JPWO2019198245A1 - タイルの面合わせ調節装置 - Google Patents

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Abstract

敷設されるタイルの表面の面を合わせるために使用される装置で合って、タイルの下面若しくはタイル表面から所定の距離隔てて前記表面の位置と連動して動く部位に係合する係合部材と、前記係合部材から延びる細軸と、及び前記細軸に接続される太軸と、を備える距離調節部材と、前記係合部材に係合するタイルを前記係合部材との間で挟み込むことができるものであって前記細軸及び前記太軸の軸回り方向に自在に移動可能な当接部材と、前記当接部材を前記係合部材に向かって押し付けることができる係合移動部材と、を含む面合わせ調節装置を提供する。

Description

本発明は、面合わせ調節装置に関し、より詳細には、タイルが敷設される際にタイルの表面を合わせるように調節する装置に関する。
タイルの敷設工事において、タイルの表面の高さを合わせることは、段差のない表面を提供する上において、更に、敷設されたタイルの美観において、非常に重要である。これまで、タイルを整列させ、平らとするための装置であって、複数のスペーサーフィンを備える天板と、天板及び底板が連結される底板から天板を通って伸び、特別な表面形状を有するシャフトと、を備え、天板がシャフトの長手方向に沿って動かすことができ、隣接する複数のタイルの間に位置し、天板及び底板が隣接する複数のタイルを望ましい高さにて保持する装置が提案されている(例えば、特許文献1)。しかしながら、このようなシャフトを用いると、シャフトは太くならざるを得ず、このシャフトが貫通可能な目地幅が必要となる。
一方、クリップとくさびとから構成され、前記クリップは、底板面と、前記くさびの上方を固定する固定部と、前記底板面から垂直に立ち上がり前記固定部と一体化された支柱部とを備え、前記支柱部の前記下面付近にクリップ切断部を備え、前記くさびは、その下部に天板面を備え、その上部に前記固定部に接する固定用斜部を備え、前記クリップの前記底板面と前記固定部との間に挿入可能であり、前記天板面を隣接する2つのタイルに圧着して固定することを特徴とする、タイル表面の平面構成用補助具が提案されている(例えば、特許文献2)。この補助冶具では、太いシャフトを要求する上述の装置に比べて、狭い目地のタイルにも対応が可能である。しかしながら、支柱部の厚みは必要とされ、クリップ切断部を設ける必要がある。更に、そのクリップ形状により、隣り合うタイルの側部の間にしか適用することができず、また、側部が直線的でない場合には対応が困難である。
また、種々の条件に柔軟に対応可能なタイル敷設に用いる面合せ調節装置においても(例えば、特許文献3)、係合移動体が距離調節部材に係合できるように距離調節部材が所定の表面形状を備えるため、目地を狭くすることは困難である。
特表2008−531881号公報 特開2012−167428号公報 特許第6263388号明細書
しかしながら、タイル敷設においては、目地の効用を考え、所定の幅を確保しようとする動きもあるが、タイル本来の美観を最大限に押し出すには、目地幅を狭くすることが好ましいと考えられている。そして、その美観を最大限に押し出すには、やはり、タイル表面の面が合っていることが非常に重要である。また、タイルの自己表現のためには、側面が直線的とは限らない。また、目地の交差点のようなところで、3枚以上のタイルの面を合わせることができるとより効果的である。加えて、そのような調節装置を挿入するタイミングに自由度があることが大変好ましいことは言うまでもない。
そこで、本発明では、狭い目地であっても対応が可能である面合わせ調節装置を提供する。更に、この調節装置は、3枚以上のタイルの面を合わせることができてもよい。また、この調節装置は、挿入するタイミングに自由度があってもよい。また、種々の形状を備えるタイルの面を合わせることが可能であるかもしれない。
本発明の発明者らは、上述するような課題について考察をし、上述するような従来技術におけるシャフトや距離調節部材等の機能に関し鋭意研究することにより、ある機能を果たす部位を特定の位置に配することにより、このような課題を解決できる発明をするに至った。
本発明の実施例の1つである調節装置(以下、「本装置」という。)は、タイルの下面若しくはタイル表面から所定の距離隔てて該表面の位置と連動して動く部位に係合する係合部材と、前記係合部材から延びる細軸と、及び前記細軸に接続される太軸と、を備える距離調節部材と、前記係合部材に係合するタイルを前記係合部材との間で挟み込むことができるものであって前記細軸及び前記太軸の回転方向に自在に移動可能な当接部材と、前記当接部材を前記係合部材に向かって押し付けることができる係合移動部材と、を含む。本装置は、更に、そのほぼ中央近傍に、前記細軸の先端に備えられている係合部材を、その向きにより、通過させることができる、又は、係合することができる開口を備える下部受け部材を備えることができる。
上述のような面合せ調節装置により、目地が非常に狭くても、また、目地が必ずしも直線的でなくても、タイルの効率的な施工が可能となる。本発明の更なる特徴、性質、及び種々の有利な点は、添付する図面及び以下の好ましい実施例の記述からより明らかになるであろう。
本発明の1つの実施例の面合せ調節装置等について、タイルの面合わせを行っている状態を示す縦断面図の模式図を示す。 本発明の1つの実施例の面合せ調節装置等の斜視図を示す。 本発明の1つの実施例の面合せ調節装置等の正面図を示す。 図1の面合せ調節装置等のAA断面図を示す。 本発明の1つの実施例の面合せ調節装置について、タイルの面合わせを行っている状態を示す縦断面図の模式図を示す。 本発明の1つの実施例の面合せ調節装置等の一部として使用される下部受け部材の底面図を示す。 図6の下部受け部材のBB断面図を示す。 本発明の別の実施例の面合せ調節装置の断面の一部を拡大した図である。 本発明の更に別の実施例の面合せ調節装置の断面の一部を拡大した図を示す。 本発明における面合せ調節装置と共に使用され得る下部受け部材の例を示す図である。 本発明における面合せ調節装置と共に使用され得る下部受け部材の別の例を示す図である。 本発明における面合せ調節装置と共に使用され得る下部受け部材の更に別の例を示す平面図である。 図12に示す例のCC断面図である。 図12に示す例のDD断面図である。 図12に示す例の底面図である。 本発明における面合せ調節装置の細軸に取り付け可能な係合アタッチメントの1つの例を示す底方向から見た斜視図である。 本発明における面合せ調節装置の細軸に取り付け可能な係合アタッチメントの1つの例を示す上方向から見た斜視図である。 本発明における面合せ調節装置の細軸に取り付け可能な係合アタッチメントの別の例を示す底方向から見た斜視図である。 本発明における面合せ調節装置の細軸に取り付け可能な係合アタッチメントの別の例を示す上方向から見た斜視図である。 図16及び図17に示す係合アタッチメントを本発明における面合せ調節装置の細軸に取り付けた態様を示す斜視図である。 図18及び図19に示す係合アタッチメントを本発明における面合せ調節装置の細軸に取り付けた態様を示す斜視図である。 図21に示す態様の係合アタッチメントが締め付け位置にある状態を示す斜視図である。 本発明における面合せ調節装置の細軸に取り付け可能な係合アタッチメントの更に別の例を示す底方向から見た斜視図である。 本発明における面合せ調節装置の細軸に取り付け可能な係合アタッチメントのまた別の例を示す底面図である。 図24に示す例の側面図である。 図24に示す例の平面図である。 図23から図26に示されるものと同様な係合アタッチメントを本発明における面合せ調節装置の細軸(端部:クロス形状係合部材)に取り付けた態様を示す斜視図である。 図23から図26に示されるものと同様な係合アタッチメントを本発明における面合せ調節装置の細軸(端部:T字形状係合部材)に取り付けた態様を示す斜視図である。 本発明の1つの実施例の面合せ調節装置を用いた面合せ調節システムを説明する模式図を示す。 本発明の1つの実施例の面合せ調節装置を用いた面合せ調節システムを説明する別の模式図を示す。 本発明の1つの実施例の面合せ調節装置を用いた面合せ調節システムを使用する方法を説明する図である。 本発明の1つの実施例の面合せ調節装置を用いた面合せ調節システムを使用する方法を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。しかしながら、これらによって本発明は何ら制限されるものではない。
図1は、本発明の1つの実施例の面合せ調節装置等について、タイルの面合わせを行っている状態を示す縦断面図の模式図を示す。面合せ調節装置10は、図中上から、ヘッド12、太軸14、細軸16、そして係合部材18を備える長く延びる棒状の距離調節部材を備える。これらは、各部品から組み合わされて構成されてもよいが、全体として一体となっている。太軸14は、所定の表面形状20を備えており、この表面形状により、後述するようにタイルを押し付ける力を提供することができる。この太軸14の表面形状(この実施例では、雄ねじが螺刻されている。)に螺合若しくは係合する内面形状24を備えるナットのような係合移動部材22が、この太軸14及び細軸16によって貫通されている。太軸14及び細軸16は、実質的に軸心を共通する(軸心が一致する)ことが好ましい。係合移動部材22は、軸方向において中ほどに外径が小さい凹部26を備え、その下には外径が少し大きくなったフランジ部27を備える。この係合移動部材22のほぼ中心に貫通する孔が備えられ、その内面形状24には雌ねじが螺刻されて形成されている。太軸14の雄ねじの螺刻により構成される表面形状20と、雌ねじの螺刻により構成される内面形状24が係合し、太軸の回りを係合移動部材22が回ることにより、係合移動部材22が太軸14の軸方向に図中上下することができる。図中、このフランジ部27の下に、ほぼ中心に貫通孔を設けたドーナッツ状若しくは円板状の形状をした当接部材30が配置されている。この当接部材30は、その上面に3か所、爪部28を備えており、フランジ部27に爪部28がクリアランスをもって係合し、フランジ部27に対して回転自在となっている。当接部材30の下面は、隣接するタイル40a及び40bの表面に当接し、更に、押し付けることで、両タイル40a及び40bの表面を合わせることができる。両タイル40a及び40bの下面は、係合部材18に係合可能な下部受け部材32が配置され、ほぼ中心にある貫通孔35aにおいて係合している。下部受け部材32には、貫通孔35aに連通する切り欠き部34が備えられる。このようにして、隣接するタイル40a及び40bは、当節部材の下面及び下部受け部材32の上面の間で挟み付けられる。詳細は、後述するが、これらのタイル40a及び40bは、敷設面50の上に塗布若しくは配置されるモルタル(接着剤を含んでよい。以下同様。)60の上に置かれ、自重及びタイル表面からの押圧力により、下面の下にあるモルタルを押し潰すように安定化させることができる。従って、そのモルタルの量及び配置場所や押圧力等の違いにより、必ずしもタイル40a及び40bは、敷設面50から同じ高さにあるとは限らない。そのため、上述する面合せ調節装置等により、表面の高さを合わせる(即ち、タイル表面の面を合わせる)ことが重要である。
図2から図4は、本発明の1つの実施例の面合せ調節装置等の斜視図、正面図、及び、AA断面図を示す。ヘッド12の頭頂部には、凸部12aが径方向に形成されており、この向きが、係合部材18の向きと連動しており、凸部12aの軸回転方向の向きにより係合部材18の向きを知ることができる。
図5は、本発明の1つの実施例の面合せ調節装置について、タイルの面合わせを行っている状態を示す縦断面図の模式図を示す。ここでは、下部受け部材を使用していないことを除けば、ほぼ図1のものと同様であるので、重複する説明は省略する。隣接する両タイルの側縁により規定される目地の幅よりも細い直径D(細軸が直円柱形状でない場合は、直径に相当する長さ。)を備える細軸を目地から貫通させ、係合部材18の最上端部が両タイル40a及び40bの下面を超えるようにする。そして、凸部12aの向き(ここでは、係合部材18の長手方向の向きに一致)を見て、係合部材18の長手方向が目地に対して実質的に垂直となるようにヘッド12を回し、連動して太軸14及び細軸16を回して、係合部材18の向きを変える。このようにすると長手方向の距離Lが目地の幅よりも大きくなり、係合部材18が両タイル40a及び40bの下面で係止若しくは係合することにより、目地から抜け出せなくなる。このように、細軸16の直径又は直径に相当する長さ(例えば、横断面が楕円である場合は、短径。より短い長さ。)を短くすると、より細い目地に対応できる。例えば、3mmの目地であれば、φ3より細い円柱又は線材が好ましい。2mmの目地であれば、φ2より細い円柱又は線材が好ましい。1mmの目地であれば、φ1より細い円柱又は線材が好ましい。例えば、φ0.8、φ0.7、φ0.6、φ0.5、又はそれら以下の円柱又は線材が好ましい。
係合部材18は、長手方向の長さがLであり、この長手方向に垂直な幅方向の長さがDであり、細軸と平行な方向である高さ方向に所定の高さを有する角棒状の形状をしてよい。或いは、細軸と接続される部分を中心に長手方向に延びる係合部材18は、接続部分の両側にフックのある釣り針様の形状をしていてもよい。図示される実施例では、長手方向の長さLのほぼ中央で、細軸16と接続されている。図5からは、T字状の形状を呈することが分かる。但し、T字に限られず、L字状であってもよいかもしれない(例えば、片側が短い場合)。この係合部材18は、細軸16周りに90度回転すると、図3及び図4において切り欠き34から見えるように、その幅Dは、細軸16の直径又は直径相当長さに相当する。従って、細軸16周りの回転により、目地幅よりも小さくなることができる一方、細軸16周りの回転により、目地幅を超えて、隣接する両タイル40a及び40bの下面に係止され得る。このような係合部材18は、細軸16を線材から形成する際に、形成することができる。例えば、釘の頭のようなものを作り、それを半径方向において一方向から押圧又は叩いて細軸の径と同じ厚みにし、釘の頭の幅又はそれ以上の幅にすることができる。このような細軸を構成する線材は、金属製であることが好ましい。特に、材料の入手の容易さから、鉄系の金属が好ましい。ステンレス製であれば、錆を有効に防止できる。また、適切な熱処理を施すことにより、十分な強度(特に引張強度)を備えるようにすることができる。
従来のものにおいては、このような細軸に相当するシャフト等が、雄ねじが螺刻されたように表面形状を備え、その起伏により、最も細い(即ち、弱い)ところの径又は径相当長さが目地の幅よりもかなり短く(細く)しなければならず、タイルを挟んだ際の締め付け力に十分耐えることができないおそれがある。本発明の実施例における細軸は、表面に起伏がなく滑らかであるので、十分な引張強度を備えるまま、十分に細い細軸とすることができる。例えば、一定の太さを備える軸といってもよいかもしれない。また、従来のシャフト等の表面形状を持つものは、シャフト等の太さに比例するような表面形状の寸法が必要であるので、より細いシャフト等においては、表面形状の形成がより困難となる。そして、より小さい寸法で作られた表面形状においては、その表面形状に係合して軸方向に動く距離が、その寸法に比例するかのように、小さくなる。従って、調節のための操作がより複雑化するおそれがあり、例えば、ねじ等のような場合は、回転数がより多くなるおそれがある。より具体的には、JIS規定のねじにおいて、有効径が0.838mmのM1で、ピッチが0.25mmであり、有効径が1.74mmのM2で、ピッチが0.4mmであり、有効径が2.208mmのM2.5で、ピッチが0.45mmであり、有効径が2.675mmのM3で、ピッチが0.5mmであり、有効径が3.545mmのM4で、ピッチが0.7mmであるので、細い径ほど、同じ移動をさせるための回転数が増加する。一方、径が太いと、入る目地幅を狭くすることができない。
本発明の実施例である調節装置の細軸は、係合移動部材との係合する機能を取り除いたので、種々の要求を犠牲にすることなく、より細くすることができる。細軸16の長さは、面合わせ対象となるタイルの厚み又はタイル表面と位置が連動する部分(例えば、凹部、凸部等の係止部分)との間の距離よりも長くてよい。工業的には、係合部材18の上端(高さ方向であって、細軸16が延びる側)が、このようなタイルの厚み又はタイル表面と位置が連動する部分との間の距離を超えて、回動可能なクリアランスが必要であるので、細軸16は、タイルの厚み等を超える長さを備えてよい。一方、細軸16に接続される太軸14は、目地に挿入されることがないので、上述するような引張強度に関して、及び、軸回りの回転に対する軸方向の移動距離に関して、十分満足できる太さにすることができる。例えば、太軸14の外径(表面形状を含んだ最大径)は、φ5以上、φ6以上、φ7以上、φ8以上、φ9以上、φ10以上、φ11以上、φ12以上、φ13以上、φ10以上、φ11以上、の何れかであってもよい。上限は特になくてもよいが、手道具として使用されるためには、大きすぎると取り扱いが困難になるので、φ100mm以下が実用的であると考えられる。これを太軸の直径又は直径相当長さと、細軸の直径又は直径相当長さとの比で表現すると、約1.5倍以上、約2倍以上、約3倍以上、約4倍以上、約5倍以上、約6倍以上、約7倍以上、約8倍以上、約9倍以上、約10倍以上、約11倍以上、約12倍以上、約13倍以上、約14倍以上、約15倍以上、の何れかであってもよい。上限は特になくてもよいが、手道具として使用されるためには、大きすぎると取り扱いが困難になるので、1000倍以下が実用的と言える。また、太軸14及び細軸16の軸方向の長さは、タイルの厚み及び当接部材の厚みを足した長さより長くてよい。更に、この調節装置10をタイル40a及び40bに取り付ける際に、無理なく差し込めるように十分なクリアランスを備えることができるだけ、長くすることができる。回転作業を容易にするため、少ない回転で長手方向に大きく移動することが好ましい場合、特別なピッチを設定することができる。例えば、外径が約10mmで、約5mmのピッチを持つねじにおいては、後述する係合移動体を1回転させることにより、約5mmねじ軸方向に移動することができる。仮に、挟持するタイルの厚みを約6mmとすると、係合移動体の1回転で、挟持間隔(例えばタイルを挟持したときの被挟持物の厚みに相当)の約0.8倍相当の移動が可能となる。つまり、挟持間隔の約80%のクリアランスを設けることができる。このように、1回転で、例えば、挟持間隔の20%以上、30%以上、40%以上、50%以上、60%以上、70%以上、80%以上、90%以上、100%以上、110%以上、120%以上、又は130%以上の何れかのようなクリアランスを設けることができる。このように設けられるクリアランスには、操作を容易に行い得る限りは、特に上限はないが、実用的には、例えば9000%以下であるかもしれない。ピッチが大きすぎると挟持による締め付け力が十分でなくなる恐れがある。例えば、ピッチ/径の比が、0.01以上、0.1以上、0.2以上、0.3以上、0.4以上、0.5以上、0.6以上、0.7以上、又は0.8以上の何れかのようなものであるかもしれない。操作が容易にできる限りは、特に上限はないが、このような比は、実用的には例えば3以下であるかもしれない。
図6、図7、及び図10から図15は、上述する本発明の実施例である調節装置と共に使用され得る下部受け部材の複数の例32、32a、32b、32cを示す図である。図6は、本発明の1つの実施例の面合せ調節装置等の一部として使用される下部受け部材の底面図であり、図7は、BB断面図である。これらの図からわかるように、下部受け部材32に備えられる切り欠き部34は、外に向かって広がるテーパー状をしている。このため、貫通孔35aを超えて挿入された係合部材18が90度回転されてざぐり部35に係止された後、更に90度回転されて解放された際に、容易に抜き出せるようになっている。図10は、本発明の1つの実施例の面合せ調節装置に対して使用される別の下部受け部材32aの平面図である。全体として、ほぼ円板形状をしているが、ほぼ中央に楕円若しくは長円形或いは両端をR処理した溝のような形状の貫通孔35bを備える。この貫通孔35bの最小幅Daは、係合部材18の幅方向の長さD及び細軸16の直径又は直径相当長さよりも大きい。また、貫通孔35bの長手方向の長さLaは、係合部材18の長手方向の長さLよりも大きく、向きを揃えれば、係合部材18が通過できるようになっている。このようにして、向きを揃えれば、係合部材18及び細軸16がこの貫通孔35bを貫通することができる。更に、細軸16をほぼ90度回転させることにより、係合部材18の係合部長さに相当する長手方向の長さLが、貫通孔35bの長手方向にほぼ垂直になることにより、貫通孔35bから抜け出せなくなり、下部受け部材32aの下面において係止される。図11は、下部受け部材32bの概形が平面視でほぼ矩形である以外は、図10の場合と同様であるので重複する説明は省略する。このように、下部受け部材32は、隣接する複数のタイルの下面に当接可能であれば、円形に限らず如何なる形状であってもよい。また、図12から図15は、別の実施例である下部受け部材32cの平面図、CC断面図、DD断面図、及び底面図をそれぞれ示す。全体の概形は、円板状であり、図6及び図7の実施例と類似する。大きく異なるところは、平らであった上面に4か所の凹部33a、33b、33c、33dを備え、切り欠きに対応する部分が、上面視楔形状若しくは二等辺三角形の貫通孔34aになるところである。また、中央の貫通孔35aが前述の貫通孔34aと連通しており、係合部材18が入り込むことができる溝形状をした係合凹部37が設けられている。更に、リブ部38a、38bが、前述の係合凹部37の溝形状の溝の向きに対して実質的に垂直な方向に広がる薄肉形状で、下部受け部材32cの円板形状の上面から実質的に垂直に(即ち、前述の貫通孔35aの貫通軸に実質的に平行に)立っている。ざぐり部35は、係合凹部37の開口縁部37aをそのざぐり面が含むように形成される。このように凹部33a、33b、33c、33dを設けることで、必要な強度を保持しつつ、軽量化を図ることができ、切り欠きではなく貫通孔34aとすることにより、係合部材18の抜き出しを容易にしつつ、概形である円板形状を維持するため、ねじり剛性が高く維持することができる。また、目地幅より薄肉のリブ部38a、38bを、タイル間の隙間(或いは目地)に、配置することにより下部受け部材32cの回転を防止することができる。
図8は、本発明の別の実施例の面合せ調節装置の断面の一部を拡大した部分拡大図である。この図では、特に、係合移動部材22の内面、太軸14の内部構造、及び細軸16と太軸14の接合状態を示している。図1等では、係合移動部材22の内面は、雌ねじが螺刻されているが、ここでは、係合移動部材22の下部において一部が、太軸14の外径よりもクリアランスをもって大きい内径を備える孔(大内径部25)として形成される。太軸14及び係合移動部材22は、それぞれの雄ねじが形成された表面形状20及び雌ねじが形成された内面形状24によって係合し、係合移動部材22の太軸14回りの回転に応じて、軸方向に移動できるが、係合移動部材22の貫通孔の内面全てが螺刻される必要はない。むしろ、一部が単なる貫通孔として係合に関与しない方が、摩擦抵抗が低くなり好ましい。
細軸16は、その上方部分が、太軸14の内部に埋め込まれるように配置されている。そして、その上方先端は、平坦化されてた平坦部16aを備えるが、太軸14内部で細軸16の相対的な回転を比較的容易に防止できる。更に、平坦部16aは、最大幅が細軸の最大径よりも大きいので、引き抜きを防止することができる。このような構造は、例えば、金属製の細軸16を合成樹脂からなる太軸14内部に埋め込むことにより、或いは、予め型内に細軸16を配置した状態で、合成樹脂を射出成型装置により型内に充填することにより、形成することができる。
図9は、本発明の更に別の実施例の面合せ調節装置の断面の一部を拡大した部分拡大図である。ここでは、係合移動部材22の貫通孔の内面の雌ねじの螺刻を変更した実施例である。ここでは、雌ねじの凸部の一部が切除されるように形成されている(部分雌ねじの形成)。このように、係合する部位の接触面積を減少させることにより、摩擦抵抗が低くなり回転がスムーズになるだけでなく、異物が噛みこんだ場合に、その異物が摺動面から排除されたのち蓄積される空間を提供することもでき、より安定的に機能を果たすことができる。
図16から図28は、本発明における実施例の面合せ調節装置の細軸に取り付け可能な種々の係合アタッチメント及びその使用態様を示す。図16から図22は、係合部材18に係合して、より大きな又はより幅の広い目地に対しても面合わせ調節装置10が適応可能にする係合アタッチメントの例を示す。図16及び図17は、細軸16の先端の係合部材18が、挿入され得るポケットのような部分を備える係合アタッチメント70を示す。この係合アタッチメント70は、概形が直方体若しくは厚い板形状をしており、板形状の1つの側面に平坦な下面71を備え、そのほぼ中央に実質的に長方形の開口部72aを備える所定の深さを持つ溝形状を呈する係合凹部72を備える。この係合凹部72は、長手方向の長さL及び幅方向の長さDの係合部材18を収納できるように、係合凹部は長手方向にLより長くに延び、また、溝形状の溝の幅は、Dより広い。更に、係合部材18が収納可能な深さ(係合部材18の高さ方向の長さに相当)を持ってもよい。下面71の反対側の上面には、長手方向のほぼ中央から下面に向かって真っすぐ延びる板面に設けられるスリット部74の開口部74a及びその両側にこぶのような丸い凸形状76、76を備える。このスリット部74は、係合凹部72の長手方向に対して実質的に垂直に延び、係合凹部72に連通する。そして、スリット部74のスリット幅は、細軸16の径(又は径相当長さ)以上であり、スリット部74の板面側開口部74bから、細軸16を挿入可能であり、係合凹部72へと案内できる。このように本発明における実施例について、係合アタッチメントは、その長さ(係合部材の長手方向の長さL相当)及びその幅(係合部材の幅方向の長さD相当)において、係合部材の相当寸法よりも大きいので、係合部材の係合長さ(長手方向の長さL)や幅(幅方向の長さD)を実質的に拡張するような機能を備える。図18及び図19は、少し異なる形状の係合アタッチメント70aを示す。上述した係合アタッチメント70との違いは、係合凹部72が、一方の板面側に開放されていることである。そして、スリット部74の開口部74cも、下面にまで達することなく、丸い凸形状の上面から係合凹部72まで延びている。このような形状では、以下にのべるように、係合部材18の出し入れが比較的容易である。
図20から図22は、これらの係合アタッチメント70、70aが、どのように使用されるかを示す斜視図である。図1等に示す面合せ調節装置10の細軸16及びその先端の係合部材18は、いわゆるT字形状を呈する。表示の都合で、実際より細軸16は長く描かれている。図20に示すように、面合せ調節装置が細軸16を下にして配置され、中央に延びるスリット部74と整列するように係合アタッチメント70を配置し、軸方向に対して横向きに押し込むことにより、細軸16をスリット部74に差し込む。このとき、係合部材18は、下面側にあり、下面71を越えて、係合凹部72の開口部72aの真下に配置される。そのまま、細軸16を上面側に引っ張れば、係合部材18は、係合凹部72内に収納され、係合部材18の上面は、係合凹部72の底に相当する天井部78に当接する。このようにして、係合部材18は、係合凹部72内に収納されて、係合アタッチメント70の軸方向で上向き及び軸回りの回転方向の相対的な動きが制限される。係合アタッチメント70の上面76の丸い凸部形状は、図1等に示すようなタイルの下面に当接し、細軸16の上方向の更なる移動が制限される。上面76が丸い凸部形状をしているので、一般に平坦面が多いタイルの下面に対して、いわゆる片当たりとなり難い。このようにして、タイルを上面76及び当接部材30の下面の間に挟み、係合移動部材22を回転させて下方に移動させることにより、タイル40a及び40bの表面が、当接部材30の下面を基準に同じ高さの位置に高さ調節される(図1及び図5参照)。このようにして、モルタル60がキュアしてタイルが密着若しくは接着した後に、面合せ調節装置10を目地から取り除く。具体的には、まず、係合移動部材22を逆回転させて、締め付け力を低下させ、更に十分なクリアランスを作ってタイルを解放する。そして、ヘッド12等から力を加え、細軸16を更に下方に押し出すことにより、係合アタッチメント70及び係合部材18をタイルの下面から離し、ヘッド12を回転させその凸部12aの向きを参考に、係合アタッチメント70及び係合部材18の向きを目地の向きに合わせることにより、細軸16の先端の係合アタッチメント70及び係合部材18を目地から抜き出すことができる。尚、係合部材18が係合アタッチメント70の係合凹部72から飛び出し、係合アタッチメント70がタイルの下面に密着したままにならないように、ヘッド12等を回して、タイルの下面と係合アタッチメント70の上面76が最初に分離するようにすると好ましい。更に、仮に、タイルの下面と係合アタッチメント70の上面76が固着してしまった場合であっても、係合凹部72内に収納された状態で係合部材18をヘッド12等の回転により回して、係合部材18の細軸16との接続部分を破断(いわゆるねじ切り)させることにより、面合せ調節装置10を取り外すことができる。
図21及び図22は、係合凹部72aが一方の板面側に開放されている係合アタッチメント70aを使用する点で、図20の場合と異なり、その余は、同じである。従って、面合せ調節は次のようにして行う。面合せ調節装置が細軸16を下にして配置し、中央に延びるスリット部74と整列するように係合アタッチメント70aを配置し、軸方向に対して横向きに押し込むことにより、細軸16をスリット部74に差し込む。このとき、係合部材18は、下面側にあるが、下面71を越えていなくても、係合凹部72cの開口部72bの真下に配置される。そのまま、細軸16を上面側に引っ張れば、係合部材18は、係合凹部72c内に収納され、係合部材18の上面は、係合凹部72cの底に相当する天井部78aに当接する。このようにして、係合部材18は、係合凹部72c内に収納されて、係合アタッチメント70aの軸方向で上向き及び軸回りの回転方向の相対的な動きが制限される。係合アタッチメント70aの上面76の丸い凸部形状は、図1等に示すようなタイルの下面に当接し、細軸16の上方向の更なる移動が制限される。ここでも、上述してきたように、タイル40a及び40bの表面が、当接部材30の下面を基準に同じ高さの位置に高さ調節される(図1及び図5及び図22参照)。モルタル60のキュア後も、同様にして、面合せ調節装置10を目地から取り除く。上述の場合に比べ、係合部材18は、係合凹部72cからより容易に解放されるので、面合せ調節装置10の取り外しがより容易である。
図23から図28は、本発明における実施例の面合せ調節装置の細軸に取り付け可能な別の係合アタッチメント及びその使用態様を示す。ここでは、3、4、及びそれ以上の数のタイルについて、それらの表面を同時に調節することについて説明する。後述するように、複数のタイルが隣接する目地の交差点にも使用できる係合アタッチメント70b、70b’、及びその使用態様を示す。細軸16の先端の係合部材が、十文字形であるクロス形状の係合部材18aである場合、又は、一文字形又は細軸16と共にT字形状を呈する係合部材18である場合において使用可能な係合アタッチメント70bは、その下面71aにおいて、十文字形(又は、クロス形)を呈し、その面内に、同様なかつ内包されるより小さい十文字形(又は、クロス形)を呈する開口部72b’を有する。そして、下面71aの反対側の上面76aは、上述する係合アタッチメント70及び70aと同様に、クロス形を構成する4つの腕にそれぞれ力こぶのような丸い凸形状を備える。底面視で十文字形(又は、クロス形)の係合凹部72dは、十文字形であるクロス形状の係合部材18aが収納可能に同じく十文字形(クロス形状)において、十分な幅及び長さを備え、底に相当する天井部78b迄の十分な深さを備える。そして、係合凹部72dの中央には、貫通孔75を備える。この貫通孔75は、側面側から細軸16を挿入可能な幅のスリット部の開口部74dと連通する。図24から図26には、上面76a’が平坦な係合アタッチメント70b’の底面図、側面図、及び平面図を示す。上面76a’が平坦であること以外は、上述する係合アタッチメント70bの場合と同様であるので、重複する説明は省略する。ここでも、貫通孔75は、上面視で矩形を呈するが、円形であってもよい。図27は、このような係合アタッチメント70b’を、先端がクロス形の係合部材18aを有する細軸16に取り付ける様子を図解する。この係合部材18aは、放射状にほぼ等間隔に中央から延びる4本の腕18bから構成される。係合アタッチメント70b’は、そのスリット部の開口部74dから細軸16を受け入れる。この細軸16の先端の4つの腕18bは、それぞれの開口部72b’内に案内され、細軸16を上方に引っ張ることにより、係合凹部72dの天井部78bに当接することにより、上方向の移動を制限し、また、貫通孔75を通る細軸16周りの回転を制限する。このようにして、上述した場合と同様に、上面76a’と、当接部材30の下面との間にタイルを挟み込み、複数のタイルの表面が当接部材30の下面と同じ高さになることにより、タイル表面の高さが調節される。図28は、同じ係合アタッチメント70b’を用いて、先端にT字状である係合部材18を備える細軸16に取り付ける態様を示す。係合部材18の2つの腕が、係合アタッチメント70b’の係合凹部72dの開口部72b’の互いに対向する2つ内に、収納される。詳細は、上述するケースと同様であるので、重複する説明は、省略する。
図29は、本発明の1つの実施例の面合せ調節装置を用いた面合せ調節システムを説明する模式図を示す。まず、敷設面50に適量のモルタル60をタイル40a及び40bの敷設位置に塗布又は配置し、その上に、タイル40a及び40bを敷設する。次に、タイル40a及び40bの間に図1に示すような面合せ調節装置10を、当接部材30及び下部受け部材32の間の距離がタイルの厚みより長くなるように空けた状態で、下部受け部材32をタイル下面の下に、当接部材30をタイル上面の上になるように、仮取り付けする。次に、タイル40c及び40dの位置の敷設面50上に適量のモルタル60を塗布又は配置し、その上に、タイル40c及び40dを敷設する。このとき、モルタル60はキュアしておらず、タイル40a、40b、40c、40dのそれぞれの自重及びタイル表面からの押圧力により、モルタル60を押し潰すようにタイルは下方に移動する。このようにして、4枚のタイル40a、40b、40c、40dを十文字の目地(目地幅Db)を形成するように敷設する。そして、十文字の目地の交差点位置である4つのタイルの角部が突き合うところには、図1に示すように下部受け部材32がタイルのすぐ下に配置される。次に、図2及び図3に示すような調節装置10の下側に突出する細軸16について先端の係合部材18の向きを目地(目地幅Db)の向きに揃えて、隣り合うタイル間のそれぞれの目地から挿入する。このとき、細軸16の径は、目地幅Dbよりも小さい。次に、十分深く挿入した細軸16を回転させ、先端の係合部材18が隣接するタイルの下面又は下部受け部材32のざぐり部35に係止可能となるようにする。尚、4つのタイルの角部が突き合うところについては、仮取り付けされた調節装置10が既に挿入済みである。そして、調節装置10の係合移動体22を回転させ、隣接するタイルの表面を当節部材の下面に押し付け、タイルの表面に揃えるように面合わせをする。4つのタイルの角部が突き合うところについても同様であるが、下部受け部材32があるため、4つのタイルが同時に挟まれ、それぞれの面合わせが可能となる。モルタルが十分な強度を持つまでに時間経過した後、調節装置10の係合移動体22を回転させて、タイルへの押し圧力を緩め、かつ、ヘッドのインジケータとして機能する凸部12aを基準に先端の係合部材18の向きを目地(目地幅Db)の向きに揃える。そして、ヘッド12等を保持することにより、調節装置10の細軸16を目地幅Dbの間から引き抜くことにより、表面が合わせられたタイルの敷設が可能となる。このようなシステムにおいて、下部受け部材32を必要なところにのみ提供することができ、経済的にも施工効率的にも優れる。
図30は、図29の場合に比べて、タイル40a、40b、40c、40dの1つの側縁が湾曲することを除いては、図29の場合と同じであるので、重複する説明は省略する。本発明の実施例の調節装置の細軸16は十分細いので、湾曲した側縁のタイルであっても問題なく挿入及び抜出が可能である。また、図29及び図30では、4つのタイルが突き合わせられる交差点のような目地を例示したが、3つのタイルが突き合わせられる目地に対しても、また、5つ以上のタイルが突き合わせられる目地であっても同様な処理が可能であることは理解されるべきである。
図31は、図1に示すような調節装置10に、図12から図15に示すような下部受け部材32cを適用したタイルの面合わせの手順を示す。図31は、図29の場合に比べて、調節装置10に図12から図15に示す下部受け部材32cが適用される点でのみ異なる。従って、重複する説明は省略する。このとき適用される下部受け部材32cも同様にタイル40a及び40bの間に図1に示すような面合せ調節装置10を、当接部材30及び下部受け部材32cの間の距離がタイルの厚みより長くなるように空けた状態で、下部受け部材32cをタイル下面の下に、当接部材30をタイル上面の上になるように、仮取り付けする。このとき、タイル40a及び40bの間の目地の目地幅Dbに、リブ部38a又は38bが差し込まれるようにする。このようにすると、係合部材18が係止される溝37の長手方向が目地に対して垂直となり、係合部材18の目地からの抜き出しが容易になる。次に、タイル40c及び40dの位置の敷設面50上に適量のモルタル60を塗布又は配置し、その上に、タイル40c及び40dを敷設する。モルタル60はキュアしていないので、タイル40a、40b、40c、40dのそれぞれの自重及びタイル表面からの押圧力により、モルタル60を押し潰すようにタイルは下方に移動する。そして、調節装置10の細軸16を上述のように隣り合うタイル間の目地を通して挿入し、およそ90度回転させることにより、タイルの下面に係止させる。そして、調節装置10の係合移動体22を回転させ、隣接するタイルの表面を当節部材の下面に押し付け、タイルの表面に揃えるように面合わせをする。
図32は、図1に示すような調節装置10に、図16から図28に示すような係合アタッチメントを適用したタイルの面合わせの手順を、ほぼ垂直な壁にタイルを貼る場合において図解する。まず、敷設する壁面52に適量のモルタル60をタイル41の敷設位置に塗布又は配置し、先ずは、床に相当する面にタイルの側面を置いてタイルを立て掛け、次に、そのタイルの上にスペーサー80をおいて、更にその上にタイル41を壁面52のモルタル60と接着若しくは密着するように配置する。このようにして、4枚のタイル41により十文字の目地を形成し、また、隣り合う2枚のタイル41により直線的な目地が形成される。そして、図5に示すような調節装置10の下側に突出する細軸16について先端の係合部材18及び係合アタッチメント(70、70a、70b、70b’等)の向きを目地の向きに揃えて、それぞれの目地及び目地の交差点から挿入する。これにより、係合アタッチメントの上面(76、76a、76a’等)がタイル41の下面の奥に進み、細軸16を45度回転させることにより、タイル41の表面が当接部材30の下面に、タイル41の下面が係合アタッチメントの上面(76、76a、76a’等)に向き合う。また、直線的な目地に挿入される場合は、細軸16を90度回転させることにより、タイル41の表面が当接部材30の下面に、タイル41の下面が係合アタッチメントの上面(76、76a、76a’等)に向き合う。次に、係合移動部材22による締め付けにより、それぞれ当接しタイル41を挟持する。このようにして、タイルの表面を揃えるように面合わせをする。モルタルが十分な強度を持つまでに時間経過した後、調節装置10の係合移動体22を回転させて、タイルへの押し圧力を緩め、かつ、ヘッドのインジケータとして機能する凸部12aを基準に先端の係合部材18の向きを目地の向きに揃える。そして、ヘッド12等を保持することにより、調節装置10の細軸16を係合部材及び係合アタッチメントと共に目地幅の間から引き抜くことにより、面合わせ調節装置10を取り外す。このとき、係合部材及び係合アタッチメントが固着したとしても、ヘッド12等を回転させることにより、係合部材18と細軸16の接続部分でねじ切ることができる。一般に、壁面へタイル(パネル等を含む)を敷設する場合、モルタル(接着剤を含む)は、タイルの裏面全域に塗布することはなく、部分的に若しくはスポット的に塗布する。そのため、面合わせ調節装置のタイルの下面側に、下部受け部材(例えば、32)があった場合、面合わせ調節装置10を取り外す際に、タイルの下面と壁面の間の空間内を下部受け部材が落下することがある。上述するように、下部受け部材を使用しない場合は、そのようなことを心配する必要がない。
以上述べてきたように、本発明の実施例において、以下のようなものを提供することができる。
(1)タイルの下面若しくはタイル表面から所定の距離隔てて前記表面の位置と連動して動く部位に係合する係合部材と、前記係合部材から延びる細軸と、及び前記細軸に接続される太軸と、を備える距離調節部材と、 前記係合部材に係合するタイルを前記係合部材との間で挟み込むことができるものであって前記細軸及び前記太軸の軸回り方向に自在に移動可能な当接部材と、 前記当接部材を前記係合部材に向かって押し付けることができる係合移動部材と、 を含む面合わせ調節装置。
(2)前記細軸は、対象となるタイルの表面から下面までの距離若しくはそのタイルの表面及びその表面の位置と連動して動く部位までの距離 よりも長いことを特徴とする上記(1)に記載の調節装置。
(3)前記細軸は、表面が滑らかであることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の調節装置。
(4)前記細軸の直径相当の大きさは、前記太軸の直径相当の大きさの約1/3以下であることを特徴とする上記(1)から(3)の何れかに記載の調節装置。
(5)前記係合部材は、前記細軸の先端においてT字状又はL字状の形状を備えることを特徴とする上記(1)から(4)の何れかに記載の調節装置。
(6)前記係合部材は、その長手方向の長さが、前記細軸の直径相当の長さの約2倍以上であり、その幅方向の長さが、前記細軸の直径相当の長さとほぼ同じであることを特徴とする上記(1)から(5)のいずれかに記載の調節装置。
(7)対象となるタイルの下面又はその表面の位置と連動して動く部位に係合又は当接する下部受け部材を含み、前記係合部材は、前記下部受け部材に係合又は当接することによりタイルの下面又はその表面の位置と連動して動く部位に係合することができ、前記係合部材は、前記下部受け部材からの係合又は当接を脱することにより、前記タイルの下面又はその表面の位置と連動して動く部位からの係合を脱することができることを特徴とする上記(1)から(6)のいずれかに記載の調節装置。
(8)前記係合部材に係合可能な係合アタッチメントを更に含み、前記係合アタッチメントに係合した状態で、前記対象となるタイルの下面又はその表面の位置と連動して動く部位に、係合又は当接することにより、前記係合部材が係合可能なものであり、前記係合アタッチメントは、係合部材の長手方向の長さ及び/又は幅方向の長さを拡張することができることを特徴とする上記(1)から(6)のいずれかに記載の調節装置。
(9)前記距離調節部材の前記太軸は、軸方向の一方端で前記細軸に接続され、他方端にヘッドを備え、前記ヘッドは、前記係合部材の向きを示すインジケーターを備えることを特徴とする上記(1)から(8)のいずれかに記載の調節装置。
(10)敷設される隣接する複数のタイルの表面を合わせる面合わせ調節システムであって、上記(1)から(9)の何れかに記載の調節装置を備え、 前記調節装置の係合部材は、前記隣接する複数のタイル間の目地を通過可能な幅方向の長さを備え、 前記隣接する複数のタイルのうち隣接する2枚のタイルにより目地が規定される場合は、前記係合部材が、前記2枚のタイルのそれぞれの下面若しくはそれぞれのタイル表面から所定の距離隔てて前記表面の位置と連動して動く部位に直接的に係合するように下部受け部材を含まない前記調節装置を用い、 前記隣接する複数のタイルのうち隣接する3枚以上のタイルにより目地が規定される場合は、前記係合部材が、前記3枚以上のタイルのそれぞれの下面若しくはそれぞれのタイル表面から所定の距離隔てて前記表面の位置と連動して動く部位に、下部受け部材又は係合アタッチメントを介して、係合する前記調節装置を用いることを特徴とする調節システム。
(11)上記(1)から(9)の何れかに記載の調節装置を用いる敷設される隣接する複数のタイルの表面を合わせる面合わせ調節を行う方法であって、 前記複数の隣接するタイルを敷設面の上にこれらの隣接するタイルの側縁により規定される所定の幅の目地を形成するようにモルタルを介して敷設する工程と、 前記所定の幅の目地を通過可能な係合部材を備える細軸を、前記係合部材が挿入可能な向きなるようにして前記所定の幅の目地に挿入する工程と、 前記調節装置の太軸により、前記複数のタイルの下面側に出された前記係合部材が前記隣接するタイルの下面又は下部受け部材若しくは係合アタッチメントに前記係合部材が係合可能な向きとなるようにする工程と、 前記調節装置の係合移動部材を回して当接部材をタイル表面方向に押す工程と、及び 前記隣接する複数のタイルの表面を前記当節部材の当接面に押し付けることにより前記隣接する複数のタイルの表面を合わせる工程と、を含む調節方法。
(12)上記(1)から(9)の何れかに記載の調節装置を用いる敷設される隣接する複数のタイルの表面を合わせる面合わせ調節を行う方法であって、 前記複数の隣接するタイルを敷設面の上にこれらの隣接するタイルの側縁により規定される所定の幅の目地を形成するようにモルタルを介して敷設する工程と、 前記複数の隣接するタイルが3枚以上のタイルにより規定される目地を形成する場合は、前記敷設する工程において、下部受け部材をこれらの3枚以上のタイルの下面の下に配置する工程と、 前記調節装置について前記所定の幅の目地を通過可能な係合部材を備える細軸を挿入可能な向きにして前記所定の幅の目地に挿入する工程と、 前記調節装置の太軸により、前記複数のタイルの下面側に出された前記係合部材が前記隣接するタイルの下面又は前記下部受け部材若しくは係合アタッチメントに係合可能な向きにする工程と、 前記調節装置の係合移動部材を回して当接部材をタイル表面方向に押す工程と、及び 前記隣接する複数のタイルの表面を前記当節部材の当接面に押し付けることにより前記隣接する複数のタイルの表面を合わせる工程と、を含む調節方法。
以上のように、本発明の実施例の調節装置、調節システム、調節方法においては、敷設タイルの表面の面を容易に合わせることができる。
10 調節装置 12 ヘッド 12a 凸部 14 太軸
16 細軸 16a 平坦部 18 係合部材
20 表面形状 22 係合移動部材 24 内側形状
25 大内径部 26 凹部 27 フランジ部 28 爪部
30 当接部材 32、32a、32b、32c 下部受け部材
33a、33b、33c、33d 凹部 34 切り欠き
34a 貫通孔 35 ざぐり部 35a 貫通孔
37 係合凹部 38a、38b リブ部
40a、40b、40c、40d、41 タイル 50 敷設面
52 壁面 60 モルタル(接着剤)
70 係合アタッチメント 71、71a 下面
72、72c、72d 係合凹部 74 スリット部
78、78a、78b 天井部 80 スペーサー Da 開口幅
Db 目地幅 La 開口長さ P ピッチ

Claims (12)

  1. タイルの下面若しくはタイル表面から所定の距離隔てて前記表面の位置と連動して動く部位に係合する係合部材と、前記係合部材から延びる細軸と、及び前記細軸に接続される太軸と、を備える距離調節部材と、
    前記係合部材に係合するタイルを前記係合部材との間で挟み込むことができるものであって前記細軸及び前記太軸の軸回り方向に自在に移動可能な当接部材と、
    前記当接部材を前記係合部材に向かって押し付けることができる係合移動部材と、
    を含む面合わせ調節装置。
  2. 前記細軸は、対象となるタイルの表面から下面までの距離若しくはそのタイルの表面及びその表面の位置と連動して動く部位までの距離 よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の調節装置。
  3. 前記細軸は、表面が滑らかであることを特徴とする請求項1又は2に記載の調節装置。
  4. 前記細軸の直径相当の大きさは、前記太軸の直径相当の大きさの約1/3以下であることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の調節装置。
  5. 前記係合部材は、前記細軸の先端においてT字状又はL字状の形状を備えることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の調節装置。
  6. 前記係合部材は、その長手方向の長さが、前記細軸の直径相当の長さの約2倍以上であり、その幅方向の長さが、前記細軸の直径相当の長さとほぼ同じであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の調節装置。
  7. 対象となるタイルの下面又はその表面の位置と連動して動く部位に係合又は当接する下部受け部材を含み、
    前記係合部材は、前記下部受け部材に係合又は当接することによりタイルの下面又はその表面の位置と連動して動く部位に係合することができ、
    前記係合部材は、前記下部受け部材からの係合又は当接を脱することにより、前記タイルの下面又はその表面の位置と連動して動く部位からの係合を脱することができることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の調節装置。
  8. 前記係合部材に係合可能な係合アタッチメントを更に含み、
    前記係合アタッチメントに係合した状態で、前記対象となるタイルの下面又はその表面の位置と連動して動く部位に、係合又は当接することにより、前記係合部材が係合可能なものであり、
    前記係合アタッチメントは、係合部材の長手方向の長さ及び/又は幅方向の長さを拡張することができることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の調節装置。
  9. 前記距離調節部材の前記太軸は、軸方向の一方端で前記細軸に接続され、他方端にヘッドを備え、前記ヘッドは、前記係合部材の向きを示すインジケーターを備えることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の調節装置。
  10. 敷設される隣接する複数のタイルの表面を合わせる面合わせ調節システムであって、
    請求項1から9の何れかに記載の調節装置を備え、
    前記調節装置の係合部材は、前記隣接する複数のタイル間の目地を通過可能な幅方向の長さを備え、
    前記隣接する複数のタイルのうち隣接する2枚のタイルにより目地が規定される場合は、前記係合部材が、前記2枚のタイルのそれぞれの下面若しくはそれぞれのタイル表面から所定の距離隔てて前記表面の位置と連動して動く部位に直接的に係合するように下部受け部材を含まない前記調節装置を用い、
    前記隣接する複数のタイルのうち隣接する3枚以上のタイルにより目地が規定される場合は、前記係合部材が、前記3枚以上のタイルのそれぞれの下面若しくはそれぞれのタイル表面から所定の距離隔てて前記表面の位置と連動して動く部位に、下部受け部材又は係合アタッチメントを介して、係合する前記調節装置を用いることを特徴とする調節システム。
  11. 請求項1から9の何れかに記載の調節装置を用いる敷設される隣接する複数のタイルの表面を合わせる面合わせ調節を行う方法であって、
    前記複数の隣接するタイルを敷設面の上にこれらの隣接するタイルの側縁により規定される所定の幅の目地を形成するようにモルタルを介して敷設する工程と、
    前記所定の幅の目地を通過可能な係合部材を備える細軸を、前記係合部材が挿入可能な向きなるようにして前記所定の幅の目地に挿入する工程と、
    前記調節装置の太軸により、前記複数のタイルの下面側に出された前記係合部材が前記隣接するタイルの下面又は下部受け部材若しくは係合アタッチメントに前記係合部材が係合可能な向きとなるようにする工程と、
    前記調節装置の係合移動部材を回して当接部材をタイル表面方向に押す工程と、及び
    前記隣接する複数のタイルの表面を前記当節部材の当接面に押し付けることにより前記隣接する複数のタイルの表面を合わせる工程と、を含む調節方法。
  12. 請求項1から9の何れかに記載の調節装置を用いる敷設される隣接する複数のタイルの表面を合わせる面合わせ調節を行う方法であって、
    前記複数の隣接するタイルを敷設面の上にこれらの隣接するタイルの側縁により規定される所定の幅の目地を形成するようにモルタルを介して敷設する工程と、
    前記複数の隣接するタイルが3枚以上のタイルにより規定される目地を形成する場合は、前記敷設する工程において、下部受け部材をこれらの3枚以上のタイルの下面の下に配置する工程と、
    前記調節装置について前記所定の幅の目地を通過可能な係合部材を備える細軸を挿入可能な向きにして前記所定の幅の目地に挿入する工程と、
    前記調節装置の太軸により、前記複数のタイルの下面側に出された前記係合部材が前記隣接するタイルの下面又は前記下部受け部材若しくは係合アタッチメントに係合可能な向きにする工程と、
    前記調節装置の係合移動部材を回して当接部材をタイル表面方向に押す工程と、及び
    前記隣接する複数のタイルの表面を前記当節部材の当接面に押し付けることにより前記隣接する複数のタイルの表面を合わせる工程と、を含む調節方法。
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