JP6172635B2 - 手摺取付構造 - Google Patents
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例えば、下記特許文献1では、手摺ブラケットに設けられた位置決め突部を、単板積層材からなる手摺り棒に設けられた位置決め用凹部に嵌め込んだ状態で、ねじ等の固着具によって手摺り棒を手摺りブラケットに取り付けた構造が提案されている。
また、本発明においては、前記手摺の凹溝部の溝底に、前記ねじの先端部を受け入れる受溝部を全長に亘って設けてもよい。
図1〜図3は、本実施形態に係る手摺取付構造の一例を模式的に示す図である。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、設置対象面としての壁面に固定された手摺ブラケットに手摺を取り付けた状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
手摺10は、図3(b)に示すように、手摺10の長手方向に間隔を空けて配される複数の手摺ブラケット20,20(図例では、2つ)を介して設置対象面2に固定される。図例では、手摺10を、長手方向を歩行方向に沿わせるように手摺ブラケット20,20を介して設置対象面としての壁面2に取り付けた構造としている。また、図例では、手摺10を、階段の勾配に応じた傾斜方向とされた歩行方向に長手方向を沿わせるように手摺ブラケット20,20を介して壁面2に取り付けた例を示している。
また、図例では、手摺10の長手方向両端部を覆うエンド部材6,6を設けた構成とした例を示している。また、図例では、これらエンド部材6,6を、壁面2に固定されるエンドブラケット6,6とした例を示している。
この壁固定部21には、手摺ブラケット20を壁面2に固定するためのねじ3,4が挿通される挿通孔22,24が設けられている。図例では、複数の挿通孔22,24を設けた例を示している。これら挿通孔22,24は、壁面直交方向に貫通するように壁固定部21に設けられている。また、これら挿通孔22,24は、手摺ブラケット20の中空部の開口を介してねじ3,4の捩じ込みが可能なように壁固定部21に設けられている。
本実施形態では、この手摺固定部27の手摺10側部位を、略円筒形状とされた手摺10の外周面に沿うような凹湾曲面形状としている。また、この手摺固定部27は、図3(a)に示すように、平面視して(手摺長手方向及び壁面2に直交する方向に沿う方向に見て)、略矩形状とされている。また、図例では、手摺固定部27の手摺10側部位の四周端部を手摺10の外周面に当接される当接面とし、その内側に凹状部を設けた例を示している。なお、このような凹状部を設けずに、手摺固定部27の手摺10側部位の概ね全体が手摺10の外周面に当接される当接面としてもよい。
また、この凸部28は、正面視して、略矩形溝状とされた凹溝部14に応じた形状とされ、その外面(両側面及び上面)が、凹溝部14の内面(両側壁15,15及び溝底16)に当接または近接対面される形状とされている。
図例では、手摺固定部27の手摺長手方向に沿う方向の中央部と、この中央部から手摺長手方向に沿う方向に間隔(等間隔)を空けた両端部近傍部位と、にそれぞれ凸部28,28,28を設けた例を示している。また、図例では、これら凸部28,28,28を、突出方向に沿う方向に見て略矩形状とし、これらの突出方向先端部(上端部)の四周縁部を面取り形状(R面取り形状)とした例を示している。
また、挿通孔29は、正面視して、手摺固定部27の略中央に設けられている。つまり、挿通孔29は、手摺10の周方向に沿う方向で、凸部28に略一致するように設けられ、手摺10の長手方向に沿って、凸部28と整列するように設けられている(図3(a)参照)。
また、挿通孔29は、凸部28に隣接するように設けられている。本実施形態では、手摺10の長手方向に沿って間隔を空けて複数の挿通孔29,29(図例では、2つ)を設けている。また、これら挿通孔29,29のそれぞれを、凸部28,28間にこれらに隣接するように設けている。つまり、中央部の凸部28の手摺10の長手方向に沿う方向の両側に隣接させるように挿通孔29,29をそれぞれに設けた構成としている。
また、図例では、手摺固定部27の中空部側に向く面を、ねじ5が締結し易いように略平坦状で、かつ手摺10側部位の周方向に沿う略中心で手摺10の外周面に接するような接平面に略平行な面としている。また、手摺固定部27の手摺10側に開口する凹状部の底面を、手摺固定部27の中空部側に向く面に略平行状としている。
また、手摺ブラケット20は、手摺10の取付強度等の観点から、金属製としてもよく、例えば、鋳造成形等されたものとしてもよい。
この手摺本体11は、長手方向両端が開口し、全長に亘って中空部が設けられた構成とされている。この手摺本体11は、長手方向に押出成形されたものとしてもよい。これによれば、切断等によって長さ寸法を容易に調整することができる。
また、この手摺本体11の直径(外径)は、握り易さ等の観点から、例えば、20mm〜50mm程度としてもよく、好ましくは、30mm〜40mm程度としてもよい。
また、本実施形態では、手摺本体11の内周面に周方向に沿って間隔を空けて複数(2つ)の取付部13,13を設けた例を示している。図例では、これら取付部13,13を、後記する止着部18が設けられた側とは異なる側部位(図示上側部位)に設けた例を示している。また、図例では、これら取付部13,13及び止着部18を、周方向に概ね等間隔を空けて手摺本体11の内周面に設けた例を示している。
なお、手摺本体11(手摺10)の長手方向端部を覆うエンド部材6としては、壁面2に固定されるブラケット状とされたものに限られず、手摺本体11(手摺10)の長手方向端部に応じた形状とされたキャップ状とされたものとしてもよい。また、エンド部材6の手摺本体11に向く側に、手摺本体11の凹溝部14に嵌め込まれる位置決め凸部を設けるようにしてもよい。また、手摺10の配設態様等によっては、このようなエンド部材6を設けないようにしてもよい。
この凹溝部14は、凹溝部14の溝底16にねじ5の先端部5aが接触する前に、ねじ5によって両側壁15,15の開口側部位が捩じ切りされるようにねじ5に対応させて形成されている。
この凹溝部14の溝幅寸法(両側壁15,15間寸法)及び溝深さ寸法は、上記のように凹溝部14が下穴状に機能し、雌ねじとして機能するように、ねじ5の種類や先端部5aの形状、呼び径(本体部の外径)等に応じて適宜の寸法としてもよい。図例では、凹溝部14の溝幅寸法を溝深さ寸法よりも大きい寸法とした例を示している。
受溝部17は、図1(a)に示すように、手摺軸心方向に沿う方向で反軸心側に向けて開口し、凹溝部14の溝底16の溝幅方向略中心に設けられている。この受溝部17の溝幅寸法及び溝深さ寸法は、ねじ5の先端部5aの一部の受け入れが可能なように、凹溝部14の溝幅寸法及び溝深さ寸法に比して小さい寸法とされている。
なお、図例では、受溝部17を略V字溝形状とした例を示しているが、例えば、略U字溝形状や、略矩形溝状等としてもよい。
また、図例では、止着部18を、手摺長手方向に見て、略矩形状とした例を示している。また、図例では、止着部18の手摺軸心側に向く面(反溝底側面)を、ねじ5の捩じ込み方向に直交状の略平坦面とした例を示している。つまり、止着部18の反溝底側面を、手摺固定部27の中空部側に向く面と略平行な略平坦面とした例を示している。また、止着部18の手摺周方向両側面を、止着部18の反溝底側面に対して直交状でかつ互いに平行状とした例を示している。
この大半部位12の厚さは、手摺10の軽量化を図る観点や強度の観点等から適宜、設定するようにしてもよく、例えば、1.5mm〜3.5mm程度としてもよく、好ましくは、2.0mm〜2.5mm程度としてもよい。
図1(b)、(c)に示すように、このねじ5を、手摺ブラケット20の手摺固定部27の挿通孔29に挿通し、手摺本体11(手摺10)の止着部18に捩じ込むことで、手摺ブラケット20に対して手摺本体11(手摺10)が固定される。
なお、この化粧シート19としては、例えば、50μm〜1.0mm程度の厚さ寸法とされたものとしてもよい。また、化粧シート19としては、例えば、合成樹脂製化粧シートや、天然銘木を薄くスライスした突板等としてもよい。また、このような化粧シート19を貼着せずに、手摺本体11の外周面に塗装等を施し、表面化粧処理が施された手摺10としてもよい。
まず、手摺10の凹溝部14に、手摺ブラケット20の手摺固定部27の凸部28を嵌め込み、手摺ブラケット20に対する手摺10の周方向への位置決めを行う。
次いで、ねじ5を、電動ドライバー等を用いて、手摺ブラケット20の手摺固定部27の挿通孔29を介して手摺10の止着部18に捩じ込み、手摺10を手摺ブラケット20に固定するようにしてもよい。この際、捩じ込み初期には、ねじ5の先端部5aが凹溝部14の溝底16(本実施形態では、受溝部17内面)に非接触状態で凹溝部14の両側壁15,15がねじ5によって捩じ切られる。
また、適宜、カバー26を手摺ブラケット20に取り付けるようにしてもよい。
つまり、上述のように、金属製の筒状の手摺10の外周面に全長に亘って設けられた凹溝部14に、手摺10が固定される手摺ブラケット20の手摺固定部27に設けられた凸部28を嵌め入れた状態で手摺10を手摺ブラケット20に取り付けた構造としている。従って、上述のように、手摺10の周方向に沿う位置を手摺ブラケット20に対して位置決めした状態で、手摺10を取り付けることができ、手摺ブラケット20への手摺10の取付性を向上させることができる。
一方、本実施形態によれば、凹溝部14が言わば下穴状に機能し、ねじ5を適度のトルクで比較的に円滑に捩じ込むことができる。これにより、例えば、ねじ5を捩じ込み易くするために、施工現場において手摺ブラケット20に応じた位置となるように下孔等を設ける必要がなく、手摺10の取付性を向上させることができる。また、手摺ブラケット20に対する周方向に沿う位置決めのための手摺10の凹溝部14を、下穴として機能させることができ、別途に凹溝部14を設けたようなものと比べて、構造の簡略化を図ることができる。また、凹溝部14を手摺10の全長に亘って設けているので、手摺10の長手方向に沿って間隔を空けて複数箇所に手摺ブラケット20を設ける場合にも容易に取り付けることができる。
12 大半部位(止着部を除いた周方向に沿う概ね全体部位)
14 凹溝部
15 側壁
16 溝底
17 受溝部
18 止着部
20 手摺ブラケット
27 手摺固定部
28 凸部
5 ねじ
5a 先端部
Claims (3)
- 金属製の筒状の手摺の外周面に全長に亘って長手方向に延びるように設けられた凹溝部に、該手摺が固定される手摺ブラケットの手摺固定部に設けられた凸部を嵌め入れた状態で、先端部が前記凹溝部の溝底に非接触状態で前記凹溝部の両側壁を捩じ切り可能な構成とされたねじを、前記手摺固定部を介して前記凹溝部の溝底を構成する止着部に捩じ込んで前記手摺を前記手摺ブラケットに取り付けた構造とされていることを特徴とする手摺取付構造。
- 請求項1において、
前記手摺は、前記止着部を除いた周方向に沿う概ね全体部位の厚さが前記止着部よりも薄い構造とされていることを特徴とする手摺取付構造。 - 請求項1または2において、
前記手摺の凹溝部の溝底には、前記ねじの先端部を受け入れる受溝部が全長に亘って設けられていることを特徴とする手摺取付構造。
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