JP3146807B2 - 道路白線検出装置 - Google Patents

道路白線検出装置

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JP3146807B2
JP3146807B2 JP28528593A JP28528593A JP3146807B2 JP 3146807 B2 JP3146807 B2 JP 3146807B2 JP 28528593 A JP28528593 A JP 28528593A JP 28528593 A JP28528593 A JP 28528593A JP 3146807 B2 JP3146807 B2 JP 3146807B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路白線検出装置に係
り、特に車両前方をカメラによって撮影し、得られた撮
像画像中における道路白線の位置を検出して車両に対す
る道路白線の位置を特定する道路白線検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の自動操縦等を実現する
ための要素技術として、車両前方を撮影するカメラを用
いた道路白線検出装置が提案されている。例えば本出願
人は、特願平4−265655号において、車両前方道
路をカメラにより撮影して得られた撮像画像から順次比
較画像を抽出し、予め白線形状に適合するように設定し
ておいたテンプレートに対して最も高い相関の得られた
比較画像の位置を撮像画像内における白線位置として認
識する道路白線検出装置を開示している。
【0003】この装置は、車両中央に配設したカメラで
白線を撮像した場合、通常は車両左側の白線は右上が
り、車両右側の白線は左上がりに、それぞれアスファル
ト部分より高輝度に撮像されることに鑑み、予め右上が
り、左上がり等に白線が描かれたテンプレートを用意
し、かかるテンプレートと比較画像との相関演算を行う
ことで白線位置の検出を行うものである。
【0004】ところで、走行路がカーブに差しかかる
と、車両から比較的離間した位置の白線は、車両左側の
白線が左上がりに、又は車両右側の白線が右上がりにな
る場合がある。一方、自動制御等の車両制御に白線検出
の結果を利用するためには、比較的遠方の白線位置を検
出する必要がある。このため、白線検出の際に参照する
テンプレートが固定テンプレートでは実用的な白線検出
を実現することができない。
【0005】そこで、上記装置においては、白線形状が
比較的安定している車両直前部において固定テンプレー
トによる白線検出を行い、その際に固定テンプレートと
最も適合した画像を、より遠方のテンプレートとして設
定し、順次遠方の白線を検出する手法を採用している。
この場合、白線検出に用いるテンプレートの形状と実際
の白線形状とが道路のカーブ如何によって大きくかけ離
れることがなく、車両から離間した位置において白線位
置を検出することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置の如く車両直前部から順次テンプレートを更新しなが
ら所定距離離間した位置の白線検出を実現する手法で
は、真に監視すべき位置の白線が検出できるまでに多量
の演算処理を行うことが必要となり、迅速処理の要求に
応えることができない。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、撮像画像中、車両から所定距離離間した位置の
道路白線が撮影されている部分を抽出して比較画像を構
成すると共に、形状の異なる複数のテンプレートを設定
し、比較画像に対して最も高い相関の得られる形状のテ
ンプレートを比較用テンプレートとして白線位置の検出
を行うことにより上記の課題を解決し得る道路白線検出
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は、上記の目的を達
成する道路白線検出装置の原理構成図を示す。すなわち
上記の目的は、図1(A)に示すように、車両前方を撮
影するカメラM1と、該カメラM1によって撮影された
画像から、車両から所定距離離間した位置の道路白線が
撮影されている部分の画像を抽出する比較画像抽出手段
M2と、道路がカーブしている際に、該比較画像抽出手
段M2によって抽出される画像内に撮影されると推定さ
れる道路白線の幅及び形状を、カーブの度合いに対応し
て近似した複数のテンプレートを記憶するテンプレート
記憶手段M3と、前記比較画像抽出手段M2が抽出した
画像を比較画像とし、該比較画像と所定の比較用テンプ
レートとの相関を演算する相関演算手段M4と、前記テ
ンプレート記憶手段M4から、道路白線の形状が急なも
のと緩やかなものとを選択し、何れか一方のテンプレー
トを比較用テンプレートとした際に相関が低下した場合
には、他方のテンプレートを比較用テンプレートとする
テンプレート切替え手段M5と、前記相関演算手段M4
によって、比較用テンプレートに対して最も高い相関が
演算された比較画像の位置を、車両から所定距離離間し
た位置の道路白線が撮影されている位置として認識する
白線位置検出手段M6とを備える道路白線検出装置によ
り達成される。
【0009】また、上記構成の道路白線検出装置におい
て、前記テンプレート切替え手段M5が、前記テンプレ
ート記憶手段M3より道路白線の形状の異なる3つのテ
ンプレートを選択し、比較用テンプレートとして中間角
度の形状のテンプレートから、残る2つのテンプレート
のうち一方のテンプレートに切り換えた際に相関の低下
が検出された場合は、残る2つのテンプレートのうち他
方のテンプレートを比較用テンプレートとして選択する
構成も有効である。
【0010】更に、車両前方を撮影するカメラM1と、
該カメラM1によって撮影された画像から、車両から所
定距離離間した位置の道路白線が撮影されている部分の
画像を抽出する比較画像抽出手段M2と、該比較画像抽
出手段M2が抽出した画像を比較画像とし、該比較画像
と所定の比較用テンプレートとの相関を演算する相関演
算手段M4と、該相関演算手段M4の演算結果に基づい
て、より高い相関が得られると推定されるテンプレート
を作成して新たな比較用テンプレートとするテンプレー
ト作成手段M7と、前記相関演算手段において比較用テ
ンプレートに対して最も高い相関が演算された比較画像
の位置を、車両から所定距離離間した位置の道路白線が
撮影されている位置として認識する白線位置検出手段M
6とを備える道路白線検出装置は、少ない記憶容量で上
記の目的を達成するのに有効である。
【0011】また、車両前方を撮影するカメラM1と、
該カメラM1によって撮影された画像から、車両から所
定距離離間した位置の道路白線が撮影されている部分の
画像を抽出する比較画像抽出手段M2と、定常状態で、
該比較画像抽出手段M2によって抽出される画像内に撮
影されると推定される道路白線の幅及び形状を近似した
テンプレートを記憶するテンプレート記憶手段M8と、
該テンプレート記憶手段M8の記憶するテンプレート
と、前記比較画像抽出手段M2が抽出した画像を基に設
定された所定の比較画像との相関を演算する相関演算手
段M4と、該相関演算手段M4の演算結果に基づいて、
より高い相関が得られるように前記比較画像抽出手段M
2の抽出した画像を変換して新たな比較画像とする比較
画像変換手段M9と、前記相関演算手段M4において比
較用テンプレートに対して最も高い相関が演算された比
較画像の位置を、車両から所定距離離間した位置の道路
白線が撮影されている位置として認識する白線位置検出
手段M6とを備える道路白線検出装置は、単一のテンプ
レートで上記の目的を達成するのに有効である。
【0012】
【作用】本発明に係る道路白線検出装置において、前記
比較画像抽出手段M2は、前記カメラM1の撮影した画
像から、車両の所定距離前方に位置する道路白線が撮影
されている部分を抽出する。従って、当該抽出された画
像の位置が特定できれば、車両から所定距離離間した位
置の道路白線の位置を特定することができる。
【0013】ところで、前記比較画像抽出手段M2が抽
出した画像内における道路白線の形状は、道路のカーブ
状況等によって変化し一定ではない。このため、当該画
像と高い相関を得るためには、抽出された画像内におけ
る道路白線と幅及び形状の近似したテンプレートが必要
になる。
【0014】前記テンプレート記憶手段M3は、道路の
カーブ時に抽出された画像内の道路白線に整合する複数
のテンプレートを記憶する。また、前記テンプレート切
替え手段M5は、これら複数のテンプレートから急カー
ブに対応するテンプレートと緩やかなカーブに対応する
テンプレートとを選択し、一方のテンプレートを比較用
テンプレートとした際に前記相関演算手段M4により相
関の低下が検出された場合には、他方のテンプレートを
比較用テンプレートとする。
【0015】この結果、前記相関演算手段M4において
相関演算の基礎とされる比較用テンプレートは、前記比
較画像抽出手段M2によって抽出された比較画像内にお
ける道路白線に対してより高い相関の得られるものに随
時更新されることとなる。
【0016】また、前記テンプレート切替え手段M5
が、前記テンプレート記憶手段M3から3つのテンプレ
ートを選択して比較用テンプレートの切替えを行う構成
におい、比較用テンプレートを、中間角度の白線形状を
表すテンプレートから残る2つのテンプレートの一方に
切り換えた際に相関が低下するのは、比較用テンプレー
トの切替え時において選択を誤った場合である。従っ
て、前記テンプレート切替え手段M5が、かかる状況に
おいては比較用テンプレートを残る他方のテンプレート
に切り換える構成によれば、最終的に正しい選択がなさ
れることが保証されることになる。
【0017】また、前記テンプレート記憶手段M3、及
びテンプレート切替え手段M5に代えて、前記相関演算
手段M4の演算結果に基づいて適切なテンプレートを随
時作成する前記テンプレート作成手段M7を設けた構成
においては、予め複数のテンプレートを作成・記憶して
おく必要がなく、より少ないメモリ容量で、所望の白線
位置検出を実行できる道路白線検出装置が実現される。
【0018】更に、前記比較画像抽出手段M2が抽出し
た画像を、前記比較画像変換手段M9が適当に変換する
構成においては、前記相関演算手段M4には、道路のカ
ーブの影響が相殺された比較画像が供給されることとな
る。従って、比較用テンプレートとしては、前記テンプ
レート記憶手段M8が記憶する基準幅、基準形状のテン
プレートが唯一存在すれば足り、このテンプレートのみ
により所望の白線位置検出が実現されることになる。
【0019】
【実施例】図2は、本発明の一実施例である道路白線検
出装置の全体構成を表すブロック図を示す。同図におい
てカメラ10は、前記したカメラM1に相当し、A/D
変換装置12を介して画像フレームメモリ14に接続さ
れている。これにより、カメラ10によって得られた1
画面分の画像は、ディジタルデータとして画像フレーム
メモリ14に記憶される。
【0020】画像フレームメモリ14には、比較画像抽
出手段M2,テンプレート記憶手段M3,M8,テンプ
レート切替え手段M5,白線位置検出手段M6,テンプ
レート作成手段M7,比較画像変換手段M9を実現する
CPU16が接続されている。このCPU16は、画像
フレームメモリ14の所定の部分の画像データを読みだ
し、各種演算処理を行うことで、これらの機能を実現す
る。
【0021】このCPU16には前記した相関演算手段
M4に相当する相関演算装置18が接続されている。相
関演算装置18には、画像フレームメモリ14の画像デ
ータに基づいてCPU16が設定したテンプレートに係
るデータと、CPU16が設定したサーチウィンドウ内
の比較画像に係るデータとが供給される。そして、相関
演算装置18は、これらのデータに基づいてテンプレー
トマッチングによる相関演算を行う。
【0022】以下、図3を参照して、テンプレートマッ
チングによる相関演算の手法について簡単に説明する。
【0023】図3(A)は、テンプレートマッチングに
用いるm×n画素のテンプレートを、図3(B)は、テ
ンプレート内の画像が一部に撮像された撮像画像を示
す。テンプレートマッチングを行う場合、先ず図3
(B)に示す撮像画像中に大まかにサーチウィンドウ
(S)を設定する。そして、このサーチウィンドウの中
からテンプレートを同サイズの画像を比較画像(C)と
して抜き出し、対応する各画素の輝度の差の絶対値の総
和を相関値Dとして求める。
【0024】この場合、図3(A),(B)に示すよう
にテンプレート内の画像と比較画像とが一致していない
場合には相関値Dが大きく、テンプレート内の画像と比
較画像とが完全に一致した場合には、相関値D=“0”
となる。
【0025】従って、設定されたサーチウィンドウ内で
順番に1画素づつずらして比較画像を設定し、それそれ
テンプレートとの相関値Dを求めた場合、相関値Dが最
小となる位置が最も相関の高い位置であり、その位置を
テンプレート内の画像の存在する位置として特定するこ
とができる。
【0026】このように、テンプレートマッチングによ
る相関演算は、サーチウィンドウ内にテンプレート内の
画像に近似する画像を検出するのに有効な手法である。
尚、本実施例の道路白線検出装置は、かかる原理を利用
して道路上に描かれた白線の位置を検出する装置であ
る。
【0027】すなわち、CPU16は相関演算装置18
の相関演算結果に基づいて白線位置を検出し、これを白
線位置出力装置20を介して図示しない所定の車両制御
装置に出力する。つまり、車両には、操舵、アクセル、
ブレーキ等を制御する車両制御装置が搭載されており、
このようにして供給された白線位置についての情報に基
づいて自動操縦が行われる。
【0028】尚、画像フレームメモリ14の出力側に
は、D/A変換装置22を介してCRT24が接続され
ており、画像フレームメモリ14に記憶されている画像
は、逐次CRT24に表示される。
【0029】ところで、本実施例において道路白線の位
置を検出するのは、上記したように、検出した道路白線
の位置データを用いて車両の自動操縦を実現するためで
ある。従って、検出した白線位置を操舵制御、加減速制
御等に反映させるための時間を確保する必要があり、か
かる観点からすれば、注視する道路白線の位置は、車両
から所定距離離間した位置が適当である。
【0030】一方、図4に示すように、車両の近点では
道路がカーブしている場合でも白線の接線の向きが大き
く変化することはないが、比較的離間した位置において
は、直進路の場合(同図(A))とカーブの場合(同図
(B))とで、道路白線の接線方向が大きく相違する。
【0031】この場合、例えば車両からa(m) の点を注
視点とし、図4(A),(B)に示す如くその注視点に
相当する領域にサーチウィンドウ(探索領域)を設け、
当該領域から比較画像を抽出するとすれば、比較画像内
における白線の形状が道路の曲率によって大幅に変動す
ることになる。
【0032】これに対して、本実施例において白線位置
の検出に用いる手法であるテンプレートマッチングにお
いては、あくまでも比較画像の各画素とテンプレートの
各画素の輝度差の総和が小さいものを高い相関の得られ
る組み合わせとして検出する手法である。
【0033】従って、比較画像として抽出した画像内に
ほぼ一杯に道路白線が撮影されており、本来ならその比
較画像を抽出した位置を白線の位置として把握すべき場
合であっても、テンプレート内における白線の形状が比
較画像内の道路白線の形状とかけ離れていれば、結果と
して他により高い相関が計算される位置を発生させる場
合がある。
【0034】この意味で、テンプレートマッチングによ
る相関演算を用いて道路白線の位置を検出する場合にお
いては、比較画像として抽出する画像内に撮影される道
路白線の形状と、比較用テンプレート内における白線形
状とを適当に整合させることが必須である。
【0035】この場合、車両の近点では道路白線の形状
が比較的安定していることに着目し、車両の近点でテン
プレートマッチングを行い、その際に比較画像として得
られた画像を次のステップのテンプレートとして徐々に
遠方の道路白線につき相関演算を行う手法が公知である
ことは前記した通りであるが、かかる手法による場合、
真にデータとして検出すべき位置に達するまでに長期を
要し、高密度に白線位置を検出することができない。
【0036】一方、図5に示すように、道路がカーブす
ることにより生ずる道路白線の形状変化に対応して、複
数のテンプレート(本実施例においては図5中、〜
の9種)から最適なものを選択的に用いる構成を実現で
きれば、道路がカーブする場合においても道路白線を見
失うことなく、その位置を適切に監視し続けることが可
能である。
【0037】本実施例の道路白線検出装置は、かかる機
能を実現することにより、車両近点から徐々に注視点を
離間させる従来の装置に比べて高密度に白線位置を検出
すべく構成されたものである。以下、かかる機能を実現
すべくCPU16が実行する処理の内容について詳細に
説明する。
【0038】図6は、前記した請求項1及び2記載の発
明を実現すべくCPU16が実行する白線位置検出ルー
チンの一例のフローチャートを示す。
【0039】同図に示すルーチンが起動すると、先ずス
テップ100において操舵角θの読み込みを行う。この
操舵角θは、ステアリングホイルの回転角を検出すべく
配設された操舵角センサ等により検出することができ、
走行中の道路が直進路であるかカーブであるかを推定す
るために読み込むものである。
【0040】次に、ステップ102では、読み込んだ操
舵角θで予め設定しておいたマップを検索することによ
り初期テンプレートの選定を行う。本実施例において
は、前記したテンプレート記憶手段M3をCPU16に
接続されたメモリ(図示せず)によって実現しており、
このメモリには上記図5に示す9種類のテンプレート
(図5中〜)が記憶されている。上記マップは、こ
れら〜のテンプレートと操舵角θとの関係を設定し
たものであり、例えばθ=“0”であればN=のテン
プレートが選択される。
【0041】この様にして初回の相関演算を行う際に中
心とすべきテンプレートの選択を終えたら、ステップ1
04、106、108において順次“N−1”,
“N”,“N+1”のテンプレートについて相関演算を
行う。例えば今回N=が選択されていれば、順に,
,のテンプレートについて相関演算を実行すること
になる。
【0042】これら隣接する3つのテンプレートについ
て相関演算を行い、今回選択したNが最適なテンプレー
トであるのか、または何れかの側により適切なテンプレ
ートが存在するのかを、3つノテンプレートそれぞれに
ついて得られた相関値に基づいて判断するためである。
【0043】ここで、上記ステップ104〜106にお
ける相関演算は、図7に示す相関演算ルーチンによって
実現される。以下、テンプレートとしT(N)を選択し
た場合を例にとって、図7に示す相関演算ルーチンの内
容について説明する。
【0044】図7に示すルーチンが起動すると、先ずス
テップ202において相関演算の実行に用いるべきテン
プレートT(N)の選択を行う。
【0045】次にステップ204では、テンプレートマ
ッチングによる相関演算を開始すべく初期値の設定を行
う。ここでは、テンプレートマッチングを実行するに際
して、撮像画像中Y=Ya(車両から所定距離a(m) 離
間した位置の道路白線が撮影される領域のY座標)、X
=Xf/2(撮像画像中央のX座標)の点を左上の点と
するm×n画素の比較画像を初期比較画像として設定す
ることとしており、かかる設定を実現すべく、比較画像
の座標(x,y)を(Xf/2,Ya)に設定する処理
を行う。
【0046】また本ステップでは、サーチウィンドウ内
で比較画像を走査した際に最も低い相関値Dx,y(最
も高い相関が得られた位置での相関値Dに相当)が演算
された際に、その値を記憶するDbufに、上限値10
000を、Dbufを得た比較画像のX座標を記憶する
Xbufに0をそれぞれ代入する処理を行う。
【0047】かかる処理を終えたら、ステップ206へ
進んで(x,y)座標における比較画像とテンプレート
T(N)について、対応する各画素の輝度差の総和を求
め、相関値Dx,yとして記憶する。尚、本実施例ステ
ップは、撮像画像から適当な比較画像に関するデータを
取り込む処理を行う意味で、前記した比較画像抽出手段
M2に相当する。
【0048】ステップ208では、現在Dbufに記憶
されている値と今回計算したDx,yの値とを比較し、
Dx,y<Dbufが成立しているかを見る。ここで上
記条件が成立するのは、今回のDx,yが最低値である
場合、すなわち今回の比較画像が最も高い相関を示した
場合であり、この場合はステップ210へ進んで履歴を
更新すべくDbuf,Xbufを今回の値Dx,y、及
びX座標値に書き換える処理を行う。一方、上記ステッ
プ208において条件不成立とされた場合は、相関値の
履歴を書き換える必要がないためそのままステップ21
2へと進む。
【0049】ステップ212では、比較画像を新たに1
画素づらして切り出すべく、その左側端部のX座標値x
をデクリメントする。ステップ214は、このようにし
てデクリメントされたxが“0”に達しているか、すな
わち撮像画像の中央から開始した比較画像の走査が撮像
画像の左端に達したかを判別する。ここで、x=“0”
が不成立であれば上記ステップ206へ戻り、以後x=
“0”が成立するまで繰り返し上記ステップ206〜2
14の処理を実行する。
【0050】この結果、上記ステップ214においてx
=“0”が成立すると判別された時点では、必ず撮像画
像中央x=Xf/2から左端x=0までの間で最も高い
相関が得られた位置での相関値Dx,yがDbufに、
その際のxがXbufに記憶されていることになる。ス
テップ216は、これらXbuf,Dbufの値をそれ
ぞれX(N),D(N)として出力するステップであ
り、この処理を実行して本ルーチンが終了する。
【0051】このように図7に示す相関演算ルーチンに
よれば、撮像画像内に設定したサーチウィンドウ内で最
も高い相関の得られる比較画像について相関値Dを得る
ことができ、上述の如くステップ104〜108におい
てテンプレートT(N−1),T(N),T(N+1)
について上記処理を実行すれば、各テンプレートについ
て最小相関値D及びその相関値を実現した比較画像のX
座標値が検出されることになる。
【0052】ステップ110は、このようにして求めた
D(N−1)とD(N)についてD(N−1)<D
(N)の判別を行うステップである。すなわち、テンプ
レートT(N−1)とT(N)の何れが高い相関を示し
ているかを判別するステップである。ここで上記条件が
成立するのはテンプレートT(N−1)がテンプレート
T(N)より高い相関を示す場合であり、この場合、当
然に3つのテンプレートの中でT(N−1)が最も高い
相関を示すと判断することができる。
【0053】このため、上記ステップ110において条
件成立が判別された場合は、以後ステップ112へ進ん
でテンプレートT(N−1)についてD(N−1)を得
た比較画像のX座標値X(N−1)を、白線位置Xとし
て出力し、続くステップ114においてN−1を最適テ
ンプレート番号Nに代入する。
【0054】以後、このようにして設定した白線位置
X、最適テンプレート番号Nに基づいて上記ステップ1
04移行の処理を繰り返し実行する。
【0055】一方、上記ステップ110においてD(N
−1)<D(N)が不成立であると判別された場合、す
なわちテンプレートT(N−1)よりテンプレートT
(N)の方が比較画像に対して高い相関を示すと判別さ
れた場合は、ステップ116へ進んで更にD(N)<D
(N+1)の判別を行う。この場合、テンプレートT
(N)よりテンプレートT(N+1)の方が更に高い相
関を示す場合があるからである。
【0056】そして、D(N)<D(N+1)が成立す
ると判別された場合は、テンプレートT(N)が最適な
テンプレートであると判断し、ステップ118へ進んで
テンプレートT(N)についてのX(N)を白線位置X
として出力し、ステップ120でNを最適テンプレート
番号Nに設定して上記ステップ104へ帰還する。
【0057】また、上記ステップ116でD(N)<D
(N+1)が不成立とされた場合は、テンプレートT
(N+1)が最適なテンプレートであると判断し、ステ
ップ122へ進んでテンプレートT(N+1)について
のX(N+1)を白線位置Xとして出力し、ステップ1
24でNを最適テンプレート番号Nに設定して上記ステ
ップ104へ帰還する。
【0058】以下、繰り返し上記ステップ104〜12
4の処理が実行されることにより、道路の曲率が変化し
て比較画像内における白線形状が変化すると、その変化
に応じて随時〜のテンプレートから最も高い相関の
得られるものが最適テンプレートとして設定されること
になる。このため、比較画像内における白線形状が変化
しても、その変化に起因して道路白線を見失うことがな
く、適切に白線位置検出を続行することができる。
【0059】尚、上記ルーチンにおいては、上記ステッ
プ110、116で有効なテンプレートの選択を行って
いる。この意味で、本実施例においては、これらのステ
ップが前記したテンプレート切替え手段M4を実現して
いることになる。また、上記ステップ114,120,
124は、このようにして選択されたテンプレートに対
するX座標値を白線位置として認識するステップであ
る。この意味で、本実施例においては、これらあのステ
ップが前記した白線位置検出手段M6を実現しているこ
とになる。
【0060】ところで、上記実施例の如く予めテンプレ
ートを記憶しておく構成を採用する場合、テンプレート
を記憶しておくだけのメモリ容量を確保する必要があ
る。また、個々のテンプレートが、それぞれ予め設定さ
れた形状で固定されるため、メモリ容量との関係でンプ
レートの枚数が制限される関係上、微小な形状変化には
対応できない事態も生じ得る。
【0061】一方、本実施例の如くCPU16が単一で
ある場合、上記図6に示すようにテンプレートと比較画
像との相関演算は、複数のテンプレートについて並列に
処理されるのではなく、あくまでも直列に処理される。
つまり、比較画像に対して形状の異なる複数のテンプレ
ートを対応させることを必須とする本発明においても、
必ずしも複数のテンプレートが同時に存在することは要
求されず、例えば図8に示すように適当な画素をシフト
して複数のテンプレートを構成することができれば、必
要に応じて必要なテンプレートを演算によって求めるこ
とも可能である。
【0062】尚、8×8画素のテンプレートを用いる場
合、図8(B)に示すようにシフト量n=0のテンプレ
ートを基準とし、K=(n+1)×y/(8+1)で得
られる整数値分だけy行目をシフト(nが正の場合左
へ、nが負の場合は右へ)させることにより、図8に示
す如くシフト量nをバランスよく確保したテンプレート
を実現することができる。
【0063】図9は、前記した請求項3記載の発明を実
現すべくCPU16が実行する白線位置検出ルーチンの
第2の例のフローチャートであり、CPU16が本ルー
チンを実行することにより上記の機能が実現されること
になる。以下、図9に示すルーチンの内容について説明
するが、同図中上記図6に示すルーチンと同一の処理を
実行するステップには、同一の符号を付しその説明を省
略する。
【0064】すなわち図9に示す処理は、相関演算にお
いて中心とすべきテンプレートの選定を終えたら(ステ
ップ100,102)、ステップ300,302,30
4においてそれぞれテンプレートT(N−1),T
(N),T(N+1)を生成する点に特徴を有するもの
である。
【0065】ここで、本ルーチンにおいては、ステップ
300、ステップ302、ステップ304の間にそれぞ
れステップ104、ステップ106、ステップ108の
相関演算を行う構成としており、生成したメモリを消去
して新たな相関演算を行うこととしている。このため、
テンプレートの格納用のメモリとしては、8×8画素の
データが格納できるものであれば足り、上記図6に示す
ルーチンを実行する場合に比べて画期的にその容量を削
減することができる。
【0066】尚、本ルーチンにおいてステップ108移
行に実行される処理の内容は、上記図6に示すルーチン
と全く同一であり、本ルーチンを実行する場合において
も、カーブ時に道路白線を見失うことなく位置検出を続
行し得る優れた効果を享受することができる。
【0067】ところで、本ルーチンは、カメラ10から
得た撮像画像から抽出した比較画像内で白線の形状が変
化する場合に、テンプレートの形状を変化させてその変
化に対処しようとするものである。
【0068】これに対して、図10に示すように探索領
域内における白線形状を、基準の形状に変換する構成を
採用すれば、単一のテンプレートのみで全ての場合に対
処することができる。この場合、最も簡単な構成として
は、上記図8(B)に示す如く極めて単純な形状をテン
プレートとして記憶しておけば足りることから、記憶手
法を工夫すれば必ずしも8×8画素分のデータを格納し
得るメモリも必要でなく、一層のメモリ削減効果を得る
ことができる。
【0069】図11は、かかる機能を実現すべくCPU
16が実行する白線検出ルーチンのフローチャートを示
す。尚、CPU16が本ルーチンを実行することによ
り、前記請求項3記載の発明が実現されることになる。
【0070】すなわち、図11に示すルーチンが起動す
ると、先ずステップ100において操舵各θの読み込み
が行われる。この処理を終えると、続くステップ402
では、比較画像の最適シフト量nの設定を行う。ここ
で、シフト量nは、上記図8において所望のテンプレー
トを演算する場合に用いた手法と同様の手法で実現する
ことができ、本実施例においては、操舵角θとの関係を
設定しておいたマップを検索することにより初期のn設
定を行う。
【0071】このようにして最適シフト量nの設定を終
えたら、次にステップ404へ進み、撮像画像から抽出
した画像にn−1のシフトを与えてなる比較画像S(n
−1)を計算によって求め、このS(n−1)と基準の
テンプレートT(d)との相関演算を上記図7に示す相
関演算ルーチンによって行い得られた最小相関値及びそ
の際のX座標をそれぞれD(n−1),X(n−1)と
して記憶する。
【0072】以下、ステップ406、408において、
撮像画像から抽出した画像にn,n+1のシフトを与え
てなる比較画像S(n),S(n+1)について同様に
最小相関値D(n),D(n+1),その際のX座標X
(n),X(n+1)の演算を行い、それぞれの値を記
憶する。
【0073】これらの処理を終えたら、以下上記図6、
図9中、ステップ110〜124の処理と同様に、D
(n−1),D(n),D(n+1)の大小関係の判別
を行い(ステップ410,416)、その結果に応じて
最も高い相関の得られた比較画像に対して得られたX座
標を白線位置として出力し(ステップ412、418、
422)、また、それらを実現したシフト量nを最適シ
フト量nとして更新する処理を行う(ステップ414、
420、422)。
【0074】この結果、上記ステップ404〜408に
おいては、常に適当なシフト量n−1,n,n+1が与
えられて基準のテンプレートT(d)に近似する比較画
像についての相関演算が行われることになり、撮像画像
内において道路白線の形状が変化しても、その変化に関
わらず適切な形状同士の相関演算が実行されることにな
る。
【0075】このように、CPU16が本ルーチンを実
行する場合、テンプレートを記憶しておくために要する
メモリ容量を画期的に削減しつつ、上記図6、図9のル
ーチンを実行する場合と同様に、白線の監視を継続的に
実行して高い密度で位置検出を続行できるという効果を
奏する。
【0076】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、撮像画像から比較画像として抽出される画像内にお
ける白線の形状が、道路のカーブ等に起因して変化して
も、比較用テンプレートがその変化に追従して適切に変
化するため、車両から所定距離離間した位置の道路白線
の位置検出を続行することができる。
【0077】このため、従来の装置の如くカーブにおい
て白線位置を見失う度に車両近点へ戻って道路白線の位
置検出を行わざるを得ない場合に比べて、カーブ走行時
における白線位置の検出を高密度に行い得るという特長
を有している。
【0078】また、請求項2記載の発明によれば、比較
画像内における道路白線の形状が変化し、比較用テンプ
レートを変更する必要が生じた場合に、道路曲率の変化
に対して誤ったテンプレートの選択が行われると、即座
に正しいテンプレートへの切替えが行われることにな
り、道路白線を見失うことなく適切に監視し続けること
ができる。この意味で、上述の請求項1記載の発明に比
べて更に高い密度で道路白線の位置検出を実行すること
ができるという特長を有している。
【0079】更に、請求項3記載の発明によれば、必要
に応じてより適切なテンプレートが作成されることか
ら、上述の請求項1及び2記載の発明の如く予め複数の
テンプレートを記憶することなく、同様の白線位置検出
を実現することができる。この場合、請求項1及び2記
載の発明において必要とされたメモリ容量を大幅に削減
して道路白線検出装置を実現することが可能となる。
【0080】また、請求項4記載の発明によれば、比較
画像変換手段によってカーブ等の影響が相殺され、相関
演算手段には、常に基準の形状に変換された比較画像の
データが供給されるため、比較用テンプレートとしては
定常時における道路白線の基準幅、基準形状を写し取っ
たテンプレートが存在すれば足りる。この場合、上記請
求項3記載の道路白線検出装置と同様に少ないメモリ容
量で所望の機能を有する道路白線検出装置を実現するこ
とがかのうである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る道路白線検出装置の原理構成図で
ある。
【図2】本発明の一実施例である道路白線検出装置のブ
ロック構成図である。
【図3】テンプレートマッチングによる相関演算の原理
を説明するための図である。
【図4】カメラにより車両前方を撮影して得られる撮像
画像の例である。
【図5】テンプレートマッチングに用いるテンプレート
群の例である。
【図6】本実施例の道路白線検出装置が実行する白線検
出ルーチンの第一の例のフローチャートである。
【図7】本実施例の道路白線検出装置が実行する相関演
算ルーチンの一例のフローチャートである。
【図8】演算によりテンプレートを作成する手法を説明
するための図である。
【図9】本実施例の道路白線検出装置が実行する白線検
出ルーチンの第二の例のフローチャートである。
【図10】撮像画像から抽出した比較画像内の白線形状
を基準形状に変換した例である。
【図11】本実施例の道路白線検出装置が実行する白線
検出ルーチンの第三の例のフローチャートである。
【符号の説明】
M1,10 カメラ M2 比較画像抽出手段 M3,M8 テンプレート記憶手段 M4 相関演算手段 M5 テンプレート切替え手段 M6 白線検出手段 M7 テンプレート作成手段 M9 比較画像変換手段 14 画像フレームメモリ 16 CPU 18 相関演算装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/16 G05D 1/02 G06T 1/00 280 - 340 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両前方を撮影するカメラと、 該カメラによって撮影された画像から、車両から所定距
    離離間した位置の道路白線が撮影されている部分の画像
    を抽出する比較画像抽出手段と、 道路がカーブしている際に、該比較画像抽出手段によっ
    て抽出される画像内に撮影されると推定される道路白線
    の幅及び形状を、カーブの度合いに対応して近似した複
    数のテンプレートを記憶するテンプレート記憶手段と、 前記比較画像抽出手段が抽出した画像を比較画像とし、
    該比較画像と所定の比較用テンプレートとの相関を演算
    する相関演算手段と、 前記テンプレート記憶手段から、道路白線の形状が急な
    ものと緩やかなものとを選択し、何れか一方のテンプレ
    ートを比較用テンプレートとした際に相関が低下した場
    合には、他方のテンプレートを比較用テンプレートとす
    るテンプレート切替え手段と、 前記相関演算手段によって、比較用テンプレートに対し
    て最も高い相関が演算された比較画像の位置を、車両か
    ら所定距離離間した位置の道路白線が撮影されている位
    置として認識する白線位置検出手段とを備えることを特
    徴とする道路白線検出装置。
  2. 【請求項2】 前記テンプレート切替え手段は、前記テ
    ンプレート記憶手段より道路白線の形状の異なる3つの
    テンプレートを選択し、比較用テンプレートとして中間
    角度の形状のテンプレートから、残る2つのテンプレー
    トのうち一方のテンプレートに切り換えた際に相関の低
    下が検出された場合は、残る2つのテンプレートのうち
    他方のテンプレートを比較用テンプレートとして選択す
    ることを特徴とする請求項1記載の道路白線検出装置。
  3. 【請求項3】 車両前方を撮影するカメラと、 該カメラによって撮影された画像から、車両から所定距
    離離間した位置の道路白線が撮影されている部分の画像
    を抽出する比較画像抽出手段と、 該比較画像抽出手段が抽出した画像を比較画像とし、該
    比較画像と所定の比較用テンプレートとの相関を演算す
    る相関演算手段と、 該相関演算手段の演算結果に基づいて、より高い相関が
    得られると推定されるテンプレートを作成して新たな比
    較用テンプレートとするテンプレート作成手段と、 前記相関演算手段において比較用テンプレートに対して
    最も高い相関が演算された比較画像の位置を、車両から
    所定距離離間した位置の道路白線が撮影されている位置
    として認識する白線位置検出手段とを備えることを特徴
    とする道路白線検出装置。
  4. 【請求項4】 車両前方を撮影するカメラと、 該カメラによって撮影された画像から、車両から所定距
    離離間した位置の道路白線が撮影されている部分の画像
    を抽出する比較画像抽出手段と、 定常状態で、該比較画像抽出手段によって抽出される画
    像内に撮影されると推定される道路白線の幅及び形状を
    近似したテンプレートを記憶するテンプレート記憶手段
    と、 該テンプレート記憶手段の記憶するテンプレートと、前
    記比較画像抽出手段が抽出した画像を基に設定された所
    定の比較画像との相関を演算する相関演算手段と、 該相関演算手段の演算結果に基づいて、より高い相関が
    得られるように前記比較画像抽出手段の抽出した画像を
    変換して新たな比較画像とする比較画像変換手段と、 前記相関演算手段において比較用テンプレートに対して
    最も高い相関が演算された比較画像の位置を、車両から
    所定距離離間した位置の道路白線が撮影されている位置
    として認識する白線位置検出手段とを備えることを特徴
    とする道路白線検出装置。
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