JP3147072U - 理容鋏 - Google Patents

理容鋏 Download PDF

Info

Publication number
JP3147072U
JP3147072U JP2008006932U JP2008006932U JP3147072U JP 3147072 U JP3147072 U JP 3147072U JP 2008006932 U JP2008006932 U JP 2008006932U JP 2008006932 U JP2008006932 U JP 2008006932U JP 3147072 U JP3147072 U JP 3147072U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tightening nut
pivot bolt
blade
barber
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008006932U
Other languages
English (en)
Inventor
田 茂 藤
Original Assignee
株式会社シゲル工業
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社シゲル工業 filed Critical 株式会社シゲル工業
Priority to JP2008006932U priority Critical patent/JP3147072U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3147072U publication Critical patent/JP3147072U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Scissors And Nippers (AREA)

Abstract

【課題】一対の刀体1,2をX状に交叉させ、両刀体を貫通する軸孔を穿設し、該軸孔に挿通した枢結軸(枢結ボルト3及び緊締ナット4)で交叉部を枢結してなる鋏において、簡単な構造部材を使用して、連続的な挟圧力の調整が可能で、且つ使用時の刀体回動では緩みが生じない新規な緩み止め構造を備えた理容鋏を提供する。
【解決手段】枢結ボルト3の螺軸部34を基太テーパー軸形状に形成すると共に、緊締ナット4が螺合時に枢結ボルト3で拡径される割り溝43を緊締ナットに設けてなる。
【選択図】図5

Description

本考案は理容鋏に於いて、特に枢結部分の緊締ナットの緩み止め対策に関するものである。
鋏の基本的構成は、周知のとおり一対の刀体をX状に交叉させ、両刀体を貫通する軸孔を穿設し、該軸孔に挿通した枢結軸(枢結ボルト)で交叉部を枢結してなるものである。特に枢結軸(枢結ボルト)の装着は、緊締ナットの螺合によって行っている。そして鋏に於いては、枢結部が常に回動動作を行うので、緊締ナットの緩み止め手段を採用する必要がある。
従来の緊締ナット緩み止めの一手段としては、特許文献1(特開平8−52285号公報)に開示されているように、両端縁若しくは片端縁点を刀体に支持させた板バネ体を、緊締ナットの座金様に使用し、特に緊締ナットの底面に放射状凹凸面を円周状に形成し、板バネ体の前記凹凸面対応部分に小突起を設け、緊締ナットの螺合の際に凹凸面と小突起とを噛合させ、緊締ナットの緩み止めとしている技術が知られている。
また特許文献2(実開昭62−182169号公報)には、バネ体を使用せずに緊締ナットの底面に放射状凹凸面を円周状に形成し、刀体表面の前記凹凸面と対応する部分も凹凸面に形成し、緩み止めを実現する手段が開示されている。
更に特許文献3(特開平10−5456号公報)には、刀体の枢結軸部に凹部を形成し、当該凹部内に係止構造(刀体に非回転状態に組み込んだ突起板と、緊締ナットに装着される係止孔を周設した嵌合板で構成される)部材を収納した緩み止め手段が開示されている。
また特許文献4(特開2006−325655号公報)には、枢結ボルトの螺合軸部を割り筒部に形成し、枢結ボルト内に拡径ナットを螺装して、割り筒部の拡径によって緩み止めを実現する手段が開示されている。
特開平8−52285号公報。 実開昭62−182169号公報。 特開平10−5456号公報。 特開20006−325655号公報。
ところで前記特許文献1,2に開示されているように、刀体表面に配置した板バネ体や刀体表面に形成した突起と緊締ナットの係止を実施する場合には、緊締ナットが刀体外部から突出するので、当該突出個所には微細な切断毛髪が絡み易い。また特許文献3に記載されている係止構造を刀体凹部内に収納する構造は、係止構造部材が細かな形状に製造する必要があると共に、刀体凹部内形状も複雑になり、製造が煩瑣となる。
更に特許文献1,2,3に開示されている突起との係合による係止は、係止位置が段階的となり、枢結軸の軸方向挟圧力が非連続的であり、連続的な微調整ができない。
また特許文献4記載のダブルボルトの採用においては、連続的な調整が可能であるが、枢結ボルトの構造が筒構造で、且つ内周面の微細な加工が必要であり、やはり製造上の煩雑さがある。
更に前記のダブルボルトを採用した場合に、枢結軸は枢結ボルトの頭部側刀体とも、また螺合側刀体とも、一体化されていないので、使用時における刀体の回動動作で枢結ボルトと刀体との螺合が緩んでしまう恐れもある。
そこで本考案は、簡単な構造部材を使用して、連続的な挟圧力の調整が可能で、且つ使用時の刀体回動では緩みが生じない新規な緩み止め構造を備えた理容鋏を提案したものである。
本考案に係る理容鋏は、一対の刀体をX状に交叉させ、頭部を下側刀体に位置させて両刀体を貫通すると共に、非円形とした螺軸基部を上側の対向刀体に嵌挿した枢結ボルトと、前記枢結ボルトの螺軸部に螺合する緊締ナットで、刀体交叉部を枢結してなる理容鋏に於いて、枢結ボルトの螺軸部を基太テーパー軸に形成すると共に、緊締ナットが螺合時に枢結ボルトで拡径される割り溝を緊締ナットに設けてなることを特徴とするものである。
従って枢結ボルトを両刀体の貫通孔に挿通し、螺軸部に緊締ナットを螺合すると、基太テーパー形状の螺軸部で緊締ナットを拡径されるので、緊締ナットで螺軸部を強く抱持することになり、また枢結ボルト及び緊締ナットは対向刀体と一体に回動するので、緊締ナットが緩むことがない。
また本考案(請求項2)に係る理容鋏は、前記の理容鋏において、特に下側刀体に枢結ボルト頭部が埋設される凹部を形成し、対向刀体に緊締ナットが埋設される凹部を形成し、緊締ナットの外周部にナット操作用凹部を形成すると共に、操作用凹部の一つに割り溝を形成してなるもので、枢結軸部分の外部突出を小さくすることができる。
また更に本考案(請求項3)に係る理容鋏は、前記の理容鋏において、下側刀体と対向刀体の対向面に凹部を形成し、当該凹部内にリング状の摩擦軽減体を介装してなるもので、枢結軸における刀体間の挟圧力を強くしても、鋏の開閉操作性を損なうことがない。
本考案の構成は上記のとおりで、基太螺軸を備えた枢結ボルトと、割り溝を備えた緊締ナットという製造容易な簡易な部材で、枢結軸部の連続的な挟圧力の調整が可能で、且つ緩み止め機能を有するようにしたものである。
次に本考案の実施の形態にについて説明する。実施形態に示した理容鋏の基本的構成は、従前のものと同様に下側刀体1と上側の対向刀体2からなる一対をX状に交叉させ、交叉部を枢結ボルト3と緊締ナット4で構成する枢結軸で枢結すると共に、刀体対向面間に摩擦軽減体5を介装したものである。
下側刀体1と対向刀体2の各端部には指孔11,21を設けてなり、交叉部において、下側刀体1には、軸孔12を穿通すると共に、表面側に枢結ボルト3の頭部31が嵌合埋設される凹部13を設け、対向面側に摩擦軽減体5が収納される対向面凹部14を設けてなる。
また上側の対向刀体2には、角軸孔22を穿通すると共に、表面側に緊締ナット4が嵌合埋設される凹部23を設け、対向面側に摩擦軽減体5が収納される対向面凹部24を設けてなる。
枢結ボルト3は、扁平な円盤形頭部31に軸孔12に挿通される基軸部32が突設され、更に角軸孔22と対応する角軸部33が連設され、角軸部(螺軸基部)33に螺軸部34を連設したものである。特に螺軸部34は、基太テーパー軸形状としたものである。
緊締ナット4は、螺軸部34と対応する螺孔部41を備えると共に、上方から回転操作を可能とするナット操作用凹部42を外周部形成し、前記操作用凹部42の一つに、外周部から螺孔部41に達する割り溝43を設けたものである。
摩擦軽減体5は、扁平円盤にベアリング球を放射状に配置して保持させたベアリング板や、ベアリング球を内装した筒型ベアリング体や、樹脂板等で、枢結部分の刃体対向面間に介在して、枢結軸における刀体間の挟圧力を強くしても、鋏の開閉操作性を損なうことがないような部材を選択採用するものである。
尚前記の摩擦軽減体5を採用しない場合もあり、その際には対向面凹部14,24を形成する必要もない。
而して摩擦軽減体5を対向面凹部14,24に収納して、枢結ボルト3を両刀体1,2の貫通孔(軸孔12及び角軸孔22)に挿通し、螺軸部34に緊締ナット4を螺合装着する。特に枢結ボルト3の頭部31は、凹部13に嵌り込んで埋設され、緊締ナット4も凹部23に嵌り込んで埋設されて、鋏の枢結部分は大きく外部に突出させた状態とせずに形成することができた。
またこの螺合に際して緊締ナット4が割り溝43を備えているので、基太テーパー形状の螺軸部34で緊締ナット4を拡径することになり、その反作用として緊締ナット4で螺軸部34を強く抱持することになる。
従って枢結ボルト3は、角軸部33の角軸孔22への挿着で対向刀体2と一体に動作することになるので、鋏の使用操作において緊締ナット4に対して回動力が作用しないので、前記の緊締ナット4での螺軸部34の抱持によって緊締ナット4の螺合が緩むことがなく、而も前記の緩み止め作用は、緊締ナット4の螺合位置に関係なく作用するので、枢結軸の挟圧力を連続的に変化させても、当該位置で緩み止めが実現するものである。
本考案の実施形態の全体の外観図。 同枢結部分の正面図。 同枢結ボルトと緊締ナットの斜視図。 同枢結部分の刀体の断面図。 同枢結部分の断面図。
符号の説明
1 下側刀体
11 指孔
12 軸孔
13 凹部
14 対向面凹部
2 対向刀体
21 指孔
22 角軸孔
23 凹部
24 対向面凹部
3 枢結ボルト
31 円盤形頭部
32 基軸部
33 角軸部
34 螺軸部
4 緊締ナット
41 螺孔部
42 操作用凹部
43 割り溝
5 摩擦軽減体

Claims (3)

  1. 一対の刀体をX状に交叉させ、頭部を下側刀体に位置させて両刀体を貫通すると共に、非円形とした螺軸基部を上側の対向刀体に嵌挿した枢結ボルトと、前記枢結ボルトの螺軸部に螺合する緊締ナットで、刀体交叉部を枢結してなる理容鋏に於いて、枢結ボルトの螺軸部を基太テーパー軸に形成すると共に、緊締ナットが螺合時に枢結ボルトで拡径される割り溝を緊締ナットに設けてなることを特徴とする理容鋏。
  2. 下側刀体に枢結ボルト頭部が埋設される凹部を形成し、対向刀体に緊締ナットが埋設される凹部を形成し、緊締ナットの外周部にナット操作用凹部を形成すると共に、操作用凹部の一つに割り溝を形成してなる請求項1記載の理容鋏。
  3. 下側刀体と対向刀体の対向面に凹部を形成し、当該凹部内にリング状の摩擦軽減体を介装してなる請求項1又は2記載の理容鋏。
JP2008006932U 2008-10-02 2008-10-02 理容鋏 Expired - Fee Related JP3147072U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008006932U JP3147072U (ja) 2008-10-02 2008-10-02 理容鋏

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008006932U JP3147072U (ja) 2008-10-02 2008-10-02 理容鋏

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3147072U true JP3147072U (ja) 2008-12-11

Family

ID=43296745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008006932U Expired - Fee Related JP3147072U (ja) 2008-10-02 2008-10-02 理容鋏

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3147072U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5735703B2 (ja) 折りたたみ式ナイフ
KR20090127894A (ko) 선회하는 핸들링 암을 구비하는 죄임 장치 및 그 장치를 포함하는 장비
JP2008540222A (ja) 制御ヘッド軸受け部の固定機構
JP3147072U (ja) 理容鋏
JP5849375B2 (ja)
US20080249578A1 (en) Fastener for securing two separate workpieces
EP2110016B1 (en) Adjustment device for manual cutting tools
JP2007175203A (ja) 鋏用のコイルバネ及びこれを有する鋏の軸着構造
JP2008000174A (ja) 理髪用鋏の枢着部の構造
US9950412B2 (en) Torque wrench
JP2002058886A (ja) 理容鋏
JP3121340U (ja) 理容鋏
JP3457200B2 (ja) 理容鋏
WO2010063129A1 (fr) Piece d'horlogerie
JP3226308U (ja) 理髪用ハサミ
JP6284968B2 (ja) 鋏及び鋏セット
JP2011125591A (ja)
JP2003184417A (ja) ドアクローザのアーム部材連結構造
JP2009089784A (ja) 理髪用鋏の枢軸構造
TW200843909A (en) A torsion sleeve connecting device
CN213998568U (zh) 钥匙夹具
JP2787811B2 (ja) 理容鋏
JPH0141397Y2 (ja)
JP3386424B2 (ja) 理容鋏
CN218347741U (zh) 防松螺栓组件

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111119

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111119

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121119

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees