JP3147482U - 転造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のローラーダイスのピッチ合わせ作業を初心者でも目で見ながら簡単容易に行える転造装置を提供する。
【解決手段】ブランクBの外周面に複数のローラーダイス4…により圧力を加え、ブランクB外周にねじ山を成形する転造装置において、ダイス支持軸の先端部にスプラインを形成する一方、ローラーダイス4を円筒形状とし、その内周面に上記スプラインに嵌合可能なスプライン溝を設けて、ダイス支持軸側スプラインへのローラーダイス4側スプライン溝の嵌合位置を選択することにより各ローラーダイス4…同士のピッチ合わせをダイス支持軸の先端部側で調整できるように構成し、かつ、選択した嵌合位置にて蓋体43とダイス支持軸とを締結してローラーダイス4とダイス支持軸とを一体化する蓋取付ボルト45を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】ブランクBの外周面に複数のローラーダイス4…により圧力を加え、ブランクB外周にねじ山を成形する転造装置において、ダイス支持軸の先端部にスプラインを形成する一方、ローラーダイス4を円筒形状とし、その内周面に上記スプラインに嵌合可能なスプライン溝を設けて、ダイス支持軸側スプラインへのローラーダイス4側スプライン溝の嵌合位置を選択することにより各ローラーダイス4…同士のピッチ合わせをダイス支持軸の先端部側で調整できるように構成し、かつ、選択した嵌合位置にて蓋体43とダイス支持軸とを締結してローラーダイス4とダイス支持軸とを一体化する蓋取付ボルト45を設けた。
【選択図】図1
Description
本考案は、ブランクの外周面に等間隔おいて配置される複数個のローラーダイスと、先端部にローラーダイスを一体回転可能に支持し、かつ基端部にジョイント軸を介して動力伝達ギヤ軸に連結されるダイス支持軸と、上記各ローラーダイスの配列中心部においてブランクを所定位置に支持する支持部材を備え、ブランクの外周面にローラーダイスにより圧力を加え、ブランク外周にねじ山を形成する転造装置に関するものである。
従来、この種の転造装置は、ブランクの外周面に等間隔おいて配置される例えば3個のローラーダイスと、これらローラーダイスの配列中心部においてブランクを所定位置に支持する支持部材を備え、押出ロッド(支持部材)の先端面にブランクを載置した状態で、各ローラーダイスを回転させながら各ダイスを同時にその配列中心部に向かって移動させ、ブランクの外周面に各ローラーダイスを同時に圧接させることによりブランクの外周にねじ山を成形するようになされている。
そして、図5に示すように、各ローラーダイスAは、基端部がジョイント軸(図示せず)を介して動力伝達ギヤ軸側に連結されるダイス支持軸Bの先端部に、三日月キーCを介して一体回転可能に結合支持されると共に、蓋ボルトDによりダイス支持軸BとローラーダイスAとが離脱しないよう一体的に固定されていた。
ところで、上記した従来の転造装置のように、ローラーダイスAをダイス支持軸Bの先端部に、三日月キーCを介して一体回転可能に結合支持する構造にあっては、各ローラーダイスA…同士のピッチ合わせを行う場合、ダイス支持軸Bの基端部をジョイント軸に連結するにあたって、各ローラーダイス同士のピッチが一致するよう両者の連結時の組み付け角度を微調整しながら連結することになる。しかし、このピッチ合わせの微調整はダイス支持軸Bの基端部、つまりローラーダイスから離れた位置において行うことになり、ダイス支持軸Bの基端部をジョイント軸に連結する度にダイス支持軸Bの先端部側で離れた位置にある各ローラーダイスA…同士のピッチ具合を確認することが必要となる。そのため、その調整作業が非常にやりにくいばかりか、目安がないため熟練者でも何回も試行錯誤して調整する必要があり、手間を要すると共に初心者にはその調整が困難となる問題を有していた。
そこで、本考案は、複数のローラーダイスのピッチ合わせ作業をダイス支持軸のローラーダイス取付部分において目で見ながら初心者でも簡単容易に行うことのできる転造装置の提供を課題とする。
上記問題を解決するため本願の請求項1記載の考案は、ブランクの外周面に等間隔おいて配置される複数個のローラーダイスと、先端部にローラーダイスを一体回転可能に支持し、かつ基端部にジョイント軸を介して動力伝達ギヤ軸に連結されるダイス支持軸と、上記各ローラーダイスの配列中心部においてブランクを所定位置に支持する支持部材を備え、ブランクの外周面にローラーダイスにより圧力を加え、ブランク外周にねじ山を形成する転造装置において、ダイス支持軸の先端部にスプラインを形成する一方、ローラーダイスを円筒状とし、その内周面に上記スプラインに嵌合可能なスプライン溝を設けて、ダイス支持軸側スプラインへのローラーダイス側スプライン溝の嵌合位置を選択することにより各ローラーダイス間のピッチ合わせをダイス支持軸の先端部側で調整可能に構成し、かつ、選択した嵌合位置にて蓋体とダイス支持軸とを締結してローラーダイスとダイス支持軸とを一体化する蓋取付ボルトを備えていることを特徴とする。
また、本願の請求項2記載の考案は、請求項1記載の構成おけるローラーダイスを、外周にねじ山を有し上下両端部に上下二つの凹所する円筒状のダイス本体と、内面にダイス支持軸のスプラインに嵌合可能なスプライン溝を有しかつ上記下側凹所に嵌合する鍔部を有するブッシュと、上記上側凹所に嵌合可能な蓋体と、これらダイス本体とブッシュと蓋体を締結する締結ボルトとから構成したことを特徴とする。
本考案によれば、上記した構成により各ローラーダイスのピッチ合わせを行う場合、ダイス支持軸側スプラインへのローラーダイス側スプライン溝の嵌合位置を選択することにより、ダイス支持軸の先端部側で行うことができる。これにより、従来のように各ローラーダイスのピッチ合わせをダイス支持軸の基端部のジョイント軸への連結時にそのダイス支持軸の基端部側で行わなくてもよい。その結果、隣合う各ローラーダイス同士のピッチ具合を直接目で見て確認することができ、そのピッチが合った時に締結すれば完了できるため、その調整が初心者でも簡単容易に行うことができる。
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また、ローラーダイスを、上記したように外周にねじ山を有するダイス本体と、内面にスプライン溝を有するブッシュと、蓋体と、これらダイス本体とブッシュと蓋体を一つに締結する締結ボルトとにより構成にすれば、外周にねじ山を有し、内面にスプライン溝を有するローラーダイスを簡単容易に形成することができるのでこのましい。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本考案の転造装置の要部の平面図を示し、この転造装置1を構成するガイドプレート2の中心部位には、円筒状のブランクBを所定位置に支持する支持兼押出ロッド3が設けられ、押出ロッド3はシリンダー等の押出機構(図示せず)による出退動作に連動して上下動するようになっている。押出ロッド3の周りには、3個のローラーダイス4…が押出ロッド3の中心を基準として120°の等間隔おいて配置されている。
各ローラーダイス4…は、図3及び図4に示すようにそれぞれ下方から延びる3個のダイス支持軸5…の上端部に一体回転可能に支持されている。ダイス支持軸5…の基部端には、図示していないが、適宜ジョイント軸を介してそれぞれ動力伝達ギヤ軸に連結され、各動力伝達ギア軸は共通のピニオンギヤに噛合し、ピニオンギヤは駆動モータに連動連結されている。この駆動モータが駆動することにより、ピニオンギヤ、各動力伝達ギア軸、ジョイント軸を介してダイス支持軸5…が同時に回転するようになっている。
また、各ダイス支持軸5…には、それぞれ軸受6…を介して水平方向に延びるアーム7…が連結されている。各アーム7…は押出ロッド3の中心から放射状に延びる方向(図では水平方向)に摺動可能に支持され、かつ、図示しない適宜移動手段により、各アーム7…つまり各ローラーダイス4…を同じタイミングで押出ロッド3の中心側に出退移動可能に設けられている。つまり、ローラーダイス4…を回転させた状態で各アーム7…を押出ロッド3の中心に向かって前進移動させ、ブランクBの外周面に各ローラーダイス4…を同時に圧接させることによりブランクBの外周にねじ山bを転造により成形して図2示すような外周にねじ山bを有する環状成形品Sを製造するようになっている。また、ねじ山bの成形後は、各アーム7…を図1に示す矢印方向とは反対側に後退移動させて、各ローラーダイス4…を環状成形品Sから離れた放射方向外方の待機位置に移動させる一方、押出ロッド3を前進移動させて転造された環状成形品Sを各ローラーダイス4…外方に押し出すようになっている。
そして、各ダイス支持軸5…の上端部に各ローラーダイス4…を一体回転可能に支持するに際し、各ダイス支持軸5…の上端部にて各ローラーダイス4…のピッチ合わせが行える支持構造としたのである。
具体的には、図3及び図4に示すようにダイス支持軸5の先端部にスプライン5aを形成する一方、ローラーダイス4を、外周にねじ41aを有し、上下両端部に上下二つの凹所41b,41cする筒状のダイス本体41と、内面に上記スプライン5aに嵌合可能なスプライン溝42aを有し、下側凹所41bに嵌合する鍔部42bを有するブッシュ42と、上側凹所41cに嵌合可能な蓋体43とから構成して、ダイス本体41内にブッシュ42を下側からその鍔部42bが下側凹所41bに嵌合するよう嵌め込み、またダイス本体41の上側凹部41cに蓋体43を嵌め込んだ状態で、これらダイス本体41、ブッシュ42、蓋体43を同時に一体的に締結する複数の締結ボルト44…とから構成している。そして、図4に示すようにダイス本体41、ブッシュ42、蓋体43を一体的に締結したローラーダイス4側スプライン溝42aのダイス支持軸5側スプライン5aへの嵌合位置を選択するにより各ローラーダイス4…間のピッチ合わせをダイス支持軸5…の先端部側で調整可能にする一方、選択した嵌合位置にて蓋体43とダイス支持軸5とを締結してローラーダイス4とダイス支持軸5とを一体化する蓋取付ボルト45を設けたのである。
次に上記のように構成された転造装置の作用について説明する。
まず、各ローラーダイス4…を押出ロッド3の中心に対して放射方向外方の待機位置に位置させた状態に保持し、この状態のもとで筒状のブランクBを押出ロッド3上に挿入して載置する。
次に、ローラーダイス4…を回転させた状態で各アーム7…を押出ロッド3の中心に向かって前進移動させ、ブランクBの外周面に各ローラーダイス4…を同時に圧接させる。これによりブランクBの外周にねじ山bを成形して図2示すような外周にねじ山bを有する環状成形品Sを製造する。ねじ山bの成形が終了すると、各アーム7…を元の放射方向外方の待機位置に後退移動させると共に、押出ロッド3を前進移動させて環状成形品Sを各ローラーダイス4…から外部に押し出し排出してその一転造作業を終える。
そして、各ローラーダイス4…のピッチ合わせを行う場合には、図3に示すように蓋取付ボルト45をダイス支持軸5から外し、そのうえでダイス支持軸5からローラーダイス4を上方に引抜く。その後、引抜いたローラーダイス4を回転させて、ダイス支持軸5側スプライン5aへのローラーダイス4側スプライン溝42aの嵌合位置を選択する。これによりダイス攴持軸5の先端部側で各ローラーダイス4…のピッチ合わせを直接目で見て確認しながら容易に行うことができる。そして、そのピッチが合った時に蓋取付ボルト45によりローラーダイス4をダイス支持軸5に締結すれば完了できる。これにより、そのピッチ調整が初心者でも簡単容易に行うことができる。
また、ローラーダイス4を、上記したように外周にねじ41aを有するダイス本体41と、内面にスプライン溝42aを有する鍔部42b付きブッシュ42と、蓋体43と、これらダイス本体41とブッシュ42と蓋体43を一つに締結する締結ボルト44…とにより構成しているので、ローラーダイス4を複数の部品の組合せ構成により簡単容易に形成することができる。
なお、上記した実施の形態ではブランクBとして薄肉の円筒状のものを用いたけれども、中実円柱状のものであってもよい。また、ねじ山bはブランクBの外周の全長にわたって成形する他、部分的に成形するようにしてもよい。さらに、ローラーダイスは水平状に配設する他、直立状に配設してもよい。
1 転造装置
2 ガイドプレート
3 押出ロッド(支持部材)
4 ローラーダイス
5 ダイス支持軸
41 ダイス本体
41a ねじ
41b 下側凹所
41c 上側凹所
42 ブッシュ
42a スプライン溝
42b 鍔部
43 蓋体
44 締結ボルト
45 蓋取付ボルト
B ブランク
b ねじ
S 環状成形品
2 ガイドプレート
3 押出ロッド(支持部材)
4 ローラーダイス
5 ダイス支持軸
41 ダイス本体
41a ねじ
41b 下側凹所
41c 上側凹所
42 ブッシュ
42a スプライン溝
42b 鍔部
43 蓋体
44 締結ボルト
45 蓋取付ボルト
B ブランク
b ねじ
S 環状成形品
Claims (2)
- ブランクの外周面に等間隔おいて配置される複数個のローラーダイスと、先端部にローラーダイスを一体回転可能に支持し、かつ基端部にジョイント軸を介して動力伝達ギヤ軸に連結されるダイス支持軸と、上記各ローラーダイスの配列中心部においてブランクを所定位置に支持する支持部材を備え、ブランクの外周面にローラーダイスにより圧力を加え、ブランク外周にねじ山を形成する転造装置において、ダイス支持軸の先端部にスプラインを形成する一方、ローラーダイスを円筒状とし、その内周面に上記スプラインに嵌合可能なスプライン溝を設けて、ダイス支持軸側スプラインへのローラーダイス側スプライン溝の嵌合位置を選択することにより各ローラーダイス間のピッチ合わせをダイス支持軸の先端部側で調整可能に構成し、かつ、選択した嵌合位置にて蓋体とダイス支持軸とを締結してローラーダイスとダイス支持軸とを一体化する蓋取付ボルトを備えていることを特徴とする転造装置。
- ローラーダイスを、外周にねじ山を有し上下両端部に上下二つの凹所する円筒状のダイス本体と、内面にダイス支持軸のスプラインに嵌合可能なスプライン溝を有しかつ上記下側凹所に嵌合する鍔部を有するブッシュと、上記上側凹所に嵌合可能な蓋体と、これらダイス本体とブッシュと蓋体を締結する締結ボルトとから構成したことを特徴とする請求項1記載の転造装置。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3147482U true JP3147482U (ja) | 2009-01-08 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015139794A (ja) * | 2014-01-28 | 2015-08-03 | 高橋金属株式会社 | プレス装置 |
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JP2015139794A (ja) * | 2014-01-28 | 2015-08-03 | 高橋金属株式会社 | プレス装置 |
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