JP3146857U - 止血用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】身体への取付方法が簡単で、出血漏れを防止し確実に止血する止血用具を提供する。
【解決手段】血液等を吸収する吸収材であるガーゼを覆って身体に当接するパッド部12材と、パッド部材12を身体に取り付ける取付部材であるベルト14が、パッド部材12に着脱自在に設けられている。パッド部材12は、通気性と弾力性を有する立体構造の立体ハニカムシートから成る。立体ハニカムシートは、互いに同形の6角形が縦横に連続する網目構造で作られた表網部16と、表網部16と同じ形状の網目構造で作られた裏網部18と、表網部16と裏網部18の間に適度な柔軟性と剛性を有し弓状に湾曲された連結糸20が渡されて設けられ、連結糸20により表網部16と裏網部18の間に空気の層を有する。
【選択図】図1

Description

この考案は、注射針の穿孔に吸収材を当接して保持する止血用具に関する。
従来、透析用等の注射針を抜いた皮膚の穿孔に、血液を吸収する吸収材である止血用のガーゼあるいは止血用のタンポンを当てて手で押えて止血していた。最近では、止血バンドを使用してガーゼやタンポンを押えることもある。このような止血バンドには面ファスナが取り付けられ、腕の太さにあわせて止血バンドの長さを調整して巻き回し、係止することができるものである。
止血バンドには、いろいろな工夫がされたものが開示されている。特許文献1に開示されている結束具は、雌雄の面ファスナを片面に備えた非伸縮性の操作ベルトと、操作ベルトに固着された締縛調整体と、この操作ベルトよりも短く形成した伸縮性を有する当接ベルトが設けられている。そして、操作ベルトを弛ませた状態で当接ベルトに両端で連結し、当接ベルトを身体側にして身体に巻き付け、操作ベルトを締縛調整体に挿通して面ファスナで係止する。このとき、当接ベルトにより締縛調整体が皮膚に接触しないため皮膚の挟み込みを起こすことがなく、また当接ベルトを伸ばした状態で装着されるため強固に締縛することができる。
また、特許文献2に開示されている止血用具は、透明プラスチックからなる細長い板状の押圧板と、押圧板の背面に配置される透明な止血パッドと、押圧板の長手方向両端部の少なくとも一端に取り外し自在に装着された結束バンドが設けられている。この止血用具は、押圧板と止血パッドが透明であるため、皮膚の穿孔を観察しながら正確に位置させることができ、正確に位置した状態で結束バンドをワンタッチ式に取り付けることができる。
特開平10−324364号公報 特開2007−196018号公報
上記背景技術のように皮膚の上にバンドだけでガーゼやタンポンを保持する場合、体を動かすと穿孔からガーゼやタンポンが移動することがあり、出血漏れが多くみられた。このため、医療従事者は、出血漏れを防ぐために細心の注意を払って行うため作業効率が良くなく負担が大きかった。
この考案は、上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、身体への取付方法が簡単で、出血漏れを防止し確実に止血する止血用具を提供することを目的とする。
この考案は、血液等を吸収する吸収材を覆って身体に当接するパッド部材と、前記パッド部材を身体に取り付ける取付部材が前記パッド部材に着脱自在に設けられ、前記パッド部材は通気性と弾力性を有している止血用具である。前記吸収材は、ガーゼやタンポン等である。
また、前記パッド部材は立体構造の立体ハニカムシートで作られている。前記立体ハニカムシートは、互いに同形の6角形が縦横に連続する網目構造で作られた表網部と、前記表網部と同じ形状の網目構造で作られた裏網部と、前記表網部と前記裏網部の間に適度な柔軟性と剛性を有し弓状に湾曲された連結糸が渡されて設けられ、前記連結糸により前記表網部と前記裏網部の間に空気の層が設けられている。前記パッド部材は、前記ハニカムシートを、前記表網面を外側面にして筒体とし、この筒体を平坦にして縫い合わせられている。
また、前記表網部にはシリコン樹脂が取り付けられている。前記パッド部材を身体に取り付ける前記取付部材は、伸縮性を有するベルトであり、前記ベルトと前記パッド部材には、互いに着脱自在に係止される面ファスナが設けられている。
本考案の止血用具は、身体への取付方法が簡単であり、注射針の穿孔を適度に押圧して止血し、確実に位置ズレを防ぎ出血漏れを防止することができる。また、通気性があり着用感が良く、洗浄も可能であり衛生的である。
以下、この考案の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図3はこの考案の一実施形態を示すもので、この実施形態の止血用具10は、血液等を吸収する吸収材を覆って身体に当接するパッド部材12と、パッド部材12を身体に取り付ける取付部材であるベルト14が設けられている。
パッド部材12は、合成繊維のモノフィラメント糸を使用したダブルラッセル生地等の立体構造布帛で、通気性を有する立体構造で弾力性及び緩衝性を有する立体ハニカムシートで作られている。立体ハニカムシートは、互いに同形の6角形が縦横に連続する網目構造で作られた表網部16と、表網部16と同じ形状の網目構造で作られた裏網部18が、互いに平行に所定間隔離れて設けられている。表網部16と裏網部18の間には、適度な柔軟性と剛性を有する連結糸20が渡されて設けられている。連結糸20は弓状に湾曲され、バネの役割をするものである。連結糸20により、表網部16と裏網部18の間に空気の層が設けられている。表網部16には、シリコン樹脂22が塗布されて表網部16を包んでいる。
パッド部材12は、このハニカムシートを、表網部16を外側面にして筒体とし、筒体を平坦に縫い押えられて作られている。このとき、ハニカムシートの筒体の挿通方向に平行な切断面は、平坦な部分の中心で互いに対向して位置している。裏網部18は、内側に位置して裏網部18同士で互いに合わせられている。ハニカムシートを平坦に縫い押えた一方の面には、面ファスナ24が縫い付けられている。
ベルト14は、伸縮性を有する帯ゴム等で作られている。ベルト14の長手方向の両端部には、互いに着脱可能に係止されベルト14を環状とする図示しない面ファスナがそれぞれ設けられ、面ファスナはベルト14の表裏面の互いに反対側に設けられている。ベルト14の途中には、パッド部材12の面ファスナ24に着脱可能に係止される面ファスナ26が設けられている。
次に、この実施形態の止血用具10の使用方法について説明する。まず、止血用具10のパッド部材12の一方の面ファスナ24に、ベルト14の他方の面ファスナ26を係止し、止血用具10とベルト14を連結しておく。透析用等の注射針を抜いた皮膚28の穿孔に、吸収材であるガーゼ30を当て、ガーゼ30を覆ってパッド部材12を皮膚28に当てる。このとき、パッド部材12の面ファスナ24が皮膚28と反対側になるようにし、パッド部材12外側に連結されたベルト14が位置するようにする。そして、連結されたベルト14を腕等の身体の一部に巻き付けて、ベルト14の端部同士を重ね面ファスナを互いに係止して環状とし、パッド部材12を押圧した状態で皮膚28に取り付ける。
この実施形態の止血用具10によれば、身体への取付方法が簡単であり、出血漏れを防止し確実に止血することができる。パッド部材12とベルト14は面ファスナ24,26で連結され、ベルト14も図示しない面ファスナで環状にして身体に取り付けられ、係止する操作は面ファスナを接触させる簡単なものであるため、医療従事者の負担を軽くすることができる。さらに、ガーゼ30に当接するパッド部材12と、パッド部材12を身体に取り付けるベルト14は別体であり、パッド部材12が汚れても単独で洗浄することができ、衛生的であり、繰り返し使用することができ、経済的である。
また、パッド部材12はハニカムシートで作られ、緩衝性がありベルト14で巻き付けることにより皮膚28に適度な圧力が加えられ、早く止血する効果がある。ハニカムシートは表網部16と裏網部18の間に空気の層があり通気性に優れているため、皮膚28が蒸れることがなく清潔に保つことができる。また、パッド部材12の表網部16にはシリコン樹脂22が設けられ、皮膚28やガーゼ30に滑らずに係止され、ガーゼ30が穿孔からずれることを防止し出血漏れを防ぐことができる。シリコン樹脂22は皮膚28に接触しても無害であり、安全である。また出血漏れが発生しにくいため、注射針の穿孔の処置をするときに医療従事者が短時間で効率よく止血用具10を装着して処置することができる。
この考案の止血用具は、上記実施の形態に限定されるものではなく、各部材の形状は適宜変更可能であり、パッド部材は、抗菌性を有するものでも良く、用途により適宜備えていればよい。また、肌への当たりを柔らかくするために角が出ない形状にすると良く、折り曲げや溶断等により適宜設定し得る。色も、目立たない黒等の暗色から、目立つ白色まで、用途等により適宜選択し得るものである。
その他、パッド部材とベルトを係止する取付部材は、面ファスナ以外にスナップボタン等自由に変更可能であり、ベルトを環状とする面ファスナもフック等自由に変更可能である。ベルトの材料は帯ゴム以外でもよい。血液等を吸収する吸収材は、ガーゼ以外にタンポンやその他の脱脂綿等でも良い。透析以外に献血や予防注射等の注射針の穿孔の止血に使用することができ、また動脈等の手術後の止血にも利用することができる。パッド部材を単独で使用してもよく、面ファスナで作られた市販の止血バンドに取り付けて使用することもできる。
この考案の一実施形態の止血用具の使用状態を示す斜視図である。 この実施形態の止血用具の横断面図である。 この実施形態の止血用具のパッド部材の正面図(a)と背面図(b)である。
符号の説明
10 止血用具
12 パッド部材
14 ベルト
16 表網部
18 裏網部
20 連結糸
22 シリコン樹脂
24,26 面ファスナ
30 ガーゼ

Claims (4)

  1. 血液等を吸収する吸収材を覆って身体に当接するパッド部材と、前記パッド部材を身体に取り付ける取付部材が前記パッド部材に着脱自在に設けられ、前記パッド部材は通気性と弾力性を有していることを特徴とする止血用具。
  2. 前記パッド部材は、立体構造の立体ハニカムシートで作られ、前記立体ハニカムシートは、同形の6角形が縦横に連続する網目構造で作られた表網部と、前記表網部と同じ形状の網目構造で作られた裏網部と、前記表網部と前記裏網部の間に適度な柔軟性と剛性を有し弓状に湾曲された連結糸が渡されて設けられ、前記連結糸により前記表網部と前記裏網部の間に空気の層が設けられ、前記ハニカムシートを、前記表網面を外側面にして筒体とし、この筒体を平坦にして縫い合わせられていることを特徴とする請求項1記載の止血用具。
  3. 前記表網部にはシリコン樹脂が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の止血用具。
  4. 前記パッド部材を身体に取り付ける前記取付部材は、伸縮性を有するベルトであり、前記ベルトと前記パッド部材には、互いに着脱自在に係止される面ファスナが設けられていることを特徴とする請求項1記載の止血用具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012070556A1 (ja) * 2010-11-24 2012-05-31 株式会社クラレ 止血ベルト
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