JP3147409U - アンダーウエア - Google Patents
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Abstract
【課題】身体の動きを制限することなく、また美観を損なうことなく、着用するだけで姿勢を矯正できるアンダーウエアを提供する。
【解決手段】アンダーウエア1は、肩線、袖ぐり、脇部5を有する前身頃と、肩線3bおよび脇部5で前身頃と連結している後身頃3よりなる伸縮性生地で形成されている。前身頃には、袖ぐりに沿わせて前側パワーネット帯を縫合し、後身頃3には、一方のパワーネット帯7と他方のパワーネット帯8が中央で交叉するようにX字状に縫合され、一方のパワーネット帯7の脇部側を前側パワーネット帯の脇部側に連結すると共に肩線側を肩線に連結し、他方のパワーネット帯8の脇部側を前側パワーネット帯の脇部側に連結すると共に肩線側を肩線に連結し、一方のパワーネット帯7と他方のパワーネット帯8の長手方向寸法を後身頃3の脇部側から肩線側に至る寸法と同じに設定する。
【選択図】図2
【解決手段】アンダーウエア1は、肩線、袖ぐり、脇部5を有する前身頃と、肩線3bおよび脇部5で前身頃と連結している後身頃3よりなる伸縮性生地で形成されている。前身頃には、袖ぐりに沿わせて前側パワーネット帯を縫合し、後身頃3には、一方のパワーネット帯7と他方のパワーネット帯8が中央で交叉するようにX字状に縫合され、一方のパワーネット帯7の脇部側を前側パワーネット帯の脇部側に連結すると共に肩線側を肩線に連結し、他方のパワーネット帯8の脇部側を前側パワーネット帯の脇部側に連結すると共に肩線側を肩線に連結し、一方のパワーネット帯7と他方のパワーネット帯8の長手方向寸法を後身頃3の脇部側から肩線側に至る寸法と同じに設定する。
【選択図】図2
Description
本考案は、着用することにより上半身の姿勢を矯正させるアンダーウエアに関する。
背が丸まっている姿勢を矯正するための衣類は、例えば、特開平11−158712号公報(特許文献1)や特開平9−75383号公報(特許文献2)が知られている。
特開平11−158712号公報
特開平9−75383号公報
しかし、上記の特許文献に開示されているものは、姿勢を矯正させるために、衣類に伸縮部材からなるたすき形成部材を設けるもの、或いは、伸縮性のある交差ベルトを人体の背中にて交差させて装着するものである。これらの矯正部材は、衣類と一体ではなく、しかも、たすき形成部材や交差ベルトの厚さが厚いために、運動時の動きが制限されることがあり、また、上着を装着したときにも外部から矯正部材が見えてしまい、美観が損なわれるため、装着する場所が制限される問題があった。
本考案は、身体の動きを制限することなく、また美観を損なうことなく、着用するだけで姿勢を矯正できるアンダーウエアを提供するものである。
本考案は、身体の動きを制限することなく、また美観を損なうことなく、着用するだけで姿勢を矯正できるアンダーウエアを提供するものである。
本考案のアンダーウエアは、少なくとも肩線、袖ぐり、脇部を有する前身頃と、肩線および脇部で前身頃と連結している後身頃よりなる伸縮性生地で形成されていて、上記前身頃には、上記袖ぐりに沿わせて所定幅の前側パワーネット帯を縫合し、上記後身頃には、一方のパワーネット帯と他方のパワーネット帯が中央で交叉するようにX字状に縫合され、一方のパワーネット帯の脇部側を上記前側パワーネット帯の脇部側に連結すると共に肩線側を肩線に連結し、他方のパワーネット帯の脇部側を上記前側パワーネット帯の脇部側に連結すると共に肩線側を肩線に連結し、上記一方のパワーネット帯と他方のパワーネット帯の長手方向の寸法は、上記後身頃の脇部側から肩線側に至る寸法と同じに設定するように構成している。
また、上記アンダーウエアは、両側の脇部の下端から袖ぐりに向けて一対の脇部パワーネット帯を各々縫合し、この脇部パワーネット帯は上記脇部の下端から袖ぐりに向けて漸次幅狭に形成すると共に、脇部パワーネット帯と伸縮性生地の縫合面積を同じに設定するように構成している。
本考案によるアンダーウエアは、適度の締め付けによる緊締部の緊締力が身体の動きを制限することなく、背筋を延ばすように矯正することにより姿勢を矯正でき、しかも、上着を装着した場合であっても、美観を維持することができる。また、両側の脇部に脇部パワーネット帯を各々縫合することにより、腹部を適度の締め付けることから、例えばメタボリックシンドロームを徐々に矯正できる。
以下、本考案を実施するための最良の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本考案のアンダーウエア1の正面図、図2はアンダーウエア1の背面図である。アンダーウエア1は前身頃2と後身頃3と両袖4を備えている。前身頃2は襟ぐり2cと袖4を連結する袖ぐり2a、後身頃3に連結する肩線2bを有している。後身頃3は前身頃2の襟ぐり2cに連絡する後身頃3の襟ぐり3c、袖4を連結する袖ぐり3a、前身頃2に連結する肩線3bを有している。
前身頃2および後身頃3と袖4は、伸縮性を有する木綿、羊毛などの動植物繊維、或いは、ナイロン、テトロン等の合成繊維等が使用され、好ましくは、綿にポリウレタン、スパンテック素材などの素材を加えることにより伸縮性を増加させた生地が良い。
上記前身頃2の両側の袖ぐり2aには、図1に示すように、袖4側に沿わせて、例えば3〜8cmとした所定幅の前側パワーネット帯6が少なくとも両端縁で縫合されている。各々の前側パワーネット帯6の端部は、肩線2bおよび脇部5まで達している。この前側パワーネット帯6の長手方向の寸法は、袖ぐり2aの寸法と同じに設定している。このため、前側パワーネット帯6を縫合することによって、自由状態で前身頃2が縮むことはない。ここで、パワーネットとはナイロン等にポリウレタン弾性繊維を交編したストレッチパワーを有する細かいネット状の編み物であり、伸びた後にキックバックする性質を備えている。
上記後身頃3には、図2に示すように、一方のパワーネット帯7と他方のパワーネット帯8が後身頃3の中央で交叉させたX字状に縫合されている。一方のパワーネット帯7は、脇部側が前側パワーネット帯6の脇部側に連結され、肩線側が前側パワーネット帯6の肩線側に連結されている。また、他方のパワーネット帯8は、脇部側が前側パワーネット帯6の脇部側に連結され、肩線側が前側パワーネット帯6の肩線側に連結されている。これら一方のパワーネット帯7と他方のパワーネット帯8は、図3に示すように、長手方向の寸法が後身頃3の脇部5側から肩線側2bに至る寸法Lと同じに設定されている。このため、一方のパワーネット帯7と他方のパワーネット帯8を後身頃3に縫合することによって、自由状態で後身頃3が縮むことはない。また、一方のパワーネット帯7と他方のパワーネット帯8の幅は、およそ3〜8cmに設定することが望ましい。
なお、後身頃3に縫合するパワーネット帯は、上述したように、一方のパワーネット帯7と他方のパワーネット帯8の2枚のパワーネット帯を縫合する他、予め、図2に示すような中央で交叉するX字状に形成した1枚のパワーネット帯を後身頃3に縫合するようにしても良い。また、一方のパワーネット帯7と他方のパワーネット帯8の2枚のパワーネット帯を中央で交叉するようにX字状に縫合した後、後身頃3に縫合するようにしても良い。
このように、前側パワーネット帯6および一方のパワーネット帯7と他方のパワーネット帯8を縫合したアンダーウエア1を使用者が着用すると、背筋を伸ばした正しい姿勢のときは、後身頃3の一方のパワーネット帯7と他方のパワーネット帯8が伸ばされることがないので、一般周知のアンダーウエアを着用したときと同様の状態となる。ところが、図4における二点鎖線で示すように、猫背状態の悪い姿勢になると、後身頃3の一方のパワーネット帯7と他方のパワーネット帯8が伸ばされることから、図5に示すように、後身頃3がキックバックするために適度な締め付けが生じ、図4における実線で示すように、背筋を伸ばした正しい姿勢に引き戻される。このため、使用者は締め付けが生じないように背筋を伸ばした正しい姿勢に戻そうとする意識が働き、常に正しい姿勢を維持することができる。
このアンダーウエア1を女性Wが着用した場合は、正しい姿勢に戻されるために、図4に示すように、矢示のように、胸が前方に出ることからバストアップ状態を得ることができる。また、ゴルフ用アンダーウエアとして好適に用いることができる。ゴルフにおいては、理想のスイングイメージを作るために背筋を伸ばして身体の軸芯を直線的にすることにより、アドレスからテイクバック、スイングと一連の動きが軸芯を中心に捻転することが大事である。本考案によるアンダーウエア1を着用した場合、猫背状態で軸芯が曲がったときには、パワーネット帯のキックバック作用によって正しい姿勢に引き戻されることから、軸芯を直線的に矯正するので、理想のゴルフフォームへの意識づけを容易に行うことができる。また、パワーネットは細かいネット状の編み物のため通気性を有しているので、運動を行うことによる発汗を通過させて外へ放出させることができ、ムレを防止することができる。
図1及び図2において、前身頃2と後身頃3の脇部5には、脇部パワーネット帯9が各々縫合されている。この脇部パワーネット帯9は、下端から袖ぐり2aに向けて漸次幅狭に形成されていて、略三角形状をなしている。また、脇部パワーネット帯9とアンダーウエア1の伸縮性生地の縫合面積を同じに設定している。
このように、両側の脇部5に脇部パワーネット帯9を各々縫合すると、使用者の腹部を適度の締め付けるのでウエストサイズを減少させ、例えばメタボリックシンドロームを徐々に矯正することができる。
本考案は、アンダーウエアに適用可能である。
1 アンダーウエア
2 前身頃
2a 袖ぐり
2b 肩線
3 後身頃
3a 袖ぐり
3b 肩線
4 袖
5 脇部
6 前側パワーネット帯
7 一方のパワーネット帯
8 他方のパワーネット帯
9 脇部パワーネット帯
2 前身頃
2a 袖ぐり
2b 肩線
3 後身頃
3a 袖ぐり
3b 肩線
4 袖
5 脇部
6 前側パワーネット帯
7 一方のパワーネット帯
8 他方のパワーネット帯
9 脇部パワーネット帯
Claims (3)
- 少なくとも肩線、袖ぐり、脇部を有する前身頃と、肩線および脇部で前身頃と連結している後身頃よりなり伸縮性生地で形成されているアンダーウエアであって、
上記前身頃には、上記袖ぐりに沿わせて所定幅の前側パワーネット帯を縫合し、
上記後身頃には、一方のパワーネット帯と他方のパワーネット帯が中央で交叉するようにX字状に縫合され、一方のパワーネット帯の脇部側を上記前側パワーネット帯の脇部側に連結すると共に肩線側を肩線に連結し、他方のパワーネット帯の脇部側を上記前側パワーネット帯の脇部側に連結すると共に肩線側を肩線に連結し、
上記一方のパワーネット帯と他方のパワーネット帯の長手方向の寸法は、上記後身頃の脇部側から肩線側に至る寸法と同じに設定したことを特徴とするアンダーウエア。 - 後身頃に縫合する後側パワーネット帯はX字状に形成され、各端部が上記後身頃の脇部側と肩線側に各々連結させた請求項1に記載のアンダーウエア。
- 両側の脇部の下端から袖ぐりに向けて一対の脇部パワーネット帯を各々縫合し、この脇部パワーネット帯は上記脇部の下端から袖ぐりに向けて漸次幅狭に形成すると共に、脇部パワーネット帯と伸縮性生地の縫合面積を同じに設定した請求項1または2のいずれかに記載のアンダーウエア。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3147409U true JP3147409U (ja) | 2008-12-25 |
Family
ID=
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014051748A (ja) * | 2012-09-04 | 2014-03-20 | Gunze Ltd | 体形補整機能を備えた上半身用衣類 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014051748A (ja) * | 2012-09-04 | 2014-03-20 | Gunze Ltd | 体形補整機能を備えた上半身用衣類 |
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