JP3146822U - 時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】装飾品としての価値を有する、高級感溢れる時計を提供する。伝統工芸である切子の技術を活かし、独特の優美な外観を有しながらも、安価に作製可能な時計を提供する。
【解決手段】蝶番4を介して開閉自在とされ、文字盤の縁部5bに当接可能な枠体3と枠体3に接着された切子2を有する蓋1を具えてなる時計である。切子2は、カボッション型に形成され、切子の表面が滑らかな面とされると共に、切子の裏面が切子面とされてなる。本考案に係る時計は、切子独特の優美な外観を有し、従来に無い高級感溢れる時計であって、貴金属や宝石等の極めて高価な材料を用いずに安価に作製できる。腕時計又は懐中時計として作製された本考案の時計は、身飾品としても有用である。
【選択図】図1

Description

本考案は、蓋付きの時計に関する。
装飾された開閉自在な蓋を有する時計に関する技術が開示されている。
例えば、文字盤を有する時計本体と、当該時計本体に蝶番を介して着脱可能に、かつ開閉自在に連結される上蓋部と、前記時計本体にピン結合する時計バンドとから構成され、前記上蓋部は、表面を透明の半球面状体で覆われ、内部に適宜容積の空間部を有し、該空間部には立体的な形状物,模様,色彩の立体意匠物が配設されることを特徴とする立体意匠を有する腕時計が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、上下縁部にバンド接続部を、右側縁部にリューズを、それぞれ配設してなる腕時計において、腕時計本体は右側縁部に上下の飾り突部を間の前記リューズ頭よりも若干外側まで突出形成すると共に、左側縁部に上下の軸受突部を前記飾り突部と左右対称状に突出形成し、蓋は表面に適宜立体模様部を有し、且つ、右側縁部にリューズ覆い部を、左側縁部に前記の上下軸受突部間の軸に枢着する取付部を、左右対称状に突出形成し、この前記軸を支点として開閉可能な蓋をバネで閉じ状態に付勢してあることを特徴とする腕時計が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−260949号公報 登録実用新案第3016579号公報
しかしながら、特許文献1に記載の腕時計は、上蓋部の内部に空間部が存在する脆弱な構造であって、半球面状体が破損し易く、時計本体を保護する能力に乏しい。半球面状耐が破損してしまうと、半球面状体の破片や破損に伴って露出する立体意匠物の有する鋭利な角のために、使用者の身体を傷付ける虞があり、危険である。
また、前記腕時計は、高級感に乏しく見栄えせず、装飾品としての価値に乏しい問題もあった。
上記特許文献2に記載の腕時計は、高級感に乏しく見栄えせず、装飾品としての価値には乏しい。それを回避するために、金を初めとする貴金属で蓋を形成することはできるものの、甚大なコストが必要となる。
上記問題点に鑑み、本考案は、装飾品としての価値を有する、高級感溢れる時計を提供することを課題とする。また、伝統工芸である切子(本考案において、切子とは、薩摩切子や江戸切子等の切子ガラスのことを言う)の技術を活かし、独特の優美な外観を有しながらも、安価に作製可能な時計を提供することを課題とする。
上記課題を解決する第1の考案は、蝶番を介して開閉自在とされ、文字盤の縁部に当接可能な枠体と該枠体に接着された切子を有する蓋を具えてなる時計である。
第2の考案は、切子の表面が滑らかな面とされると共に、切子の裏面が切子面とされてなる第1の考案に係る時計である。
第3の考案は、切子が、カボッション型に形成されてなる第1又は第2の考案に係る時計である。
第4の考案は、第1乃至第3の考案の何れかに係る、腕時計又は懐中時計である。
本考案によれば、伝統工芸である切子の技術を用いることにより、切子独特の優美な外観を有し、従来に無い高級感溢れる時計を提供することができる。しかも、貴金属や宝石等の極めて高価な材料を用いずに、安価に作製できる。
ガラスで作製されるものの、その内部は中空でないから、破損し難く、蓋を閉じた場合に時計本体を保護する機能を有する。
第2の考案によれば、蓋を閉じた状態で、前記蓋の表面に切子独特の優美な外観が現れる。また、滑らかな表面に現れる光沢と相俟って、より優美な外観を得ることができる。本考案は、時刻を確認するとき以外は蓋を閉じた状態に保つことを意図しており、装飾品としての機能が、長時間発揮される。
有色ガラスの層を形成した裏面を切子面とすることで、有色ガラスの色を活かした任意の模様を付すことができる。有色ガラスの厚みを厚くしてカットすることによって、幅広い階調を伴う美麗な模様を付すことができるから、より高級感溢れる優美な外観を得ることができる。
第3の考案によれば、切子が、宝石の形状としても採用されているカボッション型とされることにより、光沢を有する美麗な形状の蓋が形成され、より優れた外観を得られる。
第4の考案に係る時計は、携行に適しているから、上述の優れた特性を有する身飾品として用いることができる。
以下に、本考案を実施するための最良の形態を、実施例を示す図面を参照して詳細に説明する。尚、以下の実施例に、本考案は限定されるものではない。
図1は、実施例1の時計の蓋を閉じた状態を示す斜視図である。図2は、実施例1の時計の蓋を開いた状態を示す斜視図である。図3は、実施例1の時計の蓋を示す側方視断面図である。図4は、実施例1の時計の蓋を閉じた状態を示す参考図である。また、図5は、実施例1の時計の蓋を開いた状態を示す参考図である。
実施例1の時計は、腕時計であり、図1乃至図5に示される様に、蝶番4を介して開閉自在とされ、文字盤の縁部5bに当接可能な枠体3と該枠体3に接着された切子2を有する蓋1を具えてなる。
切子2は、カボッション型に形成され、枠体3に接着されている。切子2の形状は、枠体に安定に接着可能であれば必ずしもカボッション型に限定されず、半球状,半楕球状等の任意の形状であって良い。
切子2は、無色透明なガラスの少なくとも一部に有色ガラスの層を形成して溶着し、所望の形状に成形した後、有色ガラス層から無色透明なガラスに至るカットで模様を付して作製されている。無色のガラスのみ又は有色ガラスのみを用いて切子2が作製されていても良いが、幅広い色の階調を利用して美麗な模様を付すために、切子2が、無色透明なガラスと有色ガラスの2層構造とされていることが好ましい。
本考案に係るガラスの種類は特に限定されないが、切子2をより優美な外観とするために、クリスタルガラスを用いることが好ましい。また、前記有色ガラスの色は特に限定されず、添加物の種類を変えることによって得られる、紅色,金赤色,黄色,緑色,藍色,紫色等の任意の色とすることができる。
また、カットによって形成される模様の形状を、特に限定するものではない。カットの深さは特に限定されず、有色ガラス層のみカットされていても良いが、幅広い色の階調を利用してより美麗な模様を付すために、有色ガラス層から無色ガラスに至るカットを用いることが好ましい。本実施例においては、全てのカットの断面形状は、最深部に凹稜を有するV字状であるが、模様を付すことができれば必ずしもこれに限られず、U字状他の任意の断面形状とされていても良く、又は、相互に異なる断面形状を有する複数のカットが混在していても良い。
切子2は、表面が滑らかな面とされると共に裏面が切子面とされているが、必ずしもこれに限られず、表面のみが切子面とされ、又は表裏両面とも切子面とされていても良い。表面から見た場合に光沢を伴った美麗な模様が現れる様に、表面を研磨して滑らかな面とし、裏面を切子面とすることが好ましい。この様に形成された切子2の表面には、図5に示される様に、美麗な模様が浮かび上がる様に現れる。また、切子の表面に凹凸が無いから、破損し難い特長を併せ持つ。
枠体3は、文字盤の縁部5bと略等しいサイズの金属製の部材で、前記文字盤の縁部5bに当接可能とされている。枠体3の材質は、剛性を有する金属であれば特に限定されず、金,銀,白金,ステンレス鋼等の任意の材質を用いることができる。好ましくは、統一感のある外観を得るために、文字盤の縁部5bと同じ材質で作製されることが好ましい。
枠体3の下端は内側に屈曲されて、接着面3aが設けられている。接着面3aと切子2の裏面を接着することによって、蓋1は作製されている。切子2と枠体3は、必ずしも接着されることに限られず、例えば切子2が枠体3に嵌着されていても良いが、蓋1を容易に作製し且つ切子2を枠体3に安定に固定するために、接着されていることが好ましい。当該接着に用いられる接着剤の種類は特に限定されないが、例えば、エポキシ樹脂系接着剤,アクリル樹脂系接着剤,又はシリコーン系接着剤を用いることができる。
枠体3と時計本体5は、蝶番4で連結されていて、蝶番4によって蓋1は開閉自在とされている。
時計本体5の蝶番4に近い部位には、蝶番4に向けて発条付勢された略円柱状の係合ピン6が、摺動自在に設けられている。枠体3と連結された蝶番4の略中央部には、何れも略平らな閉時当接面4a及び開時当接面4bが形成されていて、蓋1を閉じたときには閉時当接面4aが、蓋1を開けたときには開時当接面4bが、夫々係合ピン6の上端面と当接される様にされている。閉時当接面4aは、枠体3の下端面と略垂直に設けられていて、係合ピン6の上端面と当接されることによって、蓋1は閉じ状態に安定に保たれる。また、開時当接面4bは、閉時当接面4aと鋭角を成す様にして設けられていて、蓋1を開けた際に、蓋1は所定角度に維持される。また、閉時当接面4aと開時当接面4bの間の稜は面取りされていて、蓋1の開閉をスムーズに行える様にされている。
時計本体5の、蝶番4とは逆の端部には嵌合部5cが設けられていて、枠体3に設けられた嵌合片3bと着脱自在に嵌合可能とされている。
本実施例では、上記の様に構成したが、蓋1が開閉自在であれば良く、本考案は必ずしも上記実施形態に限定されるものではない。
時計本体5には皮製のバンド7,7が連結されていて、本実施例の時計は、バンド7,7を手首付近に巻付けて携行することができる。したがって、本実施例に係る時計は、身飾品としても有用である。
図6は、実施例2の時計の蓋を閉じた状態を示す参考図である。図7は、実施例2の時計の蓋を開いた状態を示す参考図である。尚、実施例1と同一部分については、詳細な説明は省略する。
実施例2の時計は、懐中時計であり、図6及び図7に示される様に、蝶番を介して開閉自在とされ、文字盤の縁部に当接可能な枠体と該枠体に接着された切子を有する蓋を具えてなる。
切子は、カボッション型に形成され、枠体に接着されている。枠体は、実施例1とは異なり、穿孔を持たない形状とされていて、枠体の表面側に設けられた凹部に切子が嵌合されて接着されている。枠体の裏面は、凹面状とされていて、蓋を閉めたときに、その縁部が文字盤の縁部に当接される。切子は、表面が滑らかな面とされると共に裏面が切子面とされていて、表面から見た場合に光沢を伴った美麗な模様が現れる様にされている。
枠体の表面には模様が付されていて、切子の模様と相俟って、優美な外観を与える様にされている。時計本体の上端には、蹄鉄形のフックが設けられていて、フックに飾り紐が係着されている。本実施例に係る懐中時計は、叙上の通り、切子,枠体に付された模様,及び飾り紐による優美な外観を有し、身飾品として有用である。
上記実施例に示した如く、本考案に係る腕時計又は懐中時計は、切子独特の優美な外観と高級感を具えていて、時計としてのみでなく身飾品としても有用である。しかし、本考案はこれに限定されず、携行を目的としない置時計に適用することもでき、その場合には、屋内装飾品としての価値を有する置時計として用いることができる。
実施例1の時計の蓋を開いた状態を示す斜視図である。 実施例1の時計の蓋を閉じた状態を示す斜視図である。 実施例1の時計の蓋を示す側方視断面図である。 実施例1の時計の蓋を開いた状態を示す参考図である。 実施例1の時計の蓋を閉じた状態を示す参考図である。 実施例2の時計の蓋を開いた状態を示す参考図である。 実施例2の時計の蓋を閉じた状態を示す参考図である。
符号の説明
1 蓋
2 切子
3 枠体
3a 接着面
3b 嵌合片
4 蝶番
4a 閉時当接面
4b 開時当接面
5 時計本体
5a 文字盤
5b 文字盤の縁部
5c 嵌合部
6 係合ピン
7 バンド

Claims (4)

  1. 蝶番を介して開閉自在とされ、文字盤の縁部に当接可能な枠体と該枠体に接着された切子を有する蓋を具えてなることを特徴とする時計。
  2. 切子の表面が滑らかな面とされると共に、切子の裏面が切子面とされてなることを特徴とする請求項1に記載の時計。
  3. 切子が、カボッション型に形成されてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の時計。
  4. 腕時計又は懐中時計であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の時計。
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