考案における連結金具として、例えばステープルや又釘などを利用して極めて簡単に、かつ任意の間隔で連結金具を設けることができる。
請求項3記載の考案によれば、一定間隔保持手段としての軸3を、後壁6と閉塞部材4と前壁5の三者を貫通させるため、これら部材を確実に保持し例えば閉塞部材4の接着状態がはがれるようなことがあっても、閉塞部材が脱落するのを防止し、鋸用鞘としての機能を確実に維持することができる。
以下、本考案に係る木製の鋸用の鞘の一例を、添付の図面に基づいて説明する。
図1〜図3は本考案に係る木製の鋸用鞘の第一の実施形態を示し、図1は正面図、図2は図1のII−II線断面図、図3は上端部のみの斜視図である。
図1に示すように、先細りの鞘の形状に形成した一定厚みの板材に対して、厚みの中間部分を一側縁から切除して断面略コ字状の鞘本体1を形成し、開放状態となる鞘本体の側縁部分に前壁5と後壁6間に閉塞部材4を接着固定し、上端を鋸刃板の挿入口7とし下端に開口部8が位置する扁平な筒状である鞘を完成させている。
閉塞部材4を接着固定した鞘本体1の側縁部分には、前壁5と後壁6の間隔を一定に保持する一定間隔保持手段として、略コ字状に折曲して両端に脚部を形成した金属製の連結金具2を用いている。すなわち、図2に示すように、連結金具2の一方の脚部2aを前壁5に、他方の脚部2bを後壁6に打ち込み、前壁5と後壁6の間隔が広がらないように規制している。略コ字状の連結金具として、ステープルや又釘などを利用することができるとともに、連結金具2の配置間隔は、鞘の大きさや材質などを考慮して任意の間隔に配置する。
従来公知の木製の鋸用鞘は、鞘本体1の側縁部分において、前壁5と後壁6と閉塞部材4とを接着剤によって接合しているだけであるため、長期間使用する間の木材の収縮、膨張(加湿と乾燥の繰り返し)によって接着部10、10'が分離してしまう可能性があったが、本考案では図2に示すように、閉塞部材4を挟んで前壁5と後壁6を連結金具2で固定することにより、前壁5と後壁6の広がりを防止する。広がりを防止することは、連結金具2の強度によって鋸用鞘の形状を維持するに止まらず、接着剤による接着効果を向上させる相乗効果がある。
鞘本体1の上端部は、前壁5を凹弧状に切除して鋸刃板を差し込み易い形状の挿入口7を形成するとともに、後壁6の上端部に吊革11をリベット12によって固定している。 吊革11は、例えば作業者の腰ベルトに通して吊り下げ、剪定鋸などの通常携行して使用する鋸を収容する。
図4ないし図6は第二の実施形態を示しており、図4は正面図、図5は図4のV−V線断面図、図6は上端部のみの斜視図である。
第一の実施形態と第二の実施形態の違いは、図4ないし図6に示す第二の実施形態では、一定間隔保持手段として後壁6と閉塞部材4と前壁5を貫通する軸3を用いる点である。 軸3は、その両端を後壁6及び前壁5の表面に係止させ、後壁6と前壁5の広がりを防止する。後壁と前壁の広がりを防止する軸3は特に限定されるものではないが、各種のリベットによる連結構造を採用することができる。例えば、鞘本体1の側縁部分に穿設した結合用孔9に頭部付きのリベットピンを貫通させ、先端を「カシメ」すなわち拡径させることによってしっかりと固定することができる。図5及び図6に示す実施例では、雄雌のピンによるカシメ構造を採用している。すなわち、結合用孔9の一方から、頭部を備えた筒状の軸3'である雌ピンを挿入し、結合用孔9の他方から頭部付き軸3である雄ピンを挿入している。このリベット構造は、雌ピンに雄ピンを強制的に挿入することによって雌ピンが拡径され、抜け出ることなく確実に係止される。
その他、軸による一定間隔保持手段として木ネジによる連結構造とすることもできる。
第二の実施形態では、予め軸3の取り付け位置を決定し、その位置に結合用孔9を穿設しておく必要があるが、軸によって前壁5、後壁6及び閉塞部材4を確実に固定することができる。
図1は、本考案の第一の実施形態を示す鋸用鞘の正面図、 図2は、図1のII−II線断面図、 図3は、図1に示す実施形態の鋸用鞘の上端部のみの斜視図、 図4は、第二の実施形態を示す鋸用鞘の正面図、 図5は、図4のV−V線断面図、 図6は、図4に示す実施形態の鋸用鞘の上端部のみの斜視図である。
符号の説明
1…鞘本体、2…連結金具、2a、2b…脚部、3、3'…軸、4…閉塞部材、5…前壁、6…後壁、7…挿入口、8…開口部、9…結合用孔、10、10'…接着部、11…吊革、12…リベット。

Claims (3)

  1. 鞘の形状に形成した一定厚みの板材に対して、厚みの中間部分を一側縁から切除して断面略コ字状の鞘本体を形成し、開放状態となる鞘本体の側縁部分に前壁と後壁間に閉塞部材を接着固定することによって扁平な筒状に形成する木製の鋸用鞘において、閉塞部材を接着固定した鞘本体の側縁部分に、前壁と後壁の間隔を一定に保持する一定間隔保持手段を設けたことを特徴とする鋸用鞘。
  2. 一定間隔保持手段が、略コ字状に折曲して両端に脚部を形成した金属製の連結金具であって、一方の脚部を前壁に、他方の脚部を後壁に打ち込むことを特徴とする請求項1記載の鋸用鞘。
  3. 一定間隔保持手段が、後壁と閉塞部材と前壁を貫通する軸であり、軸の両端を後壁及び前壁の表面に係止させることを特徴とする請求項1記載の鋸用鞘。
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