JP3147368B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP3147368B2 JP25767990A JP25767990A JP3147368B2 JP 3147368 B2 JP3147368 B2 JP 3147368B2 JP 25767990 A JP25767990 A JP 25767990A JP 25767990 A JP25767990 A JP 25767990A JP 3147368 B2 JP3147368 B2 JP 3147368B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、放電灯点灯装置の改良に関する。
[従来の技術] 従来、放電灯点灯装置としては第9図、第10図及び第
11図に示すものが知られている。
第9図に示すものは出力インピーダンスの低い交流電
源1にトランス2の1次巻線21を接続し、その1次巻線
21と磁気的に結合した2次巻線22に放電灯3を接続して
いる。
この装置においては交流電源1に対してトランス2の
1次巻線21の自己インダクタンス及び2次巻線22との相
互インダクタンスがインピーダンスとして作用するの
で、放電灯3には相互インダクタンスによって1次巻線
21側から電力が伝達され、2次巻線22を1次巻線21より
も巻線数を多くしておくと、放電灯3には高電圧が印加
される。放電灯3が放電を開始すると放電灯のインピー
ダンスは急激に下がるが、このとき2次巻線22がチョー
クコイルとして作用し、放電灯に対して直列に高インピ
ーダンス素子を挿入したことと等価になる。こうして放
電灯3には正弦波状の放電電流が定常的に流れることに
なる。
また第10図に示すものは、半波形電圧共振回路からな
るインバータを使用したもので、直流電源4の出力端子
間にコンデンサ5とトランス6の1次巻線61とを並列に
接続した共振回路を介して共振スイッチ7を接続し、そ
の共振スイッチ7にダイオード8を並列に接続してい
る。直流電源4はフィルタ回路、整流器、平滑コンデン
サ等で構成され、その入力端子I1,I2には商用交流電源
が接続されるようになっている。共振スイッチ7はスイ
ッチングトランジスタとこのトランジスタをスイッチン
グ動作する制御回路とで構成されている。
トランス6の2次巻線62にコンデンサ9並びにチョー
クコイル10を介して放電灯3を接続している。
この装置は共振スイッチ7がオンすると直流電源4か
ら電流がトランス6の1次巻線61を介して流れ、また共
振スイッチ7がオフするとトランス6の1次巻線61は電
流を流し続けようとするためその電流がコンデンサ5に
蓄えられる。やがてコンデンサ5に蓄えられた電荷が1
次巻線61を介して流れ直流電源4にエネルギーが還元さ
れる。
この一連の動作において共振スイッチ7とコンデンサ
5との接続点の電位は直流電源4の負極端子電圧に対し
て負になろうとするがダイオード8によって電流が流れ
るため直流電源4の負極端子電位より低下することはな
い。
ダイオード8に電流が流れる過程において共振スイッ
チ7をオンにすると共振スイッチの両端の電位差がゼロ
の状態でのスイッチオンであるため電力ロスは発生しな
い。
やがて1次巻線61の電流の向きが反転し最初の状態に
戻り、再度同じ動作が繰り返されることになる。
このように共振スイッチ7をオンするときにコンデン
サ5とトランス6の1次巻線61によるLC共振を利用して
スイッチ端での電位差を無くしているので、ロスが少な
く、効率の良い発振動作ができる。
そして共振エネルギーの一部はトランス6の1次巻線
61から2次巻線62へ伝達される。2次巻線62に流れる電
流はチョークコイル10によって平滑され正弦波状にな
り、放電灯3に供給される。またコンデンサ9は放電灯
3に供給される電流が一方向に偏るのを防止する。
さらに第11図に示すものは、ハーフブリッジ式インバ
ータを使用したもので、直流電源4の正極端子にダイオ
ード11のカソード端子を接続するとともに直流電源4の
負極端子にダイオード12のアノード端子を接続し、かつ
ダイオード11のアノード端子とダイオード12のカソード
端子を接続している。そして前記各ダイオード11,12に
それぞれスイッチ13,14を接続している。
また直流電源4の出力端子間にコンデンサ15,16の直
列回路を接続し、その各コンデンサ15,16の接続点と各
スイッチ13,14の接続点との間にチョークコイル17を介
して放電灯3を接続している。
この装置はスイッチ13がオンしスイッチ14がオフする
と直流電源4からスイッチ13、チョークコイル17、放電
灯3、コンデンサ15(16)の経路で電流が流れる。次に
スイッチ13をオフすると、チョークコイル17は電流を継
続して流そうとする作用があるためダイオード12を介し
て直流電源4の負極側から電流が流れる。
しかしてスイッチ14の両端の電位差はゼロとなり、こ
の条件の時にスイッチ14をオンする。すると今度はコン
デンサ15,16に電荷として蓄えられた電流がチョークコ
イル17、スイッチ14、直流電源4の負極端子の経路で流
れる。
そしてスイッチ14がオフするとチョークコイル17は電
流を流し続けようとするため、その電流はダイオード11
を介して直流電源4の正極端子へ流れる。
このようにしてスイッチングの1サイクルが終了し、
次のサイクルでも同じ動作を繰り返すようになる。
従ってこの装置においてもロスが少なく、効率の良い
発振動作ができる。
[発明が解決しようとする課題] しかし第9図のものは交流電源1として商用電源を使
用するとその周波数は50Hzであるため、この周波数に対
してインピーダンスを大きく持たせるにはかなりのイン
ダクタンス成分を必要とし、このためトランス2が大形
で大重量化する問題があった。
またインバータ方式を使用した放電灯点灯装置ではイ
ンバータの共振周波数と放電灯に供給する電流の周波数
は同一となる。
ところで発光効率を考えると、例えば放電灯として蛍
光灯を使用した場合には10K〜50KHzの範囲で使用するこ
とが望ましい。これ以上の周波数では蛍光灯に印加する
電力に対して光エネルギーに変換される率が下がること
になる。
従ってインバータを使用する限りにおいては50KHz以
下の共振周波数を選ばなくてはならず、共振周波数 の関係から共振を得るためのコイルやトランス、コンデ
ンサを小形化することが困難であった。
第12図及び第13図は第11図で述べたハーフブリッジ式
インバータを使用した放電灯点灯装置の部品実装例を示
す図で、フェノール樹脂で構成された配線基板18の一端
側にヒューズ19及び直流電源4を構成するフィルタ部品
20、整流器21、平滑コンデンサ22をそれぞれ配置してい
る。また配線基板18の中央部に放熱板23に固定したトラ
ンジスタ(スイッチ13,14)24、自励発振のためにトラ
ンジスタのベースにベース電流を供給するカレントトラ
ンス25、制御回路部品26、予熱コンデンサ27をそれぞれ
配置している。さらに配線基板18の他端側に共振コンデ
ンサ15,16及びチョークコイル17を配置している。
そしてこれら各回路部品を配置した配線基板18を筐体
を構成するアルミシャーシ28内に収納している。配線基
板18が載置されるアルミシャーシ28の底面には絶縁フイ
ルム29が貼られている。
そして従来装置では共振周波数を50KHz以下にし、か
つ各回路部品の耐圧も比較的大きなものが要求されるた
め、チョークコイル17、カレントトランス25、共振コン
デンサ15,16等が比較的大きくなり、このためユニット
化してアルミシャーシ28内に組み込んだ場合に高さが小
さくならず全体をコンパクトにまとめることが困難であ
った。
そこで本発明は、使用する回路部品の小形軽量化を図
ることができる放電灯点灯装置を提供しようとするもの
である。
また本発明は、インバータを使用したものにおいて共
振周波数を十分に高めることができ、これによりコイ
ル、トランス等の回路部品の小形軽量化を図ることがで
き、従ってユニット化した場合にかなり薄形でコンパク
トにまとめることができる放電灯点灯装置を提供しよう
とするものである。
[課題を解決するための手段] 請求項(1)対応の発明は、交流電源にトランスの1
次巻線を接続するとともにその1次巻線に対して比較的
小さく磁気結合した2次巻線に整流素子を介して出力コ
ンデンサを接続した直流電源を複数設け、この各直流電
源の出力コンデンサの直列回路の両端間又は一端と複数
の出力コンデンサを直列接続した任意の接続点間に放電
灯を接続したものである。
請求項(2)対応の発明は、コンデンサとトランスの
1次巻線からなる共振回路及びこの共振回路を動作させ
る共振スイッチを有する直流−交流変換回路とトランス
の1次巻線に対して電気的に絶縁されたトランスの2次
巻線に整流素子を介して出力コンデンサを並列的に接続
した交流−直流変換回路とで構成される直流−直流コン
バータ回路を複数設け、直流電源に各直流−直流コンバ
ータ回路の入力端子をそれぞれ並列に接続するとともに
各直流−直流コンバータ回路の出力コンデンサを直列に
接続し、各出力コンデンサの直列回路の両端間又は一端
と複数の出力コンデンサを直列接続した任意の接続点間
に放電灯を接続したものである。
また請求項(3)対応の発明は、請求項(1)又は
(2)対応の発明にさらに、各出力コンデンサの直列回
路の両端又は一端と複数の出力コンデンサを直列接続し
た任意の接続点と放電灯の両端との間に放電灯の両端に
印加させる直流電圧を交互に反転させる切替手段を設け
たものである。
また請求項(4)対応の発明は、請求項(1)又は
(2)対応の発明にさらに、放電灯としてフィラメント
電極を有する放電灯を使用し、この放電灯の負極側とな
るフィラメント電極に少なくとも始動時において予熱電
流を流すフィラメント加熱装置を設けたものである。
[作用] 請求項(1)対応の発明においては、トランスの1次
巻線と2次巻線の磁気結合が小さいので出力コンデンサ
の容量を小さくすれば出力インピーダンスは比較的大き
くなる。従って各出力コンデンサの直列回路の出力イン
ピーダンスは十分に大きくなり、この直列回路によって
放電灯を直接点灯させることができる。
請求項(2)対応の発明においては、各直流−交流変
換回路で入力される直流をかなり高い周波数の交流に変
換する。そしてこの交流を交流−直流変換回路で再度直
流に変換し、出力コンデンサにより平滑する。こうして
各出力コンデンサの直列回路には直流の高電圧が発生
し、この高電圧が放電灯に印加される。こうして放電灯
は点灯制御される。また各出力コンデンサの直列回路の
出力インピーダンスは十分に大きくなり、この直列回路
によって放電灯を直接点灯させることができる。
また請求項(3)対応の発明においては、切替手段に
より放電灯に印加される直流の高電圧の極性が交互に反
転される。従って放電灯には交番電流が流れるようにな
り交流点灯と同じような状態となる。
また請求項(4)対応の発明においては、少なくとも
始動時においてフィラメント加熱装置により放電灯の負
極側のフィラメント電極に予熱電流が流されるので、始
動点灯が容易となる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図に示すように交流電源31に直流電源32を接続し
ている。前記直流電源32はトランス33を設け、そのトラ
ンス33の1次巻線331を前記交流電源31に接続し、前記
1次巻線331に対して比較的小さく磁気結合した2次巻
線332に整流素子であるダイオード34を介して放電灯35
を接続している。
このような構成の本実施例においては、トランス33の
1次巻線331と2次巻線332とは磁気結合が小さいので、
直流電源32の出力インピーダンスは高くなる。
従って交流電源31を投入しても放電灯35には瞬時に電
流が流れるようなことはなく放電灯35を定常点灯させる
ことができる。
従ってダイオード33と放電灯35との間に抵抗等のイン
ピーダンス素子を直列に介挿する必要がなく、インピー
ダンス素子による電力損失はない。またインピーダンス
素子を使用しないので、回路部品の小形軽量化を図るこ
とができる。
第2図は請求項(1)に対応した実施例である。
n個の交流電源311,312,313,…31nを設け、各交流電
源311〜31nにそれぞれ直流電源361,362,363,…36nを接
続している。
前記各直流電源361〜36nはトランス33,整流素子であ
るダイオード34及び出力コンデンサ37で構成され、前記
トランス33の1次巻線331を前記各交流電源311〜31n
それぞれ接続している。前記トランス33は1次巻線331
に対して比較的小さく磁気結合した2次巻線332を設
け、この2次巻線332にダイオード34を介して出力コン
デンサ37を並列に接続している。
そして前記各直流電源361〜36nの出力コンデンサ37を
直列に接続し、その直列回路の両端間に放電灯35を接続
している。
このような構成の本実施例においては、交流電源311
〜31nが投入されると、各直流電源361〜36nにおいては
トランス33の1次巻線331に電流が流れ、相互インダク
タンスの作用により2次巻線332に電流が励起される。
この電流はダイオード34によって整流された後出力コ
ンデンサ37に電荷として蓄えられる。各直流電源361〜3
6nの出力コンデンサ37には同一の方向に電荷が蓄えられ
るので、各出力コンデンサ37の直列回路の両端間には各
出力コンデンサの電位差を加算した高電圧が発生する。
こうして放電灯35に対して高電圧が印加されることに
なる。
そしてトランス33の1次巻線331と2次巻線332の磁気
結合が小さいので、出力コンデンサ37の容量を小さくす
れば、負荷側から見た直流電源361〜36nの各出力インピ
ーダンスは比較的大きくなる。従って各出力コンデンサ
37の直列回路の出力インピーダンスは十分に大きくな
り、この直列回路によって放電灯35を安定に点灯維持さ
せることができる。
またこの実施例においても各出力コンデンサ37の直列
回路と放電灯34との間に抵抗等のインピーダンス素子を
直列に介挿する必要がなく、インピーダンス素子による
電力損失はない。またインピーダンス素子を使用しない
ので、回路部品の小形軽量化を図ることができる。
第3図は請求項(2)に対応した実施例である。
直流電源41の出力端子間にユニット化されたn個の直
流−直流コンバータ回路421,422,423,…42nの入力端子
をそれぞれ接続している。
前記各直流−直流コンバータ回路421〜42nは、入力端
子間にコンデンサ43とトランス44の1次巻線441とを並
列に接続した共振回路を介して共振スイッチ45を接続
し、その共振スイッチ45にダイオード46を並列に接続し
て半波形電圧共振回路からなる直流−交流変換回路を構
成している。
前記直流電源41は降圧スイッチング電源等で構成さ
れ、その入力端子I1,I2には商用交流電源が接続される
ようになっている。
前記共振スイッチ45はスイッチングトランジスタとこ
のトランジスタをスイッチング動作する制御回路とで構
成されている。
また前記各直流−直流コンバータ回路421〜42nは前記
トランス44の2次巻線442に整流素子であるダイオード4
7を介して出力コンデンサ48を接続して交流−直流変換
回路を構成している。
そして前記各直流−直流コンバータ回路421〜42nの出
力コンデンサ48を直列に接続し、その直列回路の両端
間、すなわち直流−直流コンバータ回路421の出力コン
デンサ48の正極側端子と直流−直流コンバータ回路42n
の出力コンデンサ48の負極側端子との間に放電灯35を接
続している。
このような構成の本実施例においては、各直流−直流
コンバータ回路421〜42nにおいては共振スイッチ45のオ
ン、オフ動作によりトランス44の2次巻線442に高周波
電圧が発生し、その高周波電圧がダイオード47を介して
整流され出力コンデンサ48により平滑される。
こうして各直流−直流コンバータ回路421〜42nの出力
コンデンサ48の両端間には直流電圧が発生する。しかし
て各直流−直流コンバータ回路421〜42nの出力コンデン
サ48の直列回路の両端間には個々の出力コンデンサ48の
両端間に発生する直流電圧のn倍の直流電圧が発生する
ようになる。例えば個々の出力コンデンサ48の両端間に
発生する直流電圧が50Vで、各直流−直流コンバータ回
路を10個使用したとすると、放電灯35に印加される直流
電圧は500Vとなる。
こうして放電灯35は直流の高電圧を印加されて点灯動
作するようになる。また出力コンデンサ48の容量を仮に
0.022μFであると、10個直列に接続した場合の全容量
は0.0022μFとなる。従って放電灯35に接続される容量
は小さいものとなる。従って各出力コンデンサ48の直列
回路の出力インピーダンスは高く、放電灯に流れる電流
は定電流的となる。
また各直流−直流コンバータ回路421〜42nにおける発
振周波数は放電灯35の点灯周波数とは無関係にあるの
で、発振周波数を任意に選ぶことができる。従って各直
流−直流コンバータ回路421〜42nにおける発振周波数を
かなりの高周波に選ぶことができる。例えば1MHz程度に
選ぶことができる。
従って各直流−直流コンバータ回路421〜42nを構成す
るトランス44やコンデンサ43等をかなり小形化でき、回
路部品の小形軽量化を図ることができる。
第4図及び第5図は本実施例装置を配線基板上に実装
した例を示すもので、表面に絶縁層を介して回路パター
ンが形成された金属基板51の一端側にはヒューズ52及び
直流電源41を構成する整流器53、平滑コンデンサ54、ス
イッチング電源部55等がそれぞれ配置されている。そし
て100Vの商用交流電圧に印加によりヒューズ52を介して
電流が流れ、整流器53により脈流化され、さらに平滑コ
ンデンサ54により100Vの直流電圧に変換されるようにな
っている。この直流電圧はスイッチング電源部55に入力
されその電源部55からは12Vの直流電圧が出力されるよ
うになっている。
また金属基板51の他端側には各直流−直流コンバータ
回路421〜42nの回路群が配置されている。この各直流−
直流コンバータ回路421〜42nはスイッチング電源部55か
らの12Vにより動作されるようになっている。なお、56
はトランス、57はその他の制御回路部品である。
このようにして各回路部品が実装された金属基板51の
表面側はモールド樹脂58によって固められている。
この装置では共振周波数を1MHzとかなり高くでき、し
かも各直流−直流コンバータ回路421〜42nが12V程度の
低い電圧で動作するので、使用する回路部品をかなり小
さくできる。具体的には第12図及び第13図のものでは高
さが4.3cm程度であったのに対して本装置では高さを9mm
程度にでき、全体をコンパクト化することができた。
なお、前記各直流−直流コンバータ回路421〜42nの交
流−直流変換回路としては前記実施例のものに限定され
るものではなく、例えば第6図の(a)に示すように、
トランス44の2次巻線を4421と4422とに分け、2次巻線
4421にダイオード61を介して出力コンデンサ48を接続す
るとともに2次巻線4422にダイオード62を介して出力コ
ンデンサ48を接続する。すなわちダイオード61,62のア
ノードを各2次巻線4421、4422の一端に接続するととも
にそのダイオード61,62のカソードを互いに接続し、そ
のカソードの接続点と各2次巻線4421、4422の他端接続
点との間に出力コンデンサ48を接続した構成であっても
よい。
この回路ではトランス44の1次巻線441においていず
れの向きに電流が流れてもダイオード61,62のいずれか
に電流が流れることで出力コンデンサ48を充電すること
ができる。
また第6図の(b)に示すように、トランス44の2次
巻線442の一端にダイオード63のアノードを接続すると
ともに他端にダイオード64のアノードを接続する。そし
て各ダイオード63,64のカソードを互いに接続するとと
もにその接続点とダイオード64のアノードとの間にコイ
ル65を介して出力コンデンサ48を接続した構成であって
もよい。
この回路ではトランス44の1次巻線441の交流電流に
対応してダイオード63には半波電流が流れる。このとき
コイル65が作用して一定の電流を保持しようとする。従
ってダイオード63に電流が流れないときにはダイオード
64によって電流が供給され安定した電流がコンデンサ48
に供給される。
また第6図の(c)に示すように、トランス44の2次
巻線442にダイオード66,67,68,69からなる全波整流回路
の入力端子、すなわちダイオード66のカソードとダイオ
ード67のアノードとの接続点とダイオード68のカソード
とダイオード69のアノードとの接続点を接続し、その全
波整流回路の出力端子、すなわちダイオード67のカソー
ドとダイオード69のカソードとの接続点とダイオード66
のアノードとダイオード68のアノードとの接続点に出力
コンデンサ48を接続した構成であってもよい。
この回路ではトランス44の2次巻線442に発生する電
流がいかなる向きであっても全波整流され出力コンデン
サ48に電流が供給される。
さらにこの各回路以外の回路を使用してもよい。要す
るにトランス44の2次巻線に発生する電流を直流電圧に
変換できるものであればよい。
また高周波発振のための直流−交流変換回路も半波形
電圧共振回路に限定されるものではなく、例えば全波形
電圧共振回路、半波形電流共振回路、全波形電流共振回
路、ハーフブリッジ、フリブリッジ等を利用してもよ
く、要は共振回路と共振スイッチを使用したものであれ
ばよい。
第7図は請求項(3)に対応した実施例である。な
お、第3図と同一の部分には同一符号を付して詳細な説
明は省略する。
これは放電灯35の各電極を切替手段である互いに連動
する1対の切替スイッチ71,72の共通接点に接続してい
る。そして切替スイッチ71の一方の固定接点71aを直流
−直流コンバータ回路421のコンデンサ48の正極側に正
続し、他方の固定接点71bを直流−直流コンバータ回路4
2nのコンデンサ48の負極側に接続している。また切替ス
イッチ72の一方の固定接点72aを直流−直流コンバータ
回路42nのコンデンサ48の負極側に接続し、他方の固定
接点72bを直流−直流コンバータ回路421のコンデンサ48
の正極側に接続している。
前記各切替スイッチ71,72はその一方の固定接点71a,7
2aが同時にオン、オフし、またその他方の固定接点71b,
72bが同時にオン、オフするようになっている。
このような構成の本実施例においては、各切替スイッ
チ71,72の一方の固定接点71a,72aがオンしたときには放
電灯35に対して電流が実線の矢印で示す方向に流れ、ま
た各切替スイッチ71,72の他方の固定接点71b,72bがオン
したときには放電灯35に対して電流が点線の矢印で示す
方向に流れる。
このようにして各切替スイッチ71,72の切替え動作に
より放電灯35に対して交番電流を流すことができる。こ
のように放電灯35に交番電流を流すことにより放電灯に
入っている水銀蒸気が一方に片寄るのを防止できる。
また各切替スイッチ71,72が切替え動作する直前に各
直流−直流コンバータ回路421〜42nの発振動作を停止さ
せれば切替えによる電力損失を低減させることができ
る。
なお、切替スイッチ71,72としては機械的なものでも
半導体素子のような電気的なものであってもよい。また
スイッチの接続方法もこれに限定されるものではなく、
要は放電灯を流れる電流の向きを逆転できる構成であれ
ばよい。
なお、本実施例は第3図の実施例に適用したものにつ
いて述べたが必ずしもこれに限定されるものではなく、
第1図及び第2図の実施例にも適用できるものである。
第8図は請求項(4)に対応した実施例である。な
お、第3図と同一の部分には同一符号を付して詳細な説
明は省略する。
これは放電灯としてフィラメント電極73,74を設けた
放電灯35′を使用し、その各電極のうち負極側のフィラ
メント電極74に対して予熱電流を流すフィラメント加熱
装置75を設けたものである。
この回路では負極側のフィラメント電極74が予熱され
るので始動時においてフィラメント電極74からの電子放
出が激しくなる。これにより放電灯35′の放電が容易と
なり、スムーズな始動点灯ができる。
なお、フィラメント加熱装置75がフィラメント電極74
を加熱するのは始動時のみでもまた点灯時も含めて常に
行うようにしてもよい。この場合点灯時においては起動
時よりも低い電力でフィラメント電極を加熱し続けるよ
うにすれば電力損失を少なくできる。
また本実施例ではフィラメント加熱装置75を1個設け
て負極側のフィラメント電極74のみを加熱させるように
したが必ずしもこれに限定されるものではなく、フィラ
メント加熱装置を2個設けて負極側及び正極側の両方の
フィラメント電極を加熱してもよい。
なお、前記各実施例では放電灯を各出力コンデンサの
直列回路の両端間に接続したが必ずしもこれに限定され
るものではなく、途中の出力コンデンサの接続点に接続
してもよい。但しこの場合、放電灯と並列に接続される
出力コンデンサは複数側である必要がある。
なお、本実施例は第3図の実施例に適用したものにつ
いて述べたが必ずしもこれに限定されるものではなく、
第1図及び第2図の実施例にも適用できるものである。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、使用する回路部
品の小形軽量化を図ることができ、しかも放電灯を安定
に点灯維持させることができる放電灯点灯装置を提供で
きるものである。
また本発明は、インバータを使用したものにおいて共
振周波数を十分に高めることができ、これによりコイ
ル、トランス等の回路部品の小形軽量化を図ることがで
き、従ってユニット化した場合にかなり薄形でコンパク
トにまとめることができる放電灯点灯装置を提供できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路構成図、第2図乃
至第8図は本発明の他の実施例を示すもので、第2図及
び第3図は回路構成図、第4図及び第5図は第3図にお
ける部品実装例を示すもので、第4図は平面図、第5図
は側面図、第6図は第3図における直流−直流コンバー
タ回路の一部を構成する交流−直流変換回路の他の実施
例を示す部分回路図、第7図及び第8図はブロック図、
第9図乃至第13図は従来例を示すもので、第9図乃至第
11図は回路図、第12図及び第13図は第11図の回路部品実
施例を示し、第12図は平面図、第13図は側面図である。 31,311〜31n……交流電源、 32,361〜36n、41……直流電源、 33,44……トランス、 35,35′……放電灯、 37,48……出力コンデンサ、 421〜42n……直流−直流コンバータ回路、 45……共振スイッチ、 71,72……切替スイッチ、 75……フィラメント加熱装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 41/14 - 41/298

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源にトランスの1次巻線を接続する
    とともにその1次巻線に対して比較的小さく磁気結合し
    た2次巻線に整流素子を介して出力コンデンサを接続し
    た直流電源を複数設け、この各直流電源の出力コンデン
    サの直列回路の両端間又は一端と複数の出力コンデンサ
    を直列接続した任意の接続点間に放電灯を接続したこと
    を特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】コンデンサとトランスの1次巻線からなる
    共振回路及びこの共振回路を動作させる共振スイッチを
    有する直流−交流変換回路と前記トランスの1次巻線に
    対して電気的に絶縁されたトランスの2次巻線に整流素
    子を介して出力コンデンサを並列的に接続した交流−直
    流変換回路とで構成される直流−直流コンバータ回路を
    複数設け、直流電源に前記各直流−直流コンバータ回路
    の入力端子をそれぞれ並列に接続するとともに前記各直
    流−直流コンバータ回路の出力コンデンサを直列に接続
    し、前記各出力コンデンサの直列回路の両端間又は一端
    と複数の出力コンデンサを直列接続した任意の接続点間
    に放電灯を接続してなることを特徴とする放電灯点灯装
    置。
  3. 【請求項3】請求項(1)又は(2)記載の放電灯点灯
    装置において、各出力コンデンサの直列回路の両端又は
    一端と複数の出力コンデンサを直列接続した任意の接続
    点と放電灯の両端との間に前記放電灯の両端に印加させ
    る直流電圧を交互に反転させる切替手段を設けたことを
    特徴とする放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】請求項(1)又は(2)記載の放電灯点灯
    装置において、放電灯としてフィラメント電極を有する
    放電灯を使用し、この放電灯の負極側となるフィラメン
    ト電極に少なくとも始動時において予熱電流を流すフィ
    ラメント加熱装置を設けたことを特徴とする放電灯点灯
    装置。
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