JP2664182B2 - 交通流計測システム - Google Patents

交通流計測システム

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JP2664182B2 JP63035282A JP3528288A JP2664182B2 JP 2664182 B2 JP2664182 B2 JP 2664182B2 JP 63035282 A JP63035282 A JP 63035282A JP 3528288 A JP3528288 A JP 3528288A JP 2664182 B2 JP2664182 B2 JP 2664182B2
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、計測対象の道路面を撮影するITV等の画像
情報から交通流パラメータを抽出する交通流計測システ
ムのマンマシンインチフエースに係る。 〔従来の技術〕 ITVカメラを用いた交通流計測システムは、道路面をI
TVカメラで撮影して得られた画像から交通流を計測する
ものであるが、計測対象が屋外ということで、次の様な
問題点が発生する。 (1)天候の変化(晴天,雨天,降雪等)が、画像に影
響する。 (2)時々刻々と変化する明るさ(朝,昼,薄暮,夜
等)が画像に影響する。 (3)道路面の状態(まつすぐな道路,湾曲した道路,
車線の数等)が場所により異なる。 上記の問題点は、計測のアルゴリズムに直接影響を与
えるものであるが、従来の同システムでは、計測の対
象,使用条件をある程度限定し、その条件に見合う様な
計測アルゴリズムのみを搭載した専用装置という位置付
けで、これらの問題点をカバーしていた。 〔発明が解決しようとする課題〕 上記従来技術は、前記(1)〜(3)の問題点、全て
に対応するためのツールが不備であつた。 すなわち、上記従来技術の交通流計測システムは、最
初に設定された使用条件に対して (1)天候の変化 (2)明るさの変化 (3)計測対象場所の変化 があつた場合、上記変化に追従した計測ができないとい
う問題があつた。 本発明の目的は、上記(1)〜(3)の問題点に対応
できる汎用的な交通流計測システムを提供することにあ
る。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的は、交通流計測システムに格納されている交
通流パラメータ抽出用の計測ルーチンの動作方法を、人
間が教示モードにおいてインタラクテイブに、会話形式
によるコマンド入力により指示できる様にし、さらにこ
のコマンド形式を、第1図で示す5つのコマンド、すな
わち (1)システム構成制御設定コマンド; 天候や周囲の明るさ等を設定する。 (2)計測エリア設定コマンド; ITVカメラで捕えた道路面の画像から、車線等の計測
対象エリアを抽出する。 (3)座標系設定コマンド; 実際の道路面と、ITVカメラで捕えた道路面の画像と
の距離の対応付けを行う。 (4)システム実行制御設定コマンド; 計測ルーチンの実行方法と計測結果の出力方法を制御
する。 (5)チユーニングデータ設定コマンド; 計測ルーチンのアルゴリズムのチユーニングを行う。 としたことにより、達成される。 〔作用〕 1.人間が計測ルーチンの動作方法を教示モードにおいて
自由に設定できるようにしたことにより、計測環境に変
化が生じても、リアルタイムに変化に対応できる。 2.前記(1)〜(5)のコマンドを設けたことにより、 (a)天候の変化,周囲の明るさの変化に対しては、主
に前記システム構成制御設定コマンドにより、 また、 (b)計測対象場所の変化に対しては、主に座標系設定
コマンドと計測エリア設定コマンドにより 対応できる。 上記1,2によつて、本対象の交通流計測システムは計
測環境の変化に強くなり、1つのシステムで種々の環境
において使用可能な汎用システムとすることが可能とな
る。 〔実施例〕 本発明の実施例を以下に示す。 まず、本発明の交通流計測システムのハードウエア構
成から説明する。
【ハードウエア構成】
本発明の交通流計測システムは、第2図に示すように
下記のモジユールから構成されている。 (1)ITVカメラ100 道路面を俯瞰撮影して、交通流パラメータを抽出する
ための対象面像を取込む装置 (2)画像処理部200 ITVカメラ100で得られた画像を処理し、ノイズの除
去、車両の抽出を行い、交通流パラメータを演算しやす
い画像に変換する装置。 なお、画像処理部200は、下記から構成されている。 i)アドレスプロセツサ210 画像データの入出力等のアドレス管理を行う。本プロ
セツサは、直線や円弧等を発生するグラフイツク処理機
能をも有する。 ii)画像メモリ220 対象画像の格納や、画像処理した結果を格納する2次
元メモリ。1画素が1bitの2値画像メモリと、1画素が
複数bitの濃淡画像メモリから成る。 iii)画像処理プロセツサ230 ITVカメラ100や画像メモリ220の画像を高速に処理す
る画像演算器。その機能としては、2値化,幾何形状変
換,ラベリング,コンボリユーシヨン,画像間演算,ヒ
ストグラム等である。 (3)画像モニター300 ITVカメラ100,画像メモリ220の画像や、アドレスプロ
セツサ210で発生したグラフイツク画像の重ね合わせ表
示等を行う。 (4)CPU400 i)画像処理部200で抽出した、車両画像や、画像の特
徴量等を用いて交通流パラメータを抽出する。 ii)人間と、本交通流計測システムとのマンマシンイン
ターフエースを制御する。 iii)本交通流計測システムの全体の制御を行う。 (5)フロツピーデイスク500 本交通流計測システムで得られた交通流パラメータ等
のセーブを行う。 (6)I/Oコントローラ600 マンマシンインタフエース用の装置であるキーボー
ド,マウス等の入出力制御を行う (7)キーボード700 マンマシンインタフエース用の装置。コマンドや各種
データの入力用。 (8)マウス800 マンマシンインタフエース用の装置。表示されている
画像内の座標等をインタラクテイブに入力する。 (9)コンソールモニター900 マンマシンインタフエース用の装置。本システムを動
作させるためのコマンドメニユーの表示や演算結果の交
通流パラメータの表示等を行う。 次に本発明の交通流計測システムの動作について述べ
る。
【システム動作】
本交通流計測システムは、第3図に示す様に教示モー
ド31及び計測モード32の2つの動作モードから成つてい
る。 教示モード31は、教示による計測エリアの設定,各種
パラメータの設定等を、コマンド入力により行い、本交
通流計測システムの動作を規定する各種テーブルの作成
を行う。本モードが、本発明のマンマシンインタフエー
スにより実行される。第1図に、本マンマシンインタフ
エース部のソフトウエアモジユール構成を示す。各モジ
ユールについての詳細は、後述する。 計測モード32は、教示モードで設定された動作モード
に従い、オンライン計測を実行するモードである。本計
測モードの終了後、再び教示モードに移行し、結果の交
通流パラメータ等が、コンソールモニタに表示される。 以下、第2図を用いて、システム全体の動作の概要に
ついて述べる。 (1)教示モード31において、コンソールモニター900
に表示されているメニユー画面に従い、キーボード700,
マウス800を用いて、人間が、コマンド及びパラメータ
を入力する。そしてI/Oコントローラ600を介して、コマ
ンド及びパラメータがCPU400に送信される。 (2)CPU400ではコマンドを解釈し、設定されたパラメ
ータに基づいて後述するテーブルを作成する。本処理が
終了後、本システムは、計測モード32に移行する。 (3)この時、ITVカメラ100は、道路を俯瞰撮影し、画
像モニター300に、その画像を表示している。 (4)画像処理部200では、CPU400からの起動に従い、I
TVカメラ100で捕えた画像を画像メモリ220、ないしは、
画像処理プロセツサ230に送信し、一連の画像処理を実
行する。 (5)CPU400は、画像処理部200で得られた最終画像及
び、特徴量を解析し、車両の台数,渋滞度平均車速等の
交通流パラメータを演算する。 (6)計測モード終了後、再び教示モードに移行し、人
間のコマンド入力により、結果である交通流パラメータ
のコンソールモニター900への表示,フロツピーデイス
ク500へのセーブ等が行われる。 以上(1)〜(6)の動作のうち、本発明のマンマシ
ンインタフエース部である(1)の動作について、以下
に、詳細を記述する。
【マンマシンインタフエースについての詳細】
本マンマシンインタフエースは、第1図に示すよう
に、5つのコマンドが基本となつている。人間は、コン
ソールモニター900に表示されたメニユー画面に従い、
これらのコマンドをシステムに入力すれば良い。以下
(1)〜(5)に、各コマンドの詳細を述べる。 (1)システム構成制御設定 本コマンドは、本交通流計測システムの基本動作を決
定するためのテーブル、すなわち第4図で示す下記4つ
のテーブルを作成するものである。 (a)アルゴリズム選択テーブル システムに組込まれている数種類の交通流パラメータ
抽出アルゴリズムのなかから、使用条件,環境条件に見
合つた最適なものを選択するテーブル。 設定値 0;アルゴリズム1を選択 1;アルゴリズム2を選択 2;アルゴリズム3を選択 (b)環境条件設定テーブル 計測日の周囲環境条件を格納するテーブル。テーブル
構成は、下記から成つている。 i)時間…計測の時間 設定値 0;昼間に計測 1;薄暮に計測 2;夜間に計測 3;夜明けに計測 ii)天候…計測日の天候 設定値 0〜3;晴 4〜7;雲り 8〜11;雨 12〜15;霧 iii)影の方向…車両の影の向き 設定値 0;上向きに影が発生 1;右上向きに影が発生 2;右向きに影が発生 3;右下向きに影が発生 4;下向きに影が発生 5;左下向きに影が発生 6;左向きに影が発生 7;左上向きに影が発生 (c)道路条件設定テーブル 計測対象の道路面の状態を格納するテーブル。テーブ
ル構成は、下記から成つている。 i)車線数…計測対象の道路の車線数 設定値 n,n=1〜5(車線) ii)車線幅…実際の車線幅の長さ 設定値 m(cm) iii)車線状態 設定値 0;直線道路&合流なし 1;直線道路&器流有 2;湾曲した道路&合流なし 3;湾曲した道路&合流有 iv)車補正係数…ITVカメラの画角による左右路面の歪
の補正用。 設定値 w,0.1w10 上記ii)〜iv)は車線毎に設定する。本実施例では、
最大5車線分用意してある。 (d)車種条件設定テーブル 車両の種類の条件を格納するテーブル。テーブル構成
は、下記から成つている。 i)車種判別数…本交通料計測システムが区別する車輪
の数 設定値1;車種の区別をしない 2;大型車と小型車の2つに区別 3;大,中,小型車の3つの区別 ii)車幅…1つの車種の最小幅の長さ 設定値 P(cm) iii)車長…1つの車種の最小の長さ 設定値 Q(cm) iv)テールランプ幅…1つの車種の最小のテールランプ
間隔の長さ(夜間計測に使用)設定値R(cm) 上記ii)〜iv)は大,中,小型車毎に用意してある。 (2)計測エリア設定 本コマンドは、ITVカメラで捕えた道路面の画像か
ら、計測の対象となる領域を抽出し、以下に述べる車線
ラベル画像と、車線領域テーブルを作成するものであ
る。 本コマンドの処理の手順を、第5図を用いて以下に説
明する。 まず、人間が前記道路面の画像(第6図(a))に対
して、キーボード700あるいは、マウス800にて、大まか
に計測の対象となるエリアをポインテイングして画像の
位置アドレス(ポイント座標)を本交通流計測システム
に入力する。第6図(a)は車線が#1〜#3の3車線
道路の例である。 本交通流計測システムでは、ポイント座標に対応する
位置に第6図(b)に示すようなクロスカーソルを画像
モニター300上に表示する。これにより、正しくポイン
テイングされたか否かを人間が確認することができる。
クロスカーソルと、原画は重ね合わせて表示される。第
6図(b)において、P0L〜P3Lは車線#1の左側の境界
を、P0R〜P4Rは右側の境界を指定するポイント座標点で
ある。車線#2,#3に対しても同様の処理が行われる。 上記のポイント座標入力後、本文通流計測システムで
は、以下に述べる計測エリア抽出処理を、第7図(i)
〜(iii)の手順で行う。 (i)ポイント座標に位置する点を、グラフイツク処理
にてベクトルで結び、(a)に示す様な車線輪郭画像
(2値画像)を画像メモリ220上に作成する。 (ii)次に、(i)で作成した車線輪郭画像を画像処理
プロセツサ230により反転処理、すなわち、画像データ
の0を1に、1を0に変換する処理を行つて、(b)に
示す反転画像を作成する。図中ハツチング部が1であ
り、それ以外(空白)が0である。 (iii)そして、(ii)の反転画像に対して、画像処理
プロセツサ230により1の連結成分に対するラベリング
処理が行われ、(c)で示す様な車線ラベル画像(濃淡
画像)が画像メモリ220上に得られる。(c)におい
て、ラベル1は、背景,ラベル2,3,4はそれぞれ車線#
1〜#3、ラベル0は、車線と背景の境を示している。
本交通流計測システムの計測の対象となる領域は、この
車線ラベル画像により抽出することができる。 例えば、車線#1に対する計測においては、前記車線
ラベル画像から、ラベル2だけを1、それ以外を0にす
る2値化処理を行つて、(d)に示す車線#1のマスク
画像を作成すれば良い。このマスク画像を用いて、前記
第6図(a)の画像から、車線#1だけの領域を限定し
て、交通流の計測をすることができる。それ以外の車線
に対しても、同様である。 そして、上記で述べた、計測エリア抽出処理の後に、
第8図で示す車線領域テーブルが作成される。以下、本
車線領域テーブルについて述べる。 車線領域テーブル 本車線領域テーブルは、計測の対象となる車線の、画
像上の位置情報を格納するもので、下記の構成となつて
いる。 i)フラグ…以下の構成要素に対する更新の有無を決定
する。ユーザが下記の値を設定する。 設定値 0;テーブル更新しない 1;テーブル更新する ii)右側ラインポイント数…車線の右側に対して、ユー
ザが指定したポイント座標の数を格納するエントリー。
前記第6図(b)の例ではP0R〜P4Rの数、すなわち5で
ある。 iii)左側ラインポイント数…車線の左側に対して、ユ
ーザが指定したポイント座標の数を格納するエントリ
ー。前記第6図(b)の例ではP0L〜P3Lの数、すなわち
4である。 iv)測定上限Y座標…車線の計測エリアの上限位置を格
納するエントリー。すなわち、ユーザが指定したポイン
ト座標のうち最小のY座標を格納する。前記第6図
(b)の例では、P0LとP0Rのうちの最小のY座標であ
る。 v)測定下限Y座標…車線の計測エリアの上限位置を格
納するエントリー。すなわち、ユーザが指定したポイン
ト座標のうち最大のY座標を格納する。前記第6図
(b)の例では、P3LとP4Rのうちの最大のY座標であ
る。 vi)画面限界Y座標…ユーザが設定した車線の計測エリ
アが、画面上からはずれる際の限界のY座標を格納する
エントリー。前記第6図の例では、P2LのY座標であ
る。中央の車線等、計測エリアが画面からはずれない場
合は、0が格納される。 vii)左側ラインX,Y座標…車線の左側に対して、ユーザ
が指定した全ポイント座標を上から順に(X,Y)型式で
格納する。前記第6図(b)の例では、P0L(X,Y)から
P3L(X,Y)が格納される。 viii)右側ラインX,Y座標…車線の右側に対して、ユー
ザが指定した全ポイント座標を上から順に、(X,Y)型
式で格納する。前記第6図(b)の例では、P0R(X,Y)
からP4R(X,Y)が格納される。 上記i)〜vii)は、車線の数だけ用意されている。
本実施例では、最大5組である。 (3)座標系設定 本コマンドは、実際の通路面と、ITVカメラ100で撮つ
た画像との距離の対応付けを行うものであり、下記の処
理手順から成つている。 1)直路奥行き距離の設定モード 本モードでは、人間が、キーボード700あるいは、マ
ウス800で、画像モニター300に表示されている通路面の
画像上に、直接ポインテイングし、標準の距離に対応す
る位置をシステムに教示するものである。第9図を用い
て、具体的に説明する。 まず、第9図(a)に示す様に、人間が、道路面の画
像から標準距離の指標となる道路情報、例えば、センタ
ーライン,ガードレール等を見つけ、その位置をポイン
テイングする。本例では、センターラインの白線の切れ
目A〜E点である。センターラインの間隔は20m(白線
長8m)と規定されているため、さらに、人間は、AB,BC,
CD,DEの間隔が20mであるということをシステムに教示す
る。もし、道路面に、前記道路情報が無い場合は、予め
人間が道路に、例えば20m間隔でマーカー等を配置して
おき、これを撮影して、上記と同様の処理を行うように
する。また、上記のポインテイングにおいて、ポインテ
イングされた点A〜Eを通る水平ライン上に、グラフイ
ツク処理を用いてベクトルlA〜lEを表示する。これを第
9図(b)に示す。第9図(b)は、画像モニター300
上に、道路面の画像と、グラフイツク処理によるベクト
ル画像とを重ね合わせて表示したものである。これによ
り、正しくポテンテイングされたか否かを、人間がリア
ルタイムに確認することができる。 2)テーブル作業モード 本モードでは、上記1)で設定された道路の距離情報
や、前記システム構成制御設定、計測エリア設定コマン
ドで作成されたテーブルや、計測エリア情報を用いて、
以下に述べる(a)〜(d)の4つのテーブルを作成す
るものである(第10図に示す)。 (a)車線奥行きテーブル1 本テーブルは車線の奥行き(距離)を設定するテーブ
ル。下記から成つている。 i)フラグ…以下の構成要素に対する更新の有無を決定
する。ユーザが下記の値を設定する。 設定値 0;テーブル更新しない 1;テーブル更新する ii)基準点からの奥行き…前記した道路奥行き距離の設
定モードにより教示された道路の距離情報に基づいて、
以下に述べる値(基準点からの奥行き距離)を格納す
る。 道路面をITVカメラ100で俯瞰撮影すると、前記した第
9図(a),(b)で示す様に、遠方(画面の上方)が
だんだん小さくなる。すなわち、第9図(a)のセンタ
ーラインの間隔は、一様に20mであるが、画像として見
た場合、同図(b)の様に間隔は狭くなる。従つて、1
画素の縦の長さは、画像のライン(走査線)毎に異なつ
てくるため、第10図で示す様な補間処理を行う必要があ
る。 これについて述べる。 第10図の横軸は、画像の縦方向の画素数(Y方向のア
ドレス)を示す。本例では、n+1画素の画像である
(第9図(a),(b))。図中i,j,k,l,mは、第9図
(a)の点E,D,C,B,AのY座標に相当する。また、第13
図の縦軸は、実際の距離(m)を表している。この時、
仮に、l(点BのY座標(画素))を基準点とし、画像
の上方向を正,下方向を負とした場合、lからi,j,kの
距離及びlからmの距離は既知(20m間隔)であり、第1
3図で示すようにプロツトされる。画像の縦方向の0か
らnに対して、i,j,k,l,m以外の既知でないY座標と実
際の距離を対応させるために、第13図の例では直線補間
を用いて近似している。当然ながら、本補間処理におい
て、さらに精度を必要とする場合には、2次関数等を用
いることで対応できる。また、基準点の指定は、前記教
示において、最初にポインテイングされた点である。 本車線奥行きテーブル1の「基準点からの奥行き」
は、第13図で示す補間後の値がY座標0からnに対応し
て格納される。 (b)車線奥行きテーブル2 本テーブルは、基本的には先の車線奥行きテーブル1
と同じであるが、下記の点で違いがある。 すなわち、車線奥行きテーブル1の「基準点からの奥
行き」をさらに画素数で割つて1画素の縦の長さ(1画
素の単位長、cm/画素)を格納するようにしたことであ
る。例えば第13図において、kに位置する1画素の単位
長は(20×100)/(l−k+1)(cm/画素)となる。 (c)車線幅テーブル 本テーブルは、画像として捕えられた車線の車線幅に
対応する画素数を、ライン(Y座標)毎に格納するテー
ブルで、下記から成つている。 i)フラグ…以下の構成要素に対する更新の有無を決定
する。ユーザが下記の値を設定する。 設定値 0;テーブル更新しない 1;テーブル更新する ii)車線の水平方向の画素数…前記した計測エリア設定
コマンドにより抽出された車線のマスク画像(第7図
(d))に対して、画像処理プロセツサ230により水平
方向の投影ヒストグラム抽出を行い、この投影ヒストグ
ラムを、本テーブルに格納する。本「車線の水平方向の
画素数」は、投影ヒストグラム値に対応するものであ
る。 以上のi),ii)は、車線の数に対応して用意してあ
る。 (d)車両判定テーブル 本テーブルは、計測対象の車線上の物体が、画像とし
て捕えられた場合、それが走行している車両か否か(例
えば、ゴミ,路面の汚れ等)を判断するためのテーブル
で、下記から成つている。 i)フラグ…以下の構成要素に対する更新の有無を決定
する。ユーザが下記の値を設定する。 設定値 0;テーブル更新しない 1;テーブル更新する ii)小型車の最低画素数…車両か否かの判断を行うため
に、市場に出ている最低幅の小型車(画像)が、前記計
測エリア設定で抽出された車線のマスク画像に対して、
横幅がどれだけの画素になるかを抽出し、これを格納す
る。最低幅は、前記システム構成制御設定コマンドによ
り作成された車種条件設定テーブルをリードすることに
より得られる。 ここで本テーブルの設定値である「小型車の最低画素
数」をω(Y)(Y=0〜N)とすれば、 で表わされる。 ここで、 P:小型車の最低幅(cm) m:計測対象車線の車線幅(cm)、 前記システム構成制御設定コマンドで作成された道路条
件設定テーブルをリードすることにより得られる。 ω(Y):計測対象車線の水平方向の画素数。前記
(C)の車線幅テーブルをリードすることにより得られ
る。 δ:重み係数,チユーニング用通常0.8 である。 計測対象車線上の物体(画像上)の横幅がラインYに
おいてω(Y)(画素)であるとすれば、 if ω(Y)ω(Y)then車両である else車両でない と判定できる。 上記i),ii)は車線の数だけ用意してある。 (4)システム実行制御設定 本コマンドは、本交通流計測システムの計測ルーチン
の実行方法や、計測結果の出力方法を決定するためのテ
ーブル、すなわち、第11図で示す下記(a),(b)2
つのテーブルを作成するものである。 (a)実行モードテーブル 計測ルーチンの実行方法を決定するテーブル。テーブ
ル構成は、下記から成つている。 i)実行モード…実行制御を指定 設定値 0;オンラインで実行 1;ステツプ単位で実行(計測ルーチンのアルゴリズム評
価,デバツグ用) ii)ループカウント…計測ルーチン実行の繰返し回数LC 設定値 LC(回)但しLC<0入力時は無限ループ (b)出力制御テーブル 計測結果の出力を制御するテーブル。テーブル構成
は、下記から成つている。 i)出力タイマー…計測結果を出力する間隔 設定値 Tm,TS Tm(分)TS(秒)毎に結果を出力す
る。Tm<0であれば出力しない。 ii)出力デバイス…計測結果の転送先の装置 設定値 0;RS2322#0に接続されている装置 1;RS2322#1に接続されている装置 2;RS2322#2に接続されている装置 3;RS2322#2に接続されている装置 4;フロツピーデイスク iii)出力表示…計測結果の表示方法 設定値 0;計測結果は表示しない 1;計測結果をコンソールモニター900に10秒間表示す
る。 2;計測結果をコンソールモニター900に20秒間表示する 負値;計測結果をコンソールモニター900に常に表示す
る (5)チユーニングデータ設定 本コマンドは、計測ルーチンのアルゴリズムのチユー
ニングを行うためのテーブル、すなわち、第12図で示す
下記チユーニングテーブルを作成するものである。 ・チユーニングテーブル 本テーブルは、2値化処理の閾値、ヒストグラムメモ
リのイニシヤルデータ等、計測ルーチンのデバツク時
に、人間がインタラクテイブに変更可能としたものであ
る。アルゴリズムのチユーニングに必要なデータを本テ
ーブルに格納し、計測ルーチン内で本テーブルに設定さ
れたデータを取り込んで、前記2値化処理や、ヒストグ
ラムメモリのイニシヤル処理等が行われる。 以上(1)〜(5)のコマンドについて述べたが、こ
れらのコマンド及びパラメータの設定に関しては、本文
で述べてある様に本文通流計測システムのマンマシンイ
ンタフエースにより、人間との会話形式で実行されるよ
うになつている。また、本実施例に述べた計測ルーチン
は、上記(1)〜(5)で設定されたテーブルに基づい
て動作するものである。
【実施例の効果】
1.操作性の向上 i)会話形式による計測エリアの設定、コマンド,パラ
メータの入力が可能 ii)計測エリア設定後の、ポイント座標部のクロスカー
ソル表示等、原画とグラフイツク表示の重ね合わせ。
(視認性向上にもつながる) iii)チユーニングテーブルを設けたことにより計測ア
ルゴリズムの開発がしやすい。 2.メモリの削減(システムの小型化) i)計測エリアの管理を、車線のラベル画像で行つてい
るため、車線の数だけマスク画像を記憶するための画像
メモリを不要とする。 ii)車線領域テーブルを設けて、計測エリアの管理(ポ
イント座標を記憶して計測エリアの形状を記憶→情報量
削減)をしているため、主記憶メモリの削減、及びフロ
ツピーデイスク等の外部記憶素子のメモリ専有率の削減
が可能。 3.認識率の向上 i)システム構成制御設定コマンドで作成されたテーブ
ルにより、道路環境の変化,時間,天候の変化,計測対
象の車両の車種の変化等にも対応できる。 ii)座標系設定コマンドで作成されたテーブルにより、
実空間距離と、画像上の距離との対応が取れるため、車
両の認識の精度が向上する。 〔発明の効果〕 本発明によれば、会話形式で計測エリアの設定,コマ
ンド,パラメータ等のデータの設定ができ、それをグラ
フイツク表示等により人間が確認ができ、さらに、チユ
ーニングテーブル内蔵によりアルゴリズム変更がインタ
ラクテイブに実現できるので交通流計測システムの操作
性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコマンド構成図、第2図は本発明の実
施例のハードウエア構成図、第3図〜第13図は本発明の
実施例の説明図である。 100……ITVカメラ、200……画像処理部、300……画像モ
ニター、400……CPU(Cemtral Processing Umit)、500
……フロツピーデイスク、600……I/Oコントローラ、70
0……キーボード、800……マウス、900……コンソール
モニター。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 芳樹 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (72)発明者 柴田 敏郎 東京都千代田区神田駿河台4丁目6番地 株式会社日立製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−35157(JP,A) 特開 昭62−20078(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】路面上を撮影するための撮影装置と、該撮
    影装置から得られた画像を画像処理する画像処理装置
    と、該画像処理装置から得られた画像から車両の台数,
    平均速度,道路の渋滞度のうちの少なくとも1つの交通
    流パラメータを抽出する演算器とを備えた交通流計測シ
    ステムにおいて、 前記撮影装置および前記画像処理装置から得られた画像
    を表示する表示装置と、前記交通流パラメータの抽出の
    対象となる路面上のエリアを特定するための画像領域を
    前記表示装置の画面上でポインターを操作することによ
    り入力する入力手段とを有し、 前記演算器は、入力された前記画像領域の大きさと実際
    の路面上のエリアの奥行きおよび幅との対応付けをも行
    うことを特徴とする交通流計測システム。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の交通流計測シ
    ステムにおいて、前記画像処理装置は、入力された前記
    画像領域についてグラフイツク処理を用いてポイント座
    標間の補間を行い前記画像領域の輪郭画像を作成し、該
    輪郭画像の反転画像を作成し、該反転画像に対して連結
    成分へのラベリング処理を行つてラベル画像を作成し、
    該ラベル画像に対して特定のラベルの画素の値のみを1
    とし、それ以外を0とする様な2値化処理によつて2値
    画像を作成し、この2値画像の1の領域を計測対象のエ
    リアとして、前記演算器に提供することを特徴とする交
    通流計測システム。
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