JP3147431B2 - 振動ふるい装置 - Google Patents

振動ふるい装置

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JP3147431B2 JP25969791A JP25969791A JP3147431B2 JP 3147431 B2 JP3147431 B2 JP 3147431B2 JP 25969791 A JP25969791 A JP 25969791A JP 25969791 A JP25969791 A JP 25969791A JP 3147431 B2 JP3147431 B2 JP 3147431B2
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丈義 野中
輝男 堀内
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神鋼電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ふるい網を直接に振動
させるためのふるい網用振動発生装置を備えた振動ふる
い装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この振動ふるい装置は、ふるい網が張設
されたトラフと、このトラフを加振させるための主振動
発生装置と、トラフに張設されたふるい網を直接に加振
させるためのふるい網用振動発生装置とを備え、前記主
振動発生装置によりトラフ全体を加振すると同時に、前
記ふるい網用振動発生装置によりふるい網を直接に加振
して材料のふるい選別を行う構成である。ふるい網用振
動発生装置によりふるい網を直接に加振すると、ふるい
装置としての選別能力が高められる。そして、このふる
い網用振動発生装置は、前記トラフの底板部の下面に振
動源を内蔵したケ−シングが固定され、このケ−シング
に弾性部材を介して加振ロッドの基端部が前記ふるい網
に対してほぼ垂直となって連結され、この加振ロッドの
先端部がトラフの底板部を貫通してふるい網に固定され
た構成であり、ケ−シングに内蔵された振動源により加
振ロッドをその軸方向に振動させて、ふるい網を直接に
振動させている。
【0003】このように、加振ロッドは、その下端部が
トラフの底板部の下面に固定されたケ−シングに弾性部
材を介して連結され、その上端部がふるい網に固定され
ているために、このケ−シングに内蔵された振動源によ
り加振ロッドが軸方向に振動する際に、この加振ロッド
がその下端部を中心にして横振れする。加振ロッドの横
振れは、その上端に向かうに従って拡大される。ふるい
選別中において加振ロッドの横振れが繰り返して生ずる
と、その上端部を固定している部分のふるい網が破損さ
れる。このようにしてふるい網が破損されると、ふるい
網の寿命が短くなると共に、ふるい網上を振動作用によ
り搬送されている被選別材料の一部がふるい網により選
別されないままその破損部から下方に落下して、ふるい
網の選別精度が低下する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ふるい網用
振動発生装置を備えた振動ふるい装置において、ふるい
網用振動発生装置を構成している加振ロッドの横振れを
防止又は抑制することにより、ふるい網の破損をなくし
て、ふるい網の寿命を長くすると同時に、振動ふるい装
置としての選別精度の低下を防止することを課題として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の採用した手段は、ふるい網用振動発生装置を
構成している加振ロッドの軸方向への振動を許容して、
その横振れを抑制させるための弾性筒状部材を該加振ロ
ッドの下端部とケ−シングとの間に介装したことであ
る。
【0006】
【発明の作用】ケ−シングに内蔵された振動源により加
振ロッドの吸引とその開放が繰り返されると、この加振
ロッドとケ−シングとの間に介装されている弾性筒状部
材は、その内周部が外周部に対して軸心方向に往復微動
して剪断変形を繰り返す。これによって、加振ロッド
は、その軸方向に支障なく振動するが、この弾性筒状部
材が障害となって、その基端部の横振れが抑制される。
加振ロッドの上端部には、その基端部の横振れが拡大し
て生ずるが、この加振ロッドの下端部の横振れが抑制さ
れるために、ふるい網に固定しているその上端部の横振
れは、著しく抑制されて、ふるい網における加振ロッド
の上端部の固定部分の破損が防止される。
【0007】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。最初に、振動ふるい装置の全体構成の概略につ
いて説明し、次に本発明に係るふるい網用振動発生装置
の部分について詳細に説明する。図1は、本発明に係る
振動ふるい装置の正面図であり、図2は、同じく右側面
図であり、図3は、同じく平面図であり、図4は、図3
のX−X線拡大断面図であり、図5は、図4のY−Y線
拡大断面図である。基板1に、前後1対ずつの計2対の
支柱2a,2bが立設され、各支柱2a,2bの上端部
に防振バネ3を介してトラフ4が前傾姿勢で装着されて
いる。このトラフ4の底板部4aには電動機取付板5が
一体に設けられ、図2に示されるように、この電動機取
付板5に、一対の振動電動機6がトラフ4の幅方向に沿
って所定の間隔をおいて装着されている。この一対の振
動電動機6は、トラフ4の後側(被選別材料の流れから
見るとその上流側)に装着されて、トラフ4全体を加振
させる。
【0008】図4に示されるように、ふるい網7の幅
は、トラフ4の幅よりも僅かに小さくて、その幅方向の
両端部に取付けられた補強用の当板8は、内方であっ
て、しかも斜め上方に向かって折り曲げられて、フック
9に引っ掛けられている。このフック9をトラフ4の外
側において引張ボルト11と引張バネ12とで、側板部
4bの内側に引張り込むことによって、ふるい網7に幅
方向の張力を加えている。図1及び図3に示されるよう
に、トラフ4の底板部4aの前端部には、第1及び第2
の各排出口13,14が設けられている。第1及び第2
の各排出口13,14からは、ふるい網7を通過した材
料、及び通過しなかった材料がそれぞれ排出される。ト
ラフ4の開口は、蓋体15により覆われており、この蓋
体15に被選別材料をトラフ4内に投入するための投入
口16が設けられている。
【0009】また、本発明に係る振動ふるい装置は、ふ
るい網7を直接に加振させるための複数台のふるい網用
振動発生装置17を備えている。この実施例では、被選
別材料の移動方向Pに沿った同一位置に、ふるい網7の
幅方向に所定の間隔をおいて2台1組となって2組設け
られ、更に各組の間に1台設けられて、合計5台のふる
い網用振動発生装置17が設けられている。
【0010】次に、図6ないし図8を参照にして、この
ふるい網用振動発生装置17について説明する。ケ−シ
ング18を構成している下ケ−シング部18aに振動源
である電磁石19が内蔵されて、その底板部に固定され
ている。上ケ−シング部18bの内部に板バネ20が取
付けられ、一対の板材21a,21bがこの板バネ20
を上下から挟んでいて、上方の板材21aに加振ロッド
22の下端部が固着され、下方の板材21bに可動コア
23が固着され、この可動コア23は前記電磁石19の
鉄心24に所定の隙間をおいて上下に対峠している。従
って、電磁石19の鉄心24に巻回されているコイル2
5に交流が流れると、この鉄心24が前記可動コア23
を交互に吸引・開放して、加振ロッド22にその軸方向
に沿った振動を生じさせる。
【0011】上ケ−シング部18bの上面には、加振ロ
ッド22と同心となって筒状ハウジング26がボルト2
7により一体に取付けられ、この筒状ハウジング26の
内周面と加振ロッド22の外周面との間に弾性筒状部材
28が介装されている。この実施例の弾性筒状部材28
は、図8に示されるように、ゴム円筒体28aの内周面
に薄肉金属製の内円筒体28bを固着し、その外周面に
同じく薄肉金属製の二つ割り状の外円筒体28cを固着
した構成である。弾性筒状部材28の装着状態におい
て、内円筒体28bの上端面は、加振ロッド22の螺子
部22aに螺合されたナット30で押し付けられて、そ
の下端面は加振ロッド22の段差部に当接している。一
方、弾性筒状部材28の外円筒体28cは、その上端面
が前記筒状ハウジング26の内フランジ26aに当接し
て、上下動が阻止されている。
【0012】上記した構造のふるい網用振動発生装置1
7は、以下のようにしてトラフ4に装着されている。即
ち、図4及び図5に示されるように、トラフ4の底板部
4aの裏面に断面コの字形の一対のアングル材29が所
定の間隔をおいて該トラフ4の幅方向に沿って固着さ
れ、この一対のアングル材29にふるい網用振動発生装
置17のケ−シング18がボルト31を介して固定さ
れ、上ケ−シング部18bに取付けられた筒状ハウジン
グ26が一対のアングル材29の間に収まっている。加
振ロッド22は、トラフ4の底板部4aに設けた穴32
を貫通してトラフ4内に入り込み、その上端部がふるい
網7に固定され、この固定部分の詳細が図7に示されて
いる。ふるい網7にはボルト挿通穴33が設けられて、
この部分の裏面にふるい網7を保護するための補強リン
グ34が一体にろう付けされている。加振ロッド22の
上端面は、前記補強リング34に当接していて、ふるい
網7の上面に座板35と網押え36が配置され、この網
押え36と、座板35と、ふるい網7と、加振ロッド2
2とが、この順序で網押えボルト37で一体にされ、こ
れにより加振ロッド22の上端部がふるい網7に固定さ
れている。また、加振ロッド22の上端部には、網下座
38と、防塵キャップ39と、防塵ゴム取付座41とが
この順序で嵌め込まれ、網下座38が網下に固着した補
強リング34にナット42により押し付けられている。
図5に示されるように、トラフ4の穴32を形成して立
ち上がった筒状部43と前記防塵ゴム取付座41とに防
塵ゴム44が覆い被せられる。これにより、ふるい網7
を通過して落下した材料が、トラフ4の底板部4aに設
けた穴32を通って外部に漏れ出なくなる。
【0013】そして、主振動発生装置である振動電動機
6を起動させてトラフ4全体に矢印Qの方向(図1参
照)の直線振動を加えると同時に、各ふるい網用振動発
生装置17の起動により、その加振ロッド22に軸方向
の直線振動を生じさせて、ふるい網7に直接に上下方向
の振動を加えると、トラフ4内に投入された被選別材料
はふるい網7の上を振動作用と傾斜作用の双方により搬
送されながら選別される。ふるい網7の編目を通ってト
ラフ4の底板部4aに落下した材料は、そのまま搬送さ
れて第1の排出口13から排出されると共に、ふるい網
7の終端に至るまで編目から落下しなかった材料は、こ
のふるい網7の終端において落下し、第2の排出口14
から排出され、これにより材料の選別が行われる。
【0014】ふるい網用振動発生装置17において、電
磁石19による加振ロッド22の吸引とその開放が繰り
返されると、この加振ロッド22と筒状ハウジング26
との間に介装されている弾性筒状部材28は、その内周
部が外周部に対して軸心方向に往復微動して剪断変形を
繰り返す。これにより、加振ロッド22はその軸方向に
沿って支障なく振動するが、前記弾性筒状部材28の存
在によって、加振ロッド22の基端部の横振れが抑制さ
れる。即ち、弾性筒状部材28を構成しているゴム円筒
体28aは、その半径方向に圧縮されることはあるが、
その圧縮量は僅かであって、弾性筒状部材28を設けな
い場合に比較すれば、加振ロッド22の基端部の横振れ
は著しく抑制されるのである。加振ロッド22の上端部
の横振れは、基端部の横振れが拡大されて生ずるのであ
るが、この基端部の横振れが抑制されて殆ど生じないの
で、ふるい網7に固定している加振ロッド22の上端部
の横振れも抑制される。このため、従来においては、加
振ロッド22の上端部の横振れによって、ふるい網7に
設けたボルト挿通用の穴32の部分からふるい網7が破
損されることがあったが、上記した理由によってこれが
防止される。
【0015】上記した弾性筒状部材28は、その内外周
面をそれぞれ薄金属製の内円筒体28bと外円筒体28
cとで覆っているので、長期間の使用によっても損耗し
ない利点があるが、本発明における弾性筒状部材は、こ
の構造に限定されず、全体を弾性材で構成したものでも
よい。
【0016】
【発明の効果】本発明は、ふるい網用振動発生装置を構
成している加振ロッドの下端部とケ−シングとの間に弾
性筒状部材を介装してあるので、加振ロッドの軸方向へ
の振動を許容して、その基端部の横振れを防止又は抑制
できる。このため、加振ロッドの上端部の横振れが抑制
されて、ふるい網における加振ロッドの先端部を固定し
ている部分の破損を防止でき、ふるい網の寿命が長くな
ると共に、長期間にわたって振動ふるい装置としての選
別精度を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動ふるい装置の正面図である。
【図2】同じく右側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】図3のX−X線拡大断面図である。
【図5】ふるい網用振動発生装置17の一部を破断した
図4のY−Y線拡大断面図である。
【図6】ふるい網用振動発生装置の縦断面図である。
【図7】ふるい網用振動発生装置の上端部の拡大断面図
である。
【図8】弾性筒状部材28の破断斜視図である。
【符号の説明】 4:トラフ 4a:トラフの底板部 6:振動電動機(主振動発生装置) 7:ふるい網 17:ふるい網用振動発生装置 18:ケ−シング 19:電磁石(振動源) 20:板バネ(弾性部材) 22:加振ロッド 26:筒状ハウジング 28:弾性筒状部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B07B 1/00 - 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ふるい網が張設されたトラフと、このト
    ラフを加振させるための主振動発生装置と、トラフに張
    設されたふるい網を直接に加振させるためのふるい網用
    振動発生装置とを備え、このふるい網用振動発生装置
    は、前記トラフの底板部の下面に振動源を内蔵したケ−
    シングが固定され、このケ−シングに弾性部材を介して
    加振ロッドの下端部が前記ふるい網に対してほぼ垂直と
    なって連結され、この加振ロッドの上端部はトラフの底
    板部を貫通してふるい網に固定された構成であり、前記
    主振動発生装置によりトラフ全体を加振すると同時に、
    前記ふるい網用振動発生装置によりふるい網を直接に加
    振して材料のふるい選別を行う構成の振動ふるい装置に
    おいて、前記加振ロッドの軸方向への振動を許容して、
    その横振れを抑制させるための弾性筒状部材を該加振ロ
    ッドの下端部と前記ケ−シングとの間に介装したことを
    特徴とする振動ふるい装置。
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